JP2015023297A - 伝送装置、および、伝送方法 - Google Patents

伝送装置、および、伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】送信側の通信装置から複数の受信側の通信装置に映像信号のデータ伝送を行い、複数の受信側の通信装置の同期を取ることが可能で、受信側の各通信装置で、映像表示等のデータ処理を同時に行うことが可能な伝送装置等を提供する。【解決手段】伝送装置100を、1台の画像送信装置1と、複数台の画像表示装置2とで構成する。画像送信装置1および画像表示装置2を、それぞれアンテナ部3a,3b、切替えスイッチ部4a,4b、RF部10a,10b、BB部20a,20b、MAC部30a,30b、ホストI/F40a,40b、同期処理部50a,50b、映像処理部60a,60bで構成する。画像送信装置1で垂直同期信号Vsyncに基づいて、ビーコン信号を生成する。複数の画像表示装置2で、このビーコン信号に基づいて垂直同期信号Vsync等の同期信号を生成し、この同期信号に基づいて映像を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、送信側の通信装置と受信側の通信装置との間で、動画像データ等のデータを伝送する伝送装置、および、伝送方法に関する。
従来、パソコン等の送信側の通信装置から、動画像データ等を受信側の通信装置であるディスプレイや画像投影装置(プロジェクタ等)に送信して再生する技術が開発されている。また、近年では、無線LAN(Local Area Network)の普及により、通信装置間のデータ伝送を、ケーブルを用いることなく、IEEE802.11等の無線通信規格による無線ネットワークを介して行うことが主流になっている。
このような無線ネットワークを利用したデータ伝送において、送信側の通信装置(以下、「送信機」という)と受信側の通信装置(以下、「受信機」という)との間で映像データの伝送を行う際に、当該通信装置間での同期をとるための処理が行われている。この同期処理として、送信機では、通信データ中にタイミングデータを付加すること(例えば、特許文献1参照)や、バッファなどの記録部にデータをバッファリングすることにより、受信機の同期信号に合わせて映像処理を行い、表示を行う技術が開発され、既に知られている。
例えば、特許文献1では、送信機が通信クロックに基づいて、第1の垂直同期信号を生成する。この第1の垂直同期信号に従って、フレームデータを作成し、動画像データを作成する。また、送信機は、この動画像データに対して、動画像データの作成を開始したタイミングを示すタイミングデータを付加し、当該画像データとともに通信データとして送信する。受信機は、このタイミングデータおよび通信クロックに基づいて第2の垂直同期信号を生成し、この第2の垂直同期信号に従って、送信機から送信された動画像データのフレームデータを順次表示する。これにより、送信機と受信機との同期を図り、動画像データ再生時の遅延等の解消を図っている。
しかしながら、特許文献1等に記載の従来の通信装置では、映像信号を再生するための同期信号は受信機側で個別に生成しており、1台の送信機と1台の受信機との同期を図ることの開示はあるが、1台の送信機と複数台の受信機との同期を図ることに関しては何ら開示がない。また、送信機と受信機とが1対1の場合であれば、特許文献1に記載の従来技術や、通信データをバッファリングする従来技術等により、受信機側の同期信号に応じて映像再生処理を行うので、映像の同期信号に着目する必要はない。しかし、1台の送信機から複数台の受信機に通信データを送信し、この複数台の受信機で同時に同じ映像を再生したい場合や、1枚の映像を分割して複数台の受信機に送信を行い、同時に同一映像を表示する場合には、受信機同士の同期が取れている必要がある。従来技術は、この受信機同士の同期信号がシンクロ(同期)するような対応を行っていないため、映像再生時に表示される映像の時間が合わず、複数の受信機で同じ映像を同じ時間に表示することができない。