JP2015030702A - 新規化合物及びその利用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記一般式(I)で表される化合物またはその塩。
【化1】
【選択図】図3
Description
Zは、1,4−フェニレン、1,3−フェニレンまたは1,2−フェニレンであり、
R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数1〜6のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数6〜12のアリール基、または1以上の置換基で置換された炭素数6〜12のアリール基であり、
R2は、−CHO、−CH2OHまたは−CH2OR10である(R10は、水酸基の保護基であり、
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和もしくは不飽和の炭化水素基、アリール基、アルコキシ基、アラルキル基、アリールオキシ基、複素環基、アミノ基、ニトロ基またはシアノ基であり、
L1は、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−C(=O)−NH−、式−NH−C(=O)−(CH2)m−NH−C(=O)−O−、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−または式−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−(前記式中、mは、1〜20の整数である。)で表される基であり、
L2は、式−(CH2)n1−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−、式−(CH2)n1−CONH−、式−CONH−(CH2)n1−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−NH−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、または、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−NH−(前記式中、n1、n2、n3およびn4は、それぞれ独立して1〜20の整数である。)で表わされる基であり、
Aは、以下の式(i)〜(iii)で表される基にMが配位した基(MはGa、Gd、Cu、Y、In、Lu、Tb、Eu、YbまたはErのイオンである)、または、式(iv)〜(xii)で表される基である。
Zは、1,4−フェニレン、1,3−フェニレンまたは1,2−フェニレンであり、
R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数1〜6のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数6〜12のアリール基、または1以上の置換基で置換された炭素数6〜12のアリール基であり、
R2は、−CHO、−CH2OHまたは−CH2OR10である(R10は、水酸基の保護基であり、
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和もしくは不飽和の炭化水素基、アリール基、アルコキシ基、アラルキル基、アリールオキシ基、複素環基、アミノ基、ニトロ基またはシアノ基であり、
L1は、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−C(=O)−NH−、式−NH−C(=O)−(CH2)m−NH−C(=O)−O−、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−または式−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−(前記式中、mは、1〜20の整数であり、好ましくは1〜10の整数であり、より好ましくは1〜5の整数であり、さらに好ましくは1〜2の整数である。)で表される基であり、
L2は、式−(CH2)n1−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−、式−(CH2)n1−CONH−、式−CONH−(CH2)n1−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−NH−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、または、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−NH−(前記式中、n1、n2、n3およびn4は、それぞれ独立して1〜20の整数であり、好ましくは1〜10の整数であり、より好ましくは1〜5の整数であり、さらに好ましくは1〜2の整数である。)で表わされる基であり、
Aは、以下の式(i)〜(iii)で表される基にMが配位した基(MはGa、Gd、Cu、Y、In、Lu、Tb、Eu、YbまたはErのイオンである)、または、式(iv)〜(xii)で表される基である。
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、水素原子であり、
L1は、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−C(=O)−NH−、式−NH−C(=O)−(CH2)m−NH−C(=O)−O−で表される基であり(前記式中、mは、1〜10の整数である。)、
L2は、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、または、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−NH−(前記式中、n1、n2、n3およびn4は、それぞれ独立して1〜10の整数である。)で表わされる基であり、
Aは、式(i)で表される基にMが配位した基(MはGa、Gd、Cu、Y、In、Lu、Tb、Eu、YbまたはErのイオンである)または式(ix)もしくは式(v)で表される基であるのが好ましい。
R2が−CHOであり、
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、水素原子であり、
L1は、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−C(=O)−NH−、式−NH−C(=O)−(CH2)m−NH−C(=O)−O−で表される基であり(前記式中、mは、1〜5の整数である。)、
L2は、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、または、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−NH−(前記式中、n1、n2、n3およびn4は、それぞれ独立して1〜2の整数である。)で表わされる基であり、
Aは、式(i)で表される基にMが配位した基(MはGa、Gd、Cu、Y、In、Lu、Tb、Eu、YbまたはErのイオンである)または式(ix)もしくは式(v)で表される基であるのがより好ましい。
「飽和もしくは不飽和の炭化水素基」としては、アルキル基、アルケニル基または、アルキニル基が挙げられる。アルキル基としては、炭素数1〜20のアルキル基が挙げられ、炭素数1〜15のアルキル基が好ましい。アルケニル基としては、炭素数2〜20のアルケニル基が挙げられ、炭素数2〜15のアルケニル基が好ましい。アルキニル基としては、炭素数2〜20のアルキニル基が挙げられ、炭素数2〜15のアルキニル基が好ましい。
Zは、1,4−フェニレン、1,3−フェニレンまたは1,2−フェニレンであり、
R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数1〜6のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数6〜12のアリール基、または1以上の置換基で置換された炭素数6〜12のアリール基であり、
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和もしくは不飽和の炭化水素基、アリール基、アルコキシ基、アラルキル基、アリールオキシ基、複素環基、アミノ基、ニトロ基またはシアノ基であり、
L1は、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−C(=O)−NH−、式−NH−C(=O)−(CH2)m−NH−C(=O)−O−、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−または式−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−(前記式中、mは、1〜20の整数である。)で表される基であり、
R2は、−CHO、−CH2OHまたは−CH2OR10である(R10は、水酸基の保護基である。
HEPES:4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
DMF:ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
THP:2−テトラヒドロピラニル基
Boc:t−ブトキシカルボニル
(1)工程1−1:式(III−1a)の化合物の製造
MALDI-TOF-MS m/z calcd for C24H45N8O10 + (M+H)+ 605.33, found 605.91.
(E,E)-4-hydroxy-2-[4-(5,6-dihydro-11,12-didehydro-dibenzo[a,e]cyclooctenyl-5-oxcarbonylaminoacetamide)styryl]but-2-enoate
1H NMR (500MHz, CDCl3) δ= 8.29 (s, 1H), 7.49-7.24 (m, 12H), 6.82 (t, 1H, J=6.2 Hz), 6.79 (d, 1H, J=16.7 Hz), 6.74 (d, 1H, J=16.3 Hz), 5.96 (s, 1H), 5.55 (m, 1H), 4.55 (d, 2H, J=4.3 Hz), 4.29 (q, 2H, J=7.1 Hz), 4.02 (d, 2H, J=4.9 Hz), 3.20 (d, 1H, J=14.9 Hz), 2.92 (dd, 1H, J=15.1, 3.8 Hz), 1.35 (t, 3H, J=7.1 Hz);
13C NMR (125MHz, CDCl3)(回転異性体の多重シグナルのため、代表的なシグナルを示す)δ= 166.9, 151.4, 150.8, 140.3, 134.4, 131.0, 129.9, 128.14, 128.11, 127.27, 127.23, 126.4, 126.1, 123.8, 123.6, 121.2, 120.1, 119.9, 113.1, 109.9, 77.9, 77.2, 61.1, 59.9, 46.0, 45.5, 14.3;
HRESI-MS m/z calcd for C33H30N2O6Na+ (M+Na)+ 573.1997, found 573.1995。
(E,E)-4-oxo-2-[4-(5,6-dihydro-11,12-didehydro-dibenzo[a,e]cyclooctenyl-5-oxcarbonylaminoacetamide)styryl]but-2-enoate
1H NMR (500MHz, CDCl3) δ= 10.16 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 8.35 (s, 1H), 7.54-7.26 (m, 13H), 7.06 (d, 1H, J = 16.7 Hz), 6.67 (d, 1H, J = 7.1 Hz), 5.93 (s, 1H), 5.56 (m, 1H), 4.37 (q, 2H, J = 7.1 Hz), 4.05 (d, 2H, J = 3.9 Hz), 3.21 (d, 1H, J = 15.0 Hz), 2.94 (dd, 1H, J = 16.0, 4.0 Hz), 1.39 (t, 3H, J = 7.2 Hz);
13C NMR (125MHz, CDCl3)(回転異性体の多重シグナルのため、代表的なシグナルを示す) δ= 191.3, 167.0, 156.1, 151.4, 150.7, 141.0, 133.3, 131.0, 129.9, 128.5, 128.1, 127.4, 127.3, 126.4, 126.1, 123.8, 123.6, 121.2, 119.9, 113.1, 109.9, 78.0, 77.2, 62.1, 46.1, 45.7, 11.0;
HRESI-MS m/z calcd for C33H28N2O6Na+ (M+Na)+ 571.1845, found 571.1834。
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C24H43N8O10Ga (M+H)+ 672.2, found 672.8.
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C57H71N10O16Ga (M+H)+ 1220.4, found 1220.5.
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C84H110N19O23Ga (M+H)+ 1821.7, found 1821.9.
式(1−1)の化合物をラット(ウィスターラット8W、オス、25g)に注射した(10MBq)。ラットの尾の静脈にプロフォールを40mg/kgの速度で投与し続けて鎮静されておき、PETトレーサーを前記ラットの尾の静脈に投与した。そのラットのPET画像を図3に示す。
(1)工程1:式(II−1b)の化合物の製造
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C57H71N10O16Gd (M+H)+ 1309.4, found 1309.6.
