JP2015022043A - 画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電源投入後等に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間を短縮する画像処理装置を提供することを目的とする。【解決手段】画像処理装置は、画像を投影するための光源と、パラメータを用いて前記画像を投影する投影手段と、前記投影手段によって投影された画像を取得する取得手段と、前記光源が点灯を開始した時点から、前記光源の特性に応じた時間を経過した後に前記取得された画像に基づいて、前記パラメータを補正するパラメータ補正手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理システムに関する。
プロジェクタにより投影したパターンをカメラ等で撮影して、フォーカスを合わせる技術や、歪(台形歪み、非線形歪み)補正を行う技術がある。例えば、カメラでスクリーン面を撮影して測距することにより、オートフォーカスを行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、カメラでスクリーン面を撮影して測距することにより、台形補正を行う技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、焦点調整を迅速に行うために、電源投入直後にアクティブ方式の自動合焦によりフォーカスをおおよそ合わせた後、テストパターンを投影して撮像し、フォーカスの調整を行う投影装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献1、及び2に記載の技術では、電源投入直後には、ランプ光源が十分に明るくなってから、補正用のパターン画像を投影して、ユーザ操作等を経て、焦点調整や歪補正等を行うまでには時間がかかっていた。また、特許文献3の技術では、焦点調整以外の歪補正等を高速化することはできなかった。
本発明の実施の形態は、上記問題点を鑑みてなされたものであって、電源投入後等に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間を短縮する画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、一実施の形態に係る画像処理装置は、画像を投影するための光源と、パラメータを用いて前記画像を投影する投影手段と、前記投影手段によって投影された画像を取得する取得手段と、前記光源が点灯を開始した時点から、前記光源の特性に応じた時間を経過した後に前記取得された画像に基づいて、前記パラメータを補正するパラメータ補正手段と、を有する。
本実施の形態によれば、電源投入後等に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間を短縮する画像処理装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る画像投影装置の外観のイメージを示す図である。 第1の実施の形態に係る画像投影装置のハードウェア構成図である。 第1の実施の形態に係る画像投影装置の機能構成図である。 第1の実施の形態に係る画像投影装置の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。 補正用のパターン画像の一例を示す図である。 投影面までの距離を測る原理を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る画像投影装置のパラメータ補正後の消灯処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る画像投影装置の画像入力検出処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る画像投影装置のハードウェア構成図である。 第2の実施の形態に係る画像投影装置電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る画像投影装置の画像入力検出処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る画像投影システムの構成図である。 第3の実施の形態に係る画像投影装置のハードウェア構成図である。 第3の実施の形態に係る画像投影装置の電源投入時の処理の流れを示すフローチャート。 第3の実施の形態に係る外部カメラの動作の一例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る画像投影装置の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係る画像投影システムの構成図である。 第5の実施の形態に係る制御装置の機能構成図である。 第5の実施の形態に係る画像投影システムの電源投入時等の処理の流れを示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係る第1投影装置による投影のイメージを示す図である。 第5の実施の形態に係る第2投影装置による投影のイメージを示す図である。 第5の実施の形態に係る2つの投影装置による投影のイメージを示す図である。 第6の実施の形態に係る画像投影装置の機能構成図である。 第6の実施の形態に係るパターン画像の一例を示す図である。 第6の実施の形態に係る画像投影装置の処理の流れを示すフローチャートである。 その他の実施の形態に係る画像投影装置の処理の流れを示すフローチャートである。 ランプ光源の場合の準備期間のイメージを示す図である。 固体光源の場合の準備期間のイメージを示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
<ハードウェア構成>
図1は、第1の実施の形態に係る画像投影装置(プロジェクタ)100の外観のイメージを示す図である。画像投影装置100は、本発明に係る画像処理装置の一例である。画像投影装置100は、例えば、画像投影装置100の筐体101の一側面に投影用のレンズ102及び撮像用のレンズ103が設けられている。画像投影装置100は、投影用のレンズ102をスクリーン等の投影面に向けて画像を投影し、その投影した画像を撮像用のレンズ103を解して撮像することができる構成となっている。尚、図1の構成は、好適な一例であり、投影用のレンズ102と撮像用のレンズ103は、必ずしも同一面に設けられていなくても良い。
