JP2015018381A - 情報処理装置、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったか否かの認識を容易にする。【解決手段】情報処理装置(1)は、検出部(32)がタッチパネル(20)においてユーザが一つのオブジェクトを選択する操作を検出している間、バイブレータ(10)を振動させる振動制御部(31)を備え、上記振動制御部は、特定の範囲内にある値が対応付けられた上記オブジェクトに対する上記操作が検出されている間、振動を生じさせない。【選択図】図1

Description

本発明は情報処理装置、および情報処理プログラムに関する。
ユーザが特定の操作を実施した際に、振動など物理的な動作によりユーザに通知する方法について、従来、様々な提案がされており、現在ではビデオゲーム機や携帯電話機などで一般的なものとして利用されている。特許文献1では、タッチパネル上のつまみを目盛に沿ってドラッグしている間、パラメータ値に応じた振動を与えることが提案されている。また、特許文献2では、現在の内部状態に応じて振動領域パターンを有効化し、その振動パターンにユーザの指がタッチされている間、振動を発生させることが提案されている。また、特許文献3では、ホストコンピュータからゲームパッドやマウスなどの振動体感インターフェイス装置を制御することが提案されている。
特開2002−149312号公報(2002年 5月24日公開) 特開2010−136151号公報(2010年 6月17日公開) 特開2010−165383号公報(2010年 7月29日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、ユーザが選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったことを認識することが困難であるという問題がある。例えば、特許文献1にはパラメータ値に応じて振動を変化させることが記載されている。しかしながら、一般に視覚や聴覚に対する刺激の弁別と比較して振動の弁別は困難であるため、特定のパラメータ値となったことをユーザが認識することは困難である。また、特許文献2および3の技術は、ユーザが選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったことを認識させるために用いることは困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったか否かの認識を容易にする情報処理技術を提供することにある。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、タッチパネルと、バイブレータと、上記タッチパネルにおいてユーザが複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択する操作である選択操作を検出する検出手段と、上記選択操作が検出されている間、上記バイブレータを振動させる振動制御手段と、を備え、上記振動制御手段は、特定の範囲内にある値が対応付けられた上記オブジェクトを上記ユーザが選択する上記操作が検出されている間は、上記バイブレータに振動を生じさせないことを特徴としている。
本発明の一態様によれば、ユーザが選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったことを、より簡素な構成によって、他人に知られることなく、より確実にユーザに通知することができる効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るブロック図である。 本発明の実施形態1に係る表示画面および操作の流れを示す図である。 本発明の実施形態1に係るフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るブロック図である。 本発明の実施形態2に係る表示画面を示す図である。 本発明の実施形態2に係るフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る操作の流れを示す図である。 本発明の実施形態3に係るブロック図である。 本発明の実施形態3に係る表示画面および操作の流れを示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜3を参照して説明する。
〔1.情報処理装置1の構成〕
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1の概略構成を示している。図1に示す通り、情報処理装置1は、バイブレータ10、タッチパネル20、処理部30、状態保存部40を含んでいる。
バイブレータ10は、処理部30からの要求に応じて振動を発生させる。バイブレータ10はモーターおよび当該モーターを駆動する駆動回路などにより実現される。
タッチパネル20は、図1に示す通り入力部21および表示部22により構成されている。入力部21は、表示部22の表示画面上に重畳する位置に配置されており、指やスタイラスなどの接触を電気信号へ変換し、処理部30へ出力する。指やスタイラスなどの接触を電気信号へ変換する方式は静電誘導式、抵抗膜式、光学式などが用いられる。表示部22は、処理部30から表示画像の情報を受信し、表示画面に表示する。表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、受信した画像データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路とを備える構成である。
