JP2015026501A - タッチスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部に大きな人体部位が近接又は接触したときの誤検知を防止し、指先等による操作を確実に検出するタッチスイッチを提供する。
【解決手段】タッチスイッチ1は、指先等の人体9の近接又は接触によって操作がされる1つの操作部8と、操作部に設けられている複数の検知電極3と、人体の近接又は接触によって各検知電極に生じる静電容量に対応する電気量を検出する検出回路5と、検出回路により検出された前記電気量に基づいてそれぞれの検知電極に対する人体の近接又は接触を検知することにより、操作部に対して操作がされたかどうかを判断する判断部7と、を備えている。判断部は、人体の近接又は接触を同時に複数の前記検知電極において検知したときは、相互の間隔が所定以上離れた前記検知電極において検知していない場合に、前記操作部に対して操作がされたと判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチスイッチに関する。詳しくは、操作部に大きな人体部位が近接又は接触したときの誤検知を防止し、指先等による操作を確実に検出するタッチスイッチに関する。
従来、屋内外に設置される各種装置・設備を操作したり、車両に備えられる各種装置・機器を操作したりするために、人の指等が近接又は接触(タッチ)する操作部に検知電極を設け、その検知電極に生じる静電容量を計測することによって人の操作を検知するタッチスイッチ(タッチセンサ)が広く用いられている。このような静電容量式のタッチスイッチでは、検知電極によって計測される静電容量値やその変化量等に基づいて、操作部への指先等の接触が判断されている。しかしながら、指先等が区画された操作部に適切にタッチされるとは限らず、また、人体によって生じる静電容量は1つの操作部周辺の領域にも及ぶため、操作者によって1つの操作が確実にされたことを検知することは容易ではなかった。
例えば、操作面に複数の操作領域が設けられている場合に、操作者が意図していない操作領域について操作がされたと誤検知してしまうおそれがあった。このような場合にも実際に操作された操作領域を検出するタッチスイッチが検討されている(特許文献1を参照)。このタッチスイッチは、それぞれ接触により別の操作を指示するための操作面を複数備える場合において、その操作面の1つ(第1操作領域)の静電量の計測値が閾値を超えて接触と判断されるときにも、他の操作面の計測値が第1操作領域における計測値に対して一定の比率以上であるときには、第1操作領域への操作ではないと判定するようにされている。
特開2011−258456
しかし、特許文献1に記載されているタッチスイッチは、各操作面(操作部)に設けられた検知電極に生じる静電容量の計測値の出力比によって判定を行っているため、操作部に近接又は接触する人体の大きさにより判定を行うことができない。例えば、車室内のように狭い空間に設置されるタッチスイッチでは、指先で操作するための操作部に頭部や腕部、荷物等が不用意に近付いたり接触したりする場合も多い。そのように人体等の大きな部分が近接又は接触した場合には、操作部に対する意図された操作ではないと判断して誤検知を防止することが求められている。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、操作部に大きな人体部位が近接又は接触したときの誤検知を防止し、指先等による操作を確実に検出するタッチスイッチを提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本第1発明は、人体の近接又は接触によって操作がされる1つの操作部と、前記操作部に設けられている複数の検知電極と、人体の近接又は接触によって各前記検知電極に生じる静電容量に対応する電気量を検出する検出回路と、前記検出回路により検出された前記電気量に基づいてそれぞれの前記検知電極に対する人体の近接又は接触を検知することにより、前記操作部に対して操作がされたかどうかを判断する判断部と、を備え、前記判断部は、人体の近接又は接触を同時に複数の前記検知電極において検知したときは、相互の間隔が所定以上離れた前記検知電極において検知していない場合に、前記操作部に対して操作がされたと判断することを要旨とする。
本第2発明は、前記第1発明において、前記操作部に3つ以上の前記検知電極が並んで設けられており、前記判断部は、隣接しない前記検知電極において人体の近接又は接触を同時に検知したときは、前記操作部に対して操作がされなかったと判断することを要旨とする。
