JP2015025710A - 高炉内装入物のプロフィル測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の形状の高炉内装入物のプロフィルを、なるべく時間をかけず高精度に測定できる測定方法を提供する。
【解決手段】マイクロ波を炉内直径方向に走査させて、高炉内装入物4の概略プロフィルを測定し、概略プロフィルについて、炉内直径方向のx座標に対する曲率を算出し、曲率の絶対値f(x)が大きいほど測定点の分布密度g(x)を大きくするように測定点を決定し、測定点にマイクロ波を照射して本測定を行い、本測定で測定した距離データおよびそのときのマイクロ波の走査角度データから、距離データを座標変換して、高炉内装入物4の表面プロフィルを演算する。
【選択図】図4

Description

本発明は、高炉内装入物の表面の形状(プロフィル)の測定方法に関するものである。
一般に、銑鉄の製造における高炉には、炉頂から装入物として、粉鉄鉱石を焼き固めた焼結鉱や塊状鉄鉱石等(以下では単に鉄鉱石または鉱石と記す)及びコークスが交互に装入されて堆積し、炉内に鉱石層およびコークス層が形成される。高炉下方にある羽口から吹き込まれる熱風とコークスとの反応によって生じるCOガスにより、鉄鉱石は加熱、還元され(間接還元)、また、一部はコークスにより直接的に還元されて、軟化融着帯を形成した後、溶滴となる。溶滴、すなわち溶銑は、コークス層の間を通過して炉底部に溜まる。炉内に形成された鉱石層およびコークス層は、炉内を徐々に降下する。
以上の工程において、高炉に装入された鉄鉱石及びコークスによって形成される炉頂部の装入物分布を調整し、適正なガス分布を得ることは非常に重要である。高炉内炉頂部における装入物のプロフィル(表面形状)は、ベル式装入装置ではムーバブルアーマを、また、ベルレス式装入装置では分配シュートを介する装入物の落下軌跡により決定される。通常装入時は、炉頂部の装入物のプロフィルは、高炉の中心鉛直方向(軸心)を軸として中央部が低い略逆円錘形状をなしている。高炉内装入物のプロフィルは、高炉の操業にとって重要な情報であり、殊に近年、高炉では、低コークス比での操業安定化を目的に、装入物の分布制御が複雑化しており、十分な測定頻度と精度を実現するプロフィルの測定ニーズが高まっている。
従来、例えば特許文献1等に記載されているように、炉体の炉口部側面から、高炉の軸心に向けて、マイクロ波距離計を備えた計測ランスを挿入し、マイクロ波を高炉内装入物へ向けて発信して、高炉内装入物の表面までの距離を測定する方式が行われてきた。この方式は、炉体内の高濃度の粉塵中でも、マイクロ波の減衰が小さいために距離測定が可能であるという利点があるものの、装置が大型かつ高価で、操作が複雑である。また、測定中は原料の装入を待機させる必要があり、また原料の装入時には計測ランスを炉体の外へ退避させなければならないため、一日に多くて数回、実際には1回程度しか測定できない。しかも、測定時間が長時間になるため、測定中の原料降下量が大きく、測定後の原料レベルの回復に時間がかかるという問題がある。
そこで、マイクロ波の長所を維持し、原料の装入を長時間停止させることなくレベル測定が行える測定方法が、例えば特許文献2および特許文献3に記載されている。これらは、マイクロ波の送受信が行えるマイクロ波距離計と、マイクロ波放射方向を走査する走査駆動装置とを備えたプロフィル測定装置を、原料装入装置よりも上方の高炉の炉頂部に設置し、マイクロ波を高炉内に走査させ、マイクロ波距離計から入力された距離データおよび走査駆動装置から入力された走査角度データを組み合わせて、データ処理部で高炉内装入物の表面プロフィルを演算するものである。
実公平1−12216号公報 特開2010−174371号公報 特開2011−2241号公報
ところが、上記特許文献2、3に記載されたプロフィル測定方法は、一定の角速度でマイクロ波の放射方向を回転させながらデータ取得するため、プロフィルの測定点間距離にばらつきが生じる。したがって、得られるプロフィルの精度を確保するためには、最も精度が得られにくい形状の場所を基準に回転角速度を決める必要があるが、その場合、測定時間が長くなるという問題がある。
