JP2015026597A - 有機発光表示装置の製造方法 - Google Patents

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宰 赫 崔
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Abstract

【課題】密封特性に優れ、かつ密封工程の単純な有機発光表示装置の製造方法を提供する。【解決手段】基板11上に有機発光部13を形成する工程と、有機発光部を覆うように第1低温粘度変化無機物を含む第1無機膜16aを形成する工程と、フッ素含有物質を用いて第1無機膜にフッ素を含ませて第2無機膜を形成する工程と、を含み、第2無機膜は、第1低温粘度変化無機物にフッ素が含まれた第2低温粘度変化無機物を含む、有機発光表示装置の製造方法。【選択図】図3

Description

本発明は、有機発光表示装置の製造方法に係り、さらに具体的には、密封特性に優れた有機発光表示装置の製造方法に関する。
有機発光表示装置は、正孔注入電極と電子注入電極、そしてこれらの間に形成されている有機発光層を含む有機発光素子を備え、正孔注入電極から注入される正孔と電子注入電極から注入される電子とが、有機発光層で結合して生成した励起子が励起状態(exited state)から基底状態(ground state)に落ちつつ光を発生させる自発光型表示装置である。
自発光型表示装置である有機発光表示装置は別途の光源が不要なため、低電圧で駆動が可能であり、かつ軽量の薄型で構成でき、広い視野角、高いコントラストおよび速い応答速度などの高品位特性によって、次世代の表示装置として注目されている。
有機発光素子は、外部環境、例えば、酸素、水分などに非常に弱いため、有機発光素子を外部環境から密封させる密封構造が必要である。
一方、薄型有機発光装置および/またはフレキシブル有機発光装置の開発も依然として要求されている。
米国特許第7,615,506号明細書
本発明は、密封特性に優れ、かつ密封工程の単純な有機発光表示装置の製造方法を提供することを課題とする。
本発明の一実施形態による有機発光表示装置の製造方法は、基板上に有機発光部を形成する工程と、前記有機発光部を覆うように第1低温粘度変化無機物を含む第1無機膜を形成する工程と、フッ素含有物質を用いて前記第1無機膜にフッ素を含ませて第2無機膜を形成する工程と、を含み、前記第2無機膜は、前記第1低温粘度変化無機物にフッ素が含まれた第2低温粘度変化無機物を含む。
また、本発明の他の一実施形態による有機発光表示装置の製造方法は、基板上に有機発光部を形成する工程と、前記有機発光部を覆うように第1低温粘度変化無機物を含む第1無機膜を形成する工程と、フッ素含有物質を用いて前記第1無機膜にフッ素を含ませて、前記第1低温粘度変化無機物にフッ素が含まれた第2低温粘度変化無機物を含む第2無機膜を形成する工程と、前記第2無機膜を前記第2低温粘度変化無機物の粘度変化温度以上の温度で熱処理して第3無機膜を形成するヒーリング工程と、を含む。
本発明によれば、密封特性に優れ、かつ密封工程の単純な有機発光表示装置の製造方法が提供される。
また、本発明の有機発光表示装置の製造方法は、粘度変化温度の低い無機物で有機発光部を密封でき、有機発光部の変性を最小化する。
本発明の一実施形態による有機発光表示装置の製造方法を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による有機発光表示装置の製造方法を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による有機発光表示装置の製造方法を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による有機発光表示装置の製造方法を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態による有機発光表示装置の製造方法を概略的に示す断面図である。 図5のIの部分の一例を示す部分概略断面図である。
以下、添付した図面を参照して本発明による実施形態を詳細に説明する。図面で同じ参照符号は同じ構成要素を称し、これらについての重なる説明は省略する。また、各構成要素の大きさは、説明の明瞭性および便宜のため誇張されてある。
一方、以下で説明される実施形態は単に例示的なものに過ぎず、これらの実施形態から多様な変形が可能である。例えば、ある層が基板や他の層の“上”、“上部”または“上”に備えられると説明される時、その層は、基板や他の層に直接接して上に存在してもよく、その間にさらに他の層が存在してもよい。
また、本明細書で使われた用語は、実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文章で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使われる“含む”は、言及された構成要素、段階、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。第1、第2などの用語は、多様な構成要素の説明に使われるが、構成要素は用語によって限定されてはならない。用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使われる。
ある実施形態を異なって具現できる場合に、特定の工程順序は、説明される順序と異なって行われてもよい。例えば、連続して説明される2つの工程が実質的に同時に行われてもよく、説明される順序と逆の順序に行われてもよい。
図1〜図5は、一実施形態による有機発光表示装置10の製造方法を概略的に示す断面図である。図6は、図5のIの部分の一例を示す部分概略断面図である。
図1を参照すれば、基板11上に有機発光部13を形成する。
基板11は、例えばガラス基板であるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、金属またはプラスチックからなる基板であってもよい。基板11は、折り曲げられるフレキシブル基板であってもよい。
有機発光部13は、画像を具現するためのものであり、図6のように、有機発光部13は、例えば、第1電極221、有機発光層220、第2電極222が基板11から順次に積層された構造で形成された有機発光素子OLEDを含む。有機発光部13は、複数の有機発光素子OLEDを含む。有機発光部13のさらに詳細な説明は、図6を参照して説明する。
図2を参照すれば、有機発光部13上に第1無機膜16aを形成する。第1無機膜16aは、有機発光部13を全体的に覆って有機発光部13を密封する。第1無機膜16aは、第1低温粘度変化(Low temperature Viscosity Transition:LVT)無機物(以下、“第1LVT無機物”とも称する)を含む。LVT無機物とは、粘度変化温度の低い無機物をいう。
本明細書中で、“粘度変化温度”とは、上記LVT無機物の粘度が“固体”から“液体”に完全に変わる温度を意味するものではなく、上記LVT無機物に流動性を提供できる最低温度を意味する。
後述するように、LVT無機物は、流動化した後で凝固されて形成されるが、LVT無機物の粘度変化温度は、上記有機発光部13に含まれる物質の変性温度より低いことが好ましい。
上記“有機発光部13に含まれる物質の変性温度”とは、上記有機発光部13に含まれる物質の化学的および/または物理的変性をもたらす温度を意味する。例えば、上記“有機発光部13に含まれる物質の変性温度”は、有機発光部13の有機発光層220に含まれる有機物のガラス転移温度(Tg)を意味する。上記ガラス転移温度は、例えば、有機発光部13に含まれる物質について、TGA(Thermo Gravimetric Analysis)およびDSC(Differential Scanning Calorimetry)を用いた熱分析(N雰囲気、温度区間:常温〜600℃(10℃/min)−TGA、常温〜400℃−DSC、PanType:Pt Pan in 使い捨てAl Pan(TGA)、使い捨てAl pan(DSC))を行った結果から導出され、これは、当業者ならば容易に認識できるものである。
上記有機発光部13に含まれる物質の変性温度は、例えば、130℃を超えるが、これに限定されるものではなく、有機発光部13に含まれる物質について、前述したようなTGA分析を通じて容易に測定できるものである。
一実施形態において、上記第1LVT無機物の粘度変化温度は、80℃以上が好ましく、80℃〜130℃がより好ましいが、これに限定されるものではない。例えば、上記第1LVT無機物の粘度変化温度は、さらに好ましくは80℃〜120℃であるが、これに限定されるものではない。
上記第1LVT無機物は、1種の化合物であってもよいし、または2種以上の化合物の混合物であってもよい。
上記第1LVT無機物は、スズ酸化物(例えば、SnOまたはSnO)を含むことが好ましい。
上記第1LVT無機物がSnOを含む場合、上記SnOの含量は、第1LVT無機物全体に対して20質量%〜100質量%であることが好ましい。
例えば、上記第1LVT無機物は、SnOに加えて、リン酸化物(例えば、P)、ボロンホスフェート(BPO)、スズフッ化物(例えば、SnF)、ニオブ酸化物(例えば、NbO)、タングステン酸化物(例えば、WO)、亜鉛酸化物(例えば、ZnO)、およびチタン酸化物(例えば、TiO)からなる群より選択される少なくとも1種の物質をさらに含むことが好ましいが、これらに限定されるものではない。一実施形態において、第1LVT無機物は、スズリン酸塩ガラス(SnO−P)である。
例えば、上記第1LVT無機物は、
−SnO;
−SnOおよびP
−SnOおよびBPO
−SnO、PおよびNbO;または
−SnO、PおよびWO
を含むことが好ましいが、これらに限定されるものではない。
