JP2015024469A - 切削工具 - Google Patents

切削工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2015024469A
JP2015024469A JP2013155742A JP2013155742A JP2015024469A JP 2015024469 A JP2015024469 A JP 2015024469A JP 2013155742 A JP2013155742 A JP 2013155742A JP 2013155742 A JP2013155742 A JP 2013155742A JP 2015024469 A JP2015024469 A JP 2015024469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting edge
cutting
rake face
ratio
flank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013155742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6148101B2 (ja
Inventor
正人 松澤
Masato Matsuzawa
正人 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2013155742A priority Critical patent/JP6148101B2/ja
Publication of JP2015024469A publication Critical patent/JP2015024469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6148101B2 publication Critical patent/JP6148101B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

【課題】 耐摩耗性と耐欠損性に優れた切削工具を提供する。
【解決手段】 すくい面2と逃げ面3との交差稜線部を切刃4とし、切刃4を含む切刃チップ5が、cBNを主体として、Ti(C1−x)を含むcBN質焼結体6から構成され、切刃チップ5のすくい面2および逃げ面3にて測定したCu−Kα線のX線回折パターンにおいて、逃げ面3におけるTi(C1−x)(0≦x≦1)の(200)面ピークのピーク強度I(200)と、Ti(C1−x)(0≦x≦1)(111)面ピークのピーク強度I(111)との比率(I(200)/I(111))をPf、すくい面2における前記比率(I(200)/I(111))をPrとしたとき、PfがPrよりも大きい切削インサート1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、立方晶窒化硼素焼結体からなる切削工具に関する。
立方晶窒化硼素焼結体(cBN焼結体)は優れた耐摩耗性を有することから、切削工具として用いられ、特に難削材の加工に広く用いられている。かかるcBN焼結体からなる切削工具において、例えば、特許文献1では、cBN相とともに、TiCN相とTiB相とを含有するバインダ相を含む複合材料からなり、XRDパターンにおいて、TiBの(102)面ピークとcBNの(111)面ピークとのピーク高さの比を0.06より小さくし、かつTiCNの(220)面ピークのピーク位置を制御した切削インサートが開示されている。
特開2007−144615号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の立方晶窒化硼素焼結体のように、TiBとcBNのXRDピークとのピーク高さの比と、TiCNの(220)面ピークのピーク位置とを制御する方法では、切削工具として用いた際の工具性能が最適化されているとはいえなかった。具体的には、すくい面においてはクレータ摩耗が進行しやすく、耐摩耗性を高める必要があり、逃げ面においては境界損傷が発生しやすく、耐欠損性を高める必要があった。しかしながら、耐摩耗性と耐欠損性をともに高めることは困難であった。
そこで、本発明の目的は、切削工具として最適な耐摩耗性と耐欠損性とを兼ね備えたcBN焼結体からなる切削工具を提供することである。
