JP2015017767A - 空調システム及び空調方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる空調システム及び空調方法を提供する。
【解決手段】室内全体の空調を行うエアコン10・10と、前記室内の温度を検出する温度センサ30と、前記室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調を行う扇風機と、前記扇風機による空調の対象となる対象者が感じる快適さの度合いである快適度を検出する快適度申告ダイヤルと、温度センサ30により検出される温度及び前記快適度申告ダイヤルにより検出される快適度に基づいて、前記快適度が改善するようにエアコン10・10及び前記扇風機の運転を制御するパソコン50と、を具備する空調システム3であって、パソコン50は、前記扇風機の制御を優先して行い、前記扇風機の制御ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めてエアコン10・10の制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調、及び前記室内全体の空調を行う空調システム及び空調方法の技術に関する。
従来、室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調、及び前記室内全体の空調を行う空調システム及び空調方法の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、居室環境を全体的に調整するアンビエント空調手段(アンビエント空調設備)と、居室環境を局所的に調整するタスク空調手段(タスク空調設備)と、を具備する空調システムが記載されている。タスク空調手段は、床に設けられた複数の吹出口から調整された空気を吹き出させることによって、局所的な空調を可能としている。
このように構成された空調システムでは、アンビエント空調手段による空調に加えて、タスク空調手段の任意の吹出口から空気を吹き出す局所的な空調を行うことによって、室内の温度分布のムラの抑制や、室内に在室している対象者(人)個々人の快適性に応じた空調を行うことができる。
しかしながら、このような空調システムにおいては、アンビエント空調手段の運転とタスク空調手段の運転とを組み合わせた制御が複雑であり、対象者の快適性を維持しつつ省エネを図ることが困難であった。
特開2011−2104号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる空調システム及び空調方法を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、室内全体の空調を行うアンビエント空調手段と、前記室内の温度を検出する室内温度検出手段と、前記室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調を行うタスク空調手段と、前記タスク空調手段による空調の対象となる対象者が感じる快適さの度合いである快適度を検出する快適度検出手段と、前記室内温度検出手段により検出される温度及び前記快適度検出手段により検出される快適度に基づいて、前記快適度が改善するように前記アンビエント空調手段及び前記タスク空調手段の運転を制御する制御手段と、を具備する空調システムであって、前記制御手段は、前記タスク空調手段の制御を優先して行い、前記タスク空調手段の制御ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記アンビエント空調手段の制御を行うものである。
請求項2においては、前記制御手段は、前記アンビエント空調手段による空調設定温度が可能な限り高くなるように、前記タスク空調手段及び前記アンビエント空調手段の制御を行うものである。
請求項3においては、前記快適度とは、寒暖に関して対象者が感じる快適さの度合いであり、前記制御手段は、前記快適度検出手段により検出される複数の対象者の快適度が相反する場合、前記タスク空調手段の制御で当該複数の対象者の快適度を改善できる範囲で、前記アンビエント空調手段による空調設定温度が可能な限り高くなるように、当該アンビエント空調手段の制御を行うものである。
請求項4においては、前記制御手段は、前記室内温度検出手段により検出される温度の変化に基づいて前記快適度検出手段により検出される快適度の変化を予測して、前記タスク空調手段の制御を行うものである。
請求項5においては、室内に在室している対象者が感じる快適さの度合いである快適度及び前記室内の温度に基づいて、前記快適度が改善するように前記対象者の周囲の局所的な空調及び前記室内全体の空調を行う空調方法であって、前記局所的な空調を優先して行い、前記局所的な空調ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記室内全体の空調を行うものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、タスク空調手段による局所的な空調を、アンビエント空調手段による室内全体の空調に優先して行うことで、対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる。
