JP2015026420A - 照明ゲートウェイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークが輻輳状態になり難くなるように照明用の通信を制御する。【解決手段】照明ゲートウェイ装置210は、下位ネットワーク101と上位ネットワーク102とに接続される。照明ゲートウェイ装置210は、照明器具280に関する情報を通知するメッセージを下位ネットワーク101を介して受信する度に、上位ネットワーク102への単位時間の通信量が、メッセージの通知対象の照明器具280に対して定められた優先度の閾値を超えているかどうか判定し、超えていると判定した場合、メッセージの送出を保留する。【選択図】図1
Description
本発明は、照明ゲートウェイ装置に関するものである。
従来の照明制御システムにおいて、自律分散制御機器(明るさセンサや壁スイッチ)は、被自律分散制御機器(照明器具)との間で制御信号を、通信回線を介して送受信して動作を制御する。通信制御装置は、自律分散制御機器を、上記通信回線を介して制御する。通信制御装置は、監視メッセージを自律分散制御機器に送信して、監視メッセージに応答する応答メッセージを受信し、監視メッセージを送信した時刻から、応答メッセージを受信した時刻までを測定して応答時間を得て、応答時間に基づいて通信量を求め、通信回線の通信量を調整する(例えば、特許文献1参照)。
従来の照明制御システムでは、複数の自律分散制御機器が一斉に信号を出力した場合には、通信制御装置が通信量を調整する前に通信量が多くなり、各設備システムを接続するネットワークが輻輳状態に陥り、パケットロスや受信漏れ等が発生し、正常なやり取りができなくなるおそれがあった。
例えば、ビル管理システムでは、全館停電時、器具の消灯を表す状態変化通知が全器具の台数分、一斉に送出されることになる。このとき、照明制御システムだけでなく、空調機器等、他の設備システムの機器も同様に、一斉に状態変化通知を送出するため、ネットワークが輻輳状態に陥りやすい。
本発明は、例えば、ネットワークが輻輳状態になり難くなるように照明用の通信を制御することを目的とする。
本発明の一の態様に係る照明ゲートウェイ装置は、
複数の照明器具を制御する照明コントローラが接続された第1のネットワークと、前記複数の照明器具を管理する機器が接続された第2のネットワークとに接続される照明ゲートウェイ装置であって、
前記複数の照明器具のいずれかを通知対象として通知対象に関する情報を通知するメッセージを前記照明コントローラから前記第1のネットワークを介して受信する第1の通信部と、
前記第1の通信部により受信されたメッセージを前記第2のネットワークに送出する第2の通信部と、
前記複数の照明器具のそれぞれに対して定められた優先度と、前記第2の通信部による単位時間の通信量について優先度ごとに定められた閾値とを記憶する記憶部と、
前記第1の通信部によりメッセージが受信される度に、受信されたメッセージを対象メッセージとし、前記記憶部を参照して、対象メッセージの通知対象の照明器具に対して定められた優先度の閾値を特定し、前記第2の通信部による単位時間の通信量を算出し、算出した通信量が、特定した閾値を超えているかどうか判定し、超えていないと判定した場合、対象メッセージを前記第2のネットワークに送出するよう前記第2の通信部を制御し、超えていると判定した場合、対象メッセージの送出を保留するよう前記第2の通信部を制御する制御部とを備える。
複数の照明器具を制御する照明コントローラが接続された第1のネットワークと、前記複数の照明器具を管理する機器が接続された第2のネットワークとに接続される照明ゲートウェイ装置であって、
前記複数の照明器具のいずれかを通知対象として通知対象に関する情報を通知するメッセージを前記照明コントローラから前記第1のネットワークを介して受信する第1の通信部と、
前記第1の通信部により受信されたメッセージを前記第2のネットワークに送出する第2の通信部と、
前記複数の照明器具のそれぞれに対して定められた優先度と、前記第2の通信部による単位時間の通信量について優先度ごとに定められた閾値とを記憶する記憶部と、
前記第1の通信部によりメッセージが受信される度に、受信されたメッセージを対象メッセージとし、前記記憶部を参照して、対象メッセージの通知対象の照明器具に対して定められた優先度の閾値を特定し、前記第2の通信部による単位時間の通信量を算出し、算出した通信量が、特定した閾値を超えているかどうか判定し、超えていないと判定した場合、対象メッセージを前記第2のネットワークに送出するよう前記第2の通信部を制御し、超えていると判定した場合、対象メッセージの送出を保留するよう前記第2の通信部を制御する制御部とを備える。
