JP2015023342A - 通信システム、通信装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置間の物理的な位置関係を特定する。【解決手段】携帯端末の制御ユニットは、周囲に位置する無線通信可能なプリンタ装置の内、携帯端末と同一室内に位置する装置を特定するために、第一周波数F1の無線電波の形態でサーチ信号をブロードキャストする(S210)。そして、応答信号を受信し、第一周波数F1での応答信号の受信強度R1を記憶する(S220)。更に、第一周波数F1とは異なる第二周波数F2の無線電波の形態でサーチ信号をブロードキャストする(S230)。そして、応答信号を受信し、第二周波数F2での応答信号の受信強度R2を記憶する(S240)。その後、同一プリンタ装置から受信した応答信号の受信強度R1,R2の比(R2/R1)が、第一周波数F1と第二周波数F2との比(F1/F2)の二乗に対応するか否かによって、このプリンタ装置が携帯端末と同一室内に位置するか否かを判定する(S250)。【選択図】図4

Description

本発明は、通信装置間で無線通信する通信システムに関する。
無線通信システムとしては、IEEE802.11無線通信規格に従い、2.4GHz帯の無線電波を用いて通信装置間で無線通信するシステムや、5GHz帯の無線電波を用いて通信装置間で無線通信するシステムが知られている。
オフィスや一般家庭においては、2.4GHz帯の無線LAN(ローカルエリアネットワーク)や5.0GHz帯の無線LANに代表される異なる周波数を使用する無線LANが混在する。このため、無線LAN通信可能な通信装置には、これら複数の周波数の夫々に対応した無線通信機能が備わっていることが多い。
この他、従来技術としては、携帯端末が有するデータの印刷に関する利便性を高めるために、サーバ装置が、インターネットに接続されたプリンタ装置の設置場所の情報を、インターネットを介してプリンタ装置の夫々から取得して、各プリンタ装置の設置場所の情報を一括管理するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、サーバ装置が、プリンタ装置の設置場所の情報を携帯端末に提供することで、携帯端末のユーザに対して地理的に近いプリンタ装置の情報を提供する。
特開2004−110587号公報
ところで、スマートフォンやタブレット等の無線通信機能を有した携帯端末の普及に伴って、携帯端末から無線通信により利用可能なプリンタ装置のニーズが高まっている。
しかしながら、こうした無線通信可能なプリンタ装置が普及すると、携帯端末の周囲には、利用可能なプリンタ装置が複数存在するケースが生じやすくなる。無線通信可能なプリンタ装置を利用する場合には、多くの場合、携帯端末に表示されたデバイスリストから印刷先のプリンタ装置を選択する操作がユーザに求められる。但し、プリンタ装置の設置場所を把握できていないユーザにとっては、いずれのプリンタ装置を選択するのが適切であるのか特定できない。
プリンタ装置の利用に際しては、ユーザが印刷物をプリンタ装置まで取りに行く行為が通常必要になる。このため、ユーザは、自身の位置する場所とは異なる室内や異なる階等のプリンタ装置を印刷先に選択してしまうと、不便を強いられる。
ここでは、プリンタ装置を一例に挙げて無線通信の問題について説明したが、プリンタ装置に限らず、従来技術によれば、通信装置間の物理的な位置関係を装置又はユーザが特定できないことが原因で、無線通信システムの利用に不都合が生じる可能性がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、通信装置間の物理的な位置関係を特定可能な新規技術を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、第一及び第二の通信装置を備える通信システムであって、更に、取得手段と、判定手段とを備える。
第一及び第二の通信装置は、第一周波数の無線電波及び第一周波数とは異なる第二周波数の無線電波を用いて無線通信可能な通信手段を備える。
取得手段は、第一の通信装置が、第二の通信装置から受信した第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の受信強度を表す強度情報を取得する。判定手段は、この取得手段が取得した強度情報に基づき、第一及び第二の通信装置が互いに異なる室内に位置するか否かを判定する。
無線電波は、空間を伝播する際に周波数に応じた割合で減衰する。従って、同一装置から送信された第一周波数の無線電波の受信強度及び第二周波数の無線電波の受信強度は、互いに対して規則性を示す。
但し、無線電波の伝播経路に障害物がある場合には、障害物によって無線電波が大きく減衰する。そして、障害物による無線電波の減衰は、上述した障害物のない空間を無線電波が伝播するときに現れる上述した受信強度の規則性を崩す原因となる。
本発明は、このような無線電波の性質を利用して、取得手段が取得した強度情報に基づき、第一及び第二の通信装置が互いに異なる室内に位置するか否かを判定する。このように、本発明によれば、二つの通信装置が壁や天井等の障害物を介在する位置関係であるか否かを特定することができ、第一及び第二の通信装置が互いに異なる室内に位置するか否かを特定することができる。
従って、本発明によれば、通信装置間の物理的な位置関係を、装置又はユーザが特定できないことに起因する不都合を抑えることができ、無線通信システムの利便性を高めることができる。
ところで、取得手段及び判定手段の夫々は、第一及び第二の通信装置とは別装置として構成されてもよいし、第一及び第二の通信装置の一方に内蔵されてもよい。取得手段及び判定手段は、同じ通信装置に内蔵されてもよいし、夫々異なる通信装置に内蔵されてもよい。
また、通信装置は、次のように構成され得る。本発明の通信装置は、第一周波数の無線電波及び第一周波数とは異なる第二周波数の無線電波を用いて、外部通信装置と無線通信可能な通信手段と、取得手段と、判定手段とを備える。
取得手段は、通信手段が外部通信装置から受信した第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の受信強度、又は、自装置の通信手段から送信された第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の外部通信装置における受信強度を表す強度情報を取得する。
判定手段は、取得手段が取得した強度情報に基づき、外部通信装置が通信装置(自装置)とは異なる室内に位置する装置及び同一室内に位置する装置のいずれであるかを判定する。
この通信装置によれば、外部通信装置との物理的な位置関係を、強度情報を用いて特定することができる。従って、外部通信装置との物理的な位置関係を装置又はユーザが特定できないことに起因する不都合を抑えることができる。
付言すると、上記強度情報として、自装置の通信手段が外部通信装置から受信した第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報を取得するように、上記取得手段を構成した場合には、簡単な手順で、外部通信装置が異なる室内に位置する装置及び同一室内に位置する装置のいずれであるかを判定することができる。
