JP2015031646A - センサ - Google Patents

センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2015031646A
JP2015031646A JP2013163010A JP2013163010A JP2015031646A JP 2015031646 A JP2015031646 A JP 2015031646A JP 2013163010 A JP2013163010 A JP 2013163010A JP 2013163010 A JP2013163010 A JP 2013163010A JP 2015031646 A JP2015031646 A JP 2015031646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
sensor according
internal space
housing
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013163010A
Other languages
English (en)
Inventor
史仁 加藤
Fumihito Kato
史仁 加藤
吉田 和司
Kazushi Yoshida
和司 吉田
清高 山田
Kiyotaka Yamada
清高 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013163010A priority Critical patent/JP2015031646A/ja
Publication of JP2015031646A publication Critical patent/JP2015031646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】微細加工が容易で、小型化が容易になるようなセンサを提供することを目的とする。【解決手段】第1の基板、第2の基板、及び第1の基板と第2の基板に挟まれる内部空間から構成され、第1の基板と第2の基板が内部空間の周辺部において接合されているハウジングと、ハウジングの外部に配置される発光部と、ハウジングの外部に配置される受光部とを備え、ハウジングにおける発光部及び受光部に面する部分の少なくとも一部は、発光部からの光及び受光部へ到達する光を透過する材料から構成されていることを特徴とするセンサを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、赤外線などの光の吸収特性を利用して気体成分の濃度を検出する気体成分検出装置などのセンサに関する。
従来の気体成分検出装置として、例えば、特許文献1〜11に記載されている装置がある。特許文献1〜11に共通する技術は、発光部と受光部との間に、検出対象の気体を格納する容器を配置するという点にある。発光部から照射される赤外線などの光のうちで検出対象の気体に吸収されずに受光部で受光される赤外線などの光の量に応じて、容器内の気体の濃度を検出することが可能となる。
特開2012−177690号公報 特開2012−150095号公報 特開2011−257320号公報 特開2010−096561号公報 特開2007−024545号公報 国際公開公報2001−027596号公報 特開2004−239611号公報 特開2008−256663号公報 特開2011−064633号公報 特開2011−058918号公報 特開平10−221253号公報
しかし、例えば、特許文献1、5−7などは、発光部又は受光部が検出対象の気体を閉じ込める容器内に露出する構成となっている。そのため、発光部又は受光部が、容器内に存在する検出対象の気体以外のパーティクルなどによって汚染される懸念がある。
一方、例えば、特許文献8−11などは、発光部又は受光部が、検出対象の気体を閉じ込める容器の外における容器の両側面に配置されている。しかし、構成が複雑であったり、微細加工が困難であったりするため、小型化に適していないといった課題がある。
そこで、本発明は、微細加工が容易で、小型化が容易なセンサを提供することを目的とする。
本発明のセンサは、第1の基板、第2の基板、及び第1の基板と第2の基板に挟まれる内部空間から構成され、第1の基板と第2の基板が内部空間の周辺部において接合されているハウジングと、ハウジングの外部に配置される発光部と、ハウジングの外部に配置される受光部とを備え、ハウジングにおける発光部及び受光部に面する部分の少なくとも一部は、発光部からの光及び受光部へ到達する光を透過する材料から構成されていることを特徴とする。
本発明のセンサによれば、微細加工が容易で、小型化が容易になるという効果がある。