本第3発明は、前記第1又は前記第2発明において、前記操作部に5つの前記検知電極が1方向に並んで設けられており、5つの前記検知電極は、1つの第1検知電極を中心として、該第1検知電極の両側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第2検知電極と、更に2つの該第2検知電極の外側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第3検知電極と、からなり、前記判断部は、前記第1検知電極及び前記第3検知電極において人体の近接又は接触を同時に検知したときは、前記操作部に対して操作がされなかったと判断することを要旨とする。
本第1発明のタッチスイッチによれば、人体の近接又は接触によって操作がされる1つの操作部と、前記操作部に設けられている複数の検知電極と、人体の近接又は接触によって各前記検知電極に生じる静電容量に対応する電気量を検出する検出回路と、前記検出回路により検出された前記電気量に基づいてそれぞれの前記検知電極に対する人体の近接又は接触を検知することにより、前記操作部に対して操作がされたかどうかを判断する判断部と、を備え、前記判断部は、人体の近接又は接触を同時に複数の前記検知電極において検知したときは、相互の間隔が所定以上離れた前記検知電極において検知していない場合に、前記操作部に対して操作がされたと判断するため、所定の距離の範囲内に設けられた検知電極において近接又は接触が検知された場合には操作がされたと判断し、相互の距離が所定の範囲を超える複数の検知電極において近接又は接触が同時に検知された場合には操作がされなかったと判断される。これにより、指先等によって適切な操作部位が触れられたときは操作を確実に検知し、人体の頭部や腕部、荷物等の大きな物が操作部に近接又は接触しても操作がされたとは判断しないようにすることができるため、対象装置等の誤作動を防止することができる。
前記操作部に3つ以上の前記検知電極が並んで設けられており、前記判断部は、隣接しない前記検知電極において人体の近接又は接触を同時に検知したときは、前記操作部に対して操作がされなかったと判断する場合は、1つ又は隣接する検知電極において人体の近接又は接触を検知したには操作がされ、隣接しない2以上の検知電極において人体の近接又は接触を同時に検知したときには操作がされなかったと判断するため、検知電極の簡単な配列によって、操作部に対する指先等による操作を確実に検知することができる。
前記操作部に5つの前記検知電極が1方向に並んで設けられており、5つの前記検知電極は、1つの第1検知電極を中心として、該第1検知電極の両側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第2検知電極と、更に2つの該第2検知電極の外側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第3検知電極と、からなり、前記判断部は、前記第1検知電極及び前記第3検知電極において人体の近接又は接触を同時に検知したときは、前記操作部に対して操作がされなかったと判断する場合は、1つの検知電極、又は隣接する検知電極(例えば、第3検知電極及び第2電極)において、人体の近接又は接触を同時に検知したときには操作がされ、離れた検知電極(例えば、第1検知電極及び第3電極)において人体の近接又は接触を同時に検知したときには操作がされなかったと判断するため、検知電極の簡単に配列によって、1つの操作部に対する指先等による操作を確実に検知することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
タッチスイッチの構成を示すブロック図である。 タッチスイッチの1つの操作部及び複数の検知電極の配置例を示す模式図(側面及び平面)である。 複数の検知電極の配置及び接続例を示す模式平面図である。 タッチスイッチを備える車室用ランプの模式平面図である。 タッチスイッチを備える車室用ランプの模式断面図である。 タッチスイッチの別の構成例を示す模式図である。
以下、図を参照しながら、本発明を詳しく説明する。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