一方、上記強度情報として、第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の外部通信装置における受信強度を表す情報を、通信手段を介して外部通信装置から取得するように、取得手段を構成した場合には、自装置に受信強度を検出する機能が備わっていない場合でも、外部通信装置との物理的な位置関係を判定することができる。
また、判定手段は、上記強度情報が表す第一周波数の無線電波の受信強度と第二周波数の無線電波の受信強度との関係である第一の関係が、第一周波数と第二周波数との関係である第二の関係に対応しない場合には、外部通信装置が異なる室内に位置する装置であると判定し、第一の関係が第二の関係に対応する場合には、外部通信装置が同一室内に位置する装置であると判定する構成にすることができる。
具体的に、判定手段は、上記強度情報が表す第二周波数の無線電波の受信強度R2と第一周波数の無線電波の受信強度R1との比(R2/R1)が、第一周波数F1と第二周波数F2との比(F1/F2)の二乗に対応する場合には、外部通信装置が同一室内に位置する装置であると判定し、比(R2/R1)が比(F1/F2)の二乗に対応しない場合には、外部通信装置が異なる室内に位置する装置であると判定する構成にすることができる。このように判定手段を構成すれば、無線電波の性質を利用して、外部通信装置が異なる室内に位置する装置及び同一室内に位置する装置のいずれであるかを簡単に判定することができる。
この他、上述した外部通信装置としては、無線通信により受信した画像形成対象データに基づく画像を被画像形成体に形成する画像形成装置を一例に挙げることができる。そして、本発明の通信装置は、判定手段の判定結果に基づき、同一室内に位置する画像形成装置のリストを表示装置に表示させる表示制御手段を備えた構成にすることができる。この通信装置によれば、ユーザに対し同一室内の画像形成装置の情報を提供することができ、画像形成装置の利用に際してのユーザの利便性を格段に向上させることができる。
また、通信手段としては、デバイス検索のためのブロードキャスト信号を無線電波の形態で送信し、ブロードキャスト信号に対する応答信号を無線電波の形態で外部通信装置から受信する機能を有したものが知られている。通信手段は、例えば、外部通信装置との接続を確立する前の段階において、この機能を利用し、デバイスを検索する。
本発明の通信装置は、この機能を活用して、上記強度情報を取得する構成にされ得る。即ち、取得手段は、上記強度情報として、検索機能により通信装置(自装置)と外部通信装置との間で送受信された第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報を取得する構成にされ得る。
ここでの検索機能は、通信手段が、デバイス検索のためのブロードキャスト信号を第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の形態で送信し、ブロードキャスト信号に対する応答信号を第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の形態で外部通信装置から受信する機能のことを言う。
上記取得手段の構成に対応して、判定手段は、通信手段が外部通信装置との接続を確立する前の段階において上記取得手段が取得した強度情報に基づいて、外部通信装置が異なる室内に位置する装置及び同一室内に位置する装置のいずれであるかを判定する構成にされ得る。この通信装置によれば、外部通信装置との接続確立前に、効率よく判定結果を得ることができる。
この他、通信手段としては、IEEE802.11無線通信規格に従って、外部通信装置と中継器を介さずに直接無線通信する機能を有する通信手段を一例に挙げることができる。具体的には、IEEE802.11無線通信規格に従って、ブロードキャスト信号を送信し、その後には、応答信号を受信し、応答信号の受信結果に基づいて、外部通信装置とピアツーピア接続する機能を有する通信手段を一例に挙げることができる。
また、外部通信装置からの応答信号に送信元の識別コードが含まれることを前提とすれば、上記取得手段は、応答信号に含まれる識別コードに基づき、一つの外部通信装置から応答信号として受信した第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の組を特定する構成にされ得る。
即ち、取得手段は、特定した組毎に、対応する一つの外部通信装置から通信手段が受信した第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報、又は、対応する一つの外部通信装置から通信手段が受信した応答信号に含まれる、外部通信装置がブロードキャスト信号として受信した第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報を、上記強度情報として取得する構成にされ得る。
識別コードとしては、SSID(Service Set IDentifier)又はMAC(Media Access Control)アドレスを一例に挙げることができる。
この他、良く知られる通信環境では、上記識別コードとして、送信元の外部通信装置が同一である場合に共通する値を示す第一のコード部分と、それ以外の第二のコード部分と、を含む識別コードが第一周波数及び第二周波数の無線電波に用いられる。
この種の識別コードが外部通信装置からの応答信号に含まれることを前提とすれば、取得手段は、応答信号として送信されてきた第一周波数の無線電波に含まれる識別コードの第一のコード部分と、第二周波数の無線電波に含まれる識別コードの第一のコード部分と、が一致する第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波の組を、一つの外部通信装置からの無線電波の組として特定する構成にされ得る。
また、上述した取得手段、判定手段、及び、表示制御手段の少なくとも一つに対応する機能は、コンピュータに、対応するプログラムを実行させることにより実現することができる。第一周波数の無線電波及び第二周波数の無線電波を用いて、外部通信装置と無線通信可能な通信装置のコンピュータに、上述した各手段としての機能を実現させるためのプログラムは、例えば、磁気ディスク、光ディスク及び半導体製メモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態を採り得る。
携帯端末及びプリンタ装置の構成を表すブロック図である。 複数のプリンタ装置が異なる室内に分散して配置された通信システムの構成を表す図である。 第一実施例においてプリンタ装置の制御ユニットが実行する処理を表すフローチャートである。 第一実施例において携帯端末の制御ユニットが実行するプリンタ検索処理を表すフローチャートである。 携帯端末の制御ユニットが実行する判定処理を表すフローチャートである。 携帯端末の制御ユニットが実行する表示印刷処理を表すフローチャートである。 第二実施例においてプリンタ装置の制御ユニットが実行する処理を表すフローチャートである。 第二実施例において携帯端末の制御ユニットが実行するプリンタ検索処理を表すフローチャートである。 第三実施例において携帯端末の制御ユニット及びプリンタ装置の制御ユニットが実行する処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