状態保存部40は、オブジェクト情報41を保存しており、処理部30からの要求に応じて、オブジェクト情報41を更新し、または出力する。オブジェクト情報41は、オブジェクトの表示画面上の位置情報、オブジェクトのサイズ、オブジェクトに対応付けられた値、オブジェクトが選択されているか否かの情報などを含んでいる。オブジェクト情報41の具体的な内容については後述する。
処理部30は、図1に示す通り振動制御部31、検出部32、および表示制御部33を含んでいる。検出部32は、タッチパネル20が出力する電気信号を受け付け、表示画面上のどの位置でどのような操作が行われたかを示す操作情報を検出し、またタッチパネル20への操作があったことを振動制御部31へ通知する。特に、オブジェクト情報41と操作情報から、特定のオブジェクトを選択する操作である選択操作を、検出部32が検出した場合、検出部32は、オブジェクト情報41を更新し、かつ選択操作を検出したことを振動制御部31へ通知する。選択操作について詳細は後述する。
振動制御部31は、検出部32から操作があったこと、および選択操作を検出したことの通知の有無に基づき、オブジェクト情報41を参照して、バイブレータ10の振動を制御する。具体的には、検出部32からの操作があったことの通知はあったが選択操作を検出したことの通知はなかった場合、および、一定時間、操作があったことの通知がなかった場合、振動制御部31はバイブレータ10の振動を停止させる。
また、検出部32から選択操作を検出したことの通知があった場合、振動制御部31は、オブジェクト情報41を参照し、選択されているオブジェクトに対応付けられた値が特定の範囲内であるか否かについて判定を行う。選択されているオブジェクトに対応付けられた値が特定の範囲内である場合、振動制御部31はバイブレータ10の振動を停止させ、また、選択されているオブジェクトに対応付けられた値が特定の範囲内でない場合、振動制御部31はバイブレータ10を振動させる。
表示制御部33は、オブジェクト情報41を逐次参照し、オブジェクト情報41に含まれるオブジェクトを表示する表示画像をタッチパネル20へ表示させる。
〔2.オブジェクト情報41および選択操作について〕
まず、オブジェクト情報41について、図2および下記の表1に基づき説明する。
図2の(A)は、情報処理装置1において、表示部22に表示される表示画像およびユーザの指を示す模式図である。ユーザの指100はタッチパネル20にタッチするユーザの指を表している。スライダーUI1は複数の目盛を示すオブジェクトから一つの目盛を示すオブジェクトを選択する選択操作を行うためのスライダーを示す表示画像である。また、目盛M0、目盛L1〜3、目盛R1〜R3は、それぞれ目盛を示す目盛オブジェクトの表示画像である。
Figure 2015018381
上記の表1は各目盛オブジェクトと対応する情報の一部の例である。当該情報は、オブジェクト情報41に含まれている。表1の“X座標”の列は、各行に示すオブジェクトの表示画像上のX座標、及び当該オブジェクトへ選択が切り替わる時点のスライダーUI1のX座標を示す。また、“右チャンネル音量”および“左チャンネル音量”の列は、各行に示すオブジェクトに関連付けられた値を示し、それぞれが図示されていない音声出力部から出力する左右の音圧レベルと関連付けられている。例えば、目盛オブジェクトM0が選択されている場合は、左右の音圧レベルはそれぞれ0dbである。また、目盛オブジェクトL1が選択されている場合は、右の音圧レベルが−10dbであり、左の音圧レベルが10dbである。
次に、情報処理装置1における選択操作を説明する。選択操作は、ユーザの指100がスライダーUI1にタッチし、またドラッグしている場合に、タッチパネル20の出力に基づき、検出部32により検出される。また、この場合におけるユーザの指100、すなわちスライダーUI1のX座標が表1のいずれかの行の“X座標”列に示す値である場合、当該行に示す目盛オブジェクトが選択されたことを示すように、検出部32は更新する。
例えば、図2の(B)に示すように、目盛オブジェクトM0と同じX座標にあるスライダーUI1をユーザの指100がタッチし、図2の(C)に示すように目盛オブジェクトL1と同じX座標までスライダーUI1をドラッグした場合、検出部32は継続して選択操作を検出する。また、スライダーUI1が目盛オブジェクトL1と同じX座標となった時点で、“M0”行の“選択有無”列が“×”となり、“L1”行の“選択有無”列が“○”となるように、検出部32はオブジェクト情報41を更新する。
〔3.情報処理装置1における振動の制御に関するフロー〕
情報処理装置1における振動の制御に関するフローを、図3に基づいて説明する。まず、振動制御部31は、一定時間以内にタッチ操作があったか否かについて判定する。すなわち、一定時間以内に検出部32からタッチパネル20への操作があったことの通知があったか否かについて、振動制御部31は判定する(ステップ1、以下ステップは単にSと表す)。一定時間以内にタッチ操作が無かった場合(S1 No)、振動制御部31は、バイブレータ10が振動しているか否かを判定する(S8)。バイブレータ10が振動している場合(S8 Yes)、振動制御部31はバイブレータ10の振動を停止させ(S12)、再度S1からの処理が実行される。また、バイブレータ10が振動していない場合(S8 No)も、再度S1からの処理が実行される。これにより、タッチ操作が一定時間ない場合、バイブレータ10は振動しない状態となる。
