JP2015022347A - 情報処理装置および制御プログラム - Google Patents

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竜太 安藤
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竜太 安藤
伸一郎 伊藤
Shinichiro Ito
伸一郎 伊藤
充 神藪
Mitsuru Kamiyabu
充 神藪
鳥居 重宏
Shigehiro Torii
重宏 鳥居
勇志 前嶋
Takeshi Maejima
勇志 前嶋
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Abstract

【課題】ユーザが入力ミスをした場合に、目的の変換候補をより短い時間で発見する。
【解決手段】情報処理装置(1)が備える文字変換制御部(43)は、ユーザが入力した入力文字列を補正した少なくとも1つの補正文字列を、ユーザが選択できるように表示し、該少なくとも1つの補正文字列のうちの1つがユーザにより選択されると、選択された補正文字列に対する変換候補を、ユーザが選択できるように表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、文字入力が可能な情報処理装置および制御プログラムに関する。
スマートフォン等の普及に伴い、タッチパネルを用いて文字を入力する機会が増えつつある。タッチパネルによる文字入力は、フリック入力などの効率的な入力操作を可能とする反面、入力のフィードバックに乏しいという欠点がある。このため、例えばタッチミスにより目的の文字以外の文字を入力してしまった場合であっても、そのことにユーザが長い間気付かないまま、入力し続けてしまうことが往々にして生じる。この場合、ユーザは誤った文字を消去した上で正しい文字を入力し直す必要があるが、この作業はユーザにとって負担となる。
そこで、従来、ユーザにより入力された入力文字列の一部を補正して補正文字列を生成し、その補正文字列に対する変換候補を表示する技術が提案されている。
図9を参照して、従来の技術を詳しく説明する。図9は、文字入力機能を備えた従来の情報処理装置が備える表示画面200を示す図である。このような情報処理装置の一例としては、メモ帳アプリケーションを搭載したスマートフォンなどが挙げられる。
図示のとおり、表示画面200には、文字入力領域210と、変換候補表示領域220と、キー表示領域230とが表示されている。文字入力領域210には、ユーザにより入力された入力文字列が表示される。キー表示領域230には、文字入力を受け付けるためのソフトウェアキーボード(同図では、Qwerty配列を有するキーボード)が表示される。変換候補表示領域220には、入力文字列に対する通常の変換候補(以下、通常変換候補と称する)と補正文字列に対する変換候補(以下、補正変換候補と称する)とが混在して表示される。なお、同図の(a)において拡大キー240を選択すると、同図の(b)に示すようにキー表示領域230が非表示となって変換候補表示領域220が拡大表示される。
ここで、Qwerty配列を有するキーボードは個々のキーの横幅が短いため、目的のキーに隣接しているキーを誤って入力してしまうことがある。同図の(a)では、ユーザが「かおる(kaoru)」と入力しようとして、誤って「かいる(kairu)」と入力した状況(すなわち、「o」と「i」とを打ち間違えた状況)を示している。
このような状況において、従来の情報処理装置は、入力された「かいる」という文字列を補正して「かいり」「かおり」「かおつ」といった複数の補正文字列を生成し、各補正文字列の変換候補を全て表示している。例えば、同図の(b)では、補正文字列「かいり」に対応する変換候補として「改良」「海里」「解離」などの単語を変換候補表示領域120に表示している。
また、下記の特許文献1には、予め定めた規則に基づき入力された読み列(入力文字列)の部分読み列を別の読みに解釈した拡張候補読み列(補正文字列)を生成し、生成した拡張候補読み列の表示属性を入力された読み列と異なる部分だけ変更し、変更された表示属性に従って拡張候補読み列を識別表示する技術が開示されている。
特開平07−110811号公報(1995年4月25日公開)
しかし、従来の技術は、ユーザが目的の変換候補を発見するまでに長い時間を要するという問題がある。例えば、図9に示す例では、ユーザは元々「かおる」と入力しようとして入力ミスしたのであるから、入力ミスが補正された補正文字列「かおる」に対する変換候補を探す。しかし、同図の(b)に示す変換候補表示領域220に表示された数多くの変換候補のうち、その大半は補正文字列「かおる」には対応しない変換候補であり、補正文字列「かおる」に対する変換候補は、「香る」および「かおる」の2つしかない。したがって、ユーザが補正文字列「かおる」に対する目的の変換候補を発見するまでに、長い時間を要する。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ユーザが入力ミスをした場合に、目的の変換候補をより短い時間で発見することができる情報処理装置および制御プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、ユーザが入力した入力文字列に含まれる各文字のうちの少なくとも1文字を補正した複数の補正文字列を生成する補正文字列生成手段と、上記補正文字列生成手段が生成した上記複数の補正文字列のうち、少なくとも1つの補正文字列を、ユーザが選択できるように表示する補正文字列表示手段と、上記補正文字列表示手段が表示した上記少なくとも1つの補正文字列のうちの1つを選択する操作を受け付ける選択操作受付手段と、上記選択操作受付手段により選択された1つの上記補正文字列に対する少なくとも1つの変換候補を、ユーザが選択できるように表示する変換候補表示手段とを備えている。