特許文献2、3に記載されているプロフィル測定装置は、炉内の装入物分配シュートとの干渉がないため、いつでも測定が可能であるものの、測定のタイミングが原料装入と重なると、十分な測定精度が得られない。したがって、精度よく測定するためには、プロフィルの測定中は原料装入を待機させることが望ましい。そのため、測定時間が長いと、特許文献1の場合と同様、高炉の操業に支障を来すとともに、測定中の原料降下量が大きく、測定後の原料レベルの回復に時間がかかることから、測定回数に制約が生じる。
本発明の目的は、任意の形状の高炉内装入物のプロフィルを、なるべく時間をかけず高精度に測定できる測定方法を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明は、高炉の炉頂部に、マイクロ波の送受信により測定対象物までの距離を測定するプロフィル測定装置を設置し、前記プロフィル測定装置から、マイクロ波放射方向を、高炉内装入物の表面において前記高炉の中心軸を通る直径方向に走査させて前記装入物までの距離データを測定し、前記距離データ測定時のマイクロ波の走査角度データに基づいて前記距離データを座標変換して、前記高炉内装入物の表面プロフィルを演算する高炉内装入物のプロフィル測定において、マイクロ波を炉内直径方向に走査させて、前記高炉内装入物の概略プロフィルを測定し、前記概略プロフィルについて、前記炉内直径方向の座標に対する曲率を算出し、前記曲率の絶対値が大きいほど測定点の分布密度を大きくするように測定点を決定し、前記測定点にマイクロ波を照射して本測定を行い、前記本測定で測定した距離データおよびそのときのマイクロ波の走査角度データから、前記高炉内装入物の表面プロフィルを演算することを特徴とする、高炉内装入物のプロフィル測定方法を提供する。
上記プロフィル測定方法において、前記本測定は、前記測定点ごとに、マイクロ波発信時から前記高炉内装入物による反射波の受信時までの間、前記高炉内装入物に対するマイクロ波送受信部を停止させて行うことが好ましい。
また、前記プロフィル測定装置を、前記高炉の中心軸に対して対称位置に2つ設置し、前記本測定は、前記測定点ごとに、前記2つのプロフィル測定装置のうち、マイクロ波の入射角度が90°に近い方のプロフィル測定装置で測定し、それぞれのプロフィル測定装置による測定データを組み合わせて前記高炉内装入物のプロフィルを演算してもよい。
また、前記高炉の操業時の各工程において、前記高炉内装入物の表面プロフィルを複数回連続して測定する際、初回測定時のみ前記概略プロフィルを測定し、2回目以降は、初回測定時のみ前記概略プロフィルを測定し、2回目以降は、前回の測定で得たプロフィルを概略プロフィルとして用いて前記本測定の測定点を決定してもよい。
本発明によれば、曲率の大きい場所の測定点の分布密度を高くすることで、複雑な形状のプロフィルを高精度に測定し、曲率の小さい場所の測定点の分布密度を低くすることで、測定時間を短縮できる。すなわち、無駄な時間を要することなく高精度なプロフィルを得ることができる。
炉頂部にプロフィル測定装置を備えた高炉炉頂部の例を示す縦断面図である。 プロフィル測定装置の一例を示す構成図である。 本発明にかかる測定手順の例を示すフローチャートである。 通常装入の場合の本発明にかかる測定点の決定方法を説明するグラフであり、(a)は概略プロフィル、(b)は(a)の概略プロフィルの炉内x座標に対する曲率、(c)は(b)から求めた炉内x座標に対する測定点の分布密度、(d)は炉内x座標に対する測定点数の積算、(e)は炉内x座標に対する測定点である。 中心装入の場合の本発明にかかる測定点の決定方法を説明するグラフであり、(a)は概略プロフィル、(b)は(a)の概略プロフィルの炉内x座標に対する曲率、(c)は(b)から求めた炉内x座標に対する測定点の分布密度、(d)は炉内x座標に対する測定点数の積算、(e)は炉内x座標に対する測定点である。 本発明にかかる測定手順の異なる例を示すフローチャートである。 マイクロ波の入射角度の求め方の例を示す説明図である。 図4のプロフィルを測定する際の、測定装置ごとの炉内x座標とマイクロ波の入射角度との関係の例を示すグラフである。 図5のプロフィルを測定する際の、測定装置ごとの炉内x座標とマイクロ波の入射角度との関係の例を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。