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、送信側の通信装置から複数の受信側の通信装置に通信データを伝送する場合に、複数の受信側の通信装置の同期を取ることが可能となる同期信号を生成して、受信側の各通信装置で、映像表示等のデータ処理を同時に行うことが可能な伝送装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本願に係る伝送装置は、送信側の通信装置と受信側の通信装置との間で、無線通信を使用して通信データの伝送を行う伝送装置であって、送信側の通信装置は、映像信号の垂直同期信号に基づいて、受信側の通信装置が映像信号を表示する際のタイミングを付与する基準信号を生成する基準信号生成部を備え、通信データとして、基準信号生成部で生成した基準信号を、映像信号とともに複数の受信側の通信装置に送信するように構成され、受信側の通信装置は、送信側の通信装置から受信した基準信号に基づいて、垂直同期信号を含む映像信号の同期信号を生成する同期信号生成部を備え、同期信号生成部により生成された同期信号に基づいて、映像信号を表示するように構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、送信側の通信装置から複数の受信側の通信装置に通信データを伝送する場合に、複数の受信側の通信装置の同期を取ることが可能となる同期信号を生成して、受信側の各通信装置で、映像表示等のデータ処理を同時に行うことが可能な伝送装置を提供することができる。
本願の実施例1に係る伝送装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示すMAC部の構成例を示すブロック図である。 図1に示す同期信号生成部の構成例を示すブロック図である。 映像信号の垂直同期信号Vsyncとビーコン信号との関係を説明するための説明図であり、(a)は送信側である画像送信装置での各信号の関係を示し、(b)は受信側である画像表示装置での各信号の関係を示す。 画像表示装置において、ビーコン信号と垂直同期信号Vsyncとの差分値を検出している状態を説明するための説明図である。 画像送信装置からの送信データと画像表示装置での受信データとの通信フローを示す概略図である。 実施例1のデータ伝送装置で実施されるデータ伝送処理の動作例を示すフローチャートである。
以下、本願に係る伝送装置の一実施例について、図面を参照して説明する。図1は、送信側の通信装置(画像送信装置1)と受信側の通信装置(画像表示装置2)とからなる伝送装置の構成例を示すブロック図である。図2は、画像送信装置1および画像表示装置2のMAC部30a,30bの構成例を示すブロック図である。図3は、画像送信装置1および画像表示装置2の同期信号生成部50a,50bの構成例を示すブロック図である。
(伝送装置の構成)
図1に示すように、実施例1の伝送装置(伝送システム)100は、1台の送信側の通信装置としての画像送信装置1と、複数台の受信側の通信装置としての画像表示装置2とを備えて構成される。なお、図1には、説明の便宜上、1台の画像表示装置2のみ表示している。実施例1では、無線通信により、画像送信装置1と複数の画像表示装置2とで、動画や静止画等の画像データ(映像データ)を送受信し、各画像表示装置2で画像データを表示するよう構成されている。実施例1の無線通信における無線通信規格として、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11等が代表例として挙げられる。
画像送信装置1として、例えば、パーソナルコンピュータを用いることができ、画像表示装置2として、複数台のテレビ画面、複数台のパーソナルコンピュータにそれぞれ接続されたモニタ等を用いることができる。また、画像送信装置1として、ビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置を用い、画像表示装置2として、複数台のモニタやテレビ画面等を用いてもよい。または、画像送信装置1として、パーソナルコンピュータ等を用い、画像表示装置2として、画像をスクリーン等に投影するプロジェクタ等の投影装置を用いてもよい。また、伝送装置が、画像を表示する装置に限定されることはなく、通信手段を介して、1台の送信側の通信装置から、複数の受信側の通信装置にデータを伝送するものであれば、何れのものを用いてもよい。
図1に示すように、画像送信装置1は、アンテナ部3a、切替えスイッチ部4a、RF(Radio Frequency)部10a、BB(Based_Band)部20a、MAC(Media Access Control)部30a、ホストI/F40a、同期処理部50a、および、映像処理部60aを備えて構成される。
画像送信装置1は、無線通信により、アンテナ部3aを介して、複数台の画像表示装置2と画像データ(映像データ)等のデータ伝送を行う。切替えスイッチ部4aは、送信と受信とを切替えるスイッチ(SW)機能を有する。
ホストI/F40aは、制御部であるマイクロコンピュータとのインタフェースである。この制御部は、CPU(Central Processing Unit)としてのマイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および、HDD(Hard Disk Drive)等の記録装置を備えている。CPUは、ROMに予め記憶されているプログラムに従って、RAMをワークメモリとして用いて、画像送信装置1全体の動作を制御し、各種機能を実現する。記録装置または、RAM上には、画像送信装置1が画像表示装置2に送信して、画像表示装置2のモニタ等に表示する画像データが記憶されている。
同期処理部50aは、図3に示すように、比較器51aと、PLL部52aと、同期信号生成部53aと、を備えて構成される。また、同期処理部50aでは、映像を表示するモニタの画面サイズ等の各種データが、設定値としてメモリ等の設定部(記憶部)54aに予め記憶されている。この画像送信装置1における同期処理部50aでは、設定部54aの設定値に基づいて、映像信号の映像処理用の垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロック(Pixel clock)等を生成し、映像処理部60aに出力する。
映像処理部60aは、メモリ(記憶部)に記憶された画像データ(映像データ)を読み出し、または、アナログRBG等の入力I/F(図示せず)を介して入力される画像データ(映像データ、映像入力信号)に対して、所定の映像処理を施して、符号データ(送信符号データ)を生成する。この映像処理は、映像処理部60aは、同期処理部50aからの垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロック(Pixel clock)等に基づいて行われる。符号データ(送信符号データ)は、MAC部30aに出力され、MAC部30aによりデータパケット(データフレーム)化され、BB部20a、RF部10aによって所定の処理が施された後に、アンテナ部3aを介して電波として送信される。
MAC部30aは、データパケット等に付加されるヘッダ情報に基づき、通信プロトコルに関する処理を行う。また、MAC部30aは、映像処理部60aから供給される映像同期信号である垂直同期信号Vsyncに基づいて、基準信号であるビーコン(Beacon)信号を生成する基準信号生成部としても機能する。従来の通信装置では、MAC部によりビーコン信号の間隔(以下、「ビーコン間隔」という)が設定されている。これに対して、本願に係る実施例1の伝送装置100では、垂直同期信号Vsyncの間隔(周期)に対応するビーコン間隔(周期)でビーコン信号を生成する。このビーコン信号を基準信号(以下、「同期処理信号」と呼ぶことがある)として、複数の受信側の通信装置(画像表示装置2)間の同期を取ることを可能とするものである。なお、基準信号生成部として、MAC部30aを用いることで、ビーコン信号を、画像データ(映像データ)等に優先して送信することができる。また、他の通信装置の干渉を低減させることにより、無線による映像信号の伝送中のデータパケットの喪失等を低減させることができる。
図2に、無線LAN(WLAN)等で使用されるMAC部30aの構成例のブロック図を示す。図2に示すように、MAC部30aは、管理フレーム生成部(Management Frame Generator)31a、制御フレーム生成部(Control Frame Generator)32a、伝送スケジューラ部(Transmit Scheduler)33a、キュー制御部(Queue Manager)34a等を備えて構成される。
無線LANではデータの送受信等には、MACフレームが用いられる。MACフレームの種類としては、管理フレーム(Management Frame)、制御フレーム(Control Frame)、データフレーム(Data Frame、「データパケット」ともいう)の3つが挙げられる。管理フレームは、ビーコン信号の送信等に用いられる。管理フレームは、制御コードとしてのAck(Acknowledgement)等の送信に用いられる。データフレームは、画像データ(映像データ)等の送信に用いられる。
この図2に示すMAC部30aでは、映像処理部60aから入力された垂直同期信号Vsyncが、管理フレーム生成部31a、制御フレーム生成部(32aにそれぞれ入力される。そして、この管理フレーム生成部31aでの管理フレームの生成と制御フレーム生成部32aでの制御フレーム生成との間隔、すなわち、制御フレームの送信開始から管理フレームの送信終了までの間隔(周期)をビーコン間隔として、ビーコン信号を生成する。そして、このビーコン信号の通信波として、Tx Flameデータを生成する。MAC部30aで生成されたビーコン信号のTx Flameデータは、BB部20aと、RF部10aとで処理された後、電波としてアンテナ部3aから出力される。
