JP2015031782A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の内部に検知部受光用画像に起因する迷光の防止用遮光部材を設けなくとも、検知部受光用画像を形成する光束が迷光としてユーザに呈示すべき画像を形成する光束に混入するのを極力防止する画像表示装置を提供する。【解決手段】本発明の画像表示装置は、ユーザに呈示すべき画像の画像データに従って光源部1の点灯を制御する光源制御部2に駆動データを出力する画像処理部7、光源部1から照射された光束Pを走査してユーザに呈示すべき画像を形成する光束走査部3、光束走査部3の走査領域内でかつユーザに呈示すべき画像の画像形成領域外に配置された走査光束検知部5、走査光束検知部5が受光する検知部受光用画像を作成する検知部受光用画像作成部9を備え、検知部受光用画像はこの検知部受光用画像を形成する光束P’を走査光束検知部5が受光すると消され、光束走査部3は走査光束検知部5が受光した検知部受光用画像により走査幅が調整される。【選択図】 図1

Description

本発明は、二次元方向に光束を走査することにより画像を形成する画像表示装置に関する。
従来から、揺動ミラーを揺動させて二次元方向に光源部からの光束を走査することにより、スクリーン上に画像を形成する画像表示装置が知られている。この種の画像表示装置には、走査の往路方向と復路方向とで1個の画像を形成するものがある。
この種の画像表示装置では、環境温度や経年変化によって揺動ミラーの実際の位相とこの揺動ミラーを駆動する駆動電圧の位相とがずれることがある。また、揺動ミラーの駆動電圧に対する揺動ミラーの回転角度(揺動ミラーの駆動電圧に対する感度)が変化することもある。
このように、環境温度や経年変化によって、揺動ミラーの位相や感度が変化すると、走査の往路方向の画像の画像形成位置と復路方向の画像の画像形成位置とがずれるために、画像品質が劣化する。
そこで、画像形成領域の外側にまで光束の走査領域を広げ、その画像形成領域の外側の走査領域にフォトダイオード受光用画像(検知部受光用画像)を形成し、そのフォトダイオード受光用画像をフォトダイオード(走査光束検知部)に受光させている。
このものによれば、そのフォトダイオードの受光タイミングを利用して、ミラーの揺動角度、光源部の発光タイミングが制御され、画像形成位置、画像サイズの調整が図られる。これにより、光束の走査による往路方向の画像の画像形成位置と復路方向の画像の画像形成位置とが一致される。
なお、画像表示装置には、走査周期と同期して、フォトダイオードの受光タイミングで光源を発光させる構成のものも知られている(特許文献1参照)。
ところで、この種の画像表示装置では、環境温度や経年変化によって、フォトダイオード受光用画像の形成位置もずれるため、そのフォトダイオードにフォトダイオード受光用画像を確実に受光させるためには、フォトダイオード受光用画像のサイズを大きくしなければならない。
しかしながら、フォトダイオード受光用画像のサイズを大きく形成すると、そのフォトダイオード受光用画像を形成する光束が迷光としてユーザに呈示すべき画像を形成する光束に混入して、ユーザに呈示すべき画像の品質が劣化するおそれが大きくなる。
これを回避するために、画像表示装置の装置本体の内部に迷光の防止用遮光部材を設けることが考えられる。しかし、迷光の防止用遮光部材を装置本体の内部に設けることにすると、画像表示装置が大型化し、小型化が要求される画像表示装置に迷光の防止用遮光部材を設けるのは難しい。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、装置本体の内部に検知部受光用画像に起因する迷光の防止用遮光部材を設けなくとも、検知部受光用画像を形成する光束が迷光としてユーザに呈示すべき画像を形成する光束に混入するのを極力防止することのできる画像表示装置を提供することにある。
本発明の画像表示装置は、ユーザに呈示すべき画像の画像データに従って光源部の点灯を制御する光源制御部に駆動データを出力する画像処理部と、光源部から照射された光束を走査してユーザに呈示すべき画像を形成する光束走査部と、光束走査部の走査領域内でかつユーザに呈示すべき画像の画像形成領域外に配置された走査光束検知部と、走査光束検知部が受光する検知部受光用画像を作成する検知部受光用画像作成部とを備え、検知部受光用画像はこの検知部受光用画像を形成する光束を走査光束検知部が受光すると消され、光束走査部3は走査光束検知部5が受光した検知部受光用画像により走査幅が調整される。
本発明によれば、光束検知部が検知部受光用画像を受光すると検知部受光用画像が消されるので、装置本体の内部に迷光の防止用遮光部材を設けなくとも、検知部受光用画像を形成する光束が迷光としてユーザに呈示すべき画像を形成する光束に混入するのを極力防止することができる。