図1は、プロフィル測定装置を高炉に設置した例を示す。2つのプロフィル測定装置A1、A2は、高炉2の炉頂部付近の、炉体3よりも外側に、炉体3の中心軸に対して対称位置に設置されている。炉体3の炉口部にはベルレス式装入装置5が設けられ、鉄鉱石やコークス等の装入物4が、分配シュート6を通って炉内に装入される。
図2は、プロフィル測定装置A1、A2の構成の一例を示す拡大図である。プロフィル測定装置A1、A2は、図2に示すように、アンテナ11および反射板12と、アンテナ11および反射板12をそれぞれ支持、駆動、制御する導波管13、マイクロ波送受信器14、駆動軸15、反射板駆動装置16を有する。アンテナ11および反射板12は、耐圧容器20の内部に収容されている。耐圧容器20は、底面に、炉内に向けた開口部21を有し、開口部21には、マイクロ波を通過可能な仕切板22、シャッター23、保護ネット24等が設けられている。
アンテナ11は、例えばφ250〜φ360mm程度のパラボラアンテナであり、導波管13を介して、マイクロ波送受信器14に連結されている。マイクロ波送受信器14は、周波数が一定範囲で連続的に時間変化するマイクロ波を発生し、当該マイクロ波の発信および受信が可能なものである。マイクロ波送受信器14には、データ処理部18が信号線19で接続されている。
マイクロ波送受信器14で発生した、周波数が連続的に変化するマイクロ波は、アンテナ11から放射されて反射板12で反射され、高炉2内の測定対象である装入物4の表面に照射される。照射されたマイクロ波は装入物4の表面で反射し、この反射波を、反射板12を介してマイクロ波送受信器14で受信して検出する。データ処理部18では、アンテナ11でのマイクロ波の放射から受信までの間の周波数の変化分ΔFから、アンテナ11から測定対象(装入物4の表面)までのマイクロ波の往復時間ΔTが求められ、アンテナ11から測定対象までの距離が算出される。この測定は、マイクロ波を発射する電気信号と、装入物表面からの反射波を受信して得られる電気信号とをミキシングして測定するFMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式(周波数変調連続波方式)と呼ばれる。当該方式のマイクロ波距離計は、市販の装置を用いてもよい。
測定に用いるマイクロ波の発信周波数帯域は、10GHz以上、好ましくは24GHz程度とし、周波数を高くするほど、アンテナ11を小型化できる。マイクロ波を用いることにより、温度や粉塵等の環境の影響を受けにくく、高炉2内のプロフィルを正確に測定できる。また、パラボラアンテナは指向性が高いため、所望する位置に向けて高精度にマイクロ波を放射できる。さらに、放射時のマイクロ波の広がりが抑制されるために、炉内に向けた開口部21を小さくすることができる。
図2に示すように、アンテナ11のマイクロ波の送受信方向(中心軸線方向)の延長上に、反射板12と反射板駆動装置16とを連結する駆動軸15が設けられている。すなわち、駆動軸15の中心軸線が、アンテナ11の中心軸線と一致するように、駆動軸15が設けられている。図2に示すように、反射板12は、アンテナ11の中心軸線に対して略45°の角度で駆動軸15に固定されている。反射板12は、例えばステンレスの板材からなり、アンテナ11の正面側から見た面積が、アンテナ11よりも少し大きいものとする。形状は限定しないが、操作性の上では円形が好ましい。反射板駆動装置16により駆動軸15をその中心軸の周りに回転させることで、アンテナ11からその中心軸方向に放射されたマイクロ波を、反射板12で高炉2の炉内側へ向けて反射し、高炉2の直径方向に走査する。反射板12によるマイクロ波の反射方向は、図2の紙面に対して垂直方向に移動する。反射板12は、マイクロ波が炉の中心軸を通るように配置する。