本発明の一態様によれば、ユーザが入力ミスをした場合に、目的の変換候補をより短い時間で発見することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。 上記情報処理装置の表示画面を示す図である。 上記情報処理装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る情報処理装置の表示画面を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る情報処理装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る情報処理装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る情報処理装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る情報処理装置の表示画面を示す図である。 従来技術を示す図であり、従来の情報処理装置に対して文字入力を行ったときの問題点を説明する図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1〜4、10に基づいて説明する。
≪動作概要≫
図2を参照して、本実施形態に係る情報処理装置1の動作概要を説明する。情報処理装置1はタッチパネルを備え、該タッチパネルにより文字入力が可能な電子機器である。
以下、情報処理装置1の動作概要を説明する。図2の(a)は、情報処理装置1の表示画面100を示す図である。図示の通り、表示画面100には、文字入力領域110と、変換候補表示領域120と、キー表示領域130とが表示されている。文字入力領域110およびキー表示領域130により実現される文字入力機能は、図9に示す従来の情報処理装置と同様である。
以下、図9の場合と同様に、ユーザが「かおる」と入力しようとして、誤って「かいる」と入力ミスしてしまった状況を想定する。
まず、情報処理装置1は、入力文字列中の少なくとも1文字を他の文字に置き換えた補正文字列を生成する。ここでは、入力文字列「かいる」に対して、補正文字列150(「かいり」「かおる」「かおつ」)が生成されたものとする。
次に、情報処理装置1は、生成した補正文字列を表示する。具体的には、情報処理装置1は、図2の(a)に示すように、得られた補正文字列「かいり」「かおる」「かおつ」を、入力文字列に対する通常の変換候補(通常変換候補)と共に、変換候補表示領域120に表示する。なお、同図の(a)では、補正文字列と通常変換候補とが互いに区別できるように、補正文字列の横にはクエスチョンマーク(「?」)を付している。
そして、ユーザは、変換候補表示領域120に表示されている補正文字列のうち、いずれか1つを選択する操作(例えば、タップ操作)を行う。情報処理装置1は、ユーザにより1つの補正文字列が選択されると、選択された補正文字列に対する変換候補(補正変換候補)の一覧を表示する。例えば、図2の(a)に示す画面において、ユーザが「かおる?」を選択すると、同図の(b)に示す画面へと遷移し、変換候補として補正文字列「かおる」に対する補正変換候補のみを含む一覧を表示する。
以上のとおり、情報処理装置1は、ユーザが入力した入力文字列に含まれる各文字のうちの少なくとも1文字を補正した複数の補正文字列を生成する。そして、生成した複数の補正文字列のうち、少なくとも1つの補正文字列を、ユーザが選択できるように表示し、表示した少なくとも1つの補正文字列のうちの1つを選択する操作をユーザから受け付ける。そして、ユーザにより選択された1つの補正文字列に対する少なくとも1つの変換候補(補正変換候補)を、ユーザが選択できるように表示する。よって、ユーザは、変換の対象となる補正文字列(文字変換前の読み文字列)を自ら選択して、その補正文字列に対する変換候補のみを表示させることができる。また、不要な補正文字列が表示されないため、ユーザは目的の変換候補までより短い時間で到達できる。
≪要部構成≫
次に、図1を参照して、情報処理装置1の構成を説明する。図1は、情報処理装置1の要部構成を示すブロック図である。なお、同図では、発明の構成に直接関係のない構成は省略している。
情報処理装置1は、図示の通り、入力部10、表示部20、記憶部30、および、制御部40を備えている。入力部10の入力面と表示部20の表示面とは、タッチパネルとして一体に形成されている。なお、本実施形態の情報処理装置1において、補正候補決定ルール32および変換候補数算出部46は、必須の構成ではない。情報処理装置1としては、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、オーディオプレーヤ、ゲーム機などの、文字入力を受け付ける機能を備えた機器を広く採用できる。
入力部10は、指またはスタイラスなどの指示体を用いたタッチ入力を受け付ける。なお、入力部10はタッチパネルに限定されず、例えば物理キーなどであってもよい。表示部20は、制御部40の制御に従って文字、画像などを表示する。
記憶部30は、不揮発性の記憶装置からなり、補正文字列表示ルール31と、補正候補決定ルール32と、補正文字列生成ルール33と、仮名漢字辞書34とを記憶する。補正文字列表示ルール31は、補正文字列をどのような外観で変換候補表示領域120に表示するかを示す情報である。補正候補決定ルール32は、どの補正文字列または変換候補を、変換候補表示領域120へと表示する対象とするかを決定するための基準となる情報である。補正文字列生成ルール33は、補正文字列を生成する手順を定めた情報である。補正文字列生成ルール33は、人間の入力ミスのし易さを考慮して定められる。仮名漢字辞書34は、変換候補となる漢字、片仮名、英字、絵文字等と、その読みとを対応付けたデータベースである。仮名漢字辞書34は、情報処理装置1のユーザが、変換候補とその読みとを対応付けて登録するデータベース(すなわち、ユーザ辞書)を含んでいてもよい。
制御部40は、情報処理装置1を統括的に制御するものである。制御部40は、入力情報制御部41(選択操作受付手段)、表示制御部42、文字変換制御部43(補正文字列表示手段、変換候補表示手段)、仮名漢字変換部44、補正文字列生成部45(補正文字列生成手段)、および変換候補数算出部(変換候補数算出手段)46を備えている。
入力情報制御部41は、文字入力を行うときの処理全般を統括して制御する。具体的には、入力情報制御部41は、入力部10に対して文字列(文字)を入力する操作(すなわち、図2に示すキー表示領域130へのタッチ操作)が行われると、入力文字列を文字変換制御部43へと出力すると共に、該入力文字列を表示制御部42を介して表示部20の文字入力領域110に表示する。
本実施形態では、入力情報制御部41が受け付ける文字入力方式は、キー表示領域130(Qwerty配列を有するキーボード)の各キーに割り当てられたローマ字(英文字)が入力されると、そのローマ字に対応するひらがなを入力文字列とするローマ字かな変換方式とする。ただし、入力情報制御部41が受け付ける入力方式はこれに限定されず、例えば、図8の(a)に示すような日本語による入力方式であってもよい。
また、入力情報制御部41は、入力部10に対して、変換候補表示領域120に表示中の変換候補(通常変換候補または補正変換候補)を選択する操作が行われると、文字入力を確定させ、選択された変換候補を、表示制御部42を介して表示部20の文字入力領域110に表示する。
また、入力情報制御部41は、入力部10に対して変換候補表示領域120に表示された補正文字列を選択する操作が行われると、その補正文字列を特定する情報を文字変換制御部43へと出力する。
表示制御部42は、表示部20への情報の表示を統括して制御する。具体的には、表示制御部42は、入力文字列、または変換候補を選択するイベントを入力情報制御部41から受け取り、表示部20における文字入力領域110へと反映させる。また、表示制御部42は、文字変換制御部43から補正文字列または変換候補を受け取り、表示部20の変換候補表示領域120に表示する。
このように、入力情報制御部41および表示制御部42は、文字入力を行うためのアプリケーション(エディタ)としての機能を担う。
文字変換制御部43は、変換候補表示領域120へ表示する内容を決定する処理を統括して制御する。具体的には、文字変換制御部43は、入力情報制御部41から入力文字列を受け取り、受け取った入力文字列を補正文字列生成部45へと出力して、該入力文字列を補正した補正文字列の生成を要求する。併せて、文字変換制御部43は、受け取った入力文字列を仮名漢字変換部44へと出力して、該入力文字列に対する変換候補(通常変換候補)の抽出を要求する。続いて、文字変換制御部43は、補正文字列生成部45から受け取った補正文字列と、仮名漢字変換部44から受け取った通常変換候補とを、表示制御部42を介して変換候補表示領域120に表示する。
文字変換制御部43は、補正文字列表示ルール31に従い、補正文字列と通常変換候補とを互いに区別できるように、視覚的に異なる外観で表示する。どのような外観で表示するかは特に限定されず、例えば、図2の(a)に示すように補正文字列の横にのみクエスチョンマーク(「?」)を付してもよいし、図8の(a)に示すように補正文字列の横にのみ「補」という文字を付してもよい。このように、文字変換制御部43は、補正文字列と通常変換候補とが異なる機能に対応付けられていることが直感的に理解し易いように表示する。
また、文字変換制御部43は、表示された補正文字列のうちの1つを選択する操作が行われると、選択された補正文字列を特定する情報を入力情報制御部41から受け取り、該補正文字列を仮名漢字変換部44へと出力して、該補正文字列に対する変換候補(補正変換候補)の抽出を要求する。続いて、文字変換制御部43は、仮名漢字変換部44から受け取った補正変換候補を、表示制御部42を介して変換候補表示領域120に表示する。この後、文字変換制御部43が表示した補正変換候補を選択する操作が行われると、入力情報制御部41は、上述のとおり文字変換を確定させ、文字入力領域110に表示中の文字列を、選択された補正変換候補に置き換える。