本発明の切削工具は、すくい面と逃げ面との交差稜線部を切刃とし、該切刃を含む切刃部が、cBNを主体として、Ti(C1−x)(0≦x≦1)を含むcBN質焼結体から構成され、前記切刃部のすくい面および逃げ面にて測定したCu−Kα線のX線回折パターンにおいて、前記逃げ面における前記Ti(C1−x)の(200)面に帰属されるピークのピーク強度I(200)と、前記Ti(C1−x)の(111)面に帰属されるピークのピーク強度I(111)との比率(I(200)/I(111))をPf、前記すくい面における前記比率(I(200)/I(111))をPrとしたとき、PfがPrよりも大きいものである。
本発明の切削工具によれば、切刃部のすくい面におけるクレータ摩耗が低減できるとともに、切刃部の逃げ面におけるチッピングが抑制できる。その結果、切削工具をより長く使用することができる。
本発明の切削工具の一例についての概略斜視図である。
本発明の切削工具の好適例である切削インサートの一例についての概略斜視図を図1に示す。図1の切削インサート(以下、単にインサートと略す。)1は、cBN焼結体6からなる切刃チップ5が、工具本体10の先端に、WC(炭化タングステン)とCo(コバルト)とを含有する超硬合金からなる裏打層11を介してロウ付けされている。切刃チップ5は、すくい面2と逃げ面3と、その交差稜線である切刃4とを含む切刃部をなす。cBN焼結体6は、cBN(立方晶窒化硼素)を主体として、Ti(C1−x)(0≦x≦1)(炭窒化チタン:以下、Ti(C1−x)と略す場合がある。)を含む。また、工具本体10は超硬合金または高速度鋼や合金鋼等の金属からなる。なお、図1のインサート1は切刃チップ5のみがcBN焼結体6からなるが、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、切削インサート全体がcBN焼結体6からなるものであってもよい。この場合でも、当然ながら切刃部はcBN焼結体6からなるが、この場合には、切刃部は、切刃からインサートの厚みの1/4の厚みで、かつすくい面の最長幅の1/4以下の長さの範囲と定義する。
本実施態様によれば、切刃チップ5のすくい面2および逃げ面3にて測定したCu−Kα線のX線回折パターンにおいて、逃げ面3における前記Ti(C1−x)の(200)面に帰属されるピーク(2θ=35°〜38°)のピーク強度I(200)と、前記Ti(C1−x)の(111)面に帰属されるピーク(2θ=40°〜43°)のピーク強度I(111)との比率(I(200)/I(111))をPf、前記すくい面における前記比率(I(200)/I(111))をPrとしたとき、PfがPrよりも大きいものである。なお、Ti(C1−x)に帰属されるピークの中では、(200)面に帰属されるピークのピーク強度I(200)と、(111)面に帰属されるピークのピーク強度I(111)が他のピークよりも高い。
これによって、すくい面2では、結合相であるTi(C1−x)の(111)面のピークのピーク強度が高いために、Ti(C1−x)自体の耐摩耗性が高く、Ti(C1−x)が選択的に摩耗することなく、cBNが脱粒することを抑制できる。その結果、すくい面2におけるクレータ摩耗の進行を抑制して耐摩耗性が高い。一方、逃げ面3では、結合相であるTi(C1−x)の(200)面のピークのピーク強度が高いために、Ti(C1−x)の衝撃吸収力が高く、逃げ面3に衝撃がかかったとき、逃げ面3の全体の耐欠損性を高めることができる。その結果、逃げ面3におけるチッピングや欠損の発生を抑制できる。そのために、インサート1の切削性能が向上する。
ここで、Ti(C1−x)のピークにおいて、(200)面ピークのピーク強度と(111)面ピークのピーク強度とのピーク強度とは、他のピークのピーク強度に比べていずれも高いものである。そして、その比率(I(200)/I(111))は、すくい面2における比率が逃げ面3における比率よりも小さくなっている。つまり、Ti(C1−x)はすくい面と逃げ面で異なる向きに配向している。すなわち、すくい面では、Ti(C1−x)の(111)面への配向度が高く、cBN焼結体6の結合相の硬度が高くなるので、結合相が選択的に摩耗しにくく、cBN相の脱粒を抑制できる。その結果、切刃チップ5の耐摩耗性が向上する。一方、逃げ面3では、Ti(C1−x)がすくい面に対して(200)面により配向しており、cBN焼結体6の結合相の靭性が高くなるので、切刃チップ5の耐チッピング性が向上する。また、cBNのピークの中では(111)面に帰属されるピーク(2θ=43°〜45°)のピーク強度が最強である。cBNの(111)面ピークのピーク強度は、すくい面および逃げ面のどちらでも、cBNのそれ以外の結晶面のピークのピーク強度に比べて10倍以上のピーク強度を有している。すなわち、cBN粒子はすくい面および逃げ面に対して同じ配向性を持っている。
なお、Ti(C1−x)は、TiC(x=1)、TiN(x=0)、TiCN(0<x<1)およびこれら2種以上の混合物として存在する場合がある。Ti(C1−