本発明の一の態様では、第1のネットワークと第2のネットワークとに接続された照明ゲートウェイ装置が、照明器具に関する情報を通知するメッセージを第1のネットワークを介して受信する度に、第2のネットワークへの単位時間の通信量が、メッセージの通知対象の照明器具に対して定められた優先度の閾値を超えているかどうか判定し、超えていると判定した場合、メッセージの送出を保留する。このため、本発明の一の態様によれば、第2のネットワークが輻輳状態になり難くなる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るビル管理システム100の構成を示すブロック図である。
図1は、本実施の形態に係るビル管理システム100の構成を示すブロック図である。
図1において、ビル管理システム100は、照明制御システム200を複数備える。ビル管理システム100は、照明統合操作器300を1つ又は複数備える。また、ビル管理システム100は、入退室管理設備システム400、空調機器500、アナンシエータ600、中央監視装置700をそれぞれ1つ又は複数備える。
なお、ビル管理システム100は、入退室管理設備システム400、空調機器500、アナンシエータ600、中央監視装置700を備えていなくてもよい。また、ビル管理システム100は、その他の設備を備えてもよい。ビル管理システム100は通信システムの例であり、ビル管理システム100と同様の構成をビル以外の建物、場所等に設置される通信システムに適用しても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
照明制御システム200は、照明ゲートウェイ装置210を1つ又は複数備える。照明制御システム200は、照明ゲートウェイ装置210ごとに、照明コントローラ220、リレー制御端末器230、壁スイッチ240、エリアコントローラ250をそれぞれ1つ又は複数備える。照明制御システム200は、エリアコントローラ250ごとに、無線ユニット260、通信ユニット270をそれぞれ1つ又は複数備える。また、照明制御システム200は、通信ユニット270ごとに、照明器具280を1つ又は複数備える。
なお、照明制御システム200は、1つの照明ゲートウェイ装置210に対して少なくとも1つの照明コントローラ220を備え、1つの照明コントローラ220に対して複数の照明器具280を備えていればよい。照明制御システム200は、リレー制御端末器230、壁スイッチ240、エリアコントローラ250、無線ユニット260を備えていなくてもよい。
照明ゲートウェイ装置210は、下位ネットワーク101(第1のネットワーク)と上位ネットワーク102(第2のネットワーク)とに接続され、下位ネットワーク101と上位ネットワーク102との間で通信プロトコルの変換を行う。
下位ネットワーク101は、LAN等の通信ネットワークである。下位ネットワーク101には、照明コントローラ220が接続される。照明コントローラ220には、リレー制御端末器230を介して壁スイッチ240が接続される。また、照明コントローラ220には、エリアコントローラ250、通信ユニット270を介して複数の照明器具280が接続される。エリアコントローラ250には、無線ユニット260も接続される。
照明コントローラ220は、エリアコントローラ250、通信ユニット270を介して接続された複数の照明器具280を制御する。照明コントローラ220は、これら複数の照明器具280のいずれかを通知対象として通知対象に関する情報を通知するメッセージ等、各種の照明制御・管理用データを、下位ネットワーク101を介して照明ゲートウェイ装置210に送信する。また、照明コントローラ220は、各種の照明制御・管理用データを、下位ネットワーク101を介して照明ゲートウェイ装置210から受信する。照明器具280に関する情報を通知するメッセージとしては、例えば、照明器具280の点灯状態の変化を通知する状態変化通知がある。
