JP2015020672A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015020672A
JP2015020672A JP2013152089A JP2013152089A JP2015020672A JP 2015020672 A JP2015020672 A JP 2015020672A JP 2013152089 A JP2013152089 A JP 2013152089A JP 2013152089 A JP2013152089 A JP 2013152089A JP 2015020672 A JP2015020672 A JP 2015020672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
floor
frame
front side
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013152089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6016245B2 (ja
Inventor
佳克 太田
Yoshikatsu Ota
佳克 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013152089A priority Critical patent/JP6016245B2/ja
Publication of JP2015020672A publication Critical patent/JP2015020672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6016245B2 publication Critical patent/JP6016245B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 自動車のサイドシルに入力する側面衝突の衝突荷重をフロントサイドフレームやフロアフレームに効率的に伝達して耐側面衝突性能を高める。
【解決手段】 左右一対のフロントサイドフレーム11の後部間を車幅方向に接続するクロスメンバ23と、左右一対のフロントサイドフレーム11の後方において前後方向に配置された左右一対のフロアフレーム12と、左右一対のフロントサイドフレーム11の後端を左右一対のフロアフレーム12の前端に接続する左右一対の連結部材41,42と、車体側部に沿って前後方向に配置された左右一対のサイドシル13と、左右一対の連結部材41,42を左右一対のサイドシル13に接続する左右一対のアウトリガー43とを備えるので、サイドシル13に側面衝突の衝突荷重が入力したときに、その衝突荷重をアウトリガー43から連結部材41,42を介してフロントサイドフレーム11、フロアフレーム12およびクロスメンバ23に分散することが可能になり、耐側面衝突性能が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、少なくとも1本以上の中空部材で構成された左右一対のフロントサイドフレームを備える自動車の車体構造に関する。
2本の中空部材を上下方向に重ねて結合することでフロントサイドフレームを構成し、フロントサイドフレームの後部で、上側の中空部材を上向きに折り曲げてフロントピラーを構成するとともに、下側の中空部材を後方に延長してサイドシルを構成するものが、下記特許文献1により公知である。
また2本の中空部材を前後方向中間部で90°捩じった状態で結合することで、前部において上下2段に重なって後部において左右2段に重なるフロントサイドフレームを構成するものが、下記特許文献2により公知である。
米国特許第4986597号明細書 WO2012/120967A1
ところで、上記特許文献1、2に記載されているように、一定断面を有する2本の中空部材を所定形状に結合することで、安価でありながら衝突時の衝撃吸収性能に優れたフロントサイドフレームを得ることができる。
しかしながら、自動車がサイドスリップしてサイドシルがポールや立ち木等に側面衝突したような場合、その側面衝突の衝突荷重をフロントサイドフレームやフロアフレームに効率的に伝達することができないと、サイドシルが車幅方向内側に大きく変形して車室空間が狭められてしまい、充分な耐側面衝突性能が得られなくなる可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、自動車のサイドシルに入力する側面衝突の衝突荷重をフロントサイドフレームやフロアフレームに効率的に伝達して耐側面衝突性能を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、少なくとも1本以上の中空部材で構成された左右一対のフロントサイドフレームを備える自動車の車体構造であって、前記左右一対のフロントサイドフレームの後部間を車幅方向に接続するクロスメンバと、前記左右一対のフロントサイドフレームの後方において前後方向に配置された左右一対のフロアフレームと、前記左右一対のフロントサイドフレームの後端を前記左右一対のフロアフレームの前端に接続する左右一対の連結部材と、車体側部に沿って前後方向