仮名漢字変換部44は、文字変換制御部43から受け取った入力文字列もしくは補正文字列に対する変換候補を抽出する。具体的には、仮名漢字変換部44は、仮名漢字辞書34から、受け取った入力文字列もしくは補正文字列が示す読みに対応する、漢字、片仮名、英字、絵文字等の変換候補を抽出する。仮名漢字変換部44は、変換候補として、入力文字列もしくは補正文字列に前方一致する文字列に対する変換候補(すなわち、予測変換候補)を抽出してもよい。
補正文字列生成部45は、入力文字列を受け取り、補正文字列生成ルール33に従って、該入力文字列の一部を補正した補正文字列を生成する。例えば、補正文字列生成部45は、入力文字列中の各文字を1文字ずつQwertyキーボード上の隣接キーの文字に置換して補正文字列を生成する。補正文字列生成部45は、補正文字列の生成に当たり従来の技術を利用してもよい。
≪処理の流れ≫
次に、情報処理装置1が実行する処理の流れを図3に基づいて説明する。図3は、情報処理装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、図2に示すキー表示領域130に指を接触させて文字列を入力する(S11)。このとき、図2の(a)に示すように、ユーザは「かおる(kaoru)」と入力しようとして、誤って「かいる(kairu)」と入力ミスしてしまう(つまり、キー「o」を、その左側に隣接するキー「i」と打ち間違える)。
次に、補正文字列生成部45は、補正文字列生成ルール33に従って、入力文字列「kairu」を補正した補正文字列を生成する(S12;補正文字列生成ステップ)。具体的には、まず、補正文字列生成部45は、入力文字列「kairu」の各文字を、Qwertyキーボード上で隣接するキーの文字へと置き換えた補正文字列を生成する。例えば、「kairu」の先頭の文字「k」は、Qwertyキーボード上で「j」と「l」に隣接している。よって、補正文字列生成部45は、「k」を「j」と「l」に置換して、補正文字列「jairu」および「lairu」を生成する。同様に、補正文字列生成部45は、「k」以外の文字「a」「i」「r」「u」を、それぞれの隣接キーに置換した補正文字列を生成する。つまり、以下の各補正文字列を得る:
「k」を置換した補正文字列「jairu」および「lairu」;
「a」を置換した補正文字列「ksiru」;
「i」を置換した補正文字列「kauru」および「kaoru」;
「r」を置換した補正文字列「kaieu」および「kaitu」;
「u」を置換した補正文字列「kairy」および「kairi」。
そして、補正文字列生成部45は、各補正文字列をローマ字からひらがなへと変換する(ローマ字かな変換)。ここで、補正文字列「ksiru」および「kairy」はいずれも、子音が2文字以上続く部分があり、対応するひらがなが存在しない。よって、補正文字列から除外される。最終的に、補正文字列群「じゃいる」「ぁいる」「かうる」「かおる」「かいえう」「かいつ」「かいり」が得られる。
次に、文字変換制御部43は、生成した補正文字列群のうち少なくとも1つを、入力文字列の通常変換候補と併せて、変換候補表示領域120に表示する(S13;補正文字列表示ステップ)。その際、補正文字列については、クエスチョンマーク(「?」)を付して表示する。ここでは、文字変換制御部43は、図2の(a)に示すように3つの補正文字列150(「かいり?」「かおる?」「かいつ?」)を表示する。併せて、入力文字列「かいる」に対する通常変換候補(「化いる」「カイル」「カイル(半角カナ)」)を表示する。
なお、文字変換制御部43は、補正文字列群を表示する際に、必ずしも通常変換候補を表示する必要はない。つまり、図2の(a)に示す「化いる」「カイル」「カイル(半角カナ)」は表示しなくてもよい。
続いて、ユーザは表示中の補正文字列群のうちの1つを選択する操作を行う(S14;選択操作受付ステップ)。ユーザは、当初「かおる」と入力しようとして入力ミスしたのであるから、「かおる」の変換候補を確認するために、「かおる?」を選択したものとする。
そして、文字変換制御部43は、選択された補正文字列「かおる」を仮名漢字変換部44へと出力して、「かおる」に対する補正変換候補の抽出を要求する。この要求に対し、仮名漢字変換部44は、「かおる」に対する補正変換候補を仮名漢字辞書34から抽出し、抽出した補正変換候補を文字変換制御部43へと出力する。
続いて、文字変換制御部43は、仮名漢字変換部44から受け取った、補正文字列「かおる」に対する補正変換候補を変換候補表示領域120に表示する(S15;変換候補表示ステップ)。このとき、キー表示領域230が非表示となって変換候補表示領域220が拡大表示される。その結果、図2の(b)に示すように、補正文字列「かおる」に対する補正変換候補(「香る」「かおる」「薫」など)の一覧が表示される。
併せて、図2の(b)に示すように、文字変換制御部43は、文字入力領域210において入力中の文字列「かいる」を「かおる」に置き換える。ただし、この段階では、入力文字列の変換は、まだ確定していない状態のまま維持される。
そして、ユーザは、表示されている変換候補のうち、所望の変換候補を1つ選択する(S16)。例えば、ユーザは「香る」を選択したものとする。これに対して、文字変換制御部43は、文字変換を確定させて、選択された変換候補「香る」を文字入力領域110に表示する(S17)。
≪変形例1≫
補正文字列生成部45は、入力文字列の各文字を1文字ずつではなく2文字以上ずつ置換して補正文字列を生成してもよい。これは、入力文字列が長い場合に特に有効である。なぜなら、入力文字列が長い場合は2つ以上の入力ミスが生じる可能性が高いためである。ただし、複数の文字を同時に置換してしまうと補正文字列を生成する時間も長くなるため、入力文字列の文字数が少ない場合のみ複数の文字を同時に置換してもよい。