図1は本発明の実施例1に係る画像表示装置のブロック回路図である。 図2は図1に示す画像表示装置による走査領域と画像形成領域とフォトダイオード受光用画像形成領域との関係を模式的に示す説明図である。 図3は図1に示す揺動ミラー制御部のy方向の駆動電圧の波形図である。 図4は図1に示す画像表示装置の作用を説明するためのフローチャート図である。 図5は本発明の実施例2に係る画像表示装置による走査領域と画像形成領域とフォトダイオード受光用画像形成領域との関係を模式的に示す説明図である。 図6は本発明の実施例2に係る画像表示装置の揺動ミラー制御部のy方向の駆動電圧の波形図である。 図7は図5に示す説明図の部分拡大図である。 図8は本発明の実施例3に係る画像表示装置のブロック回路図である。 図9は図8に示す実施例3に係る画像表示装置の作用を説明するためのフローチャート図である。 図10は本発明の実施例3に係る画像表示装置の画像形成領域のサイズに対するフォトダイオード受光用画像の輝度とフォトダイオード受光感度との関係を示す表図である。 図11は本発明の実施例4に係る画像表示装置のフローチャート図である。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1に係る画像表示装置のブロック回路図である。その図1において、1はレーザ光源部(光源部)、2はレーザ光源制御部(光源制御部)、3は揺動ミラー(光束走査部)、4は揺動ミラー制御部、5はフォトダイオード(走査光束検知部)、6はフォトダイオード受光出力検知部、7は画像処理部、8は外部画像入力部、9はフォトダイオード受光用画像作成部(検知部受光用画像作成部)、10は位置演算部である。
外部画像入力部8は、ユーザに呈示すべき画像形成用の画像データを画像処理部7に向かって出力する。フォトダイオード受光用画像作成部9はフォトダイオード5に受光させるフォトダイオード受光用画像作成用の画像データを画像処理部7に向かって出力する。
画像処理部7は、それらの画像データにもとづいてレーザ光源部1の発光タイミング、発光強度(発光パワー)等のレーザ光源部1の駆動データを生成する。その駆動データはレーザ光源制御部2に入力される。レーザ光源制御部2はその駆動データに基づいてレーザ光源部1を発光制御(点灯制御)する。
揺動ミラー制御部4は、揺動ミラー3を周期的に揺動させる。図3は、レーザ光束をy方向に走査させるために揺動ミラー3をy方向に揺動させるための揺動ミラー制御部4の駆動電圧の波形を示している。なお、ここでは、この駆動電圧の波形は三角波であるが、サイン波でも良い。
レーザ光源部1から射出されたレーザ光束Pは、揺動ミラー3によって、反射偏向されて、図2に示すように、x方向とy方向の二次元方向に走査される。その図2において、符号G1はユーザに呈示すべき画像を形成する画像形成領域(画像描画領域)、符号G2はその画像形成領域よりも外側の走査領域を示す。
レーザ光源部1から出射されたレーザ光束Pが、その揺動ミラー3によりx方向及びy方向に反射・偏向されてユーザに呈示すべき往路方向の画像が画像形成領域G1内に形成される。また、x方向と反対方向の−x方向及びy方向に反射・偏向されてユーザに呈示すべき復路方向の画像が画像形成領域G1内に形成される。
フォトダイオード5は画像形成領域G1の外側で走査領域G2の内側に設けられている。ここでは、そのフォトダイオード5は、走査領域G2の走査開始側でかつy方向の走査終了側の位置に設けられている。
画像処理部7は、フォトダイオード受光用画像作成部9の画像データに従って、そのフォトダイオード5の配設位置の近傍に設計上定められた既定サイズのフォトダイオード受光用画像が形成されるように、駆動データを生成する。
これにより、符号G3で示すフォトダイオード受光用画像形成領域G3内にフォトダイオード受光用画像(検知部受光用画像)が形成される。なお、フォトダイオード受光用画像のサイズは環境温度、経年変化を見込んで設計上決定される。
そのフォトダイオード5は、図1に示すように、フォトダイオード受光用画像を形成するレーザ光束P’を受光して、受光信号S1をフォトダイオード受光出力検知部6に向かって出力する。
位置演算部10は、そのフォトダイオード受光出力検知部6の受光信号S1に基づいてレーザ光源制御部2にレーザ光源部1の発光を停止させるための消灯信号S2を出力する。これと共に、走査領域G2の走査開始位置、走査領域G2の走査幅を決定するために揺動ミラー3の揺動幅を調整する調整信号S3を揺動ミラー制御部4に向かって出力する。