に配置された左右一対のサイドシルと、前記左右一対の連結部材を前記左右一対のサイドシルに接続する左右一対のアウトリガーとを備えることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記連結部材はU字状断面の下部ブラケットと、前記下部ブラケットの上面に結合される板状の上部ブラケットとからなり、前記下部ブラケットは、前記フロントサイドフレームの後端の下壁および左右の側壁と、前記フロアフレームの前端の下壁および左右の側壁と、前記アウトリガーの車幅方向内端とを接続し、前記上部ブラケットは、前記フロントサイドフレームの後端の上壁と、前記フロアフレームの前端の上壁とを接続することを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記左右一対のサイドシルを接続する一定断面を有するフロアクロスメンバを備え、前記フロアクロスメンバの前面に一定断面を有する前記フロアフレームの後端を直接接続し、その接続部を筋交い機能を有する上部ブラケットおよび下部ブラケットで補強したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記フロアクロスメンバを前記サイドシルに直接接続し、その接続部を筋交い機能を有する上部ブラケットおよび下部ブラケットで補強したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記アウトリガーを前記フロントサイドフレームの後部の直線部あるいは前記フロアフレームの前部の直線部に配置したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記クロスメンバの車幅方向中央部はフロアトンネルを補強するフロアトンネル補強パネルの前部で構成され、前記フロアトンネル補強パネルの後部は前記フロアクロスメンバに上部ブラケットおよび下部ブラケットを介して接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
尚、実施の形態の第2クロスメンバ17は本発明のクロスメンバに対応し、実施の形態の第3クロスメンバ18は本発明のフロアクロスメンバに対応し、実施の形態の下部ブラケット41および上部ブラケット42は本発明の連結部材に対応する。
請求項1の構成によれば、自動車の車体は、少なくとも1本以上の中空部材で構成された左右一対のフロントサイドフレームを備える。また左右一対のフロントサイドフレームの後部間を車幅方向に接続するクロスメンバと、左右一対のフロントサイドフレームの後方において前後方向に配置された左右一対のフロアフレームと、左右一対のフロントサイドフレームの後端を左右一対のフロアフレームの前端に接続する左右一対の連結部材と、車体側部に沿って前後方向に配置された左右一対のサイドシルと、左右一対の連結部材を左右一対のサイドシルに接続する左右一対のアウトリガーとを備えるので、サイドシルに側面衝突の衝突荷重が入力したときに、その衝突荷重をアウトリガーから連結部材を介してフロントサイドフレーム、フロアフレームおよびクロスメンバに分散することが可能になり、耐側面衝突性能が向上する。
また請求項2の構成によれば、連結部材はU字状断面の下部ブラケットと、下部ブラケットの上面に接続される板状の上部ブラケットとからなり、下部ブラケットは、フロントサイドフレームの後端の下壁および左右の側壁と、フロアフレームの前端の下壁および左右の側壁と、アウトリガーの車幅方向内端とを接続し、上部ブラケットは、フロントサイドフレームの後端の上壁と、フロアフレームの前端の上壁とを接続するので、下部ブラケットにフロントサイドフレームの後端およびアウトリガーの車幅方向内端を予め接続しておき、予めフロアフレームの前端を接続した上部ブラケットを下部ブラケットの上面に結合することで、連結部材の周辺の組み立てが容易になる。
また請求項3の構成によれば、左右一対のサイドシルを接続する一定断面を有するフロアクロスメンバを備え、フロアクロスメンバの前面に一定断面を有するフロアフレームの後端を直接接続し、その接続部を筋交い機能を有する上部ブラケットおよび下部ブラケットで補強したので、フロアクロスメンバおよびフロアフレームの接続部を効果的に補強して車体フロアの強度を一層高めることができる。
また請求項4の構成によれば、フロアクロスメンバをサイドシルに直接接続し、その接続部を筋交い機能を有する上部ブラケットおよび下部ブラケットで補強したので、フロアクロスメンバおよびサイドシルの接続部を効果的に補強して車体フロアの強度を一層高めることができる。
また請求項5の構成によれば、アウトリガーをフロントサイドフレームの後部の直線部あるいはフロアフレームの前部の直線部に配置したので、フロントサイドフレームおよびフロアフレームが連結部材で連結される位置に湾曲部が存在していても、その前方あるいは後方の前記直線部をアウトリガーで補強することで、フロントサイドフレームに前面衝突の衝突荷重が入力したときに、特別の補強を施すことなく前記湾曲部の変形を効果的に阻止することができる。
また請求項6の構成によれば、クロスメンバの車幅方向中央部はフロアトンネルを補強するフロアトンネル補強パネルの前部で構成され、フロアトンネル補強パネルの後部はフロアクロスメンバに上部ブラケットおよび下部ブラケットを介して接続されるので、車体フロアの強度を一層高めることができる。