請求項2においては、アンビエント空調手段による室内全体の空調を抑えることができ、より省エネを図ることができる。
請求項3においては、複数の対象者の快適度が相反する場合であっても、省エネを図りながら当該対象者の快適性を維持することができる。
請求項4においては、対象者の快適な状態を維持することができる。
請求項5においては、局所的な空調を、室内全体の空調に優先して行うことで、対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる。
本発明の一実施形態に係る空調システムの全体的な構成を示した模式図。 空調システムによる空調方法を示したフロー図。 同じく、空調方法の続きを示したフロー図。 扇風機快適体感制御の内容を示したフロー図。 エアコン温度設定制御の内容を示したフロー図。 同じく、エアコン温度設定制御の続きを示したフロー図。 (a)x1<dtmaxである場合の空調設定温度Teの設定の様子を示す図。(b)x1≧dtmaxである場合の空調設定温度Teの設定の様子を示す図。 エアコン冷風制御の内容を示したフロー図。 快適度検出手段の変形例を示した模式図。 複数の対象者に対して1つの扇風機を設けた構成を示した模式図。
まず、図1を用いて、本発明に係る空調システムの実施の一形態である空調システム3の構成について説明する。
空調システム3は、部屋1の内部(室内)に在室している人の快適度が改善するように、室内の空調(空気調和)を行うものである。本実施形態においては、空調システム3が設けられる部屋1内には、3人の人(対象者(第一対象者2a、第二対象者2b及び第三対象者2c))が在室しているものとする。空調システム3は、主としてエアコン10・10、扇風機(第一扇風機21、第二扇風機22及び第三扇風機23)、温度センサ30、快適度申告ダイヤル(第一快適度申告ダイヤル41、第二快適度申告ダイヤル42及び第三快適度申告ダイヤル43)及びパソコン50を具備する。
エアコン10・10は、本発明に係るアンビエント空調手段の実施の一形態である。エアコン10・10は、部屋1の室内全体の空調を行うものである。エアコン10・10は、部屋1内の適宜の位置に配置される。エアコン10は、低温に冷却された空気(冷風)を吹き出すことが可能である。エアコン10の運転(すなわち、冷風を吹き出す「入」状態と当該吹き出しを停止している「切」状態との切り替え)を適宜制御することで、部屋1の室内全体の空気の温度を任意に調整することができる。
前記扇風機(第一扇風機21、第二扇風機22及び第三扇風機23)は、本発明に係るタスク空調手段の実施の一形態である。前記扇風機は、部屋1の室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調を行うものである。第一扇風機21は第一対象者2aに、第二扇風機22は第二対象者2bに、第三扇風機23は第三対象者2cに、それぞれ対応して配置される。各扇風機は対応する各対象者に向けて配置され、当該対象者に向けて風を発生させる(送風する)ことができる。各扇風機は、その風量を「弱」(最も風が弱い)、「中」、「強」(最も風が強い)、又は「切」(送風を停止した状態)の4段階に変更することができる。各扇風機の運転(すなわち、4段階の風量)を適宜制御することで、対象者の周囲の局所的な空調を任意に行うことができる。
前記扇風機が対象者に向けて送風すると、当該対象者の体感温度が減少する。本実施形態においては、当該体感温度の減少値(以下では、体感温度減少値dtとする)は、扇風機の風量が「弱」である場合には1.5(℃)、「中」である場合には2.3(℃)、「強」である場合には2.8(℃)、「切」である場合には0(℃)であるものとする。また、以下では扇風機の風量が最大(「強」)である場合の体感温度減少値dt(=2.8(℃))を最大体感温度減少値dtmaxとする。これらの体感温度減少値dtの具体的な値は一例であり、実験や数値解析等によって適宜値を決定することが可能である。これらの体感温度減少値dtの値は、後述するパソコン50に予め記憶される。
温度センサ30は、本発明に係る室内温度検出手段の実施の一形態である。温度センサ30は、部屋1の室内の温度(以下では、室温Trとする)を検出するものである。温度センサ30は、部屋1内で、前記扇風機による空調の影響を受けない(前記扇風機からの風を受けない)位置に配置される。
前記快適度申告ダイヤル(第一快適度申告ダイヤル41、第二快適度申告ダイヤル42及び第三快適度申告ダイヤル43)は、本発明に係る快適度検出手段の実施の一形態である。前記快適度申告ダイヤルは、各対象者が感じる快適さの度合いである快適度を検出するものである。第一快適度申告ダイヤル41は第一対象者2aに、第二快適度申告ダイヤル42は第二対象者2bに、第三快適度申告ダイヤル43は第三対象者2cに、それぞれ対応して配置される。各快適度申告ダイヤルは、「暑い」、「やや暑い」、「どちらでもない」、「やや寒い」、「寒い」の5段階の位置に切り替えることができる。すなわち、本実施形態における快適度は、当該5段階の値を取り得る。各対象者は、各快適度申告ダイヤルの位置を、温度に関して自らが感じている快適さ(快適度)に最も近い位置に切り替えることで、快適度を申告することができる。なお、本実施形態に係る空調システム3は室内の温度を調整するものであるため、本実施形態では、快適度とは寒暖に関して各対象者が感じる快適さの度合いを指すものとする。
