JP2015021928A - タイヤ外形計測装置、タイヤ外形計測方法及びタイヤ外形計測プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことを可能にする。【解決手段】この発明のタイヤ外形計測装置1は、タイヤ幅方向に沿うタイヤ外形図の未処理データを取得し、これを処理する、処理部10を備え、処理部10は、タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインRLを含むリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得し、未処理データ中の、リムライン表示タイヤ外形図に表される、一対のリムラインRLの位置を基準として、未処理データを処理する。【選択図】図1
Description
この発明は、タイヤ外形計測装置、タイヤ外形計測方法及びタイヤ外形計測プログラムに関するものである。
あるタイヤのトレッド部でのタイヤ外形の経時変化を評価する際には、作業員がタイヤのトレッド部の溝深さをゲージ測定し、その測定値に基づいてタイヤ外形の経時変化を評価することがある。また、タイヤにおける溝が形成されていないショルダー部等での偏摩耗や、タイヤ内圧の大幅な低下等の異常を評価する際には、作業員がタイヤ外表面を目視することにより評価することがある。
しかしながら、上述したようなタイヤ外形の評価方法では、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化量(例えばショルダー部等での摩耗量や曲率変化量)を、定量的に正確に評価することができなかった。一方、タイヤをタイヤ保持用装置に取り付けた状態で、当該装置から離れた位置に設置された形状測定センサーによりタイヤ外形を測定して、同様の評価を行う方法もある。しかし、測定毎にタイヤやセンサーの取り付け方がばらつくことにより、依然として定量的かつ正確な評価が困難であるという問題があった。なお、同一サイズ(タイプ)の異なるタイヤのタイヤ外形どうしを比較する際にも、同様の問題があった。
この発明は、上記のような問題を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことを可能にする、タイヤ外形計測装置、タイヤ外形計測方法及びタイヤ外形計測プログラムを提供することにある。
この発明のタイヤ外形計測装置は、タイヤ幅方向に沿うタイヤ外形図の未処理データを取得し、これを処理する、処理部を備え、前記処理部は、タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得し、前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインの位置を基準として、前記未処理データを処理することを特徴とする。一般的に、タイヤの使用によるリムライン付近でのタイヤ外形の変形は起こりにくく、また、同一サイズのタイヤではリムラインが同一の位置に設けられることから、上記この発明のタイヤ外形計測装置によれば、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことができる。
ここで、「リムライン」とは、タイヤの一対のサイド部の外表面の適用リムからの離反位置近傍に、タイヤ周方向に沿って円環状に形成された、一対又は二対以上の突条であり、一般的には、タイヤの、適用リムへの組付け状態の適否についての目視判断の基準とされるものである。なお、リムラインを二対以上有するタイヤの場合には、両サイド部で対応するいずれか一対のリムラインを上記「リムライン」とするものとする。
なお、「適用リム」とは、タイヤサイズに応じて下記の規格に規定された標準リム(下記TRAのYEAR BOOKでは“Design Rim”と規定。下記ETRTOのSTANDARDS MANUALでは“Measuring Rim”と規定。)をいう。そして、その規格とは、タイヤが生産または使用される地域に有効な産業規格によって決められたものであり、例えば、アメリカ合衆国では、“THE TIRE AND RIM ASSOCIATION INC.(TRA)”の“YEAR BOOK”であり、欧州では、“The European Tyre and Rim Technical Organization(ETRTO)”の“STANDARDS MANUAL”であり、日本では、“日本自動車タイヤ協会(JATMA)”の“JATMA YEAR BOOK”である。
なお、「適用リム」とは、タイヤサイズに応じて下記の規格に規定された標準リム(下記TRAのYEAR BOOKでは“Design Rim”と規定。下記ETRTOのSTANDARDS MANUALでは“Measuring Rim”と規定。)をいう。そして、その規格とは、タイヤが生産または使用される地域に有効な産業規格によって決められたものであり、例えば、アメリカ合衆国では、“THE TIRE AND RIM ASSOCIATION INC.(TRA)”の“YEAR BOOK”であり、欧州では、“The European Tyre and Rim Technical Organization(ETRTO)”の“STANDARDS MANUAL”であり、日本では、“日本自動車タイヤ協会(JATMA)”の“JATMA YEAR BOOK”である。