自動車の車体フレームの前部下面図。(第1の実施の形態) 図1の2方向拡大矢視図。(第1の実施の形態) 図2に対応する組み立て手順の説明図。(第1の実施の形態) 図1の4方向拡大矢視図。(第1の実施の形態) 図4の5−5線断面図(第1の実施の形態) 図5に対応する分解斜視図。(第1の実施の形態) 図1に対応する図。(第2、第3の実施の形態)
第1の実施の形態
以下、図1〜図6に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。尚、本明細書において、前後方向、左右方向(車幅方向)、上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、自動車の車体フレームは、車体前部に前後方向に配置された左右一対のフロントサイドフレーム11,11と、左右のフロントサイドフレーム11,11の後端に接続されて後方に延びる左右一対のフロアフレーム12,12と、左右のフロアフレーム12,12の車幅方向外側において前後方向に配置された左右一対のサイドシル13,13とを備える。
左右のフロントサイドフレーム11,11の前後方向中間部間は車幅方向に延びる第1クロスメンバ16により接続され、左右のフロントサイドフレーム11,11の後部間は車幅方向に延びる第2クロスメンバ17により接続され、左右のサイドシル13,13の前後方向中間部間および左右のフロアフレーム12,12の後端間は車幅方向に延びる第3クロスメンバ18,18により接続される。前記第2クロスメンバ17は、第3クロスメンバ18の車幅方向中間部から前方に延びる板材よりなるフロアトンネル補強パネル22の前部22aと、それを左右のサイドシル13,13の前部に接続する左右一対の板材よりなるブラケット23,23とにより構成される。
左右のサイドシル13,13の前端から図示せぬ左右一対のAピラー(フロントピラー)ロアが起立し、左右のサイドシル13,13の前後方向中間部から左右一対のBピラー(センターピラー)25,25が起立する。
図1および図2から明らかなように、フロントサイドフレーム11は車体前後方向に延びる鋼管よりなる四角形の一定閉断面を有する中空部材であり、フロントサイドフレーム11の後方に接続されるフロアフレーム12も鋼管よりなる四角形の一定閉断面を有する中空部材である。またサイドシル13は、鋼板よりなるサイドシルインナ13Aおよびサイドシルアウタ13Bを上下のフランジで結合して前後方向に一定断面を有する中空閉断面に構成される。
フロントサイドフレーム11の後端とフロアフレーム12の前端とが、断面がU字状(より具体的には深い逆ハット状)の下部ブラケット41と、断面が平板状(より具体的には浅い逆ハット状)の上部ブラケット42とにより結合される。フロントサイドフレーム11の後端部は、その下壁11aおよび一対の側壁11b,11cが下部ブラケット41の前部に嵌合して溶接され、フロアフレーム12の前端部は、その下壁12aおよび一対の側壁12b,12cが下部ブラケット41の後部に嵌合して溶接される。そして下部ブラケット41の上面開口部に上方から嵌合する上部ブラケット42が、フロントサイドフレーム11の上壁11dおよびフロアフレーム12の上壁12dに溶接されるとともに、下部ブラケット41に溶接される。
また四角形の一定閉断面を有するアウトリガー43の車幅方向内端の下面および両側面に側部ブラケット44が溶接されており、その側部ブラケット44が下部ブラケット41の車幅方向外側の側壁41aおよび下壁41bに溶接される。更に、車幅方向に直線状に延びる鋼管からなるアウトリガー43の車幅方向外端に4個の接合フランジ45,46,47,48が溶接されており、それら4個の接合フランジ45,46,47,48がサイドシル13の側壁13aおよび下壁13bに溶接される。
上記した構造により、前後方向に延びるフロントサイドフレーム11の後端と、前後方向に延びるフロアフレーム12の前端との接続部が、車幅方向に延びるアウトリガー43によってサイドシル13に接続される。
この部分の組み立て順序は、図3に示すように、先ずフロントサイドフレーム11の後部に溶接した下部ブラケット41に側部ブラケット44を介してアウトリガー43を溶接するとともに、フロアフレーム12の前端に上部ブラケット42を溶接する。そしてフロアフレーム12の前端を上方から下部ブラケット41に嵌合し、上部ブラケット42を下部ブラケット41の上面に重ね合わせて溶接する。
図1および図4〜図6から明らかなように、直線状の鋼管からなる四角形の一定断面を有する第3クロスメンバ18,18は車幅方向に2分割されており、各第3クロスメンバ18の車幅方向外端は、その前壁18aに溶接された下部ブラケット49と、その上壁18bに溶接された上部ブラケット50と、その後壁18cに溶接された下部ブラケット51とを介して、サイドシルインナ13Aの側壁13aに溶接される。下部ブラケット49、上部ブラケット50および下部ブラケット51は、第3クロスメンバ18およびサイドシル13間の角部を三角形状に接続し、筋交いとしての補強機能を発揮する。またフロアフレーム12の後端は、フロアフレーム12の上壁12dに溶接した上部ブラケット52と、フロアフレーム12の側壁12bに溶接した下部ブラケット53とを介して、第3クロスメンバ18の前壁18aに溶接される。上部ブラケット52および下部ブラケット53は、第3クロスメンバ18およびフロアフレーム12間の角部を三角形状に接続し、筋交いとしての補強機能を発揮する。