図1は、本実施形態に係るタッチスイッチの構成を表すブロック図である。また、図2は、そのタッチスイッチ1の操作部8と検知電極3を模式的に表した図である。タッチスイッチ1は、指先等の人体9の近接又は接触によって操作がされる1つの操作部8と、操作部8に設けられている複数の検知電極3(3a〜3d)と、人体9の近接又は接触によって各検知電極3に生じる静電容量に対応する電気量を検出する検出回路5と、検出回路5により検出された前記電気量に基づいてそれぞれの検知電極3に対する人体9の近接又は接触を検知することにより、操作部8に対して操作がされたかどうかを判断する判断部7と、を備えている。
本例では、操作部8は1つの操作をするための1つの操作領域、すなわち1つのスイッチを構成する場合を表しているが、これに限らず、操作部8が異なる操作をするための複数の操作領域(複数のスイッチ)を構成するようにされてもよい。
検知電極3は、操作部8への人体9の近接又は接触を検出できるように、操作部8又はその直下に設けられる。検知電極3自体の表面が操作部8であってもよいし、絶縁体を用いた操作部8の下に検知電極3が置かれてもよい。この操作部8(又は検知電極3)への人体9の「近接」とは、掌や手指等を検知電極に近付ける形態の他、検知電極の表面を覆う絶縁物を介して人体が接触する形態を意図している。また、「接触」は、操作部(検知電極)の表面に人体が接触する形態を意図している。この操作部又は検知電極への近接又は接触を、以下「タッチ」という。
各検知電極3の材質や形成方法は特に限定されず、例えば、樹脂フィルムや樹脂基板上に金属等の導電体層を設けることにより、検知電極3を形成することができる。また、検知電極3は導電布等を用いて形成されてもよい。
図1及び2に示した例においては4つの検知電極3a〜3dが設けられているが、検知電極3の数は特に限定されない。また、各検知電極3の形状も問わない。
複数の検知電極3は等間隔で配置される必要はないが、図2に示されるように、隣接する2つの検知電極(例えば3aと3b)の間隔をL、1つの検知電極を挟んで配置されている2つの検知電極(例えば3aと3c)の間隔をLとする。また、本例では、複数の短冊状の検知電極3が1方向(横方向)に配列されているが、直交する2方向(縦横の格子状)に配列されていてもよいし、円形状又は弧形状に配列されていてもよい。
人体9が操作部8にタッチすることにより、各検知電極3に生じる浮遊容量や、各検知電極3と大地(接地)との間の静電容量は変化する。各検知電極3は、検出回路5と接続されている。
検出回路5は、各検知電極3に生じる浮遊容量や静電容量に対応する電気量、又はその変化に対応する電気量を検出するための回路である。人体9が操作部8にタッチしたときに各検知電極3により検出される電気量の大きさは、各検知電極3による検出感度が同程度となるように構成すれば、タッチがされた位置に近い検知電極3において相対的に大きく、タッチがされた位置から離れた検知電極3では相対的に小さくなる。
検出回路5の構成や、検知電極3との接続方法等は特に限定されない。また、検出回路5により検出する電気量、検出方式等も特に問わず、公知のタッチスイッチに用いられている構成及び検出方式を適用することができる。例えば、各検知電極3として1つの電極を備え、その電極に生じる浮遊容量又はその電極と大地との間の静電容量を検出するようにすることができる。この場合、例えば、各検知電極3の電位を、検出回路5に設けたAD変換器等を用いて検出するように構成することができる。また、検知電極3に生じた静電容量に対応する電気量として、電位の他、インピーダンスや周波数の変化等を検出するようにしてもよい。このような電気量は、検知電極3に生じている静電容量又はその変化量と対応させることができる。
判断部7は、適宜の周期(例えば、一定のサンプリング周期)で、検出回路5により検出された各検知電極3の電気量の計測値を入力するように構成することができる。サンプリング周期は適宜とすることができる(例えば、1ms)。そして、判断部7は、必要なフィルタ処理、設定された検出感度に基づく計測値の判定等の処理を行うことによって、検知電極3毎に、人体9によるタッチを判断するように構成される。例えば、検出回路5は、各検知電極3において計測された電気量を所定の閾値と比較し、計測された電気量が閾値を超えるとき、その検知電極3においてタッチがあると検知するように構成することができる。また、周囲ノイズ等による電気量の変動の影響を受けないように、例えば、閾値を一定時間以上超えたとき等に、タッチがあると検知するように構成してもよい。
