JP2015028555A - 防振機能を有するコンバータレンズ群を有する光学系 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着前後でスペック変化がなく、小型軽量であり、装着前後及び防振時の性能が良好な、防振コンバータレンズ群を有する光学系を提供する。
【解決手段】防振機能を有するコンバータレンズ群ISCは下記条件式を満たす。|fis/f|>2.5、|(ol-ok−bkd)/f|<0.04、ただし、fis:防振コンバータレンズ群の焦点距離、f:主光学系の焦点距離、o1、ok、bkd:防振コンバータレンズ群の前側主点位置、後側主点位置、ブロック長。
【選択図】図2
【解決手段】防振機能を有するコンバータレンズ群ISCは下記条件式を満たす。|fis/f|>2.5、|(ol-ok−bkd)/f|<0.04、ただし、fis:防振コンバータレンズ群の焦点距離、f:主光学系の焦点距離、o1、ok、bkd:防振コンバータレンズ群の前側主点位置、後側主点位置、ブロック長。
【選択図】図2
Description
本発明は、防振機能を有するコンバータレンズ群を含む光学系に関し、例えば一眼レフカメラ・デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮影レンズに好適なものである。
従来より、一眼レフカメラ等の撮影光学系では、手持ち撮影時の手ぶれによる像劣化を軽減する防振機能を有する光学系が要望されている。特に、長焦点距離の光学系においては、手ブレによる画角変動が大きくなるため、防振機能への要望が特に大きい。一方で長焦点距離の光学系は、小型軽量化も同時に要望されている。防振機能には、特許文献1に示すように、一部のレンズ群を光軸と直行方向に偏芯させることで防振を行う方法が最も広く用いられている。
このような防振機能を設けるには、光軸直行方向に偏芯するシフトレンズ群と、シフトレンズ群の偏芯収差を補正する偏芯収差補償レンズ群と、シフトレンズ群を駆動させるための機構を新たに設ける必要があり、光学系全体が重量化してしまう。そのため、防振機能を必要としない、例えば光学系を三脚等に固定して撮影する時には、防振機能は逆に煩わしいものとなり得る。そのため、特許文献2、特許文献3、特許文献4では、防振機能を有する着脱可能なコンバータレンズが報告されている。
特許文献2は、光学系の物体側に取り付けるタイプの防振コンバータレンズが紹介されている。長焦点距離の光学系は、最も物体側のレンズの外径が最も大きくなるため、その物体側にコンバータレンズを装着する場合、コンバータレンズの外径をより大きくする必要がある。そのため、コンバータレンズ自体が大型化し、携帯性を逸する上に、コンバータレンズ装着時に大幅な重量化を招くため、好ましくない。
特許文献3は、光学系の像側に取り付けるタイプの防振コンバータレンズが紹介されている。この方法では、コンバータレンズが小型軽量化できるが、装着時の全長が長くなってしまう上に、コンバータレンズ位置での軸外主光線高h−が大きいため、防振時の軸外収差変動が大きくなってしまう。また、軸上光線高hが小さいため防振敏感度を得にくく、十分な防振敏感度を得ようとすると、コンバータレンズがパワーを持つ変倍効果を有する光学系となってしまう。
その場合、コンバータレンズを装着した際、防振機能が付加されるだけでなく、焦点距離やFNO等のスペックが変化してしまい、希望する仕様での撮影ができなくなってしまう。それに対し、特許文献4では、コンバータレンズ装着前の主光学系の最も像側のレンズを絞り付近の十分にhが大きい位置とすることで、比較的hが大きい位置に防振コンバータを装着可能にしている。それにより、防振敏感度を得やすくなるため、コンバータレンズ自体を略ノンパワーにすることができ、装着前後でのスペック変化がなく使用できる。
ところがこの方法では、防振時の軸外収差を補正するために、防振コンバータレンズ内の偏芯収差補償群に多くの枚数を費やしており、防振コンバータレンズが重量化してしまう。また、光学断面図だけを見ると主光学系の後部に防振コンバータが装着されているように見えるが、実際に防振コンバータ系が配置される位置は、主光学系のマウント部よりも物体側であり、挿脱時にバックが変ってしまうため挿脱前後でフランジバックを再調整できる機能が不可欠となる。
よって、光学系保持機構まで考えると、この防振コンバータは、主光学系のマウント部に装着する形では実施できず、主光学系のマウント部まで含めた後部を交換する形でしか実施できないと言える。そのため、交換部品が大型重量化し、形態性を逸してしまう上に、コストアップを招いてしまう。
