JP2015024119A - ヘッドバンドのバックル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、回動部と押圧板とを含む作動部分をヘッドバンドとは分離型に構成して作動部分の損傷時、ヘッドバンドはそのまま使用し、作動部分のみを取り替えることができるので、メンテナンス費用を減らすことができるヘッドバンドのバックルを提供するためのものである。【解決手段】本発明は、ヘッドバンドの第1端部に一体に設けられてヘッドバンドの第2端部が挿入される空間を提供し、前記第2端部の表面に設けられた係止突起部に接触する固定突起部を含むガイド部と、前記ガイド部の内側に挿入固定され、前記ガイド部に設けられた露出孔を通じて露出する押圧板及び前記押圧板の押圧によって持ち上げられて前記固定突起部を前記係止突起部から接触解除する押上板を含む作動部と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明はヘッドバンドのバックルに関し、より詳しくは、産業用、軍用、待避用など、多様な用途の安全帽に適用されて安全帽の離脱を防止するように着用者の頭サイズに合うように調節できるヘッドバンドのバックルに関する。
一般に、産業用、軍用、及び火災や地震などの災難の発生に対応して備えて置く待避用安全帽にはヘッドバンドが設けられている。このヘッドバンドは、着用者の頭サイズに合せて適当に調節可能であるので、着用者が走るなどの激しい動きがあっても安全帽が離脱することを防止する用途に使われる。
この際、ヘッドバンドの長さを調節するバックルに対し、多様な構造が知られている。このバックルは、より精密にヘッドバンドの長さを調節することができ、長さを調節して固定することが容易であり、また、安全帽を脱ぐ時、長さを容易に伸ばして容易に脱ぐことができるようにすることを目的とする。
特許文献1(バックル付けバンド及びそのバックル、2005年3月24日登録)には、多様なバックルの形態が記載されているが、ヘッドバンドの長さ調整の容易性及び長さを容易に伸ばすことができる構造である図10から図15に記載された構造が主に使われている。
上記特許文献1の図10から図15に記載されたヘッドバンドのバックルは、ヘッドバンドの一端に連結されて、ヘッドバンドの他端が挿入されるガイドが設けられており、そのガイドに挿入された他端には多数の凹凸構造が連続配置される係止突起が設けられている。
特許文献1は、この係止突起に噛み合ってガイドに挿入される方向には、上記他端の移動は可能であるが、反対方向には移動が不可能であるように固定突起が設けられ、使用者が押すと、上記固定突起が係止突起から離脱される押圧板を含んで、押圧板を押した時、バンドの両端を互いに分離可能な構造であり、これを簡略化した図面を参照して、その構成をより詳細に説明すると、次の通りである。
図1は、従来のヘッドバンドのバックルの断面構成図である。
図1を参照すると、従来のヘッドバンドのバックルは、ヘッドバンドの第1端部1に設けられたガイド7と、上記ガイド7に挿入されるヘッドバンドの第2端部2と、上記第2端部2の上部に設けられる係止突起部3と、上記係止突起部3に係止されて上記第2端部2が上記ガイド7に挿入される方向D1には移動可能であるが、反対方向D2には移動できないようにする固定突起部4と、上記ガイド7に両端が連結され、一端に設けられた押圧部6の押圧により上記固定突起部4を係止突起部3から持ち上げて上記第2端部2がD2方向に移動できるようにする回動部5と、を含んで構成される。
上記のような構成において、上記回動部5は押圧部6が使用者により押されていない状態では充分な弾性復原力により元の位置に復元されて、上記固定突起部4が係止突起部3に接触して第2端部2のD2方向への移動が制限される。
このような従来のヘッドバンドのバックルは、ヘッドバンドの両端を結合してバンドを形成し、そのバンドの直径を調節して使用者の頭に適当なサイズに調節することができ、その調節された状態を維持することができ、安全帽を脱ぐ場合、上記押圧部6を押して回動部5により相対運動するようになる固定突起部4を係止突起部3から離脱させて、ヘッドバンドのサイズを伸ばした状態になるようにして、容易に脱ぐことができるようになる。
しかしながら、上記回動部5はガイド7に連結された状態で反復的に回動することにより弾性復原力が低下して上記固定突起部4を係止突起部3に堅く密着させられない場合が発生して、調節されたヘッドバンドの長さを維持できない場合が発生することがある。
このように、回動部5に損傷が発生した場合、回動部5と固定突起部4とがヘッドバンドの第1端部1に一体に設けられているので、その回動部5と固定突起部4とを選択的に取り替えることができず、ヘッドバンド全体を取替えなければならない。
したがって、従来のヘッドバンドのバックルは、そのバックルの損傷時、バックル部分のみを取り替えることができず、ヘッドバンド全体を取替えなければならないので、メンテナンス費用が増加する問題点があった。
韓国特許第10−0480669号明細書
上記のような問題点を勘案した本発明が解決しようとする技術的課題は、ヘッドバンドのバックルの作動部分を選択的に取替え可能なヘッドバンドのバックルを提供することにある。
併せて、固定突起部を回動部とは分離して回動部の弾性復原力が低下するか否かに関わらず、固定突起部が一定の圧力で係止突起部に密着できるようにして、製品の寿命の短縮を防止できるヘッドバンドのバックルを提供することにある。
