JP2015029011A - 固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】より良好な集光特性を得る。【解決手段】固体撮像装置は、画素が配置された撮像領域と、撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、撮像領域で、画素毎に形成される層内レンズとを備える。層内レンズは、塗布系の高屈折率材料で形成され、接続領域は、電極パッド上に塗布された高屈折率材料から、電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する。本技術は、例えばCMOSイメージセンサに適用することができる。【選択図】図3

Description

本技術は、固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子機器に関し、特に、良好な集光特性を得ることができるようにする固体撮像装置およびその製造方法、並びに電子機器に関する。
近年、デジタルカメラ等に搭載される固体撮像装置は、画素の微細化に伴い、小型化・多画素化が進んでいる。具体的には、各画素の光電変換部(受光部)の面積が縮小され、受光部のサイズに合わせて、集光部であるマイクロレンズのサイズも縮小されている。
一方、画素の集光特性改善のために、光入射面の最上層に形成されるマイクロレンズに加え、マイクロレンズと受光部との間に、高屈折率材料で形成される層内レンズ(インナーレンズ)を備える固体撮像装置が知られている。
例えば、配線層に層内レンズを形成するようにした固体撮像装置がある(例えば、特許文献1参照)。この場合、層内レンズは、平坦化された層間絶縁膜上に形成されるため、段差の影響を受けることなく形成されるが、最上層に形成されるマイクロレンズとの距離が比較的遠くなるため、良好な集光特性を得るためには、厳密な構造設計が必要とされる。
これに対して、配線層の上に層内レンズを形成するようにした固体撮像装置がある(例えば、特許文献2参照)。この構造によれば、層内レンズとマイクロレンズとの距離を近づけることができる。
特開2000−164837号公報 特開2009−158944号公報
特許文献2の固体撮像装置のような構造では、配線(電極パッド)によって段差が生じるため、その段差を緩和して層内レンズを形成する必要があるが、その分、層内レンズと受光部との距離が大きくなり、受光部への入射光量が減少してしまう。
また、層内レンズより上層に形成されるカラーフィルタは、平坦な領域に形成される必要があるため、上述した段差を緩和しないで層内レンズを形成した場合であっても、層内レンズと電極パッドの上層に平坦化膜を形成することになり、その分、層内レンズとマイクロレンズとの距離が大きくなり、集光特性が悪化してしまう。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より良好な集光特性を得ることができるようにするものである。
本技術の一側面の固体撮像装置は、画素が配置された撮像領域と、前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズとを備え、前記層内レンズは、塗布系の高屈折率材料で形成され、前記接続領域は、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料から、前記電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する。
前記高屈折率材料の上層に形成される平坦化膜と、前記撮像領域の前記平坦化膜上で、前記画素毎に形成されるカラーフィルタおよびマイクロレンズをさらに設け、前記開口部は、前記接続領域において、前記平坦化膜および前記マイクロレンズの材料がエッチングされることで形成されるようにすることができる。
前記電極パッドの上面の一部は、前記平坦化膜に接しているようにすることができる。
前記撮像領域には、前記画素として、受光面の一部が遮光された位相差検出画素が配置されるようにすることができる。
前記位相差検出画素の前記マイクロレンズは、他の前記画素の前記マイクロレンズより曲率が小さくなるように形成されるようにすることができる。
前記位相差検出画素の前記層内レンズは、他の前記画素の前記層内レンズより曲率が小さくなるように形成されるようにすることができる。
パッシベーション層をさらに設け、前記高屈折率材料は、前記パッシベーション層の上に塗布されるようにすることができる。
前記高屈折率材料は、金属酸化膜微粒子が含有されてなるようにすることができる。
本技術の一側面の固体撮像装置の製造方法は、画素が配置された撮像領域と、前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズとを備える固体撮像装置の製造方法であって、前記層内レンズを、塗布系の高屈折率材料に対するエッチバックにより形成し、前記接続領域に、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料に対するエッチバックにより、前記電極パッドの上面を露出させた開口部を形成するステップを含む。