また一対の第3クロスメンバ18,18の相互に対向する端部は、上部ブラケット54および下部ブラケット55により車幅方向に接続されるとともに、板状のフロアトンネル補強パネル22の後部が上部ブラケット52および下部ブラケット53間に上下から挟まれて溶接される。そして上向きに凸に湾曲する下部ブラケット55の下面が、車幅方向に延びるトンネルブレース56によって架橋されて補強される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
車両がサイドスリップして車体側面がポールや立ち木に側面衝突したような場合、サイドシル13に入力した衝突荷重は、サイドシル13から接合フランジ45〜48を介してアウトリガー43に伝達され、アウトリガー43から側部ブラケット44、下部ブラケット41および上部ブラケット42を介してフロントサイドフレーム11およびフロアフレーム12に分散され、フロントサイドフレーム11から第2クロスメンバ17(ブラケット23)に分散される。これにより、サイドシル13が車幅方向内側に変形することが抑制され、車室容積が確保されて耐側面衝突性能が向上する。尚、第2クロスメンバ17は図示せぬフロアパネルと閉断面を構成して強度・剛性が高められる。
またフロントサイドフレーム11の後端およびフロアフレーム12の前端は下部ブラケット41および上部ブラケット42を介して接続され、下部ブラケット41は側部ブラケット44を介してアウトリガー43の車幅方向内端に接続されるため、その接続部に多数の部材が集合して組み立て性が低下する懸念がある。しかしながら、本実施の形態によれば、フロントサイドフレーム11の後部に溶接した下部ブラケット41に側部ブラケット44を介してアウトリガー43が溶接したサブアセンブリと、フロアフレーム12の前端に上部ブラケット42を溶接したサブアセンブリとを用意しておき、フロアフレーム12の前端を上方から下部ブラケット41に嵌合し、上部ブラケット42を下部ブラケット41の上面に重ね合わせて溶接することで組み立て性が向上する(図3参照)。
また側面衝突の衝突荷重はサイドシル13から第3クロスメンバ18に伝達されるが、サイドシル13および第3クロスメンバ18の接続部を筋交い機能を有する上部ブラケット50および下部ブラケット49,51で補強したので、その接続部を効果的に補強して車体フロアの強度を一層高めることができる。
また左右一対のサイドシル13,13を接続する第3クロスメンバ18,18を備え、フロアクロスメンバ18の前面にフロアフレーム12の後端を直接接続し、その接続部を筋交い機能を有する上部ブラケット52および下部ブラケット53で補強したので、第3クロスメンバ18およびフロアフレーム12の接続部を効果的に補強して前面衝突に対する車体フロアの強度を一層高めることができる。
また第2クロスメンバ17の車幅方向中央部はフロアトンネルを補強するフロアトンネル補強パネル22の前部22aで構成され(図1参照)、フロアトンネル補強パネル22の後部は第3クロスメンバ18,18に上部ブラケット52および下部ブラケット53を介して接続されるので、車体フロアの強度・剛性を一層高めることができる。
第2および第3の実施の形態
次に、図7に基づいて本発明の第2、第3の実施の形態を説明する。
前面衝突の衝突荷重はフロントサイドフレーム11から下部ブラケット41および上部ブラケット42を介してフロアフレーム12に伝達されるが、フロントサイドフレーム11およびフロアフレーム12は下部ブラケット41および上部ブラケット42の位置で、平面視でS字状に湾曲している。
上述した第1の実施の形態では、前記S字状に湾曲する部分(変曲点Pの位置)でアウトリガー43が下部ブラケット41に側部ブラケット44を介して接続されているが(図1参照)、第2、第3の実施の形態では、その接続部が第1の実施の形態に比べて前後にずれている。
即ち、第2の実施の形態では、図7に実線で示すように、アウトリガー43の車幅方向内端が、変曲点Pよりも前方に位置するフロントサイドフレーム11の後端の直線部に側部ブラケット44を介して接続される。一方、第3の実施の形態では、図7に鎖線で示すように、アウトリガー43の車幅方向内端が、変曲点Pよりも後方に位置するフロアフレーム12の前端の直線部に側部ブラケット44を介して接続される。
フロントサイドフレーム11の前端に前面衝突の衝突荷重が入力すると、フロントサイドフレーム11およびフロアフレーム12の接続部の変曲点Pの付近に大きな曲げモーメントが作用するが、変曲点Pの前方に位置するフロントサイドフレーム11の後端の直線部、あるいは変曲点Pの後方に位置するフロアフレーム12の前端の直線部をアウトリガー43を介してサイドシル13に接続することで、前記曲げモーメントによる前記接続部の折れ曲がりを抑制することができ、フロントサイドフレーム11およびフロアフレーム12を薄肉化して軽量化を図りながら耐前面衝突性能を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では本発明の連結部材を下部ブラケット41および上部ブラケット42で構成しているが、連結部材の構成は任意である。