例えば、上記第1LVT無機物は、下記の組成を有することが好ましい、これらに限定されるものではない。
1)SnO(100質量%);
2)SnO(80質量%)およびP(20質量%);
3)SnO(90質量%)およびBPO(10質量%);
第1無機膜16aの厚さは1μm〜30μmであることが好ましく、例えば、1μm〜5μmであることがより好ましい。ここで、第1無機膜16aの厚さが1μm〜5μmの範囲を満たす場合、折り曲げ特性を有するフレキシブル有機発光装置を具現することができる。
第1無機膜16aは、例えば、抵抗加熱蒸着法、スパッタリング、真空蒸着法、低温蒸着法、電子ビームコーティング法、イオンプレーティング法またはこれらの組み合わせによって形成される。
一部の実施形態で、第1無機膜16aは、プラズマ化学的気相蒸着法(Plasma Chemical Vapor Deposition:PCVD)またはプラズマイオン補助蒸着法(Plasma Ion Assisted Deposition:PIAD)で形成される。一実施形態において、第1無機膜16aは、有機発光部13上に第1LVT無機物を、dual rotary target方式のスパッタリングまたはDC Pulse電源を用いたfacing target方式のスパッタリングにより提供することにより形成される。また、第1無機膜16aは、真空成膜工程だけではなくプラズマを用いた大気圧成膜工程でも製造することができる。
一実施形態において、第1無機膜16aが形成される際、基板11が動きつつスキャンする方式が使われる。一実施形態において、第1無機膜16aが蒸着される際、酸素注入量を調節して第1LVT無機物の組成を変化させる。
第1無機膜16aは、成膜要素162およびピンホール161のような欠陥(defect)を有する。上記成膜要素162は、第1LVT無機物の成膜時、成膜に寄与できなかった第1LVT無機物の粒子が凝集している粒子であることを意味し、上記ピンホール161は、第1LVT無機物が提供されずに空いている領域であることを意味する。上記成膜要素162の生成は、上記ピンホール161の形成に寄与する。
図3および図4を参照すれば、第1無機膜16aにフッ素を添加して第2無機膜16bを形成する。
このために、図3に示す基板11上に第1無機膜16aが形成された製造物を、フッ素含有物質がプラズマ状態になっているプラズマチャンバに入れ、プラズマ処理を行うことができる。この場合、フッ素は、フッ素原子(F)、フッ素イオン(F、F)、または準中性状態のフッ素原子(F、metastable F atom)として存在する。一実施形態において、フッ素含有物質は、SFおよびCFの少なくとも一方であることが好ましい。例えば、フッ素含有物質は、SFまたはCF単独で使われてもよく、SFおよびCFを混合して使用してもよい。また、アルゴン(Ar)などの不活性ガスと共に使用してもよい。
または、フッ素イオンを第1無機膜16aに注入するイオン注入を行う。
このようなフッ素を添加する工程は、基板11がフレキシブル基板である場合、ロール・ツー・ロール(roll−to−roll)工程で行われることが好ましい。
このような工程において、第1無機膜16aのピンホール161は、フッ素が第1無機膜16aの内部に深く浸透できる経路になる。このような工程によって、第1無機膜16aに含まれる第1LVT無機物は、フッ素が含まれる第2低温粘度変化無機物(以下、単に第2LVT無機物とも称する)に変化する。上記第2LVT無機物は、フッ素がドーピングまたは置換されたものである。第2LVT無機物は、上記第1LVT無機物について説明した組成にフッ素がさらに添加されたものである。一実施形態において、第2無機膜16bは、スズフッ化リン酸塩ガラス(SnO−P−SnF)を含むことが好ましい。
例えば、上記第2LVT無機物は、
−SnOおよびSnF
−SnO、SnFおよびP
−SnO、SnFおよびBPO
−SnO、SnF、PおよびNbO;または
−SnO、SnF、PおよびWO
を含むことが好ましいが、これらに限定されるものではない。
一方、第2LVT無機物の粘度変化温度は、第1LVT無機物の粘度変化温度よりも低いことが好ましい。具体的には、80〜100℃がより好ましい
一般的に、フッ素が含まれるLVT無機物は、フッ素が含まれていないLVT無機物より、低い粘度変化温度を有する。粘度変化温度が低いほど、LVT無機物で有機発光部13を密封する際、有機発光部13に損傷を与えない可能性が高い。
このために、フッ素を含む第2LVT無機物を蒸着、スパッタリングなどの真空成膜方法で成膜する場合、成膜と同時に温度が上昇すれば、融点の低いSnFなどの化合物が先ず溶融されて流れ出るので、均一な成膜が困難となる虞がある。
また、フッ素を含む第2LVT無機物についてのスパッタリング用ターゲットを製作するときにも、高温で焼結などをしてSnFなどの化合物が溶けて流れ落ちる虞がある。
本発明においては、プラズマ処理で、フッ素を含む第2LVT無機物を製造することができ、工程が単純化して上記のような問題点を解決する。
図5を参照すれば、第2無機膜16bを熱処理して第3無機膜16cを形成するヒーリング工程を行うことができる。このようなヒーリング工程は、場合によって省略される。
上記ヒーリング工程は、第2無機膜16bに含まれる第2LVT無機物の粘度変化温度以上の温度で行われることが好ましい。上記ヒーリング工程は、有機発光部13が損傷されない温度で行われることが好ましい。例えば、上記ヒーリング工程は、上記第2LVT無機物の粘度変化温度以上有機発光部13に含まれる物質の変性温度未満の範囲で上記第2無機膜16bを熱処理することで行われることが好ましい。上記“第2LVT無機物の粘度変化温度”は、上記第2LVT無機物の組成によって異なり、“有機発光部13に含まれる物質の変性温度”は、上記有機発光部13に使われる物質によって異なるが、第2LVT無機物の組成および有機発光部13に使われる物質の成分によって当業者が容易に認識できる。例えば、有機発光部13に含まれる物質についての、TGA分析結果から導出される有機物のガラス転移温度(Tg)の評価などによって確認することができる。
一実施形態において、上記ヒーリング工程は、80℃〜130℃の範囲で1時間〜3時間(例えば、100℃で2時間)、第2無機膜16bを熱処理することで行われることが好ましいが、これに限定されるものではない。上記ヒーリング工程の温度が前述したような範囲を満たすことで、上記第2無機膜16bの第2LVT無機物の流動化が可能になり、有機発光部13の変性が防止される。
一実施形態において、上記ヒーリング工程は、真空雰囲気または不活性ガス雰囲気(例えば、N雰囲気、Ar雰囲気など)下の遠赤外線加熱炉(IRオーブン)で行われる。
第2無機膜16bは、依然として成膜要素(図示せず)およびピンホール(図示せず)のような欠陥を有する。
上記ヒーリング工程で、上記第2無機膜16bのピンホール(図示せず)に上記流動化された第2LVT無機物が流れ込んで満たされ、また、上記成膜要素(図示せず)が流動化されてピンホール(図示せず)に流れ込んで満たされる。この熱処理工程以後、温度の下降につれて、流動化された第2LVT無機物が再び固相に変わる。
その結果、図5のように、第2無機膜16bの欠陥が除去されて、膜質の緻密な第3無機膜16cが形成される。
図6は、図5のIの部分の一例を示す部分断面図である。
図6を参照すれば、本発明の一実施形態による有機発光表示装置10は、基板11、バッファ膜211、薄膜トランジスタTR、有機発光素子OLED、画素定義膜219、第3無機膜16cを備える。
基板11は、例えばガラス基板であるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、金属またはプラスチックからなる基板であってもよい。基板11は、折り曲げられるフレキシブル基板でありうる。
バッファ膜211は、基板11の上面への不純物イオンの拡散を防止し、水分や外気の浸透を防止して表面を平坦化する役割を果たし得る。一実施形態において、バッファ膜211は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化チタンまたは窒化チタンなどの無機物やポリイミド、ポリエステル、アクリルなどの有機物またはこれらの積層体で形成される。上記バッファ膜211は、必須構成要素ではなく、必要に応じて備えていなくてもよい。
薄膜トランジスタTRは、活性層212、ゲート電極214、およびソース/ドレイン電極216、217で構成される。ゲート電極214と活性層212との間には、これらの間の絶縁のためのゲート絶縁膜213が介在している。
活性層212は、バッファ膜211上に設けられる。活性層212は、非晶質シリコンまたはポリシリコンのような無機半導体や有機半導体が使われる。一実施形態において、活性層212は、酸化物半導体で形成される。例えば、酸化物半導体は、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、スズ(Sn)、カドミウム(Cd)、ゲルマニウム(Ge)、またはハフニウム(Hf)のような12、13、14族金属元素およびこれらの組み合わせから選択される物質の酸化物を含む。
ゲート絶縁膜213は、バッファ膜211上に設けられて上記活性層212を覆い、ゲート絶縁膜213上にゲート電極214が形成される。
ゲート電極214を覆うようにゲート絶縁膜213上に層間絶縁膜215が形成され、この層間絶縁膜215上にソース電極216およびドレイン電極217が形成され、それぞれ活性層212およびコンタクト正孔を通じてコンタクトされる。
上記のような薄膜トランジスタTRの構造は、必ずしもこれに限定されるものではなく、多様な形態の薄膜トランジスタの構造が適用可能である。例えば、上記薄膜トランジスタTRは、トップゲート構造に形成されたが、ゲート電極214が活性層212の下部に配されたボトムゲート構造に形成されてもよい。
上記薄膜トランジスタTRと共にキャパシタを備えるピクセル回路(図示せず)が形成される。
層間絶縁膜215上には、上記薄膜トランジスタTRを備えるピクセル回路を覆う平坦化膜218が設けられる。平坦化膜218は、その上に設けられる有機発光素子OLEDの発光効率を高めるために、段差をなくして平坦化させる役割を果たし得る。
平坦化膜218は、無機物および/または有機物で形成される。例えば、平坦化膜218は、フォトレジスト、アクリル系ポリマー、ポリイミド系ポリマー、ポリアミド系ポリマー、シロキサン系ポリマー、感光性アクリルカルボキシル基を含むポリマー、ノボラック樹脂、アルカリ可溶性樹脂、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、シリコン酸炭化物、シリコン炭窒化物、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、ハフニウム、ジルコニウム、チタン、タンタル、アルミニウム酸化物、チタン酸化物、タンタル酸化物、マグネシウム酸化物、亜鉛酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタン酸化物などの1種または2種以上を含む。
有機発光素子OLEDは、上記平坦化膜218上に配置され、第1電極221、有機発光層220、第2電極222を含む。画素定義膜219は、上記平坦化膜218および上記第1電極221上に配置され、画素領域および非画素領域を定義する。
有機発光層220は、低分子または高分子有機物により形成される。低分子有機物を使う場合、正孔注入層(HIL:Hole Injection Layer)、正孔輸送層(HTL:Hole Transport Layer)、発光層(EML:Emission Layer)、電子輸送層(ETL:Electron Transport Layer)、電子注入層(EIL:Electron Injection Layer)などが単層一または複層構造に積層されて形成される。これら低分子有機物は真空蒸着の方法で形成される。この時、上記発光層は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の画素ごとに独立して形成され、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、および電子注入層などは共通層であり、赤色、緑色、青色の画素に共通で適用される。
一方、有機発光層220が高分子有機物で形成される場合には、発光層を中心として第1電極221の方向に正孔輸送層のみ含まれる。正孔輸送層は、ポリ−3,4−エチレンジオキシチオフェン(PEDOT:poly−3,4−ethylenedioxythiophene)や、ポリアニリン(PANI)などを使って、インクジェット印刷法やスピンコーティング法などの方法によって第1電極221の上部に形成される。この際、使用可能な有機材料として、ポリフェニレンビニレン(PPV)系およびポリフルオレン系などの高分子有機物を用いることができ、インクジェット印刷法やスピンコーティング法、またはレーザーを用いた熱転写方式などの通常の方法でカラーパターンを形成することができる。
上記正孔注入層(HIL)は、例えば、銅フタロシアニンなどのフタロシアニン化合物またはスターバースト型アミン類であるTCTA、m−MTDATA、m−MTDAPBなどで形成される。
上記正孔輸送層(HTL)は、例えば、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(TPD)、N,N’−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ジフェニルベンジジン(α−NPD)などで形成される。
上記電子注入層(EIL)は、例えば、LiF、NaCl、CsF、LiO、BaO、Liqなどの物質を用いて形成される。
上記電子輸送層(ETL)は、例えば、Alqを用いて形成される。
上記発光層(EML)は、ホスト物質およびドーパント物質を含むことが好ましい。
上記ホスト物質としては、例えば、トリス(8−ヒドロキシ−キノリノラト)アルミニウム(Alq)、9,10−ジ(ナフタレン−2−イル)アントラセン(AND)、3−Tert−ブチル−9,10−ジ(ナフタレン−2−イル)アントラセン(TBADN)、4,4’−ビス(2,2−ジフェニル−エテン−1−イル)−4,4’−ジメチルフェニル(DPVBi)、4,4’−ビス(2,2−ジフェニル−エテン−1−イル)−4,4’−ジメチルフェニル(p−DMDPVBi)、Tert(9,9−ジアリールフルオレン)(TDAF)、2−(9,9’−スピロビフルオレン−2−イル)−9,9’−スピロビフルオレン(BSDF)、2,7−ビス(9,9’−スピロビフルオレン−2−イル)−9,9’−スピロビフルオレン(TSDF)、ビス(9,9−ジアリールフルオレン)(BDAF)、4,4’−ビス(2,2−ジフェニル−エテン−1−イル)−4,4’−ジ(tert−ブチル)フェニル(p−TDPVBi)、1,3−ビス(カルバゾール−9−イル)ベンゼン(mCP)、1,3,5−トリス(カルバゾール−9−イル)ベンゼン(tCP)、4,4’,4”−トリス(カルバゾール−9−イル)トリフェニルアミン(TcTa)、4,4’−ビス(カルバゾール−9−イル)ビフェニル(CBP)、4,4’−ビス(9−カルバゾリル)−2,2’−ジメチル−ビフェニル(CBDP)、4,4’−ビス(カルバゾール−9−イル)−9,9−ジメチル−フルオレン(DMFL−CBP)、4,4’−ビス(カルバゾール−9−イル)−9,9−ビス(9−フェニル−9H−カルバゾール)フルオレン(FL−4CBP)、4,4’−ビス(カルバゾール−9−イル)−9,9−ジ−トリル−フルオレン(DPFL−CBP)、9,9−ビス(9−フェニル−9H−カルバゾール)フルオレン(FL−2CBP)などが用いられる。これらは単独でもまたは2種以上混合して用いてもよい。
上記ドーパント物質としては、例えば、DPAVBi(4,4’−ビス[4−(ジ−p−トリルアミノ)スチリル]ビフェニル)、ADN(9,10−ジ(ナフタレン−2−イル)アントラセン)、TBADN(3−tert−ブチル−9,10−ジ(ナフタレン−2−イル)アントラセン)などが用いられる。これらは単独でもまたは2種以上混合して用いてもよい。
第1電極221は平坦化膜218上に配置され、平坦化膜218を貫通するスルーホール208を通じて薄膜トランジスタTRのドレイン電極217と電気的に連結される。
上記第1電極221はアノード電極の機能を果たし、上記第2電極222はカソード電極の機能を果たす。しかし、これに限定されず、第1電極221と第2電極222との極性は、互いに逆になってもよい。
上記第1電極221がアノード電極の機能を果たす場合、上記第1電極221は、仕事関数の高い例えば、ITO、IZO、ZnO、またはInなどを含んで備えられる。有機発光表示装置1が、基板11の逆方向に画像が具現される前面発光型である場合、上記第1電極221は、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Cr、Li、YbまたはCaなどを含む反射膜をさらに含むことが好ましい。これらは単独または互いに組み合わせられて用いられる。また、第1電極221は、前述した金属および/または合金を含む単層構造または複数層構造に形成される。一実施形態において、第1電極221は、反射型電極としてITO/Ag/ITO構造を含む。
上記第2電極222がカソード電極の機能を果たす場合、上記第2電極222は、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Cr、Li、またはCaの金属で形成されることが好ましい。有機発光表示装置1が前面発光型である場合、上記第2電極222は、光透過可能な形態で備えられることが好ましい。一実施形態において、上記第2電極222は、透明導電性金属酸化物である例えばITO、IZO、ZTO、ZnO、またはInなどを含んで備えられる。
さらに他の実施形態において、上記第2電極222は、Li、Ca、LiF/Ca、LiF/Al、Al、Ag、Mg、およびYbからなる群より選択される少なくとも1種の物質を含む薄膜で形成される。例えば、第2電極222は、Mg:Ag、Ag:Ybおよび/またはAgが単層または積層構造で形成される。上記第2電極222は、第1電極221と異なって、全画素にわたって共通の電圧が印加されるように形成されることが好ましい。
画素定義膜219は、第1電極221を示す開口部を有して、有機発光素子OLEDの画素領域および非画素領域を定義する。例えば、図面では一つの開口部のみを示したとしても、画素定義膜219は、複数の開口部を有し得る。画素定義膜219の開口部内で、第1電極221、有機発光層220、および第2電極222が順次に積層されつつ有機発光層220が発光する。すなわち、画素定義膜219の形成された部分は実質的に非画素領域になり、画素定義膜の開口部は実質的に画素領域になる。
複数の開口部が形成されることで、有機発光表示装置1は、複数の有機発光素子OLEDを含む。各有機発光素子OLEDごとに一つの画素を形成でき、各画素別に赤色、緑色、青色または白色を具現する。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。有機発光層220は、画素の位置に関係なく平坦化膜218全体に共通に形成される。この時、有機発光層220は、例えば、赤色、緑色および青色の光を放出する発光物質を含む階層が、垂直に積層または混合されて形成される。勿論、白色光を放出できるならば、他の色の組み合わせが可能であるということはいうまでもない。また、上記放出された白色光を所定のカラーに変換する色変換層やカラーフィルタをさらに含んでもよい。