)が2種以上の混合物として存在して、(200)面ピークが2本以上観測される場合には、2本以上のすべてのピークのピーク強度を加算したピーク強度をTi(C1−x)のピーク強度として計算する。
ここで、本実施態様では、前記比率Pfの前記比率Prに対する比率(Pf/Pr)が1.2〜2.0である。これによって、切刃チップ5の耐摩耗性および耐欠損性がより最適化される。
また、本実施態様においては、切刃チップ5は工具本体10の先端に、WC粒子を主とする硬質相と、Coを主成分とする結合相とから構成された超硬合金からなる裏打層11を介してロウ付けされている。そして、図1に示す裏打層11の逃げ面3の位置Pにおいて、裏打層11中のWCのすくい面2に対して垂直方向の残留応力σ11と、すくい面2に対して水平方向の残留応力σ22とを2D法で測定した際に、σ11およびσ22のどちらも圧縮応力であり、かつ1.0<σ11/σ22<1.2である。これによって、cBN焼結体6と裏打層11との密着性が高くなるので、切削中に切刃チップ5が脱落することを抑制できる。なお、位置Pは、裏打層11の逃げ面3において、裏打層11と切刃チップ5との界面から裏打層11の厚み方向に100μm離れるとともに、裏打層11の側面長さの中間の位置である。ここで、裏打層11の側面の長さとは、裏打層11の側面における切刃チップ5の先端のコーナの頂点から工具本体10と接着する後端部までの長さを指す。
なお、上記実施態様における残留応力の測定法は2D法(多軸応力測定法/フルデバイリングフィッティング法)を用いて測定する。また、裏打層11を構成する超硬合金中のWCの残留応力の測定に用いるX線回折ピークは、2θの値が147°近傍に現れる(301)面ピークを用いる。なお、残留応力の算出に際しては、WCのポアソン比=0.19、ヤング率=700,000MPaを用いて計算する。また、X線回折測定の条件としては、鏡面加工した裏打層11の逃げ面側に、X線の線源としてCuKα線を用い、出力=45kV、110mAの条件で照射して残留応力の測定を行う。
なお、本実施態様によれば、cBN焼結体6に含有される結合材は、Ti(C1−x)の他に、TiBや、AlN等のAl化合物、Co、NiおよびMoの少なくとも1種が含有されている。結合材は総量で10〜70体積%、望ましくは10〜50体積%、特に10〜30体積%の割合で構成されている。また、本実施態様では、cBN焼結体6がcBN粒子を30体積%以上、望ましくは50体積%以上、特に70体積%以上含んでいる。このようにcBN粒子の含有量が高くても結合材の結合力が高くcBN粒子の脱落を抑制できるものであることから、インサート1の耐摩耗性が高いものである。
また、本実施態様において、cBN粒子の粒径は、耐摩耗性、強度の点から0.2〜10μm、特に望ましくは3〜7μmの範囲にある。なお、cBNの粒径の測定は、CIS−019D−2005に規定された超硬合金の平均粒径の測定方法に準じて測定する。
次に、上述した切削工具の製造方法について説明する。
例えば、原料粉末として平均粒径が0.2〜10μmのcBN原料粉末、平均粒径が0.2〜3μmの周期表第4、5および6族金属から選ばれる1種または2種以上の元素の金属粉末、炭化物粉末、窒化物粉末、平均粒径が0.5〜5μmのAlの原料粉末、および所望により鉄族金属粉末を特定の組成に秤量し、10〜72時間ボールミルにて粉砕混合する。その後、必要に応じて所定形状に成形する。成形には、プレス成形、射出成形、鋳込み成形、押し出し成形等の周知の成形手段を用いることができる。
ついで、これを別途用意した超硬合金製の裏打支持体と共に超高圧焼結装置に装入し、1300〜1600℃の範囲内の所定の温度に4〜6GPaの圧力下で10〜60分保持する。このとき、超高圧焼結装置にかける上下面方向と側面方向の圧力について、焼成温度での加圧保持時間のうちの初めから80%の時間については、上下面方向と側面方向の圧力を同じ圧力で加圧する。その後、保持時間の後の20%の時間については、上下面方向の圧力が側面方向の圧力よりも高くなるように調整して加圧する。これによって、cBN質焼結体中に存在するTi(C1−x)の上下面方向と側面方向との配向性が異なった状態となり、すくい面と逃げ面でのTi(C1−x)の(111)面ピークと(200)面ピークとのピーク強度比率が変化する。
また、作製したcBN焼結体からワイヤ放電加工によって所定寸法の切刃部を切り出す。このとき、焼成時に上下面方向から加圧された面がすくい面となるように切刃部を切り出す。そして、この切り出した切刃部を超硬合金製の工具本体の先端角部に形成した切り込み段部にロウ付けする。その後、ロウ付けしたインサートの上面を研削加工し、続いて切刃部の側面をcBN焼結体のはみ出した部分を含めて研削加工する。さらに切刃部の先端の切刃にホーニング加工を施すことによって、本発明の切削工具を作製することができる。