また実施の形態ではフロントサイドフレーム11が1本の中空部材で構成されているが、それを複数本の中空部材を結合して構成しても良い。
11 フロントサイドフレーム
11a 下壁
11b 側壁
11c 側壁
11d 上壁
12 フロアフレーム
12a 下壁
12b 側壁
12c 側壁
12d 上壁
13 サイドシル
17 第2クロスメンバ(クロスメンバ)
18 第3クロスメンバ(フロアクロスメンバ)
22 フロアトンネル補強パネル
22a 前部
41 下部ブラケット(連結部材)
42 上部ブラケット(連結部材)
43 アウトリガー
49 下部ブラケット
50 上部ブラケット
51 下部ブラケット
52 上部ブラケット
53 下部ブラケット
54 上部ブラケット
55 下部ブラケット

Claims (6)

  1. 少なくとも1本以上の中空部材で構成された左右一対のフロントサイドフレーム(11)を備える自動車の車体構造であって、
    前記左右一対のフロントサイドフレーム(11)の後部間を車幅方向に接続するクロスメンバ(17)と、前記左右一対のフロントサイドフレーム(11)の後方において前後方向に配置された左右一対のフロアフレーム(12)と、前記左右一対のフロントサイドフレーム(11)の後端を前記左右一対のフロアフレーム(12)の前端に接続する左右一対の連結部材(41,42)と、車体側部に沿って前後方向に配置された左右一対のサイドシル(13)と、前記左右一対の連結部材(41,42)を前記左右一対のサイドシル(13)に接続する左右一対のアウトリガー(43)とを備えることを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 前記連結部材(41,42)はU字状断面の下部ブラケット(41)と、前記下部ブラケット(41)の上面に結合される板状の上部ブラケット(42)とからなり、
    前記下部ブラケット(41)は、前記フロントサイドフレーム(11)の後端の下壁(11a)および左右の側壁(11b,11c)と、前記フロアフレーム(12)の前端の下壁(12a)および左右の側壁(12b,12c)と、前記アウトリガー(43)の車幅方向内端とを接続し、前記上部ブラケット(42)は、前記フロントサイドフレーム(11)の後端の上壁(11d)と、前記フロアフレーム(12)の前端の上壁(12d)とを接続することを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体構造。
  3. 前記左右一対のサイドシル(13)を接続する一定断面を有するフロアクロスメンバ(18)を備え、前記フロアクロスメンバ(18)の前面に一定断面を有する前記フロアフレーム(12)の後端を直接接続し、その接続部を筋交い機能を有する上部ブラケット(52)および下部ブラケット(53)で補強したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体構造。
  4. 前記フロアクロスメンバ(18)を前記サイドシル(13)に直接接続し、その接続部を筋交い機能を有する上部ブラケット(50)および下部ブラケット(49,51)で補強したことを特徴とする、請求項3に記載の自動車の車体構造。
  5. 前記アウトリガー(43)を前記フロントサイドフレーム(11)の後部の直線部あるいは前記フロアフレーム(12)の前部の直線部に配置したことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  6. 前記クロスメンバ(17)の車幅方向中央部はフロアトンネルを補強するフロアトンネル補強パネル(22)の前部(22a)で構成され、前記フロアトンネル補強パネル(22)の後部は前記フロアクロスメンバ(18)に上部ブラケット(54)および下部ブラケット(55)を介して接続されることを特徴とする、請求項3に記載の自動車の車体構造。
JP2013152089A 2013-07-22 2013-07-22 自動車の車体構造 Expired - Fee Related JP6016245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013152089A JP6016245B2 (ja) 2013-07-22 2013-07-22 自動車の車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013152089A JP6016245B2 (ja) 2013-07-22 2013-07-22 自動車の車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015020672A true JP2015020672A (ja) 2015-02-02
JP6016245B2 JP6016245B2 (ja) 2016-10-26

Family