[第一実施例]
図1に示す本実施例の携帯端末10は、セルラー通信機能及び無線LAN通信機能を有した情報端末である。携帯端末10としては、スマートフォン、タブレット及び携帯型のパーソナルコンピュータ等を一例に挙げることができる。
この携帯端末10は、図1に示すように、制御ユニット20と、セルラー通信ユニット31と、無線LAN通信ユニット33と、表示ユニット35と、操作入力ユニット37と、音入出力ユニット39とを備える。
セルラー通信ユニット31は、制御ユニット20に制御されて、携帯電話網を介した外部装置との音声通信やデータ通信を行うものである。一方、無線LAN通信ユニット33は、制御ユニット20に制御されて、無線LAN通信を行う構成にされる。無線LANの通信規格としては、IEEE802.11無線通信規格が知られている。
無線LAN通信ユニット33は、例えば、IEEE802.11b/11a/11g/11nに代表される複数種類の無線通信規格の夫々に従う無線通信を実行可能に構成される。これらの規格群には、2.4GHz帯及び5GHz帯に代表される異なる周波数帯の無線電波を用いる規格が混在する。
即ち、携帯端末10が有する無線LAN通信ユニット33は、異なる周波数帯の無線電波を用いる複数の無線通信規格の夫々に従う無線通信を実行可能に構成される。具体的に、無線LAN通信ユニット33は、第一周波数F1としての2.4GHz帯の無線電波を用いた無線通信、及び、第二周波数F2としての5GHz帯の無線電波を用いた無線通信を実行可能に構成される。
また、表示ユニット35は、液晶ディスプレイ等により構成される。この表示ユニット35は、制御ユニット20に制御されて、携帯端末10のユーザに向けて各種情報画面を表示する。操作入力ユニット37は、タッチパネルや機械式の操作スイッチ等により構成されるユーザインタフェースである。操作入力ユニット37は、ユーザによる携帯端末10に対する操作情報を、制御ユニット20に入力する。
音入出力ユニット39は、マイクロフォン及びスピーカを備える。音入出力ユニット39は、マイクロフォンを介したユーザからの入力音声を表す音声データを、制御ユニット20に入力し、制御ユニット20から入力された音声データに基づく音声(楽曲等を含む。)を、スピーカを介して再生する。
この他、制御ユニット20は、携帯端末10全体を統括制御するものであり、CPU21、ROM23及びRAM25等を備えた構成にされる。ここで言うROM23は、フラッシュメモリ等の電気的にデータ書換可能な不揮発性メモリを含む。ROM23には、各種プログラムが格納される。
CPU21は、ROM23に格納されたプログラムに基づく処理を実行して、携帯端末10全体を統括制御する。これによって各種機能を実現する。RAM25は、CPU21による処理実行時に作業領域として使用される。以下では、制御ユニット20が実行する処理について説明する場合があるが、この処理は、例えば、ROM23に格納されたプログラムに基づく処理をCPU21が実行することにより実現される。
制御ユニット20は、例えばROM23に格納されたプログラムに基づき、画像データ及び文書データ等の電子データに基づく情報画面を表示ユニット35に表示させる処理や、音声データに基づく音声を、音入出力ユニット39に再生させる処理を実行する。
この他、制御ユニット20は、セルラー通信ユニット31を制御することにより、携帯端末10の主たる機能の一つであるセルラー通信機能を実現し、無線LAN通信ユニット33を制御することにより、無線LAN通信機能を実現する。
付言すると、本実施例の携帯端末10は、Wi−Fi Direct(登録商標)に代表されるピアツーピア(P2P)通信機能を、制御ユニット20と無線LAN通信ユニット33との協働により実現する構成を有する。ここで言うピアツーピア通信機能は、ルータやサーバ装置等の中継器を介さずにデバイス間で直接無線通信する機能のことである。
制御ユニット20は、上述したピアツーピア通信機能を用いて周囲のプリンタ装置50と無線通信し、ユーザから指定されたプリンタ装置50に印刷対象データを無線電波の形態で送信する。これにより、ユーザから指定されたプリンタ装置50に、印刷対象データに基づく画像を用紙に形成させる。
図1右領域には、携帯端末10と無線通信可能なプリンタ装置50の構成を例示する。このプリンタ装置50は、制御ユニット60と、印刷ユニット71と、無線LAN通信ユニット73と、表示ユニット75と、操作入力ユニット77とを備える。
印刷ユニット71は、制御ユニット60に制御されて、用紙に印刷対象データに基づく画像を形成するものである。一方、無線LAN通信ユニット73は、携帯端末10の無線LAN通信ユニット33と同様、制御ユニット60に制御されて、無線LAN通信を行う。この無線LAN通信ユニット73は、携帯端末10と第一周波数F1及び第二周波数F2の無線電波による無線通信を実行可能に構成される。即ち、2.4GHz帯の無線電波を用いた無線通信、及び、5GHz帯の無線電波を用いた無線通信を実行可能に構成される。
表示ユニット75は、小型の液晶ディスプレイ等により構成され、制御ユニット60に制御されて、プリンタ装置50のエラー情報や用紙切れに関する情報等を表示する。操作入力ユニット77は、タッチパネルや操作スイッチ等により構成され、ユーザによるプリンタ装置50に対する操作情報を、制御ユニット60に入力する。
この他、制御ユニット60は、プリンタ装置50全体を統括制御するものであり、CPU61、ROM63及びRAM65等を備えた構成にされる。ROM63には、各種プログラムが格納される。CPU61は、ROM63に格納されたプログラムに基づく処理を実行して、プリンタ装置50全体を統括制御する。RAM65は、CPU61による処理実行時に作業領域として使用される。以下では、制御ユニット60が実行する処理について説明する場合があるが、この処理は、例えば、ROM63に格納されたプログラムに基づく処理をCPU61が実行することにより実現される。
制御ユニット60は、無線LAN通信ユニット73を制御することにより、携帯端末10との無線LAN通信を実現する。この制御ユニット60は、携帯端末10の制御ユニット20と同様、Wi−Fi Directに代表されるピアツーピア通信機能を、無線LAN通信ユニット73と共に実現可能な構成にされる。
例えば、制御ユニット60は、ピアツーピア通信機能を用いて携帯端末10と無線通信し、携帯端末10から無線LAN通信ユニット73を介して印刷対象データを受信すると、印刷ユニット71を制御して、印刷ユニット71に印刷対象データに基づく画像を用紙に形成させる。
ここで、複数のプリンタ装置50が、図2に示すように、ビル内の複数階、及び、壁で区切られた複数の部屋に分散して配置された通信システム100における携帯端末10によるプリンタ装置50の利用形態について説明する。
図2に示される通信システム100によれば、携帯端末10の周囲には、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50、及び、携帯端末10とは異なる室内(又は階)に位置するプリンタ装置50が存在する。このような環境において、ユーザは、携帯端末10が有する電子データに基づく画像をプリンタ装置50に印刷させたい場合、携帯端末10を操作して、印刷先のプリンタ装置50を指定し、携帯端末10に、上記電子データを印刷対象データとして当該指定したプリンタ装置50に送信させる。