判断部7の処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適には、図示しないCPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。また、プログラム可能な論理回路、ゲートアレーその他の論理回路を用いて構成されてもよい。このマイクロコントローラ等に、前記検出回路5が内蔵されていてもよい。
その他、判断部7は、各種装置・設備(例えば、照明、空調、AV機器、自動開閉式窓等)と電気的に接続され、それらに対する操作を意図するタッチがされたと判断したときには、その判断に伴う動作をさせるための検出信号Sを各種装置等に出力するように構成することができる。尚、タッチスイッチ1には、検出回路5や判断部7を動作させるために図示されない電源等が供給される。
上記のように構成された判断部7は、人体9のタッチを同時に複数の検知電極3において検知したときは、相互の間隔が所定以上離れた検知電極3において検知していない場合に操作部8に対して操作がされたと判断するようにすることができる。すなわち、1つの検知電極3、又は所定の距離(L)の範囲内の連続して隣接する1群の検知電極3においてタッチが検知され、且つその1群の検知電極3とは隣接していない検知電極3においては同時にタッチが検知されない場合には、意図された操作がされたと判断するようにすることができる。
指先等によってタッチが行われた場合、上記1群の検知電極3においてのみタッチが検知され、その1群と離れた検知電極3においてはタッチが検知されないからである。
一方、相互の距離が所定の範囲を超える複数の検知電極3においてタッチが同時に検知された場合には、指先よりも大きい人体部分等によってタッチがされた可能性があるため、意図された操作ではないと判断することができる。これにより、指先等によって適切な操作部位が触れられたときは操作を確実に検知し、人体の頭部や腕、荷物等の大きな物が操作部に近接又は接触しても操作がされたとは判断しないようにすることができるため、装置等の誤作動を防止することができる。
例えば、所定の距離Lを一般に指先でタッチした場合に、距離Lよりも間隔が離れた検知電極3においてはタッチが検知されない距離として定めることができる。例えば、一般的な指先の幅から、Lを10〜20mm程度とすることができる。
図1及び2に示された検知電極3aと3bとの間隔はL、検知電極3aと3cとの間隔はLであるが、L<L<Lとなるように検知電極3a、3b、3cが配置されている。
そこで、指先が検知電極3aの位置にタッチされたときは、検知電極3aの他3bにおいてもタッチが検知される可能性があるが、検知電極3cにおいてはタッチが同時に検知されることはない。したがって、判断部7は、相互の間隔が所定距離L以上離れた検知電極3aと3cとにおいて同時にタッチを検知していないので、指先により意図した操作がされたものと判断することができる。
また、間隔が所定距離L以上離れた検知電極3aと3cとにおいて同時にタッチが検知された場合には、指先の大きさを超える大きさの物によりタッチがされた可能性があるため、意図した操作がされなかったと判断し、誤検知を防止することができる。所定距離Lを基準として各検知電極3の位置関係を上記同様とすることにより、指先が他の検知電極3の位置にタッチされた場合も同じとすることができる。
また、操作部8に3つ以上の検知電極3が並んで設けられており、判断部7は、隣接しない検知電極3においてタッチを同時に検知したときは、操作部8に対して操作がされなかったと判断するようにすることもできる。
例えば、図2において上記同様の間隔で検知電極3a〜3dが配列されている場合、判断部7は、隣接しない検知電極3aと3cにおいてタッチを同時に検知したときは、操作部8に対して操作がされなかったと判断するようにする。これにより、1つの検知電極3a、又は隣接する検知電極3a及び3bにおいてのみタッチを検知したときには操作がされたと判断し、隣接しない検知電極3aと3cとにおいて同時に検知したときには操作がされなかったと判断されるため、簡単な判断方法によって、指先等による操作を確実に検知するとともに、指先の大きさを超える大きさの物によりタッチがされた場合の誤検知を防止することができる。
更に、操作部8に5つの検知電極3が1方向に並んで設けられており、その5つの検知電極3は、1つの第1検知電極を中心として、第1検知電極の両側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第2検知電極と、更に2つの第2検知電極の外側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第3検知電極と、からなり、判断部7は、第1検知電極及び第3検知電極においてタッチを同時に検知したときは、操作部8に対して操作がされなかったと判断するようにすることもできる。