一方、一定時間以内にタッチ操作があった場合(S1 Yes)、当該タッチ操作が選択操作であるか否かを振動制御部31は判定する(S2)。すなわち、振動制御部31は、選択操作を検出したことの通知を検出部32から受けたか否かについて判定する。当該タッチ操作が選択操作ではない場合(S2 No)、S8からの処理が継続して実行される。これにより、選択操作ではないタッチ操作があった場合、バイブレータ10は振動しない状態となる。
当該タッチ操作が選択操作であった場合(S2 Yes)、上述の通り検出部32がオブジェクト情報41を更新している(S3)。一方、振動制御部31は、オブジェクト情報41を参照し、選択されたオブジェクト(“選択有無”が“○”である目盛オブジェクト)に対応付けられた値を取得する(S4)。また、当該対応付けられた値が特定の値の範囲内であるか否かについて振動制御部31が判定する(S5)。例えば、特定の値の範囲として、“右チャンネル音量”について−5〜5が設定されていた場合、選択されたオブジェクトが目盛オブジェクトM0の時のみ、振動制御部31はオブジェクトに対応付けられた値が特定の範囲内であると判定する。
選択されたオブジェクトに対応付けられた値が特定の範囲内でなかった場合(S5 No)、バイブレータ10が振動しているか否かについて、振動制御部31が判定する(S7)。バイブレータ10が振動していた場合(S7 Yes)、振動制御部31はバイブレータ10の振動を継続させ(S10)、継続してS1からの処理が再度実行される。また、バイブレータ10が振動していなかった場合(S7 No)、振動制御部31はバイブレータ10の振動を開始させる(S11)。これにより、ユーザは選択操作を行っている間、すなわちスライダーUI1を操作している間、選択操作を行っていることを振動により認識することができる。
他方、選択されたオブジェクトに対応付けられた値が特定の範囲内であった場合(S5 Yes)、バイブレータ10が振動しているか否かについて、振動制御部31が判定する(S6)。バイブレータ10が振動していない場合(S6 No)、S1からの処理が再度実行される。一方、バイブレータ10が振動している場合(S6 Yes)、振動制御部31はバイブレータ10の振動を停止させ(S9)、継続してS1からの処理が再度実行される。これにより、振動制御部31は、特定の範囲内にある値が対応付けられたオブジェクトをユーザが選択する選択操作が検出されている間は、バイブレータ10に振動を生じさせない。すなわち、選択操作が検出されている場合であっても、選択されている目盛オブジェクトに対応付けられた値が特定の範囲内である場合、バイブレータ10に振動を生じさせない。そのため、ユーザは選択中のオブジェクトが、特定の範囲外の値に対応付けられたものから、特定の範囲内の値に対応付けられたものに切り替わったことを認識できる。また、逆に、ユーザは選択中のオブジェクトが、特定の範囲内の値に対応付けられたものから、特定の範囲外の値に対応付けられたものに切り替わったことを認識できる。
図2の(B)〜(E)に基づき、上記特定の範囲は、“右チャンネル音量”について−5〜5である場合について具体的に説明する。まず、図2の(B)に示すように目盛オブジェクトM0と同じX座標にあるスライダーUI1をユーザがタッチし、図2の(C)に示すように目盛オブジェクトL1と同じX座標までスライダーUI1をユーザがドラッグした場合について説明する。スライダーUI1のX座標が目盛オブジェクトL1と同じX座標となるまでの間、S1およびS2の処理においてYesと判定され、またS3においてオブジェクト情報41の含む選択されているオブジェクトがいずれであるかの情報(表1の“選択有無”列の情報)は更新されない。そのため、S4において、振動制御部31は目盛オブジェクトM0と対応付けられた値を取得する。目盛オブジェクトM0と対応付けられた値である“右チャンネル音量”は、表1に示すように0であるため、特定の範囲内であり、S5においてYesと判定される。この時点で、バイブレータ10が振動していれば(S6 Yes)、S9においてバイブレータ10の振動は停止し、またバイブレータ10が振動していなければ(S6 No)、再度S1からの処理が実行される。すなわち、スライダーUI1が目盛オブジェクトL1と同じX座標となるまでの間、バイブレータ10は振動しない。
一方、スライダーUI1のX座標が目盛オブジェクトL1と同じX座標となった時点で、選択されているオブジェクトが目盛オブジェクトL1であるように、オブジェクト情報41がS3において更新される。そのため、S4において振動制御部31は、目盛オブジェクトL1と対応付けられた値を取得する。目盛オブジェクトL1と対応付けられた値である“右チャンネル音量”は、表1に示すように10であるため、特定の範囲外であり、S5においてNoと判定される。この時点で、バイブレータ10が振動していれば(S7 Yes)、S10においてバイブレータ10の振動は継続され、またバイブレータ10が振動していなければ(S7 No)、S11においてバイブレータ10は振動を開始する。すなわち、スライダーUI1のX座標が目盛オブジェクトL1と同じX座標となった時点から、バイブレータ10は振動する。これにより、ユーザは選択しているオブジェクトが、特定の範囲内の値と対応付けられた目盛オブジェクトM0ではなくなったことを認識できる。
図2の(C)に示すように目盛オブジェクトL1と同じX座標にあるスライダーUI1をユーザがタッチしている状態から、図2の(D)に示すように目盛オブジェクトL2と同じX座標までスライダーUI1をドラッグした場合、同様の処理により、バイブレータ10は継続して振動する。これにより、ユーザは選択操作を行っていることを認識できる。