携帯端末10の制御ユニット20は、例えば、周囲の利用可能なプリンタ装置50を検索して、これらプリンタ装置50をリストアップした選択画面を表示ユニット35に表示させる。ここで言う選択画面は、操作入力ユニット37を介してユーザに印刷先のプリンタ装置50を選択させるための画面である。ユーザは、この選択画面から印刷先のプリンタ装置50を指定し、携帯端末10に、印刷対象データを当該指定したプリンタ装置50に送信させる。
但し、選択画面において、携帯端末10とは同一室内に位置するプリンタ装置50、及び、異なる室内に存在するプリンタ装置50の両者をリストアップしてしまうと、携帯端末10のユーザにとってプリンタ装置50を用いたデータ印刷にかかる利便性が損なわれる可能性がある。
即ち、携帯端末10のユーザが、選択画面から同一室内のプリンタ装置50を特定できずに、異なる室内のプリンタ装置50を印刷先に指定してしまい、印刷物を遠い異なる部屋まで取りに行かなくてはならなくなる可能性がある。
そこで、本実施例の携帯端末10では、同一のプリンタ装置50から送信されてきた第一周波数F1の無線電波の受信強度R1と第二周波数F2の無線電波の受信強度R2との関係が、第一周波数F1と第二周波数F2との関係に対応するか否かを判定することによって、プリンタ装置50が携帯端末10と同一室内に位置するかを判定し、この判定結果に従って、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50のみをリストアップした選択画面に表示する。
周知のように、無線電波は、理想的な状態では距離と周波数の二乗とに比例して減衰する。従って、無線電波が障害物の影響を受けることなく携帯端末10に到達した場合には、同一のプリンタ装置50から送信されてきた第一周波数F1の無線電波の受信強度R1と、同一のプリンタ装置50から送信されてきた第二周波数F2の無線電波の受信強度R2との比(R2/R1)は、第一周波数F1と第二周波数F2との比(F1/F2)の二乗に対応する。即ち、比(R2/R1)は、比(F1/F2)の二乗に略等しい。
一方、プリンタ装置50が携帯端末10と異なる室内に位置し、携帯端末10とプリンタ装置50との間の無線電波の経路に壁や天井などの障害物が存在する場合には、この障害物による無線電波の減衰の影響を受けて、受信強度の比(R2/R1)が、第一周波数F1と第二周波数F2との比(F1/F2)の二乗に対応しなくなる。即ち、比(R2/R1)は、比(F1/F2)の二乗に一致しなくなる。
本実施例では、このような現象を利用して、プリンタ装置50が同一室内に位置するプリンタ装置50であるか否かを判別し、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50のみをリストアップした選択画面をユーザに向けて表示する。
付言すると、携帯端末10がプリンタ装置50とピアツーピア(P2P)接続するまでの過程には、ディスカバリーと呼ばれるデバイスの検索フェイズが含まれる。この検索フェイズでは、携帯端末10が周囲のデバイスを検索するためのサーチ信号(所謂プローブ要求信号)を、無線電波によりブロードキャストする。サーチ信号を受信した周囲のデバイスは、サーチ信号に対する応答信号を、サーチ信号送信元の携帯端末10に無線電波で送信する。サーチ信号及び応答信号の送受信は、中継器を介さずに、携帯端末10と、その周囲のデバイスとの間で直接行われる。
本実施例によれば、携帯端末10が、上記サーチ信号に対する応答信号として、第一周波数F1の無線電波及び第二周波数F2の無線電波をプリンタ装置50から中継器を介さずに直接受信し、これらの受信強度R1,R2の比(R2/R1)に基づいて、応答信号送信元のプリンタ装置50が、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50であるか否かの判定を行う。
詳述すると、プリンタ装置50の制御ユニット60は、プリンタ装置50の電源がオンされてからオフにされるまでの期間、図3に示す処理を繰り返し実行する。即ち、制御ユニット60は、無線LAN通信ユニット73を介してサーチ信号を受信すると(S110でYes)、無線LAN通信ユニット73に、応答信号をサーチ信号の送信元に対して送信させる(S120)。
具体的には、SSID(Service Set IDentifier)、MAC(Media Access Control)アドレス及びデバイスタイプの情報を含む応答信号を、無線LAN通信ユニット73に送信させる。ここでは、応答信号を、サーチ信号に対応する通信チャネルを用いて送信する。応答信号に格納されるデバイスタイプの情報は、応答信号送信元のデバイスの種類を表す。送信元がプリンタ装置50である場合には、デバイスタイプの情報として、プリンタ装置50であることを表す情報が応答信号に格納される。
一方、携帯端末10の制御ユニット20は、所定の実行条件が満足されると、図4に示すプリンタ検索処理を実行する。例えば、制御ユニット20は、プリンタ装置50を検索するように指示する操作が操作入力ユニット37を通じてなされると、図4に示すプリンタ検索処理を実行する。この処理を開始すると、制御ユニット20は、第一周波数F1(2.4GHz)の通信チャネルを用いて、上述のサーチ信号を第一周波数F1の無線電波の形態で無線LAN通信ユニット33にブロードキャストさせる(S210)。
S210でのサーチ信号の送信によっては、携帯端末10の周囲に位置するプリンタ装置50及びその他のデバイスから、上記サーチ信号に対応する応答信号が第一周波数F1の無線電波の形態で送信されてくる。これらの応答信号は、無線LAN通信ユニット33によって受信される。
制御ユニット20は、S220において、無線LAN通信ユニット33を介して受信した上記応答信号毎に、この応答信号の受信履歴をRAM25に記憶する。受信履歴としては、応答信号に含まれるSSID、MACアドレス及びデバイスタイプ、並びに、応答信号が第一周波数F1である旨の情報、並びに、無線LAN通信ユニット33にて検出された応答信号に対応する第一周波数F1の無線電波の受信強度R1を記憶する。制御ユニット20は、無線電波の受信強度R1の情報を無線LAN通信ユニット33から取得し、これをRAM25に記憶する。
その後、制御ユニット20は、第二周波数F2(5GHz)の通信チャネルを用いて、サーチ信号を第二周波数F2の無線電波の形態で無線LAN通信ユニット33にブロードキャストさせる(S230)。S230でのサーチ信号の送信によっては、携帯端末10の周囲に位置するプリンタ装置50等から、上記サーチ信号に対応する応答信号が第二周波数F2の無線電波の形態で送信されてくる。
制御ユニット20は、S240において、上記無線LAN通信ユニット33を介して受信した応答信号毎に、この応答信号の受信履歴をRAM25に記憶する。即ち、応答信号に含まれるSSID、MACアドレス及びデバイスタイプ、並びに、応答信号が第二周波数F2である旨の情報、並びに、無線LAN通信ユニット33にて検出された応答信号に対応する第二周波数F2の無線電波の受信強度R2を記した受信履歴を記憶する。