以上の問題を鑑み、本発明では、装着前後でスペック変化がなく、小型軽量であり、装着前後及び防振時の性能が良好な、防振コンバータレンズ群を有する光学系を得ることを目的としている。
防振機能を有するコンバータレンズ群を有し、該レンズ群が下記条件式を満たすことにより、課題を解決している。
|fis/f| > 2.5
|(ol - ok − bkd)/f| < 0.04
・fis:防振コンバータレンズ群の焦点距離
・f:主光学系の焦点距離
・o1、ok、bkd:防振コンバータレンズ群の前側主点位置、後側主点位置、ブロック長
|(ol - ok − bkd)/f| < 0.04
・fis:防振コンバータレンズ群の焦点距離
・f:主光学系の焦点距離
・o1、ok、bkd:防振コンバータレンズ群の前側主点位置、後側主点位置、ブロック長
本発明によれば、装着前後でスペック変化がなく、小型軽量であり、装着前後及び防振時の性能が良好な、防振コンバータレンズ群を有する光学系を得ることができる。
本発明は、ユーザーが用途により防振機能か軽量化かの選択可能な、防振コンバータを有する光学系として使用される以外に、防振機能を有する光学系と、防振機能がない軽量な光学系の2系統を大部分の部品を流用して併売できる商業的利点としても使用され得る。
本発明において、装着前後でスペック変化がなく、比較的小型軽量であり、装着前後、及び防振時の性能が良好な、防振コンバータレンズ群を有する光学系を得るに至った原理について説明する。装着前後でのスペック変化を無くすためには、防振コンバータレンズ群を略ノンパワーとし、変倍効果を無くす必要がある。十分な防振敏感度を得つつ、防振コンバータレンズ群を略ノンパワーとするには、特許文献4のように、装着位置を軸上光線高hが比較的大きい位置にする必要がある。
ところが特許文献4では、防振による軸外収差の劣化を補償するべく、防振コンバータレンズ群の像側に配置される偏芯収差補償群に多くの枚数を費やしており、大型重量化を招いていた。また、主光学系において、像側の軸外主光線高h−が高い位置にレンズを配置していないため、主光学系の軸外収差が良好に補正されているとは言えなかった。
そこで本発明では、主光学系において、防振コンバータが装着される位置よりも像側にレンズ群を配置し、主光学系の軸外収差補正と防振時の偏芯収差補償を共に担当することで、防振コンバータ内の枚数軽減と、主光学系の高性能を両立できることを見出した。それは即ち、主光学系中のレンズ群間に、防振コンバータレンズ群が挿入される、挿入式防振コンバータという形になる。そうすることで、特許文献4のように主光学系のマウント部を含む後部を丸ごと交換する必要がなくなり、防振コンバータを小型軽量化できる。
但しこの時、防振コンバータの装着時も、主光学系のマウントが使用されるため、防振コンバータ装着前後で光学系のバックフォーカスを一致させる必要がある。
そこで本発明では、ノンパワーの防振コンバータの前側主点位置と後側主点位置を略一致させると、その近軸解が挿入前後で変化がなくなり、防振コンバータ挿入時のバックフォーカスを不変にできることを見出した。
本発明では以上のようにして、装着前後でスペック変化がなく、比較的小型軽量であり、装着前後、及び防振時の性能が良好な、防振コンバータレンズ群を有する光学系を得るに至った。
次に、本実施例の光学系における、最良の形態を述べる。
本発明の光学系は、主光学系と、主光学系中に着脱可能な防振コンバータレンズ群から成り、防振コンバータレンズ群は、条件式(1)及び(2)を満たしている。
|fis/f|> 2.5 ・・・(1)
|(ol - ok − bkd)/f| < 0.04 ・・・(2)
・fis:防振コンバータレンズ群の焦点距離
・f:主光学系の焦点距離
・o1、ok、bkd:防振コンバータレンズ群の前側主点位置、後側主点位置、ブロック長
条件式(1)は、防振コンバータ自体を略ノンパワーとし、防振コンバータ挿入前後でのスペック変化を極力小さくするための式である。条件式(1)の下限値を逸脱した場合、防振コンバータのパワーが強くなり、装着時の焦点距離やFNO等のスペックが変化してしまう。
|(ol - ok − bkd)/f| < 0.04 ・・・(2)
・fis:防振コンバータレンズ群の焦点距離
・f:主光学系の焦点距離
・o1、ok、bkd:防振コンバータレンズ群の前側主点位置、後側主点位置、ブロック長
条件式(1)は、防振コンバータ自体を略ノンパワーとし、防振コンバータ挿入前後でのスペック変化を極力小さくするための式である。条件式(1)の下限値を逸脱した場合、防振コンバータのパワーが強くなり、装着時の焦点距離やFNO等のスペックが変化してしまう。