この発明のタイヤ外形計測装置において、前記未処理データの処理は、前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインを通る直線を所定の横基準線に設定し、前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線を前記横基準線と直交する所定の縦基準線に設定することを含むことが好ましい。これにより、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、より簡易かつ正確に行うことができる。
この発明のタイヤ外形計測装置において、前記処理部は、前記横基準線及び前記縦基準線の設定を行う際に、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される前記一対のリムラインを通る直線と前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線とが、それぞれ前記横基準線及び前記縦基準線と重なるように、前記リムライン表示タイヤ外形図を回転移動及び/又は平行移動させることが好ましい。これにより、リムライン表示タイヤ外形図を、所期した位置に所期した姿勢で表すことができる。
この発明のタイヤ外形計測装置は、タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むタイヤ外形を光学的に測定して、測定データを出力する、測定部をさらに備え、前記処理部は、前記測定データに基づいて、前記リムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得することが好ましい。これにより、一対のリムラインの位置を正確にリムライン表示タイヤ外形図に表すことができる。
この発明のタイヤ外形計測装置は、タイヤに取り外し可能に取り付けられ、前記測定部をタイヤの外表面に対して所定の相対位置に保持する、保持部をさらに備えていることが好ましい。これにより、測定部によるタイヤ外形の測定を安定的に実施することができる。
この発明のタイヤ外形計測方法は、タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得する、取得ステップと、前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインの位置を基準として、前記未処理データを処理する、処理ステップと、
を含むことを特徴とする。上記この発明のタイヤ外形計測方法によれば、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことができる。
を含むことを特徴とする。上記この発明のタイヤ外形計測方法によれば、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことができる。
この発明のタイヤ外形計測方法では、前記処理ステップにおいて、前記未処理データの処理は、前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインを通る直線を所定の横基準線に設定し、前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線を前記横基準線と直交する所定の縦基準線に設定することを含むことが好ましい。上記この発明のタイヤ外形計測方法によれば、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、より簡易かつ正確に行うことができる。
この発明のタイヤ外形計測方法において、前記処理ステップでは、前記横基準線及び前記縦基準線の設定を行う際に、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される前記一対のリムラインを通る直線と前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線とが、それぞれ前記横基準線及び前記縦基準線と重なるように、前記リムライン表示タイヤ外形図を回転移動及び/又は平行移動させることが好ましい。これにより、リムライン表示タイヤ外形図を、所期した位置に所期した姿勢で表すことができる。
この発明のタイヤ外形計測方法において、タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むタイヤ外形を光学的に測定して、測定データを出力する、測定ステップをさらに含み、前記取得ステップでは、前記測定データに基づいて、前記リムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得することが好ましい。これにより、一対のリムラインの位置を正確にリムライン表示タイヤ外形図に表すことができる。
この発明のタイヤ外形計測プログラムは、タイヤ幅方向に沿うタイヤ外形図の未処理データを取得し、これを処理する、処理部を備えたタイヤ外形計測装置における、前記処理部に実行させる、タイヤ外形計測プログラムであって、タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得する、取得ステップと、前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインの位置を基準として、前記未処理データを処理する、処理ステップと、を前記処理部に実行させることを特徴とする。上記この発明のタイヤ外形計測プログラムによれば、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことができる。