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C84H110N19O23Gd (M+H)+ 1910.7, found 1910.1。
(1)工程1:式(II−2a)の化合物の製造
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C29H29N4O9 + (M+H)+ 577.6、found 578.1。
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C62H56N6O15Na+ (M+Na)+1148.1、found 1148.5。
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C89H96N15O22 + (M+H)+ 1727.8, found 1727.2
(1)工程1:式(II−3)の化合物の製造
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C18H32N6O5SNa+ (M+H)+ 467.2、found 467.9。
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C51H60N8O11SNa+ (M+H)+ 1015.4、found 1016.0。
10分間にわたってB:20〜100%、1mL/分、UV検出:245nm)。
MALDI-TOF-MS:m/z calcd for C78H100N17O18S+ (M+H)+ 1594.7, found 1594.7。
Claims (10)
- 下記一般式(I)で表される化合物またはその塩。
Zは、1,4−フェニレン、1,3−フェニレンまたは1,2−フェニレンであり、
R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数1〜6のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数6〜12のアリール基、または1以上の置換基で置換された炭素数6〜12のアリール基であり、
R2は、−CHO、−CH2OHまたは−CH2OR10である(R10は、水酸基の保護基であり、
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和もしくは不飽和の炭化水素基、アリール基、アルコキシ基、アラルキル基、アリールオキシ基、複素環基、アミノ基、ニトロ基またはシアノ基であり、
L1は、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−C(=O)−NH−、式−NH−C(=O)−(CH2)m−NH−C(=O)−O−、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−または式−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−(前記式中、mは、1〜20の整数である。)で表される基であり、
L2は、式−(CH2)n1−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−、式−(CH2)n1−CONH−、式−CONH−(CH2)n1−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−NH−、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、式−NH−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−、または、式−(CH2)n1−O−(CH2)n2−O−(CH2)n3−O−(CH2)n4−NH−(前記式中、n1、n2、n3およびn4は、それぞれ独立して1〜20の整数である。)で表わされる基であり、
Aは、以下の式(i)〜(iii)で表される基にMが配位した基(MはGa、Gd、Cu、Y、In、Lu、Tb、Eu、YbまたはErのイオンである)、または、式(iv)〜(xii)で表される基である。
- HiLyte Fluoro(登録商標)750 Bis-NHSエステルまたはHiLyte Fluoro(登録商標)647-NHSエステルをアジド体に変換し、得られたアジド体と下記式(IV)の化合物とを反応させて得られる縮合体またはその塩。
- 請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物もしくはその塩および請求項2に記載の縮合体もしくはその塩の少なくとも一方を含む標識用組成物。
- 請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物もしくはその塩および請求項2に記載の縮合体もしくはその塩の少なくとも一方を含む検査用組成物。
- 請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物またはその塩の製造方法であって、
下記一般式(II)の化合物と下記一般式(IV)の化合物とを反応させる工程を含む製造方法。
- 下記一般式(II)で表される化合物及び下記一般式(IV)で表される化合物を含む、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物もしくはその塩を含む請求項3に記載の標識用組成物または請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物もしくはその塩を含む請求項4に記載の検査用組成物を合成するためのキット。
- HiLyte Fluoro(登録商標)750 Bis-NHSエステルまたはHiLyte Fluoro(登録商標)647-NHSエステルをアジド体に変換することにより得られたアジド体と、下記一般式(IV)で表される化合物を含む、請求項2に記載の縮合体もしくはその塩を含む請求項3に記載の標識用組成物または請求項2に記載の縮合体もしくはその塩を含む請求項4に記載の検査用組成物を合成するためのキット。
- アミノ基を有する化合物又は細胞表面に、金属錯体又は蛍光化合物を導入する方法であって、請求項1に記載の一般式(I)で表される化合物もしくはその塩または請求項2に記載の縮合体もしくはその塩を、アミノ基を有する化合物又は細胞表面のタンパク質の遊離アミノ基と反応させる工程を含む、方法。
- 請求項8に記載の方法により、金属錯体又は蛍光化合物が導入された、ペプチド、タンパク質又は細胞。
- 下記一般式(IV)で表される化合物またはその塩。
Zは、1,4−フェニレン、1,3−フェニレンまたは1,2−フェニレンであり、
R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数1〜6のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、1以上の置換基で置換された炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数6〜12のアリール基、または1以上の置換基で置換された炭素数6〜12のアリール基であり、
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和もしくは不飽和の炭化水素基、アリール基、アルコキシ基、アラルキル基、アリールオキシ基、複素環基、アミノ基、ニトロ基またはシアノ基であり、
L1は、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−C(=O)−NH−、式−NH−C(=O)−(CH2)m−NH−C(=O)−O−、式−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−または式−NH−C(=O)−(CH2)m−C(=O)−NH−O−C(=O)−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−O−(前記式中、mは、1〜20の整数である。)で表される基であり、
R2は、−CHO、−CH2OHまたは−CH2OR10である(R10は、水酸基の保護基である。]
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