平均粒径5μmのcBN粉末、平均粒径3μmのTi化合物(TiN0.6、TiC0.6、)粉末、平均粒径1.5μmのAl粉末、平均粒径2μmのNi粉末を用いて表1の組成に調合し、この粉体を、アルミナ製ボールを用いたボールミルで15時間混合した。次に混合した粉体を圧力98MPaで加圧成形した。この成形体と裏打支持体とを重ねて、超高圧装置内にセットし、50℃/分で昇温し、表1の焼成温度、保持時間により焼成した。このとき、保持時間の始めから80%の時間は、上下面方向と側面方向とに5.5GPaの圧力をかけて焼成し、その後の保持時間の20%の時間は、表1の最終加圧の圧力をかけて焼成した。そして、焼成後、圧力を開放して50℃/分で降温してcBN質焼結体を得た。
次に、作製したcBN焼結体および裏打層との一体物からワイヤ放電加工によって所定の形状に切り出した。そして、超硬合金製の工具本体の切刃先端部に形成した切り込み段部に、裏打層の下面を工具本体の切り込み段部の表面にロウ付けして、切り出したcBN焼結体を切刃部とした。そして、このcBN焼結体の切刃部に対してダイヤモンドホイールを用いて刃先処理(チャンファホーニングおよびRホーニング)を施し、JIS・CNGA120408形状の切削インサートを作製した。
得られたインサートについて、切刃部のcBN焼結体に対し、cBN焼結体の任意断面について、走査型電子顕微鏡(SEM)による組織観察によりcBN焼結体中のcBN粒子の含有比率を算出した。また、CIS−019D−2005に規定された超硬合金の平均粒径の測定方法に準じて測定したところ、cBN粒子の平均粒径はいずれも4〜7μmであった。さらに、すくい面および逃げ面から、BrukerAXS社製 D8 DISCOVER with GADDS Super Speed、線源:CuKα、コリメータ径:0.8mmφを用いて、X線回折測定を行い、cBN焼結体中の結合材を特定した。結果は表1に示した。
また、X線回折チャートから、Ti(C1−x)(200)面ピークおよび(111)面ピークのピーク強度I(200)、I(111)を求めた。そして、逃げ面におけるTi(C1−x)(200)/Ti(C1−x)(111)の比率Pf、すくい面におけるその比率Pr、Pf/Prを算出した。また、cBNのピークのうち、最強のピークはいずれも(111)面に帰属されるピークであったが、そのピーク強度を測定
した。結果は表2に示した。
さらに、同じX線回折装置にて、2D法を用いて、逃げ面の裏打層において、切刃チップと裏打層との界面から100μmの下側で、裏打層の側面の長さの中間の位置Pで裏打層を構成する超硬合金中のWCの残留応力(すくい面に対して垂直方向の残留応力成分σ11、すくい面に対して水平方向の残留応力成分σ22)を測定し、その比を算出した。結果は表3に示した。なお、数値がマイナス表示のときは圧縮応力であることを示している。
次に、得られた切削インサートを用いて以下の切削条件にて切削試験を行った。結果は表3に合わせて示した。
切削方法:軽断続端面加工
被削材 :SCM435(浸炭焼入鋼:cスケールのロックウェル硬度(HRC)58〜62)、3個穴付き
切削速度:150m/min
送り :0.10mm/rev
切り込み:肩切り込み0.1mm、深さ切り込み0.2mm
切削状態:乾式
評価方法:摩耗または欠損に至るまでの加工数を評価した。
Figure 2015024469
Figure 2015024469
Figure 2015024469
表1〜3に示した結果によれば、最終加圧において上下面の加圧圧力が側面の加圧圧力と同じ試料No.4では、PfとPrとが同じとなり、すくい面におけるクレータ摩耗の
進行が早くかつ逃げ面におけるチッピングが発生しやすくなって切削加工数が少なくなった。また、最終加圧において上下面の加圧圧力が側面の加圧圧力よりも小さい試料No.5では、PfがPrよりも小さくなり、さらに切削加工数が少なかった。
これに対して、PfがPrよりも大きい試料No.1〜3は、いずれもすくい面におけるクレータ摩耗の進行が遅くかつ逃げ面におけるチッピングが発生しにくくなって加工数が多いものであった。
1 インサート(切削インサート)
2 すくい面
3 逃げ面
4 切刃
5 切刃チップ(切刃部)
6 cBN焼結体
10 工具本体
11 裏打層

Claims (3)