耐圧容器20の開口部21は、高炉2の炉内に連通し、反射板12で反射したマイクロ波が、炉内の所定範囲に照射されるように形成される。
耐圧容器20の内面は、炉内側開口部21および反射板12の反射面側を除いて、発信周波数帯域に対応した電波吸収体で覆い、耐圧容器20内でのマイクロ波の乱反射や多重反射に起因する測定ノイズを抑制することが好ましい。
また、プロフィル測定時には、高炉2内部のガスや粉塵等が耐圧容器20内に侵入するのを防ぎ、さらに耐圧容器20を介して外部へ高炉2内のガス等が漏洩するのを防止する目的で、耐圧容器20内に、例えば炉内圧の1.1倍程度の圧力になるように、窒素ガス等の不活性ガスで加圧を行うとよい。
このようなプロフィル測定装置を用いてプロフィル測定を行う際、短時間で測定するために、装入物4に対するマイクロ波送受信部である反射板12を一定の角速度で常時回転させながら測定すると、データ処理部18のFMCW演算による距離検出の応答時間と、反射板駆動装置16に内蔵している走査角度検出器の応答時間が異なるため、測定された距離と反射板走査角度のデータ取得時刻を介した紐づけにずれが生じ、精度に問題が生じる。つまり、プロフィル測定を精度よく実施するには、測定点ごとに反射板12を一旦停止させる必要がある。そのため、測定点が多いほど測定時間がかかる。
そこで、本発明では、プロフィル形状に応じて測定点の分布密度を変化させることで、測定精度を維持しながら測定時間を短縮可能とした。以下、本発明の実施形態の一例を、図3のフローチャートおよび図4、図5に基づいて説明する。
概略プロフィル測定(S1)
先ず、従来の測定方法により、高炉2内の直径方向全体にマイクロ波を走査させて、概略プロフィルを測定する。すなわち、プロフィル測定装置の反射板12の向きを初期位置に向けて、マイクロ波送受信器14からマイクロ波を発信する。マイクロ波は、導波管13、アンテナ11を介して、反射板12により反射され、高炉内装入物4に照射された後、装入物4からの反射波を、反射板12を介してマイクロ波送受信器14で受信して、装入物4までの距離を測定する。その際、反射板12を、炉の直径方向の一端側から他端側の測定位置までの間、反射板駆動装置16により回転させる。予め設定した角度ごとに、装入物4までの距離を測定してその距離データが、また、反射板駆動装置16からはそのときの走査角度データが、データ処理部18へ送られる。プロフィル測定装置のデータ処理部18は、S1で取得した走査角度データおよびそのときの距離データに基づいて直交座標系のデータに座標変換する。概略プロフィルの測定では、高い精度は要求されないので、測定点ごとに反射板12を停止させる必要はなく、一定の角速度で回転させながら、短時間で測定を行えばよい。
異常点検出・除去(S2)
炉内に存在する障害物などによって異常点が認められたときには、そのデータを除去することが好ましい。異常点の検出は、例えばマイクロ波の装入物4への入射角度の変化量や測定点間距離が、予め設定したしきい値を超えたときに、当該測定点の測定データが異常であると判定して、そのデータを除去する。
降下量補正(S3)
さらに、測定した距離データについて、炉内反応等のための装入物の降下による補正量を求めることが好ましい。降下速度の求め方としては、例えば、炉内位置によらず降下速度Vが一定であると仮定して求めてもよい。すなわち、マイクロ波を直下に向けた位置などの任意の位置において、予め設定した同一走査角度時の1回目の距離データD1と、時間T後に測定した2回目の距離データD2から、
V=(D2−D1)/T
で求める。降下速度Vの求め方は、その他任意の方法で行うことができ、炉内の直径方向について連続して求めれば、更に高精度に求められる。
スムージング(S4)
以上により得られた測定データについて、平均化などの処理を行って滑らかな曲線とし、炉内直径方向の座標をx、炉内高さ方向の座標をzとして、概略プロフィルz=h(x)を作成する。図4(a)は、装入物の装入形態の一例としての通常装入時の、中央部が低い略逆円錘形状の概略プロフィルの例であり、図5(a)は、装入形態の異なる例としての中心装入時の、中央部が盛り上がった概略プロフィルの例を示す。