その後、制御ユニット20は、図5に示す判定処理を実行して、応答信号を送信してきたプリンタ装置50が、携帯端末10と同一室内に位置するかを判定する(S250)。図5は、判定処理の詳細を示すフローチャートである。判定処理を開始すると、制御ユニット20は、まずマッチング処理を実行する(S251)。
マッチング処理では、RAM25に記憶された各応答信号の受信履歴から、応答信号の送信元が同一のプリンタ装置50である受信履歴のペアを抽出する。但し、ここで抽出する受信履歴のペアは、第一周波数F1の応答信号についての受信履歴と、第二周波数F2の応答信号についての受信履歴とのペアである。
ここでは、受信履歴に含まれるデバイスタイプに基づき、受信履歴に対応する応答信号の送信元がプリンタ装置50であるか否かを判断する。更に、二つの受信履歴に対応する応答信号の送信元が同一のプリンタ装置50であるか否かを、二つの受信履歴に含まれるSSID又はMACアドレスの一致度に基づいて判断する。
例えば、プリンタ装置50を、第一周波数F1の無線ネットワーク及び第二周波数F2の無線ネットワークに対するグループオーナーに予め設定しておき、Wi−Fi Directに従って携帯端末10とプリンタ装置50とが無線通信可能な環境を構築することを考える。この場合、プリンタ装置50がグループオーナーである各無線ネットワークには、その識別コードとして、個別のSSIDが割り当てられるが、SSIDは、プリンタ装置50の管理者が任意に設定することが可能である。
そこで、本実施例では、SSIDの先頭から所定桁までを第一のコード部分に定め、所定桁から末尾までを第二のコード部分に定めて、同じプリンタ装置50をグループオーナーとする各無線ネットワークのSSIDにおける第一のコード部分には、管理者を通じて共通するコードを割り当てるようにする。別例として、プリンタ装置50の生産者がSSIDのデフォルト値として、上記規則に従うSSIDを割り当てることも可能である。
このような規則でSSIDが割り当てられている場合、S251では、二つの受信履歴に対応する応答信号の送信元が同一のプリンタ装置50であるか否かを、二つの受信履歴に含まれるSSIDの第一のコード部分が一致するか否かによって判断することができる。
また、同一装置のMACアドレスについては、当該装置に複数のMACアドレスが割り当てられている場合でも、それらのMACアドレスは、基本的に、末尾から数桁を除いて一致する。従って、S251では、二つの受信履歴に対応する応答信号の送信元が同一のプリンタ装置50であるか否かを、二つの受信履歴に含まれるMACアドレスの上位所定桁が一致するか否かによって判断することができる。
S251では、第一周波数F1の応答信号に関する受信履歴の夫々と、第二周波数F2の応答信号に関する受信履歴の夫々とを照合し、上述した判断手法を用いて、応答信号の送信元が同一のプリンタ装置50である受信履歴のペアを抽出する。携帯端末10の周囲に複数のプリンタ装置50が存在する場合、S251のマッチング処理によっては、プリンタ装置50毎の受信履歴のペアが得られることになる。
このようなマッチング処理が完了すると、制御ユニット20は、S251で抽出したペアの全てについて、S255以降の処理を実行したか否かを判断する(S253)。そして、S255以降の処理を実行したと判断すると(S253でYes)、当該判定処理を終了する。一方、S253で否定判断すると、S255に移行する。
S255に移行すると、制御ユニット20は、S257以降について未処理のペア群から、一つのペアを、処理対象に選択し、処理対象のペアに対応する応答信号の送信元が携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50であるか否かを判定する(S257〜S259)。
具体的に、処理対象のペアを選択すると、制御ユニット20は、S257に移行し、処理対象のペアに対応する受信履歴から、第一周波数F1の応答信号の受信強度R1及び第二周波数F2の応答信号の受信強度R2を読み出す。そして、受信強度R2が下記条件式を満足するか否かを判断することにより、受信強度R2と受信強度R1との比(R2/R1)が、第一周波数F1と第二周波数F2との比(F1/F2)の二乗に対応するか否かを判定する。下記条件式におけるKは、許容誤差に対応し、例えば設計者により定められる。
R1*(F1/F2)−K<R2<R1*(F1/F2)+K
換言すれば、S257では、受信強度の比(R2/R1)が、周波数の比(F1/F2)の二乗を中心に所定の許容誤差K内にあるか否かを判断する。受信強度R2が上記条件式を満足すると判断すると(S257でYes)、制御ユニット20は、応答信号送信元のプリンタ装置50が携帯端末10と同一室内に位置すると判定する(S258)。一方、受信強度R2が上記条件式を満足しないと判断すると(S257でNo)、応答信号送信元のプリンタ装置50が携帯端末10と異なる室内に位置すると判定する(S259)。
S258又はS259での処理を終えると、制御ユニット20は、S253に移行する。そして、未処理のペアが存在する場合には、そのペアの夫々に対し、同様の手法で判定を行う(S257〜S259)。そして、S251で抽出したペアの全てについて、応答信号送信元のプリンタ装置50が携帯端末10と同一室内に位置するか否かを判定すると、当該判定処理を終了し、S260(図4参照)に移行する。
S260に移行すると、制御ユニット20は、S250における判定処理の結果に基づいて、携帯端末10の周囲に位置するプリンタ装置50(応答信号を送信してきたプリンタ装置50)であって、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50を列挙したプリンタリストを生成し、これをRAM25に記憶する。その後、図4に示すプリンタ検索処理を終了する。
また、制御ユニット20は、操作入力ユニット37を介してユーザから選択画面の表示指示が入力されると、図6に示す表示印刷処理を実行する。尚、上述したプリンタ検索処理に関して、制御ユニット20は、ユーザから選択画面の表示指示が入力されると、図6に示す表示印刷処理を実行する前に、プリンタ検索処理を実行する構成にされ得る。
表示印刷処理を開始すると、制御ユニット20は、RAM25に記憶された最新の上記プリンタリストに基づき、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50のみを印刷先の候補としてリストアップした選択画面を、表示ユニット35に表示させる(S310)。選択画面は、上述したように、ユーザに操作入力ユニット37を用いて印刷先のプリンタ装置50を選択させるための画面として構成される。
そして、印刷先のプリンタ装置50が選択されると、制御ユニット20は、無線LAN通信ユニット33を介して、当該印刷先のプリンタ装置50に対し、ユーザから指定された印刷対象データを送信する(S320)。これにより、ユーザから指定されたプリンタ装置50に、印刷対象データに基づく画像を用紙に形成させる。
尚、印刷対象データを送信するのに先駆けては、携帯端末10を当該選択されたプリンタ装置50にピアツーピア(P2P)接続する。即ち、上記応答信号によって通知された印刷先プリンタ装置50のSSIDに基づいて、印刷先のプリンタ装置50とのピアツーピア接続を確立する。その後、このプリンタ装置50に印刷対象データを送信する。