図2の(D)に示すように目盛オブジェクトL2と同じX座標にあるスライダーUI1をユーザがタッチしている状態から、図2の(E)に示すように目盛オブジェクトR1と同じX座標までスライダーUI1をドラッグした場合も、同様の処理により、スライダーUI1のX座標が目盛オブジェクトM0と同じX座標となるまでバイブレータ10は振動し、その後、スライダーUI1のX座標が目盛オブジェクトL1と同じX座標となるまでバイブレータ10は振動しない。これにより、ユーザは選択しているオブジェクトが、特定の範囲内の値と対応付けられた目盛オブジェクトM0となったことを認識できる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図4〜図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔1.情報処理装置2の構成〕
図4は本実施形態における情報処理装置2の構成を示している。情報処理装置2と情報処理装置1との差異は、処理部30および状態保存部40に替えて、処理部230および状態保存部240を備え、さらに時計部250を備えている点である。
状態保存部240は、オブジェクト情報241および部分オブジェクト情報242を保存しており、処理部230からの要求に応じて、上記各情報を更新し、または出力する。オブジェクト情報241は、オブジェクトの表示画面上の位置情報、オブジェクトのサイズ、オブジェクトに対応付けられた値である時刻、オブジェクトが選択されているか否かの情報などを含んでいる。また、部分オブジェクト情報242は、上記オブジェクトを構成する部分オブジェクトについて、オブジェクト情報241と同様の情報を含んでいる。なお、各部分オブジェクトに対応付けられた値は“時”または“分”である。状態保存部240の保存する各情報の具体的な内容については後述する。
処理部230は、図1に示すように振動制御部231、検出部232、表示制御部233、および情報更新部234を含んでいる。検出部232は、タッチパネル20が出力する電気信号を受け付け、表示画面上のどの位置でどのような操作が行われたかを示す操作情報を検出し、またタッチパネル20への操作があったことを振動制御部231へ通知する。特に、部分オブジェクト情報242と操作情報から、特定のオブジェクトを構成する部分オブジェクトを選択する操作である選択操作を、検出部232が検出した場合、検出部232は、選択操作を検出したことを情報更新部234、および振動制御部231へ通知する。また、選択操作を検出したことの通知と共にどの部分オブジェクトが選択されたかの情報を、情報更新部234へ検出部232は出力する。
情報更新部234は、検出部232からの選択操作を検出したことの通知および操作情報を受け、部分オブジェクト情報242およびオブジェクト情報241を更新する。
振動制御部231は、振動制御部31とほぼ同様の処理を行うことで、バイブレータ10の振動を制御する。振動制御部231と振動制御部31との差異は、オブジェクト情報41を参照することに替えてオブジェクト情報241を参照すること、およびオブジェクトと対応付けられた値が特定の値の範囲にあるか否かの判定を、オブジェクトと対応付けられた値と時計部250から取得した現在時刻であるか否かの判定により行うことである。
表示制御部233は、オブジェクト情報241および部分オブジェクト情報242を逐次参照し、各情報が示すオブジェクトおよび部分オブジェクトを表示する表示画像をタッチパネル20に表示させる。
時計部250は、処理部230の要求に応じて現在時刻を出力する。時計部250は情報処理装置2のOS(Operation System)の一機能であってもよい。
〔2.状態保存部240の保存する情報〕
まず、状態保存部240の保存する情報(オブジェクト情報241および部分オブジェクト情報242)について図5および下記表2〜4に基づき説明する。図5は情報処理装置2における表示画面の一例である。
時刻オブジェクトUI2は、現在選択されている時刻を表すオブジェクトの表示画像である。また、時のドラムUI3および分のドラムUI4は、それぞれ“時”および“分”が対応付けられた値である現在選択されている部分オブジェクトの表示画像である。
Figure 2015018381
上記の表2はオブジェクト情報241に含まれる情報の一部を示している。表2の各行はそれぞれ時刻オブジェクトUI2に表示されるオブジェクトについての情報を示している。“時刻”列は、各行に示すオブジェクトに対応付けられた値である“時刻”を示しており、“選択有無”列は、各行に示すオブジェクトが選択されているか否かを示している。表2では、図5に示すように、対応付けられた値である“時刻”が“00:00”であるオブジェクトが選択されていることを示している。
Figure 2015018381
Figure 2015018381
上記の表3および表4は部分オブジェクト情報242に含まれる情報の一部を示している。表3および表4の各行は、時のドラムUI3または分のドラムUI4に表示される部分オブジェクトを示している。“時”列、または“分”列は各行に示す部分オブジェクトと対応付けられた値である“時”または“分”を示しており、“選択有無”列は、各行に示すオブジェクトが選択されているか否かを示している。表3及び表4では、図5に示すように、対応付けられた値である“時”および“分”が、“00”であること示す部分オブジェクトがそれぞれ選択されていることを示している。これは、選択されているオブジェクトと対応付けられた値である時刻が“00:00”であることと対応している。
