JP2015026962A - 告知放送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】センター装置10と複数のスマートフォン30とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システム1であって、センター装置10は、放送位置情報又は放送種別情報の少なくとも一方を含む告知放送情報と、スマートフォン30の端末特定情報とを取得し、当該取得した告知放送情報によって特定された告知放送を、当該取得した端末特定情報によって特定されるスマートフォン30に出力させるための告知放送信号を生成する信号生成部15aを備え、スマートフォン30は、現在位置取得部31と、放送位置情報又は放送種別情報の少なくとも一方と、スマートフォン30の現在位置とに基づいて、告知放送の出力要否又は出力タイミングを判定する放送判定部36aを備える。
【選択図】図1
Description
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態は、センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムに関するものである。ここで、「センター装置」とは、告知放送の配信元(以下、センター)に配置される装置である。「移動体通信端末」とは、移動しながら通信を行うことが可能な端末であり、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、及びスマートフォンが該当する。以下では、移動体通信端末がスマートフォンである場合について説明する。なお、以下では、センター装置を1台のみ設けた場合について説明するが、センター装置を任意の複数台設けてもよい。
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。最初に、実施の形態1に係る告知放送システムについて説明する。この実施の形態1は、放送位置情報又は放送種別情報の少なくとも一方と、移動体通信端末の現在位置とに基づいて、告知放送の出力要否又は出力タイミングを判定する形態である。
最初に、実施の形態1に係る告知放送システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図1に示すように、告知放送システム1は、センター装置10、プッシュ配信装置20、及び複数のスマートフォン30を、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成されている。
最初に、センター装置10の構成について説明する。センター装置10は、入力部11、出力部12、通信部13、記憶部14、及び制御部15を備えて構成されている。
入力部11は、センター装置10を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部11の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部11は、テキスト情報の入力を受け付けるキーボードや、告知放送用の音声の入力を受け付けるマイクを備えて構成されている。
出力部12は、センター装置10を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部12の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部12は、テキスト情報を出力するディスプレイや、音声情報を出力するスピーカを備えて構成されている。
通信部13は、センター装置10を利用するために必要な情報の送信及び受信を行うセンター側通信手段である。この通信部13は、告知放送情報によって特定された告知放送が、後述する端末IDによって特定されるスマートフォン30において出力可能となるように、後述する信号生成部15aにて生成された告知放送信号を、スマートフォン30に対して直接的又は間接的にプッシュ配信する。この通信部13の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
記憶部14は、センター装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。
図1において、制御部15は、センター装置10を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係るセンター側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してセンター装置10にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する。
次に、プッシュ配信装置20の構成について説明する。プッシュ配信装置20は、センター装置10からスマートフォン30への告知放送情報のプッシュ配信を中継するプッシュ配信中継手段である。
次に、スマートフォン30の構成について説明する。スマートフォン30は、現在位置取得部31、入力部32、出力部33、通信部34、記憶部35、及び制御部36を備えている。
現在位置取得部31は、スマートフォン30の現在位置を取得する現在位置取得手段である。具体的には、現在位置取得部31は、GPS、地磁気センサ、距離センサ、又はジャイロセンサ(いずれも図示省略)の少なくとも1つを有し、現在のスマートフォン30の位置(緯度及び経度を含む座標)を公知の方法にて検出する。
入力部32は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部32の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部32は、音声の入力を受け付けるマイクや、タッチパネルを備えて構成されている。タッチパネルは、ユーザの指等で押圧されることにより、ディスプレイに表示されている画像を移動させるための操作入力等を含む各種操作を受け付ける入力手段である。このタッチパネルは、透明又は半透明状に形成され、ディスプレイの前面において当該ディスプレイの表示面と重畳するように設けられている。このタッチパネルとしては、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパネルを使用することができる。