また、条件式(2)は、防振コンバータの最も物体側のレンズ頂点位置から前側主点までの位置と、最も像側のレンズ頂点から後側主点位置を略一致させることを規定し、コンバータ挿入時のバックフォーカス変化を極力小さくするための式である。条件式(2)の上限値を逸脱すると、防振コンバータレンズ群の前側主点位置と後側主点位置に誤差が生じ、防振コンバータがノンパワーであったとしても、その主点位置間の誤差に応じてバックフォーカスがシフトし、合焦位置がずれてしまう。
条件式(1)、(2)は、より好ましくは(1’)、(2’)を満たすと良い。
|fis/f|> 4.0 ・・・(1’)
|(ol - ok − bkd)/f| < 0.025 ・・・(2’)
次に、本発明では、前記防振機能を有するコンバータレンズ群を取り外しが可能な機構を有することを特徴としている。
|(ol - ok − bkd)/f| < 0.025 ・・・(2’)
次に、本発明では、前記防振機能を有するコンバータレンズ群を取り外しが可能な機構を有することを特徴としている。
次に本発明を実施するためのより好ましい条件について説明する。本発明は、特に防振機能の要望と小型軽量化が同時に求められる長焦点距離の光学系に用いられることが好ましい。長焦点距離の光学系は、物体側より順に、正の第1レンズ群、フォーカスで駆動する負の第2レンズ群を有するテレフォトタイプと呼ばれる光学系が最も広く用いられている。
テレフォトタイプの光学系で本発明を実施するには、第2レンズ群の像側に1つ以上のレンズ群を設け、その最終レンズ群より物体側に防振コンバータレンズ群の挿入部を設けることが好ましい。
最終レンズ群が防振コンバータ挿入箇所よりも像側にあることで、主光学系の軸外収差補正効果と同時に防振時の偏芯収差補償効果を得られ、防振コンバータ内の偏芯補償群の枚数を減らし、小型軽量化することができる。
また、比較的hが大きい位置に防振コンバータを挿入できるため、防振コンバータレンズ群を略ノンパワーとしつつ、十分な防振敏感度を得やすくすることもできる。
次に、防振コンバータレンズ群は、物体側より順に、光軸に対して固定の偏芯収差補償レンズ群1、光軸の直行方向に偏芯するシフトレンズ群、光軸に対して固定の偏芯収差補償レンズ群2より構成されることが好ましい。それにより、偏芯収差補償レンズ群1、2では、それぞれシフトレンズ群よりもh、h−が大きくなるため、軸上光束、軸外光束の偏芯収差を効果的に補正することができる。
更に、偏芯収差補償レンズ群1、2が同符号のパワーを有し、シフトレンズ群が前記偏芯補償レンズ群1、2とは異符号のパワーであると、シフトレンズ群で発生する偏芯収差を効果的に補正できるため、好ましい。更に、偏芯収差補償レンズ群1、2が、条件式(3)を満たすと良い。
|fisC1| > |fisC2|・・・(3)
・ fisC1 :偏芯収差補償レンズ群1の焦点距離
・ fisC2 :偏芯収差補償レンズ群2の焦点距離
条件式(3)を逸脱した場合、シフトレンズ群よりもhが高い側の偏芯補償レンズ群のパワーが大きくなり過ぎるため、防振レンズ群自体をノンパワーとするべく、シフトレンズ群のパワーも大きくする必要が生じ、防振時の収差変動が大きくなってしまう。更に、偏芯収差補償レンズ群2は、前述したように主光学系の最終レンズ群と、その役割を分担できるため、2枚以下の枚数で構成することが、防振コンバータの小型軽量化のために好ましい。
・ fisC1 :偏芯収差補償レンズ群1の焦点距離
・ fisC2 :偏芯収差補償レンズ群2の焦点距離
条件式(3)を逸脱した場合、シフトレンズ群よりもhが高い側の偏芯補償レンズ群のパワーが大きくなり過ぎるため、防振レンズ群自体をノンパワーとするべく、シフトレンズ群のパワーも大きくする必要が生じ、防振時の収差変動が大きくなってしまう。更に、偏芯収差補償レンズ群2は、前述したように主光学系の最終レンズ群と、その役割を分担できるため、2枚以下の枚数で構成することが、防振コンバータの小型軽量化のために好ましい。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1、図5は、本発明における実施形態1、2の主光学系の断面図である。図2、図6は、本発明における実施形態1、2の、防振コンバータ装着時の断面図である。図3、図7は、本発明における実施形態1、2の主光学系の物体距離無限時の収差図である。図4、図8は、本発明における実施形態1、2の、防振コンバータ装着時の物体距離無限時の収差図である。
それぞれの収差図は、左から順に、球面収差(軸上色収差)、非点収差、歪曲、倍率色収差を表している。球面収差と倍率色収差を示す図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(435.8nm)を表している。また、非点収差を示す図において、実線はd線のサジタル方向、破線はd線のメリディオナル方向を表している。また、歪曲を示す図は、d線における歪曲を表している。
数値実施例1a、2aに、実施形態1、2の主光学系のレンズデータを示す。また、数値実施例1b、2bに、実施形態1、2の防振コンバータ装着時のレンズデータを示す。これらの数値実施例では、物体側からの各面の順序、各光学面の曲率半径r、各光学面の間隔d、各光学部材のd線における屈折率nd、アッベ数νd、光線有効径を示している。また、焦点距離、Fナンバー等のスペックに加え、画角は全系の半画角、像高は半画角を決定する最大像高、レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離、BFは最終レンズ面から像面までの長さを示している。
尚、以下に記載する数値実施例1、2のレンズデータに基づく、各条件式の計算結果を表1に示す。
(数値実施例1a)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 293.446 16.85 1.48749 70.2 135.72
2 -545.990 22.00 134.97
3 122.945 22.53 1.43387 95.1 119.60
4 -434.610 0.13 117.93
5 -446.682 4.30 1.65412 39.7 117.65
6 229.820 25.00 110.77
7 91.205 13.71 1.43387 95.1 96.78
8 355.990 1.00 94.79
9 75.833 6.00 1.48749 70.2 85.44
10 55.094 28.61 76.86
11 11048.078 6.72 1.80809 22.8 68.63
12 -161.519 2.60 1.76200 40.1 67.60
13 125.755 85.86 63.84
14(絞り) ∞ 69.37 44.45
15 201.817 4.53 1.83400 37.2 42.49
16 -186.341 20.40 42.48
17 -114.230 1.90 1.80809 22.8 39.14
18 1343.604 4.36 39.45
19 ∞ 2.20 1.51633 64.1 50.00
20 ∞
各種データ
焦点距離 392.50
Fナンバー 2.92
画角 3.16
像高 21.64
レンズ全長 379.64
BF 41.57
レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 221.30 111.52 3.21 -81.37
2 11 -175.56 95.18 5.34 -85.72
3 15 433.38 33.39 -70.85 -87.20
(数値実施例1b)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 293.446 16.85 1.48749 70.2 135.72
2 -545.990 22.00 134.97
3 122.945 22.53 1.43387 95.1 119.60
4 -434.610 0.13 117.93
5 -446.682 4.30 1.65412 39.7 117.65
6 229.820 25.00 110.77
7 91.205 13.71 1.43387 95.1 96.78
8 355.990 1.00 94.79
9 75.833 6.00 1.48749 70.2 85.44
10 55.094 28.61 76.86
11 11048.078 6.72 1.80809 22.8 68.63
12 -161.519 2.60 1.76200 40.1 67.60
13 125.755 85.86 63.84
14(絞り) ∞ 2.00 44.45
15 100.212 13.11 1.66998 39.3 43.40
16 -53.209 2.00 1.84666 23.8 41.86
17 -359.163 2.00 40.49
18 -508.417 5.14 1.84666 23.8 39.97
19 -59.973 1.70 1.51823 58.9 39.45
20 104.615 4.04 37.91
21 -118.208 1.63 1.83481 42.7 37.75
22 83.809 3.00 37.08
23 93.034 6.13 1.48749 70.2 37.45
24 -88.446 28.62 37.69
25 201.817 4.53 1.83400 37.2 42.49
26 -186.341 20.40 42.48