〔3.情報処理装置2における振動の制御に関するフロー〕
情報処理装置2における振動の制御に関するフローについて、図6および図7に基づき説明する。情報処理装置2における振動制御に関するフローは図6に示す通りであり、図3に示す情報処理装置1における振動制御に関するフローとは、S2、S3、S5において異なる。以下、当該異なる点について特に説明する。
S2−1は、タッチパネル20に対するタッチ操作があった場合に行われる処理である。まず、タッチパネル20から受け付けた入力に基づく入力情報と、部分オブジェクト情報242とから、検出部232は当該タッチ操作が時のドラムUI3に対する操作であるか否かを判定し、そのことに基づき、“時”と対応付けられた部分オブジェクトの選択であるか否かを判定する(S2−1)。また、“時”と対応付けられた部分オブジェクトの選択であった場合、検出部232はさらに、どの“時”と対応付けられた部分オブジェクトが選択されたのかを判定する。
具体的には、図5に示す表示画像において、時のドラムUI3が上方向に一定の距離以上なぞられた場合は、時のドラムUI3の下方に表示された“01”“時”と対応付けられた部分オブジェクトの選択であると検出部232は判定する。同様に、時のドラムUI3が下方向に一定の距離以上なぞられた場合は、時のドラムUI3の上方に表示された“23”“時”と対応付けられた部分オブジェクトの選択であると検出部232は判定する。また、時のドラムに対する操作はあったが上記いずれとも判定されなかった場合は、時のドラムUI3の中心に表示されている“00”“時”と対応付けられた部分オブジェクトの選択であると情報更新部234は判定する。
タッチ操作が時のドラムUI3に対する操作ではないと検出部232が判定した場合(S2−1 No)、検出部232は入力情報と部分オブジェクト情報242とから、分のドラムUI4について、S2−1における時のドラムUI3と同様の判定を行い、そのことに基づき、“分”と対応付けられた部分オブジェクトの選択であるか否かを判定する(S2−2)。また、“分”と対応付けられた部分オブジェクトの選択であった場合、“時”と対応付けられた部分オブジェクトと同様に、検出部232はさらに、どの“分”と対応付けられた部分オブジェクトが選択されたのかを判定する。
タッチ操作が分のドラムUI4に対する操作ではないと検出部232が判定した場合(S2−2 No)、振動制御部231は操作があったことの通知は受け取っているが選択操作を検出したことの通知は受け取っていない。これに基づき、振動制御部231はS8からの処理を行い、バイブレータ10は停止した状態となる。
一方、タッチ操作が時のドラムUI3または分のドラムUI4に対する操作ではないと検出部232が判定した場合(S2−1 YesまたはS2−2 Yes)、検出部232は、選択操作を検出したことを情報更新部234、および振動制御部231へ通知する。また、選択操作を検出したことの通知と共にどの部分オブジェクトが選択されたかの情報を、検出部232は情報更新部234へ出力する。S2−1およびS2−2における処理により、検出部232は、タッチパネル20においてユーザが複数の時のドラムUI3(第1の部分オブジェクト)から一つを選択する操作、または、タッチパネル20においてユーザが複数の分のドラムUI4(第2の部分オブジェクト)から一つの第2の部分オブジェクトを選択する操作を、選択操作として検出している。
情報更新部234は検出部232からの情報を受け、まず、どの部分オブジェクトが選択されたかの情報に基づき部分オブジェクト情報242を更新する(S3−1)。具体的には、部分オブジェクト情報が表3および表4に示す内容であり、“01”“時”と対応付けられた部分オブジェクトが選択されたことを示す情報を受け取った場合、表3の“00”行の“選択有無”列を“×”にし、“01”行の“選択有無”列を“○”に情報更新部234が更新する。“分”と対応付けられた部分オブジェクトが選択されたとの情報を受け取った場合も同様に、部分オブジェクト情報242の表4に示す部分を更新する。
次に、選択されている“時”と対応付けられた部分オブジェクトと対応付けられた値、すなわち選択された時のドラムUI3と対応付けられた値(以下、選択された“時”)を情報更新部234は部分オブジェクト情報242から取得する(S3−2)。続いて、選択された分のドラムUI4と対応付けられた値(以下、選択された“分”)を情報更新部234は部分オブジェクト情報242から取得する(S3−3)。選択された“時”および選択された“分”に基づき、情報更新部234はオブジェクト情報241を更新する(S3−4)。具体的には、選択された“時”が“00”であり、選択された“分”が“01”である場合は、対応付けられた値である時刻が“00:01”であるオブジェクトを選択するようにオブジェクト情報241を更新する。
S3−1〜S3−4の処理により、時刻オブジェクトUI2に対応付けられた値は、時刻オブジェクトUI2を構成する時のドラムUI3と対応付けられた値と、当該オブジェクトを構成する分のドラムUI4に対応づけられた値との組み合わせとなっている。
また、振動制御部231は、検出部232から選択操作の通知を受けて、選択されたオブジェクトに対応付けられた値、すなわち時刻オブジェクトUI2に対応付けられた値である選択された時刻を取得する(S4)。続いて、振動制御部231は時計部250から現在時刻を取得し(S5−1)、選択された時刻が現在時刻と一致するか否かについて判定する(S5−2)。選択された時刻が現在時刻と一致しない場合(S5−2 No)、S7からの処理が実行され、バイブレータ10は振動した状態となる。選択された時刻が現在時刻と一致する場合(S5−2 Yes)、S6からの処理が実行され、バイブレータ10は停止した状態となる。これにより、ユーザが、タッチパネル20において時のドラムUI3または分のドラムUI4を操作している場合、選択されているオブジェクトである時刻オブジェクトUI2と対応付けられた時刻が、現在時刻でない場合、バイブレータ10は振動し、現在時刻である場合は、バイブレータ10は振動しない。したがって、時刻を確定させるために2種類の部分オブジェクトをユーザがそれぞれ選択する操作を行う必要があるが、選択操作中に設定値(ユーザが選択している時刻)が特定の範囲の値(現在時刻)になったことを、ユーザに認識させることができる。
以下、図7に基づき情報処理装置2の動作について、現在時刻が“12:35”である場合を例に具体的に説明する。まず、図7の(A)に示すように時刻オブジェクトUI2と対応付けられた値(以下、選択された時刻)が“00:00”である状態において、図7の(B)に示すように選択された時刻が“12:00”となるようにユーザが時のドラムUI3を上方向になぞった場合について説明する。この場合、時のドラムUI3に対する操作が行われているため、S1およびS2−1においてYesと判断され、S3において部分オブジェクト情報242およびオブジェクト情報241が更新される。また、S4において取得されるオブジェクトに対応付けられた値(選択された時刻)は、現在時刻ではないため、S7からの処理が実行され、バイブレータ10は振動する。これにより、ユーザは時刻を選択する操作を行っていることを認識することができる。
次に、図3の(C)に示すように選択された時刻が“12:00”である状態から、図3の(D)に示すように選択された時刻が“12:35”となるように、ユーザが分のドラムUI4を上になぞった場合について説明する。この場合、分のドラムUI4に対する操作が行われているため、S1においてYes、S2−1においてNo、S2−2においてYesと判断され、S3において部分オブジェクト情報242およびオブジェクト情報241が更新される。また、S4において取得される選択された時刻が“12:35”となるまでは現在時刻ではないため、S7からの処理が実行され、バイブレータ10は振動する。他方、S4において取得される選択された時刻が“12:35”となった時点で、S5−2においてYesと判定され、S6からの処理が実行されることにより、バイブレータ10は停止する。これにより、ユーザは選択している時刻が現在時刻となったことを認識することができる。
また、図7のDに示すように選択された時刻が“12:35”である状態から、図7のEに示すように選択された時刻が“12:36”となるようにユーザが分のドラムUI4を上になぞった場合、または図7のFに示すように選択された時刻が“13:35”となるようにユーザが時のドラムUI3を上になぞった場合、同様の処理により、設定された時刻が“12:35”ではなくなった時点でバイブレータ10は振動を開始する。これにより、ユーザは選択している時刻が現在時刻ではなくなったことを認識することができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図1、図3、図8、図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。図8は本実施形態における情報処理装置3の構成を示している。本実施形態における情報処理装置3と情報処理装置1との差異は、処理部30および状態保存部40に替えて、処理部330および状態保存部340を備えている点である。
状態保存部340は、オブジェクト情報341を保存している。オブジェクト情報341は、図9の(A)に示すリスト状に表示されたメールオブジェクトM1〜M4などのオブジェクトの表示位置、サイズ、選択されているか否か、および各メールオブジェクトに対応付けられた値としてメールオブジェクトが重要であるか否かを示す情報を含んでいる。なお、各メールオブジェクトが重要であるか否かの情報は、図9の(A)の重要フラグ表示F1〜4のように表示制御部33がタッチパネル20に表示させる。図9の(A)において、重要フラグ表示F3にのみチェックが表示されていることは、メールオブジェクトM3は重要であることを示す値が対応付けられており、メールオブジェクトM1、M2、M4には重要であることを示す値が対応付けられていないことを示している。
処理部330は、検出部32に替えて検出部332を備え、スクロール部335をさらに備える点で処理部30と異なる。検出部332は、どのような操作を選択操作であるとして検出するのかという点、および選択操作を検出した場合(S2 Yes)に、スクロール部335へ操作情報を送る点で検出部32と異なる。スクロール部335は、検出部332から操作情報を受け取り、オブジェクト情報341に含まれるオブジェクトの位置情報をS3において更新する。
振動制御部331は、振動制御部31と選択されているオブジェクトと対応付けられた値が特定の値の範囲内であるか否かを判定する処理(S5)において異なる。当該処理において振動制御部331は、メールオブジェクトに重要であることを示す値が対応付けられているか否かにより、選択されているオブジェクトと対応付けられた値が特定の値の範囲内であるか否かを判定する。例えば、メールオブジェクトM1が選択されている場合、選択されているオブジェクトと対応付けられた値が特定の値の範囲内ではないと振動制御部331は判定する。