概略プロフィルの測定は、高炉2の中心軸に対して対称位置にそれぞれ設置した2つのプロフィル測定装置A1、A2のうち、一方の測定装置のみで測定してもよいし、両方の測定装置で測定してもよい。両方の測定装置で測定する場合、例えば上記特許文献2または3に記載した方法でデータを合成してプロフィルを求めればよい。
曲率計算(S5)
次に、概略プロフィルz=h(x)について、炉内の直径方向座標xに対する曲率の絶対値f(x)を計算する。
概略プロフィルの変化率をdz/dxとして、曲率の絶対値f(x)は、式(1)で計算される。
Figure 2015025710
図4(b)、図5(b)は、それぞれ図4(a)、図5(a)の各概略プロフィルについて、炉内x座標に対する曲率の絶対値f(x)をグラフに示したものである。
測定点決定(S6)
曲率の絶対値が大きいほど測定点の分布密度を大きくするように測定点を決定する。ここでは、概略プロフィル上の測定点の分布密度が、S5で求めた曲率f(x)に比例するように測定点を決定し、各測定点を測定するための反射板の角度を算出する。
x軸上の測定点の分布密度をg(x)、概略プロフィルの変化率をdz/dxとすると、概略プロフィルz=h(x)上の測定点の分布密度g’(x)は、式(2)で表される。
Figure 2015025710
g’(x)とf(x)との間の比例係数をCとすると、
Figure 2015025710
全体の測定点数をNとすると、
Figure 2015025710
であり、測定点数Nを決めるとCが求められて、g(x)が決定する。尚、xmin、xmaxは、炉内直径方向に対向する炉壁位置である。図4(c)、図5(c)は、それぞれ図4(b)、図5(b)に示す曲率f(x)に基づいて算出された、炉内x座標に対するg(x)をグラフに示したものである。xmin=0、xmax=10の場合、測定点数NをそれぞれN=50、N=80とすると、測定点数の積算を示すグラフは図4(d)、図5(d)のようになる。
そして、
Figure 2015025710
となるxaをxnとすると、xnは、測定点の分布密度g(x)を与える測定位置となる。図4(e)、図5(e)は、このようにして、図4(a)、図5(a)の各概略プロフィルから決定された、炉内x座標に対する測定点を示す。すなわち、図4(e)、図5(e)において、測定点が1.00となる炉内x座標の位置では測定を行い、0.00となる位置では測定を行わないことを示す。
測定装置の座標位置を(xs、zs)、xnにおける概略プロフィルのz座標をznとすると、各xnを測定する際の反射板の角度θnは、
Figure 2015025710
である。尚、角度θnは、x軸方向を基準(0°)とし、反時計回りを正方向とする。角度θnは、測定装置A1から測定する場合、測定装置A2から測定する場合のそれぞれについて計算できる。
本測定(S7)
S6で決定した測定点について、本測定を実施する。本測定では、測定点ごとに、S6で求めた各測定点における角度で、マイクロ波発信時から装入物4による反射波の受信時までの間、反射板12の回転を停止させることにより、高精度に測定できる。本測定で測定されたデータは、さらに、上記S2〜S4と同様に、異常点除去や降下量補正、スムージング等のデータ処理を適宜行って、高炉内装入物のプロフィルを演算する。
曲率が大きい部分ほどプロフィルの形状変化が大きいので、概略プロフィル上の測定点の分布密度が曲率f(x)に比例するように測定点を選択すれば、プロフィル形状の複雑な部分の測定個所が多くなり、高精度に測定できる。一方、曲率f(x)が小さい部分は、形状変化が少ないため、測定点の分布密度を低くして測定点間隔が大きくなっても、測定精度が低下することはほとんどない。そして、曲率f(x)が小さい部分の測定点を削減することで、全体の測定点数を減らすことができるため、測定点ごとに反射板を停止させても、全体の測定時間を短縮させることができる。すなわち、反射板12の回転速度や停止時間、目標とする測定時間等に応じて、上記方法で測定点を決定することにより、測定精度を下げることなく測定時間を短縮させることができる。
図6は、本発明の異なる実施形態であり、プロフィル測定装置を、図1に示すように高炉2の中心軸に対して対称位置に2つ設置し、概略プロフィルの形状に応じて選択した測定点について、2つのプロフィル測定装置A1、A2のいずれかで測定を行い、これらの測定データを組み合わせて装入物のプロフィルを演算するものである。
本実施形態では、概略プロフィルを2つのプロフィル測定装置で測定し、各プロフィル測定装置において、概略プロフィル測定(S1)、異常点除去(S2)、降下量補正(S3)までの手順を、前述の図3の実施形態と同様に行う。次に、各プロフィル測定装置が取得した概略プロフィルの測定データを、例えば前述の特許文献3等の方法によって合成し、さらにスムージングを行って、概略プロフィルを得る(S8)。その概略プロフィルについて、前述の図3の実施形態と同様にして曲率計算(S9)、測定点の決定(S10)を行う。尚、概略プロフィルは、いずれか一方のプロフィル測定装置のみで測定しても構わない。
各測定点の測定装置決定(S11)
概略プロフィル上の各測定点について、2つのプロフィル測定装置A1、A2のいずれの測定装置で測定するかを決定する。測定装置の決定は、例えば、各測定点について、2つのプロフィル測定装置A1、A2から測定した場合のマイクロ波の入射角度を比較し、測定点ごとに、マイクロ波の入射角度が90°に近い方とする。
入射角度の求め方の一例を説明する。図7に示すように、プロフィル測定装置A1、A2のマイクロ波照射位置をSm(m=1,2)、測定点をPmn(n=1,2,3,4,・・・)とする。mは、プロフィル測定装置のA1側(m=1)またはA2側(m=2)を表す。測定点Pmnの座標は、炉内半径方向をx軸、上下方向をz軸として、(xmn,zmn)で表される。概略プロフィルの曲線をLmとし、曲線Lmと直線SmPmnとの交点をQmnとする。曲線Lmを微分して交点Qmnにおける曲線Lmの接線を求め、その接線と直線SmPmnとのなす角度(0<θn<90°)を、マイクロ波の入射角度θmnとする。尚、入射角度θmnの求め方は、上記の例には限らず、例えば、測定点Pmnの前後の測定点を結ぶ直線P(mn−1)P(mn+1)と直線SmPmnとの角度としてもよい。
図8は、通常装入時のプロフィル測定におけるx座標と入射角度θとの関係を示すグラフの例であり、図9は中心装入時のプロフィル測定におけるx座標と入射角度θとの関係を示すグラフの例である。図8の場合、区間aおよび区間cは、プロフィル測定装置A1側の方が入射角度が90°に近いので、プロフィル測定装置A1で測定を行い、区間bおよび区間dは、測定装置A2側の方が入射角度が90°に近いので、測定装置A2で測定を行う。図9の場合は、区間a、c、eは測定装置A1側、区間b、d、fは測定装置A2側で測定する。
マイクロ波を用いて距離を測定する測定装置では、装入物4に対するマイクロ波の入射角度が小さい場合、マイクロ波の照射範囲内に含まれる装入物4の分布範囲が広くなり、測定結果にばらつきが生じる。さらに、入射角度が小さくなると、反射波の強度が弱くなり、測定精度が低下し、場合によっては測定不能となる。そのため、本実施形態のように2つのプロフィル測定装置A1、A2のうち、マイクロ波の入射角度が90°に近い方の測定装置で測定し、その測定結果を組み合わせることにより、より高精度なプロフィルを得ることができる。また、2つのプロフィル測定装置A1、A2で同時に測定することで、さらに測定時間の短縮を図ることもできる。
尚、各測定点を測定する測定装置の決定方法は、上記の入射角度を計算する方法以外でもよく、例えば、特許文献2等に記載したように、高炉の中心軸を挟んで測定装置と反対側を測定するように決定してもよい。
本測定(S12)
S10で決定した測定点について、S11で決定した方のプロフィル測定装置により、本測定を実施する。本測定では、測定点ごとに、各測定点における角度で反射板を停止させて測定することが好ましい。本測定で測定されたデータについて、図3のS2〜S4と同様に、異常点除去や降下量補正、スムージング等のデータ処理を適宜行って、高炉内装入物のプロフィルを得る。
また、現場では、炉内への原料装入は、複数バッチで1チャージとして管理し、例えば1回のチャージに対して、原料装入前、1バッチの原料装入後、2バッチの原料装入後、3バッチの原料装入後等に、連続してプロフィルを測定することがある。このような場合には、初回測定時のみ概略プロフィルを測定し、2回目以降は、前回の測定で得たプロフィルを概略プロフィルとして利用し、その都度設定される測定時間等に応じて本測定の測定点を決定してもよい。このように、概略プロフィルの測定を省略することによって、全体の測定時間を短縮することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、プロフィル測定を行う測定装置は、図2に示す構造には限らず、上記特許文献2に記載されたような、マイクロ波距離計とホーン形のアンテナおよびアンテナを駆動する走査駆動装置からなる測定装置でもよい。
また、本発明は、高炉内装入物の装入形態が図4、5に示した通常装入や中心装入に限らず、それ以外の形状に装入物が堆積された場合でも、同様に実施できる。
また、本発明では、本測定の際、測定点ごとに、マイクロ波送受信部(上記実施形態においては反射板12)を停止させることが好ましいが、停止させずに回転させたまま測定しても構わない。この場合でも、測定点の分布密度が概略プロフィルの曲率に比例しているために、複雑な形状のプロフィルを精度よく測定できる。また、完全に停止させずに速度を下げて回転させながら測定してもよい。
本発明は、容器内のさまざまな形状の堆積物の表面形状の測定に適用できる。
2 高炉
3 炉体
4 装入物
5 ベルレス式装入装置
6 分配シュート
11 アンテナ
12 反射板
13 導波管
14 マイクロ波送受信器
15 駆動軸
16 反射板駆動装置
18 データ処理部
20 耐圧容器
21 開口部
A1、A2 プロフィル測定装置

Claims (4)

  1. 高炉の炉頂部に、マイクロ波の送受信により測定対象物までの距離を測定するプロフィル測定装置を設置し、前記プロフィル測定装置から、マイクロ波放射方向を、高炉内装入物の表面において前記高炉の中心軸を通る直径方向に走査させて前記装入物までの距離データを測定し、前記距離データ測定時のマイクロ波の走査角度データに基づいて前記距離データを座標変換して、前記高炉内装入物の表面プロフィルを演算する高炉内装入物のプロフィル測定において、
    マイクロ波を炉内直径方向に走査させて、前記高炉内装入物の概略プロフィルを測定し、
    前記概略プロフィルについて、前記炉内直径方向の座標に対する曲率を算出し、
    前記曲率の絶対値が大きいほど測定点の分布密度を大きくするように測定点を決定し、
    前記測定点にマイクロ波を照射して本測定を行い、
    前記本測定で測定した距離データおよびそのときのマイクロ波の走査角度データから、前記高炉内装入物の表面プロフィルを演算することを特徴とする、高炉内装入物のプロフィル測定方法。
  2. 前記本測定は、前記測定点ごとに、マイクロ波発信時から前記高炉内装入物による反射波の受信時までの間、前記高炉内装入物に対するマイクロ波送受信部を停止させて行うことを特徴とする、請求項1に記載の高炉内装入物のプロフィル測定方法。
  3. 前記プロフィル測定装置を、前記高炉の中心軸に対して対称位置に2つ設置し、前記本測定は、前記測定点ごとに、前記2つのプロフィル測定装置のうち、マイクロ波の入射角度が90°に近い方のプロフィル測定装置で測定し、それぞれのプロフィル測定装置による測定データを組み合わせて前記高炉内装入物のプロフィルを演算することを特徴とする、請求項1または2に記載の高炉内装入物のプロフィル測定方法。
  4. 前記高炉の操業時の各工程において、前記高炉内装入物の表面プロフィルを複数回連続して測定する際、
    初回測定時のみ前記概略プロフィルを測定し、2回目以降は、前回の測定で得たプロフィルを概略プロフィルとして用いて前記本測定の測定点を決定することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の高炉内装入物のプロフィル測定方法。
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