27 -114.230 1.90 1.80809 22.8 39.14
28 1343.604 4.36 39.45
29 ∞ 2.20 1.51633 64.1 50.00
30 ∞
各種データ
焦点距離 392.50
Fナンバー 2.92
画角 3.16
像高 21.64
レンズ全長 379.64
BF 41.56
レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 221.30 111.52 3.21 -81.37
2 11 -175.56 95.18 5.34 -85.72
3 15 -2642.16 38.75 179.74 140.99
4 25 433.38 33.39 -70.85 -87.20C1 15 173.50 15.11 -0.86 -9.77
IS 18 -54.65 12.51 8.12 -0.66
C2 23 94.05 6.13 2.14 -2.03
(数値実施例2a)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 241.234 11.59 1.48749 70.2 103.51
2 -449.843 10.00 102.94
3 105.864 16.84 1.43387 95.1 95.40
4 -354.007 0.13 94.25
5 -371.617 4.30 1.65412 39.7 93.99
6 211.270 10.00 89.28
7 71.653 11.05 1.43387 95.1 82.61
8 196.632 1.00 81.18
9 80.106 6.00 1.48749 70.2 76.28
10 49.934 23.79 67.93
11 395.277 6.72 1.80809 22.8 59.55
12 -138.591 2.60 1.85026 32.3 58.69
13 133.373 81.04 55.81
14(絞り) ∞ 42.73 35.32
15 152.350 4.26 1.85026 32.3 38.34
16 -140.081 14.79 38.34
17 -85.099 1.90 1.80809 22.8 34.86
18 304.699 2.50 35.09
19 ∞ 2.20 1.51633 64.1 50.00
20 ∞
各種データ
焦点距離 300.13
Fナンバー 2.99
画角 4.12
像高 21.64
レンズ全長 294.80
BF 41.36
レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 203.46 70.91 -17.36 -62.65
2 11 -218.89 90.36 7.40 -78.84
3 15 598.56 25.65 -116.33 -116.50
(数値実施例2b)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 241.234 11.59 1.48749 70.2 103.51
2 -449.843 10.00 102.94
3 105.864 16.84 1.43387 95.1 95.40
4 -354.007 0.13 94.25
5 -371.617 4.30 1.65412 39.7 93.99
6 211.270 10.00 89.28
7 71.653 11.05 1.43387 95.1 82.61
8 196.632 1.00 81.18
9 80.106 6.00 1.48749 70.2 76.28
10 49.934 23.79 67.93
11 395.277 6.72 1.80809 22.8 59.55
12 -138.591 2.60 1.85026 32.3 58.69
13 133.373 81.04 55.81
14(絞り) ∞ 2.00 35.32
15 61.614 8.01 1.60562 43.7 35.63
16 -53.060 2.00 1.84666 23.8 35.49
17 -331.084 2.00 35.22
18 -2420.479 4.40 1.84666 23.8 35.26
19 -55.475 1.70 1.48749 70.2 35.14
20 57.878 4.07 35.38
21 -100.427 1.63 1.80400 46.6 35.37
22 58.710 3.00 35.81
23 68.920 8.93 1.51742 52.4 36.12
24 -38.360 2.00 1.84666 23.8 36.35
25 -57.669 3.00 36.90