上位ネットワーク102は、LAN等の通信ネットワークである。上位ネットワーク102には、照明統合操作器300、入退室管理設備システム400、空調機器500、アナンシエータ600、中央監視装置700が接続される。照明統合操作器300は、複数の照明器具280を管理する機器である。照明統合操作器300は、前述したメッセージ等、各種の照明制御・管理用データを、上位ネットワーク102を介して照明ゲートウェイ装置210から受信する。また、照明統合操作器300は、各種の照明制御・管理用データを、上位ネットワーク102を介して照明ゲートウェイ装置210に送信する。アナンシエータ600は、離れた場所の状態等を確認して警報を鳴らす装置である。例えば、アナンシエータ600は、複数箇所に分散した現場の状態を一箇所で集中管理し、異常が発生した部分があればランプの点滅やブザー音等で知らせるような仕組みになっている。
図2は、照明ゲートウェイ装置210の構成を示すブロック図である。
図2において、照明ゲートウェイ装置210は、下位ネットワーク側通信部211、上位ネットワーク側通信部212、上位ネットワーク・下位ネットワークマッピング部213、記憶部214、制御部215を備える。
下位ネットワーク側通信部211(第1の通信部)は、下位ネットワーク101に接続され、照明コントローラ220等、下位ネットワーク101に接続された他の機器と通信を行う。下位ネットワーク側通信部211は、照明器具280に関する情報を通知するメッセージ等を照明コントローラ220から下位ネットワーク101を介して受信する。
上位ネットワーク側通信部212(第2の通信部)は、上位ネットワーク102に接続され、照明統合操作器300等、上位ネットワーク102に接続された他の機器と通信を行う。上位ネットワーク側通信部212は、下位ネットワーク側通信部211により受信されたメッセージ等を上位ネットワーク102に送出する。上位ネットワーク側通信部212により送出されたメッセージ等は、照明統合操作器300等により受信される。即ち、上位ネットワーク側通信部212は、下位ネットワーク側通信部211により受信されたメッセージ等を、上位ネットワーク102を介して照明統合操作器300等に送信する。
上位ネットワーク・下位ネットワークマッピング部213は、下位ネットワーク側通信部211と上位ネットワーク側通信部212との間に設けられ、下位ネットワーク101と上位ネットワーク102とのプロトコル変換を行う。なお、下位ネットワーク101と上位ネットワーク102とで同じ通信プロトコルが用いられている場合、上位ネットワーク・下位ネットワークマッピング部213は省略可能である。
記憶部214は、複数の照明器具280のそれぞれに対して定められた優先度と、上位ネットワーク側通信部212による単位時間の通信量について優先度ごとに定められた閾値とを記憶する。
制御部215は、下位ネットワーク側通信部211によりメッセージが受信される度に、受信されたメッセージを対象メッセージとして以下の動作を行う。
(1)記憶部214を参照して、対象メッセージの通知対象の照明器具280に対して定められた優先度の閾値を特定する。
(2)上位ネットワーク側通信部212による単位時間の通信量(データの送出量)を算出する。即ち、上位ネットワーク側通信部212を通過するネットワーク流量(上位ネットワーク側通信部212の瞬時流量)を算出する。
(3)上記(2)で算出した通信量が、上記(1)で特定した閾値を超えているかどうか判定する。超えていないと判定した場合は下記(4)の動作、超えていると判定した場合は下記(5)の動作を行う。
(4)対象メッセージを上位ネットワーク102に送出するよう上位ネットワーク側通信部212を制御する。
(5)対象メッセージの送出を保留するよう上位ネットワーク側通信部212を制御する。
(1)記憶部214を参照して、対象メッセージの通知対象の照明器具280に対して定められた優先度の閾値を特定する。
(2)上位ネットワーク側通信部212による単位時間の通信量(データの送出量)を算出する。即ち、上位ネットワーク側通信部212を通過するネットワーク流量(上位ネットワーク側通信部212の瞬時流量)を算出する。
(3)上記(2)で算出した通信量が、上記(1)で特定した閾値を超えているかどうか判定する。超えていないと判定した場合は下記(4)の動作、超えていると判定した場合は下記(5)の動作を行う。
(4)対象メッセージを上位ネットワーク102に送出するよう上位ネットワーク側通信部212を制御する。
(5)対象メッセージの送出を保留するよう上位ネットワーク側通信部212を制御する。
本実施の形態では、上記(1)〜(5)の動作を行うことにより、上位ネットワーク102が輻輳状態になり難くなる。即ち、本実施の形態によれば、メッセージ送出タイミングを適正なタイミングにすることにより、ネットワークが輻輳状態に陥らないようになり、正常なメッセージのやり取りが可能になる。また、メッセージの優先度付けにより、必要なメッセージ(優先度の高いメッセージ)が確実に送出可能になり、優先度の低いメッセージの送出を早く諦めることにより、流量の調整が可能になる。