パソコン50は、本発明に係る制御手段の実施の一形態である。パソコン50は、温度センサ30により検出される部屋1の室内の温度及び前記快適度申告ダイヤルにより検出される各対象者の快適度に基づいて、当該快適度が改善するようにエアコン10及び前記扇風機の運転を制御するものである。
ここで、「快適度が改善する」とは、対象者が温度に関してより快適に感じるようになることを意味する。
パソコン50は、RAMやROM等の記憶部、CPU等の演算処理部等により構成され、種々の情報に基づいて所定の演算処理や記憶等を行うことができる
パソコン50はエアコン10・10に接続され、当該エアコン10・10の運転を制御することができる。
パソコン50は各扇風機に接続され、当該扇風機の運転を制御することができる。
パソコン50は温度センサ30に接続され、当該温度センサ30によって検出された室温Trに関する情報を常時取得することができる。
パソコン50は各快適度申告ダイヤルに接続され、当該各快適度申告ダイヤルによって検出された各対象者の快適度に関する情報を常時取得することができる。
次に、図2から図8までを用いて、上述の如く構成された空調システム3において、パソコン50がエアコン10及び各扇風機の運転を制御することによって、部屋1の室内の空調を行う様子(空調方法)について詳細に説明する。
なお、以下で述べる図2のステップS101から図3のステップS113までの処理(快適度に基づく各扇風機の制御や、後述する快適体感温度Tの設定等)は、各対象者それぞれについて行われる。また、図3のステップS114及びステップS115のエアコン10・10の運転に関する処理は、対象者全員の快適体感温度Tや快適度に基づいて行われる。
また、本実施形態において、以下で述べるパソコン50による制御を開始する時点では、エアコン10は「切」状態、各扇風機の風量は「切」、各快適度申告ダイヤルの位置は「どちらでもない」、であるものとする。また、パソコン50による制御を開始する時点では、後述する快適体感温度Tは不明であるものとする。
図2のステップS101において、パソコン50は、各快適度申告ダイヤルによって検出された各対象者の快適度を取得する。
パソコン50は、当該ステップS101の処理を行った後、ステップS102に移行する。
ステップS102において、パソコン50は、ステップS101において取得された各対象者の快適度をそれぞれ判定する。
快適度が「暑い」である場合、パソコン50はステップS103に移行する。
快適度が「やや暑い」である場合、パソコン50はステップS104に移行する。
快適度が「どちらでもない」である場合、パソコン50はステップS105に移行する。
快適度が「やや寒い」である場合、パソコン50はステップS106に移行する。
快適度が「寒い」である場合、パソコン50はステップS107に移行する。
ステップS103において、パソコン50は、「暑い」と申告した対象者に対応する扇風機の風量を2段階強くする。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最大値(「強」)を超えるものである場合(例えば、もともと扇風機の風量が「中」であって、あと1段階しか強くすることができない場合等)には、パソコン50は扇風機の風量を最も強い「強」に変更する。
パソコン50は、当該ステップS103の処理を行った後、ステップS108に移行する。
ステップS104において、パソコン50は、「やや暑い」と申告した対象者に対応する扇風機の風量を1段階強くする。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最大値(「強」)を超えるものである場合(すなわち、もともと扇風機の風量が「強」である場合)には、パソコン50は扇風機の風量を「強」のまま維持する。
パソコン50は、当該ステップS104の処理を行った後、ステップS108に移行する。
ステップS103又はステップS104から移行したステップS108において、パソコン50は、ステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更(2段階又は1段階強くする変更)が、当該扇風機の風量の最大値(「強」)を超えるものであったか否かを判定する。
具体的には、ステップS102からステップS103に移行する際にすでに扇風機の風量が「強」又は「中」であった場合、及びステップS102からステップS104に移行する際にすでに扇風機の風量が「強」であった場合は、ステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最大値(「強」)を超えるものであると判定する。
