JP2015022325A - 電力消費量算出装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業コストや設備コストを増大させることなく、通信ネットワークを構成するネットワーク装置ごとの電力消費量を得る。
【解決手段】搭載物処理部14Bが、対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを設備情報DB12Aから取得し、消費量算出部14Cが、上記各機種のベース電力消費量を電力消費量DB13から取得し、これらベース電力消費量と上記装置数とを機種ごとに積和演算し、上記各種別のインターフェース電力消費量を電力消費量DB13から取得し、これらインターフェース電力消費量と上記搭載数とを種別ごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置全体における電力消費量を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、環境影響評価技術に関し、特に通信ネットワークを構成するネットワーク装置ごとに電力消費量を算出する電力消費量算出技術に関する。
近年、インターネットをはじめとする各種の通信ネットワークでは、利用者の増加やリッチコンテンツの増加に伴いトラフィック量の増加が起きている。そのため、通信ネットワークを構成する各種のネットワーク装置では、トラフィック量の増加に応じて電力消費量も増えている。また、トラフィックの変動に伴う増減設を繰り返すために、ネットワーク装置別の電力消費量を把握し、迅速で効率的な電力消費量の対策検討が求められている。
従来、このような電力消費量を把握する技術として、施設全体への電力を供給する高圧受電設備の電力監視盤から、施設全体で消費する電力の瞬時値を示す瞬時電力を収集し、通信網を介して各利用者端末へ配信する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2012−168689号公報
しかしながら、このような従来技術では、施設や受電設備を単位として電力消費量を把握して配信するものであるため、ネットワーク装置別の電力消費量など、より詳細に電力消費量を把握することは難しいという問題がある。
さらに、このような従来技術では、電力消費量の把握対象となる電力監視盤に、電力消費量を計測するためのセンサを付加することを前提としているため、ネットワーク装置別に電力消費量を計測するには、ネットワーク装置ごとにセンサを事前に取り付ける必要がある。このため、従来技術を適用して、通信ネットワークを構成する多くのネットワーク装置ごとに電力消費量を計測するには、作業コストや設備コストが大幅に増大するという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、作業コストや設備コストを増大させることなく、通信ネットワークを構成するネットワーク装置ごとの電力消費量を得ることができる電力消費量算出技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電力消費量算出装置は、通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置であって、前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを記憶する設備情報DBと、前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量DBと、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該対象ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを前記設備情報DBから取得する搭載物処理部と、前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらインターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた搭載数とを種別ごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置全体における電力消費量を算出する電力消費量算出部とを備えている。
また、本発明にかかる上記電力消費量算出装置の一構成例は、前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースの種別およびその搭載数について、当該ネットワーク装置の基本構成分とこの基本構成分に対する変動構成分とを記憶する装置構成設計仕様情報DBをさらに備え、前記搭載物処理部は、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対応するインターフェースの基本構成分種別およびその搭載数と、前記対象ネットワーク装置の変動構成分に対応するインターフェースの変動構成分種別およびその搭載数とを前記装置構成設計仕様情報DBから取得し、前記電力消費量算出部は、前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた基本構成分種別ごとに、基本構成分種別のインターフェースで消費される基本インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら基本インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた基本構成分の搭載数とを基本構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の基本構成分に関する基本電力消費量を算出し、前記搭載物処理部で得られた変動構成分種別ごとに、変動構成分種別のインターフェースで消費される変動インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変動インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変動構成分の搭載数とを変動構成分種別ごとに積和演算することにより、当該対象ネットワーク装置の変動構成分に関する変動構成分電力消費量を算出するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電力消費量算出装置の一構成例は、前記搭載物処理部が、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数を前記装置構成設計仕様情報DBから取得するとともに、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対して任意の変動構成分を適用してなる変更構成分を示す変更情報に基づいて、前記装置構成設計仕様情報DBから取得したこれら基本構成分および変動構成分に対応するインターフェースの種別およびその搭載数から、当該変更構成分に対応するインターフェースの変更構成分種別およびその搭載数を特定し、前記電力消費量算出部は、前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた変更構成分種別ごとに、変更構成分種別のインターフェースで消費される変更インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変更インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変更構成分の搭載数とを変更構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の変更構成分に関する変更構成分電力消費量を算出するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電力消費量算出装置の一構成例は、前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置のベース電力消費量が変化する変化要因に関する装置動作状況と、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースごとに、当該インターフェースのインターフェース電力消費量が変化する変化要因に関するインターフェース動作状況とを記憶する変化要因DBと、前記対象ネットワーク装置に関する装置動作状況およびインターフェース動作状況を前記変化要因DBから取得する変化要因処理部とをさらに備え、前記電力消費量DBは、前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置に関する装置動作状況でのベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースに関するインターフェース動作状況でのインターフェース電力消費量を記憶し、前記電力消費量算出部は、前記ベース電力消費量として、前記変化要因処理部で得られた前記対象ネットワーク装置の装置動作状況でのベース電力消費量を、前記電力消費量DBから取得するとともに、前記インターフェース電力消費量として、前記変化要因処理部で得られた前記対象ネットワーク装置のインターフェース動作状況でのインターフェース電力消費量を、前記電力消費量DBから取得するようにしたものである。