この発明によれば、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことを可能にする、タイヤ外形計測装置、タイヤ外形計測方法及びタイヤ外形計測プログラムを提供することができる。
以下に図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について例示説明する。
(第1実施形態)
図1〜図6は、本発明の第1実施形態を示すものである。まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るタイヤ外形計測装置1の構成を説明する。タイヤ外形計測装置1は、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形を計測するものである。タイヤ外形計測装置1には、例えば航空機用タイヤ、建設車両用タイヤ、トラック・バス用タイヤ等、あらゆるタイプのタイヤ2を使用することができ、また、タイヤ2は、図1に示すようにトレッドゴムを有する状態に限られず、タイヤのリトレッドに使用するトレッドゴムを有しない台タイヤの状態等、任意の状態で使用されることができる。タイヤ外形計測装置1は、情報端末100と、アンプ200と、可搬式の計測器300とを備えている。
図1〜図6は、本発明の第1実施形態を示すものである。まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るタイヤ外形計測装置1の構成を説明する。タイヤ外形計測装置1は、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形を計測するものである。タイヤ外形計測装置1には、例えば航空機用タイヤ、建設車両用タイヤ、トラック・バス用タイヤ等、あらゆるタイプのタイヤ2を使用することができ、また、タイヤ2は、図1に示すようにトレッドゴムを有する状態に限られず、タイヤのリトレッドに使用するトレッドゴムを有しない台タイヤの状態等、任意の状態で使用されることができる。タイヤ外形計測装置1は、情報端末100と、アンプ200と、可搬式の計測器300とを備えている。
計測器300は、測定部30と、保持部35とを有し、タイヤ2に取り付けられて、タイヤ外形の測定データを出力する。なお、ユーザによる計測器300の持ち運びを容易にするために、計測器300の重量を10kg以下とすることが好ましい。
測定部30は、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうち少なくとも一対のリムラインRLを含むタイヤ外形を光学的に測定して、測定データを出力するように構成されており、1つ又は複数(好ましくは3つ以上、図1の例では6つ)の光学測定器30a〜30fを有している。なお、「タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうち少なくとも一対のリムラインRLを含むタイヤ外形」とは、図の例のように、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうち一対のリムラインRL及びその周辺部分のタイヤ外形に加えて、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうちトレッド部及び/又はショルダー部のタイヤ外形を含むことが好ましい。光学測定器30a〜30fは、それぞれ、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうち少なくとも一部分(図の例では一部分)を測定し、その測定データを通信ケーブル401を介してアンプ200に出力する。光学測定器30a〜30fとしては、例えば、帯状に広げられたレーザ光をタイヤ2の外表面に向けてタイヤ幅方向に沿って照射し、タイヤ2の外表面からの反射光に基づいて、タイヤ2の外形を測定するものを用いることができるが、これに限られない。図1に示す例では、一対の光学測定器30a、30bが、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうち一対のリムラインRL及びその周辺部分を測定し、他の4つの光学測定器30c〜30fが、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうちトレッド部及びショルダー部を測定するように、それぞれ配置されている。