パソコン50は、ステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最大値を超えるものではないと判定した場合、図3のステップS110に移行する。
パソコン50は、ステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最大値を超えるものであると判定した場合、図3のステップS111に移行する。
ステップS108から移行したステップS110において、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tの値を、「室温Tr−体感温度減少値dt」に設定する。
ここで、「快適体感温度T」とは、対象者が快適に感じるであろうと推定される体感温度である。すなわちパソコン50は、現在の室温Trから現在の扇風機の風量による体感温度減少値dtを差し引いた温度、つまり対象者が現在感じている体感温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定(推定)する。
パソコン50は、当該ステップS110の処理を行った後、ステップS114に移行する。
また、ステップS108から移行したステップS111において、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tの値を、「室温Tr−最大体感温度減少値dtmax−0.3」に設定する。
すなわちパソコン50は、現在の室温Trから現在の扇風機の風量(最大の風量)による最大体感温度減少値dtmax及び0.3(℃)を差し引いた温度、つまり対象者が現在感じている体感温度よりもさらに0.3(℃)低い温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定する。
これは、図2のステップS103又はステップS104で要求された扇風機の風量の変更が当該扇風機の風量の最大値を超えるものであったため(ステップS108参照)、対象者の快適体感温度Tは、現在の体感温度よりも低い温度であると考えられるためである。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS111の処理を行った後、ステップS114に移行する。ステップS114以降の処理については後述する。
図2のステップS102から移行したステップS106において、パソコン50は、「やや寒い」と申告した対象者に対応する扇風機の風量を1段階弱くする。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最小値(「切」)を下回るものである場合(すなわち、もともと扇風機の風量が「切」である場合)には、パソコン50は扇風機の風量を「切」のまま維持する。
パソコン50は、当該ステップS106の処理を行った後、ステップS109に移行する。
ステップS102から移行したステップS107において、パソコン50は、「寒い」と申告した対象者に対応する扇風機の風量を2段階弱くする。
なお、この風量の変更の要求が、当該扇風機の風量の最小値(「切」)を下回るものである場合(例えば、もともと扇風機の風量が「弱」であって、あと1段階しか弱くすることができない場合等)には、パソコン50は扇風機の風量を最も弱い「弱」に変更する。
パソコン50は、当該ステップS107の処理を行った後、ステップS109に移行する。
ステップS106又はステップS107から移行したステップS109において、パソコン50は、ステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更(1段階又は2段階弱くする変更)が、当該扇風機の風量の最小値(「切」)を下回るものであったか否かを判定する。
具体的には、ステップS102からステップS106に移行する際にすでに扇風機の風量が「切」であった場合、及びステップS102からステップS107に移行する際にすでに扇風機の風量が「切」又は「弱」であった場合は、ステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の最小値(「切」)を下回るものであると判定する。
パソコン50は、ステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最小値を下回るものではないと判定した場合、図3のステップS110に移行する。
パソコン50は、ステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が、当該扇風機の風量の最小値を下回るものであると判定した場合、図3のステップS112に移行する。
ステップS109から移行したステップS110において、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tの値を、「室温Tr−体感温度減少値dt」に設定する。
当該処理は、前述のステップS108から移行したステップS110の処理と同様である。すなわちパソコン50は、対象者が現在感じている体感温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定(推定)する。