また、本発明にかかる他の電力消費量算出装置は、通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置であって、前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種と、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースの種別およびその搭載数について、当該ネットワーク装置の基本構成分とこの基本構成分に対する変動構成分とを記憶する装置構成設計仕様情報DBと、前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量DBと、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対応するインターフェースの基本構成分種別およびその搭載数と、前記対象ネットワーク装置の変動構成分に対応するインターフェースの変動構成分種別およびその搭載数とを前記装置構成設計仕様情報DBから取得する搭載物処理部と、前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた基本構成分種別ごとに、基本構成分種別のインターフェースで消費される基本インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら基本インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた基本構成分の搭載数とを基本構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の基本構成分に関する基本電力消費量を算出し、前記搭載物処理部で得られた変動構成分種別ごとに、変動構成分種別のインターフェースで消費される変動インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変動インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変動構成分の搭載数とを変動構成分種別ごとに積和演算することにより、当該対象ネットワーク装置の変動構成分に関する変動構成分電力消費量を算出する電力消費量算出部とを備えている。
また、本発明にかかる他の電力消費量算出装置は、通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置であって、前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種と、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースの種別およびその搭載数について、当該ネットワーク装置の基本構成分とこの基本構成分に対する変動構成分とを記憶する装置構成設計仕様情報DBと、前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量DBと、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数を前記装置構成設計仕様情報DBから取得するとともに、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対して任意の変動構成分を適用してなる変更構成分を示す変更情報に基づいて、前記装置構成設計仕様情報DBから取得したこれら基本構成分および変動構成分に対応するインターフェースの種別およびその搭載数から、当該変更構成分に対応するインターフェースの変更構成分種別およびその搭載数を特定する搭載物処理部と、前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた変更構成分種別ごとに、変更構成分種別のインターフェースで消費される変更インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変更インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変更構成分の搭載数とを変更構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の変更構成分に関する変更構成分電力消費量を算出する電力消費量算出部とを備えている。
また、本発明にかかる電力消費量算出方法は、通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置で用いられる電力消費量算出方法であって、設備情報DBが、前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを記憶する設備情報記憶ステップと、電力消費量DBが、前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量記憶ステップと、搭載物処理部が、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該対象ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを前記設備情報DBから取得する搭載物処理ステップと、電力消費量算出部が、前記搭載物処理ステップで得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理ステップで得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理ステップで得られた種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらインターフェース電力消費量と前記搭載物処理ステップで得られた搭載数とを種別ごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置全体における電力消費量を算出する電力消費量算出ステップとを備えている。
本発明によれば、ネットワーク装置ごとにセンサを事前に取り付ける必要がないため、作業コストや設備コストを増大させることなく、通信ネットワークを構成するネットワーク装置やネットワーク装置群を構成/収容する設備の電力容量を早急かつ柔軟に管理・改善できる。これにより、ネットワーク装置さらには通信ネットワークに関する環境への影響を簡便に評価することが可能となる。
また、センサによる実測とは異なり、稼働していないネットワーク装置の電力も算出できるため、現状の設備に対して設備の増減設や更改を行う場合に、設備の消費電力がどのように変化するかを容易に推算することが可能になり、設備を更改することによる消費電力削減の効果や、更改に必要な電源設備容量を、装置の機種名を入力するだけで、簡便にかつ比較的正確に推算することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。 ネットワーク装置の構成例である。 設備情報DBの構成例である。 電力消費量DBの構成例である。 第1の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。 装置構成設計仕様情報DBの説明例である。 対象NW構成タイプ情報の構成例である。 NW接続構成の構成例である。 構成情報の構成例である。 第2の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の動作を示すフローチャートである。 ネットワーク装置の構成例である。 装置構成設計仕様情報DBの構成例である。 電力消費量DBの構成例である。 第3の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。 変化要因DBの構成例である。 電力消費量DBの変化要因に関する構成例である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電力消費量算出装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。