また、本発明が解決しようとする他の技術的課題は、固定突起部の弾性復原力を適当に維持し、かつ固定突起部の面積の増加を防止できるヘッドバンドのバックルを提供することにある。
上記のような課題を解決するための本発明ヘッドバンドのバックルは、ヘッドバンドの第1端部に一体に設けられて、ヘッドバンドの第2端部が挿入される空間を提供し、上記第2端部の表面に設けられた係止突起部に接触する固定突起部を含むガイド部と、上記ガイド部の内側に挿入固定され、上記ガイド部に設けられた露出孔を通じて露出する押圧板、及び上記押圧板の押圧により持ち上げられて上記固定突起部を上記係止突起部から接触解除する押上板を含む作動部と、を含む。
本発明のヘッドバンドのバックルは、回動部及び押圧板を含む作動部分をヘッドバンドとは分離型に構成して、作動部分の損傷時、ヘッドバンドはそのまま使用し、作動部分のみを取り替えることが可能であるので、メンテナンス費用を減らすことができる効果がある。
併せて、本発明は回動部とは分離された固定突起部を含んで、回動部の復原力の低下に関わらず、固定突起部が係止突起部に一定の圧力で接触できるようにすることで、製品の寿命の短縮を防止し、動作の信頼性を向上させることができる効果がある。
また、本発明のヘッドバンドのバックルは、固定突起部に弾性復原力を与える弾性部を外側に突出折曲された構造にして、バックルの面積を最小化することができる効果がある。
従来のヘッドバンドのバックルの断面構成図である。 本発明の好ましい実施形態に従うヘッドバンドのバックルの分離状態斜視図である。 図2の結合状態断面構成図である。 本発明の他の実施形態に従うヘッドバンドのバックルの分離状態斜視図である。
以下、本発明のヘッドバンドのバックルに対し、添付した図面を参照して詳細に説明する。
図2は本発明の好ましい実施形態に従うヘッドバンドのバックルの分離状態斜視図であり、図3は図2の結合状態断面構成図である。
図2及び図3を各々参照すると、本発明の好ましい実施形態に従うヘッドバンドのバックルは、ヘッドバンドの第1端部100に一体に設けられて、ヘッドバンドの第2端部200が挿入される空間を提供し、上記第2端部200の表面に設けられた係止突起部210に接触する固定突起部113を含むガイド部110と、上記ガイド部110の内側に挿入固定され、上記ガイド部110に設けられた露出孔111を通じて露出する押圧板310、及び上記押圧板310の押圧により持ち上げられて上記固定突起部113を上記係止突起部210から接触解除する押上板330を含む作動部300と、を含んで構成される。
以下、上記のように構成される本発明の好ましい実施形態に従うヘッドバンドのバックルの構成及び作用についてより詳細に説明する。
まず、図面に図示してはいないが、第1端部100及び第2端部200は帯型のヘッドバンドの両端であり、相互結合されることによって、ヘッドバンドを環状にして着用者の頭に安全帽を密着固定させることができる構造である。
上記ヘッドバンドの第1端部100の端部には第2端部200が挿入される空間を提供するガイド部110が設けられており、ガイド部110の後段にはガイド部110を貫通して挿入された第2端部200の端縁部をガイドして第2端部200が離脱しないようにする離脱防止部120が設けられている。
上記ガイド部110の具体的な形状は、上記第2端部200が挿入される方向に通孔が設けられ、前面に露出孔111及び弾性部112が設けられており、その弾性部112の端部にはガイド部110の内側に突出した固定突起部113が設けられている。
上記第2端部200には、上記ガイド部110の内側に挿入された状態で、そのガイド部110の前面側に向かうように多数の突起が連続して設けられた係止突起部210が設けられており、その係止突起部210の突起は図3に示すように、挿入方向側は傾斜面で形成され、反対側は垂直または垂直に近い面で形成されて、これとは反対の形状を有する固定突起部113が係止突起部210の突起の間に位置した時、離脱方向であるD2方向への第2端部200の離脱が防止できるようになる。
上記ガイド部110に挿入固定される作動部300は、そのガイド部110の背面側で結合されるように結合部材340が縁部に設けられており、その結合部材340はガイド部110の前面部に設けられた締結孔114に圧入して固定される。
上記作動部300は、押圧板310と、上記押圧板310の押圧によって持ち上げられる押上板330と、上記押圧板310と押上板330との間で上記結合部材340に両端が連結されて押圧板310が押された状態で、その両端が捩れて上記押上板330を持ち上げることができるようにすると共に、押圧板310の押圧が解除された時、その捩れた両端が元の形状に復元されながら押圧板310及び押上板330を元の位置に移動させる回動部320が設けられている。
上記押上板330が持ち上げられる時には、その押上板330に一部が接触した上記固定突起部113を持ち上げるようになり、固定突起部113を係止突起部210から離脱させて第2端部200がD2方向に移動できる状態にする。
このように構成される本発明のヘッドバンドの調節及び固定動作時、上記第2端部200がD1方向に挿入される時、上記固定突起部113と係止突起部210とは互いの傾斜面が接触した状態で上記固定突起部113に下向きの弾性復原力を提供する弾性部112が上向きに動いて、第2端部200がガイド部110に挿入される。