前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料に対するエッチバックにおいて、前記電極パッドがプラズマにアタックされることで発生する発光波長がモニタリングされるようにすることができる。
前記電極パッド上の前記高屈折率材料の膜厚は、前記高屈折率材料に対するエッチバックのエッチング量より小さくなるようにすることができる。
本技術の一側面の電子機器は、画素が配置された撮像領域と、前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズとを備え、前記層内レンズは、塗布系の高屈折率材料で形成され、前記接続領域は、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料から、前記電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する固体撮像装置を備える。
本技術の一側面においては、層内レンズが、塗布系の高屈折率材料で形成され、接続領域が、電極パッド上に塗布された高屈折率材料から、電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する。
本技術の一側面によれば、より良好な集光特性を得ることが可能となる。
本技術の一実施の形態の固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。 本技術の一実施の形態の固体撮像装置の構成例を示す平面図である。 本技術の一実施の形態の固体撮像装置の構成例を示す断面図である。 従来の層内レンズの形成の工程を示す図である。 本技術の層内レンズの形成処理について説明するフローチャートである。 本技術の層内レンズの形成の工程を示す図である。 本技術の層内レンズの形成の工程を示す図である。 電極パッド上の高屈折率材料の膜厚とエッチング量の関係について説明する図である。 電極パッド上の高屈折率材料の膜厚とエッチング量の関係について説明する図である。 電極パッド上の高屈折率材料の膜厚とエッチング量の関係について説明する図である。 位相差検出画素を含む固体撮像装置の構成例を示す断面図である。 位相差検出画素を含む固体撮像装置の他の構成例を示す断面図である。 位相差検出画素を含む固体撮像装置の他の構成例を示す断面図である。 位相差検出画素を含む固体撮像装置の他の構成例を示す断面図である。 固体撮像装置の他の構成例を示す断面図である。 固体撮像装置の他の構成例を示す断面図である。 スクライブラインについて説明する図である。 本技術の一実施の形態の電子機器の構成例を示すブロック図である。
以下、本技術の実施の形態について図を参照して説明する。
[固体撮像装置の構成]
図1は、本技術の一実施の形態に係る固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。
固体撮像装置1は、表面照射型のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサとして構成され、複数の画素10、垂直信号線VDL、垂直選択回路11、水平選択/信号処理回路12、および出力回路13を備えている。
画素10は、Si基板等の半導体基板上に行列状に配置されている。画素10は、受光光量に応じた電荷を生成する受光部(フォトダイオード)と、各種の画素トランジスタを含む画素回路とをそれぞれ有している。
垂直信号線VDLは、各画素10で生成された電荷に応じた信号を水平選択/信号処理回路12へ送る配線であり、垂直方向(列方向)に沿って配線されている。
垂直選択回路11は、行単位で画素10を選択し、垂直方向に沿って順次走査する回路である。
水平選択/信号処理回路12は、列単位で画素10を選択し、水平方向に沿って順次走査する回路と、垂直信号線VDLを介して送られてきた信号を処理する回路とを有する。水平選択/信号処理回路12は、垂直選択回路11による走査に同期して水平方向に沿った画素10を順次選択する。選択の順に応じて画素10の信号が垂直信号線VDLを介して順次水平選択/信号処理回路12へ送られる。水平選択/信号処理回路12は、順次送られてきた画素10の信号を出力回路13へ送る。
出力回路13は、水平選択/信号処理回路12から順次送られてくる画素10の信号に対して、種々の信号処理を施して出力する。
[固体撮像装置の平面図]
図2は、固体撮像装置1の平面図である。
固体撮像装置1は、その受光面内において、撮像領域31、周辺回路領域32、および外部接続領域33を備えている。
撮像領域31は、矩形状の領域であり、上述した複数の画素10が行列状に配置される。
周辺回路領域32は、撮像領域31の周囲を囲む矩形状に形成され、上述した垂直選択回路11や水平選択/信号処理回路12が配置される。
外部接続領域33は、周辺回路領域32の周囲を囲む矩形状に形成され、固体撮像装置1と外部の回路とを電気的に接続する電極パッドやその電極パッドに接続される配線が設けられる。
[固体撮像装置の断面図]
図3は、図2のA−A’線上に沿った固体撮像装置1の断面図である。
図3に示されるように、固体撮像装置1においては、Si等で形成される半導体基板41に、受光部としてのフォトダイオード42が形成される。