図3および図9に基づき情報処理装置3の情報処理装置1と異なる処理について説明する。まず図9の(A)に示すように、リスト状に配置されたメールオブジェクトM1〜M4を含む領域であるメールリスト領域ML1上を上方向または下方向にユーザがなぞった場合、ユーザの指100が触れているメールオブジェクトを選択する選択操作として、検出部332は検出する(S2 Yes)。検出部332は選択操作を検出したことを振動制御部331へ通知し、かつ、操作情報をスクロール部335へ出力する。続いて、検出部332は操作情報に基づき、選択されたオブジェクトを変更するようにオブジェクト情報341を更新する。スクロール部335は検出部332からの受け取った操作情報に基づき、ユーザがなぞった方向に各メールオブジェクトがスクロールするようにオブジェクト情報341に含まれるオブジェクトの位置情報を更新する。
振動制御部331は選択操作を検出したことの通知を受けて、オブジェクト情報341を参照し、選択されているメールオブジェクトに対応付けられた値が特定井の値の範囲内であるか否か、すなわち、選択されているメールオブジェクトが重要であるか否かについて判定する(S5)。選択されているメールオブジェクトが重要ではない場合(S5 No)、S7からの処理が実行され、バイブレータ10は振動した状態となる。他方、選択されているメールオブジェクトが重要である場合(S5 Yes)、S9からの処理が実行され、バイブレータ10は振動を停止した状態となる。これにより、情報処理装置3はいずれかのメールオブジェクトを選択する操作を行っていることを、触覚および視覚の両方を通じてユーザへ伝える。
図9に基づき、情報処理装置3の動作を具体的に説明する。図9の(B)に示すようにユーザがメールオブジェクトM2にタッチし、上方向になぞった場合、上述の処理により各メールオブジェクトは上方向へスクロールし、また、選択されているメールオブジェクトM2はF2に示すように重要ではないため、バイブレータ10は振動する。
また、図9の(B)に示す状態から、各メールオブジェクトがスクロールし、図9の(C)に示すようにメールオブジェクトM3が選択されている状態となった場合、各メールオブジェクトは上方向へスクロールし続け、また、選択されているメールオブジェクトかメールオブジェクトM3となった時点で、メールオブジェクトM3は重要であるため、バイブレータ10は振動を停止する。
さらに、図9の(C)に示す状態から、図9の(D)に示すようにメールオブジェクトM4が選択されている状態となった場合、各メールオブジェクトは上方向へスクロールし続け、また、選択されているメールオブジェクトかメールオブジェクトM4となった時点で、メールオブジェクトM4は重要ではないため、バイブレータ10は振動を開始する。
〔変形例〕
上記各実施形態において、バイブレータ10は1種類のパターンのみの振動を生じてもよい。これにより、高価で複雑な構成のバイブレータを必要としないので、安価で簡素な構成の情報処理装置を実現することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置1の制御ブロック(特に処理部30)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(1)はタッチパネル(20)と、バイブレータ(10)と、上記タッチパネルにおいてユーザが複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択する操作である選択操作を検出する検出手段(検出部32)と、上記選択操作が検出されている間、上記バイブレータを振動させる振動制御手段(振動制御部31)と、を備え、上記振動制御手段は、特定の範囲内にある値が対応付けられた上記オブジェクトを上記ユーザが選択する上記選択操作が検出されている間は、上記バイブレータに振動を生じさせない。
上記の構成によれば、ユーザが、タッチパネルに対するオブジェクトを選択する所定の操作(例えば、タッチパネル上の所定の領域におけるフリック操作、スライド操作など)を行っている間、情報処理装置のバイブレータが振動する。これによりユーザは、自身がオブジェクトを選択する操作を行っていることを、振動の知覚を通じて認識することができる。
一方、ユーザが選択しているオブジェクトに対応付けられた値が、特定の範囲内の値である場合、情報処理装置のバイブレータは振動しない。したがって、ユーザは、あるオブジェクトの選択中であるにも関わらずバイブレータが振動しないことを知覚することによって、選択中のオブジェクトが、特定の範囲内の値に対応付けられた特定のものであることを認識する。言い換えると、ユーザは、バイブレータが振動状態から停止状態に切り替わったことを知覚することによって、選択中のオブジェクトが、特定の範囲外の値に対応付けられたものから、特定の範囲内の値に対応付けられたものに切り替わったことを認識できる。
このように、情報処理装置は、ユーザが選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったことを、バイブレータ以外の何らかの出力装置(ブザー等)を必要とすることなくユーザに通知することができる。そのため、情報処理装置の構成をより簡素にすることができる。また、この通知は、バイブレータの振動の停止によって行われるため、ユーザとは異なる他人に知られる恐れがない。さらには、一般にユーザは、振動のパターン変化よりも振動の停止の方をより明瞭にかつ強く知覚できるので、選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったことが、より確実にユーザに通知される。