ID=52485488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013152089A Expired - Fee Related JP6016245B2 (ja) 2013-07-22 2013-07-22 自動車の車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6016245B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019093803A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 ダイハツ工業株式会社 車体下部構造

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61148773U (ja) * 1985-03-07 1986-09-13
JPH06144299A (ja) * 1992-10-31 1994-05-24 Mazda Motor Corp 自動車の下部車体構造
JP2009018724A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Honda Motor Co Ltd 車体フレーム構造
JP2010235014A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mazda Motor Corp 自動車車体におけるチューブ状フレームの連結構造及びその組立方法
JPWO2011055695A1 (ja) * 2009-11-05 2013-03-28 本田技研工業株式会社 車体構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61148773U (ja) * 1985-03-07 1986-09-13
JPH06144299A (ja) * 1992-10-31 1994-05-24 Mazda Motor Corp 自動車の下部車体構造
JP2009018724A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Honda Motor Co Ltd 車体フレーム構造
JP2010235014A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mazda Motor Corp 自動車車体におけるチューブ状フレームの連結構造及びその組立方法
JPWO2011055695A1 (ja) * 2009-11-05 2013-03-28 本田技研工業株式会社 車体構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019093803A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 ダイハツ工業株式会社 車体下部構造
JP7015621B2 (ja) 2017-11-20 2022-02-03 ダイハツ工業株式会社 車体下部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6016245B2 (ja) 2016-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4853080B2 (ja) 自動車の車体構造
US9764765B2 (en) Vehicle-body front structure
JP6550641B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6041054B2 (ja) 車体前部構造
JP6172695B2 (ja) 自動車の車体構造
JP5924345B2 (ja) 車両の樹脂フロア構造
KR101628479B1 (ko) 프런트 사이드 멤버 후방 구조
JP2018062204A (ja) フロアパネル
JP6228256B2 (ja) 自動車の車体構造
JP6406370B2 (ja) 車両の側部車体構造
US10322753B2 (en) Vehicle body front structure
JP6549758B2 (ja) 車体構造
JP2012056407A (ja) 自動車用車体骨格における補強構造
JP6439401B2 (ja) サイドシル補強構造
JP2017177915A (ja) 車体構造
JP2014046822A (ja) 車体前部構造
JP6016245B2 (ja) 自動車の車体構造
JP6384257B2 (ja) 車両フロア構造
JP2007131260A (ja) 車両のダッシュパネル補強構造
JP6624493B2 (ja) ステアリングサポートメンバー構造
JP6488952B2 (ja) 車両前部構造
JP6441631B2 (ja) 車体構造
JP2009101768A (ja) 車体構造
JP4729016B2 (ja) 自動車の車体構造
JP6595283B2 (ja) 車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6016245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees