JP2015031768A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像の品質を維持しながら、高い解像度感を有する映像を表示できる投写型映像表示装置を提供する。【解決手段】投写型映像表示装置100は、映像入力信号に応じて映像光を生成する映像生成部20と、映像光を投写面に投写する投写光学系60と、映像光の光路上に設けられ、映像光の投写面上での表示位置を変更する光路変更部80と、映像生成部と投写光学系と光路変更部とを制御する制御部70と、を備え、制御部は、投写光学系から投写される映像を調整するときに、光路変更部による表示位置の変更を停止する。【選択図】 図7

Description

本開示は、投写型映像表示装置に関し、映像の品質を維持しながら、解像度感を向上させた投写型映像表示装置に関する。
従来、高解像度で高品質な映像を得るために、表示素子で生成された映像光の光路を制御し、投写面上で表示させる位置を変化させる、所謂、ウォブリング素子を挿入した投写型映像表示装置が知られている。一例としては、互いに垂直な方向に偏芯可能なレンズを投写光学系に挿入することにより、スクリーン上の画素位置を移動させ、高品質な映像を表示できる投写型映像表示装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−084581号公報
投写型映像表示装置では、装置とスクリーンとの位置関係が変化すると、フォーカスを調整する必要がある。加えて、投写型映像表示装置は、スクリーンサイズを変更したり、映像光が投写されるエリアを変更したりすることが可能なため、ユーザによって変更する場合がある。
ウォブリング素子によって高品質な映像を表示することができる一方で、上記のような調整を行なう場合は、映像光の光路が絶えず振動しているため、調整が困難となり、精度が低いものとなってしまう虞がある。
本開示は、上述した課題を解決するためのものであり、高い解像度感を有する映像を表示できる投写型映像表示装置において、スクリーン上に表示される映像を容易に調整できる投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本開示に係る投写型映像表示装置(例えば、投写型映像表示装置100)は、映像入力信号に応じて映像光を生成する映像生成部(例えば、映像生成部20)と、映像光を投写面に投写する投写光学系(例えば、投写光学系60)と、映像光の光路上に設けられ、映像光の投写面上での表示位置を変更する光路変更部(例えば、光路変更部80)と、映像生成部と投写光学系と光路変更部とを制御する制御部(例えば、制御部70)と、を備えるものである。この投写型映像表示装置において、制御部は、投写光学系から投写される映像を調整するときに、光路変更部による表示位置の変更を停止することを要旨とする。
本開示によれば、光路変更部を備える投写型映像表示装置においても、スクリーン上に表示される映像を容易に調整できる。
上記の投写型映像表示装置において、制御部は、ユーザからの指示に応じて、光路変更部による表示位置の変更を停止する構成とするとよい。上記指示は、具体的には、フォーカス、ズーム、レンズシフトおよびスクリーンフィッティングのいずれかに関するものである。
上記の投写型映像表示装置において、投写光学系が調整されたことを検出する調整検出部(例えば、調整検出部64)をさらに備え、制御部は、調整検出部からの信号に応じて、光路変更部による表示位置の変更を停止する構成とするとよい。
上記の投写型映像表示装置において、自装置の設置状態を検出する状態検出部(例えば、状態検出部102)をさらに備え、制御部は、状態検出部からの信号に応じて、光路変更部による表示位置の変更を停止する構成とするよい。
本開示によれば、スクリーン上に表示される映像を容易に調整できる投写型映像表示装置を提供できる。
本開示に係る投写型映像表示装置の外観斜視図である。 本開示に係る投写型映像表示装置の構成を示すブロック図である。 本開示に係る投写型映像表示装置の光学構成を説明する模式図である。 本開示に係る映像生成部から投写光学系までの光学構成を示す模式図である。 本開示に係るガラスユニットの構成を説明する斜視図である 本開示に係るガラスユニットの状態の変化を説明する側面図である 本開示に係る制御部の構成を示すブロック図である。 映像入力信号と表示素子とが同じ解像度の場合における映像入力信号と映像出力信号の関係を示す説明図である。 映像入力信号が表示素子の4倍の解像度である場合における映像入力信号と映像出力信号の関係を示す説明図である。 映像入力信号が表示素子の4倍の解像度である場合における映像入力信号と映像出力信号の関係を示す説明図である。 光路変更部を介して投写されるときの、複数のサブフレームのスクリーン上での表示位置の関係を示す説明図である。 光路変更部による画素の移動量を確認するためのテストパターンについて説明する説明図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(投写型映像表示装置の構成)