制御部215は、上記(5)で上位ネットワーク側通信部212にメッセージの送出を保留させた後、予め定められた時間間隔で、上位ネットワーク側通信部212により送出が保留されているメッセージを、メッセージの通知対象の照明器具280に対して定められた優先度の高い順に対象メッセージとして上記(1)〜(5)と同様の動作を行う。これにより、通知対象の優先度が高いメッセージほど、早く上位ネットワーク102に送出できるようになる。
上記の時間間隔は任意に設定することができる。例えば、予め設定された時間を記憶部214に記憶しておき、制御部215が記憶部214を参照するようにしてもよいし、あるいは、制御部215が任意の方法を用いて時間を計算するようにしてもよい。ここで、任意の方法とは、上位ネットワーク側通信部212が通信に用いるアドレス(IPアドレス等)を基に時間を計算する方法、照明ゲートウェイ装置210ごとに予め与えられた係数を基に時間を計算する方法、ランダムに時間を計算する方法等である。照明ゲートウェイ装置210が複数ある場合、照明ゲートウェイ装置210ごとに時間間隔を異ならせることによって、送出の保留が解除されることによる通信量の大幅な増加を回避することができる。
図示していないが、照明ゲートウェイ装置210は、データを記憶するメモリ、プログラムを実行するプロセッサ等のハードウェアを備える。記憶部214は、メモリにより実現される。記憶部214以外の各部(照明ゲートウェイ装置210の「〜部」)は、ソフトウェア(プログラム)のみ、あるいは、ハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現される。
以下では、照明ゲートウェイ装置210の各部の詳細な動作(本実施の形態に係る通信方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)について説明する。
前述したように、下位ネットワーク側通信部211は、複数の照明器具280のいずれかを通知対象として通知対象に関する情報を通知するメッセージを照明コントローラ220から下位ネットワーク101を介して受信する。上位ネットワーク側通信部212は、下位ネットワーク側通信部211により受信されたメッセージを上位ネットワーク102に送出する。
図3は、記憶部214に記憶されるテーブルの構成例を示す表である。
図3において、記憶部214は、優先度定義テーブル291、閾値定義テーブル292、未送信格納テーブル293を記憶する。
優先度定義テーブル291は、照明器具280を一意に識別する「ポイントID」(識別子)と、その照明器具280に対して定められた「優先度」とを予め格納する。
閾値定義テーブル292は、「優先度」と、その「優先度」に対して定められた「閾値」(上位ネットワーク側通信部212による単位時間の通信量の閾値)と、メッセージの送出が保留された場合にメッセージを保存するか破棄するかを示す「保存要否」とを予め格納する。「閾値」は、「優先度」が高いほど大きい値に設定されている。
未送信格納テーブル293は、送出が保留され、保存されているメッセージの通知対象に対して定められた「優先度」と、その通知対象の「ポイントID」とを格納する。なお、「ポイントID」は、メッセージを一意に特定できる情報であれば、他の情報に置き換えてもよい。
図4及び図5は、制御部215の動作例を示すフローチャートである。
制御部215は、下位ネットワーク側通信部211によりメッセージが受信される度に、受信されたメッセージを対象メッセージとして図4に示す処理を開始する。
ステップS11において、制御部215は、優先度定義テーブル291から、対象メッセージの通知対象の「ポイントID」(対象メッセージから直接又は間接的にわかるものとする)に対応する「優先度」を特定する。
ステップS12において、制御部215は、上位ネットワーク側通信部212による単位時間の通信量(データの送出量)を算出する。ここで、制御部215は、上位ネットワーク102に向けて上位ネットワーク側通信部212をデータ(例えば、パケット)が通過する度に、カウンタ(図示していない)をインクリメントし、このカウンタを単位時間ごとに(例えば、1秒間隔で)リセットしているものとする。制御部215は、カウンタをリセットする前のデータ数(瞬時流量)を、上位ネットワーク側通信部212による単位時間の通信量とする。