  1. すくい面と逃げ面との交差稜線部を切刃とし、該切刃を含む切刃部が、cBNを主体として、Ti(C1−x)を含むcBN質焼結体から構成され、前記切刃部のすくい面および逃げ面にて測定したCu−Kα線のX線回折パターンにおいて、前記逃げ面におけるTi(C1−x)(0≦x≦1)の(200)面に帰属されるピークのピーク強度I(200)と、Ti(C1−x)(0≦x≦1)の(111)面に帰属されるピークのピーク強度I(111)との比率(I(200)/I(111))をPf、前記すくい面における前記比率(I(200)/I(111))をPrとしたとき、PfがPrよりも大きい切削工具。
  2. 前記比率Pfの前記比率Prに対する比率(Pf/Pr)が1.2〜2.0である請求項1記載の切削工具。
  3. 前記切刃部を構成する切刃チップが工具本体の先端に裏打層を介してロウ付けしてなるとともに、前記裏打層の側面における側面長さの中間の位置であって、前記裏打層と前記切刃チップとの界面から前記裏打層の厚み方向に100μm離れた位置において、WCの前記すくい面に対して垂直方向の残留応力σ11と、前記すくい面に対して水平方向の残留応力σ22とを2D法で測定した際に、前記σ11および前記σ22のどちらも圧縮応力であり、かつ1.0<σ11/σ22<1.2である請求項1または2記載の切削工具。
JP2013155742A 2013-07-26 2013-07-26 切削工具 Active JP6148101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013155742A JP6148101B2 (ja) 2013-07-26 2013-07-26 切削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013155742A JP6148101B2 (ja) 2013-07-26 2013-07-26 切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015024469A true JP2015024469A (ja) 2015-02-05
JP6148101B2 JP6148101B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=52489568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013155742A Active JP6148101B2 (ja) 2013-07-26 2013-07-26 切削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6148101B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110788355A (zh) * 2018-08-01 2020-02-14 上海必攀金属切削技术有限公司 Cbn刀片及其加工方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054101A (ja) * 1991-06-25 1993-01-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 高硬度焼結体切削工具
JP2000061710A (ja) * 1998-08-26 2000-02-29 Mitsubishi Materials Corp 耐チッピング性のすぐれたスローアウェイ切削チップ
JP2007145667A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 立方晶窒化硼素焼結体
WO2011119962A2 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 The General Hospital Corporation Microfluidic enrichment of selected cell populations
JP2011219360A (ja) * 2004-10-28 2011-11-04 Kyocera Corp 立方晶窒化硼素質焼結体およびそれを用いた切削工具
JP2013061184A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Nisshin Flour Milling Inc 微量元素を利用した国内産小麦の産地判別方法
JP2014184518A (ja) * 2013-03-23 2014-10-02 Kyocera Corp 切削工具

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054101A (ja) * 1991-06-25 1993-01-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 高硬度焼結体切削工具