投写型映像表示装置100の構成について図1および図2を用いて説明する。図1は、投写型映像表示装置100の外観斜視図である。図1に示すように、投写型映像表示装置100は、映像入力信号に応じて生成した映像光をスクリーン500へ投写する。
図2は、投写型映像表示装置100の構成を示すブロック図である。投写型映像表示装置100は、光源部10と、映像入力信号に応じて映像光を生成する映像生成部20と、光源部10からの光を映像生成部20へ導く導光光学系50と、生成された映像光をスクリーン500へ投写する投写光学系60と、光源部10や映像生成部20などの制御を行う制御部70とを有する。
詳細は後述するが、投写型映像表示装置100は、映像生成部20にて生成された映像光を、スクリーン500上において、画素ピッチ以下の範囲で表示位置をずらすための光路変更部80をさらに備える。投写型映像表示装置100は、光路変更部80によって、映像生成部20にて生成された映像光の、スクリーン500上での表示位置を、例えば、1/2画素ずらすことにより、投写型映像表示装置100は解像度感の高い映像を提供することができる。
(投写型映像表示装置の光学構成)
投写型映像表示装置100の光学構成について図3を用いて説明する。図3は、投写型映像表示装置100の光学構成を示す模式図である。
光源部10から出射した白色光は、レンズ52に入射し、ロッド54の入射面近傍で集光する。ロッド54に入射した光は、ロッド内部で複数回反射することによって、光強度分布が実質的に均一化されて出射する。ロッド54から出射した光は、レンズ56によって集光される。レンズ56は、ロッド54の出射面の像を後述するDMDに結像させるリレー系のレンズである。ミラー58で反射した後、レンズ22を介して全反射プリズム24に入射する。レンズ22は、入射した光を略平行に集光するレンズである。
全反射プリズム24は2つのプリズムから構成され、互いのプリズムの近接面には薄い空気層26が介在している。空気層26は臨界角以上の角度で入射する光を全反射する。レンズ22を介して、全反射プリズム24に入射した光は、全反射面で反射されて、カラープリズム28に入射する。
カラープリズム28は3つのプリズムからなり、それぞれのプリズムの近接面には、青反射のダイクロイック膜30と赤反射のダイクロイック膜32が形成されている。カラープリズム28に入射した光は、青反射のダイクロイック膜30と赤反射のダイクロイック膜32とによって、青、赤、緑の色光に分離され、それぞれDMD34、36、38に入射する。DMD34、36、38は、映像入力信号に応じて、投写光学系60を構成する投写レンズに入射する光と、投写レンズの有効外へ進む光とにマイクロミラーを偏向させて分離する。
DMD34、36、38によって反射された光は、再度、カラープリズム28を透過する。カラープリズム28を透過する過程で、分離された青、赤、緑の各色光は合成され、全反射プリズム24に入射する。全反射プリズム24に入射した光は空気層26に臨界角以下で入射するため、透過して、投写光学系60に入射する。このようにして、DMD34、36、38によって形成された映像光が、スクリーン上に投写される。
映像生成部20にはDMD34、36、38を用いているため、液晶パネルに比べて、耐光性、耐熱性が高い投写型映像表示装置100が構成できる。さらに、3つDMDを用いているため、色再現が良好で、明るく高精細な投写映像を得ることができる。
(光路変更部の構成)
光路変更部80の構成について図4を用いて説明する。図4は、映像生成部20から投写光学系60までの光学構成を示す模式図である。
光路変更部80は、屈折を利用して映像生成部20からの映像光の光路を屈折させるガラス板82と、ガラス板82の配置角度を変化させる圧電素子84とから構成される。圧電素子84には、圧電素子84に電力を供給し、圧電素子84の伸縮を制御する圧電素子駆動部72が接続されている。
圧電素子84は、所定の電圧を加えられると伸長し、ガラス板82(ガラス枠181)に接触する。圧電素子84から押圧されたガラス板82は、映像光の光軸に直交する軸を中心に配置角度が変化し、ガラス板82へ入射する映像光の入射角度が変化する。結果、映像光の進行方向が微小に変化し、スクリーン500上での映像光の表示位置が移動する。
ガラス板82を含むガラスユニット180の構成について図5を用いて説明する。図5は、ガラスユニット180の構成を示す斜視図である。