ステップS13において、制御部215は、閾値定義テーブル292から、ステップS11で特定した「優先度」に対応する「閾値」を特定する。制御部215は、ステップS12で算出した通信量と「閾値」とを比較して、通信量が「閾値」を超えていなければステップS14に進み、通信量が「閾値」を超えていればステップS15に進む。
ステップS14において、制御部215は、対象メッセージを上位ネットワーク102に送出するよう上位ネットワーク側通信部212を制御し、処理を終了する。
ステップS15において、制御部215は、対象メッセージの送出を保留するよう上位ネットワーク側通信部212を制御する。このとき、制御部215は、閾値定義テーブル292から、ステップS11で特定した「優先度」に対応する「保存要否」を特定する。制御部215は、「保存要否」が“必要”に設定されていればステップS16に進み、「保存要否」が“不要”に設定されていれば処理を終了する。
ステップS16において、制御部215は、記憶部214の未送信格納領域(図示していない)に対象メッセージを保存するとともに、未送信格納テーブル293に、ステップS11で特定した「優先度」と対象メッセージの通知対象の「ポイントID」との組み合わせ(レコード)を格納し、処理を終了する。
なお、ステップS16において、制御部215は、記憶部214の未送信格納領域に、対象メッセージと同じ通知対象のメッセージが既に保存されている場合、そのメッセージを対象メッセージで上書きしてもよい。このとき、未送信格納テーブル293の更新は不要である。即ち、制御部215は、下位ネットワーク側通信部211により新たに受信されたメッセージと通知対象が同じメッセージの送出を上位ネットワーク側通信部212に保留させている場合、送出を保留させていたメッセージを当該新たに受信されたメッセージで上書きしてもよい。通常、状態変化通知等は最新のものが送信できれば、古いメッセージは不要となるため、古いメッセージを上書きすることで通信量を削減することができる。
制御部215は、ステップS16で記憶部214の未送信格納領域に保存したメッセージについて、図5に示す処理を実行する。
ステップS21において、制御部215は、予め定められた時間(前述したように、この時間間隔は任意に設定することができる)が経過するまで待機し、ステップS22(a)に進む。
ステップS22(a)において、制御部215は、優先度定義テーブル291の「優先度」のうち最も高い「優先度」のレコードが未送信格納テーブル293に格納されているかどうか判定し、該当するレコードが格納されていれば、未送信格納テーブル293から、その「優先度」に対応する「ポイントID」を特定し、ステップS23(a)に進む。該当するレコードが格納されていなければ、ステップS22(b)に進む。
ステップS23(a)において、制御部215は、記憶部214の未送信格納領域に保存されているメッセージのうち、ステップS22(a)で特定した「ポイントID」を通知対象とするメッセージを対象メッセージとして図4に示す処理を実行する。このとき、ステップS22−1で「優先度」がわかっているため、ステップS11は省略する。また、ステップS13において、通信量が「閾値」を超えている場合、記憶部214の未送信格納領域に対象メッセージを保存し直す必要はないため、ステップS16は省略する。制御部215は、図4に示す処理を終了すると、ステップS22(a)に戻る。
ステップS22(b)以降、制御部215は、優先度定義テーブル291の「優先度」のうち2番目に高い「優先度」のレコードから最も低い「優先度」のレコードまで同様の動作を行い、ステップS21に戻る。
以上説明したように、本実施の形態では、制御部215が、次のようなネットワーク量算出機能を有する。
(1)ネットワークの状態をモニタリングし、適切なタイミングで状態変化通知等のメッセージを上位ネットワーク102に送出する。
(2)モニタリング方法は、定期的に上位ネットワーク側通信部212の瞬時流量を算出するというものである。
(3)状態変化通知等のメッセージを送出する際、上記(2)で算出した瞬時流量を参照し、内部で保持する設定情報に含まれる流量閾値と比較する。
(4)瞬時流量が流量閾値より低い場合、メッセージを送出する。
(5)瞬時流量が流量閾値より高い場合、メッセージ送出を保留する。
(6)予め定められた時間の経過後、再度、メッセージ送出を試みる。
(1)ネットワークの状態をモニタリングし、適切なタイミングで状態変化通知等のメッセージを上位ネットワーク102に送出する。