保持部35は、タイヤ2に取り外し可能に取り付けられ、測定部30をタイヤ2の外表面に対して所定の相対位置に保持する。これにより、測定部30がタイヤ2に対して動かず、測定部30によるタイヤ外形の測定を安定的に実施することができる。ここで、「取り外し可能に取り付けられ」とは、単に載置される場合も含む。また、「測定部30をタイヤ2の外表面に対して所定の相対位置に保持する」とは、測定部30を構成する各光学測定器30a〜30fのそれぞれを、タイヤ2の外表面のうち任意の部分から任意の距離だけ離れた位置に保持してもよいことを意味する。図1に示す例において、保持部35は、タイヤ周方向に互いに対向するように配置された一対の支持板37がタイヤ2のトレッド部の外表面上に載置され、4つの脚38が2つずつタイヤ2のタイヤ幅方向外側に配置された状態で、タイヤ2に取り外し可能に取り付けられている。このとき、保持部35は、これらの脚38によって、一対のリムラインRL及びその周辺部分のタイヤ外形を測定する一対の光学測定器30a、30bのそれぞれを、一対のリムラインRLからタイヤ幅方向外側へ所定距離だけ離れた位置に保持している。また、保持部35は、天井板39によって、トレッド部及びショルダー部のタイヤ外形を測定する4つの光学測定器30c〜30fのそれぞれを、それぞれのタイヤ幅方向位置におけるトレッド部のタイヤ外表面のタイヤ径方向最外位置から所定距離だけ離れた位置に保持している。さらに、図1に示す例において、保持部35の天井板39の上面には、一対のハンドル36が設けられており、これによりユーザによる計測器300の持ち運びを容易にしている。なお、本例では、保持部35の一対の支持板37、4つの脚38及び天井板39どうし並びに各光学測定器30a〜30fが互いに一体的に固定されており、保持部35及び測定部30が1ユニットとして構成されている。これにより、各光学測定器30a〜30fどうしの相対位置が固定されるので、より安定的かつ正確にタイヤ外形を測定することができる。なお、測定部30(各光学的測定器30a〜30f)が、保持部35に脱着可能に、保持部35とは別体で構成されていてもよい。
アンプ200は、通信ケーブル401により測定部30に接続されているとともに、通信ケーブル402により情報端末100に接続されている。アンプ200は、測定部30を制御するとともに、測定部30から測定データを受信すると、これを必要に応じて増幅等して情報端末100に送信する。ここで、アンプ200は、測定部30から受信する測定データを、内部に蓄積してもよい。また、図1に示すように、アンプ200は、ユーザによるアンプ200の搬送が容易となるように、車輪が設けられてもよい。また、アンプ200は、コンセント等の固定電源から電力を供給されてもよいし、図示しない電源ユニットから電力を供給されてもよい。電源ユニットを用いる場合、ユーザによる電源ユニットの搬送が容易となるように、電源ユニットに車輪が設けられてもよい。
情報端末100は、例えばPCやタブレット端末等で構成することができ、図1及び図2に示すように、処理部10と、表示部11と、入力部12と、記憶部13とを、備えている。
処理部10は、1つ又は複数の中央処理装置(CPU)等で構成されており、記憶部13に記憶されたタイヤ外形計測プログラム14を実行して、表示部11、入力部12、記憶部13を含む、情報端末100の全体を制御することで、タイヤ幅方向に沿うタイヤ外形図のデータ(未処理データ)を取得し、これを処理する。
表示部11は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等で構成されており、記憶部13に記憶されるタイヤ外形図のデータ等の各種の情報を表示する。なお、本明細書において、「タイヤ外形図のデータ」とは、その電子データ自体を意味する場合以外にも、その電子データに基づき表示されるタイヤ外形図を意味する場合もある。
入力部12は、ユーザからの入力を受け付ける。入力部12は、図1に示す例では、マウス及びキーパッドで構成されているが、その他にも、押しボタンやデジタルペン等で構成されてもよいし、又は、表示部11とともにタッチパネルを構成してもよい。
記憶部13は、例えばRAM及びROMのうち少なくともいずれか一方を1つ又は複数有しており、処理部10に実行させるためのタイヤ外形計測プログラム14、測定部30からアンプ200を介して情報端末100が取得する測定データ、タイヤ外形図のデータ等の、各種の情報を、記憶する。ここで、記憶部13に記憶されるタイヤ外形図のデータとしては、処理部10がタイヤ外形計測プログラム14を実行することにより得られるタイヤ外形図のデータの他、タイヤの設計図等に基づいて作成されたタイヤ外形のデータ等を含んでもよい。
次に、図3〜図6を主に参照して、本実施形態に係るタイヤ外形計測装置1によるタイヤ外形計測処理の一例を説明する。なお、この処理は、処理部10がタイヤ外形計測プログラム14を実行して行うものである。逆に言うと、タイヤ外形計測プログラム14は、所定の各ステップを処理部10に実行させるものである。
まず、ユーザによって、可搬式の計測器300がタイヤ2に取り付けられ、情報端末100上で入力部12の操作によって計測開始の指示が入力されると、処理部10は、アンプ200に計測開始を指示する。すると、アンプ200によって測定部30が制御され、測定部30は、光学測定器30a〜30fからの個々の測定データを、タイヤ幅方向に沿う評価対象のタイヤ2の外形のうち少なくとも一対のリムラインRLを含むタイヤ外形の測定データとして、アンプ200に出力する。アンプ200は、測定部30から測定データを受信すると、これを必要に応じて増幅して情報端末100に送信する。このようにして、処理部10は、このタイヤの外形の測定データを取得すると(ステップS1)、この測定データに基づいて、図4に示すような、タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むタイヤ外形図のデータ(リムライン表示タイヤ外形図の未処理データ)を生成(取得)する(ステップS2)。