このような状態で、上記第2端部200をD2方向に動かすために、着用者は上記露出孔111を通じて露出する押圧板310を押す。上記押圧板310と押上板330との間の回動部320により上記押上板330が持ち上げられながら、その上部に接触した固定突起部113を持ち上げた状態で、着用者は容易に第2端部200をD2方向に移動させることができるようになる。
上記D2方向に第2端部200を移動させた後、押圧板310を押さえなければ、ガイド部110の前面に設けられた弾性部112の復原力が上記固定突起部113に作用して上記固定突起部113が係止突起部210に係止されてD2方向への移動が制限される。
上記弾性部112には、折り曲げられた突出部が設けられており、これは固定突起部113に適当な弾性復原力を提供するためには、弾性部が水平な場合、それ自体の長さをより長くしなければならない。このように水平の弾性部は面積を多く占めるため、ガイド部110が不要に大きくなる。
しかしながら、本発明のように弾性部112を折曲構造にすることで、その狭い面積でも適当な弾性力を与えることができるので、ガイド部110のサイズを縮めるようになる。
このように、本発明はガイド部110と作動部300とを別途に形成して、作動部300の損傷時、作動部300のみを選択的に取り替えることができ、従来とは異なり、固定突起部113が直接回動部320に連結されないので、回動部320の弾性力の低下に関わらず、固定突起部113を適当な圧力で係止突起部210に接触できるようにすることができる。
図4は、本発明の他の実施形態に従う第2端部200の構成図である。
図4を参照すると、本発明の他の実施形態に従う第2端部200には、上記係止突起部210の後端側の第2端部200の縁部から突出するストッパー220が設けられている。
上記ストッパー220は、第2端部200がガイド部110側にあまりに深く挿入されることを防止できるものであり、着用者が片手で第2端部200の結合を容易に行なうことができる取っ手の役割もすることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的要旨を逸脱しない範囲内で多様に修正、変形して実施できることは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者において自明である。
100 第1端部
110 ガイド部
111 露出孔
112 弾性部
113 固定突起部
114 締結孔
120 離脱防止部
200 第2端部
210 係止突起部
220 ストッパー
300 作動部
310 押圧板
320 回動部
330 押上板
340 結合部材

Claims (5)

  1. ヘッドバンドの第1端部(100)に一体に設けられてヘッドバンドの第2端部(200)が挿入される空間を提供し、前記第2端部(200)の表面に設けられた係止突起部(210)に接触する固定突起部(113)を含むガイド部(110)と、
    前記ガイド部(110)の内側に挿入固定され、前記ガイド部(110)に設けられた露出孔(111)を通じて露出する押圧板(310)と、前記押圧板(310)の押圧により持ち上げられて前記固定突起部(113)を前記係止突起部(210)から接触解除する押上板(330)と、を含む作動部(300)と、
    を含むことを特徴とする、ヘッドバンドのバックル。
  2. 前記ガイド部(110)の後端には前記ガイド部(110)を貫通して挿入された前記第2端部(200)の端縁部をガイドして前記第2端部(200)が離脱しないようにする離脱防止部(120)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のヘッドバンドのバックル。
  3. 前記ガイド部(110)は、
    前記第2端部(200)が挿入される方向に通孔が設けられ、前面に露出孔(111)及び弾性部(112)と、
    前記作動部(300)を挿入できるように開放された背面と、
    前記作動部(300)に設けられた結合部材(340)が圧入される締結孔と、
    前記弾性部(112)の端部から前記ガイド部(110)の内側に突出した固定突起部(113)と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載のヘッドバンドのバックル。
  4. 前記作動部(300)は、
    前記押圧板(310)の押圧によって持ち上げられる押上板(330)と、前記押圧板(310)と前記押上板(330)との間で前記結合部材(340)に両端が連結されて前記押圧板(310)が押された状態で、その両端が捩れて前記押上板(330)を持ち上げることができるようにすると共に、前記押圧板(310)の押圧が解除された時、その捩れた両端が元の形状に復元されながら前記押圧板(310)及び前記押上板(330)を元の位置に移動させる回動部(320)と、からなることを特徴とする、請求項3に記載のヘッドバンドのバックル。
  5. 前記第2端部(200)は、
    前記係止突起部(210)の後端側の側面から突出するストッパー(220)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のヘッドバンドのバックル。
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