パソコン50は、当該ステップS110の処理を行った後、ステップS114に移行する。
また、ステップS109から移行したステップS112において、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tの値を、「室温Tr+0.3」に設定する。
すなわちパソコン50は、現在の室温Trに0.3(℃)を足し合わせた温度、つまり対象者が現在感じている体感温度よりもさらに0.3(℃)高い温度が、当該対象者が快適に感じる温度であるものと暫定的に決定する。
これは、図2のステップS106又はステップS107で要求された扇風機の風量の変更が当該扇風機の風量の最小値を下回るものであったため(ステップS109参照)、対象者の快適体感温度Tは、現在の体感温度よりも高い温度であると考えられるためである。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS112の処理を行った後、ステップS114に移行する。ステップS114以降の処理については後述する。
図2のステップS102から移行したステップS105において、パソコン50は、扇風機快適体感制御を行う。「扇風機快適体感制御」とは、各対象者の快適度の変化を予測して、各扇風機の運転を制御する処理である。以下では図4を用いて、この扇風機快適体感制御の具体的な処理について説明する。
ステップS121において、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tが不明であるか否かを判定する。
具体的には、パソコン50による制御が開始されてから一度も前記快適度申告ダイヤルの位置が変更されていない(「どちらでもない」のままである)場合、前述の図3のステップS110、ステップS111及びステップS112の処理(快適体感温度Tの値の設定)がなされていないため、当該快適体感温度Tは不明である。
パソコン50は、対象者の快適体感温度Tが不明ではない(値が設定されている)と判定した場合、ステップS122に移行する。
パソコン50は、対象者の快適体感温度Tが不明であると判定した場合、当該ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
ステップS122において、パソコン50は、「x0=min|室温Tr−体感温度減少値dt−快適体感温度T|」の値(最小となるx0の値)を算出し、その時の体感温度減少値dtを決定する。
具体的には、上記数式に体感温度減少値dtの取り得る値(本実施形態においては、「1.5」、「2.3」、「2.8」及び「0」の4つの値)を順に代入して、現在の室温Trから体感温度減少値dtを差し引いた値が、対象者の快適体感温度Tに最も近くなるような体感温度減少値dtを決定する。前記扇風機の風量を、決定された体感温度減少値dtに対応する風量となるように制御すれば、対象者の体感温度を最も快適な温度(快適体感温度Tに近い温度)に制御することができる。
パソコン50は、当該ステップS122の処理を行った後、ステップS123に移行する。
ステップS123において、パソコン50は、ステップS122で決定された体感温度減少値dtの値を判定する。
体感温度減少値dtが「1.5」である場合、パソコン50はステップS124に移行する。
体感温度減少値dtが「2.3」である場合、パソコン50はステップS125に移行する。
体感温度減少値dtが「2.8」である場合、パソコン50はステップS126に移行する。
体感温度減少値dtが「0」である場合、パソコン50はステップS127に移行する。
ステップS124において、パソコン50は、体感温度減少値dtが1.5(℃)となるように、前記扇風機の風量を「弱」に制御する。
パソコン50は、当該ステップS124の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
ステップS125において、パソコン50は、体感温度減少値dtが2.3(℃)となるように、前記扇風機の風量を「中」に制御する。
パソコン50は、当該ステップS125の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
ステップS126において、パソコン50は、体感温度減少値dtが2.8(℃)となるように、前記扇風機の風量を「強」に制御する。
パソコン50は、当該ステップS126の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
ステップS127において、パソコン50は、体感温度減少値dtが0(℃)となるように、前記扇風機の風量を「切」に制御する。
パソコン50は、当該ステップS127の処理を行った後、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)を終了し、図3のステップS113に移行する。