画像送信装置1におけるBB部20aは、MAC部30aで生成されたビーコン信号の管理フレームや、映像処理部60aから出力された画像データ(映像データ)のデータフレームの信号を復調してベースバンド信号(以下、「BB信号」という)を生成する。このBB信号は、RF部10aに入力される。RF部10aは、電圧制御発振器(VCO;Voltage Controlled Oscillator)11a、PLL(Phase Locked Loop)部(位相同期回路)12a、アナログ・デジタル(A/D)変換回路13a、増幅器14a、ミキサ15a、および、LPF(Low Pass Filter)部16a等を備えて構成される。このような構成のRF部10aで、入力されたBB信号に対して所定の信号処理を施し、無線通信用の周波数に変換した後、アンテナ部3aから電波として出力する。
次に、画像表示装置2の構成について説明する。画像表示装置2は、画像送信装置1と同様の基本構成を有している。そのため、画像送信装置1と同様の部については、同じ符号を付するとともに、末尾に「a」に代えて「b」を付して説明および図面の表示を行う。以下では、画像送信装置1と異なる機能について主に説明する。
図1に示すように、画像表示装置2は、アンテナ部3b、切替えスイッチ部4b、RF(Radio Frequency)部10b、BB(Baced_Band)部20b、MAC(Media Access Control)部30b、ホストI/F40b、同期処理部50b、および、映像処理部60bを備えて構成される。
ホストI/F40bを介して画像表示装置2を制御する制御部(マイクロコンピュータ)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記録装置を備えている。CPUは、ROMに予め記憶されているプログラムに従って、RAMをワークメモリとして用いて、画像表示装置2全体の動作を制御し、各種機能を実現する。
画像送信装置1から送信される電波は、アンテナ部3bを介してRF部10bに入力される。RF部10bは、電圧制御発振器(VCO;Voltage Controlled Oscillator)11b、PLL(Phase Locked Loop)部(位相同期回路)12b、アナログ・デジタル(A/D)変換回路13b、増幅器14b、ミキサ15b、および、LPF(Low Pass Filter)部16b等を備えて構成される。RF部10bは、アンテナ部3bから入力された受信データ信号に対して所定の信号処理を施し、BB部20bに向けてBB信号を出力する。BB部20bは、RF部10bから供給されたBB信号を復調してデジタルデータを生成する。BB部20bで生成された映像信号のデジタルデータは、MAC部30bに出力される。ビーコン信号のデジタルデータの入力は、RF部10b、BB部20bによって検知することができる。このように検知されたビーコン信号は、BB部20bから同期処理部50bに出力される。
MAC部30aは、図2に示すように、管理フレーム生成部(Management Frame Generator)31b、制御フレーム生成部(Control Frame Generator)32b、伝送スケジューラ部(Transmit Scheduler)33b、キュー制御部(Queue Manager)34b等を備えて構成される。画像表示装置2におけるMAC部30bは、BB部20bから供給された映像信号のデジタルデータに対して所定の処理を施し、符号データ(受信符号データ)として映像処理部60bに出力する。
画像表示装置2における同期処理部50bでは、BB部20bから供給された同期処理信号としてのビーコン信号に基づいて、位相同期処理やタイミング生成処理を行い、映像信号の同期信号を生成する同期信号生成部として機能する。同期処理部50bは、図3に示すように、比較器51bと、PLL部52bと、同期信号生成部53bと、を備えて構成される。また、同期処理部50bでは、映像を表示するモニタの画面サイズ等の各種データが、設定値としてメモリ等の設定部(記憶部)54bに予め記憶されている。
比較器51bは、BB部20bから入力される同期処理信号(ビーコン信号)と、同期信号生成部53bで生成した同期信号Vsync等との位相差を検出し、その差分値を出力する。PLL部52bは、比較器51bで検出した差分値に基づいて、同期信号Vsync等にフィードバック制御を加えて、同期処理信号(ビーコン信号)と同期させる。同期信号生成部53bは、画面サイズ等、設定部54bに予め記憶されている設定値に基づいて、映像処理用の垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsyncを生成し、比較器51bに出力する。また、PLL部52bでフィードバック制御され、同期処理信号と同期化された垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsyncを映像処理部60bに対して出力する。