次に、図2は、画像投影装置100のハードウェア構成を示す図である。画像投影装置100は、一般的なコンピュータの構成を含んでおり、例えば、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、ビデオRAM(Random Access Memory)203、操作部204、入出力コネクタ205、入出力I/F(Interface)206、電源スイッチ207、電源制御部208、光源209、光源制御部210、DMD(Digital Mirror Device)211、カラーホイール212、投影レンズ213、モーター214、撮像レンズ215、撮像素子216、及びシステムバス217等を有している。
メモリ202は、例えば、CPU201のワークエリア等として使用される揮発性のメモリであるRAM、及び画像投影装置100のプログラムやデータ等を格納する不揮発性のメモリであるROM(Read Only Memory)等を含む。尚、ROMは、フラッシュROMや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等であっても良い。
CPU201は、メモリ202のフラッシュROM等からプログラムやデータを読出し、処理を実行することで画像投影装置100が備える各機能を実現する演算装置である。CPU201及びメモリ202は、制御部218として、画像投影装置100のプログラムを実行することによって、後述する各手段を実現する。
ビデオRAM203は、投影する画像データ等を一時的に記憶する。操作部204は、ユーザが画像投影装置100の操作を行うための入力部である。入出力I/F206は、入出力コネクタ205に接続された外部機器とのデータの入出力を行うためのインタフェースで、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報機器から入力される投影用の画像データを入力する。電源制御部208は、電源スイッチ207の操作等に応じて、画像投影装置100の電源を制御する。
光源209は、画像投影装置100が画像を投影するための光源である。画像投影装置用の光源として、従来は、高圧水銀ランプ等のランプ光源が標準的な光源として使用されていたが、本実施の形態では固体光源を使用する。固体光源は、半導体のp/n接合による発光現象等を用いた光源であり、例えば、レーザー光源、LED(Light Emitting Diode)等である。
レーザー光源は、半導体レーザーからの光を画像投影装置の光源として使用するもので、波長の揃った波であることが特徴である。レーザー光源は、帯域幅は狭いが、光源に発光のための電流が流れると、msecオーダー、或いはnsecオーダーで最大光量をえることができる。尚、半導体レーザーで緑色を出すことはまだ難しく、その場合は、青色のレーザーを蛍光体と組み合わせて緑色の光を得ることも行われている。
LED光源は、発光ダイオード(LED)からの光を画像投影装置の光源として使用するもので、ランプ光源と同様に帯域が広い普通の光を得ることができる。LED光源で、大容量の光を得ることはまだ技術的に難しい。そのため、例えば、赤をLED、レーザー光源と蛍光体で青と緑、等といった構成で画像投影装置の光を構成するハイブリッド光源も実用化されている。LED光源及びハイブリッド光源についても、光源に発光のための電流が流れると、msecオーダー、或いはnsecオーダーで最大光量を得ることができる。従って、半導体光源を光源209として使用することによって、高圧水銀ランプ等のランプ光源の立ち上がり時間(最大光量に達するまでの時間は、例えば5分)と比較して、短い時間で、投影に十分な明るさを得ることができる。
光源制御部210は、制御部218、又は電源スイッチ207、操作部204等の操作に応じて、光源209の点灯及び消灯を制御する。DMD211は、多数の微小鏡面(マイクロミラー)を平面に配置した表示素子である。カラーホイール212は、例えば、赤青、緑の3色に色分けされた円板等を高速で回転させ、透過させることにより色づけを行う。尚、DMD211及びカラーホイール212は、表示素子219の一例である。
光源209から出た光は、投影対象の画像によって、画素毎にその向きが制御されるDMD211で反射し、カラーホイール212で色づけされ、投影レンズ213を通して投影面に照射されて像を結ぶ。モーター214は、投影レンズ213を駆動するモーターで、ズーム、フォーカス等の調整を行う。
また、投影面に投影された画像は、撮像レンズ215及び撮像素子216によって撮像され、撮像された画像はメモリ202等に記憶される。
<機能構成>
次に、画像投影装置100の機能構成を説明する。図3は、第1の実施の形態に係る画像投影装置100の機能構成図である。画像投影装置100は、撮影制御手段(取得手段)301、パラメータ補正手段302、投影制御手段(投影手段)303、画像入力検知手段304、点灯制御手段305、及び記憶手段306を有する。尚、撮影制御手段301、パラメータ補正手段302、投影制御手段303、画像入力検知手段304、及び点灯制御手段305は、少なくともその一部が、制御部218で動作するプログラムによって実現される。
投影制御手段(投影手段)303は、パラメータを用いて画像を投影する制御を行う。具体的には、投影制御手段303は、パラメータ補正手段302等が補正した画像処理パラメータに基づいて、例えば、ビデオRAM203又は記憶手段306に記憶された投影用の画像に、例えば、歪補正等の所定の画像処理を行う。また、画像処理された画像を、DMD211、カラーホイール212等を制御して投影面に投影する。さらに、投影制御手段303は、パラメータ補正手段302等によって設定されたパラメータに基づいて、モーター214を制御し、投影画像のフォーカスの調整等を行う。
撮影制御手段301は、投影制御手段303によって投影面に投影された画像を取得する制御を行う。例えば、撮影制御手段301は、投影面に投影された画像を所定のタイミングで静止画として撮像する。或いは、撮影制御手段301は、投影面に投影された画像を連続的な静止画、又は動画等として撮像し、所定のタイミングで画像を切り出し、画像データとして取得するものであっても良い。
本実施の形態では、撮影制御手段301は、光源209が点灯を開始した時点から、光源209の特性に応じた時間を経過した後に、投影面に投影された画像を取得する。また、撮影制御手段301によって取得された画像データは、記憶手段306等に記憶される。
尚、光源209の特性に応じた時間とは、光源209の点灯を開始した時点から、光源209が投影に十分な明るさに達するまでの時間であり、例えば、実験的に求めることができる。この光源209の特性に応じた時間は、光源により大きく異なる。例えば、前述した高圧水銀ランプ等のランプ光源では、数分間(例えば、5分間)必要であるが、レーザー光源、LED光源等の固体光源では、msecオーダー、或いはnsecオーダーで、所定の明るさを得ることができる。従って、例えば、電源の投入後に自動的に画像の補正を行う場合、光源の点灯後、光源の特性に応じて予め定められた時間が経過したときに補正用の画像を取得することによって、画像の補正に要する時間を短縮することができる。
パラメータ補正手段302は、光源209が点灯を開始した時点から、光源209の特性に応じて予め定められた時間を経過した後に撮影制御手段301によって取得された画像データに基づいて、投影制御手段303の各種パラメータを算出し、補正する。補正するパラメータの例として、例えば、投影制御手段303がフォーカス調整等に使用する投影面までの距離、及び各種歪補正のためのパラメータ等である。尚、上記パラメータは一例であり、他のパラメータであっても良い。
画像入力検知手段304は、画像投影装置100に、投影対象となる画像が入力されているか否かを判断する手段である。点灯制御手段305は、光源209の点灯及び消灯を制御する手段である。また、記憶手段306は、画像投影装置100で使用する各種情報や、データ等を記憶する手段で、例えば、パラメータ補正に使用するパターン画像、撮影制御手段301が取得した画像等のデータを記憶する。
図4は、第1の実施の形態に係る画像投影装置100の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。例えば、ユーザが、電源スイッチ207等の操作により画像投影装置100の電源を投入する(ステップS401)。電源が投入されると、制御部218が起動し、制御部218は、各部の初期設定を行う。一方、点灯制御手段305は、光源209を点灯する(ステップS402)。また、投影制御手段303は、補正用のパターン画像を記憶手段306から読出し(ステップS403)、読み出したパターン画像を投影する(ステップS404)。このとき、投影制御手段303は、例えば、予め画像装置に記憶された初期設定値、又は前回投影を行った時に使用したパラメータ等に基づいて、フォーカス等の調整を行い、画像を投影する。
次に、例えば、光源の点灯(ステップS402)から、光源209の特性に応じて予め定められた時間(例えば、10msec)が経過するのを待って(ステップS405)、撮影制御手段301は、投影されたパターン画像を撮影又は取得する(ステップS406)。パラメータ補正手段302は、撮影制御手段301が取得した画像に基づいて、投影制御手段303の各種パラメータの補正を行う(ステップS407)。以後、投影制御手段303は、パラメータ補正手段302によって補正されたパラメータに基づいて、画像の投影を行う。
このように、本実施の形態では、画像投影装置100の電源が投入されると、光源209の点灯から、光源209の特性に応じて予め定められた時間をおいて、自動的に補正用のパターン画像の撮影を行い、投影用のパラメータの補正が行われる。
ここで、パラメータの補正の一例について概要を説明する。パラメータの補正に使用するパターン画像としては様々なものがあるが、ここでは、図5に示すような、円形パターンを縦横に並べたパターン画像501を用いるものする。また、補正するパラメータについても、種々のものがあるが、ここでは、投影面までの距離を算出するものとする。
投影面までの距離を測る手順として、まず、パターン画像501を投影制御手段303により投影面に投影し、投影された画像を撮影制御手段301により取得する。また、取得した画像を二値化する。
二値化した画像から円形パターンのそれぞれを抽出する。投影面が遠くにあると円形パターン自体の投影サイズが大きくなり、また、遠くにある円形パターンは小さく見えることから、カメラから見た円形パターンの大きさは、距離によらず、およそ一定となる。円形パターンは、二値化した画像の連結成分のサイズで判別できる。
次に、円形パターンの撮影した画像上での重心座標を求める。そして、投影元の画像の円形パターンの重心座標との対応関係を求め、その関係により、画像投影装置100から投影面にある円形パターンまでの距離を求める。投影面までの距離は、三角測量の原理で求めることができる。図6は、距離を測る原理を説明するための図である。
投影光学系、撮影光学系をピンホールモデルで近似すると、投影レンズ213及び撮像レンズ215を通る光線は、図6に示すように、それぞれ1点を必ず通る。
投影する円形パターンのそれぞれが、表示素子219のどこに物理的に位置するかを予め実測で求めておく。(投影光学系の内部パラメータを求めることに相当する。)
また、撮像したパターン画像上の座標で円形パターンそれぞれの位置を求める。円形パターンの位置は、撮像素子216の物理的な位置に対応できるよう、予め実測で求めておく(撮像光学系の内部パラメータを求めることに相当する)。
表示素子219上の円形パターンの座標値、及び対応する円形パターンの撮像素子216上での座標値、さらに、各レンズまでの距離、及び表示素子219と撮像素子216までの距離から、投影面までの距離が三角測量の原理により算出できる。
尚、プロジェクタとカメラを使った距離測定については、例えば、特許文献4等にも開示されている。また、画像投影装置100から投影面までの距離がわかれば、台形補正や非線形の歪補正等が可能になる。尚、対応点の組から距離を測定し、補正を行う方法は、例えば、非特許文献1等に記載されている。