≪変形例2≫
文字変換制御部43は、ユーザが補正文字列を選択した後も、キー表示領域130を削除せず、変換候補表示領域120を広い状態のまま維持してもよい。
本変形例について、図4を参照して具体的に説明する。ユーザが同図の(a)において補正文字列「かおる?」を選択すると、一旦、表示画面100は同図の(b)に示す状態へと遷移する。同図の(b)では、補正文字列「かおる?」に対する変換候補が2行分、すなわち「香る」から「馨」まで表示されている。このとき、同図の(b)に示すとおり、文字入力領域110において入力文字列「かいる」は補正文字列「かおる」へと置き換わる。補正文字列「かおる?」を選択した段階で表示される最初の2行分には、より優先して表示されるべき変換候補を表示することが望ましい。
次に、ユーザが拡大キー140を選択すると、表示画面100は同図の(c)に示す状態へと遷移する。つまり、キー表示領域130が消去された上で変換候補表示領域120が拡大表示される。その結果、「馨」に続く「薫る」以下の変換候補が表示される。
≪変形例3≫
図8を参照して、ユーザが他の文字列を入力した場合について説明する。同図では、ユーザが「となり(tonari)」と入力しようとして、誤って「となる(tonaru)」と入力ミスしてしまった状況を示している。このとき、同図の(a)に示すとおり、文字変換制御部43は、入力文字列「となる」を補正して、補正文字列150(「となり」「どなる」)を生成および表示する。そして、同図の(a)に示す画面において、ユーザが「となり?」を選択すると、同図の(b)に示す画面へと遷移し、補正文字列「となり」に対する変換候補の一覧(「隣」「隣近所」「隣り合わせ」など)が表示される。
≪変形例4≫
文字変換制御部43は、補正文字列を変換候補表示領域120以外の位置に表示してもよい。例えば、文字変換制御部43は、入力文字列が表示されているテキストボックス(文字入力領域210)の下方に、補正文字列および通常変換候補が項目として含まれるプルダウンメニューを表示してもよい。これにより、ユーザはプルダウンメニューから目的の補正文字列または通常変換候補を選択することができる。
〔実施形態2〕
本発明に係る第2の実施形態について説明する。説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、情報処理装置1は、図1に示す変換候補数算出部46を必須の構成として備えている。変換候補数算出部46は、文字変換制御部43が仮名漢字変換部44から受け取った変換候補の数を算出する。そして、文字変換制御部43は、変換候補数算出部46によって算出された変換候補の数が多い補正文字列のみを変換候補表示領域120に表示する。
本実施形態では、情報処理装置1は、生成した複数の補正文字列のうち、対応する変換候補の数が一定数以上ある補正文字列を表示する。このような補正文字列は、日本語として意味をなす可能性が高いので、入力ミスをしたユーザが元々入力しようとしていた正しい文字列である可能性も高い。生成した全ての表示文字列のうち、このような補正文字列に限って表示することによって、変換候補表示領域120の見易さが向上する。さらに、ユーザが選択する可能性の低い補正文字列を表示せずに済むので、ユーザが、目的の変換候補を表示させるための補正文字列を効率的に選択することができる。
本実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の流れを図5に基づいて説明する。図5は、情報処理装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態の主特徴は、S23およびS24にある。S21〜S22およびS26〜S29における各処理は、図3に示すS11〜S12およびS14〜S17における各処理と共通である。
文字変換制御部43は、仮名漢字変換部44から受け取った各補正文字列に対する変換候補を変換候補数算出部46へと出力する。これに対して、変換候補数算出部46は、補正文字列ごとに、変換候補の数をカウントする(S23)。
例えば、入力文字列「かいる(kairu)」の各補正文字列に対する変換候補の数は、以下のように算出される:
補正文字列「jairu」=3;
補正文字列「lairu」=4;
補正文字列「kauru」=5;
補正文字列「kaoru」=14;
補正文字列「kaieu」=5;
補正文字列「kaitu」=11;
補正文字列「kairi」=18。
次に、文字変換制御部43は、変換候補の数が一定数以上の補正文字列のみを抽出する(S24)。具体的には、文字変換制御部43は、変換候補の数が補正候補決定ルール32に予め設定されている一定数以上であるか否かを判定し、一定数以上の変換候補を有する補正文字列のみを抽出する。本実施形態では一定数が「10」に設定されているので、「かおる(kaoru)」「かいつ(kaitu)」「かいり(kairi)」の3つの補正文字列を抽出する。文字変換制御部43は、抽出した補正文字列群を入力文字列に対する通常変換候補と併せて、変換候補表示領域120に表示する(S25)。ユーザは、これら3つの補正文字列のうち、本来入力しようとしていた「かおる」を選択する。
図2の(a)に示す変換候補表示領域120には、「化いる」「かいり?」「かおる?」「かいつ?」「カイル」「カイル(半角カナ)」という順序で、補正文字列と変換候補とが混在して表示されている。
このように、変換候補表示領域120における各項目の表示順は、通常変換候補(カタカナと英数字を除く)、補正文字列、カナ変換、英数変換という順であることが望ましい。カナ変換は、入力文字列をそのままカタカナに変換した変換候補を指す。英数変換は、英数変換は、入力文字列を英字または数字に変換した変換候補(すなわち、英字入力モードまたは数字入力モードで同じ入力文字列を入力した場合に入力される文字列)を指す。さらに、補正文字列は、変換候補の数が多い順に表示することが望ましい。
カナ変換および英数変換はどのような入力文字列にも存在する。このため、カナ変換および英数変換の後に補正文字列を表示すると、補正文字列が後ろに表示されるため、ユーザが補正文字列の存在に気付きにくい。一方、補正文字列の後に通常変換候補を表示すると、ユーザが入力ミスしていない場合にも、補正文字列が先頭に表示されてしまうため、ユーザは煩わしさを感じると考えられる。
そこで、上記の順序で表示すると、ユーザによる通常変換候補の選択を妨害せず、かつ、ユーザが補正文字列に気付かない事態を防ぐことができる最適な位置に、補正文字列を表示することができる。
≪変形例1≫
文字変換制御部43は、ユーザの使用履歴にある変換候補に対応する補正文字列も、ユーザに提示すべき補正文字列であると判断してもよい。
≪変形例2≫
情報処理装置1は、補正文字列に対して形態素解析を適用し、該補正文字列が既存の単語であると認識された場合は、仮に該補正文字列の変換候補の数が少ない場合であっても、該補正文字列を表示するようにしてもよい。あるいは、該補正文字列が辞書のデータベースに単語として存在するか否かを調べ、存在した場合に、該補正文字列を表示するようにしてもよい。
変換候補の数が少ないにも関わらず、ユーザに提示すべき補正文字列としては、例えば、対応する変換候補が固有名詞1つしか存在しないものの、その固有名詞が頻繁に利用されるような補正文字列などがある。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3の実施形態について説明する。説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、情報処理装置1は、ユーザが入力ミスをしたか否かを判断するための判断材料として、入力文字列に対する通常変換候補の数を利用する。通常変換候補の数が少ない場合には、入力文字列が日本語として誤っており、入力ミスをしている可能性が高い。例えば、入力文字列「kairu」の変換候補は「化いる」「かいる」「カイル」「カイル(半角カナ)」の4つのみであり、極めて少ない。本実施形態に係る情報処理装置1は、このように入力文字列に対する変換候補の数が一定数よりも少ないときにのみ、補正文字列を生成・表示する。これにより、不要な補正文字列に関する処理を省略できるので、情報処理装置1における無駄な処理を省略できると共に、ユーザが目的の変換候補へと到達できる時間を短くすることができる。
本実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の流れを図6に基づいて説明する。図6は、情報処理装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態の主特徴は、S32、S33およびS38にある。S31、S34〜S40における各処理は、図3に示すS11〜S17における各処理とそれぞれ共通である。
入力情報制御部41から受け取った入力文字列を仮名漢字変換部44へと出力して、通常変換候補を取得する。そして、変換候補数算出部46は、入力文字列に対する通常変換候補の数を算出する(S23)。
次に、文字変換制御部43は、算出された通常変換候補の数が、予め補正候補決定ルール32に設定されている一定数以下であるか否かを判定する(S33)。
通常変換候補の数が一定数以下であった場合(S33でYES)、ユーザによる入力ミスが発生した可能性が高い。この場合、情報処理装置1は、上述した各実施形態にて説明した補正文字列の生成・表示処理を実行する(S34〜S40)。
一方、通常変換候補の数が一定数を超えている場合(S33でYES)、ユーザによる入力ミスが発生した可能性は低い。この場合、情報処理装置1は、補正文字列の生成・表示処理を省略する。よって、文字変換制御部43は、補正文字列(および、補正文字列に対する変換候補)を表示せず、入力文字列に対する通常変換候補のみを表示する(S38)。その後、処理はS39へと進む。
≪変形例1≫
情報処理装置1は、例えば、ユーザが一定時間キー入力しなかった場合に限り、ユーザが入力ミスしたと判断し、補正文字列の生成・表示処理実行するようにしてもよい。これにより、ユーザが、入力ミスしたときに一旦キー入力作業を中断すれば、補正文字列が表示される。
≪変形例2≫
情報処理装置1は、入力文字列に対して形態素解析を適用し、入力文字列が既存の言葉であると認識された場合は、仮に入力文字列の変換候補の数が少ない場合であっても、補正文字列の生成・表示処理を省略してもよい。あるいは、該入力文字列が辞書に単語として存在するか否かを調べ、存在した場合に、補正文字列の生成・表示処理を省略するようにしてもよい。変換候補の数が少ないにも関わらず、ユーザが入力ミスしていないと判断すべき入力文字列の例としては、対応する変換候補が固有名詞1つしか存在しないものの、その固有名詞が頻繁に利用されるような入力文字列などがある。
〔実施形態4〕
本発明に係る第4の実施形態について説明する。説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る情報処理装置1は、補正変換候補の総数が少ない場合、補正文字列を表示するステップを経由せず、直接、補正変換候補を表示する。これにより、不要なステップを省略できる。
情報処理装置1が実行する処理の流れを図7に基づいて説明する。図7は、情報処理装置1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態の主特徴は、S43およびS47にある。S41〜S42、S44〜S46、および、S48〜S49における各処理は、図3に示すS11〜S17における各処理とそれぞれ共通である。
文字変換制御部43は、補正文字列生成部45により生成された補正文字列群に対する変換候補の総数(全ての補正文字列に対する変換候補の数を積算した値)が、補正候補決定ルール32に設定された一定数以上であるか否かを判定する(S43)。
補正文字列群に対する変換候補の総数が一定数未満である場合(S43でNO)、文字変換制御部43は、補正文字列を表示せず、通常変換候補と併せて、全ての補正変換候補を表示する(S47)。そして、処理はS48へと進む。
一方、補正文字列群に対する変換候補の総数が一定数以上である場合(S43でYES)、上述した実施形態と同様に、文字変換制御部43は、通常変換候補と併せて補正文字列群を表示する(S44)。
例えば、入力文字列が「かいり(kairi)」であった場合、補正変換候補の総数は、14(「kaoru」に対する変換候補の数)+11(「kaitu」に対する変換候補の数)+18(「kairi」に対する変換候補の数)=43個となる。この場合、補正変換候補の総数は非常に多いため、補正文字列を表示する。
なお、文字変換制御部43は、補正文字列を表示する場合と同様に、補正変換候補を表示する場合も、補正変換候補と通常変換候補とを互いに区別できるように表示することが望ましい。
なお、文字変換制御部43は、補正文字列を表示するステップを省略するか否かを補正文字列ごとに判断してもよい。例えば、文字変換制御部43は、予め定められた所定数以上の補正変換候補に対応する補正文字列については、補正文字列の方を表示し、一方、予め定められた所定数よりも少ない補正変換候補に対応する補正文字列については、変換候補の方を表示する。これにより、補正文字列ごとに、ユーザに提示すべき適切な表示対象(補正文字列または補正変換候補)が決定されるので、ユーザは目的の項目をより効率的に発見することができる。
〔実施形態5:ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置1の制御ブロック(特に制御部40の各ブロック)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置は、ユーザが入力した入力文字列に含まれる各文字のうちの少なくとも1文字を補正した複数の補正文字列(150)を生成する補正文字列生成手段(補正文字列生成部45)と、上記補正文字列生成手段が生成した上記複数の補正文字列のうち、少なくとも1つの補正文字列を、ユーザが選択できるように表示する補正文字列表示手段(文字変換制御部43)と、上記補正文字列表示手段が表示した上記少なくとも1つの補正文字列のうちの1つを選択する操作を受け付ける選択操作受付手段(入力情報制御部41)と、上記選択操作受付手段により選択された1つの上記補正文字列に対する少なくとも1つの変換候補(補正変換候補)を、ユーザが選択できるように表示する変換候補表示手段(文字変換制御部43)とを備えている。
上記の構成によれば、上記情報処理装置は、ユーザが入力した入力文字列を補正した複数の補正文字列を生成し、該複数の補正文字列のうち、少なくとも1つの補正文字列をユーザが選択できるように表示する。そして、ユーザによって該少なくとも1つの補正文字列のうちの1つが選択されると、選択された補正文字列に対する少なくとも1つの変換候補をユーザが選択できるように表示する。
これにより、ユーザが入力ミスをした後に、元々入力したかった正しい文字列と同じ補正文字列を選択すれば、当該正しい文字列に対する変換候補は表示されるが、その他の補正文字列に対する変換候補は同時に表示されない。すなわち、当該正しい文字列に対する変換候補が、多数の無関係な変換候補に埋もれた状態で表示されることがない。この結果、ユーザは、表示された変換候補の中から、目的の変換候補を効率的に探すことができるので、目的の変換候補を発見するまでに長い時間を要さずに済む。
以上のように、本発明に係る情報処理装置は、ユーザが入力ミスをした場合に、目的の変換候補を短い時間で発見することができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記補正文字列表示手段は、上記入力文字列に対する変換候補(通常変換候補)と共に、上記少なくとも1つの補正文字列を表示してもよい。
上記の構成によれば、上記情報処理装置は、補正文字列を表示する際に、入力文字列に対する変換候補も併せて表示する。よって、ユーザは、入力ミスがある場合は補正文字列を選択し、入力ミスがない場合は入力文字列に対する通常の変換候補を選択することができる。したがって、ユーザが入力ミスの有無に応じて適切な項目を選択できるという効果を奏する。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様2において、上記補正文字列表示手段は、上記入力文字列に対する変換候補と上記少なくとも1つの補正文字列とを互いに区別できるように表示してもよい。