ガラスユニット180は、ガラス板82の外周を保持するガラス枠181を有する。ガラス枠181の投写光学系60側の面には、板バネ182、183が設けられている。すなわち、板バネ182、183は、ガラス枠181に対し、投写光学系60の光軸と平行な方向に配置される。ガラスユニット180は、ベース184に建てられた支柱185、186に対し、板バネ182、183を介して支持される。
圧電素子84は、電圧を印加することで長さが変動する素子である。圧電素子84は、支柱185側に固定され、ガラス枠181に対して接するように配置される。すなわち、圧電素子84は、ガラス枠181に対し、投写光学系60の光軸と平行な方向に配置されている。圧電素子84には圧電素子駆動部72が接続されており、圧電素子駆動部72から印加されると、圧電素子84は伸長する。バネ187は、ガラス枠181と支柱185との間に挿入され、両端がそれぞれガラス枠181および支柱185に固定されている。バネ187は、ガラス枠181と支柱185とが互いに引き合うように力を加えている。
板バネ182、183は、ガラス板82に対し垂直(投写光学系60の光軸に平行)に取付けられる。板バネ182、183は、ガラス板82が投写光学系60の光軸に対する垂線を中心とする回動往復運動をするように、取り付けられると良い。支柱185、186は、ガラス板82に対し平行に設けられ、端部で板バネ182、183を支持している。支柱185は、圧電素子84およびバネ187も支持している。
図6(a)は、ガラスユニット180(光路変更部80)が基準状態にあるときの側面図であり、図6(b)は、ガラス板82の屈折率を利用して、映像光の光路(図中の実線矢印)をずらしている状態の側面図である。
圧電素子84に所定の電圧が印加されると、圧電素子84が伸長し、半球形の接触部188を介して、ガラス枠181を反時計回り方向へ押す。結果、板バネ182(183)は反り返ると共に、バネ187は引き伸ばされる。一方、圧電素子84にかかっていた電圧が解放されると、圧電素子84は収縮する。結果、板バネ182(183)およびバネ187の復元力によって、ガラス枠181は時計回り方向へ引き戻され、図11(a)のような基準状態に戻る。
図6に示すように、支柱185に支持される板バネ182、圧電素子84およびバネ187は、ガラス板82が、圧電素子84の伸縮に応じて、投写光学系60の光軸(一点鎖線)に対する垂線を中心として、微小な角度で回動往復運動をするように、取り付けられると良い。
(制御部の動作)
制御部70による制御について図7〜図11を用いて説明する。図7は、制御部70の構成を説明するブロック図である。制御部70は、映像信号生成部74と表示素子駆動部76と圧電素子駆動部72とから構成される。
制御部70に入力された映像入力信号は、映像信号生成部74において、DMD34、36、38へ出力される映像出力信号に変換される共に、DMD34、36、38で生成される映像光と同期を取るための同期信号とに変換される。すなわち、映像信号生成部74は、映像入力信号に基いて、映像出力信号と同期信号とを生成する。
図8に示すように、DMD34、36、38と同じ解像度の映像入力信号が入力されたとき、映像信号生成部74は、DMD34、36、38の各画素に対応している映像入力信号を、そのまま映像出力信号として表示素子駆動部76へ出力する。DMD34、36、38の解像度の4倍の解像度の映像入力信号が入力されたとき、映像信号生成部74は、通常、2×2の4つ分の信号から補間画素の信号(4つの画素の平均値)を算出して、DMD34、36、38の各画素への映像出力信号として出力するか、または、図9に示すように、例えば、2×2の4つ分の信号のうち、左上の信号(○を付した信号)を映像出力信号として表示素子駆動部76へ出力する。
光路変更部80を駆動して、DMD34、36、38の解像度の2倍密の映像を表示する場合、映像信号生成部74は、1フレーム分(例えば、Nフレーム目)の映像入力信号を2つのサブフレームに時間的に分割する。具体的には、図10に示すように、例えば、2×2の4つ分の信号のうち、左上の信号(○を付した信号)を第1サブフレーム、右下の信号(△を付した信号)を第2サブフレームの映像出力信号として、この順に表示素子駆動部76へ出力する。一方、圧電素子駆動部72へは、DMD34、36、38において第1サブフレームと第2サブフレームとが切り替わるタイミングと、光路変更部80がスクリーン500上の表示位置をずらす(映像光の光路を変更する)タイミングとが一致するように、同期信号を出力する。
図11に示すように、光路変更部80は、DMD34、36、38において第1サブフレームの映像を表示している間、スクリーン500上の点線で示す位置に映像光を投写し、DMD34、36、38において第2サブフレームの映像を表示している間、スクリーン500上の実線で示す位置、詳細には、縦横の両方向に1/2画素移動した位置に映像光を投写するように、光路を変更する。
これにより、スクリーン500上では、水平、垂直の両方向において、映像入力信号の画素数と同じ画素数の映像が表示されることになる。また、元の映像入力信号の画素位置との整合が取れると共に、DMD34、36、38の解像度の2倍の解像度感のある映像を表示することができる。
(光路変更部の停止処理)
上述のように、例えば1軸の光路変更部80が動作している場合、表示素子の解像度の2倍の解像度感のある映像を提供することができる。その一方で、光路変更部80がないときに視認されていた画素間の線(所謂、ブラックマトリクス)などが見えにくくなるため、表示される映像の状態を調整しにくくなる場合がある。
以下に、映像の状態を調整する場合における光路変更部80の停止処理について説明する。
〔第1実施形態〕
本実施形態では、投写光学系60を自動で調整する場合、具体的には、投写光学系60にレンズ間の距離を調整する、または、レンズ群を上下左右に移動するモータを備え、ユーザがリモートコントローラ(以下、リモコンと略記する。)を介して指示することにより、フォーカス、ズームまたはレンズシフトの調整、あるいは、信号処理によるスクリーンフィッティングを行なう場合について説明する。
図7に戻り、リモコン110からのユーザ指示は、指示受付部78において受け付ける。ユーザ指示が、フォーカス、ズームまたはレンズシフトの調整である場合、指示受付部78は、投写光学系60に設けられた各種モータ62へユーザ指示に応じた調整を指示すると共に、映像信号生成部74へ光路変更部80の動作を停止させる停止信号を出力する。
光路変更部80への停止信号を受けた映像信号生成部74は、圧電素子駆動部72へ停止信号を出力すると共に、図示しない記憶部に記憶されている、いずれかの調整用テストパターンを1フレーム間に1つのサブフレームのタイミングで表示素子駆動部76へ出力する。
ユーザ指示が、信号処理によるスクリーンフィッティングである場合、指示受付部78は、映像信号生成部74へスクリーンフィッティング用テストパターンの表示を指示すると共に、映像信号生成部74から光路変更部80へ停止信号を出力するよう指示する。
これらの指示を受けた映像信号生成部74は、圧電素子駆動部72へ停止信号を出力すると共に、図示しない記憶部に記憶されているテストパターンを1フレーム間に1つのサブフレームのタイミングで表示素子駆動部76へ出力する。
制御部70は、スクリーン500に表示されたテストパターンを図示しないカメラにて撮影し、映像解析することにより、フォーカス、ズーム、レンズシフト、あるいは、スクリーンフィッティングが完了したか否かを判定する。このとき、光路変更部80は停止しているので、カメラによって撮影される映像は、光路変更部80による映像のブレの影響を排除することができ、制御部70は映像の調整を容易に行なうことができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、投写光学系60を手動で調整する場合、具体的には、投写光学系60にフォーカス調整レバー、ズーム調整レバーまたはレンズシフト調整レバーなどを備え、ユーザがこれらのレバーを操作することにより、フォーカス、ズームまたはレンズシフトを調整する場合について説明する。
ユーザが投写光学系60のフォーカス調整レバー、ズーム調整レバーまたはレンズシフト調整レバーを操作すると、投写光学系60のレンズが調整されたことを示す信号が、投写光学系60から制御部70へ出力される。
詳細には、図7に示すように、各種調整レバーが操作されたか否かは、投写光学系60に設けられた調整検出部64が検出する。各種調整レバーが操作された場合、調整検出部64は、ユーザが各種調整を行なうものと判定し、映像信号生成部74へ光路変更部80の動作を停止させる停止信号を出力する。
光路変更部80への停止信号を受けた映像信号生成部74は、圧電素子駆動部72へ停止信号を出力すると共に、1フレーム間に1つのサブフレームの映像出力信号を表示素子駆動部76へ出力する。
ユーザは、スクリーン500に表示された映像を確認することにより、フォーカス、ズームまたはレンズシフトが所望の状態となったか否かを判断する。このとき、光路変更部80は停止しているので、スクリーン500に表示される映像は、光路変更部80による映像のブレの影響を排除することができ、ユーザは映像の調整を容易に行なうことができる。
〔第3実施形態〕
本実施形態では、投写型映像表示装置100の設置状態が変化した場合、具体的には、投写型映像表示装置100内にジャイロや加速度センサなどの設置状態を検出する検出部を備え、検出部からの信号により、自動的にスクリーンフィッティングを再調整する場合について説明する。
図7に示すように、投写型映像表示装置100の設置状態が変化したか否かは、装置内に設けられた状態検出部102が検出する。装置が動いた場合、状態検出部102は、投写型映像表示装置100とスクリーン500との位置関係が変化し、フォーカス、ズームまたはレンズシフトなどを含むスクリーンフィッティングの再調整が必要である判定し、映像信号生成部74へ光路変更部80の動作を停止させる停止信号を出力する。