なお、揺動ミラー3のy方向の走査周期T(図3参照)は、そのフォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受光した時点から次にフォトダイオード受光用画像を受光した時点までの時間により定まる。
次に、この実施例1に係る画像表示装置の作用を、図2ないし図4を参照しつつ説明する。揺動ミラー3は、x方向及びy方向に揺動されているものとする。
図2において、符号(0、0)は走査領域G2の走査開始座標位置を示し、符号(X、0)は走査領域G2の第1番目の走査線の走査終了座標位置を示し、符号(0、i)は走査領域G2の第i番目の走査線の走査開始座標位置を示し、符号(X、i)は走査領域G2の第i番目の走査線の走査終了座標位置を示している。
また、符号(0、j)は走査領域G2の第j番目の走査開始座標位置を示し、符号(X、j)は走査領域G2の第j番目の走査終了座標位置を示し、符号(0、n)は走査領域G2の第n番目の走査開始座標位置を示し、符号(X、n)は走査領域G2の第n番目の走査終了座標位置を示している。
更に、符号(X、i)は走査領域G2の第i番目の走査による画像形成領域G1の描画開始座標位置を示し、符号(X、i)は走査領域G2の第i番目の走査による画像形成領域G1の描画終了座標位置を示し、符号(X、j)は走査領域G2の第j番目の走査による画像形成領域G1の描画開始座標位置を示し、符号(X、j)は走査領域G2の第j番目の走査による画像形成領域G1の描画終了座標位置を示している。なお、その図2には、走査線と座標位置との関係は模式的に描かれている。
揺動ミラー3は、第1番目の走査により走査終了座標位置(X、0)に達すると、その走査終了座標位置(X、0)からx方向と反対方向に揺動されて、第2番目の走査が行われる。揺動ミラー3は、そのx方向及びそのx方向と反対方向に揺動されながらy方向に揺動され、走査終了座標位置(X、n)に達すると、y方向と反対方向に揺動されて、走査開始座標位置(0、0)に戻る。
その揺動ミラー3の揺動中に、画像形成領域G1の描画開始座標位置に対応する揺動位置に達すると、ユーザに呈示すべき画像を形成する画像データに従って、レーザ光源部1がレーザ光源制御部2により適宜発光制御される。
画像表示装置は、通常、この動作を実行し、揺動ミラー3がフォトダイオード受光用画像形成領域G3に対応する揺動位置に達する。すると、フォトダイオード受光用画像データに従って、レーザ光源部1がレーザ光源制御部2により発光制御される(図4のS.1)。
これにより、フォトダイオード受光用画像の描画が開始される(S.2)。フォトダイオード5がレーザ光の受光を検知すると、そのフォトダイオード5から受光出力が出力される(S.3)。そのフォトダイオード5が受光出力を検知しないと、フォトダイオード受光用画像が既定のサイズとなるまで(S.4)、このフォトダイオード受光用画像を描画する処理が繰り返される(S.3、S.4)。
フォトダイオード5が受光出力を出力すると、その受光出力がフォトダイオード受光出力検知部6に入力される。フォトダイオード受光出力検知部6はその受光出力を例えば増幅して位置演算部10に向かって出力する。
位置演算部10は、そのフォトダイオード5の受光結果に基づいて、フォトダイオード受光用画像の描画を停止させるための消灯信号S2をレーザ光源制御部2に向かって出力する(S.5)。
また、位置演算部10は、フォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受光したタイミングにより、ユーザに呈示すべき画像の描画開始位置や画像形成領域G2のサイズを一定に保つために、揺動ミラー3の揺動範囲を調整する調整信号S3を揺動ミラー制御部4に出力する。これにより、揺動ミラー3の揺動位置、揺動幅が調整され、画像形成領域G2が経時変化等にかかわらず一定に調整される。
揺動ミラー制御部4が設計上予定された条件のもとで揺動したとしても、画像表示装置が置かれている環境の環境温度や経年変化によって、走査領域G2の走査開始位置、走査幅が変動する。
その理由は、既述したように、揺動ミラー3の位相差(実際の揺動ミラー3の位相と揺動ミラー3を駆動する駆動電圧の位相との差)、揺動ミラー3の回転方向の感度(揺動ミラー3の駆動電圧に対する揺動ミラーの回転角度)が変化するからである。
そこで、従来から、画像表示装置には、この環境温度、経年変化に起因する走査領域G2の走査開始位置、走査幅を調整するために走査領域G2の内側で画像形成領域G1の外側にフォトダイオード5が配設されている。
環境温度、経年変化にかかわらず、そのフォトダイオード5にフォトダイオード受光用画像を確実に受光させるためには、フォトダイオード受光用画像形成領域G3のサイズを環境温度、経年変化によるフォトダイオード受光用画像の変動分を見込んでフォトダイオード5の受像面積よりも大きく形成しなければならない。