ここで、本例において、このリムライン表示タイヤ外形図の未処理データは、所定の2次元直交座標系(XY座標系)のデータである。処理部10は、光学測定器30a〜30fからの個々の測定データをXY座標系上で組み合わせる等することにより、このリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得する。そして、処理部10は、取得した未処理データのリムライン表示タイヤ外形図を、XY座標軸とともに表示部11に表示させるとともに、当該未処理データを記憶部13に記憶させる。ステップS1〜S2において、光学的な測定により得られた測定データに基づいて、リムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得することにより、一対のリムラインRLの位置を正確にリムライン表示タイヤ外形図に表すことができる。なお、本例では、XY座標系を用いて未処理データの取得や横基準線及び縦基準線の設定を行うが、XY座標系を用いずに未処理データの取得や横基準線及び縦基準線の設定を行ってもよい。
ここで、この未処理データのリムライン表示タイヤ外形図は、予め設定された所定のXY座標系において、所期した位置に所期した姿勢で表れるとは限らず、ユーザによる計測器300のタイヤ2への取り付け方によっては、例えば図4に示すように右側に傾いたり、逆に左側に傾いたりする場合がある。したがって、この未処理データのリムライン表示タイヤ外形図が、他のタイヤの外形図と比較される際に、両図がXY座標系において同一位置に同一の姿勢で表れない場合があり、そのような場合、正確に比較をすることができない。このことに鑑みて、以降のステップS3及びS4では、リムライン表示タイヤ外形図がXY座標系において所期した位置に所期した姿勢で表れるように、未処理データを処理(横基準線及び縦基準線の設定)する。
ステップS2の後、処理部10は、例えば表示部11に「リムラインを指定してください」というメッセージを表示させつつ、ユーザによる入力部12の操作によって、未処理データのリムライン表示タイヤ外形図における、一対のリムラインRLの位置を示す点(以下、単に「リムラインRL」という場合がある。)が指定されるまで待機する(ステップS3、No)。
一対のリムラインRLが指定されると(ステップS3、Yes)、処理部10は、未処理データ中の、リムライン表示タイヤ外形図に表される、一対のリムラインRLの位置を基準として、未処理データを処理する。未処理データの具体的な処理の一例として、本実施形態では、処理部10は、未処理データ中の、リムライン表示タイヤ外形図に表される、一対のリムラインRLを通る直線L1を所定の横基準線L3に設定し、一対のリムラインRLどうしを結ぶ線分の垂直二等分線L2を、横基準線L3と直交する所定の縦基準線L4に設定する(ステップS4)。ここで、横基準線L3及び縦基準線L4は、それぞれ予め設定された所定のXY座標系のX軸及びY軸と一致する必要はないが、図の例のように、それぞれX軸及びY軸と平行に延びる(図の例では、縦基準線L4はY軸と一致している)ことが好ましい。具体的には例えば、処理部10は、横基準線L3及び縦基準線L4の設定を行う際、図5に示すように、リムライン表示タイヤ外形図に表される一対のリムラインRLを通る直線L1と、一対のリムラインRLどうしを結ぶ線分の垂直二等分線L2とが、それぞれ所定の横基準線L3及び縦基準線L4と重なるように、リムライン表示外形図を回転移動及び/又は平行移動(図の例では反時計回りの回転移動及び上方への平行移動)させる。そして、処理部10は、横基準線L3及び縦基準線L4の設定がなされたリムライン表示タイヤ外形図を表示部11に表示させるとともに、そのデータを処理済みデータとして記憶部13に記憶させる。
ステップS4の後、処理部10は、例えば表示部11に「比較対象のタイヤ外形図のデータを選択してください」というメッセージを表示させる等しつつ、ユーザによる入力部12の操作によって、予め記憶部13に記憶された、比較対象としての、1つ又は複数の他のタイヤ外形図のデータのうちいずれか1つが、選択されるまで待機する(ステップS5、No)。ここで、比較対象となる他のタイヤ外形図のデータとは、例えば、評価対象のタイヤ2について所定期間前にステップS1〜S4の処理を行うことにより得られたタイヤ外形図のデータや、評価対象のタイヤ2と同じサイズの新品タイヤについてステップS1〜S4の処理を行うことにより得られたタイヤ外形図のデータの他、評価対象のタイヤ2と同じサイズのタイヤについてタイヤの設計図に基づいて作成されたタイヤ外形のデータにステップS3〜S4の処理を施したもの等とすることができる。
比較対象のタイヤ外形図のデータが選択されると(ステップS5、Yes)、図6に示すように、比較対象のタイヤ外形図(破線)と評価対象のタイヤ外形図(実線)とを重ね合わせて表示部11に表示させて、ユーザが両者を比較できるようにする(ステップS6)。このとき、比較対象のタイヤ外形図と評価対象のタイヤ外形図とは、いずれも、 XY座標系において、リムライン表示タイヤ外形図に表される一対のリムラインRLを通る直線L1と、一対のリムラインRLどうしを結ぶ線分の垂直二等分線L2とが、それぞれ共通の横基準線L3及び縦基準線L4と重なった状態で、表示部11に表示される。すなわち両図が、XY座標系において同一の位置に同一の姿勢で表れる。これにより、ユーザは、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡単に、定量的かつ正確に行うことができる。