光路変更部80への停止信号を受けた映像信号生成部74は、圧電素子駆動部72へ停止信号を出力すると共に、1フレーム間に1つのサブフレームのタイミングで各種テストパターンを表示素子駆動部76へ出力する。
制御部70は、スクリーン500に表示されたテストパターンを図示しないカメラにて撮影し、映像解析することにより、スクリーンフィッティングが完了したか否かを判定する。このとき、光路変更部80は停止しているので、カメラによって撮影される映像は、光路変更部80による映像のブレの影響を排除することができ、制御部70は映像の調整を容易に行なうことができる。
〔第4実施形態〕
本実施形態では、光路変更部80による画素の移動量が変化した場合、具体的には、経年的に圧電素子84の伸長または収縮量が変化して、それまでの駆動電圧では1/2画素の移動量ではなくなってしまった場合の調整について説明する。
図12は、光路変更部80による画素の移動量を確認するためのテストパターンについて説明する説明図である。図12(a)、(b)は、第1サブフレームと第2サブフレームの期間にDMD34、36、38に表示させる映像信号であり、(a)は全画素において白色を表示する。(b)の斜線部分の画素は黒色を表示することを表しており、白色の画素は、本実施形態では、3画素×3画素の9画素の中央の画素は白色を表示することを表している。
DMD34、36、38において、第1サブフレームに図12(a)のテストパターンを表示させ、第2サブフレームに図12(b)のテストパターンを表示させたとき、光路変更部80による画素移動量が正常値(1/2画素)であれば、図12(c)に示すような映像がスクリーン500に表示される。ここで、(c)の斜線部分は灰色に視認され、白色の画素の中央にブラックマトリクスが薄い線(灰色の線)となって視認される。
一方、光路変更部80による画素移動量が、例えば、圧電素子の経年劣化によって、出荷時に設定された駆動電圧では十分な移動がしなくなった場合には、図12(d)に示すような映像がスクリーン500に表示される。白色の画素の中のブラックマトリクスが、中央からずれて視認されるので、調整が必要であることが容易に確認できる。
光路変更部80の調整用テストパターンを表示することにより、調整が必要であると判断された場合には、ユーザは圧電素子84の駆動電圧を調整する。駆動電圧の調整後、テストパターンを再度表示させることで、正常な位置で表示されるようになったか否かを確認することができる。
〔その他の実施形態〕
以上のように、本開示における実装の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
上述の実施形態では、光源部10は、特に説明しなかったが、ランプ光源や固体光源、特に、レーザ光源と蛍光体とを組み合わせた光源などを用いることができる。映像生成部20は、3枚のDMDによる構成で説明したが、これに限定されるものではなく、1枚のDMDによる構成や、表示素子として透過型および反射型の液晶表示素子を用いる構成でも実施することができる。
上述の実施形態では、2倍密の光路変更部について説明したが、これに限定されるものではなく、2軸方向に制御可能な4倍密の光路変更部を用いてもよい。この場合、1フレーム間を4つのサブフレームに分割し、入力された全て(左上、右上、右下および左下)の映像入力信号を順次表示素子駆動部へ出力することになる。
上述の実施形態では、2倍密のときの光路変更部の動作について、左上の信号と右下の信号とを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、右上の信号と左下の信号とを用いてもよい。この場合、光路変更部が映像光の光路を変更する方向も、信号の位置に合わせて、映像光の表示位置が右上と左下とを移動するように構成する。
上述の実施形態では、映像信号生成部におけるサブフレームの映像信号の生成について、左上の信号を第1サブフレームとして説明したが、これに限定されるものではない。他の位置の信号を第1サブフレームとして設定してもよく、補間信号を生成して、第1サブフレームとして設定することも可能である。
上述の実施形態では、光路変更部80を振動させる駆動部材として圧電素子を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、ボイスコイルモータなども用いることができる。光路変更部80は、映像生成部20と投写光学系60との間に配置したが、映像生成部20からスクリーン500までの間に配置されればよく、例えば、投写光学系60内のレンズ間に挿入してもよい。ガラス板82を揺動するタイプの光路変更部80を用いて説明したが、平凸レンズと平凹レンズとを組合せて、一方を振動させる光路変更部としてもよい。
上述の実施形態では、装置が動いた場合にスクリーンフィッティングの再調整が必要となることを想定して説明したが、スクリーンフィッティングを行なうために、ユーザが装置を動かす場合も考えられる。この場合も、ユーザがスクリーン500上に投写される映像を確認しながら、調整すると考えられる。加えて、機械的な故障を防ぐためにも、映像信号生成部74へ光路変更部80の動作を停止させる停止信号を出力することが望ましい。
なお、スクリーンフィッティングとは、矩形のスクリーン枠を検出して、投写される映像光がスクリーン枠にはまるように、映像光の光束を制御することをいう。スクリーンフィッティングには、投写光学系のズーム、レンズシフトによる光学的な調整と、表示素子上での有効表示エリアを制御する信号処理的な調整とがある。
上述の実施形態では、1台の投写型映像表示装置の調整について説明したが、2台以上の複数台の投写型映像表示装置を用いる場合にも適用可能である。具体的には、複数台の投写型映像表示装置を用いて、投写領域を重畳して輝度を向上させるスタッキングや、大きな投写領域を形成するタイリングといった投写手法を行なう際に、本開示が適用可能である。タイリングの場合、投写領域の端部は、隣接する投写領域と重畳させ、重畳領域が目立たなくなるよう、所謂、ブレンディング処理を行なう。このときに、光路変更部を停止させると、ブレンディング処理の調整が容易になる。
以上のように、添付図面および詳細な説明によって、ベストモードと考える実施の形態と他の実施の形態と、を提供した。これらは、特定の実施の形態を参照することにより、当業者に対して、特許請求の範囲に記載の主題を例証するために提供されるものである。したがって、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、上述の実施の形態に対して、種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、プロジェクタ等の投写型映像表示装置に適用できる。
10 光源部
20 映像生成部
22 レンズ
24 全反射プリズム
26 空気層
28 カラープリズム
30、32 ダイクロイック膜
34、36、38 DMD
50 導光光学系
52、56 レンズ
54 ロッド
58 ミラー
60 投写光学系
62 各種モータ
64 調整検出部
70 制御部
72 圧電素子駆動部
74 映像信号生成部
76 表示素子駆動部
78 指示受付部
80 光路変更部
82 ガラス板
84 圧電素子
100 投写型映像表示装置
102 状態検出部
110 リモコン
180 ガラスユニット
181 ガラス枠
182、183 板バネ
184 ベース
185、186 支柱
187 バネ
500 スクリーン

Claims (5)

  1. 映像入力信号に応じて映像光を生成する映像生成部と、
    前記映像光を投写面に投写する投写光学系と、
    前記映像光の光路上に設けられ、前記映像光の投写面上での表示位置を変更する光路変更部と、
    前記映像生成部と前記投写光学系と前記光路変更部とを制御する制御部と、
    を備える投写型映像表示装置において、
    前記制御部は、
    前記投写光学系から投写される映像を調整するときに、
    前記光路変更部による前記表示位置の変更を停止することを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    前記制御部は、
    ユーザからの指示に応じて、前記光路変更部による前記表示位置の変更を停止することを特徴とする投写型映像表示装置。
  3. 請求項2記載の投写型映像表示装置において、
    前記指示は、フォーカス、ズーム、レンズシフトおよびスクリーンフィッティングのいずれかに関するものであることを特徴とする投写型映像表示装置。
  4. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    前記投写光学系が調整されたことを検出する調整検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記調整検出部からの信号に応じて、前記光路変更部による前記表示位置の変更を停止することを特徴とする投写型映像表示装置。
  5. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    自装置の設置状態を検出する状態検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記状態検出部からの信号に応じて、前記光路変更部による前記表示位置の変更を停止することを特徴とする投写型映像表示装置。
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