JP2000061710A (ja) * 1998-08-26 2000-02-29 Mitsubishi Materials Corp 耐チッピング性のすぐれたスローアウェイ切削チップ
JP2011219360A (ja) * 2004-10-28 2011-11-04 Kyocera Corp 立方晶窒化硼素質焼結体およびそれを用いた切削工具
JP2007145667A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 立方晶窒化硼素焼結体
WO2011119962A2 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 The General Hospital Corporation Microfluidic enrichment of selected cell populations
JP2013061184A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Nisshin Flour Milling Inc 微量元素を利用した国内産小麦の産地判別方法
JP2014184518A (ja) * 2013-03-23 2014-10-02 Kyocera Corp 切削工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110788355A (zh) * 2018-08-01 2020-02-14 上海必攀金属切削技术有限公司 Cbn刀片及其加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6148101B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5909607B1 (ja) 立方晶窒化硼素焼結体および切削工具
US20200071583A1 (en) Sintered polycrystalline cubic boron nitride material
JP6330387B2 (ja) 焼結体およびその製造方法
JP5409199B2 (ja) 切削工具
JP5512044B2 (ja) Pcbn材料、それを含む工具要素及びその使用方法
JP6291995B2 (ja) 立方晶窒化ホウ素多結晶体、切削工具、耐摩工具、研削工具、および立方晶窒化ホウ素多結晶体の製造方法
US9663371B2 (en) Polycrystalline diamond body, cutting tool, wear-resistant tool, grinding tool, and method for producing polycrystalline diamond body
JP6245520B2 (ja) 複合部材及び切削工具
JP5880598B2 (ja) 焼結体および焼結体を用いた切削工具
WO2017094628A1 (ja) 工具および被覆工具
KR102587409B1 (ko) 소결체 및 절삭 공구
JP6039477B2 (ja) 切削工具
JP6491232B2 (ja) cBN焼結体および切削工具
JP4229750B2 (ja) 立方晶窒化硼素焼結体
JP6148101B2 (ja) 切削工具
JP5499717B2 (ja) 焼結体および焼結体を用いた切削工具
JP2004510884A (ja) 研磨性及び耐磨耗性材料
JP5201936B2 (ja) 表面被覆工具
KR20240051212A (ko) 입방정 질화붕소 소결체
JP2006137623A (ja) 立方晶窒化硼素焼結体および被覆立方晶窒化硼素焼結体並びにそれらの製造方法
JP2002326103A (ja) 高速切削ですぐれた耐摩耗性を発揮する超硬合金製スローアウエイ式切削チップ
JP2014111542A (ja) 焼結体および焼結体を用いた切削工具
JP2013053024A (ja) 複合焼結体およびそれを用いた複合焼結体工具
JP2013053023A (ja) 複合焼結体およびそれを用いた複合焼結体工具
JP2013053025A (ja) 複合焼結体およびそれを用いた複合焼結体工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20161129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6148101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150