投影制御手段303は、例えば、パラメータ補正手段302が、上記手法により算出した投影面までの距離に基づいて、投影フォーカスが合うようにモーター214を駆動し、投影レンズ213の位置を調整する。また、パラメータ補正手段によって補正されたパラメータに基づいて、投影対象となる画像データに、例えば、台形補正や、非線形の歪補正等の画像補正を行い、補正後の画像を投影する。尚、投影された補正用のパターン画像の複数の円形パターン毎に、算出された距離が異なる場合には、中央に位置する円形パターンの値、平均値、又は中央値等を用いると良い。
次に、図7は、第1の実施の形態に係る画像投影装置100のパラメータ補正後の処理の流れを示すフローチャートである。図4のパラメータ補正(ステップS407)が終わると、画像入力検知手段304は、入出力I/F206等に投影用の画像が入力されているかどうかを検知し(ステップS701)、投影対象となる画像入力の有無を判断する(ステップS702)。尚、画像入力用のインタフェースが複数ある場合には、画像入力検知手段304は、複数の画像入力用のインタフェースのそれぞれについて、画像入力の有無を判断すると良い。尚、画像入力検知手段304は、例えば、ビデオRAM203に投影対象の画像があるか否かにより、画像入力の有無を判断するものであっても良い。
投影対象となる画像が入力されていない場合、点灯制御手段305は、光源209を消灯する(ステップS703)。一方、投影対象の画像が入力されている場合には、光源209の消灯を行わない。以後も、画像入力検知手段304は、継続的に画像入力の有無を検知し、点灯制御手段305は、画像入力検知手段304の検知結果に基づいて、光源209の点灯又は消灯を行う。
図8は、第1の実施の形態に係る画像投影装置100の画像入力検出処理の流れを示すフローチャートである。画像入力検知手段304は、投影対象の画像が入力されているか否かを検知し(ステップS801)、画像入力の有無を判断する(ステップS802)。投影対象の画像が入力されている場合、点灯制御手段305は、光源209が消灯しているか否かを確認し(ステップS803)、光源209が消灯している場合には、光源209を点灯する(ステップS804)。本実施の形態では、光源209として固体光源を使用しているため、投影に適した明るさになるまでの時間が短いので、画像が入力されるまで、光源209を消灯しておいても実用上問題ない。
光源209を点灯した後、投影制御手段303は、ビデオRAM203に格納された投影対象の画像を記憶手段306に読込み、パラメータ補正手段302が算出したパラメータに基づいて、投影用の画像を補正する(ステップS805)。投影制御手段303は、補正した画像をビデオRAM203に書き込み、投影する(ステップS806)。一方、ステップS803において、光源209が点灯している場合、そのまま画像の投影を継続する(ステップS806)。
また、ステップS802において、画像の入力がない場合、点灯制御手段305は、光源209が点灯しているか否かを確認し(ステップS807)、光源209が点灯している場合には、光源209を消灯する(ステップS808)。
尚、フローチャートには記載がないが、電源がOFFになれば、全ての投影、撮像、パラメータの補正等の処理は終了する。
以上、本実施の形態によれば、画像投影装置100の電源が投入されると、光源209の点灯から、光源209の特性に応じた時間をおいて、自動的に補正用のパターン画像の撮影を行い、投影用のパラメータの補正が行われる。
また、光源209として、固体光源を使用しており、さらに、光源の点灯から、光源の特性に応じた時間が経過したときに、自動的に補正用の画像を取得するため、電源投入後、画像の投影が可能になるまでの時間を短縮することができる。
さらに、画像入力が無いときには、光源209を消灯するため、省電力効果が大きい。また、画像が入力されたときには、光源209を点灯させるが、固体光源を使用しているため、画像の投影が可能になるまでの時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
電源の投入に応じて、パラメータの補正を行うことは、固体光源の特性を生かした、設定時間の短縮につながる手法である。ただし、ユーザが、画像投影装置100の電源を投入した後に、設置位置の調整等を行うと、補正用のパラメータを求めた後にプロジェクタが動いてしまうことになる。そのため、算出した補正用のパラメータが有効に利用できない場合がある。
そこで、第2の実施の形態に係る画像投影装置100は、第1の実施の形態の構成に加えて、加速度センサ等の移動検出手段を有している。図9は、第2の実施の形態に係る画像投影装置100のハードウェア構成図である。第2の実施の形態に係る画像投影装置100は、図2の構成に加えて、加速度センサ901を有している。尚、加速度センサ901は、画像投影装置100が静止状態にあるか否かを検出する移動検出手段の一例であって、加速度センサ901以外の手段を用いても良い。例えば、カメラにより取得した動画の画像解析等によって、移動の有無を判断するものであっても良い。
図10は、第2の実施の形態に係る画像投影装置100の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。図4に示した第1の実施の形態のユーザが電源を投入するステップS401の後に、加速度センサ901により、加速度情報を検知する処理(ステップS1001)と、変動量が所定の範囲内であるか否かを判断する処理(ステップS1002)が追加されている。そして、画像投影装置100の筐体101の加速度の変化(変動)が所定の範囲内となったときに、点灯制御手段305が、光源209を点灯させる(ステップS402)。
加速度の変動が小さくなれば画像投影装置100の設置が終了したと判断することができるので、その時点から光源209の点灯、補正用のパターン画像の投影等を開始すれば良い。尚、ステップS402以降の処理は、第1の実施の形態と同じである。
また、図11は、第2の実施の形態に係る画像投影装置100の画像入力検出処理の流れを示すフローチャートである。図11において、図8に示した第1の実施の形態の画像投影を行う処理(ステップS806)の後に、加速度情報を検知する処理(ステップS1101)及び加速度の変動量が所定の範囲内か否かを判断する処理(ステップS1102)が追加されている。