保護層223は、有機発光素子OLEDおよび画素定義膜219上に配され、有機発光素子OLEDを覆って保護する役割を果たし得る。保護層223は、無機絶縁膜および/または有機絶縁膜を使うことができる。無機絶縁膜の材料としては、例えば、SiO、SiN、SiON、Al、TiO、Ta、HfO、ZrO、BST、PZTなどが挙げられる。有機絶縁膜の材料としては、例えば、一般の汎用高分子(PMMA、PS)、フェノール基を有する高分子誘導体、アクリル系高分子、イミド系高分子、アリールエーテル系高分子、アミド系高分子、フッ素系高分子、p−キシレン系高分子、ビニルアルコール系高分子、およびこれらのブレンド物などが挙げられる。保護層115は、PECVD(plasma enhanced chemical vapor deosition)法、APCVD(atmospheric pressure CVD)法、LPCVD(low pressure CVD)法などの多様な蒸着方法によって蒸着される。
第3無機膜16cは、前述したように有機発光素子OLED上に配置され、外部の酸素や水分の有機発光素子OLEDへの浸透を防止する役割を果たす。第3無機膜16cは、第1無機膜16aより低い粘度変化温度を有しており、密封時に有機発光素子OLEDの変性を最小化する。
本発明の一実施形態による有機発光表示装置10の製造方法は、理解を助けるために図面に示した実施形態を参照として説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形および均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。
本発明は、有機発光表示装置関連の技術分野に好適に用いられる。
10 有機発光表示装置、
11 基板、
13 有機発光部、
16a 第1無機膜、
161 ピンホール、
162 成膜要素、
16b 第2無機膜、
16c 第3無機膜、
211 バッファ膜、
212 活性層、
213 ゲート絶縁膜、
214 ゲート電極、
215 層間絶縁膜、
216 ソース電極、
217 ドレイン電極、
218 平坦化膜、
219 画素定義膜、
220 有機発光層、
221 第1電極、
222 第2電極、
223 保護層、
OLED 有機発光素子、
TR 薄膜トランジスタ。

Claims (10)

  1. 基板上に有機発光部を形成する工程と、
    前記有機発光部を覆うように第1低温粘度変化無機物を含む第1無機膜を形成する工程と、
    フッ素含有物質を用いて前記第1無機膜にフッ素を含ませて第2無機膜を形成する工程と、
    を含み、
    前記第2無機膜は、前記第1低温粘度変化無機物にフッ素が含まれた第2低温粘度変化無機物を含む、有機発光表示装置の製造方法。
  2. 前記第2無機膜を形成する工程は、プラズマ処理によって行われる、請求項1に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  3. 前記第2無機膜を形成する工程は、イオン注入によって行われる、請求項1に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  4. 前記フッ素含有物質は、SFおよびCFの少なくとも一方を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  5. 前記第1低温粘度変化無機物は、スズ酸化物を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  6. 前記第1低温粘度変化無機物は、SnOを含み、かつ
    、BPO、NbO、ZnO、TiOおよびWOからなる群より選択される少なくとも1種の物質をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  7. 前記第2低温粘度変化無機物の粘度変化温度は、前記第1低温粘度変化無機物の粘度変化温度より低い、請求項1〜6のいずれか1項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  8. 前記第1無機膜は、スズリン酸塩ガラス(SnO−P)を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  9. 前記第2無機膜は、スズフッ化リン酸塩ガラス(SnO−P−SnF)を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  10. 前記基板は、フレキシブル基板である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の有機発光表示装置の製造方法。
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