半導体基板41の上層には、積層配線層43が形成される。積層配線層43は、層間絶縁膜44,45と、複数の配線層46とにより構成される。層間絶縁膜44,45は、例えば、SiO2で形成されるシリコン酸化膜により構成される。配線層46は、複数の金属(配線材料)で形成され、層間に形成されるプラグ47,48等を介して互いに接続される。配線層46は、例えば、Al配線であればAl合金とバリアメタル(Ti,TiN等)とで形成され、Cu配線であれば、Cuとバリアメタル(Ta,TaN等)とで形成される。
さらに、撮像領域31の積層配線層43上には、配線層49が形成され、外部接続領域33と周辺回路領域32の一部の積層配線層43上には、電極パッド50が形成される。配線層49と電極パッド50とは、例えばAl等の同一の金属で形成されるものとするが、異なる金属で形成されるようにしてもよい。
配線層49の上層には、高屈折率層51が形成され、その一部として、画素10毎に層内レンズ51aが形成される。層内レンズ51aを含む高屈折率層51は、塗布系の高屈折率材料で形成される。なお、電極パッド50は、その上面が高屈折率層51から露出するようになされている。
高屈折率層51の上層には、平坦化膜52が形成され、撮像領域31の平坦化膜52上には、画素10毎に、カラーフィルタ53が形成される。さらにその上には、マイクロレンズ材54が形成され、その一部として、画素10毎にマイクロレンズ54aが形成されている。
また、外部接続領域33においては、電極パッド50と外部の回路とを電気的に接続するための開口部55が設けられる。開口部55は、平坦化膜53およびマイクロレンズ材54がエッチングされることで形成される。
上述したように、電極パッド50の上面が高屈折率層51から露出するようになされているので、電極パッド50の上面において、開口部55によって開口されている領域以外の領域は、平坦化膜52と接触するようになされている。
次に、固体撮像装置1の製造工程のうちの、層内レンズ51aの形成の工程について説明するが、その前に、従来の固体撮像装置における層内レンズの形成の工程について説明する。
[従来の層内レンズの形成について]
まず、図4を参照して、従来の固体撮像装置における層内レンズの形成の工程について説明する。なお、図4においては、電極パッド50が形成された後の工程について説明する。
電極パッド50が形成された後、CVD(Chemical Vapor Deposition)により図示せぬパッシベーション層が形成され、図4Aに示されるように、高屈折率を有する高屈折率層71が形成される。
従来の技術においては、高屈折率層71として、CVDにより形成される窒化シリコン膜や酸窒化シリコン膜等が用いられる。CVDにより形成される高屈折率層71は、被成膜基材の段差に合わせてコンフォーマルに成膜される。したがって、電極パッド50上にも、設定膜厚と同等の膜厚で、高屈折率層71が成膜される。
図4Aの状態の後、高屈折率層71に層内レンズを形成するためのレジストが形成される。レジスト形成後、リソグラフィによってレンズパターンを形成し、熱処理(リフロー)を行うことで、図4Bに示されるように、球面状のレジスト72が形成される。
図4Bの状態の後、ドライエッチングにより全面エッチバックが行われ、球面状に形成されたレジスト72が、高屈折率層71に転写されることで、図4Cに示されるように、層内レンズ71aが形成される。
その後、図4Dに示されるように、高屈折率層71上に平坦化膜52が形成され、平坦化膜52上にカラーフィルタ材が塗布、露光、現像されることで、カラーフィルタ53が形成される。カラーフィルタ53としては、R(赤),G(緑),B(青)の3種類のカラーフィルタが形成されるものとするが、その他の色のカラーフィルタが形成されるようにしてもよい。
カラーフィルタ53が形成される領域が平坦でない場合、塗布ムラによりカラーフィルタ53が均一に形成されず、カラーフィルタ53の性能が撮像面内でばらついてしまう。そこで、ここでは、平坦化膜52により、カラーフィルタ53が形成される領域が、段差のない平坦な状態になされる。
また、上述したように、CVDにより形成された高屈折率層71は、コンフォーマルに形成されるため、電極パッド50による大きな段差が存在する。そこで、ここでは、平坦化膜52を厚く形成することにより、その段差が解消される。
そして、図4Eに示されるように、マイクロレンズ54aと開口部55が形成される。マイクロレンズ54aの形成には、リフロー、エッチバック、ナノインプリント等の手法が用いられるが、その手法はこれらに限定されるものではない。また、開口部55は、レジスト形成、露光、現像の工程を経て、ドライエッチングによりマイクロレンズ材54、平坦化膜52、高屈折率層71がエッチングされることで、電極パッド50の上面が露出されるようになる。
被エッチング層であるマイクロレンズ材54、平坦化膜52、高屈折率層71、さらに図示せぬ反射防止材等には、無機膜や有機膜等の様々な材料が用いられるので、開口部55のドライエッチングにおいては、できる限り膜層数が少ない方が、プロセスの安定性を高めることができる。
[本技術の層内レンズの形成について]
次に、図5および図6を参照して、本技術の固体撮像装置における層内レンズの形成の工程について説明する。図5は、層内レンズ51aの形成処理について説明するフローチャートであり、図6は、層内レンズ51aの形成の工程について説明する図である。なお、図5および図6においても、電極パッド50が形成された後の工程について説明する。
電極パッド50が形成された後、CVDにより図示せぬパッシベーション層が形成されると、ステップS11において、塗布系の高屈折率材料が塗布される。これにより、図6Aに示されるように、高屈折率層51が形成される。
塗布系の高屈折率材料としては、例えば、TiOx,ZnOx等の透明金属酸化膜微粒子が含有されたシロキサンベースの材料が用いられるが、その材料はこれに限定されるものではない。高屈折率材料の屈折率としては、一般的に光路として用いられる材料の屈折率1.4乃至1.6より高い屈折率とされ、1.8以上であることが好ましい。
高屈折率層51の成膜には、例えばスピンコートが用いられ、その膜厚は、電極パッド50の高さより厚い膜厚とされるが、電極パッド50の高さや層内レンズ51aの所望される高さに応じて最適化される。なお、層内レンズ51aの高さに応じて、電極パッド50の高さを変えるようしてもよい。
高屈折率層51は、塗布によって形成されるので、電極パッド50による段差は高屈折率材料で解消することができ、さらに、電極パッド50上の高屈折率層51の膜厚を薄くすることができる。つまり、電極パッド50による段差が平坦化されるようにして、高屈折率層51が形成される。
ステップS11の後、高屈折率層51に層内レンズ51aを形成するためのレジストが形成される。レジスト形成後、ステップS12において、リソグラフィによってレンズパターンを形成し、熱処理(リフロー)を行うことで、図6Bに示されるように、球面状のレジスト72が形成される。
ここでも、高屈折率層51表面には段差がないので、レジスト塗布による塗布ムラが低減され、球面状のレジスト72を撮像面内で均一に形成することができる。
ステップS13において、ドライエッチングにより全面エッチバックが行われ、球面状に形成されたレジスト72が、高屈折率層51に転写されることで、図6Cに示されるように、層内レンズ51aが形成される。
上述したように、電極パッド50上の高屈折率材料(高屈折率層51)の膜厚は薄いので、このエッチバックにおいては、電極パッド50の露出を検知することで、エッチング量が調整することができる。
ここで、図7を参照して、ステップS13において行われるエッチバックの詳細について説明する。図7においては、図6Bの状態を時刻t=0、図6Cの状態を時刻t=4とし、時刻t=1乃至t=4における高屈折率層51の変化について説明する。
なお、エッチングに用いるエッチングガスの種類は、CF4,C4F8等のフロロカーボンガスやO2等とされる。
まず、時刻t=0の状態からエッチバックが開始されると、時刻t=1の状態においては、層内レンズ部分でレジスト72がエッチングされながら、レジストがない部分でもエッチングされる。そのため、レジスト72が被覆されていないレジスト72下の高屈折率層51は、レジスト72が転写されるようにエッチングされる。なお、電極パッド50上にはレジスト72がないので、電極パッド50上の高屈折率層51の膜厚は、時刻t=0の状態より薄くなる。
時刻t=2の状態になると、レジスト72下の高屈折率層51においては、レジスト72の転写がさらに進むとともに、電極パッド50上の高屈折率層51の膜厚はさらに薄くなる。
そして、時刻t=3の状態になると、電極パッド50上の高屈折率層51が全てエッチングされ、電極パッド50が露出することにより、電極パッド50(Al)がエッチングされる(プラズマにアタックされる)ようになる。このとき、Alと、エッチング時のプラズマ中のイオン/ラジカルとの反応生成イオン/ラジカル種が飛散する。
ドライエッチングにおいて、イオン/ラジカル種のモニタリングは、一般的に行われており、エッチング装置に備えられているエンドポイントディテクタ(EPD)によって、イオン/ラジカル種がモニタリングされる。イオン/ラジカル種に応じて、プラズマ中の発光波長は特定の波長となるので、プラズマ中の発光波長をモニタリングすることで、終点検知、すなわち、電極パッド50の露出(エッチング)の検知がなされるようになる。
時刻t=3の状態で、EPDによって終点検知がなされた後、所定のオーバーエッチングが行われると、時刻t=4の状態となる。オーバーエッチングのエッチング量は、所望されるレンズ形状によって決定される。例えば、曲率の大きいレンズを形成するためには、オーバーエッチングが長い時間行われるようにする。
ところで、図7を参照して説明したエッチバックにおいて、EPDによる終点検知がなされるためには、電極パッド50上の高屈折率材料(高屈折率層51)の膜厚と、エッチバックのエッチング量との関係が重要となる。
図8は、電極パッド50の高さを一定にし、高屈折率材料の膜厚を変化させた場合の、エッチバック開始時(時刻t=0)の状態と、エッチバック終了時(時刻t=4)の状態とを示している。図8Aは、高屈折率材料の膜厚を最も薄くした場合を示しており、図8Eは、高屈折率材料の膜厚を最も厚くした場合を示している。
図8Aの場合、時刻t=0での高屈折率材料の膜厚が薄すぎるため、EPDによる終点検知にマージンがなく、所望されるレンズ形状の層内レンズ51aを形成することができない。