図11のステップ1102では、加速度の変動量が所定の範囲内の場合、ステップS701に戻り、画像入力検出の処理を行う。一方、加速度の変動量が所定の範囲を超えた場合、図10のステップS2002以降の処理を行う。すなわち、加速度の変動量が所定の範囲内になるのを待ってから(ステップS1002)、光源の点灯(ステップS402)以降の一連の補正処理を再実行する。この処理により、画像投影装置100を動かした場合に、自動的に補正がかかるため、投影中の移動によるパターン補正の手順が軽減される。
以上、本実施の形態によれば、画像投影装置100は、加速度センサの検出結果に基づいて、パラメータの補正を行う。具体的には、電源投入後、画像投影装置100の筐体101の加速度の変動が小さくなった後に、パターン画像の投影及び撮影と、パラメータ補正を自動的に実行することができる。従って、画像投影装置100の配置が安定してから、投影画像のパラメータ補正を実行することができる。さらに、投影中に画像投影装置100が移動された場合に、投影画像のパラメータ補正を自動的に再実行することができる。
[第3の実施の形態]
第1、及び第2の実施の形態では、画像投影装置100の筐体101の内部にカメラ(撮像レンズ215及び撮像素子216)を有するものとして説明を行ったが、カメラは、必ずしも同一の筐体内に設ける必要はない。
図12は、第3の実施の形態に係る画像投影システム1200の構成図である。図12において、画像投影装置1201は、PC(Personal Computer)1204等から入力された投影対象画像を、投影面1203に投影する。また、外部カメラ1202は、投影面1203に投影された画像を撮像して、画像投影装置1201へ送信する構成となっている。尚、外部カメラ1202は、スマートフォンやタブレット端末等のカメラ機能を有する情報処理装置であっても良い。
図13は、第3の実施の形態に係る画像投影装置1201のハードウェア構成図である。図13において、画像投影装置1201は、図2の第1の実施の形態のハードウェア構成の、撮像レンズ215及び撮像素子216に代えて、通信部1301及び表示部1302を有している。また、外部カメラ1202には、撮像レンズ1303、撮像素子1304、及び通信部1305を有している。外部カメラ1202は、画像投影装置1201の外部に設けられており、通信部1305により画像投影装置1201の通信部1301を介して、画像投影装置1201とデータの送受信が可能である。
通信部1301及び1305は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、又はNFC(Near Field Communication)等の無線による通信手段である。また、通信部1301は、USB(Universal Serial Bus)等の有線による通信手段であっても良い。
表示部1302は、画像投影装置1201の光源209の点灯から、光源209の特性に応じて予め定められた時間を経過したことを表示する。例えば、表示部1302は、「投影画像を撮影して、プロジェクタへ送信して下さい。」等のメッセージを表示する液晶パネルであっても良い。又は、表示部1302は、画像投影装置1201の光源209の点灯から、光源209の特性に応じて予め定められた時間を経過したことを、所定の点灯パターン等で表示する発光ダイオード等であっても良い。
図14は、第3の実施の形態に係る画像投影システム1200の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。画像投影装置1201の電源を投入後(ステップS401)、画像投影装置1201の光源209の点灯から、光源209の特性に応じて予め定められた時間を経過したことを判断するステップ(ステップS405)までは、第1の実施の形態と同じである。
ステップS405において、予め定められた時間を経過したと判断した場合、画像投影装置1201は、投影面に投影された補正用のパターン画像の撮影が可能になったことを、例えば、表示部1302に表示する(ステップS1401)。その後、画像投影装置1201は、外部カメラから画像データが入力されるのを待ち(ステップS1402)、外部カメラ1202から画像データが入力されると、入力された画像データに基づいて投影画像のパラメータ補正を行う(ステップS1403)。
尚、ステップS1401の投影面に投影された補正用のパターン画像の撮影が可能になったことを示す表示は、通信部1301を介して外部カメラ1202へ送信する所定のメッセージ等の通知であっても良い。
一方、例えば、表示部1302に投影された補正用のパターン画像の撮影が可能になったことが表示されると、ユーザは、外部カメラ1202を使って投影面の正面から、投影された画像を撮像する。また、撮像した画像を、通信部1305を介して画像投影装置1201へ送信する。
尚、外部カメラ1202は、通信部1305により受信した、補正用のパターン画像の撮影が可能になったことを示す通知に応じて、投影面の画像を撮像するものであっても良い。また、外部カメラ1202は、撮像した画像を自動的に画像投影装置1201へ送信するものであっても良い。図15は、第3の実施の形態に係る外部カメラ1202の動作の一例を示すフローチャートである。尚、外部カメラ1202は、投影面の正面に投影面の方向へ向けて配置されているものとする。
図15において、外部カメラ1202は、画像投影装置1201からの通知を待つ(ステップS1501)。画像投影装置1201から、補正用のパターン画像の撮影が可能になったことが通知されると、外部カメラ1202は、投影されたパターン画像を撮像する(ステップS1502)。また、撮像した画像を、通信部1305を介して、画像投影装置1201へ送信する(ステップ1503)。外部カメラからの画像を受信した画像投影装置1201は、図14のステップS1403の処理を実行する。
尚、本実施の形態では、画像投影装置1201から投影面までの距離を測ることはできないため、画像投影装置1201のフォーカスは、別途、手動等で合わせるものとする。