この電力消費量算出装置10は、全体としてサーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、通信ネットワークを構成する各ネットワーク装置のうち、対象として指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する機能を有している。
図1に示すように、電力消費量算出装置10には、主な機能部として、データ入力部11、設備情報DB12A、電力消費量DB13、計算処理部14、およびデータ出力部15が設けられている。
データ入力部11は、全体としてキーボードなどの操作入力装置や、通信回線を介して外部装置とデータ通信を行う通信インターフェース部からなり、各種の入力情報を入力する機能を有している。主な入力情報としては、対象ネットワーク装置名などの電力消費量の算出対象となる対象ネットワーク装置を特定する情報のほか、電力消費量の算出に用いる各種入力情報がある。
設備情報DB12Aは、ハードディスクなどの記憶装置で構成されるデータベースからなり、各ネットワーク装置の配備状態を示す情報として、ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを記憶する機能を有している。
図2は、ネットワーク装置の構成例である。図3は、設備情報DBの構成例である。図2に示すように、ネットワーク装置X1には、複数の通信処理部が設けられており、これら通信処理部ごとに、1つまたは複数のインターフェースが搭載されている。設備DB12Aでは、ネットワーク装置xごとに、ネットワーク名(NW)、エリア情報、ビル情報、役割、機種、装置名、および装置数NX(x)と、当該ネットワーク装置xに搭載されているインターフェスの種別iとその搭載数NI(i)とが登録されている。
電力消費量DB13は、ハードディスクなどの記憶装置で構成されるデータベースからなり、ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する機能を有している。
図4は、電力消費量DBの構成例である。ここでは、ネットワーク装置の機種tごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量PXB(t)が登録されている。また、インターフェースの種別iごとに、当該種別iのインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量PI(i)が登録されている。
計算処理部14は、CPUおよびその周辺回路を有し、記憶部(図示せず)からプログラムを読み込んでCPUで実行することにより、電力消費量を算出するための各種処理部を実現する機能を有している。
計算処理部14で実現される主な処理部として、データ入力処理部14A、搭載物処理部14B、電力消費量算出部14C、およびデータ出力処理部14Dがある。
データ入力処理部14Aは、データ入力部11から入力された入力情報を取得して認識処理する機能を有している。これにより、当該入力情報で指定された各対象ネットワーク装置xが特定される。
搭載物処理部14Bは、データ入力処理部14Aで特定された各対象ネットワーク装置xの機種tおよびその装置数NX(t)と、当該対象ネットワーク装置xが搭載する各インターフェースの種別iおよびその搭載数NI(i)とを、設備情報DB12Aから取得する機能を有している。
電力消費量算出部14Cは、搭載物処理部14Bで得られた機種tごとに、当該機種tのネットワーク装置で消費されるベース電力消費量PXB(t)を電力消費量DB13から取得する機能と、これらベース電力消費量PXB(t)と搭載物処理部14Bで得られた装置数NXt)とを機種tごとに積和演算する機能と、搭載物処理部14Bで得られた種別iごとに、当該種別iのインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量PI(i)を電力消費量DB13から取得する機能と、これらインターフェース電力消費量PI(i)と搭載物処理部14Bで得られた搭載数NI(i)とを種別iごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置x全体における電力消費量PA(x)を算出する機能とを有している。
電力消費量算出部14Cにおける電力消費量PA(x)の算出式は、次の式(1)で表される。式(1)において、mは各対象ネットワーク装置xに含まれる機種の数であり、nは各対象ネットワーク装置xに搭載されているインターフェースに含まれる種別の数である。
Figure 2015022325
データ出力処理部14Dは、電力消費量算出部14Cで算出した電力消費量PA(x)のほか、電力消費量の算出に用いた各種情報を、データ出力部15に出力する機能を有している。
データ出力部15は、全体として、LCDなどの画面表示装置や、通信回線を介して外部装置とデータ通信を行う通信インターフェース部からなり、各種の出力情報を出力する機能を有している。主な出力情報としては、電力消費量算出部14Cで算出した電力消費量PA(x)のほか、電力消費量の算出に用いた各種情報がある。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる電力消費量算出装置10の動作について説明する。図5は、第1の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の動作を示すフローチャートである。
まず、データ入力処理部14Aは、データ入力部11から入力された入力情報を取得して、当該入力情報で指定された対象ネットワーク装置xを特定する(ステップ100)。
次に、搭載物処理部14Bは、データ入力処理部14Aで特定された対象ネットワーク装置xの機種tおよびその装置数NX(t)と、当該対象ネットワーク装置xが搭載する各インターフェースの種別iおよびその搭載数NI(i)とを、設備情報DB12Aから取得する(ステップ101)。
続いて、電力消費量算出部14Cは、搭載物処理部14Bで得られた機種tごとに、当該機種tのネットワーク装置で消費されるベース電力消費量PXB(t)を電力消費量DB13から取得するとともに、搭載物処理部14Bで得られた種別iごとに、当該種別iのインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量PI(i)を電力消費量DB13から取得する(ステップ102)。
この後、電力消費量算出部14Cは、前述した式(1)に基づいて、これらベース電力消費量PXB(t)と搭載物処理部14Bで得られた装置数NI(t)とを機種tごとに積和演算するとともに、これらインターフェース電力消費量PI(i)と搭載物処理部14Bで得られた搭載数NI(i)とを種別iごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置x全体における電力消費量PA(x)を算出し(ステップ103)、一連の電力消費量算出処理を終了する。
したがって、例えば入力情報において、対象ネットワーク装置xとして装置名「X3」が指定された場合、図3の設備情報DB12Aから、機種tおよび装置数NX(t)として、「T2]および「1」が取得されるとともに、インターフェースの種別iおよび搭載数NI(i)として「B3,C4」および「3」,「3」が取得される。
また、図4の電力消費量DB13から、対象ネットワーク装置xの機種「T2」に関するベース電力消費量PB(T2)として「120」が取得されるとともに、インターフェースの種別「C3,C4」のインターフェース電力消費量PI(C3),PI(C4)として、「5」,「15」が取得される。
これにより、前述した式(1)に基づいて、電力消費量PX(x)=1×120+(3×5)+(3×15)=180Wと算出される。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、搭載物処理部14Bが、対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該対象ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを設備情報DB12Aから取得し、電力消費量算出部14Cが、搭載物処理部14Bで得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を電力消費量DB13から取得し、これらベース電力消費量と搭載物処理部14Bで得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、搭載物処理部14Bで得られた種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を電力消費量DB13から取得し、これらインターフェース電力消費量と搭載物処理部14Bで得られた搭載数とを種別ごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置全体における電力消費量を算出するようにしたものである。