本発明の実施形態に係るセンサの断面図 本発明の実施形態に係るセンサの発光部・受光部がハウジングの両側面に配置されることを示す断面図 本発明の実施形態に係るセンサの内部空間が第1の基板にのみ形成されることを示す断面図 本発明の実施形態に係るセンサの内部空間が第2の基板にのみ形成されることを示す断面図 本発明の実施形態に係るセンサの上面図 本発明の実施形態に係るセンサを検出対象の気体が充満した管に搭載した状態を示す断面図 本発明の実施形態に係るセンサの貫通孔が複数層に形成されることを示す要部の断面図 本発明の実施形態に係るセンサの下面図 本発明の実施形態に係るセンサの発光部の一例を示す断面図及び上面図 本発明の実施形態に係るセンサの受光部の一例を示す断面図及び上面図
以下、本発明の実施形態に係るセンサについて、図1〜図10を参照して説明する。図1〜図10において、同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略することがある。また、図1〜図10は好ましい形態の一例を示すものであり、それぞれの形状に限定されるわけではない。図1は本発明の実施形態に係るセンサの断面図である。また、図2は本発明の実施形態に係るセンサの発光部・受光部がハウジングの両側面に配置されることを示す断面図である。また、図3は本発明の実施形態に係るセンサの内部空間が第1の基板にのみ形成されることを示す断面図である。また、図4は本発明の実施形態に係るセンサの内部空間が第2の基板にのみ形成されることを示す断面図である。また、図5は本発明の実施形態に係るセンサの上面図である。また、図6は本発明の実施形態に係るセンサのハウジングを第3の基板に搭載することを示す断面図である。また、図7は本発明の実施形態に係るセンサの貫通孔が複数層に形成されることを示す断面図である。また、図8は本発明の実施形態に係るセンサの下面図である。また、図9は本発明の実施形態に係るセンサの発光部の一例を示す断面図及び上面図である。また、図10は本発明の実施形態に係るセンサの受光部の一例を示す断面図及び上面図である。
<実施形態>
図1を用いて、本発明の実施形態に係るセンサについて説明する。
図1に示すように、該センサは、ハウジング1と、ハウジング1の外部に配置された発光部2及び受光部3を有する。そして、ハウジング1は、第1の基板4、第2の基板5、内部空間6から構成され、第1の基板4と第2の基板5が内部空間6の周辺部7において接合されることによって構成されている。そして、ハウジング1における発光部2及び受光部3に面する部分8の少なくとも一部は、発光部2からの光及び受光部3へ到達する光を透過する材料から構成されている。
本構成によると、発光部2から放射される光が部分8を介して、内部空間6に導入される。そして、内部空間6における第1の面9において光が反射され第2の面10に到達し、さらに、第2の面10において光が反射され受光部3に光が到達することになる。この際、内部空間6に存在する気体に光が吸収されることで受光部3の受光量が減少し、受光量に応じた受光部3の出力信号が信号処理回路部で信号処理されることにより、内部空間6内の外気に含まれる検出対象の気体の濃度を検出することが可能となる。そして、発光部2及び受光部3がハウジング1外部にあるので、内部空間6を満たす気体が直接、発光部2及び受光部3に接触するのを防ぐことができ、発光部2及び受光部3が検出対象の気体以外のパーティクルに汚染されることを防ぐことが可能となる。また、ハウジング1の厚さを薄くすることができ、センサ全体を小型化することが可能となる。
ここで、内部空間6を形成する方法を簡単に説明する。まず、第1の基板4、第2の基板5を用意する。次に、第1の基板4と第2の基板5の両基板をエッチング溶液に浸すことによりエッチングを施し、溝を形成する。次に、第1の基板4に形成された第1の溝と第2の基板5に形成された第2の溝とが対向するようにして、第1の基板4と第2の基板5を周辺部7において接着する。上記製法により、内部空間6は形成される。ただし、第1の基板4と第2の基板5の両方に溝を形成することは後述するように必ずしも必要ではない。
なお、図1に示すように、発光部2と受光部3はハウジング1の下側に配置されていることが好ましいが、これに限定されることはない。例えば、図2に示すように、ハウジング1の第1の側面側に発光部2が配置され、ハウジング1の第2の側面側(第1の側面と反対側)に受光部3が配置されても構わない。
なお、図1、図8に示すように、平面視において、内部空間6と発光部2及び受光部3とは重なるように配置されることが好ましいが、これに限定されることはない。例えば、発光部2から内部空間6に向かう光の方向がハウジング1底面に対して傾いていれば、内部空間6と発光部2とが平面視において重ならないように配置することも可能である。同様に、内部空間6から受光部3に向かう光の方向がハウジング1底面に対して傾いていれば、内部空間6と受光部3とが平面視において重ならないように配置することも可能である。
