JP2015019463A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体の熱による周辺部品への影響を抑制すると共に、外部からの機械的振動による影響を抑制することができる電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置1は、本体部312a及びその上面302に設けられた放熱フィン312bを含む冷却器312と、下面301に取り付けられ、少なくとも半導体素子311aを含むパワーモジュール311と、を有する冷却ユニット31と、回路基板33と、第1の開口21をもち、冷却ユニット及び回路基板を収容する収容空間24を有する第1の筐体2と、収容空間に充填された充填材4と、を備え、冷却ユニットは、充填材の中に埋設され、充填材が第1の筐体と冷却ユニットとの間に介在しており、回路基板も、充填材の中に埋設され、充填材が第1の筐体と回路基板との間に介在しており、放熱部の少なくとも一部は、第1の開口を介して充填材から外部に露出している。【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体素子を用いて電力の変換を行う電力変換装置に関するものである。
半導体素子を備えた電力変換回路の装置筐体内に冷却風洞を設け、当該冷却風洞に冷却器の放熱部を配置し、電動送風機を用いて当該放熱部に強制送風を行うことにより、半導体素子を冷却する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−304151号公報
上記の技術において、半導体素子の熱は冷却器の放熱部に伝達されて放熱されるため、当該冷却器は半導体素子の熱によって高温となる。この場合において、冷却器は電力変換回路の装置筐体に接触して配置されているため、当該冷却器の熱によって装置筐体も高温となり、樹脂材料等から構成される当該装置の周辺部品に劣化等の影響が生じる場合があるという問題がある。
また、上記の装置筐体内には、装置外部からの機械的振動を吸収するための構造等が設けられていないため、当該機械的振動により装置が損傷等の影響を受ける場合があるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、装置本体の熱による周辺部品への影響を抑制すると共に、外部からの機械的振動による影響を抑制することができる電力変換装置を提供することである。
本発明は、第1の筐体が有する収容空間に、当該第1の筐体の第1の開口から外部に露出する放熱部を含む冷却器、及びパワーモジュールを有する冷却ユニットと、回路基板と、が収容されており、当該収容空間に充填された充填材が、当該冷却ユニットと第1の筐体のとの間、及び、当該回路基板と第1の筐体との間に、それぞれ介在することによって上記課題を解決する。
本発明によれば、冷却ユニットが、第1の筐体と直接接触することなく当該第1の筐体内に保持されている。これにより、当該冷却ユニットの熱によって第1の筐体が高温になるのを抑制できるため、電力変換装置の熱による周辺部品への影響を抑制することができる。
また、本発明によれば、冷却ユニットと第1の筐体のとの間、及び、当該回路基板と第1の筐体との間、に充填材がそれぞれ介在することにより、外部から伝わる機械的振動は緩和され、当該機械的振動による電力変換装置への影響を抑制することができる。
図1は、本発明の第1本実施形態における電力変換装置を示す断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態における電力変換装置の作用を説明するための模式図である。 図3は、本発明の第1実施形態における電力変換装置の作用を説明するためのグラフである。 図4は、本発明の第2実施形態における電力変換装置を示す断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態における電力変換装置の作用を説明するための模式図である。 図6(A)及び図6(B)は本発明の第2実施形態における電力変換装置の第1変形例を示す図であり、図6(A)は平面図であり、図6(B)は図6(A)のVIB―VIB線に沿った断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態における電力変換装置の第2変形例を示す断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態における電力変換装置のその他の変形例を示す断面図であり、図4のVIII部に相当する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1は、本実施形態における電力変換装置を示す断面図である。
本実施形態における電力変換装置1は、直流電力を三相交流に変換する装置であり、例えば電動車両等に用いられる。この電力変換装置1は、図1に示すように、第1の筐体2と、当該第1の筐体2の内部に配置された装置本体部3と、第1の筐体2の内部に充填された充填材4と、を備えている。
第1の筐体2は、図1に示すように、図中上側に向かって開口する第1の開口21を有する矩形状の筐体であり、アルミニウム等から形成されている。第1の筐体2の右側壁面2RにはDCコネクタ22が取り付けられており、当該DCコネクタ22を介して外部の直流電源(不図示)から直流電力が供給される。また、第1の筐体2の左側側面2LにはACコネクタ23が取り付けられており、当該ACコネクタ23を介して外部のモータ(不図示)等に交流電力(三相交流)が印加される。この第1の筐体2の内部に形成された収容空間24には、装置本体部3が収容されている。
装置本体部3は、図1に示すように、冷却ユニット31と、P電位側バスバ電極321及びN電位側バスバ電極322からなるバスバ電極32と、回路基板33と、平滑コンデンサ34と、それらを収容する第2の筐体35と、を備えている。
冷却ユニット31は、パワーモジュール311と、当該パワーモジュール311を冷却するための冷却器312と、から構成されており、当該パワーモジュール311は、半導体素子311aと、当該半導体素子311aが実装された実装基板311dと、を備えている。
半導体素子311aは、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等から構成されるスイッチング素子311bと、当該スイッチング素子311bと直列に接続されたダイオード311cと、から構成されている。スイッチング素子311bのコレクタ端子はダイオード311cのカソード端子に接続されており、スイッチング素子311bのエミッタ端子はダイオード311cのアノード端子にそれぞれ接続されている。また、スイッチング素子311bのゲート端子は、駆動回路(後述)に接続されている。
冷却器312は、下面301にパワーモジュール311が取り付けられた本体部312aと、当該本体部312aの上面302に形成された冷却フィン312bと、から構成されている。本体部312aを介して伝達されるパワーモジュール311の熱は冷却フィン312bにより放熱され、これによりパワーモジュール311を冷却することが可能となっている。
なお、本実施形態における本体部312aが本発明の本体部の一例に相当し、本実施形態における上面302が本発明の「本体部の一方面」の一例に相当し、本実施形態における下面301が本発明の「本体部の他方面」の一例に相当し、本実施形態における冷却フィン312bが本発明の放熱部の一例に相当する。
本実施形態では、冷却器312の本体部312aの下面301に、出力する三相交流の各相と対応した3つのパワーモジュール311が略等間隔に並んで配置されており、それらは並列に接続されている。
本実施形態では、図1に示すように、第2の筐体35の内側右側面にP電位電極321aが設けられており、このP電位電極321aの下端はDCケーブル321cによってDCコネクタ22と接続されている。また、P電位電極321aの上端は、アルミニウム等から形成されたボンディングワイヤ321bによってパワーモジュール311のスイッチング素子311bに接続されている。電力変換装置1の使用時には、DCコネクタ22は直流電源に接続され、当該直流電源による電力はP電位電極321aを介してスイッチング素子311bに供給される。
また、特に図示しないが、P電位電極321aの図1中奥側にはN電位電極が設けられており、当該N電位電極は、P電位電極321aと同様に、DCコネクタ22及びスイッチング素子311bと接続されており、DCコネクタ22に接続される直流電源の電力をスイッチング素子311bに供給することが可能となっている。
なお、3つのパワーモジュール311のスイッチング素子311bは、特に図示しないACケーブルによってACコネクタにそれぞれ接続されており、ACコネクタ23に接続されるモータ(不図示)に三相交流を印加することが可能となっている。
本実施形態における装置本体部3の略中央部には、図1に示すように、駆動回路331が設けられた回路基板33が設けられている。この駆動回路331は、スイッチング素子311bのゲート端子と接続されており、当該駆動回路331からゲート端子にゲート電圧を印加することが可能となっている。
また、回路基板33の図中上方には、P電位電極321aと接続されたP電位側バスバ電極321が設けられていると共に、N電位電極(不図示)と接続されたN電位側バスバ電極322が設けられている。駆動回路331は、これらのバスバ電極321、322を介して、DCコネクタ22に接続される直流電源(不図示)から電源電力を取得する。
本実施形態において、装置本体部3の内側下部には、図1に示すように、電解コンデンサ等から構成された平滑コンデンサ34が設けられており、この平滑コンデンサ34は、P電位電極321a及びN電位電極を介して半導体素子311aと電気的に接続されている。平滑コンデンサ34によって、DCコネクタ22に接続される直流電源から供給された直流電圧を平滑化することが可能となっている。
第2の筐体35は、アルミニウム等から構成された矩形状の筐体であり、上述した冷却ユニット31と、バスバ電極32と、回路基板33と、平滑コンデンサ34と、を収容している。この第2の筐体35の内部には、ボルト等から構成される固定部材351が設けられており、当該固定部材351によって、冷却ユニット31は第2の筐体35の上部に支持されて固定されている。また、当該固定部材351によって、バスバ電極32及び回路基板33は当該第2の筐体35の略中央部に支持されて固定されており、平滑コンデンサ34は当該第2の筐体35の下部に固定されている。
また、第2の筐体35の上部には、図1に示すように、図中上側に向かって開口する第2の開口352が形成されており、当該第2の開口352及び第1の筐体2の第1の開口21を介して、冷却器312の冷却フィン312bは外部に露出している。
本実施形態では、図1に示すように、第1の筐体2の収容空間24に充填材4が充填されている。この充填材4は、電気絶縁性、断熱性及び耐熱性に優れ、第1の筐体2よりも低い弾性率を有する柔軟な材料から形成されている。このような材料としては、シリコーンポッティング剤等の樹脂材料やシリコーンゲル等のゲル材料等を例示することができる。
この充填材4によって、装置本体部3の第2の筐体35は、第1の筐体2と非接触の状態で当該収容空間24の内部に保持されている。また、第2の筐体35の内部にも充填材4が充填されており、冷却ユニット31、バスバ電極32、回路基板33、及び平滑コンデンサ34は、当該充填材4の中に埋没している。
次に、本実施形態における作用について説明する。図2は本実施形態における電力変換装置の作用を説明するための模式図であり、図3は本実施形態における電力変換装置の作用を説明するためのグラフである。
本実施形態における電力変換装置1は、図2に示すように、第1の筐体2に形成された収容空間24の内部に、充填材4を介して装置本体部3が保持されている。このため、装置本体部3に伝達される装置外部からの機械的振動は、充填材4が有する弾性及び減衰係数Cの効果によって軽減される。これにより、装置本体部3及び当該装置本体部3を備えた電力変換装置1が、当該機械的振動によって損傷等の影響を受けるのを抑制することができる。また、機械的振動への耐性を強化するための補強部材等を電力変換装置1に設ける必要が無いため、当該電力変換装置1の大型化や高コスト化を抑制することができる。
また、図2に示す模式図において、電力変換装置1が搭載された車両等の支持部材5から機械的振動が加わった場合には、充填材4を介して伝達される装置本体部3への当該機械的振動の振動伝達率Tは、下記(1)式で表される。
T=1/|1−(f/f|・・・(1)
ただし、上記(1)式において、fは支持部材5から伝わる機械的振動の振動数であり、fは充填材4の固有振動数である。ここで、充填材4の固有振動数fは、下記(2)式で表される。
Figure 2015019463
ただし、上記(2)式において、kは充填材4の弾性を示すバネ定数であり、mは装置本体部3及び当該装置本体部3の内部に充填された充填材4の質量であり、aは定数である。
この場合において、振動伝達率Tが1以下であるとき、即ち、上記(1)式をグラフとして示した図3の網掛け領域(防振効果領域)において、当該機械的振動の伝達を抑制する効果が向上することが知られている。
このため、下記(3)式を満たすバネ定数kを有する充填材4を用いることにより、機械的振動が装置本体部3に伝達するのをさらに軽減し、当該機械的振動による電力変換装置1への影響をさらに抑制することができる。
Figure 2015019463
また、本実施形態における電力変換層値1では、装置本体部3の略中央部にバスバ電極321、322が設けられている。これにより、上記(2)式におけるm値が増加し、充填材4の固有振動数fは相対的に小さくなる。このため、上記(3)式を満たす振動数fの領域(防振効果領域)が広がり、機械的振動による電力変換装置1への影響を一層抑制することができる。
また、冷却器312の冷却フィン312bは、第1の筐体2の第1の開口21及び第2の筐体35の第2の開口352を介して外部に露出している。これにより、当該冷却フィン312bから外気へ至る熱抵抗Rが悪化することはなく、冷却器312における十分な冷却性能を確保することができる。
また、第1の筐体2と、第2の筐体35と、の間の熱抵抗R´は、充填材4の介在によって、第1又は第2の筐体2、35の熱抵抗よりも相対的に大きくなっている。これにより、装置本体部3におけるパワーモジュール311の熱が第1の筐体2に伝達するのを効果的に抑え、電力変換装置1の熱による周辺部品への影響を抑制することができる。
<<第2実施形態>>
図4は第2実施形態における電力変換装置を示す断面図であり、図5は第2実施形態における電力変換装置の作用を説明するための模式図であり、図6(A)及び図6(B)は第2実施形態における電力変換装置の第1変形例を示す図であり、図7は第2実施形態における電力変換装置の第2変形例を示す断面図である。第2実施形態における電力変換装置1Bは、装置本体部3Bが異なる以外は、上述した第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
装置本体部3Bは、図4に示すように、冷却ユニット31と、回路基板33と、平滑コンデンサ34と、第2の筐体35Bと、当該第2の筐体35Bの内部に充填された充填材4Bと、を備えている。
第2の筐体35Bは、アルミニウム等から形成された矩形状の筐体であり、当該第2の筐体35Bの端部350は外部に露出している。この第2の筐体35Bの内部には充填材4Bが充填されており、当該充填材4Bの中に冷却ユニット31が埋設されて保持されている。
また、冷却ユニット31と、第2の筐体35Bの第2の開口352と、の間には、図4に示すように、間隙353が設けられている。これにより、冷却ユニット31は、第2の筐体35Bと非接触の状態で保持されている。
充填材4Bは、電気絶縁性、断熱性及び耐熱性に優れ、第1の筐体2よりも低い弾性率を有する柔軟な材料から形成されており、第1実施形態で述べた充填材4と同様の材料から構成されている。
冷却器312の冷却フィン312bは、第2の筐体35Bの図中上部に設けられた第2の開口352、及び第1の筐体2の第1の開口21から外部に露出している。これにより、冷却器312の本体部312aを介して伝わるパワーモジュール311の熱を当該冷却フィン312bから放熱し、パワーモジュール311を冷却することが可能となっている。
本実施形態における第2の筐体35Bの底面外部には、図4に示すように、平滑コンデンサ34が取り付けられており、当該平滑コンデンサ34の下部には回路基板33が取り付けられている。これら平滑コンデンサ34及び回路基板33は、何れも充填材4の中に埋設されて保持されている。なお、回路基板33を第2の筐体35Bに直接固定して取り付けてもよい。
本実施形態における電力変換装置1Bも、図5に示すように、第1の筐体2の収容空間24の内部に、充填材4を介して装置本体部3Bが保持されている。このため、電力変換装置1Bに伝わる機械的振動は、充填材4が有する弾性及び減衰係数Cの効果によって軽減され、装置本体部3Bへの当該機械的振動の影響を抑制することができる。
また、第2の筐体35Bの内部には充填材4Bが充填されており、充填材4Bを介して装置本体部3Bが保持されている。このため、装置外部からの機械的振動は充填材4Bが有する弾性及び減衰係数Cの効果によってさらに軽減され、装置本体部3Bへの当該機械的振動の影響を一層抑制することができる。
また、本実施形態における電力変換装置1Bも、図5に示すように、第1の筐体2と第2の筐体35Bとの間において、第1実施形態で説明した上記(3)式と同様の関係を満たすバネ定数kを有する充填材4を用いることにより、機械的振動による電力変換装置1Bへの影響を効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、第2の筐体35Bと冷却ユニット31との間においても、上記(3)式と同様の関係を満たすバネ定数kを有する充填材4Bを用いることにより、車両等の機械的振動がパワーモジュール311に伝達するのをより一層抑制することができる。これにより当該機械的振動による電力変換装置1Bへの影響を大幅に抑制することができる。
また、本実施形態においても、冷却器312の冷却フィン312bは、第1の筐体2の第1の開口21及び第2の筐体35Bの第2の開口352を介して外部に露出している。これにより、当該冷却フィン312bから外気へ至る熱抵抗Rが悪化することはなく、冷却器312における十分な冷却性能を確保することができる。さらに、当該第2の筐体35Bの端部350から外気へ至る熱抵抗Rも悪化することはないため、より効果的にパワーモジュール311の冷却を行うことができる。
また、第1の筐体2及び第2の筐体35Bの間における熱抵抗R´は、充填材4の介在によって、第1及び第2の筐体2、35Bの熱抵抗よりも相対的に大きくなっている。さらに、本実施形態では、冷却ユニット31は非接触の状態で第2の筐体35Bの内部に保持されている。このため、間隙353に介在する充填材4Bによって、当該第2の筐体35Bと冷却ユニット31との間における熱抵抗R´´も、第1及び第2の筐体2、35Bの熱抵抗より相対的に大きくなっている。これにより、パワーモジュール311の熱が第1の筐体2に伝達するのを一層抑えることが可能となり、電力変換装置1Bから伝わる熱による周辺部品への影響を一層抑制することができる。
また、本実施形態においては、第2の筐体35Bと冷却ユニット31とが互いに非接触の状態で保持されていることに加え、平滑コンデンサ34及び回路基板33は、当該第2の筐体35Bにおいて冷却ユニット31から遠い側面の外部(底面外部)に設けられている。また、平滑コンデンサ34及び回路基板33と、冷却ユニット31と、の間には充填材4Bが介在している。これにより、当該冷却ユニット31におけるパワーモジュール311の熱が、平滑コンデンサ34及び回路基板33に伝達するのを軽減することができ、当該平滑コンデンサ34及び回路基板33の寿命低下を抑制することができる。
なお、本実施形態において、図6(A)及び図6(B)に示すように、耐熱性材料等により形成された網状部材354を、第2の開口352を覆うように第2の筐体35Bに設け、当該網状部材354の網目に冷却器312の冷却フィン312bを挿入してもよい。
この場合には、外部からの機械的振動によって、冷却ユニット31が電力変換装置1Bから剥離、脱落してしまうのを防ぐことができると共に、当該網状部材354の存在により充填材4Bの弾性(バネ定数k)をより小さくすることが可能となる。これにより、外部からの機械的振動の伝達を抑制する効果をより高めることができ、当該機械的振動による電力変換装置1Bへの影響をさらに抑制することができる。
また、本実施形態において、図7に示すように、第2の筐体35Bの側面及び底面にバスバ電極32Bを設けてもよい。この場合には、当該バスバ電極32Bの存在によって、装置本体部3B全体の質量mが増加する。このため、充填材4の固有振動数fは小さくなり(上記(2)式参照)、上記(3)式を満たす振動数fの領域(防振効果領域)が広がるため、機械的振動による電力変換装置1Bへの影響を一層軽減することができる。
また、この場合には、当該バスバ電極32Bが有する高い熱伝導性により、第2の筐体35Bの端部350からの放熱性がより向上する。これにより、電力変換装置1Bから伝わる熱による周辺部品への影響をより一層抑制することができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図8に示すように、第2の開口352の周縁を、第2の筐体35Bの外側(図中上側)に向かって小径となる第1のテーパ形状355を設けてもよい。また、冷却器312の本体部312aを第2の筐体35Bの内側(図中下側)に配置すると共に、当該本体部312aの側部に第1のテーパ形状355と対向する第2のテーパ形状313を設けてもよい。
この場合において、電力変換装置1Bが受ける左右の機械的振動は、テーパ形状355、313の存在によって第2の筐体35Bの内側(図中下側)に向かう力として冷却器312の本体部312aに伝達する。これにより、上述の効果(熱の伝達による周辺部品への影響の抑制効果、及び外部からの機械的振動による影響の抑制効果)に加え、当該機械的振動によって冷却ユニット31が電力変換装置1Bから剥離、脱落してしまうのを防ぐ効果を奏することができる。
1、1B・・・電力変換装置
2・・・第1の筐体
21・・・第1の開口
24・・・収容空間
3、3B・・・装置本体部
31・・・冷却ユニット
331・・・パワーモジュール
331a・・・半導体素子
312・・・冷却器
312a・・・本体部
301・・・下面
302・・・上面
312b・・・冷却フィン
313・・・第2のテーパ形状
32、32B・・・バスバ電極
321・・・P電位側バスバ電極
322・・・N電位側バスバ電極
33・・・回路基板
331・・・駆動回路
34・・・平滑コンデンサ
35、35B・・・第2の筐体
352・・・第2の開口
354・・・網状部材
355・・・第1のテーパ形状
4、4B・・・充填材

Claims (7)

  1. 本体部及び前記本体部の一方面に設けられた放熱部を含む冷却器と、前記本体部の他方面に取り付けられ、少なくとも半導体素子を含むパワーモジュールと、を有する冷却ユニットと、
    前記半導体素子を駆動するための駆動回路が実装された回路基板と、
    第1の開口をもち、前記冷却ユニット及び前記回路基板を収容する収容空間を有する第1の筐体と、
    前記収容空間に充填された充填材と、を備え、
    前記冷却ユニットは、前記充填材の中に埋設され、前記充填材が前記第1の筐体と前記冷却ユニットとの間に介在しており、
    前記回路基板も、前記充填材の中に埋設され、前記充填材が前記第1の筐体と前記回路基板との間に介在しており、
    前記放熱部の少なくとも一部は、前記第1の開口を介して前記充填材から外部に露出していることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    第2の開口を有し、前記冷却ユニットと前記第1の筐体との間に介在するように、前記充填材の中に埋設された第2の筐体をさらに有し、
    前記放熱部の少なくとも一部は、前記第2の開口を介して前記充填材から外部に露出していることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置であって、
    前記回路基板は、前記第2の筐体に直接又は間接的に固定されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項2又は3に記載の電力変換装置であって、
    前記半導体素子に電気的に接続され、前記第2の筐体に固定された平滑コンデンサをさらに備えたことを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項2〜4の何れか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記第2の筐体の側面に設けられたバスバ電極をさらに備えたことを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項2〜5の何れか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記第2の開口を覆うように、前記第2の筐体に取り付けられた網状部材をさらに備え、
    前記放熱部は、前記網状部材の網目に挿入されていることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項2〜6の何れか1項に記載の電力変換装置であって、
    前記第2の開口の周縁は、前記第2の筐体の外側に向かって小径となる第1のテーパ形状を有し、
    前記本体部は、前記第2の筐体の内側に配置され、前記第1のテーパ形状と対向する第2のテーパ形状を有することを特徴とする電力変換装置。
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