このようにフォトダイオード受光用画像形成領域G3のサイズを大きく形成すると、その分、フォトダイオード受光用画像を形成するレーザ光束P’が画像形成領域G1内に迷光として混入する可能性が大きくなる。
しかしながら、この実施例1によれば、フォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受像すると、フォトダイオード受光用画像が消されるので、フォトダイオード受光用画像のサイズは設計上予定された大きさよりも小さくなる。その結果、フォトダイオード受光用画像に起因する迷光がユーザに呈示すべき画像、すなわち、画像形成領域G1内に混入するのが防止される。
なお、フォトダイオード受光用画像を消灯するタイミングは、フォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受像したと同時であっても良いし、一定時間経過後であっても良い。
(実施例2)
この実施例2では、図5に示すように、フォトダイオード5は走査領域G1内の走査開始側で、画像形成領域G2の外側に設けられている。その図5は実施例1の図2に対応する図であり、図2に示す構成要素と同一構成要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
また、図6は、レーザ光束Pをy方向に走査させるために、揺動ミラー3をy方向に揺動させるためのミラー制御部4の駆動電圧の波形を示している。その図6は実施例2の図3に対応する図であり、図3に示す構成要素と同一構成要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
ユーザに呈示すべき画像は、走査査領域G1の走査開始側でフォトダイオード受光用画像の形成後に、その描画が開始される。図7はその図5に示す走査領域G1の走査開始側の部分拡大図である。
その図7には、フォトダイオード受光用画像形成領域G3に、往路方向(右方向)の走査によるフォトダイオード受光用画像(+x方向の画像)G4、復路方向(左方向)の走査によるフォトダイオード受光用画像(−x方向)G5が示されている。フォトダイオード受光用画像G6はこのフォトダイオード受光用画像G4、G5の重なりにより構成される。
その図7において、網点で示す部分は、フォトダイオード受光用画像G4とフォトダイオード受光用画像G5の重なり部分を示している。
位置演算部10は、そのフォトダイオード受光画像G4のx方向の受光タイミングとそのフォトダイオード受光用画像G5の−x方向の受光タイミングの差とから、往路方向の走査による画像と復路方向の走査による画像との位置ずれを演算し、その位置ずれが解消されるように、走査領域G2の走査開始位置、走査幅を調整する調整信号S3を揺動ミラー制御部4に出力する。
また、位置演算部10は、y方向の走査については、単位時間当たりの走査線の本数で判断する。この単位時間当たりの走査線の本数が所定の閾値以内にない場合には、所定の閾値以内になるように、調整信号S3を揺動ミラー制御部4に出力する。
走査領域G2のy方向の走査開始位置がフォトダイオード5のy方向の幅の1/2以上であれば、所定の環境条件のもとで、フォトダイオード5はフォトダイオード受光用画像を受光できる。
この実施例2によれば、フォトダイオード受光用画像形成領域G3の画像形成開始位置(X、m)がユーザに呈示すべき画像の画像形成領域G1から遠く離れた走査領域G2の走査開始位置の側にある。これに対して、既定サイズのフォトダイオード受光用画像形成領域G3の形成終了位置(X、m’)がユーザに呈示すべき画像の画像形成領域G1の画像形成開始位置の近くにある。
しかしながら、フォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受像したタイミングで、フォトダイオード受光用画像を消すことにしている。なので、フォトダイオード受光用画像G6は画像形成領域G3から離れた位置になり、フォトダイオード受光用画像に起因する迷光がユーザに呈示すべき画像に混入するのを回避することができる。
また、フォトダイオード受光用画像G6の表示面積は一定となるが、フォトダイオード受光用画像G4とフォトダイオード受光用画像G5との重なっていない部分では輝度が小さくなる。従って、その分、フォトダイオード受光用画像G6に起因する迷光が目立たなくなる。
(実施例3)
画像形成領域G1内に形成されるユーザに呈示すべき画像に黒色画像の割合が多い場合、又は、画像形成領域G1内に形成されるユーザに呈示すべき画像の割合が少ない場合には、フォトダイオード受光用画像に起因する迷光が目立ち易くなる。