このようにして、印刷対象データに基づく画像をプリンタ装置50に印刷させると、制御ユニット20は、当該表示印刷処理を終了する。
以上、本実施例の携帯端末10及びプリンタ装置50の構成及び処理動作について説明したが、本実施例によれば、周波数の異なる無線電波の受信強度の比が、周波数の関係に対応するか否かを判定することによって、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係を特定する。そして、携帯端末10のユーザには、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50のリストを選択的に表示する。
従って、本実施例によれば、携帯端末10とプリンタ装置50間の物理的な位置関係をユーザが特定できないことに起因する不都合を抑えることができ、携帯端末10からのプリンタ装置50の利用に関する利便性を高めることができる。
また、本実施例によれば、サーチ信号に対する応答信号の受信強度に基づき、プリンタ装置50と携帯端末10とが同一室内に位置するか否かを判定するため、独自の通信プロトコルを用いて、プリンタ装置50から設置場所の情報を取得しなくても、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係を特定することができる。従って、ユーザにとって便利な通信システム100を簡単に構築することができる。
特に、本実施例によれば、携帯端末10が、プリンタ装置50とのピアツーピア接続を確立する前に(接続確立前のディスカバリーフェイズにおいて)、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係を特定する。即ち、携帯端末10と、その周囲のプリンタ装置50の夫々との間で個別にピアツーピア接続を確立しなくても、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係を特定することができる。従って、位置関係の特定に際して発生する通信負荷やプリンタ装置50での処理負荷を抑えることができる。
以上に説明した第一実施例は、携帯端末10がプリンタ装置50から受信した第一周波数F1の無線電波の受信強度R1及び第二周波数F2の無線電波の受信強度R2に基づき、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係を特定するものであったが、第一実施例と同様の効果は、プリンタ装置50が携帯端末10から受信した第一周波数F1の無線電波の受信強度R3及び第二周波数F2の無線電波の受信強度R4に基づき、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係を特定することによっても実現することができる。
[第二実施例]
第二実施例は、プリンタ装置50が、サーチ信号に対する応答信号として無線電波の受信強度の情報を含む応答信号を送信し、携帯端末10が受信強度R1,R2に代えて、応答信号に含まれるプリンタ装置50における無線電波の受信強度R3,R4の情報に基づき、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係を特定する点で、第一実施例とは異なる。一方、携帯端末10及びプリンタ装置50のハードウェア構成は、第一実施例と同様である。従って、以下では、第二実施例として、携帯端末10及びプリンタ装置50が実行する処理に関して、第一実施例とは異なる点を選択的に説明する。
本実施例のプリンタ装置50の制御ユニット60は、図7に示すように、無線LAN通信ユニット73を介してサーチ信号を受信すると(S410でYes)、無線LAN通信ユニット73に、応答信号をサーチ信号の送信元に対して送信させる(S420)。但し、応答信号としては、第一実施例と同様の情報に加えて、当該サーチ信号に対応する無線電波の受信強度の情報を格納した応答信号を生成し、これを無線LAN通信ユニット73に送信させる。
一方、携帯端末10の制御ユニット20は、図8に示すプリンタ検索処理を実行する。即ち、本実施例の制御ユニット20は、プリンタ検索処理を開始すると、まずS510〜S540において、第一実施例のプリンタ検索処理におけるS210〜S240と同様の処理を実行する。但し、S220に対応するS520では、無線LAN通信ユニット33を介して受信した応答信号毎に、この応答信号の受信履歴として、応答信号に含まれるSSID、MACアドレス、デバイスタイプ、及び、応答信号送信元における第一周波数F1の無線電波(サーチ信号)の受信強度R3を表す情報、並びに、受信強度R3に対応するサーチ信号が第一周波数F1である旨の情報を記憶する。
同様に、S240に対応するS540では、応答信号の受信履歴として、応答信号に含まれるSSID、MACアドレス、デバイスタイプ、及び、応答信号送信元における第二周波数F2の無線電波(サーチ信号)の受信強度R4を表す情報、並びに、受信強度R4に対応するサーチ信号が第二周波数F2である旨の情報を記憶する。
そして、S550では、受信強度R1,R2に代えて、受信履歴に含まれる受信強度R3,R4の情報を用いて、図5に示す判定処理を実行する。その後、制御ユニット20は、S550での判定結果に従って、携帯端末10の周囲に位置するプリンタ装置50(応答信号を送信してきたプリンタ装置50)であって、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50を列挙したプリンタリストを生成し、これをRAM25に記憶する(S560)。その後、図8に示すプリンタ検索処理を終了する。本実施例の制御ユニット20は、このプリンタリストに基づいて、図6に示す表示印刷処理を実行する。
このように、サーチ信号を受信したプリンタ装置50における当該サーチ信号の受信強度R3,R4の情報を用いて位置関係を特定する第二実施例によっても、第一実施例と同様の効果を得ることができる。
[第三実施例]
続いて、第三実施例について説明する。但し、第三実施例における携帯端末10及びプリンタ装置50のハードウェア構成は、第一実施例と同様である。以下では、第三実施例として、携帯端末10及びプリンタ装置50が実行する処理に関して、第一実施例とは異なる点を選択的に説明する。
第三実施例によれば、携帯端末10の制御ユニット20は、図9左領域に示すプリンタ検索処理を実行する。一方、プリンタ装置50の制御ユニット60は、図9右領域に示す処理を実行する。
即ち、携帯端末10の制御ユニット20は、プリンタ検索処理を開始すると、無線LAN通信ユニット33を介して、第一周波数F1の無線電波の形態でサーチ信号を送信し(S610)、更には、第二周波数F2の無線電波の形態でサーチ信号を送信する(S620)。そして、サーチ信号に対する応答信号を受信し、受信信号に含まれる携帯端末10と応答信号送信元との位置関係に関する判定結果に基づき、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50を列挙したプリンタリストを生成する(S630)。
一方、プリンタ装置50の制御ユニット60は、携帯端末10から第一周波数F1の無線電波の形態でサーチ信号を受信すると(S710)、この無線電波の受信強度R3の情報を無線LAN通信ユニット73から取得してRAM65に記憶する(S720)。また、携帯端末10から第二周波数F2の無線電波の形態でサーチ信号を受信すると(S730)、この無線電波の受信強度R4の情報を無線LAN通信ユニット73から取得してRAM65に記憶する(S740)。
そして、この受信強度R3,R4に基づき、第一実施例及び第二実施例と同様の原理で、携帯端末10が自装置と同一室内に位置する携帯端末10であるか否かを判定する(S750)。その後、制御ユニット60は、サーチ信号に対応する応答信号として、S750での判定結果を含む応答信号を、無線LAN通信ユニット73を介してサーチ信号の送信元に送信する(S760)。応答信号は、第一周波数F1及び第二周波数F2の各サーチ信号に対して応答する形態で送信されてもよいし、一方のみに対して応答する形態で送信されてもよい。
携帯端末10の制御ユニット20は、この応答信号に含まれる判定結果に基づいて上記プリンタリストを生成する(S630)。本実施例によっても、第一実施例と同様の効果を得ることができる。
尚、上述した実施例によれば、プリンタ装置50の制御ユニット60が、S760において、S750での判定結果に依らず、サーチ信号を送信してきた携帯端末10に対して、応答信号を返信する処理を実行するが、S760の処理は、次のように変更されてもよい。即ち、S760の処理は、S750において、サーチ信号の送信元である携帯端末10が自装置と同一室内に位置すると判定された場合に限って、応答信号を、サーチ信号の送信元に返信する処理に変更されてもよい。
この場合、携帯端末10の制御ユニット20が実行するS630の処理は、応答信号を送信してきたプリンタ装置50の全てを、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50とみなして、プリンタリストを生成する処理として構成される。
[他の実施例]
以上には、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、第一実施例の携帯端末10では、第一周波数F1のサーチ信号を送信し、その応答信号の受信が完了した後に、第二周波数F2のサーチ信号を送信したが、第二周波数F2のサーチ信号は、第一周波数F1のサーチ信号に対する応答信号の受信が完了するのを待つことなく、第一周波数F1のサーチ信号と同時期に送信されてもよい。
また、第一周波数F1のサーチ信号及び第二周波数F2のサーチ信号の送信順は逆の順序に変更されてもよいし、第一周波数F1及び第二周波数F2の組み合わせは、2.4GHz及び5GHzの組み合わせに限定されない。無線通信規格についても、IEEE802.11通信規格及びWi−Fi Direct以外のものを採用することができる。
この他、上記実施例の携帯端末10では、印刷先のプリンタ装置50を選択可能な選択画面をユーザに向けて表示したが、例えば、同一室内のプリンタ装置50が一つしかない場合には、選択画面を表示せずに、ユーザから印刷指示が入力され次第、このプリンタ装置50に印刷対象データを送信するように、携帯端末10は構成されてもよい。この他、上記実施例では、携帯端末10と同一室内に位置するプリンタ装置50のみを印刷先の候補として選択画面に表示したが、選択画面には、同一室内に位置するプリンタ装置50と、それ以外のプリンタ装置50とを、ユーザが区別可能な形態で表示してもよい。
他の変形例として、携帯端末10は、複数のプリンタ装置50が存在する場合でも選択画面を表示せずに、同一室内のプリンタ装置50のうちの、携帯端末10に最も近いプリンタ装置50に印刷対象データを送信する構成にされ得る。この場合、携帯端末10は、各プリンタ装置50から受信した電波の受信強度が最も高いプリンタ装置50を、携帯端末10から最も近いプリンタ装置50であると判断することができる。
この他、WiFi−Directによるピアツーピア通信を用いたシステムについて上述したが、本発明は、アクセスポイントを介して携帯端末10とプリンタ装置50との間で無線通信するシステムにも適用することができる。
また、上記実施例では、携帯端末10及びプリンタ装置50における主要な処理を、プログラムを用いて、ソフトウェアにより実現したが、これらの処理は、専用のハードウェア回路にて実現されてもよい。この他、無線電波を用いた位置関係の特定技術は、携帯端末10とプリンタ装置50との位置関係の特定に限定されるものではなく、様々な通信装置間の位置関係の特定に活用することができる。
[対応関係]
最後に用語間の対応関係について説明する。無線LAN通信ユニット33,73は、通信手段の一例に対応する。制御ユニット20がS220,S240(又はS520,S540)において無線LAN通信ユニット33が検出した受信強度R1,R2の情報(又は応答信号に含まれる受信強度R3,R4の情報)を取得してRAM25に記憶し、判定処理(S250,S550)におけるS251〜S255にてプリンタ装置50毎の受信履歴のペアを選択する動作は、取得手段によって実現される動作の一例に対応する。
同様に、制御ユニット60がS720,S740において無線LAN通信ユニット73が検出した受信強度R3,R4の情報を取得しRAM65に記憶する動作は、取得手段によって実現される動作の一例に対応する。また、制御ユニット20が判定処理(S250,S550)において実行するS257〜S259の処理、又は、制御ユニット60がS750で実行する判定処理にて実現される機能は、判定手段によって実現される機能の一例に対応する。また、制御ユニット20がS310で実行する処理によって実現される機能は、表示制御手段によって実現される機能の一例に対応する。
10…携帯端末、20…制御ユニット、21…CPU、23…ROM、25…RAM、33…無線LAN通信ユニット、35…表示ユニット、37…操作入力ユニット、50…プリンタ装置、60…制御ユニット、61…CPU、63…ROM、65…RAM、71…印刷ユニット、73…無線LAN通信ユニット、100…通信システム。

Claims (13)

  1. 第一周波数の無線電波及び前記第一周波数とは異なる第二周波数の無線電波を用いて無線通信可能な通信手段を備える第一及び第二の通信装置と、
    前記第一の通信装置が、前記第二の通信装置から受信した前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の受信強度を表す強度情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記強度情報に基づき、前記第一及び第二の通信装置が互いに異なる室内に位置するか否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 通信装置であって、
    第一周波数の無線電波及び前記第一周波数とは異なる第二周波数の無線電波を用いて、外部通信装置と無線通信可能な通信手段と、