図3は、上記実施形態を説明する図である。本図において、5つの検知電極3が1方向に並んで設けられている。5つの検知電極3は、1つの第1検知電極3aを中心として、第1検知電極3aの両側に隣接して配置された2つの第2検知電極3bと、更に2つの第2検知電極3bの外側に隣接して配置された2つの第3検知電極3cと、から構成されている。このうち、2つの第2検知電極3b間、及び2つの第3検知電極3c間は、それぞれ電気的に接続されている。よって、検出回路5は、第1検知電極3a、第2検知電極3b及び第3検知電極3cに生じる電気量をそれぞれ検出するように構成されている。
上記構成の検知電極3を備える操作部8に、人体9がタッチした場合の第1〜第3検知電極(3a〜3c)におけるタッチの検知と、判断部7による上記判断の結果を、表1に示す。表1において、各検知電極のタッチ検知は、各検知電極3a〜3cにおけるタッチの検知(○)及び非検知(×)を表している。また、操作の判断は、判断部7により、操作部8に対して操作がされたと判断する場合(○)、及び操作がされなかったと判断する場合(×)を表している。
Figure 2015026501
表1に示された判断結果は、次の3つの場合に分けられる。
(1)1つの検知電極においてタッチが検知された場合(2、3、4番)
第1〜第3検知電極のうちのいずれか1つにおいてのみタッチが検知された場合には、判断部7は、その検知電極3に対応する操作部8の位置に操作がされたと判断する。
(2)隣接する2つの検知電極において同時にタッチが検知された場合(5、7番)
第1〜第3検知電極のうちの隣接する2つの検知電極においてのみタッチが検知された場合には、判断部7は、そのいずれかの検知電極3に対応する操作部8の位置又はその中間の位置に操作がされたと判断する。
(3)隣接しない2つの検知電極において同時にタッチが検知された場合(6番)、又は3つの検知電極において同時にタッチが検知された場合(8番)
隣接していない第1及び第3検知電極において、又は第1〜第3検知電極のすべてにおいて、同時にタッチが検知された場合には、判断部7は、操作部8に対して指先よりも大きい人体部位又は物が近接又は接触した可能性があるため、操作部8に操作がされなかったものと判断する。
このように、タッチスイッチ1は、1つの検知電極3又は隣接する2つの検知電極3のみにおいてタッチが検知された場合は操作部8に対して適正な操作がされたと判断し、それ以外の場合には適正な操作がされなかったと判断するため、人体の頭部や腕部、積荷等の大きな物が操作部8に近接又は接触したときの装置等の誤作動を防止することができる。
図4は、本タッチスイッチを適用した車室用ランプ100を操作面側から見た平面図であり、図5はそのA−A断面図である。ここに例示した車室用ランプ100は、光源(図示せず)を内蔵し、レンズ101を介して光源の光により車室内を照明する装置であり、その光源のスイッチとしてタッチスイッチ11が中央部に配置されている。本例において、タッチスイッチ11は3つのスイッチエレメントから構成されている。
人が操作するタッチスイッチ11の操作面80に、3つの操作部8A〜8Cが並んで設けられており、それぞれ「ON」、「OFF」、「DOOR」という表示がされている。車室用ランプ100は、タッチスイッチ11により操作部8A(「ON」)に対して操作がされたと判断された場合には光源を点灯させ、操作部8B(「OFF」)に対して操作がされたと判断された場合には光源を消灯させ、操作部8C(「DOOR」)に対して操作がされたと判断された場合には、扉の開閉信号に応じて光源を点灯及び消灯させることができる。
本例においては、それぞれの操作部8の背面側に前記第1〜第3検知電極(3a〜3c)からなる5つの検知電極が設けられている。5つの検知電極3は図3に示すように、1つの第1検知電極3aを中心として、第1検知電極3aの両側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第2検知電極3bと、更に2つの第2検知電極3bの外側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第3検知電極3cと、から構成されている。