出力部33は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部33は、通信部34にて受信された告知放送信号に基づいて、スマートフォン30を保持するユーザに対して告知放送を出力する。この出力部33の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部33は、テキスト情報を出力するディスプレイや、音声情報を出力するスピーカを備えて構成されている。
通信部34は、スマートフォン30を利用するために必要な情報の送信及び受信を行う端末側通信手段である。この通信部34は、センター装置10の通信部13にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する。この通信部34の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
記憶部35は、スマートフォン30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。この記憶部35には、プッシュ配信装置20によって生成されたデバイストークンが記憶される。
制御部36は、スマートフォン30を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係る端末側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してスマートフォン30にインストールされることで、制御部36の各部を実質的に構成する。
次に、このように構成された告知放送システム1によって実行される処理について説明する。この処理は、ユーザ登録処理、グループ登録処理、告知放送処理に大別される。なお、以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記するものとし、特記しない場合には、センター装置10の制御部15、プッシュ配信装置20の制御部(図示省略)、あるいはスマートフォン30の制御部36によって、処理が実行されるものとする。
最初に、ユーザ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザを登録するための処理である。図5は、ユーザ登録処理のフローチャートである。端末側告知放送プログラムがスマートフォン30にインストールされると、スマートフォン30の制御部36は、プッシュ配信を許可するか否かを当該スマートフォン30のユーザに問い合わせるためのメッセージを、当該スマートフォン30の出力部33を介して出力する(SA1)。このメッセージを見たユーザは、プッシュ配信を許可する場合には、許可する旨を入力部32を介して入力する。この入力が行われた場合、制御部36は、端末IDを含んだユーザ登録要求信号を通信部34を介してプッシュ配信装置20に送信する(SA2)。ここで、「端末ID」とは、スマートフォン30を一意に識別するための端末特定情報であって、デバイストークンとは異なる情報であり、例えば、スマートフォン30の製造時に当該スマートフォン30に予め設定されている機器IDや、スマートフォン30に挿入されているSIMカードに設定されている電話番号である。
次に、グループ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザが所属するグループを登録するための処理である。図6は、グループ登録処理のフローチャートである。センター装置10の推奨グループ特定部15bは、ユーザ登録処理の終了後、グループを推奨すべきユーザ(ここでは、ユーザ登録処理でセンター装置10に登録されたユーザ)の属性情報をユーザDB14aから取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に(SB1)、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する(SB2)。
次に、告知放送処理について説明する。この処理は、告知放送を行うための処理である。図7は、告知放送処理のフローチャートである。センター装置10の管理者は、入力部11を介した所定の方法により、告知放送情報、グループ特定情報、放送種別情報、及び放送位置情報を入力する。「告知放送情報」とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送を特定するための情報であり、例えば、テキストデータ、音声データ、画像データが該当する。「グループ特定情報」とは、告知放送を送信すべきユーザが属するグループを特定するための情報であり、例えば、告知放送が一般告知放送である場合には一般用グループ、告知放送が緊急告知放送である場合には緊急用グループが該当する。「放送種別情報」とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための情報であり、例えば、「一般」又は「緊急」のいずれかである。「放送位置情報」とは、告知放送の出力範囲に含まれ得るスマートフォン30の位置を特定する情報である。ここで、「告知放送の出力範囲に含まれ得る」とは、スマートフォン30の現在位置が、当該放送位置情報にて特定された位置に含まれる場合には、当該スマートフォン30を当該告知放送を出力する端末候補に含めることを意味している。ただし、このように当該スマートフォン30を端末候補に含めた場合においても、放送判定部の判定結果により、当該スマートフォン30から実際に告知放送を出力する場合と、当該スマートフォン30から実際に告知放送を出力しない場合とがある。このような放送位置情報の入力の仕方は任意であるが、以下では、都道府県を特定するような放送位置情報を入力する場合について説明する。なお、管理者は、さらに放送日時情報を含めてもよい。「放送日時情報」とは、告知放送が一般告知放送である場合に、当該一般告知放送をスマートフォン30において出力するタイミングを特定するための情報であり、例えば、出力する年月日時を特定する情報である。
このように本実施の形態1によれば、放送位置情報又は放送種別情報の少なくとも一方と、スマートフォン30の現在位置とに基づいて、告知放送の出力要否又は出力タイミングを判定するので、センター装置10からスマートフォン30に対して告知放送をプッシュ配信した場合に、スマートフォン30の現在位置に応じて告知放送が出力されるので、例えば、スマートフォン30の現在位置に基づいて不要であると判定された告知放送については出力しないようにすることで、告知放送をプッシュ配信した場合においてもユーザに煩わしさを与えるような事態を防止することが可能になり、告知放送の利便性を向上させることが可能になる。