26 152.350 4.26 1.85026 32.3 38.34
27 -140.081 14.79 38.34
28 -85.099 1.90 1.80809 22.8 34.86
29 304.699 2.50 35.09
30 ∞ 2.20 1.51633 64.1 50.00
31 ∞
各種データ
焦点距離 292.63
Fナンバー 2.91
画角 4.23
像高 21.64
レンズ全長 294.81
BF 41.36
レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 203.46 70.91 -17.36 -62.65
2 11 -218.89 90.36 7.40 -78.84
3 15 -8213.04 37.73 349.45 306.44
4 26 598.56 25.65 -116.33 -116.50C1 15 126.17 10.01 -0.89 -6.94
IS 18 -41.44 11.80 8.00 -0.51
C2 23 74.92 10.93 3.94 -3.25
以下、実施形態における詳細な構成について説明する。
(実施形態1)
実施形態1の主光学系は、物体側より順に、正の第1レンズ群、フォーカスで駆動する負の第2レンズ群、絞り、正の第3レンズ群の順に構成されている。また、防振コンバータレンズ群は、絞りと正の第3レンズ群の間に挿入される。防振コンバータレンズ群は、条件式(1)と(2)を共に満たしており、挿入前後で焦点距離やFNO等のスペック変化がなく、また主光学系とバックフォーカスも不変としている。
実施形態1の主光学系は、物体側より順に、正の第1レンズ群、フォーカスで駆動する負の第2レンズ群、絞り、正の第3レンズ群の順に構成されている。また、防振コンバータレンズ群は、絞りと正の第3レンズ群の間に挿入される。防振コンバータレンズ群は、条件式(1)と(2)を共に満たしており、挿入前後で焦点距離やFNO等のスペック変化がなく、また主光学系とバックフォーカスも不変としている。
次に、防振コンバータレンズ群の構成は、正負の接合レンズから成る偏芯収差補償群1、正負の接合と負レンズより成り、光軸に対して垂直方向に偏芯することで防振を行うシフトレンズ群、正の単レンズより成る偏芯収差補償群2より成っている。それにより、軸上光束と軸外光束の偏芯収差を共に良好に満たすと共に、防振コンバータレンズ群の小型軽量化も同時に達成している。
(実施形態2)
実施形態2の主光学系は、物体側より順に、正の第1レンズ群、フォーカスで駆動する負の第2レンズ群、絞り、正の第3レンズ群の順に構成されている。また、防振コンバータレンズ群は、絞りと正の第3レンズ群の間に挿入される。防振コンバータレンズ群は、条件式(1)と(2)を共に満たしており、挿入前後で焦点距離やFNO等のスペック変化がなく、また主光学系とバックフォーカスも不変としている。
実施形態2の主光学系は、物体側より順に、正の第1レンズ群、フォーカスで駆動する負の第2レンズ群、絞り、正の第3レンズ群の順に構成されている。また、防振コンバータレンズ群は、絞りと正の第3レンズ群の間に挿入される。防振コンバータレンズ群は、条件式(1)と(2)を共に満たしており、挿入前後で焦点距離やFNO等のスペック変化がなく、また主光学系とバックフォーカスも不変としている。
次に、防振コンバータレンズ群の構成は、正負の接合レンズから成る偏芯収差補償群1、正負の接合と負レンズより成り、光軸に対して垂直方向に偏芯することで防振を行うシフトレンズ群、正負の接合レンズより成る偏芯収差補償群2より成っている。それにより、軸上光束と軸外光束の偏芯収差を共に良好に満たすと共に、防振コンバータレンズ群の小型軽量化も同時に達成している。
以上、本発明の好ましい光学系の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは言うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
SP:絞り
IP:撮像面
L1〜L4:第1レンズ群〜第4レンズ群
ISC:防振コンバータレンズ群
C1、C2:偏芯収差補償レンズ群1、2
IS:シフトレンズ群
Focus:フォーカシングで移動する群と、その移動方向
IP:撮像面
L1〜L4:第1レンズ群〜第4レンズ群
ISC:防振コンバータレンズ群
C1、C2:偏芯収差補償レンズ群1、2
IS:シフトレンズ群
Focus:フォーカシングで移動する群と、その移動方向
Claims (8)
- 防振機能を有するコンバータレンズ群を有し、該レンズ群が下記条件式を満たすことを特徴とする光学系。
|fis/f| > 2.5
|(ol - ok − bkd)/f| < 0.04