(2)モニタリング方法は、定期的に上位ネットワーク側通信部212の瞬時流量を算出するというものである。
(3)状態変化通知等のメッセージを送出する際、上記(2)で算出した瞬時流量を参照し、内部で保持する設定情報に含まれる流量閾値と比較する。
(4)瞬時流量が流量閾値より低い場合、メッセージを送出する。
(5)瞬時流量が流量閾値より高い場合、メッセージ送出を保留する。
(6)予め定められた時間の経過後、再度、メッセージ送出を試みる。
なお、上記(6)で送出を試みる回数は、メッセージ内容ごとに定めた優先度によって決定されてもよい。この場合、回数が限度に達すると、該当するメッセージは破棄される。
優先度は、ユーザが定義してもよいし、照明ゲートウェイ装置210が判断して付与してもよい。
上記のように、本実施の形態では、制御部215が、上位ネットワーク102の瞬時流量を参照して、所定の流量を超えるとき、上位ネットワーク側通信部212からのメッセージ送出を保留することにより、上位ネットワーク102の流量を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100 ビル管理システム、101 下位ネットワーク、102 上位ネットワーク、200 照明制御システム、210 照明ゲートウェイ装置、211 下位ネットワーク側通信部、212 上位ネットワーク側通信部、213 上位ネットワーク・下位ネットワークマッピング部、214 記憶部、215 制御部、220 照明コントローラ、230 リレー制御端末器、240 壁スイッチ、250 エリアコントローラ、260 無線ユニット、270 通信ユニット、280 照明器具、291 優先度定義テーブル、292 閾値定義テーブル、293 未送信格納テーブル、300 照明統合操作器、400 入退室管理設備システム、500 空調機器、600 アナンシエータ、700 中央監視装置。
Claims (4)
- 複数の照明器具を制御する照明コントローラが接続された第1のネットワークと、前記複数の照明器具を管理する機器が接続された第2のネットワークとに接続される照明ゲートウェイ装置であって、
前記複数の照明器具のいずれかを通知対象として通知対象に関する情報を通知するメッセージを前記照明コントローラから前記第1のネットワークを介して受信する第1の通信部と、
前記第1の通信部により受信されたメッセージを前記第2のネットワークに送出する第2の通信部と、
前記複数の照明器具のそれぞれに対して定められた優先度と、前記第2の通信部による単位時間の通信量について優先度ごとに定められた閾値とを記憶する記憶部と、
前記第1の通信部によりメッセージが受信される度に、受信されたメッセージを対象メッセージとし、前記記憶部を参照して、対象メッセージの通知対象の照明器具に対して定められた優先度の閾値を特定し、前記第2の通信部による単位時間の通信量を算出し、算出した通信量が、特定した閾値を超えているかどうか判定し、超えていないと判定した場合、対象メッセージを前記第2のネットワークに送出するよう前記第2の通信部を制御し、超えていると判定した場合、対象メッセージの送出を保留するよう前記第2の通信部を制御する制御部と
を備えることを特徴とする照明ゲートウェイ装置。 - 前記制御部は、前記第2の通信部により送出が保留されているメッセージを、メッセージの通知対象の照明器具に対して定められた優先度の高い順に対象メッセージとし、前記記憶部を参照して、対象メッセージの通知対象の照明器具に対して定められた優先度の閾値を特定し、前記第2の通信部による単位時間の通信量を算出し、算出した通信量が、特定した閾値を超えているかどうか判定し、超えていないと判定した場合、対象メッセージを前記第2のネットワークに送出するよう前記第2の通信部を制御し、超えていると判定した場合、引き続き対象メッセージの送出を保留するよう前記第2の通信部を制御することを特徴とする請求項1の照明ゲートウェイ装置。
- 前記記憶部は、優先度ごとに定められた閾値として優先度が高いほど大きい閾値を記憶することを特徴とする請求項1又は2の照明ゲートウェイ装置。
- 前記制御部は、前記第1の通信部により新たに受信されたメッセージと通知対象が同じメッセージの送出を前記第2の通信部に保留させている場合、送出を保留させていたメッセージを当該新たに受信されたメッセージで上書きすることを特徴とする請求項1から3のいずれかの照明ゲートウェイ装置。
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