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、放送種別情報によって特定される種別に応じて、放送位置情報によって特定される位置を調整することにより、告知放送を出力すべき位置を特定し、当該特定した位置に、移動体通信端末の現在位置が含まれる場合に、告知放送信号に基づく告知放送の出力が必要であると判定する形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
最初に、実施の形態2に係る告知放送システムの構成について説明する。図8は、本実施の形態2に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図8に示すように、この告知放送システム2は、実施の形態1に係る告知放送システム1とほぼ同様に構成されているが、スマートフォン30の記憶部35に位置調整DB35aが格納されている点において異なる。
位置調整DB35aは、位置調整情報を格納する位置調整情報格納手段である。図9は、位置調整情報の構成例を示す図である。この図9に示すように、位置調整情報は、項目「放送種別情報」に対応する情報と、項目「位置調整範囲」に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。項目「放送種別情報」に対応する情報は、上述したように、スマートフォン30を介して放送したい告知放送の種別を特定するための情報であって、本実施の形態においては、告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための情報であり、例えば、「一般」又は「緊急」のいずれかである。さらに、「緊急」に関しては、全ての地域に共通の緊急放送であることを示す「共通」、津波が到達し得る地域向けの緊急放送であることを示す「津波」、山火事が到達し得る地域向けの緊急放送であることを示す「山火事」のいずれかが設定されている。項目「位置調整範囲」に対応する情報は、放送位置情報によって特定される位置の調整範囲を特定するための情報である。この情報の具体的な設定方法は任意であるが、本実施の形態においては、調整が不要であることを示す「調整不要」、沿岸部から所定距離(例えば20Km)以上離れた地域(以下、非沿岸部)を緊急放送の対象範囲から除外することを示す「非沿岸部除外」、山間部から所定距離(例えば20Km)以上離れた地域(以下、非山間部)を緊急放送の対象範囲から除外することを示す「非山間部除外」のいずれかが設定されている。
次に、実施の形態2に係る告知放送システム2によって実行される処理について説明する。ただし、ユーザ登録処理とグループ登録処理は実施の形態1と同様であるため、以下では、告知放送処理について説明する。図10は、告知放送処理のフローチャートである。なお、SD1〜SD4、SD7〜SD13は、図7の告知放送処理におけるSC1〜SC4、SC5〜SC11とそれぞれ同じであるため、その説明は省略する。
このように本実施の形態2によれば、放送種別情報によって特定される種別に応じて、放送位置情報によって特定される位置を調整するので、告知放送の種別に応じた適切な位置にいるユーザに対してのみ告知放送をプッシュ配信することが可能になる。
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、緊急告知放送の出力の即時性が従来と同程度であっても、緊急告知放送の出力を従来と異なる構成で行うことができる場合には、本願の課題は解決されている。
上記実施の形態においては、告知放送の種別として、一般告知放送と緊急告知放送の2種類を例示したが、その他にも、任意の種別の告知放送を行うことができる。また、一般告知放送に関しても、告知放送情報が入力された時に即時に行う随時放送と、所定時刻に行う定時放送とを行ってもよい。また、緊急告知放送としては、「共通」、「津波」、又は「山火事」が設定されているものとして説明したが、この他の任意の設定を行うことができ、例えば、これらの設定に加えて、「地震」、「気象」、及び「有事」を設定してもよい。そして、各設定に応じた位置調整の範囲を位置調整DB35aに格納しておくことで、各設定に応じた位置調整を行うことが可能になる。また、緊急告知放送としては、全国瞬時警報システム(J−ALERT)の如き各種の警報システムから伝達される放送を含めることができ、この場合においても、警報システムの種類や警報内容に応じた位置調整の範囲を位置調整DB35aに格納しておくことで、各設定に応じた位置調整を行うことが可能になる。
上記実施の形態においては、ユーザの現住所や出身地に基づいてグループを構成する場合を例示したが、その他の任意の基準に基づいてグループを構成することができ、例えば、特定の学校の特定のクラスに所属するユーザのグループを構成してもよい。また、グループ登録処理において、新規にグループが登録された際に、当該グループに登録するために必要になるパスワードを決定しておき、2番目以降のユーザが当該グループに登録を希望する際には、当該パスワードをスマートフォン30を介して入力した場合にのみ、登録を認めるようにしてもよい。あるいは、グループに関する構成や処理を省略してもよい。
上記実施の形態1においては、放送位置情報と移動体通信端末の現在位置とに基づいて、告知放送の出力要否を判定する形態を説明し、上記実施の形態2においては、放送位置情報に基づいて位置の調整を行った上で、当該調整後の位置と移動体通信端末の現在位置とに基づいて、告知放送の出力要否を判定する形態を説明した。しかしながら、放送位置情報に代えて(あるいは放送位置情報に加えて)放送種別情報を利用し、この放送種別情報と移動体通信端末の現在位置とに基づいて、告知放送の出力要否を判定するようにしてもよい。例えば、放送種別情報=緊急放送(津波)である場合に、移動体通信端末の現在位置が海岸から所定距離以内に位置している場合にのみ、告知放送を出力するようにしてもよい。あるいは、放送位置情報=岩手県であり、かつ、放送種別情報=緊急放送(津波)である場合に、移動体通信端末の現在位置が岩手県の海岸から所定距離以内に位置している場合にのみ、告知放送を出力するようにしてもよい。
上記実施の形態2においては、放送種別情報=緊急告知放送である場合に、位置の調整を行うものとして説明したが、放送種別情報=一般告知放送である場合に、位置の調整を行うようにしてもよく、あるいは、告知放送の種別に関わらずに、位置の調整を行うようにしてもよい。
10 センター装置