タッチスイッチ11は、操作部8毎に、指先等により適正な操作がされたか否かを判断することができる。そのため、タッチスイッチ11は、3つの操作部8に対応して3つのタッチスイッチ1(すなわち操作部8毎に検出回路5及び判断部7)を備えて構成することができる。また、タッチスイッチ11は、3つの操作部8について1つの検出回路5及び判断部7を備えて構成することもできる。また、本例では、操作部8毎に第1〜第3検知電極3a〜3cが設けられているが、この形態に限らず、検知電極3を操作部8毎に複数(例えば、3以上)備えることによってタッチスイッチ11を構成することができる。
本タッチスイッチの変形例として、図4に示した操作面80を1つの操作部8とみなして、その1つの操作部8が3つの操作領域8A〜8Cに分けられているとすることもできる。図6は、このようなタッチスイッチ(12)の構成を表している。
図6に示したタッチスイッチ12は、1つの操作部8には複数の操作領域8(8A〜8C)が設けられており、検知電極3(3a〜3c)は各操作領域8に対応して設けられている。また、各検知電極3の間隔Lは、前記所定距離Lよりも大きい。
この場合、タッチスイッチ12は、複数の操作領域8A〜8Cが設けられている1つの操作部8と、複数の操作領域8A〜8Cに対応して複数の検知電極3(3a〜3c)と、人体のタッチによって各検知電極3に生じる静電容量に対応する電気量を検出する検出回路5と、検出回路5により検出された電気量に基づいてそれぞれの検知電極3に対する人体のタッチを検知することにより、操作部8に対して操作がされたかどうかを判断する判断部7と、を備えることとなる。
そして、判断部7は、人体のタッチを同時に複数の検知電極3において検知したときは、相互の間隔Lが所定(L)以上離れた検知電極3において検知していない場合に操作部8に対して操作がされたと判断するようにすることができる。したがって、間隔L(L>L)で配置された検知電極3の2つ以上でタッチが検知された場合には、操作部8に対して操作がされたと判断することはない。これにより、人体の頭部や腕部、積荷等の大きな物が操作部8に近接又は接触したときや、各操作領域を跨いでタッチがされたときには、操作がされたと誤検知することを防止することができる。
尚、本発明においては、以上に示した実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。本タッチスイッチは、例示した車載用途のみならず、屋内外に設置される装置・機器に使用することができる。また、例示したランプのスイッチに限らず、照明、エアコン、AV機器、電動装置等、各種装置・機器の操作スイッチとして広く適用可能である。
1、11,12;タッチスイッチ、3、3a〜3d;検知電極、5;検出回路、7;判断部、8、8A〜8C;操作部、81A〜81C;操作領域、9;人体(指先)。

Claims (3)

  1. 人体の近接又は接触によって操作がされる1つの操作部と、
    前記操作部に設けられている複数の検知電極と、
    人体の近接又は接触によって各前記検知電極に生じる静電容量に対応する電気量を検出する検出回路と、
    前記検出回路により検出された前記電気量に基づいてそれぞれの前記検知電極に対する人体の近接又は接触を検知することにより、前記操作部に対して操作がされたかどうかを判断する判断部と、
    を備え、
    前記判断部は、人体の近接又は接触を同時に複数の前記検知電極において検知したときは、相互の間隔が所定以上離れた前記検知電極において検知していない場合に、前記操作部に対して操作がされたと判断することを特徴とするタッチスイッチ。
  2. 前記操作部に3つ以上の前記検知電極が並んで設けられており、
    前記判断部は、隣接しない前記検知電極において人体の近接又は接触を同時に検知したときは、前記操作部に対して操作がされなかったと判断する請求項1記載のタッチスイッチ。
  3. 前記操作部に5つの前記検知電極が1方向に並んで設けられており、
    5つの前記検知電極は、1つの第1検知電極を中心として、該第1検知電極の両側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第2検知電極と、更に2つの該第2検知電極の外側に隣接して配置され相互に電気的に接続された2つの第3検知電極と、からなり、
    前記判断部は、前記第1検知電極及び前記第3検知電極において人体の近接又は接触を同時に検知したときは、前記操作部に対して操作がされなかったと判断する請求項1又は2に記載のタッチスイッチ。
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