・fis:防振コンバータレンズ群の焦点距離
・f:主光学系の焦点距離
・o1、ok、bkd:防振コンバータレンズ群の前側主点位置、後側主点位置、ブロック長 - 前記防振コンバータレンズ群を着脱可能な機構を有することを特徴とする、請求項1に記載の光学系。
- 主光学系が、物体側より順に正の第1レンズ群、フォーカシングで駆動する負の第2レンズ群、正または負の最終レンズ群を有する3群以上から成り、最終レンズ群の物体側に前記防振コンバータレンズ群が挿入されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の光学系。
- 前記コンバータレンズ群が、物体側より順に、光軸に対して固定の偏芯収差補償レンズ群1、光軸の直行方向に偏芯するシフトレンズ群、光軸に対して固定の偏芯収差補償レンズ群2より構成されることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに1項に記載の光学系。
- 前記コンバータレンズ群において、偏芯収差補償レンズ群1と2が同符号のパワーであり、シフトレンズ群が偏芯補償レンズ群1、2とは異符号のパワーであることを特徴とする、請求項4に記載の光学系。
- 前記コンバータレンズ群において、下記条件式を満たすことを特徴とする請求項5に記載の光学系。
|fisC1| > |fisC2|
・ fisC1 :偏芯収差補償レンズ群1の焦点距離
・ fisC2 :偏芯収差補償レンズ群2の焦点距離 - 前記偏芯収差補償レンズ群2は、2枚以下のレンズ要素で構成されることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学系。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光学系を有することを特徴とする光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013158016A JP2015028555A (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 防振機能を有するコンバータレンズ群を有する光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013158016A JP2015028555A (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 防振機能を有するコンバータレンズ群を有する光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015028555A true JP2015028555A (ja) | 2015-02-12 |
Family
ID=52492290
Family Applications (1)
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JP2013158016A Pending JP2015028555A (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 防振機能を有するコンバータレンズ群を有する光学系 |
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016148793A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 富士フイルム株式会社 | 撮像レンズおよび撮像装置 |
WO2019131992A1 (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-04 | 株式会社ニコン | 光学系、光学機器及び光学系の製造方法 |
JP2019120770A (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-22 | 株式会社ニコン | 光学系、光学機器及び光学系の製造方法 |
JP2023009230A (ja) * | 2022-01-05 | 2023-01-19 | キヤノン株式会社 | 光学系及びそれを有する撮像装置 |
-
2013
- 2013-07-30 JP JP2013158016A patent/JP2015028555A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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