より詳細に説明すると、前述したように、同期処理信号(ビーコン信号)は、送信側である画像送信装置1により、垂直同期信号Vsyncに基づいて、当該垂直同期信号Vsyncの間隔(周期)で生成される。そのため、受信側の画像表示装置2でも、同等のビーコン間隔(周期)で、同期処理信号(ビーコン信号)が入力される。また、処理する画面サイズが予めわかっていれば垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync等の処理クロック数等が設定できる。
比較器51bが、この設定された垂直同期信号Vsyncと同期処理信号(ビーコン信号)とを比較し、差分値を検出している一例を図5に示す。この比較器51bで検知した差分値を使用して、PLL部52bの周波数をコントロールすることで、映像処理用の垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロック等を、PLL部52bによって生成することができる。垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsyncは、同期信号生成部53bに入力され、この同期信号生成部53bから映像処理部60bに出力される。また、ピクセルクロックは、PLL部52bから映像処理部60bに出力される。
映像処理部60bでは、MAC部30bから供給された映像信号としての受信符号データに対して所定の映像処理を施す。また、この処理後の受信符号データ(映像出力信号)を用いて、例えば、映像出力回路(図示せず)が、アナログRBG、デジタルRBG/HDMI(登録商標)等の出力I/F(図示せず)を介して映像をモニタやプロジェクタ等の表示装置(図示せず)に表示する。この表示が、同期処理部50bにより生成された垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、およびピクセルクロックに従って行われることで、他の画像表示装置2との同期を取ることができる。
ここで、画像送信装置1における映像信号の同期信号とビーコン信号との関係を図4(a)に示し、画像表示装置2における映像信号の同期信号とビーコン信号との関係を図4(b)に示す。図4(a)、(b)に示す「Vsync」は映像信号の垂直同期信号であり、「Hsync」は水平同期信号である。無線通信においては、画像データ(映像データ)が複数のデータパケット(データフレーム)に分割されて送受信される。図中の「Beacon」は、他の通信装置との時間管理等を行うビーコン信号が含まれる制御フレームであり、「データパケット」は、画像データ(映像データ)が含まれるデータフレームである。また、「ACK」は、ACKフレーム(Acknowledgment frame)であり、通信がエラーなく到達したことを示す制御フレームである。ACKフレームは、データフレームの送信後、SIFS(short interframe space)時間を待った後に送信される。
以上説明したように、実施例1の伝送装置100では、画像送信装置1が、映像信号の垂直同期信号Vsyncに基づいて、受信側の画像表示装置2が同期信号を生成するタイミングを付与するためのビーコン信号を生成している。無線通信により通信データを受信した複数の画像表示装置2では、このビーコン信号に基づいて、タイミングジェネレータとしての垂直同期信号Vsyncと水平同期信号Hsyncとを生成する。この垂直同期信号Vsyncと水平同期信号Hsync、および、これらに基づいて得られるピクセルクロックに従って、各画像表示装置2にて、モニタ等に映像が表示される。したがって、複数の画像表示装置2で、各種処理タイミングの同期を取ることができ、同じ映像を同時に表示することができる。
(データ伝送方法)
以下、実施例1の伝送装置100を用いた、伝送方法の処理手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。画像送信装置1で、同期処理部50aにより、各種画面サイズ等に基づいて、同期信号である垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロック等が生成される(ステップS1)。これらの同期信号は、映像処理部60aに出力される。映像処理部60aでは、この同期信号に基づいて、画像表示装置2に送信して映像表示を行うための画像データ(映像データ)に所定の映像処理を施して、送信用の映像信号を生成する(ステップS2)。この映像信号(送信符号データ)と、垂直同期信号Vsyncとは、MAC部30aに出力される。
MAC部30aでは、映像処理部60aから供給された垂直同期信号Vsyncに基づいて、前述したように、同期処理信号としてのビーコン信号を生成し、このビーコン信号を含む管理フレームを生成する。また、MAC部30aでは、映像処理部60aから供給された映像信号(送信符号データ)に基づいて、データフレーム(データパケット)を生成するとともに、データフレーム(データパケット)ごとに制御フレームを生成する。MAC部30aでは、生成した各フレームをBB部20aに出力する(以上、ステップS3)。MAC部30aで生成された各映像信号は、BB部20a、RF部10aによって処理が施され、アンテナ部3aを介して電波として複数の画像表示装置2に向けて送信される(ステップS4)。
画像送信装置1から送信された映像信号の電波は、アンテナ部3bを介して複数の画像表示装置2により受信される(ステップS5)。各画像表示装置2では、受信された映像信号が、RF部10bによりBB信号に変換され、このBB信号がBB部20bにより復調されてデジタルデータが生成される。また、RF部10b、BB部20bにより、同期処理信号(ビーコン信号)が検出されると、この同期処理信号(ビーコン信号)がBB部20bから同期処理部50bに出力される(ステップS6)。また、画像データ(映像データ)からなるデータフレームは、MAC部30bに出力され、このMAC部30bで所定の処理が施された後、符号データ(受信符号データ)として映像処理部60bに出力される。
次に、同期処理部50bでは、BB部20bから供給された同期処理信号(ビーコン信号)に基づいて、同期信号(受信側同期信号)を生成する(ステップS7)。この処理は、図4(b)、図5を用いて前述したように、同期処理信号(ビーコン信号)と、同期信号生成部53bが生成した垂直同期信号Vsyncとに基づいて、比較器51bにより差分値が検出される。この差分値に基づいて、PLL部52bの周波数をコントロールすることで、映像処理用の垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロック等を生成することができる。これら垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロックは、同期処理部50bから映像処理部60bに出力される。
映像処理部60bでは、MAC部30bから供給された画像データ(映像データ)の受信符号データに、所定の映像処理を施す。この映像処理を施した画像データ(映像データ)を、同期処理部50bから入力された垂直同期信号Vsync等の同期信号に従って、モニタ等に表示する(ステップS8)。以上のステップS5〜S8の処理が、複数の画像表示装置2で実施されることにより、画像表示装置2間での映像表示等のタイミングの同期を取ることができる。そのため、複数の画像表示装置2で同じ映像を同時に表示することができる。
なお、図6に、送信データと受信データとの通信フローを示す。この図6に示すように、画像送信装置1では、入力された映像データ(図6の処理映像データ)を垂直同期信号Vsyncごとに、分けて処理を行っていく。このように、ビーコン信号のビーコン間隔(周期)内に、1フレーム分の映像データを転送することができる。そのため、仮に、あるビーコン間隔でデータ伝送にエラーが生じても、次のデータ伝送までに、エラーを生じた受信データ等を破棄することにより、容易に伝送エラーに対する対処が可能となる。なお、図6に示すフローでは、垂直同期信号Vsyncごとに、各種処理を行っているが、本願がこれに限定されることはなく、図4に示すように、同一の垂直同期信号Vsync間で、複数のデータパケットの伝送を行うことも可能である。
以上、実施例1では、送信側の通信装置である画像送信装置1が、垂直同期信号Vsyncに基づいて、同期処理信号としてビーコン信号を生成し、受信側の通信装置としての複数の画像表示装置2に向けて出力する。各画像表示装置2では、このビーコン信号に基づいて、垂直同期信号Vsync等の同期信号を生成し、この同期信号に従って、映像を表示する。これにより、複数の画像表示装置2での同期を取ることができ、同じ映像を同時に表示することができる。
また、上記実施例1では、送信側の通信装置である画像送信装置1からの同期処理信号を用いて、受信側の通信装置である画像表示装置2が、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロックを生成している。しかし、本願が実施例1に限定されることはない。例えば、画面サイズが予め決まっていることから、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、ピクセルクロックを個別に生成し、その後、同期処理信号に基づいて、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsyncの生成タイミングに用いてもよい。これにより、映像信号の欠落時にも同期信号が欠落するのを抑制することができる。