以上のように、本発明に係る情報処理装置は、ユーザが選択中のオブジェクトが特定のものに切り替わったことを、より簡素な構成によって、他人に知られることなく、より確実にユーザに通知することができる効果を奏する。
本発明の態様2に係る情報処理装置の備える上記バイブレータは、上記態様1において、1種類のパターンのみの振動を生じてもよい。
上記の構成によれば、高価で複雑な構成のバイブレータを必要としないので、安価で簡素な構成の情報処理装置を実現することができる。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、各上記オブジェクトは、複数の第1の部分オブジェクトのうちいずれかと、複数の第2の部分オブジェクトのうちいずれかとにより構成されており、各上記オブジェクトに対応付けられた上記値は、当該オブジェクトを構成する上記第1の部分オブジェクトに対応づけられた値と、当該オブジェクトを構成する上記第2の部分オブジェクトに対応づけられた値との組み合わせであり、上記検出手段は、上記タッチパネルにおいてユーザが上記複数の第1の部分オブジェクトから一つの第1の部分オブジェクトを選択する操作、または、上記タッチパネルにおいてユーザが上記複数の第2の部分オブジェクトから一つの第2の部分オブジェクトを選択する操作を、上記選択操作として検出してもよい。
上記の構成によれば、ユーザは、自身が第1の部分オブジェクトの選択または第2の部分オブジェクトの選択を変更する操作を行っていることを、振動により認識することができる。また、振動が停止したことにより、選択した第1の部分オブジェクトに対応する値と、選択した第2の部分オブジェクトに対応した値との組み合わせが、特定の範囲内にことを、認識することができる。したがって、一つの設定値を確定させるために2種類の部分オブジェクトをユーザがそれぞれ選択する操作を行う必要があるとき(たとえば時刻設定時)に、選択操作中に設定値が特定の範囲の値になったことを、ユーザに認識させることができる。
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、上記複数のオブジェクトはリスト状に配置されており、上記検出手段が上記選択操作を検出している間、リスト状に配置された上記複数のオブジェクトをスクロールさせるスクロール手段(スクロール部335)をさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、ユーザがいずれかのオブジェクトを選択する操作を行っていることを、触覚および視覚の両方を通じて伝える。したがって、ユーザは、選択操作を自らが行っていることを、より強く認識することができる。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の情報処理プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、バイブレータとタッチパネルを備えたスマートフォン、携帯電話、ゲーム機、パーソナルコンピュータに利用することができる。
1、2、3 情報処理装置
10 バイブレータ
20 タッチパネル
31、231、331 振動制御部(振動制御手段)
32、232、332 検出部(検出手段)
335 スクロール部(スクロール手段)

Claims (5)

  1. タッチパネルと、
    バイブレータと、
    上記タッチパネルにおいてユーザが複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択する操作である選択操作を検出する検出手段と、
    上記選択操作が検出されている間、上記バイブレータを振動させる振動制御手段と、を備え、
    上記振動制御手段は、特定の範囲内にある値が対応付けられた上記オブジェクトを上記ユーザが選択する上記選択操作が検出されている間は、上記バイブレータに振動を生じさせないことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記バイブレータは、1種類のパターンのみの振動を生じることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 各上記オブジェクトは、複数の第1の部分オブジェクトのうちいずれかと、複数の第2の部分オブジェクトのうちいずれかとにより構成されており、
    各上記オブジェクトに対応付けられた上記値は、当該オブジェクトを構成する上記第1の部分オブジェクトに対応づけられた値と、当該オブジェクトを構成する上記第2の部分オブジェクトに対応づけられた値との組み合わせであり、
    上記検出手段は、上記タッチパネルにおいてユーザが上記複数の第1の部分オブジェクトから一つの第1の部分オブジェクトを選択する操作、または、上記タッチパネルにおいてユーザが上記複数の第2の部分オブジェクトから一つの第2の部分オブジェクトを選択操作を、上記選択操作として検出することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 上記複数のオブジェクトはリスト状に配置されており、
    上記検出手段が上記選択操作を検出している間、リスト状に配置された上記複数のオブジェクトをスクロールさせるスクロール手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための情報処理プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための情報処理プログラム。
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