なお、図3に示すように、内部空間6は、第1の基板4内に配置された第1の溝のみから構成されることが好ましいが、これに限定されることはない。例えば、図1に示すように、内部空間6は、第1の基板4内に配置された第1の溝と第2の基板5内に配置された第2の溝から構成されても構わないし、図4に示すように、内部空間6は、第2の溝のみから構成されても構わない。なお、第2の溝は、第2の基板5の上面からエッチングを行うことにより、下に向かうほど内部空間6が広がるような構造にすることができる。ただし、製造の容易性の観点及びコストの観点からは、内部空間6が第1の溝のみから構成されることが好ましい。また、内部空間6が第1の溝と第2の溝から構成される場合には、第1の溝の厚さが第2の溝の厚さよりも厚い方が、コストの観点及び小型化の観点からは好ましい。
なお、図5に示すように、平面視において、内部空間6の上部の面積は内部空間6の中心の面積よりも小さいことが好ましいが、これに限定されない。さらには、平面視において、内部空間6の上部の面の4側部全てが内部空間6の中心に向かうにつれて外に広がることが好ましいが、これに限定されない。
なお、ハウジング1の厚さは、450μm以上1350μm以下であることが好ましいが、これに限定されない。また、第1の基板4は、350μm以上800μm以下であることが好ましいが、これに限定されない。また、第2の基板5は、100μm以上550μm以下であることが好ましいが、これに限定されない。また、第1の基板4は第2の基板5よりも厚いことが好ましいが、これに限定されない。センサの小型化の観点と内部空間確保の観点から、厚い溝が形成されている側の基板の方が他方に比べて厚いことが好ましい。また、内部空間6の厚さは、250μm以上500μm以下であることが好ましいが、これに限定されない。また、内部空間6の上面からハウジング1の上面までの厚さは100μm以上300μm以下であることが好ましいが、これに限定されない。
なお、図1に示すように、ハウジング1の厚さは、ハウジング1と発光部2又は受光部3との間の距離よりも大きい方が好ましいが、これに限定されない。センサを小型化するためには、ハウジング1を薄くするだけでなく、ハウジング1と発光部2又は受光部3間の距離を縮めることが好ましいからである。
なお、図6に示すように、該センサは、ハウジング1を支持する支持部11を有し、支持部11、発光部2、受光部3を搭載した第3の基板12を有することが好ましい。なお、支持部11は図6のように、ハウジング1の側面を支持してもいいし、例えば、ハウジング1の下面を支えるように支持しても構わない。また、支持部11と第3の基板12とが、支持部11と第3の基板12とを貫通する部材13によって接続されていることが好ましい。部材13の例としては、ネジなどが考えられる。このように接続することで、エンジン近傍など圧力が加わりやすい場所においても、十分に堅牢性を確保することが可能となる。図6に示すように、車の排気管などの管28と貫通孔14が連結するように、該センサは管28に接続される。本構成により、管28中に充満した検出対象気体の検出が可能となる。管28はエンジン近傍に配置されることがあるので、このような場合にエンジンの振動に耐えうる堅牢性が要求されることになる。なお、第3の基板12は、プリント基板、筐体などから構成されていることが好ましい。また、ハウジング1の厚さは、管28の直径に比べて十分に小さいことが好ましい。センサの小型化が要求されるからである。
なお、図6に示すように、発光部2及び受光部3はそれぞれ筒内に収納されていることが好ましい。筒の形状としては、円柱状、四角柱状、その他発光部又は受光部を囲うことができるものであれば、特に限定されない。
なお、第1の基板4と第2の基板5は同一の材料から構成されることが好ましいが、これに限定されることはない。例えば、第1の基板4がシリコン基板などの半導体基板から構成され、第2の基板5がシリコン基板などの半導体基板から構成されることが好ましい。他にも、第1の基板4がガラスから構成され、第2の基板5がシリコン基板などの半導体基板から構成されていても構わない。また、他にも、第1の基板4が金属材料、樹脂材料等から構成され、一方、第2の基板5が赤外線に対して光学的透明な特性を有するサファイア、ゲルマニウム、ジンクセレン等から構成されていても構わない。これらの材料選択は、製造プロセス、コスト等を考慮して、適宜選択可能である。
なお、第1の基板4と第2の基板5は、内部空間6の周辺部7において、接合材料を介さずに直接的に接合されていることが好ましいが、これに限定されない。直接的に接合する方法としては、例えば、表面活性化接合などの低温直接接合を施すことが可能である。第1の基板4と第2の基板5の接合にともなう内部応力を低減することが可能となるからである。また、接合材料を介して第1の基板4と第2の基板5が接合されていても構わない。この場合、接合材料として、樹脂材料、はんだ材料、又は金とスズの合金を利用することができる。