これにより、ネットワーク装置ごとにセンサを事前に取り付ける必要がないため、作業コストや設備コストを増大させることなく、通信ネットワークを構成するネットワーク装置ごとの電力消費量を得ることができ、ネットワーク装置における環境への影響を簡便に評価することが可能となる。
したがって、現状のネットワーク設備に対して設備の増減設や更改を行う場合に、設備の消費電力がどのように変化するかを容易に算出することが可能になり、設備を更改することによる消費電力削減の効果や、更改に必要な電源設備容量を、対象となるネットワーク装置を指定するだけで、極めて簡便に、かつ、比較的正確に、算出することが可能となる。
また、設備情報DB12Aについては、通信ネットワークの設備管理に用いている既存のデータベースを使用できるため、新たなデータベースを構築する必要がなく、極めて容易に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、指定した装置名X3を持つ対象ネットワーク装置xに関する電力消費量を算出する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、データ入力部11において、装置名に代えてとして機種T1を指定すれば、搭載物処理部14Bが、機種T1からなる各ネットワーク装置の装置数、搭載インターフェース、およびその搭載数を、設備情報DB12Aから検索して取得し、これ以降、前述と同様にして、機種T1のネットワーク装置全体に関する電力消費量を算出する。
さらに、設備情報DB12Aに、各ネットワーク装置に関する役割、NW別、エリア情報、ビル情報などの分類情報を事前に登録しておけば、これら分類別の電力消費量を容易に算出することが可能となる。
例えば、ビル情報が登録してあれば、ビル別の電力消費量を算出することができる。また、エリア情報が登録してあれば、県別や国別等の電力消費量を算出できる。さらに、NW別の情報があれば、電話用やインターネット用等の電力消費量を算出できる。
また、役割別として、例えば、機能に関する分類が登録してあれば、転送用、伝送用、制御用、認証用等の分類に電力消費量を算出でき、機能の役割による分類が登録してあれば、ルータ、スイッチ、サーバ、セッションサーバ、監視サーバ等の役割ごとに電力消費量を算出できる。
さらに、複数の分類を組合せて入力することによって、特定のビルの特定のNWの特定の役割の電力消費量を算出することもできる。例えば、入力情報として、NWがβで、エリア情報がK県という入力情報を入力すると、搭載物処理部14Bは、図4の設備情報DB12Aから、ネットワーク装置については、機種T3が1台、機種T5が1台、インターフェースについては、種別C4が3つ、機種C5が3つという情報を取得する。これら情報と電力消費量DB13の情報とから、電力消費量算出部14Cにより、βNWでかつK県にあるネットワーク装置における電力消費量の合計が算出され、データ出力される。
[第2の実施の形態]
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電力消費量算出装置10について説明する。図6は、第2の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、ネットワーク装置に搭載されたインターフェースおよびその搭載数が固定されていることを前提として電力消費量を算出する場合を例として説明した。しかしながら、ネットワーク装置は、例えば使用される通信ネットワークの構成タイプなど、当該装置の設置・稼働状況に応じて、搭載されるインターフェースおよびその搭載数が変更されるため、これに応じて当該装置での電力消費量も変動する。本実施の形態では、このように、ネットワーク装置の構成変化に応じて変動する電力消費量を算出する場合について説明する。
本実施の形態においては、設備情報DB12Aに代えて、装置構成設計仕様情報DB12Bを備えている。装置構成設計仕様情報DB12Bは、ハードディスクなどの記憶装置で構成されるデータベースからなり、ネットワーク装置の装置構成に関する設計仕様情報として、ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースの種別およびその搭載数について、基本構成分とこの基本構成分に対する変動構成分とを記憶する機能を有している。
図7は、装置構成設計仕様情報DBの説明例である。装置構成設計仕様情報DB12Bには、ネットワーク装置ごとに、当該装置の基本構成、搭載インターフェース情報(インターフェース仕様やインターフェース接続組合せ情報等)、装置搭載可能数量情報、各装置間の接続情報を含む装置間接続設計仕様(装置接続組合せや装置間接続リンク情報等)などが登録されている。
この際、ノード名や装置名等に対応した搭載条件として、搭載インターフェース種、インターフェース種ごとの接続仕様やそのデータ伝送処理容量等のインターフェース条件、インターフェース種ごとの組合せ条件、搭載可能数量等が登録されている。また、装置間接続条件として、装置間接続リンク情報(装置間接続仕様やリンクデータ処理容量等)、装置間接続構成(対象ネットワーク装置の隣接装置間の接続関係等)が登録されている。さらに、各装置、および装置相互間の増/減設インターフェース搭載基本設計条件として、装置ごとの基本インターフェース搭載数や搭載位置条件、装置相互間リンク情報算出規定が登録されている。
例えば、NW構成タイプ情報の1つとして、NW接続構成がTree構造であるとした場合、NWを構成するノードは階層構造を持っており、上位層のノードと下位層のノードのとの接続があり、上位層に比べて下位層の接続数が多く(例:上位層接続1、下位層接続2など)、その間のリンク接続情報の1つである伝送処理容量の単位接続当たりの大きさが上位層の値が下位層の値と比べて大きく、場合によってはそれぞれの接続数と単位接続当たりの伝送処理容量が設計基準としてある一定の式で表現できる構成になるといったことが上記の装置構成設計仕様情報DB12B内の対象ネットワーク装置の装置間接続条件や搭載基本設計条件等の情報から抽出できる。
このような装置構成設計仕様情報からすれば、ネットワーク装置の構成は、装置本体やベースとして搭載するインターフェースなど、ネットワーク装置の設置・稼働状況に左右されない基本的な構成からなる基本構成分と、増設用インターフェースなど、ネットワーク装置の設置・稼働状況に応じて増減するオプション的な構成からなる変動構成分に大別できる。
ここで、変動構成分は、設置・稼働状況に応じて複数の組合せが存在し、各組合せに応じて電力消費量が異なる。このため、本実施の形態では、入力情報で算出対象となる組合せを特定し、当該組合せに応じて電力消費量を算出する。
この際、組合せについては、対象装置に関する構成情報で、ネットワーク装置の設置・稼働状況を指定することにより、装置構成設計仕様情報DB12Bを参照して、実際に各ネットワーク装置に搭載されるインターフェースの種別や搭載数を決定し、ネットワーク装置に関する変更後の変更構成分を特定してもよく、構成情報内の変更情報で、実際に各ネットワーク装置に搭載するインターフェースの種別や搭載数を詳細に指定して、変更構成分を特定してもよい。
したがって、算出対象となる変更構成分が特定される場合には、前述した式(1)に基づいて、対象ネットワーク装置の変更構成分に関する変更構成分電力消費量を算出することができる。
図8は、対象NW構成タイプ情報の構成例である。ここでは、NW接続構成情報(NWを構成するノードとそれらの接続形態、必要によりさらに相互接続されるノード間のリンク情報等)、NW冗長化の有無情報、エリアやノード名、および装置名等の評価対象を特定する情報などが含まれている。
図9は、NW接続構成の構成例である。ここでは、NW接続構成の構成例として、Tree型、Ring型、Cluster型、Mesh型が示されている。これらのNW型が対象NW構成タイプ情報に含まれている。
図10は、構成情報の構成例である。ここでは、対象とする装置機種名や装置名、装置搭載インターフェース条件(搭載対象のインターフェース名やその装置数、もしくは接続する際のリンクの数量やそのデータ処理容量に関連する種類等)などが含まれている。この際、基準となる現行の搭載インターフェース情報と変更想定後の搭載インターフェース情報(主に搭載インターフェース名とその装置数等、その他に装置間インターフェースのデータ処理容量(伝送処理容量)の値も含む)などが含まれていれば、搭載インターフェース構成とその消費電力の比較が可能である。
以上の情報により、消費電力量を算出するための対象ネットワーク装置や装置群を特定し、その装置や装置間の接続状態をデータ入力処理部14Aにより想定もしくは規定できる。
これにより、これらの入力情報を用い、以下の装置構成設計仕様情報DB12B内の要素情報を用いることで、対象ネットワーク装置を中心とした装置間のリンク接続情報、および表に示すような対象ネットワーク装置のインターフェース搭載構成例を、搭載物処理部14Bにて抽出することができる。
一方、対象装置に関する構成情報で、予め用意しておいた組合せのうちから算出対象とする組合せを、選択するようにしてもよい。この場合、装置構成設計仕様情報DB12Bに、基本構成分と変動構成分とに関するインターフェースの種別とその搭載数とを登録しておけば、基本構成分に対応する基本構成分電力消費量と、変動構成分に対応する変動構成分電力消費量を算出することができる。
このうち、基本電力消費量PB(x)は、前述した式(1)のうち、NI(i)に代えて、対象ネットワーク装置xに基本構成分として搭載される基本インターフェースiの基本搭載数NIB(i)を用いることにより求められ、次の式(2)で表される。式(2)において、nbは各対象ネットワーク装置xに搭載されている基本インターフェースに含まれる種別の数である。
Figure 2015022325
一方、変動構成分電力消費量PC(x)は、対象ネットワーク装置xに変動構成分として搭載される変動インターフェースを示す種別jについて、これら種別jの変動搭載数NIC(j)と、これら種別jの変動インターフェースで消費されるインターフェース電力消費量PI(j)とを、種別jごとに積和演算して求められ、次の式(3)で表される。式(3)において、ncは各対象ネットワーク装置xに搭載されている変動インターフェースに含まれる種別の数である。
Figure 2015022325
[第2の実施の形態の動作]
次に、図11を参照して、本実施の形態にかかる電力消費量算出装置10の動作について説明する。図11は、第2の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の動作を示すフローチャートである。
ここでは、入力情報の構成情報に、対象ネットワーク装置に関する変更情報が含まれるか否かに応じて、変更情報で指定された変更構成分に関する変更構成分電力消費量を算出する場合と、基本構成分に対応する基本構成分電力消費量と、変動構成分に対応する変動構成分電力消費量を算出する場合とを切り替える処理例について説明する。なお、これら2つの算出処理については、変更情報の有無により切り替えるのではなく、入力情報での指定により、それぞれの処理を独立して実行するようにしてもよい。
まず、データ入力処理部14Aは、データ入力部11から入力された入力情報を取得して、当該入力情報で指定された対象ネットワーク装置xを特定する。また、ネットワーク(NW)を構成する装置間の接続状態を示すNW接続構成や冗長化の有無等からなる対象NW構成タイプ情報と 対象ネットワーク装置やそれを含む装置群を特定するための種類や機種名・装置名等、また対象ネットワーク装置/群の構成を見積もるための搭載インターフェース条件や接続条件等からなる対象ネットワーク装置の変更情報を確認する(ステップ200)。
次に、搭載物処理部14Bは、データ入力処理部14Aで認識された入力情報に、対象ネットワーク装置の搭載インターフェースに関する搭載装置数やデータ処理容量等の現行(前提基準)および変更(比較条件)に関する比較対象情報など、対象ネットワーク装置の変更情報が含まれているかどうか確認する(ステップ201)。
ここで、入力情報に変更情報が含まれている場合(ステップ201:NO)、搭載物処理部14Bは、対象NW構成タイプ情報のNW接続構成(例えば、Tree型NW接続のMetro系・ルータやリンク情報等のその隣接装置間接続条件等)や冗長化対策の有無等のNW内ノードの種別に対応する装置間接続条件を基にして、装置構成設計仕様情報DB12Bより、対象ネットワーク装置の搭載インターフェースの基本構成や、搭載時の組合せ、および搭載可能最大/最小数等の規定情報を取得する(ステップ202)。
この際、入力された対象ネットワーク装置の搭載インターフェースに関する搭載装置数やデータ処理容量等の変更情報が、その規定範疇内にあり適応可能であれば、搭載物処理部14Bは、この変更情報に基づいて、装置構成設計仕様情報DB12Bから取得した、基本構成分および変動構成分に対応するインターフェースの種別およびその搭載数から、当該変更構成分に対応するインターフェースの変更構成分種別iおよびその搭載数NI(i)を特定する(ステップ202)。なお、変更情報が、規定範疇内にない場合、搭載物処理部14Bは、所定のエラー処理をして、電力消費量算出処理を中止する。
この後、電力消費量算出部14Cは、搭載物処理部14Bで得られた各機種tのネットワーク装置で消費されるベース電力消費量PXB(t)と、搭載物処理部14Bで得られた各変更構成分種別iのインターフェースで消費される変更インターフェース電力消費量PI(i)とを、電力消費量DB13から取得する(ステップ203)。
続いて、電力消費量算出部14Cは、前述した式(1)に基づいて、これらベース電力消費量PXB(t)と搭載物処理部14Bで得られた装置数NX(t)とを機種tごとに積和演算するとともに、これら変更インターフェース電力消費量PI(i)と搭載物処理部14Bで得られた変更構成分の搭載数BI(i)とを変更構成分種別iごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、対象ネットワーク装置x全体における変更後構成に対応した電力消費量PA(x)を算出し(ステップ204)、一連の電力消費量算出処理を終了する。
一方、入力情報に変更情報が含まれていない場合(ステップ201:YES)、搭載物処理部14Bは、前述と同様にして、装置構成設計仕様情報DB12Bより、対象NW構成タイプ情報のNW内ノードの種別等の情報(機器の機能を示すNW内ノード名もしくは機器を特定する装置名等)に応じた対象ネットワーク装置の搭載インターフェースの基本構成や、搭載時の組合せ、および搭載可能最大/最小数量等の搭載規定情報を取得し、基本構成として搭載される基本構成分の基本インターフェースib(構成種類)およびその搭載数NI(ib)と、対象ネットワーク装置の増減設可能な変動構成として搭載される変動構成分の変動インターフェースic(構成種類)およびその搭載数NI(ic)を取得する(ステップ205)。
この後、電力消費量算出部14Cは、搭載物処理部14Bで得られた各機種tのネットワーク装置で消費されるベース電力消費量PXB(t)と、搭載物処理部14Bで得られた各基本構成分種別iのインターフェースで消費される基本インターフェース電力消費量PI(i)と、搭載物処理部14Bで得られた変動構成分種別jのインターフェースで消費される変動インターフェース電力消費量PI(j)とを、電力消費量DB13から取得する(ステップ206)。
続いて、電力消費量算出部14Cは、前述した式(4)に基づいて、これらベース電力消費量PXB(t)と搭載物処理部14Bで得られた装置数NX(t)とを機種tごとに積和演算し、これら基本インターフェース電力消費量PI(i)と搭載物処理部14Bで得られた基本構成分の搭載数NI(i)とを基本構成分種別iごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、基本構成分に関する基本電力消費量PB(x)を算出する(ステップ207)。
また、電力消費量算出部14Cは、前述した式(5)に基づいて、これら変動インターフェース電力消費量PI(j)と搭載物処理部14Bで得られた変動構成分の搭載数NI(j)とを変動構成分種別jごとに積和演算することにより、対象ネットワーク装置xの変動構成分を含む電力消費量PC(x)を算出して(ステップ207)、一連の電力消費量算出処理を終了する。