また、本実施の形態では、スクリーン正面から撮像することにより、投影面上の点との距離を測る必要はなくなり、正面から撮像した画像が歪まないように、画像を変形するパラメータを求めれば良い。
以上、本実施の形態によれば、画像投影装置1201がカメラを備えていない場合であっても、ユーザが所有するカメラ、スマートフォン等を使って画像投影装置2101の補正を高速化することができる。
[第4の実施の形態]
第1〜第3の実施の形態では、補正用のパターン画像を投影、撮像して、投影用のパラメータを補正するものとして説明を行ったが、投影対象となる入力画像を使って補正を行うこともできる。
図16は、第4の実施の形態に係る画像投影装置100の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。尚、画像投影装置100のハードウェア構成及び機能構成は、第1の実施の形態と同じで良い。図16についても、基本的な動作は第1の実施の形態と同じなので、ここでは差分を中心に説明を行う。
図16において、ユーザが画像投影装置100の電源を投入し、光源209を点灯した後、画像入力検知手段304は、投影対象の画像が入力されているか否かを判断する(ステップS1601)。画像入力検知手段304が、投影対象の画像が入力されていると判断した場合、入力されている画像を投影する(ステップS1602)。一方、画像入力検知手段304が、投影対象の画像が入力されていないと判断した場合、第1の実施の形態と同様に、補正用のパターン画像を読出し、投影する(ステップS403、S404)。その後、投影された画像を撮像し、投影対象の画像(または補正用のパターン画像)との対応関係から、投影用のパラメータを算出し、補正する。
尚、投影対象の入力画像を使って補正を行う場合には、例えば、SIFT(Scale-Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Features)等の技術を用いて、特徴となる点を画像から抽出する。そして、投影対象の画像と撮像した画像の双方から、同じと思われる特徴点のペアを求め、対応点の組とすれば良い。対応点の組を決めた後は、第1の実施の形態と同様に処理を行うことができる。
さらに好適な例として、第2の実施の形態と同様に、画像投影装置100に加速度センサを備えていても良い。例えば、投影対象の画像を投影中に、画像投影装置100を移動した場合、加速度センサにより移動を検知し、図16のS1601以降の処理を行う。この場合、投影対象の画像で補正を行うことができるので、投影画像を補正用のパターン画像を表示する必要がなく、ユーザに違和感を与えることなく、補正を行うことができる。
[第5の実施の形態]
第1〜第4の実施の形態では、画像投影装置が1台の場合について説明を行ったが、本発明は、2台以上の画像投影装置が協働して1つの画面を投影するマルチプロジェクションにおいても適用できる。
図17は、第5の実施の形態に係る画像投影システム1700の構成図である。画像投影システム1700は、第1投影装置1701、第2投影装置1702、カメラ1703、制御装置1704、及びスクリーン1705を有している。画像投影システム1700は、第1投影装置1701の投影画面と、第2投影装置1702の投影画面を連結して大画面化する連結投影を行うものとする。画像投影システム1700は、別のプロジェクタで投影された画像同士がずれなく、隙間無く連結するように、重複した投影領域1706を有している。
そのため、補正用のパターン画像等を第1投影装置1701と第2投影装置1702が同時に投影すると、重複した投影領域1706において、補正用のパターン画像が重なり、どちらのプロジェクタから投影されたパターン画像かわからなくなってしまう。本実施の形態に係る画像投影システム1700では、各投影装置の画像の投影と撮影をスケジューリングする制御装置1704を設け、投影装置毎に順次パターン画像の投影及び撮影を行う。尚、制御装置1704は、一般的なコンピュータの構成を有する情報処理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等である。
図18は、制御装置1704の機能構成図である。制御装置1704は、例えば、第1の実施の形態に係る画像投影装置100と同様の機能構成を有している。
また、図19は、第5の実施の形態に係る画像投影システム1700の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。画像投影システム1700の電源を投入すると、或いは、制御装置1704から画像投影システム1700の起動を指示すると(ステップS1801)、制御装置1704の点灯制御手段1805は、第1投影装置1701の光源を点灯させる(ステップS1902)。次に、制御装置1704は、第1投影装置1701に補正用のパターン画像を投影させる。また、制御装置1704は、第1投影装置1701の光源の点灯から光源の特性に応じて予め定められた第1の時間を経過した後、カメラ1703に投影されたパターン画像を撮像させる(ステップS1903)。
このときの第1投影装置1701による補正用のパターン画像の投影イメージを図20に示す。この状態で、投影面を撮像することによって、第2投影装置1702の影響を受けることなく、第1投影装置1701の補正用の画像を取得することができる。
また、カメラ1703によるパターン画像の撮像後、制御装置1704は、第1投影装置1701の光源を消灯させる(ステップS1904)。
点灯制御手段1805は、第2投影装置1702の光源を点灯させる(ステップS1905)。次に、制御装置1704は、第2投影装置1702に補正用のパターン画像を投影させる。また、制御装置1704は、第2投影装置1702の光源の点灯から光源の特性に応じて予め定められた第2の時間を経過した後、カメラ1703に投影されたパターン画像を撮像させる(ステップS1906)。
このときの第2投影装置1702による補正用のパターン画像の投影イメージを図21に示す。この状態で、投影面を撮像することによって、第1投影装置1701の影響を受けることなく、第2投影装置1702の補正用の画像を取得することができる。
また、カメラ1703の撮像後、点灯制御手段1805は、第2投影装置1702の光源を消灯する(ステップS1907)。