図8Bおよび図8Cの場合、時刻t=0での高屈折率材料の膜厚が適切であり、EPDによる終点検知が適切になされることで、所望されるレンズ形状の層内レンズ51aを形成することが可能となる。
一方、図8Dおよび図8Eの場合、時刻t=0での高屈折率材料の膜厚が厚すぎるため、EPDによる終点検知がなされない。
また、図9は、高屈折率材料の膜厚を一定にし、電極パッド50の高さ(膜厚)を変化させた場合の、エッチバック開始時(時刻t=0)の状態と、エッチバック終了時(時刻t=4)の状態とを示している。図9Aは、電極パッド50の膜厚を最も薄くした場合を示しており、図9Eは、電極パッド50の膜厚を最も厚くした場合を示している。
図9Aおよび図9Bの場合、時刻t=0での高屈折率材料の膜厚が厚すぎるため、EPDによる終点検知がなされない。
図9Cの場合、時刻t=0での高屈折率材料の膜厚が適切であり、EPDによる終点検知が適切になされることで、所望されるレンズ形状の層内レンズ51aを形成することが可能となる。
一方、図9Dおよび図9Eの場合、時刻t=0での高屈折率材料の膜厚が薄すぎるため、EPDによる終点検知にマージンがなく、所望されるレンズ形状の層内レンズ51aを形成することができない。
以上のことから、図10に示されるように、エッチバック開始時(時刻t=0)の電極パッド50上の高屈折率材料(高屈折率層51)の膜厚をTaとし、エッチバックのエッチング量をTbとすると、EPDによる終点検知が適切になされ、所望されるレンズ形状の層内レンズ51aが形成されるための条件は、Tb>Taとされる。
高屈折率材料の成膜量とエッチバックのエッチング量とは、必ずしも一定ではないので、これらのばらつきがレンズ形状のばらつきの原因となることがあるが、以上の条件の下でエッチングの終点検知が行われることで、レンズ形状のばらつきを抑えることができる。
さて、図5のフローチャートに戻り、図6Dに示されるように、ステップS14においては、高屈折率層51上に平坦化膜52が形成され、ステップS15においては、平坦化膜52上にカラーフィルタ53が形成される。
従来のレンズ形成の工程では、高屈折率層71において、電極パッド50による大きな段差が存在するため、平坦化膜52を厚く形成する必要があった(図4D)。一方、本技術のレンズ形成の工程では、高屈折率層51において、電極パッド50による段差はほとんど存在しないため、平坦化膜52を薄く形成することができる。
そして、図6Eに示されるように、ステップS16においては、マイクロレンズ54aが形成され、ステップS17においては、開口部55(パッド開口部)が形成される。
従来のレンズ形成の工程では、被エッチング層は、マイクロレンズ材54、平坦化膜52、高屈折率層71、および図示せぬ反射防止材等であったが、本技術のレンズ形成の工程では、マイクロレンズ材54、平坦化膜52、および図示せぬ反射防止材となる。このように、本技術のレンズ形成の工程では、従来のレンズ形成の工程と比べて、被エッチング層を少なくすることができる。
以上の処理によれば、平坦化膜52を薄く形成することができるので、従来の技術と比べて、マイクロレンズ54aと層内レンズ51aとの距離を近づけることができ、集光性向上や、減衰する光量低減といった観点で、より良好な集光特性を得ることが可能となる。
また、層内レンズ51aの形状のばらつきを抑えることができるので、集光性のばらつきを抑えるとともに、混色を抑制することも可能となる。
さらに、従来のレンズ形成の工程と比べて、被エッチング層を少なくすることができるので、電極パッド50のエッチングによるAlエッチング量の低減、Al含有デポ物の低減によるポリマー剥離工程の容易化、フッ化アルミニウム低減によるコロージョンの低減といった効果を奏することができ、また、開口部55の開口の工程におけるドライエッチングのプロセス時間を短縮することができる。さらにまた、開口部55の深さを抑えることができるので、固体撮像装置1の実装時に行われるボンディングを容易にすることができる。
ところで、デジタルカメラ等におけるオートフォーカス機能は、システム内の機械的な構造を用いたコントラスト方式により実現されるが、近年、固体撮像装置の画素中に、位相差検出画素を混在させることで、オートフォーカス機能を実現することが行われている(位相差検出方式)。位相差検出画素は、受光部に入射する光を、その上層に設けられた遮光膜で遮光するようになされている。
以下においては、位相差検出画素を含む固体撮像装置の構成について説明する。
[位相差検出画素を含む固体撮像装置の構成例]
図11は、位相差検出画素を含む固体撮像装置の構成例を示している。
位相差検出画素は、固体撮像装置1の撮像領域31において、行列状に配置される複数の画素10の中に散在して配置される。例えば、位相差検出画素は、その受光部の右側が遮光された画素と、受光部の左側が遮光された画素とからなり、これらの画素が、固体撮像装置1における画素行のうちの所定の1行において、画素10の一部を置き換えることで、特定のパターンで規則的に配置される。
図11においては、フォトダイオード42の受光面の一部(具体的には、右側の略半分)が遮光された位相差検出画素80の断面が示されている。
なお、図11に示される位相差検出画素80と、図3を参照して説明した画素10とで、同様にして形成される部分については、その説明を省略する。
図11に示される位相差検出画素80においては、配線層46の一部が、フォトダイオード42の受光面の一部を遮光する遮光部として形成される。
位相差検出画素80においては、受光面の一部が遮光されるため、感度の低下は避けられないが、本技術の層内レンズ51aにより、集光性を向上させることができるので、遮光による感度の低下を抑えることが可能となる。
[位相差検出画素を含む固体撮像装置の他の構成例]
図12は、位相差検出画素を含む固体撮像装置の他の構成例を示している。
図12に示される位相差検出画素80においては、マイクロレンズとして、他の画素10のマイクロレンズ54aより曲率の小さいマイクロレンズ54a'が形成される。
このような構成により、集光性をより向上させることができ、遮光による感度の低下をよりよく抑えることが可能となる。
[位相差検出画素を含む固体撮像装置のさらに他の構成例]
図13は、位相差検出画素を含む固体撮像装置のさらに他の構成例を示している。
図13に示される位相差検出画素80においては、層内レンズとして、他の画素10の層内レンズ51aより曲率の小さい層内レンズ51a'が形成される。
このような構成においても、集光性をより向上させることができ、遮光による感度の低下をよりよく抑えることが可能となる。
[位相差検出画素を含む固体撮像装置のさらに他の構成例]
図14は、位相差検出画素を含む固体撮像装置のさらに他の構成例を示している。
図14に示される位相差検出画素80においては、層内レンズとして、他の画素10の層内レンズ51aより曲率の小さい層内レンズ51a'が形成され、マイクロレンズとして、他の画素10のマイクロレンズ54aより曲率の小さいマイクロレンズ54a'が形成される。
このような構成により、集光性をさらに向上させることができ、遮光による感度の低下をより一層抑えることが可能となる。
[パッシベーション性の確保]
本技術の層内レンズ51aを形成する高屈折率材料には、パッシベーション性がない場合がある。この場合、図15に示されるように、固体撮像装置1を、高屈折率材料がパッシベーション層の上に塗布される構造を有するようにすることができる。
図15に示される固体撮像装置1と、図3を参照して説明した固体撮像装置1とで、同様にして形成される部分については、その説明を省略する。
図15の固体撮像装置1においては、電極パッド50(配線層49)が形成される前に、窒化シリコン膜等のパッシベーション層101が形成される。
このような構造により、高屈折率材料にパッシベーション性がない場合であっても、パッシベーション性を確保することができる。
また、固体撮像装置1を、図16に示される構造を有するようにしてもよい。
図16の固体撮像装置1においては、電極パッド50(配線層49)が形成された後に、窒化シリコン膜等のパッシベーション層102が形成される。
この場合、電極パッド50の上面のパッシベーション層102は、層内レンズ51a形成時のエッチバックの際に除去されてしまうが、その領域は小さく、また、電極パッド50の側面のパッシベーション層102は除去されずに残るので、十分にパッシベーション性を確保することができる。
[ダイシング時の膜剥がれについて]
一般的に、半導体装置において、平坦化膜の材料として、有機系の比較的柔らかい材料が用いられるが、その柔らかさのために、ダイシングの際、ダイシングブレードから平坦化膜に与えられる物理的な力によって、平坦化膜の切断面が破壊されることがある。これにより、平坦化膜そのものが剥がれたり、その上下の層が剥がれたりする。
図17は、ダイシング前の固体撮像装置1の断面図を示している。
図17に示されるように、固体撮像装置1と他の固体撮像装置1の間には、スクライブライン121が設けられている。ダイシングの際には、ダイシングブレードによってスクライブライン121が切削されることによって、固体撮像装置1がチップ化される。
ここで、本技術においては、平坦化膜52の膜厚は薄く形成されるので、平坦化膜52とダイシングブレードとが接触する面積が小さくなる。したがって、ダイシングブレードから平坦化膜に与えられる物理的な力を小さくすることができ、結果として、平坦化膜52の膜剥がれを抑制することが可能となる。
以上においては、本技術を、表面照射型のCMOSイメージセンサに適用した構成について説明してきたが、裏面照射型のCMOSイメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサといった固体撮像装置に適用するようにしてもよい。
また、本技術は、固体撮像装置への適用に限られるものではなく、撮像装置にも適用可能である。ここで、撮像装置とは、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のカメラシステムや、携帯電話機等の撮像機能を有する電子機器のことをいう。なお、電子機器に搭載されるモジュール状の形態、すなわちカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
[電子機器の構成例]
ここで、図18を参照して、本技術を適用した電子機器の構成例について説明する。
図18に示される電子機器200は、光学レンズ201、シャッタ装置202、固体撮像装置203、駆動回路204、および信号処理回路205を備えている。図18においては、固体撮像装置203として、上述した本技術の固体撮像装置1を電子機器(デジタルスチルカメラ)に設けた場合の実施の形態を示す。
光学レンズ201は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置203の撮像面上に結像させる。これにより、固体撮像装置203内に一定期間信号電荷が蓄積される。シャッタ装置202は、固体撮像装置203に対する光照射期間および遮光期間を制御する。
駆動回路204は、固体撮像装置203の信号転送動作およびシャッタ装置202のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路204から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置203は信号転送を行う。信号処理回路205は、固体撮像装置203から出力された信号に対して各種の信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶されたり、モニタに出力される。
本実施の形態の電子機器200においては、固体撮像装置203において、より良好な集光特性を得ることができるため、結果として画質の向上が図られるようになる。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
さらに、本技術は以下のような構成をとることができる。
(1)
画素が配置された撮像領域と、
前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、
前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズと
を備え、
前記層内レンズは、塗布系の高屈折率材料で形成され、
前記接続領域は、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料から、前記電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する
固体撮像装置。
(2)
前記高屈折率材料の上層に形成される平坦化膜と、
前記撮像領域の前記平坦化膜上で、前記画素毎に形成されるカラーフィルタおよびマイクロレンズをさらに備え、
前記開口部は、前記接続領域において、前記平坦化膜および前記マイクロレンズの材料がエッチングされることで形成される
(1)に記載の固体撮像装置。
(3)
前記電極パッドの上面の一部は、前記平坦化膜に接している
(2)に記載の固体撮像装置。
(4)
前記撮像領域には、前記画素として、受光面の一部が遮光された位相差検出画素が配置される
(1)に記載の固体撮像装置。
(5)
前記位相差検出画素の前記マイクロレンズは、他の前記画素の前記マイクロレンズより曲率が小さくなるように形成される
(4)に記載の固体撮像装置。
(6)
前記位相差検出画素の前記層内レンズは、他の前記画素の前記層内レンズより曲率が小さくなるように形成される
(4)または(5)に記載の固体撮像装置。
(7)
パッシベーション層をさらに備え、
前記高屈折率材料は、前記パッシベーション層の上に塗布される
(1)乃至(6)のいずれかに記載の固体撮像装置。
(8)
前記高屈折率材料は、金属酸化膜微粒子が含有されてなる
(1)乃至(7)のいずれかに記載の固体撮像装置。
(9)
画素が配置された撮像領域と、
前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、
前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズと
を備える固体撮像装置の製造方法において、
前記層内レンズを、塗布系の高屈折率材料に対するエッチバックにより形成し、
前記接続領域に、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料に対するエッチバックにより、前記電極パッドの上面を露出させた開口部を形成する
ステップを含む固体撮像装置の製造方法。
(10)
前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料に対するエッチバックにおいて、前記電極パッドがプラズマにアタックされることで発生する発光波長がモニタリングされる
(9)に記載の固体撮像装置の製造方法。
(11)
前記電極パッド上の前記高屈折率材料の膜厚は、前記高屈折率材料に対するエッチバックのエッチング量より小さくなるようになされる
(10)に記載の固体撮像装置の製造方法。
(12)
画素が配置された撮像領域と、
前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、
前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズと
を備え、
前記層内レンズは、塗布系の高屈折率材料で形成され、
前記接続領域は、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料から、前記電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する固体撮像装置
を備える電子機器。
1 固体撮像装置, 10 画素, 31 撮像領域, 32 周辺回路領域, 33 外部接続領域, 41 半導体基板, 42 フォトダイオード, 43 積層配線層, 44,45 層間絶縁膜, 46 配線層, 47,48 プラグ, 49 配線層, 50 電極パッド, 51 高屈折率層, 51a 層内レンズ, 52 平坦化膜, 53 カラーフィルタ, 54 マイクロレンズ材, 54a マイクロレンズ, 55 開口部, 80 位相差検出画素, 101,102 パッシベーション層, 121 スクライブライン, 200 電子機器, 203 固体撮像装置

Claims (12)

  1. 画素が配置された撮像領域と、
    前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、
    前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズと
    を備え、
    前記層内レンズは、塗布系の高屈折率材料で形成され、
    前記接続領域は、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料から、前記電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する
    固体撮像装置。
  2. 前記高屈折率材料の上層に形成される平坦化膜と、
    前記撮像領域の前記平坦化膜上で、前記画素毎に形成されるカラーフィルタおよびマイクロレンズをさらに備え、
    前記開口部は、前記接続領域において、前記平坦化膜および前記マイクロレンズの材料がエッチングされることで形成される
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記電極パッドの上面の一部は、前記平坦化膜に接している
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記撮像領域には、前記画素として、受光面の一部が遮光された位相差検出画素が配置される
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記位相差検出画素の前記マイクロレンズは、他の前記画素の前記マイクロレンズより曲率が小さくなるように形成される
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記位相差検出画素の前記層内レンズは、他の前記画素の前記層内レンズより曲率が小さくなるように形成される
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  7. パッシベーション層をさらに備え、
    前記高屈折率材料は、前記パッシベーション層の上に塗布される
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  8. 前記高屈折率材料は、金属酸化膜微粒子が含有されてなる
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  9. 画素が配置された撮像領域と、
    前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、
    前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズと
    を備える固体撮像装置の製造方法において、
    前記層内レンズを、塗布系の高屈折率材料に対するエッチバックにより形成し、
    前記接続領域に、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料に対するエッチバックにより、前記電極パッドの上面を露出させた開口部を形成する
    ステップを含む固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料に対するエッチバックにおいて、前記電極パッドがプラズマにアタックされることで発生する発光波長がモニタリングされる
    請求項9に記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 前記電極パッド上の前記高屈折率材料の膜厚は、前記高屈折率材料に対するエッチバックのエッチング量より小さくなるようになされる
    請求項10に記載の固体撮像装置の製造方法。
  12. 画素が配置された撮像領域と、
    前記撮像領域の周囲で電極パッドが設けられた接続領域と、
    前記撮像領域で、前記画素毎に形成される層内レンズと
    を備え、
    前記層内レンズは、塗布系の高屈折率材料で形成され、
    前記接続領域は、前記電極パッド上に塗布された前記高屈折率材料から、前記電極パッドの上面が露出されて形成される開口部を有する固体撮像装置
    を備える電子機器。
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