このようにして、本実施の形態では、対象ネットワーク装置名等から対象ネットワーク装置の搭載インターフェースの基本分とその変動構成分とその組合せの規定情報、例えば、搭載量等の前提および比較条件からなる比較対象情報等から対象ネットワーク装置と関連装置間の接続構成とそれら装置の搭載可能なインターフェースの構成種類とその装置数といった組合せ規定情報が抽出され、さらに電力消費量DB13より、各対象ネットワーク装置のベース電力とそれら搭載インターフェースの電力消費量の情報が取得される。
そして、取得した対象ネットワーク装置の搭載インターフェースの搭載可能な構成種類とその装置数、各対象ネットワーク装置のベース電力と搭載インターフェースの電力消費量を元に、対象ネットワーク装置の変更情報がある場合は、搭載インターフェースの種類ごとの装置数とその電力消費量との積和演算結果と対象ネットワーク装置のベース電力消費量の和によって、対象ネットワーク装置内インターフェース搭載変更前後の電力消費量が算出される。この際、変更情報を適用しない構成に関する電力消費量を、前述した式(1)に基づいて別途算出して、比較出力してもよく、両者の差分を出力してもよい。
また、対象ネットワーク装置の変更情報がない場合は、対象ネットワーク装置ごとの搭載インターフェースの種類ごとの装置数とその電力消費量との積和演算結果と対象ネットワーク装置のベース電力消費量の和によって、対象システムの電力消費量の基本分と変更可能な変動範囲分が算出される。特に、装置構成設計仕様情報DB12Bに、変動構成分として、ネットワーク装置に対して搭載可能なインターフェースをすべて搭載した場合を登録しておけば、当該ネットワーク装置における最大電力消費量を求めることもでき、ネットワーク設計に有用な情報を得ることができる。
図12は、ネットワーク装置の構成例である。図13は、装置構成設計仕様情報DBの構成例である。図14は、電力消費量DBの構成例である。
例えば、対象としてネットワーク装置X1が指定され、変更情報でタイプt1−1と同様の構成が変更後構成として指定された場合、インターフェースB1,B2,B3,B4,C1,C2,C3,C4のそれぞれの搭載数が、3,1,6,4,4,6,3,1となる。このため、ネットワーク装置X1の変更後構成に対応した電力消費量PA(X1)は、これらインターフェースの搭載数と図14の電力消費量とから、前述の式(1)に基づいて、PA(X1)=1×100+3×60+1×50+6×30+4×15+4×20+6×10+3×5+1×2=727Wとなる。
また、変更情報が指定されず、入力情報でタイプt2−1が指定された場合、ネットワーク装置X1の基本構成分と比較して、変動構成分のインターフェースA1,B3,C2のそれぞれの搭載数が、1,4,2となる。このため、ネットワーク装置X1の基本構成分に関する基本電力消費量PB(X1)は、前述の式(2)に基づいて、PB(X1)=1×100+2×60+2×30+2×15+2×20+2×10+2×5=380Wとなり、変動構成分に関する変動電力消費量PC(X1)は、前述の式(3)に基づいて、PC(X1)=1×80+1×30+2×10=230Wとなる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態によれば、NW内ノードの種別や特定装置名/群の情報等の対象NW構成タイプ情報を用いて、対象ネットワーク装置名等を特定し、上記装置構成設計仕様情報DB12B内情報のインターフェース搭載条件や装置間接続条件により、対象ネットワーク装置ごとの搭載インターフェースの基本搭載条件や搭載可能な変動要素条件を抽出することができ、その情報を元に、電力消費量DB13からその情報を構成する各搭載インターフェース等の単位当たりの電力消費量を抽出し、その総和を取ることで、対象ネットワーク装置の基本構成消費電力と、その対象ネットワーク装置の基本構成消費電力からの変動消費電力分を算出することができる。したがって、特定装置の使用電力消費量の把握、およびネットワークを設計する上での設備電源の電力容量の換算に利用することができる。
また、対象ネットワーク装置を中心とした隣接装置間接続条件等の対象NW構成タイプ情報と対象ネットワーク装置の搭載インターフェースに関する搭載装置数やデータ処理容量等の現行(前提基準)および変更(比較条件)に関する比較対象情報等の対象ネットワーク装置(/変更)情報を用いることで、上記と同様に抽出した対象ネットワーク装置ごとの搭載インターフェースの基本搭載条件や搭載可能な変動要素条件に対して、まずは入力条件が実現可能かどうかを比較判断し、抽出した条件の範囲にあり可能である場合には、その入力条件を満たす対象ネットワーク装置の搭載インターフェースの種類やその装置数、組合せ結果が取得でき、次にその結果を用いて、電力消費量DB13からの情報を元に対象ネットワーク装置の電力消費量を算出できる。これにより、対象ネットワーク装置やその装置群の増減設を実施する上での使用電力変動量を事前に概算し、導入仕様の実現性検討ができる。
[第3の実施の形態]
次に、図15を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電力消費量算出装置10について説明する。図15は、第3の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態にかかる設備情報DB12Aと第2の実施の形態にかかる装置構成設計仕様情報DB12Bの両方を備えたものである。
この場合、設備情報DB12Aより対象となるネットワーク装置やこれら装置群の既存の搭載パッケージ情報を元に、装置構成設計仕様情報DB12Bから取得可能な対象ネットワーク装置の搭載パッケージの種類やその組合せ、および搭載可能な最大/最小の数量に関する情報を用いて、その差を比較することで、さらに増減設可能な搭載インターフェースの種類や装置数を抽出したり、時には設備情報DB12A内の記載不足や誤記等の不備を装置構成設計仕様情報DB12B内にある対象ネットワーク装置の搭載インターフェース規定等の情報を元に、考慮・修正・補正し、その再抽出したインターフェース搭載種別や装置数から対象ネットワーク装置等の電力消費量を前述と同様の方法で算出できる。
また、新規設置後の装置やインターフェース等の増減設、および装置構成設計仕様情報DB12Bに対して新規/改訂技術を含む搭載パッケージ関連変更情報の追加/削減が発生した際に、現状の設備情報DB12A内にある既存の搭載パッケージ情報とその搭載情報から算出した電力消費量を元に、装置構成設計仕様情報DB12B内にある対象ネットワーク装置の搭載インターフェース規定等の情報から、同様の装置間接続状態での搭載可能な搭載インターフェースの種類および装置数を含めた組合せパターンとそれぞれの消費電力消費量の比較結果を算出することで、電力消費量に関して既存設備と比較してより最適な搭載パッケージ組合せ構成情報を抽出することができる。
[第4の実施の形態]
次に、図16を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる電力消費量算出装置10について説明する。図16は、第4の実施の形態にかかる電力消費量算出装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる電力消費量算出装置10には、第1の実施の形態にかかる設備情報DB12Aに加えて、変化要因DB12Cが設けられており、計算処理部14には、変化要因処理部14Eが設けられている。
電力消費量DB13の電力消費量は設計電力値、または、実測電力値の定値である。ネットワーク装置によっては、利用状況に応じて、電力消費量(トラフィック量、CPU使用率、メモリ使用率、FAN回転数等)が変わることがある。本実施の形態では、より詳細な電力消費量を算出するため、これら変動要素を考慮して算出する。
変化要因DB12Cは、ハードディスクなどの記憶装置で構成されるデータベースからなり、通信ネットワークを構成するネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置のベース電力消費量が変化する変化要因に関する装置動作状況と、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースごとに、当該インターフェースのインターフェース電力消費量が変化する変化要因に関するインターフェース動作状況とを記憶する機能を有している。
この場合、変化要因DB12Cは、監視等のために取得されている監視情報に基づいて構成すればよい。装置動作状況としては、FAN回転数、CPU使用率、メモリ使用率などの情報を用い、インターフェース動作状況としては、吸気温度、通信速度などの情報を用いればよい。