例えば、図6に示す例では、比較対象のタイヤが、一定期間前での評価対象のタイヤであり、両タイヤの外形図どうしを、各図上の各点のXY座標に基づいて、数値的(定量的)に比較することができる。すなわち、評価対象のタイヤにおいてどの程度の摩耗がトレッド部及びショルダー部で生じているか、また、トレッド部の溝の溝底がどの程度下方に変位したか(すなわちどの程度タイヤ内圧が減少したか)等を、数値的(定量的)に評価することができる。
第1実施形態によれば、可搬式の計測器300を用いて取得された未処理データのリムライン表示タイヤ外形図が、所定のXY座標系において所期した位置に所期した姿勢で表れない場合であっても、これが所期した位置に所期した姿勢で表れるように、リムラインRLの位置を基準として、未処理データを処理(横基準線及び縦基準線の設定)することができる。これにより、ユーザは、評価対象のタイヤの外形図と比較対象のタイヤの外形図とが、所定のXY座標系において同一の位置に同一の姿勢で表れた状態で、両図の比較を行うことができるので、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を、簡易かつ正確に行うことができる。したがって、本実施形態の技術を、例えば大型タイヤ等のタイヤ維持管理に利用することにより、適切な使用状況やメンテナンス時期の把握が可能となる。また、タイヤ外形の定量的な評価が出来るので、タイヤの新規開発に寄与することができる。
ここで、一般的に、リムラインRLは同一サイズのタイヤでは同一の位置に設けられ、また、リムラインRLの付近には適用リムが組み付けられるために、タイヤの使用による、リムラインRL付近でのタイヤ外形の経時変化は起こりにくく、さらに、リムラインRLは、摩耗を受けにくい位置に形成されている。よって、リムラインRLを基準として未処理データを処理することにより、簡易かつ正確に、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を行うことができる。
また、タイヤ外形計測装置の計測器300を本実施形態のように可搬式とすることとすれば、屋内外を問わず任意の場所でタイヤ外形の計測が可能になるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、図3のステップS3では、ユーザによる入力部12の操作によりリムラインRLを指定させる代わりに、処理部10が、未処理データのリムライン表示タイヤ外形図に表れるリムラインRLの輪郭形状に基づいて、自動でリムラインRLを特定するようにしてもよい。ここで、リムラインRLの位置を示す点としては、図4の拡大図で示すように、リムラインRLの輪郭によって囲まれる領域の中心点であることが好ましいが、リムラインRLの輪郭上の点又はリムラインRLの輪郭によって囲まれる領域内の点である限り、任意の点とすることができる。
タイヤ外形計測装置1の構成は、図1を参照して説明したものに限られない。例えば、表示部11を保持部35に取り付けてもよいし、また、アンプ200の機能を情報端末100に実現させてもよい。
タイヤ外形計測プログラム14は、複数のプログラムで構成してもよい。例えば、第1のプログラムで図3のステップS1〜S2を行い、第2のプログラムで図3のステップS3〜S4を行い、第3のプログラムで図3のステップS5〜S6を行うようにして、各プログラムがユーザによる入力部12の操作により任意のタイミングで開始されるようにしてもよい。
図3のステップS4における横基準線L3及び縦基準線L4の設定では、所定のXY座標系において、未処理データのリムライン表示タイヤ外形図を回転又は平行移動させずに、一対のリムラインRLを通る直線L1をそのまま横基準線L3とし、一対のリムラインRLどうしを結ぶ線分の垂直二等分線L2をそのまま縦基準線L4として記憶するようにしてもよい。この場合、ステップS6では、XY座標系において、評価対象のタイヤの外形図と比較対象のタイヤの外形図との、それぞれの横基準線L3及び縦基準線L4が重なり合うように、一方の図を回転移動及び/又は平行移動させて、表示部11に表示させる。これにより、評価対象のタイヤ外形図と比較対象のタイヤ外形図とを、XY座標系において同一の位置に同一の姿勢で表すことができる。
図3のステップS4では、一対のリムラインRLの位置を基準とする限り、横基準線L3及び縦基準線L4の設定以外の方法で、未処理データを処理してもよい。例えば、図3のステップS4における未処理データの処理では、横基準線L3及び縦基準線L4の設定をせずに、ステップS3で指定された一対のリムラインRLの位置を記憶し、ステップS6では、評価対象のタイヤの外形図と比較対象のタイヤの外形図との、それぞれの一対のリムラインRLが重なり合うように、一方の図を回転移動及び/又は平行移動させて、表示部11に表示させるようにしてもよい。この場合でも、簡単かつ正確に、同一タイヤのタイヤ外形の経時変化の評価や、同一サイズの異なるタイヤのタイヤ外形どうしの比較を行うことができる。
なお、上述した例では、所定の2次元直交座標系(XY座標系)を用いることにより、図3のステップS6において評価対象のタイヤと比較対象のタイヤとの外形図上の各点のXY座標を把握することができるので、両図の比較を数値的(定量的)に行うことができる。しかし、本発明においては、座標系による数値的な座標を用いなくてもよく、この場合でも、両図の形状の差異に基づいて定量的な比較を行うことができる。
(第2実施形態)
図7を主に参照して、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態に関する以下の説明では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。上述した第1実施形態では、タイヤ外形計測装置1の一部を構成する計測器300が、可搬式に構成され、タイヤ2に取り付けられた状態で、タイヤ外形の測定データを出力する。これに対して、第2実施形態では、タイヤ外形計測装置1の一部を構成する計測器300が、第1実施形態と同様に測定部30を有するものの、第1実施形態とは異なり保持部を有しない。その代わりに、計測器300を構成する測定部30は、タイヤ2を取り付け可能な大型の保持機(図7の例では、タイヤのリトレッドに使用される台タイヤのバフ機)400に固定される。そして、タイヤ2が保持機400の所定位置に取り付けられた状態で、測定部30は、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうち少なくとも一対のリムラインRLを含むタイヤ外形を光学的に測定して、その測定データを出力する。このとき、保持機400は、タイヤ2を所定位置に保持するとともに、測定部30をタイヤ2の外表面に対して所定の相対位置に保持する。この構成によっても、第1実施形態と同様に、測定部30がタイヤ2に対して動かず、測定部30によるタイヤ外形の測定を安定的に実施することができる。
図7を主に参照して、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態に関する以下の説明では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。上述した第1実施形態では、タイヤ外形計測装置1の一部を構成する計測器300が、可搬式に構成され、タイヤ2に取り付けられた状態で、タイヤ外形の測定データを出力する。これに対して、第2実施形態では、タイヤ外形計測装置1の一部を構成する計測器300が、第1実施形態と同様に測定部30を有するものの、第1実施形態とは異なり保持部を有しない。その代わりに、計測器300を構成する測定部30は、タイヤ2を取り付け可能な大型の保持機(図7の例では、タイヤのリトレッドに使用される台タイヤのバフ機)400に固定される。そして、タイヤ2が保持機400の所定位置に取り付けられた状態で、測定部30は、タイヤ幅方向に沿うタイヤ2の外形のうち少なくとも一対のリムラインRLを含むタイヤ外形を光学的に測定して、その測定データを出力する。このとき、保持機400は、タイヤ2を所定位置に保持するとともに、測定部30をタイヤ2の外表面に対して所定の相対位置に保持する。この構成によっても、第1実施形態と同様に、測定部30がタイヤ2に対して動かず、測定部30によるタイヤ外形の測定を安定的に実施することができる。
なお、図7では、タイヤ外形計測装置1のうち情報端末100とアンプ200の図示を省略している。また、第2実施形態におけるタイヤ外形計測処理は、第1実施形態について図3〜図6を参照して説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明は、例えば航空機用タイヤ、建設車両用タイヤ、トラック・バス用タイヤ等、あらゆるタイプのタイヤの外形を計測する際に利用することができる。
1 タイヤ外形計測装置、 2 タイヤ、10 処理部、 11 表示部、 12 入力部、 13 記憶部、 14 タイヤ外形計測プログラム、 30 測定部、 30a〜30f 光学測定器、 35 保持部、 36 保持部のハンドル、 37 保持部の支持板、 38 保持部の脚、 39 保持部の天井板、 100 情報端末、 200 アンプ、 300 計測器、 400 保持機、 401、402 通信ケーブル、 L1 一対のリムラインを通る直線、 L2 一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線、 L3 横基準線、 L4 縦基準線、 RL リムライン
Claims (10)
- タイヤ幅方向に沿うタイヤ外形図の未処理データを取得し、これを処理する、処理部を備え、
前記処理部は、
タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得し、
前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインの位置を基準として、前記未処理データを処理することを特徴とする、タイヤ外形計測装置。 - 前記未処理データの処理は、前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインを通る直線を所定の横基準線に設定し、前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線を前記横基準線と直交する所定の縦基準線に設定することを含む、請求項1に記載のタイヤ外形計測装置。