この実施例3では、これを回避するために、ユーザに呈示すべき画像の輝度に応じてフォトダイオード5の受光感度上げるようにして、ユーザに呈示すべき画像にフォトダイオード受光用画像に起因する迷光が混入するのを防止する構成としたものである。
具体的には、画像表示装置は、図8に示すように、フォトダイオード受光用感度制御部11を備えている。画像処理部7は、外部画像入力部8から入力された画像の輝度を解析して、画像形成領域G1(図5参照)内に形成する画像の輝度が所定値未満の場合、呈示すべき画像に黒色画像の割合が多いとして、フォトダイオード受光用感度制御部11にフォトダイオード5の受光感度を上げる信号S4を出力する。フォトダイオード受光用感度制御部11はその信号S4に応じて感度調節信号S5をフォトダイオード5に出力する。
これにより、フォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を検知するタイミングが感度を上げる前のタイミングに較べて早まる。その結果、フォトダイオード受光用画像を消すタイミングが早められ、フォトダイオード受光用画像に起因する迷光が目立つのを抑制できる。
なお、ここでは、フォトダイオード5の受光感度を上げて、迷光を目立たなくなる構成としているが、これに限るものではない。例えば、画像処理部7が外部画像入力部8から入力された画像の輝度を解析して、画像形成領域G2内に形成する画像の輝度が所定値未満の場合、呈示すべき画像に黒色画像の割合が多いとして、フォトダイオード受光用画像の輝度を下げるようにレーザ光源制御部2を制御する構成とすることもできる。また、フォトダイオード受光用画像の輝度とフォトダイオード5の受光感度とを同時に変更する構成とすることもできる。
図9は、そのフォトダイオード受光用画像の輝度設定とフォトダイオード5の受光感度設定の一例を示すフローチャートである。
画像処理部7は、外部画像入力部8から入力される画像の画像形成領域G1に対する割合を演算する(S.11)。ユーザに呈示すべき画像を表示しない領域を黒色画像が表示される領域とみなせば、表示すべき画像のサイズの合計は、黒色画像を除外したサイズである。
なお、輝度が零の完全黒色画像ではなく、濃灰色の画像をユーザに呈示すべき画像ではないとして表示すべき画像のサイズから除外してその割合を演算しても良い。
画像処理部7は、その割合に応じて、フォトダイオード受光用画像の輝度を設定する(S.12)。ついで、画像処理部7はその割合に応じてフォトダイオード5の受光感度を設定する(S.13)。そのフォトダイオード受光用画像の輝度、そのフォトダイオード5の受光感度の設定については後述する。
揺動ミラー3が、フォトダイオード受光用画像形成領域G3の画像形成開始位置に対応する位置に達するまで、フォトダイオード受光用画像の描画は開始されない。揺動ミラー3がフォトダイオード受光用画像形成領域G3の画像形成開始位置に達すると、レーザ光源部1が発光され、フォトダイオード受光用画像の描画が開始される(S.14、S.15)。
そのフォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受光しない場合、フォトダイオード受光用画像が既定サイズとなるまで、フォトダイオード受光用画像の描画が繰り返される(S.16、S.17)。
そのフォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受光しない場合、フォトダイオード受光用画像が既定サイズとなると、レーザ光源部1が消灯され、フォトダイオード受光用画像の描画が終了する(S.18)。
そのフォトダイオード5がフォトダイオード受光用画像を受光すると、所定のタイミングでレーザ光源部1が消灯され、フォトダイオード受光用画像が既定サイズに達する前に消される(S.18)。
(フォトダイオード受光用画像の輝度、フォトダイオード受光感度の設定の一例)
画像処理部7は、図10に示す設定テーブルを有している。
この画像処理部7は、画像形成領域G1のサイズに対して外部画像入力部8から入力される画像(ユーザに呈示すべき画像)の割合が50%以上の場合には、図10に示す設定テーブルに従って通常通りフォトダイオード受光用画像の輝度、フォトダイオード5の受光感度を設定する。なお、通常通りの設定とは、予め設計により設定されたフォトダイオード受光用画像の基準輝度、フォトダイオード5の基準感度をいう。
画像処理部7は、画像形成領域G1のサイズに対して外部画像入力部8から入力される画像(ユーザに呈示すべき画像)の割合が10%以上50%未満の場合には、図10に示す設定テーブルに従ってフォトダイオード受光用画像の輝度を通常の0.7倍に設定し、フォトダイオード5の受光感度を通常の1.5倍に設定する。
また、画像処理部は7は、画像形成領域G1のサイズに対して外部画像入力部8から入力される画像(ユーザに呈示すべき画像)の割合が10%未満の場合には、図10に示す設定テーブルに従ってフォトダイオード受光用画像の輝度を通常の0.5倍に設定し、フォトダイオード5の受光感度を通常の2倍に設定する。
フォトダイオード5の受光感度とフォトダイオード受光用画像の輝度とはほぼ逆比例の関係にあり、従って、フォトダイオード受光用画像の輝度と受光感度とを変更したとしても、フォトダイオード5の受光タイミングは変わらない。
この実施例3によれば、画像形成領域G1のサイズに対して実際にユーザに呈示すべき画像のサイズが小さい場合、フォトダイオード受光用画像の輝度を下げ、その低減分だけ、フォトダイオード5の受光感度を高めている。なので、フォトダイオード受光用画像の受光タイミングを変化させることなく、フォトダイオード受光用画像に起因する迷光を防止できる。
(実施例4)
この実施例4では、図11に示すように、画像処理部7は、外部画像入力部8から入力された画像を構成する色成分のうちのR(赤色)、G(緑色)、B(青色)色の強度を比較して、これらの三色の色のうちの強度が最も高い色を判定する(S.21)。
ついで、画像処理部7は、フォトダイオード受光用画像の色をその最も強度が高い色と同じ色に変換する(S.22)。例えば、外部画像入力部8から入力された画像を構成する色成分のR(赤色)の強度が最も高い場合には、フォトダイオード受光用画像を赤色に設定する。
S.23からS.27までの処理は、図4に示すS.1ないしS.5の処理と同一なので、その詳細な説明は割愛する。この実施例4では、ユーザに呈示すべき画像の全体の色味に近い色をフォトダイオード受光用画像として形成することにしたので、フォトダイオード受光用画像に起因する迷光を目立たなくすることができる。
なお、この実施例4では、画像処理部7は、外部画像入力部8から入力された画像を構成する色成分のうちのR(赤色)、G(緑色)、B(青色)色の強度を比較して、画像処理部7がこれらの三色の色のうちの強度が最も高い色を判定する構成として説明した。
しかしながら、画像処理部7は、外部画像入力部8から入力された画像を構成するR、G、Bの色成分から中間色を求め、この中間色によりフォトダイオード受光用画像を形成する構成とすることもできる。また、実施例3に示す処理と実施例4に示す処理との両方を行う構成とすることもできる。
1…レーザ光源部(光源部)
2…レーザ光源制御部(光源制御部)
3…揺動ミラー(光束走査部)
5…フォトダイオード(走査光束検知部)
7…画像処理部
9…フォトダイオード受光用画像作成部(検知部受光用画像作成部)
P…レーザ光束
特開2009−180753号公報

Claims (5)

  1. ユーザに呈示すべき画像の画像データに従って光源部の点灯を制御する光源制御部に駆動データを出力する画像処理部と、前記光源部から射出された光束を走査して前記ユーザに呈示すべき画像を形成する光束走査部と、前記光束走査部の走査領域内でかつ前記ユーザに呈示すべき画像の画像形成領域の外側に設けられた走査光束検知部と、前記走査光束検知部が受光する検知部受光用画像を作成する検知部受光用画像作成部とを備え、前記検知部受光用画像は該検知部受光用画像を形成する光束を前記走査光束検知部が受光すると消され、前記光束走査部は前記走査光束検知部が受光した検知部受光用画像により走査幅が調整されることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記検知部受光用画像は、前記光束走査部の走査開始側に形成され、前記ユーザに呈示すべき画像がその後に形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記ユーザに呈示すべき画像の画像形成領域のサイズに対して実際に表示すべき画像のサイズが所定値以下のときに、前記検知部受光用画像の輝度を下げ、前記走査光束検知部の受光感度を上げることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記検知部受光用画像の輝度の低減分に逆比例して、前記走査光束検知部の受光感度を高めることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記ユーザに呈示すべき画像を構成する色成分に応じて、前記検知部受光用画像の色を調整することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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