図17は、変化要因DBの構成例である。例えば、図17の例では、ネットワーク装置X1に搭載されている各インターフェースに関する、ある時点におけるインターフェース動作状況として、吸気温度が20℃で、インターフェースA1の通信速度が2(Gbit)、インターフェースB1の通信速度が3(Gbit)、インターフェースB2の通信速度が8(Gbit)であることを示している。
また、ネットワーク装置X7に関する、ある時点における装置動作状況として、FAN回転数が1500rpm、CPU使用率が70%、メモリ使用率が50%であることを示している。
図18は、電力消費量DBの変化要因に関する構成例である。電力消費量DB13は、前述したベース電力消費量およびインターフェース電力消費量に加えて、ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置に関する装置動作状況でのベース電力消費量を記憶するとともに、インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースに関するインターフェース動作状況でのインターフェース電力消費量を記憶する。図18の例では、インターフェース電力消費量として、インターフェース動作状況の単位変化量当たりの単位インターフェース電力消費量が登録されている。
電力消費量算出部14Cは、ベース電力消費量として、変化要因処理部14Eで得られた対象ネットワーク装置の装置動作状況でのベース電力消費量を、電力消費量DB13から取得するとともに、インターフェース電力消費量として、変化要因処理部14Eで得られた対象ネットワーク装置のインターフェース動作状況でのインターフェース電力消費量を、電力消費量DB13から取得する機能を有している。
例えば、変化要因DB12Cから、ネットワーク装置X7のネットワーク装置の装置動作状況としてFAN回転数=1500rpmが得られた場合、ネットワーク装置X7が属する機種T5に基づいて、ベース電力消費量=180Wが電力消費量DB13から取得されて、その電力消費量算出に用いられる。
一般的には、ネットワーク装置の機種をkとし、機種kの装置動作状況をQ(k)とし、任意の機種kの任意の装置動作状況Q(k)におけるベース電力消費量を電力消費量DB13から取得する関数をPQ(k,Q(k))とした場合、機種kの装置動作状況Q(k)におけるベース電力消費量P’(k)は、次の式(4)で表される。
Figure 2015022325
なお、k,Q(k),P’(k)をそれぞれインターフェース種別、インターフェース動作状況、インターフェース電力消費量と見なせば、式(4)をインターフェースに関するインターフェース電力消費量の算出にも適用できる。
また、ネットワーク装置X1のインターフェース種別B1のインターフェース動作状況として通信速度=3(Gbit)が得られた場合、種別B1に基づいて、インターフェース電力消費量=50(基準)+2(変化量)×3(Gbit)=56Wが電力消費量DB13から取得されて、その電力消費量算出に用いられる。
一般的には、インターフェース種別のkとし、種別kのインターフェース動作状況をQ(k)とし、種別kの単位インターフェース電力消費量をΔP(k)とし、インターフェース動作状況がゼロの場合における基準電力消費量をPS(k)とした場合、種別kのインターフェース動作状況Q(k)におけるインターフェース電力消費量P’(k)は、次の式(5)で表される。
Figure 2015022325
なお、k,Q(k),ΔP(k),P’(k)をそれぞれネットワーク装置機種、装置動作状況、単位装置電力消費量、ベース電力消費量と見なせば、式(5)をネットワーク装置に関するベース電力消費量の算出にも適用できる。
変動要素がないインターフェース、あるいは、変動要素に伴う電力消費量がない場合については、設計電力消費量や最大実測電力消費量をそのまま加算すればよい。
また、変化要因を考慮する変化要因処理部14Eおよび変化要因DB12Cを、前述した図6、図15に追加することによって、同様に変化要因を考慮した詳細な電力消費量算出が可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…電力量算出装置、11…データ入力部、12A…設備情報DB、12B…装置構成設計仕様情報、12C…変化要因DB、13…電力消費量算出部、14…計算処理部、14A…データ入力処理部、14B…搭載物処理部、14C…電力消費量算出部、14D…データ出力処理部、14E…変化要因処理部、15…データ出力部。

Claims (7)

  1. 通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置であって、
    前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを記憶する設備情報DBと、
    前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量DBと、
    前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該対象ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを前記設備情報DBから取得する搭載物処理部と、
    前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらインターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた搭載数とを種別ごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置全体における電力消費量を算出する電力消費量算出部と
    を備えることを特徴とする電力消費量算出装置。
  2. 請求項1に記載の電力消費量算出装置において、
    前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースの種別およびその搭載数について、当該ネットワーク装置の基本構成分とこの基本構成分に対する変動構成分とを記憶する装置構成設計仕様情報DBをさらに備え、
    前記搭載物処理部は、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対応するインターフェースの基本構成分種別およびその搭載数と、前記対象ネットワーク装置の変動構成分に対応するインターフェースの変動構成分種別およびその搭載数とを前記装置構成設計仕様情報DBから取得し、
    前記電力消費量算出部は、前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた基本構成分種別ごとに、基本構成分種別のインターフェースで消費される基本インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら基本インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた基本構成分の搭載数とを基本構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の基本構成分に関する基本電力消費量を算出し、前記搭載物処理部で得られた変動構成分種別ごとに、変動構成分種別のインターフェースで消費される変動インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変動インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変動構成分の搭載数とを変動構成分種別ごとに積和演算することにより、当該対象ネットワーク装置の変動構成分に関する変動構成分電力消費量を算出する
    ことを特徴とする電力消費量算出装置。
  3. 請求項2に記載の電力消費量算出装置において、
    前記搭載物処理部は、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数を前記装置構成設計仕様情報DBから取得するとともに、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対して任意の変動構成分を適用してなる変更構成分を示す変更情報に基づいて、前記装置構成設計仕様情報DBから取得したこれら基本構成分および変動構成分に対応するインターフェースの種別およびその搭載数から、当該変更構成分に対応するインターフェースの変更構成分種別およびその搭載数を特定し、