上記の構成によれば、上記情報処理装置は、入力文字列に対する変換候補と、補正文字列とを互いに区別できるように表示する。したがって、ユーザは、入力ミスをしていない場合に選択すべき項目と、入力ミスをした場合に選択すべき項目とを容易に区別することができるという効果を奏する。
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1〜3の何れかにおいて、上記補正文字列生成手段が生成した上記複数の補正文字列のそれぞれに対する変換候補の数を算出する変換候補数算出手段(変換候補数算出部46)をさらに備え、上記補正文字列表示手段は、上記補正文字列生成手段が生成した上記複数の補正文字列のうち、上記変換候補数算出手段が算出した変換候補の数が一定数以上の上記補正文字列を表示してもよい。
上記の構成によれば、上記情報処理装置は、生成した複数の補正文字列のうち、対応する変換候補の数が一定数以上ある補正文字列を表示する。このような補正文字列は、日本語として意味をなす可能性が高いので、入力ミスをしたユーザが元々入力しようとしていた正しい文字列である可能性も高い。したがって、ユーザが、目的の変換候補を表示させるための補正文字列を効率的に選択することができるという効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム(本発明の態様5)、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(本発明の態様6)も、本発明の範疇に入る。
本発明の態様7に係る情報処理装置の制御方法は、ユーザが入力した入力文字列に含まれる各文字のうちの少なくとも1文字を補正した複数の補正文字列を生成する補正文字列生成ステップ(S12、S22、S34、S42)と、上記補正文字列生成ステップにて生成した上記複数の補正文字列のうち、少なくとも1つの補正文字列を、ユーザが選択できるように表示する補正文字列表示ステップ(S13、S25、S35、S44)と、上記補正文字列表示ステップにて表示した上記少なくとも1つの補正文字列のうちの1つを選択する操作を受け付ける選択操作受付ステップ(S14、S26、S36、S45)と、上記選択操作受付ステップにて選択された1つの上記補正文字列に対する少なくとも1つの変換候補を、ユーザが選択できるように表示する変換候補表示ステップ(S15、S27、S37、S46)とを含む。この構成によれば、上記情報処理装置と同様の効果を奏する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。たとえば、実施形態に示したフローチャートにおける各ステップを組み合わせ処理を実行する情報処理装置1およびその制御方法も、本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、タッチパネルを有する電子機器に好適に利用することができる。
10 入力部
20 表示部
30 記憶部
40 制御部
41 入力情報制御部(選択操作受付手段)
42 表示制御部
43 文字変換制御部(補正文字列表示手段、変換候補表示手段)
44 仮名漢字変換部
45 補正文字列生成部(補正文字列生成手段)
46 変換候補数算出部(変換候補数算出手段)
150 補正文字列

Claims (5)

  1. ユーザが入力した入力文字列に含まれる各文字のうちの少なくとも1文字を補正した複数の補正文字列を生成する補正文字列生成手段と、
    上記補正文字列生成手段が生成した上記複数の補正文字列のうち、少なくとも1つの補正文字列を、ユーザが選択できるように表示する補正文字列表示手段と、
    上記補正文字列表示手段が表示した上記少なくとも1つの補正文字列のうちの1つを選択する操作を受け付ける選択操作受付手段と、
    上記選択操作受付手段により選択された1つの上記補正文字列に対する少なくとも1つの変換候補を、ユーザが選択できるように表示する変換候補表示手段とを備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記補正文字列表示手段は、上記入力文字列に対する変換候補と共に、上記少なくとも1つの補正文字列を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記補正文字列表示手段は、上記入力文字列に対する変換候補と上記少なくとも1つの補正文字列とを互いに区別できるように表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 上記補正文字列生成手段が生成した上記複数の補正文字列のそれぞれに対する変換候補の数を算出する変換候補数算出手段をさらに備え、
    上記補正文字列表示手段は、上記補正文字列生成手段が生成した上記複数の補正文字列のうち、上記変換候補数算出手段が算出した変換候補の数が一定数以上の上記補正文字列を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
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