11、32 入力部
12、33 出力部
13、34 通信部
14、35 記憶部
14a ユーザDB
14b グループDB
14c 端末位置DB
15、36 制御部
15a 信号生成部
15b 推奨グループ特定部
15c センター側位置登録部
20 プッシュ配信装置
30 スマートフォン
31 現在位置取得部
35a 位置調整DB
36a 放送判定部
36b 端末側位置登録部
Claims (4)
- センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムであって、
前記センター装置は、
ユーザが保持する前記移動体通信端末を一意に特定するための端末特定情報を格納する端末特定情報格納手段と、
前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報であって、告知放送の出力範囲に含まれ得る前記移動体通信端末の位置を特定する放送位置情報又は告知放送の種別を特定する放送種別情報の少なくとも一方を含む告知放送情報と、告知放送を送信すべき移動体通信端末の端末特定情報とを取得し、当該取得した告知放送情報によって特定された告知放送を、当該取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末に出力させるための告知放送信号を生成する信号生成手段と、
前記取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、前記取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末において出力可能となるように、前記信号生成手段にて生成された告知放送信号を、当該移動体通信端末に対して直接的又は間接的にプッシュ配信するセンター側通信手段とを備え、
前記移動体通信端末は、
当該移動体通信端末の現在位置を取得する現在位置取得手段と、
前記センター側通信手段にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する端末側通信手段と、
前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて放送位置情報又は放送種別情報の少なくとも一方を取得し、当該取得した放送位置情報又は放送種別情報の少なくとも一方と、前記現在位置取得手段にて取得された当該移動体通信端末の現在位置とに基づいて、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づく告知放送の出力要否又は出力タイミングを判定する放送判定手段と、
前記告知放送決定手段にて判定された告知放送の出力要否又は出力タイミングに基づいて、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づく告知放送の出力を行う出力手段とを備える、
告知放送システム。 - 前記信号生成手段は、前記放送位置情報を少なくとも含む告知放送情報と、前記端末特定情報とを取得して、前記告知放送信号を生成し、
前記放送判定手段は、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて少なくとも前記放送位置情報を取得し、当該取得した放送位置情報によって特定される位置に、前記現在位置取得手段にて取得された当該移動体通信端末の現在位置が含まれる場合に、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づく告知放送の出力が必要であると判定し、
前記出力手段は、前記告知放送決定手段にて告知放送の出力が必要であると判定された場合に、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づく告知放送の出力を行う、
請求項1に記載の告知放送システム。 - 前記信号生成手段は、前記放送位置情報及び前記放送種別情報を含む告知放送情報と、前記端末特定情報とを取得して、前記告知放送信号を生成し、
前記放送判定手段は、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて前記放送位置情報及び前記放送種別情報を取得し、当該取得した放送種別情報によって特定される種別に応じて、当該取得した放送位置情報によって特定される位置を調整することにより、当該受信された告知放送信号に基づく告知放送を出力すべき位置を特定し、当該特定した位置に、前記現在位置取得手段にて取得された当該移動体通信端末の現在位置が含まれる場合に、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づく告知放送の出力が必要であると判定し、
前記出力手段は、前記告知放送決定手段にて告知放送の出力が必要であると判定された場合に、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づく告知放送の出力を行う、
請求項2に記載の告知放送システム。 - 前記信号生成手段は、前記放送種別情報を少なくとも含む告知放送情報と、前記端末特定情報とを取得して、前記告知放送信号を生成し、
前記移動体通信端末は、
前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて少なくとも前記放送種別情報を取得し、当該取得した放送種別情報によって特定される告知放送の種別に基づいて、前記現在位置取得手段にて取得された当該移動体通信端末の現在位置を前記センター装置に登録することの要否を判定し、登録する必要があると判定した場合には、前記現在位置取得手段にて取得された当該移動体通信端末の現在位置と、当該移動体通信端末の端末特定情報とを、前記端末側通信手段を介して前記センター装置に送信する端末側位置登録手段を備え、
前記センター装置は、
前記端末特定情報と、前記移動体通信端末の現在位置とを、相互に関連付けて格納する端末位置情報格納手段と、
前記端末側通信手段にて送信された前記移動体通信端末の現在位置及び前記端末特定情報を前記センター側通信手段を介して受信した場合に、当該受信した前記移動体通信端末の現在位置と前記端末特定情報とを、相互に関連付けて前記端末位置情報格納手段に登録するセンター側位置登録手段とを備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の告知放送システム。
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