    前記電力消費量算出部は、前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた変更構成分種別ごとに、変更構成分種別のインターフェースで消費される変更インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変更インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変更構成分の搭載数とを変更構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の変更構成分に関する変更構成分電力消費量を算出する
    ことを特徴とする電力消費量算出装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の電力消費量算出装置において、
    前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置のベース電力消費量が変化する変化要因に関する装置動作状況と、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースごとに、当該インターフェースのインターフェース電力消費量が変化する変化要因に関するインターフェース動作状況とを記憶する変化要因DBと、
    前記対象ネットワーク装置に関する装置動作状況およびインターフェース動作状況を前記変化要因DBから取得する変化要因処理部とをさらに備え、
    前記電力消費量DBは、前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置に関する装置動作状況でのベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースに関するインターフェース動作状況でのインターフェース電力消費量を記憶し、
    前記電力消費量算出部は、前記ベース電力消費量として、前記変化要因処理部で得られた前記対象ネットワーク装置の装置動作状況でのベース電力消費量を、前記電力消費量DBから取得するとともに、前記インターフェース電力消費量として、前記変化要因処理部で得られた前記対象ネットワーク装置のインターフェース動作状況でのインターフェース電力消費量を、前記電力消費量DBから取得する
    ことを特徴とする電力消費量算出装置。
  5. 通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置であって、
    前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種と、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースの種別およびその搭載数について、当該ネットワーク装置の基本構成分とこの基本構成分に対する変動構成分とを記憶する装置構成設計仕様情報DBと、
    前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量DBと、
    前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対応するインターフェースの基本構成分種別およびその搭載数と、前記対象ネットワーク装置の変動構成分に対応するインターフェースの変動構成分種別およびその搭載数とを前記装置構成設計仕様情報DBから取得する搭載物処理部と、
    前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた基本構成分種別ごとに、基本構成分種別のインターフェースで消費される基本インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら基本インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた基本構成分の搭載数とを基本構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の基本構成分に関する基本電力消費量を算出し、前記搭載物処理部で得られた変動構成分種別ごとに、変動構成分種別のインターフェースで消費される変動インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変動インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変動構成分の搭載数とを変動構成分種別ごとに積和演算することにより、当該対象ネットワーク装置の変動構成分に関する変動構成分電力消費量を算出する電力消費量算出部と
    を備えることを特徴とする電力消費量算出装置。
  6. 通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置であって、
    前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種と、当該ネットワーク装置が搭載するインターフェースの種別およびその搭載数について、当該ネットワーク装置の基本構成分とこの基本構成分に対する変動構成分とを記憶する装置構成設計仕様情報DBと、
    前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量DBと、
    前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数を前記装置構成設計仕様情報DBから取得するとともに、前記対象ネットワーク装置の基本構成分に対して任意の変動構成分を適用してなる変更構成分を示す変更情報に基づいて、前記装置構成設計仕様情報DBから取得したこれら基本構成分および変動構成分に対応するインターフェースの種別およびその搭載数から、当該変更構成分に対応するインターフェースの変更構成分種別およびその搭載数を特定する搭載物処理部と、
    前記搭載物処理部で得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理部で得られた変更構成分種別ごとに、変更構成分種別のインターフェースで消費される変更インターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これら変更インターフェース電力消費量と前記搭載物処理部で得られた変更構成分の搭載数とを変更構成分種別ごとに積和演算し、得られた2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置の変更構成分に関する変更構成分電力消費量を算出する電力消費量算出部と
    を備えることを特徴とする電力消費量算出装置。
  7. 通信用のインターフェースを介してデータ通信を行う各ネットワーク装置のうち、指定された対象ネットワーク装置での電力消費量を算出する電力消費量算出装置で用いられる電力消費量算出方法であって、
    設備情報DBが、前記ネットワーク装置ごとに、当該ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを記憶する設備情報記憶ステップと、
    電力消費量DBが、前記ネットワーク装置の機種ごとに、当該機種のネットワーク装置本体で消費されるベース電力消費量を記憶するとともに、前記インターフェースの種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を記憶する電力消費量記憶ステップと、
    搭載物処理部が、前記対象ネットワーク装置の機種およびその装置数と、当該対象ネットワーク装置が搭載する各インターフェースの種別およびその搭載数とを前記設備情報DBから取得する搭載物処理ステップと、
    電力消費量算出部が、前記搭載物処理ステップで得られた機種ごとに、当該機種のネットワーク装置で消費されるベース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらベース電力消費量と前記搭載物処理ステップで得られた装置数とを機種ごとに積和演算し、前記搭載物処理ステップで得られた種別ごとに、当該種別のインターフェースで消費されるインターフェース電力消費量を前記電力消費量DBから取得し、これらインターフェース電力消費量と前記搭載物処理ステップで得られた搭載数とを種別ごとに積和演算し、これら2つの積和演算結果を合計することにより、当該対象ネットワーク装置全体における電力消費量を算出する電力消費量算出ステップと
    を備えることを特徴とする電力消費量算出方法。
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