なお、ハウジング1は外部と連結する貫通孔14を有し、貫通孔14は内部空間6と連結していることが好ましい。こうすることにより、ハウジング1外部を流れる気体の濃度をリアルタイムに検出することが可能となる。具体的には、貫通孔14を気体が通過することにより内部空間6に気体が侵入し、発光部2から放出された光が内部空間6中に存在する気体に吸収されることで受光部3の受光量が減少し、受光量に応じた受光部3の出力信号が信号処理回路部で信号処理されることにより、ハウジング1外部を流れる検出対象の気体の濃度を検出できる。また、貫通孔14の配置としては、図1に示すように、ハウジング1の上部(第1の基板4の上部)に形成されていることが好ましいが、これに限定されない。例えば、貫通孔14がハウジング1の下部に配置されていたとしても構わない。検出対象の気体の検知信号を増幅するための増幅回路などの信号処理回路をハウジング1内部に搭載せずに、ハウジング1を搭載する第3の基板12(図6参照)などに、信号処理回路を搭載すればよいからである。
なお、貫通孔14はハウジング1の上面又は下面(第1の基板4の上面又は第2の基板5の下面)に比較して傾斜を有することが好ましいが、これに限定されない。該構成により、ハウジング1外部を流れる気体の方向と逆向きの傾斜を貫通孔14が有する場合、検出対象となる気体以外のパーティクルが貫通孔14を介して内部空間6に侵入するのを防ぎやすくなるからである。また、傾斜を有する貫通孔14を形成するためには、第1の基板4又は第2の基板5が第1の層及び第2の層から構成され、貫通孔14が第1の層に形成された第1の孔と第2の層に形成された第2の孔とが連結することにより構成され、第1の孔の中心軸と第2の孔の中心軸がずれていることが好ましい。なお、層の数は2層に限定されず、図7に示すように多くの層から構成される方が、傾斜を形成しやすい。また、貫通孔14はハウジング1の上面又は下面に対して垂直な方向に伸びるように形成されても構わない。該構成により、形成のしやすさ、コスト面などは有利となる。また、貫通孔14は、エッチングガスを基板に吹き付けることにより形成することが好ましい。
なお、内部空間6の厚さは貫通孔14の長さよりも長いことが好ましい。該構成によると、内部空間6を十分に確保した上で、ハウジング1の厚さを薄くすることが可能となるからである。
なお、内部空間6と発光部2の間又は、内部空間6と受光部3の間には、発光部2から放出される光を透過する波長フィルタ15を有することが好ましい。波長フィルタ15は、検出対象の気体に吸収される赤外線の波長帯域を通過域に含み、誘電体多層膜からなるバンドパスフィルタで構成されていることが好ましい。なお、波長フィルタ15は図1に示すように、ハウジング1の下面に配置しても構わないが、内部空間6における受光部3への光が通過する箇所に配置しても構わない。例えば、第2の基板5に溝を設ける場合には、溝内の斜面上に配置することができる。また、第2の基板5に溝を設けない場合には、第2の基板5上面における内部空間6内の端に配置することができる。
なお、ハウジング1の上部又は底部には、ヒーター16が配置されていることが好ましい。ヒーター16を配置することにより、内部空間6内を高温に保つことができ、その結果、内部空間6内における結露を防ぐことが可能となる。ここで、内部空間6内の温度は、191℃以上900℃以下であることが好ましいが、これに限定されない。また、ヒーター16の材料は、白金、白金ロジウムなどから構成されることが好ましい。また、ヒーター16は単一層から構成されることが好ましい。コスト面から有利だからである。また、ヒーター16は、図1に示すように、第1の基板4又は第2の基板5を単一層で形成する場合には、ハウジング1の上部又は底部における外部空間に露出する位置に配置する方が、製造面、コスト面で有利である。ただし、第1の基板4又は第2の基板5を複数層から構成する場合には、第1の基板4又は第2の基板5内部にヒーター16を配置することも可能であり、ヒーター16を複数層から構成することも可能である。
なお、ヒーター16は、内部空間6、貫通孔14の配置との関係から、内部空間6の近傍で、かつ、貫通孔14配置面と反対側の面に配置されていることが好ましい。例えば、図1に示すように、貫通孔14がハウジング1の上部に配置されている場合には、ヒーター16はハウジング1の底部にのみ配置されていることが好ましいが、これに限定されることはない。
なお、図8に示すように、ヒーター16は、平面視において、内部空間6と重なるように配置されていることが好ましい。該構成により、内部空間6内を高温に保つことが容易となる。
なお、内部空間6は第1の面9(傾斜部であることが好ましい)と第2の面10(傾斜部であることが好ましい)を有し、発光部2から放出された光が第1の面9で反射され第2の面10に到達し、さらに第2の面10で反射され受光部3に到達するような構成であることが好ましいが、これに限定されない。なお、該構成を取る場合には、第1の面9及び第2の面10には、反射膜17が配置されていることが好ましい。なお、発光部2及び受光部3がハウジング1の下側に配置されている場合には該構成が好ましいが、図2に示すように、発光部2及び受光部3がハウジング1の両側面にそれぞれ配置されている場合には、該構成を取る必要はない。また、反射膜17は、図1に示すように、貫通孔14が配置されている面にも形成されていることが好ましい。
なお、第2の基板5上における内部空間6に露出する面には、反射膜18が配置されていることが好ましい。発光部2から放出された光が内部空間6において散乱した場合にも、反射膜18により受光部3への集光を容易にすることが可能だからである。