また、実施例1では、同期処理信号(基準信号)として、ビーコン信号を一例として挙げたが、本願で用いる同期処理信号が、ビーコン信号に限定されることはなく、別途、共通信号を用意し、同期処理信号(基準信号)として使用することも可能である。この共通信号を用いた具体例としては、例えば、データパケット中に任意のコードを意図的に挿入すること、RST/CTSを使用したNAV期間による同期等が挙げられる。送信側の通信装置が、垂直同期信号Vsyncに基づいて、このような共通信号を生成し、同期処理信号(基準信号)として複数の受信側の通信装置に向けて出力する。受信側の各通信装置は、この共通信号に基づいて、垂直同期信号Vsync等の同期信号を生成し、この同期信号に従って、映像を表示する。これにより、受信側の各通信装置での同期が取れ、同じ映像を同時に表示することができる。このような共通信号やビーコン信号を用いることで、特定の受信側の通信装置がデータパケットを受信しない場合にでも、初期状態より同期を取る必要がなくなり、映像の再表示までの時間が短縮できる。すなわち、再表示に関しては、規定時間内、例えば、16ms(60fps)以内に受信フレームが次フレーム分の符号データ量を受信できない場合には、表示画像を用意できないため、前フレームを表示し続ける。なお、ここでは、受信フレームとしたが、符号データの展開が規定時間内に処理が終了しない場合なども同様である。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1 画像送信装置(送信側の通信装置) 2 画像表示装置(受信側の通信装置)
30a,30b MAC部(基準信号生成部)
50a,50b 同期処理部(同期信号生成部)
60a,60b 映像処理部 100 伝送装置
国際出願公開第2010/134482号パンフレット

Claims (6)

  1. 送信側の通信装置と受信側の通信装置との間で、無線通信を使用して通信データの伝送を行う伝送装置であって、
    前記送信側の通信装置は、映像信号の垂直同期信号に基づいて、前記受信側の通信装置が前記映像信号を表示する際のタイミングを付与する基準信号を生成する基準信号生成部を備え、前記通信データとして、前記基準信号生成部で生成した前記基準信号を、前記映像信号とともに複数の前記受信側の通信装置に送信するように構成され、
    前記受信側の通信装置は、前記送信側の通信装置から受信した前記基準信号に基づいて、前記垂直同期信号を含む前記映像信号の同期信号を生成する同期信号生成部を備え、前記同期信号生成部により生成された前記同期信号に基づいて、前記映像信号を表示するように構成されたことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記送信側の通信装置は、前記垂直同期信号の周期と同じ周期で前記同期処理信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記基準信号が、ビーコン信号であることを特徴とする請求項1または2に記載の伝送装置。
  4. 前記基準信号生成部は、MAC(Media Access Control)であり、前記MACは、前記基準信号を、前記垂直同期信号の周期と同じ周期で、前記映像信号に優先して送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の伝送装置。
  5. 前記同期信号生成部は、前記基準信号と、予め設定された垂直同期信号との差分値を検出し、前記差分値に基づいて、前記垂直同期信号を制御し、前記基準信号と同期させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の伝送装置。
  6. 送信側の通信装置と受信側の通信装置との間で、無線通信を使用して通信データの伝送を行う伝送方法であって、
    前記送信側の通信装置により、映像信号の垂直同期信号に基づいて、前記受信側の通信装置が前記映像信号を表示する際のタイミングを付与する基準信号を生成するステップと、
    前記基準信号を生成するステップで生成した前記基準信号と前記映像信号とを、前記通信データとして複数の前記受信側の通信装置に送信するステップと、
    前記受信側の通信装置により、前記送信側の通信装置から受信した前記基準信号に基づいて、前記垂直同期信号を含む前記映像信号の同期信号を生成するステップと、
    前記同期信号を生成するステップにより生成された前記同期信号に基づいて、前記映像信号を表示するステップと、を有することを特徴とする伝送方法。
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