次に、制御装置1704のパラメータ補正手段1802は、カメラ1703が撮像した2つの補正用パターン画像に基づいて、第1投影装置1701及び第2投影装置1702の補正用のパラメータを算出する(ステップS1908)。
制御装置1704は、第1投影装置1701及び第2投影装置1702の光源を点灯させ(ステップS1909)、さらに、第1投影装置1701及び第2投影装置1702に画像を投影させる(ステップS1910)。第1投影装置1701及び第2投影装置1702は、制御装置1704のパラメータ補正手段1802が算出したパラメータに基づいて。投影対象の画像を投影する。
このときの第1投影装置1701及び第2投影装置1702による、投影対象の画像の投影イメージを図22に示す。
以上、本実施の形態によれば、複数の投影装置によるマルチプロジェクションにおいても、本発明を適用することができる。
尚、マルチプロジェクションには、複数の投影画面を連結して大画面化する上記連結投影の他にも、同一内容を重畳して投影して明るさを増すスタック投影等があるが、スタック投影においても本実施の形態を適用することができる。
[第6の実施の形態]
第1〜第5の実施の形態では、光源209が点灯を開始した時点から、光源209の特性に応じて予め定められた時間を経過した後に、撮影制御手段301によって取得された画像データに基づいて、パラメータの補正を行うものとして説明を行った。しかし、これは、好適な一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、「光源209の特性に応じた時間」は、必ずしも予め定められていなくても良い。
本実施の形態では、別の好適な一例として、撮影制御手段301によって取得した画像を利用して、投影された画像又はスクリーンの明るさ等を検出することによって、パラメータの補正に必要な明るさの画像が投影されるまで待つ場合の例について説明する。
図23は、第6の実施の形態に係る画像投影装置100の機能構成図である。本実施の形態に係る画像投影装置100は、図3に示した第1の実施の形態の機能構成に加えて、明るさ算出手段2301を有している。明るさ算出手段2301は、撮影制御手段301が取得した画像から投影光の明るさを算出する。そして、パラメータ補正手段302は、明るさ算出手段2301が算出した明るさが、所定の明るさ以上になるのを待った後に、撮影制御手段301が取得した画像に基づいて、パラメータの補正を行う。
図24は、明るさ算出手段2301による明るさの算出に用いるパターン画像の一例である。図24において、投影面2401に、パターン画像である複数の黒色円形パターン2402が投影されている。撮影制御手段301で取得した画像の画角2403の中央付近は投影面2401と推定できるので、明るさ算出手段2301は、定められた画像領域内2404内の画素値から明度値を求め、その平均値等を算出する。これにより、投影面2401に投影された画像が十分な明るさであるか否かを判断することができる。
図25は、第6の実施の形態に係る画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。図25において、ユーザが、電源スイッチ207等の操作により画像投影装置100の電源を投入する(ステップS2501)。電源が投入されると、点灯制御手段305は、光源209を点灯する(ステップS2502)。また、投影制御手段303は、例えば、図24に示すパターン画像を記憶手段306から読出し(ステップS2503)、読み出したパターン画像を投影する(ステップS2504)。
次に、撮影制御手段301は、投影されたパターン画像を撮影又は取得する(ステップS2505)。明るさ算出手段2301、撮影制御手段301が取得した画像に基づいて、投影面2401の明るさを算出する(ステップS2506)。明るさ算出手段301が算出した明るさが所定の明るさ以上である場合、パラメータ補正手段302は、取得された画像に基づいて、各種パラメータの補正を行う(ステップ2508)。一方、取得した画像に基づいて、投影面2401の明るさを算出する(ステップS2506)。明るさ算出手段301が算出した明るさが所定の明るさに達していない場合、ステップS2505に戻って、上記動作を繰り返す。
上記動作により、光源209が点灯を開始した時点から、光源209の特性に応じた時間、すなわち、光源209が所定の明るさになるまでの所定の時間を経過した後に、取得された画像データに基づいて、パラメータの補正を行うことができる。
尚、上記光源209の特性に応じた時間は、ランプ、固体光源等の種類によって大きく異なる。さらに、光源の個体差や周囲温度等によって、ばらつきもある。本実施の形態によれば、この光源209の特性に応じた時間を、取得した画像の明るさにより算出することにより、電源投入後等に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間をより効果的に短縮することができる。
尚、図24に示すパターン画像を用いて、明度値を測定する方法は、明るさの算出方法の一例であって、本発明の範囲を制限するものではない。例えば、パターン画像ではなく、無地の白色光を投影して明るさを測定するもの等であっても良い。
[その他の実施の形態]
第1〜第6の実施の形態において、電源投入後に投影画像の各種補正を自動的に行うものとして説明を行ったが、画像投影装置100は、例えば、機器の設定情報等により、電源投入時の自動補正を行うか否かを設定可能であっても良い。この場合、例えば、図26のフローチャートのように、電源投入(ステップS2601)の後に、モード情報を取得するステップと(ステップS2602)、電源投入時の自動調整を行うか否かを判断するステップを追加すると良い(ステップS2603)。この場合、画像投影装置は、ステップS2603の判断結果に応じて、電源投入時の自動調整を行う。
また、例えば、第1の実施の形態では、光源209を点灯した後、光源209の特性に応じて予め定められた時間を経過後に、自動的に投影されたパターン画像を撮像するものとして説明を行った。しかし、ユーザがパターン画像を撮影するタイミングを指定できるように、例えばプロジェクタに設けられた所定のボタンや、リモコン等により、撮像を指示するものであっても良い。この場合、例えば、図26のフローチャートのように、パターン画像投影(ステップS2604)後、予め定められた時間を経過(ステップS2605)後に、撮影指示信号を待つ処理(ステップS2606、S2607)を追加すると良い。