- 前記処理部は、前記横基準線及び前記縦基準線の設定を行う際に、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される前記一対のリムラインを通る直線と前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線とが、それぞれ前記横基準線及び前記縦基準線と重なるように、前記リムライン表示タイヤ外形図を回転移動及び/又は平行移動させる、請求項2に記載のタイヤ外形計測装置。
- タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むタイヤ外形を光学的に測定して、測定データを出力する、測定部をさらに備え、
前記処理部は、前記測定データに基づいて、前記リムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得する、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のタイヤ外形計測装置。 - タイヤに取り外し可能に取り付けられ、前記測定部をタイヤの外表面に対して所定の相対位置に保持する、保持部をさらに備えている、請求項4に記載のタイヤ外形計測装置。
- タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得する、取得ステップと、
前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインの位置を基準として、前記未処理データを処理する、処理ステップと、
を含むことを特徴とする、タイヤ外形計測方法。 - 前記処理ステップにおいて、前記未処理データの処理は、前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインを通る直線を所定の横基準線に設定し、前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線を前記横基準線と直交する所定の縦基準線に設定することを含む、請求項6に記載のタイヤ外形計測方法。
- 前記処理ステップでは、前記横基準線及び前記縦基準線の設定を行う際に、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される前記一対のリムラインを通る直線と前記一対のリムラインどうしを結ぶ線分の垂直二等分線とが、それぞれ前記横基準線及び前記縦基準線と重なるように、前記リムライン表示タイヤ外形図を回転移動及び/又は平行移動させる、請求項7に記載のタイヤ外形計測方法。
- タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むタイヤ外形を光学的に測定して、測定データを出力する、測定ステップをさらに含み、
前記取得ステップでは、前記測定データに基づいて、前記リムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得する、請求項6〜8のうちいずれか一項に記載のタイヤ外形計測方法。 - タイヤ幅方向に沿うタイヤ外形図の未処理データを取得し、これを処理する、処理部を備えたタイヤ外形計測装置における、前記処理部に実行させる、タイヤ外形計測プログラムであって、
タイヤ幅方向に沿うタイヤの外形のうち少なくとも一対のリムラインを含むリムライン表示タイヤ外形図の未処理データを取得する、取得ステップと、
前記未処理データ中の、前記リムライン表示タイヤ外形図に表される、前記一対のリムラインの位置を基準として、前記未処理データを処理する、処理ステップと、
を前記処理部に実行させることを特徴とする、タイヤ外形計測プログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013152605A JP2015021928A (ja) | 2013-07-23 | 2013-07-23 | タイヤ外形計測装置、タイヤ外形計測方法及びタイヤ外形計測プログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015021928A true JP2015021928A (ja) | 2015-02-02 |
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CN110879033A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-03-13 | 安徽文质信息科技有限公司 | 一种飞机轮胎形状检测用高精度自动型对比测量装置 |
CN114502392A (zh) * | 2019-09-30 | 2022-05-13 | 特雷勒堡车轮系统意大利股份公司 | 用于测量轮胎相对于安装有所述轮胎的轮辋的滑移的系统及其方法 |
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2013
- 2013-07-23 JP JP2013152605A patent/JP2015021928A/ja active Pending
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