    前記通信手段が前記外部通信装置から受信した前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の受信強度、又は、前記通信手段から送信された前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の前記外部通信装置における受信強度を表す強度情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記強度情報に基づき、前記外部通信装置が、前記通信装置とは異なる室内に位置する装置及び前記通信装置と同一室内に位置する装置のいずれであるかを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  3. 前記取得手段は、前記強度情報として、前記通信手段が前記外部通信装置から受信した前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報を取得すること
    を特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記取得手段は、前記強度情報として、前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の前記外部通信装置における受信強度を表す情報を、前記通信手段を介して前記外部通信装置から取得すること
    を特徴とする請求項2記載の通信装置。
  5. 前記判定手段は、前記強度情報が表す前記第一周波数の無線電波の受信強度と前記第二周波数の無線電波の受信強度との関係である第一の関係が、前記第一周波数と前記第二周波数との関係である第二の関係に対応しない場合には、前記外部通信装置が前記異なる室内に位置する装置であると判定し、前記第一の関係が前記第二の関係に対応する場合には、前記外部通信装置が前記同一室内に位置する装置であると判定すること
    を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項記載の通信装置。
  6. 前記判定手段は、前記強度情報が表す前記第二周波数の無線電波の受信強度R2と前記第一周波数の無線電波の受信強度R1との比(R2/R1)が、前記第一周波数F1と前記第二周波数F2との比(F1/F2)の二乗に対応する場合には、前記外部通信装置が前記同一室内に位置する装置であると判定し、前記比(R2/R1)が前記比(F1/F2)の二乗に対応しない場合には、前記外部通信装置が前記異なる室内に位置する装置であると判定すること
    を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項記載の通信装置。
  7. 前記外部通信装置は、無線通信により受信した画像形成対象データに基づく画像を被画像形成体に形成する画像形成装置であり、
    前記通信装置は、
    前記判定手段の判定結果に基づき、前記同一室内に位置する前記画像形成装置のリストを表示装置に表示させる表示制御手段
    を備えることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項記載の通信装置。
  8. 前記通信手段は、検索機能として、デバイス検索のためのブロードキャスト信号を前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の形態で送信し、前記ブロードキャスト信号に対する応答信号を前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の形態で前記外部通信装置から受信する機能を有し、
    前記取得手段は、前記強度情報として、前記検索機能により前記通信装置と前記外部通信装置との間で送受信された前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報を取得し、
    前記判定手段は、前記通信手段が前記外部通信装置との接続を確立する前の段階において前記取得手段が取得した前記強度情報に基づいて、前記外部通信装置が前記異なる室内に位置する装置及び前記同一室内に位置する装置のいずれであるかを判定すること
    を特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか一項記載の通信装置。
  9. 前記通信手段は、IEEE802.11無線通信規格に従って、前記外部通信装置と中継器を介さずに直接無線通信する機能を有するものであり、前記IEEE802.11無線通信規格に従って、前記ブロードキャスト信号を送信し、その後には、前記応答信号を受信し、前記応答信号の受信結果に基づいて、前記外部通信装置とピアツーピア接続する機能を有するものであること
    を特徴とする請求項8記載の通信装置。
  10. 前記応答信号には、送信元の識別コードが含まれ、
    前記取得手段は、
    前記応答信号に含まれる前記識別コードに基づき、一つの前記外部通信装置から前記応答信号として受信した前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の組を特定し、
    特定した組毎に、対応する一つの前記外部通信装置から前記通信手段が受信した前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報、又は、対応する一つの前記外部通信装置から前記通信手段が受信した前記応答信号に含まれる、前記外部通信装置が前記ブロードキャスト信号として受信した前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の受信強度を表す情報を、前記強度情報として取得すること
    を特徴とする請求項8又は請求項9記載の通信装置。
  11. 前記第一周波数の無線電波に含まれる前記識別コード及び前記第二周波数の無線電波に含まれる前記識別コードは、送信元の前記外部通信装置が同一である場合に共通する値を示す第一のコード部分と、それ以外の第二のコード部分とを有し、
    前記取得手段は、前記応答信号として送信されてきた前記第一周波数の無線電波に含まれる前記識別コードの前記第一のコード部分と、前記第二周波数の無線電波に含まれる前記識別コードの前記第一のコード部分と、が一致する前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の組を、一つの前記外部通信装置からの無線電波の組として特定すること
    を特徴とする請求項10記載の通信装置。
  12. 前記識別コードは、SSID(Service Set IDentifier)又はMAC(Media Access Control)アドレスであること
    を特徴とする請求項10又は請求項11記載の通信装置。
  13. 第一周波数の無線電波及び前記第一周波数とは異なる第二周波数の無線電波を用いて、外部通信装置と無線通信可能な通信装置のコンピュータに、
    前記通信装置が前記外部通信装置から受信した前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の受信強度、又は、前記通信装置から送信された前記第一周波数の無線電波及び前記第二周波数の無線電波の前記外部通信装置における受信強度を表す強度情報を取得する手順と、
    前記強度情報に基づき、前記外部通信装置が、前記通信装置とは異なる室内に位置する装置及び前記通信装置と同一室内に位置する装置のいずれであるかを判定する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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