また、画像投影装置には、アナログ入力、HDMI(登録商標)入力、無線入力、USB入力等、いろいろな入力経路があるため、入力画像の有無を確認する際には、複数の入力インタフェースを順次サーチを繰り返しても良い(ステップS2611、2612)。
また、上記各実施の形態において、光源が固体光源であるものとして説明を行ったが、本発明は光源がランプ光源の場合にも適用可能である。図27は、ランプ光源の場合の、電源投入後に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間(準備期間)のイメージを示す図である。
図27の時刻T1において、画像投影装置100の電源を投入すると、システムが起動し、時刻T2において、ランプ光源の点灯を開始する。ランプ光源の明るさは、時刻T3に、パラメータ補正が可能な所定の明るさに達するが、ランプ光源が所定の明るさに達するまでの時間(時刻T2〜T3)は数分(例えば、5分)を要する。本願の実施の形態では、図27の下側に示すように、時刻T3において、自動的にパラメータ補正が開始されるので、画像投影装置100は、時刻T4に画像を投影可能な状態になる。
一方、手動でパラメータ補正を開始させる場合には、図27の上側に示すように、ユーザはどのタイミングでパラメータ補正を開始すれば良いかがわからないため、無駄な待ち時間(時刻T3〜T5)が発生する場合がある。このため、パラメータ補正が完了するまで(時刻T6)に時間がかかる。また、早くパラメータ補正を開始するために、時刻T3より前に補正を開始してしまうと、パラメータ補正に失敗するため、さらに無駄な時間を要する恐れがある。
このように、本発明は、ランプ光源においても、電源投入後等に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間を短縮する効果が期待できる。
さらに、光源を固体光源とした場合の、電源投入後に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間(準備期間)のイメージを図28に示す。固体光源の場合、光源を点灯した後、所定の明るさに達するまでの時間2801は、msecオーダー、或いはnsecオーダーになる。そのため、電源投入後等に、焦点調整及び歪補正等を実施して画像が投影可能になるまでの時間(時刻T1〜T4)をより効果的に短縮することができる。
100 画像投影装置(画像処理装置)
209 光源(固体光源)
301 撮影制御手段(取得手段)
302 パラメータ補正手段
303 投影制御手段(投影手段)
304 画像入力検知手段
305 点灯制御手段
901 加速度センサ
1200、1700 画像投影システム(画像処理システム)
1302 表示部1302
1301、1305 通信部
2301 明るさ算出手段
特開2013−041166号公報 特開2013−042411号公報 特開2005−024741号公報 特開2006−242897号公報
「投影画像の幾何補正に関する実験的検討」(計測自動制御学会東北支部第235回研究集会、2007.5.18 資料番号235−5)

Claims (10)

  1. 画像を投影するための光源と、
    パラメータを用いて前記画像を投影する投影手段と、
    前記投影手段によって投影された画像を取得する取得手段と、
    前記光源が点灯を開始した時点から、前記光源の特性に応じた時間を経過した後に前記取得された画像に基づいて、前記パラメータを補正するパラメータ補正手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記光源が固体光源である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 加速度センサを有し、
    前記加速度センサの検出結果に基づいて前記パラメータの補正を開始する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記パラメータを補正した後に投影対象となる画像が入力されていない場合、前記光源を消灯する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 投影対象となる画像が入力されている場合、前記投影対象となる画像を用いて前記パラメータの補正を行う請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 複数の画像入力手段を有し、
    前記複数の画像入力手段のそれぞれについて、前記投影対象となる画像が入力されているか否かを判断する請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. ユーザからの設定に基づいて、前記画像処理装置の電源を投入したときに前記パラメータの補正を行うか否かを決定する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記光源が点灯を開始した時点から、前記光源の特性に応じた時間を経過したときに、所定の通知又は表示を行う請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記取得手段によって取得された画像に基づいて、投影された前記画像又は投影面の明るさを算出する算出手段を有し、
    算出手段によって算出された明るさに基づいて前記パラメータの補正を開始する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置を複数有し、
    前記複数の画像処理装置が協働して一の画面を投影する画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理装置の前記パラメータの補正に係る画像の投影及び撮影を制御する手段を有する画像処理システム。
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