なお、反射膜17、18は、金から構成されることが好ましい。
なお、発光部2は例えば、発光ダイオードから構成されてもいいし、図9に示すように、半導体基板などの材料を主体とした発光素子などのMEMSチップ(半導体微細加工プロセスを用いて形成されたチップ)から構成されていても構わない。図9(a)は、MEMSチップからなる発光部の上面図を示しており、図9(b)は、図9(a)のA−A’における断面図を示している。MEMSチップからなる発光部は、例えば、図9に示すように、シリコン基板などの半導体基板19とシリコン酸化膜などの絶縁層20を積層した構造体の下面側からTMAHなどのエッチング液を用いて凹部21を設けることで、半導体基板19上部にダイヤフラム部22を形成し、該ダイヤフラム部22上にシリコン酸化膜などの絶縁層20を介して白金などの金属からなる発光領域23を形成し、さらに絶縁層24を形成することで製造される。
また、受光部3は例えば、フォトダイオードから構成されてもいいし、図10に示すように、半導体基板などの材料を主体とした焦電素子などのMEMSチップから構成されていても構わない。図10(a)は、MEMSチップからなる受光部の上面図を示しており、図10(b)は、図10(a)のA−A’における断面図を示している。MEMSチップからなる発光部は、図10に示すように、シリコン基板などの半導体基板19とシリコン酸化膜などの絶縁層20を積層した構造体の下面側からTMAHなどのエッチング液を用いて凹部21を設けることで、半導体基板19上部にダイヤフラム部22を形成し、該ダイヤフラム部22上にシリコン酸化膜などの絶縁層20を介して、チタン、白金などからなる第1の電極25、チタン酸ジルコン酸鉛などの高誘電率材料からなる焦電部26、チタン、白金などからなる第2の電極27を順次形成することで製造される。
なお、本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、発光部2、受光部3の数や配置の仕方は本実施形態に限定されない。また、検出対象となる気体は、例えば、一酸化炭素、二酸化炭素、炭化水素(メタンエタン、プロパン、ブタンなど)、窒素酸化物などが想定され、これらは発光部から放出される光として想定している赤外線を吸収しやすい気体である。また、本実施形態のセンサでは、外気に含まれる複数種類の気体から異なる2種類の気体の濃度をそれぞれ独立して検出することも可能となる。各組毎に2つの受光部を備え、各受光部の出力信号レベルの差分からそれぞれの気体の濃度を検出することも可能である。
本発明のセンサによれば、微細加工が容易で、小型化が容易になるという効果があり、ガスセンサなどの種々のセンサに利用することが可能である。
1 ハウジング
2 発光部
3 受光部
4 第1の基板
5 第2の基板
6 内部空間
7 内部空間の周辺部
8 発光部及び受光部に面する部分
9 第1の面
10 第2の面
11 支持部
12 第3の基板
13 支持部と第3の基板を貫通する部材
14 貫通孔
15 波長フィルタ
16 ヒーター
17 反射膜
18 反射膜
19 半導体基板
20 絶縁層
21 凹部
22 ダイヤフラム部
23 発光領域
24 絶縁層
25 第1の電極
26 焦電部
27 第2の電極
28 管

Claims (34)

  1. 第1の基板、第2の基板、及び前記第1の基板と前記第2の基板に挟まれる内部空間から構成され、前記第1の基板と前記第2の基板が前記内部空間の周辺部において接合されているハウジングと、
    前記ハウジングの外部に配置される発光部と、
    前記ハウジングの外部に配置される受光部とを備え、
    前記ハウジングにおける前記発光部及び前記受光部に面する部分の少なくとも一部は、前記発光部からの光及び前記受光部へ到達する光を透過する材料から構成されていることを特徴とするセンサ。
  2. 前記発光部と前記受光部は前記第2の基板の下側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ。
  3. 平面視において、前記内部空間と前記発光部及び前記受光部とは重なるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ。
  4. 前記内部空間は、前記第1の基板内に配置された溝から構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のセンサ。
  5. 前記内部空間は、前記第2の基板内に配置された溝から構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ。
  6. 前記内部空間は、前記第1の基板に配置された溝と前記第2の基板に配置された溝から構成され、
    前記第1の基板に配置された溝の厚さは、前記第2の基板に配置された溝の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のセンサ。
  7. 前記内部空間は、前記第1の基板内に配置された溝のみから構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ。
  8. 平面視において、前記内部空間の上部の面積は、前記内部空間の中心の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のセンサ。
  9. 前記ハウジングの厚さは、450μm以上1350μm以下であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のセンサ。
  10. 前記第1の基板は、350μm以上800μm以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のセンサ。
  11. 前記第2の基板は、100μm以上550μm以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のセンサ。
  12. 前記第1の基板は前記第2の基板よりも厚いことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のセンサ。
  13. 前記ハウジングの厚さは、前記ハウジングと前記発光部との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のセンサ。
  14. 前記ハウジングを支持する支持部を有し、
    前記支持部、前記発光部、及び前記受光部を搭載した第3の基板を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のセンサ。
  15. 前記支持部と前記第3の基板とが、前記支持部と前記第3の基板とを貫通する部材によって接続されていることを特徴とする請求項14に記載のセンサ。
  16. 前記発光部及び前記受光部はそれぞれ筒内に収納されていることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のセンサ。
  17. 前記第1の基板と前記第2の基板は、同一材料から構成されていることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載のセンサ。
  18. 前記第1の基板はシリコン基板から構成され、
    前記第2の基板はシリコン基板から構成されていることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載のセンサ。
  19. 前記第1の基板は金属材料、無機材料、樹脂材料のいずれかの材料から構成され、
    前記第2の基板は赤外光に対して、光学的透明な材料から構成されていることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載のセンサ。
  20. 前記第1の基板と前記第2の基板は、前記内部空間の周辺部において、直接的に接合されていることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載のセンサ。
  21. 前記第1の基板は前記ハウジングの外部と連結する貫通孔を有し、
    前記貫通孔は前記内部空間と連結していることを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載のセンサ。
  22. 前記第1の基板は第1の層及び第2の層から構成され、
    前記貫通孔は、前記第1の層に形成された第1の孔と前記第2の層に形成された第2の孔とが連結されることにより構成され、前記第1の孔の中心軸と前記第2の孔の中心軸がずれていることを特徴とする請求項21に記載のセンサ。
  23. 前記内部空間の厚さは、前記貫通孔の長さよりも長いことを特徴とする請求項21又は22に記載のセンサ。
  24. 前記貫通孔をガスが通過することにより前記内部空間にガスが侵入し、
    前記発光部から放出された光が前記内部空間中のガスに吸収される際の吸収スペクトルから、ガス濃度を検出することを特徴とする請求項21から23のいずれか1項に記載のセンサ。
  25. 前記貫通孔は、前記第1の基板の上面に比較して傾斜を有することを特徴とする請求項21から24のいずれか1項に記載のセンサ。
  26. 前記内部空間と前記発光部の間又は、前記内部空間と前記受光部の間には、前記発光部から放出される光を透過する波長フィルタを有することを特徴とする請求項1から25のいずれか1項に記載のセンサ。
  27. 前記ハウジングの上部又は底部には、ヒーターが配置されていることを特徴とする請求項1から26のいずれか1項に記載のセンサ。
  28. 前記ヒーターは単一層から構成されることを特徴とする請求項27に記載のセンサ。
  29. 前記ヒーターは前記ハウジングの底部にのみ配置されていることを特徴とする請求項27又は28に記載のセンサ。
  30. 平面視において、前記ヒーターは前記内部空間と重なるように配置されていることを特徴とする請求項27から29のいずれか1項に記載のセンサ。
  31. 前記内部空間は第1の面と第2の面を有し、
    前記発光部から放出された光は前記第1の面で反射され前記第2の面に到達し、前記第2の面で反射され前記受光部に到達することを特徴とする請求項1から30のいずれか1項に記載のセンサ。
  32. 前記第1の面及び前記第2の面には、反射膜が配置されていることを特徴とする請求項31に記載のセンサ。
  33. 前記反射膜は金から構成されることを特徴とする請求項32に記載のセンサ。
  34. 前記第2の基板上における前記内部空間に露出する面には、反射膜が配置されていることを特徴とする請求項1から33のいずれか1項に記載のセンサ。
JP2013163010A 2013-08-06 2013-08-06 センサ Pending JP2015031646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163010A JP2015031646A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163010A JP2015031646A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015031646A true JP2015031646A (ja) 2015-02-16

Family

ID=52517068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163010A Pending JP2015031646A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015031646A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044646A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 旭化成エレクトロニクス株式会社 受発光装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044646A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 旭化成エレクトロニクス株式会社 受発光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10241088B2 (en) Photo-acoustic gas sensor module having light emitter and detector units
CN109564159B (zh) 化学传感器
KR101837073B1 (ko) 광음향 기체 센서를 위한 통합된 ir 소스 및 음향 검출기
JP6530652B2 (ja) 受発光装置
TWI759400B (zh) 垂直腔表面發射雷射低發散角近接感測器
US9488577B2 (en) Miniature gas sensor
US20170212036A1 (en) Integrated photo-acoustic gas sensor module
US8851733B2 (en) Light signal transmitter and light receiver for an optical sensor
WO2018097071A1 (ja) センサ用配線基板、センサ用パッケージおよびセンサ装置
US20210164836A1 (en) Spectrometer Device and Method for Producing a Spectrometer Device
US8947669B2 (en) Optical gas detector
JP2013509699A5 (ja)
JP2015031646A (ja) センサ
JP2009128362A (ja) 分光式または光学式測定のためのセンサエレメントおよびその作製方法
US10782270B2 (en) Photoacoustic gas sensor package
US20210341434A1 (en) Photoacoustic Detector
JP2006275632A (ja) 分光式ガスセンサ
JP2012215396A (ja) 赤外線ガスセンサ
JP2019174354A (ja) 受発光装置及び光学式濃度測定装置
JP2007271423A (ja) 雨滴センサ
TW201719154A (zh) 光學感測模組
JP6483494B2 (ja) 光学式センサ
JP2017181442A (ja) 応力センサ
JP2014142319A (ja) 赤外線応用装置
WO2016121338A1 (ja) センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150225

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519