このように、ステップS105の処理(扇風機快適体感制御)においては、各対象者の快適度が「どちらでもない」であっても、現在の室温Tr及び各対象者の快適体感温度Tに基づいて、各扇風機の風量を調節する。これによって、室温Trが変化しているものの、各対象者が「やや暑い」や「やや寒い」等の不快感をまだ申告していない(感じていない)場合に、今後各対象者の快適度が変化することを予測した各扇風機の制御を行うことができる。このような制御によって、各対象者の快適度をできるだけ「どちらでもない」(すなわち、快適な状態)に維持することができる。
ステップS105から移行した図3のステップS113において、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tの値を、そのままの値に維持する。
なお、パソコン50は、対象者の快適体感温度Tが不明である場合には、特に快適体感温度Tの値を具体的に設定することはなく、不明のまま維持する。
パソコン50は、当該ステップS113の処理を行った後、ステップS114に移行する。
ステップS110、ステップS111、ステップS112又はステップS113から移行したステップS114において、パソコン50は、エアコン温度設定制御を行う。「エアコン温度設定制御」とは、エアコン10・10による部屋1の室内全体の空調の目標値(以下ではこの目標値を、空調設定温度Teとする)を設定する処理である。以下では図5及び図6を用いて、このエアコン温度設定制御の具体的な処理について説明する。
ステップS131において、パソコン50は、対象者全員の快適体感温度Tの値を取得する。
パソコン50は、当該ステップS131の処理を行った後、ステップS132に移行する。
ステップS132において、パソコン50は、対象者全員の快適体感温度Tが不明であるか否かを判定する。
パソコン50は、対象者全員の快適体感温度Tが不明であると判定した場合、ステップS133に移行する。
パソコン50は、対象者全員の快適体感温度Tが不明ではない(すなわち、少なくとも1人以上の対象者の快適体感温度Tの値が設定されている)と判定した場合、ステップS134に移行する。
ステップS132から移行したステップS133において、パソコン50は、エアコン10・10の運転を「切」にすることを決定(設定)する。
パソコン50は、当該ステップS133の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
ステップS132から移行したステップS134において、パソコン50は、対象者全員の快適度が「どちらでもない」であるか否かを判定する。
パソコン50は、対象者全員の快適度が「どちらでもない」であると判定した場合、図6のステップS140に移行する。ステップS140以降の処理については後述する。
パソコン50は、対象者全員の快適度が「どちらでもない」ではない(すなわち、少なくとも1人以上の対象者の快適度が「暑い」、「やや暑い」、「やや寒い」又は「寒い」のいずれかである)と判定した場合、ステップS135に移行する。
ステップS135において、パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者と、「「寒い」等」と申告している対象者とが混在しているか否か、すなわち複数の対象者の快適度が相反しているか否か、を判定する。
ここでは便宜上、ある対象者に対応する扇風機の風量が「強」であり、かつ当該対象者が申告した快適度が「暑い」又は「やや暑い」である場合を、単に「「暑い」等」と記している。
すなわち、対象者が「「暑い」等」と申告している状態とは、扇風機の風量をそれ以上強くすることができないにもかかわらず、当該対象者がまだ「暑い」又は「やや暑い」と感じている状態である。
同様に、ある対象者に対応する扇風機の風量が「切」であり、かつ当該対象者が申告した快適度が「寒い」又は「やや寒い」である場合を、単に「「寒い」等」と記している。
すなわち、対象者が「「寒い」等」と申告している状態とは、扇風機の風量をそれ以上弱くすることができないにもかかわらず、当該対象者がまだ「やや寒い」又は「寒い」と感じている状態である。
パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者と、「「寒い」等」と申告している対象者とが混在していると判定した場合、図6のステップS140に移行する。ステップS140以降の処理については後述する。
パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者と、「「寒い」等」と申告している対象者とが混在していないと判定した場合、ステップS136に移行する。
ステップS136において、パソコン50は、「「寒い」等」と申告している対象者が存在するか否かを判定する。
パソコン50は、「「寒い」等」と申告している対象者がいると判定した場合、ステップS137に移行する。
パソコン50は、「「寒い」等」と申告している対象者がいないと判定した場合、ステップS138に移行する。
ステップS137において、パソコン50は、エアコン10・10による空調設定温度Teの値を、「室温Tr+0.3」に設定する。
このように、「「暑い」等」との申告が無く、「「寒い」等」との申告がある場合には、空調設定温度Teを現在の室温Trよりも0.3(℃)高くすることで、「「寒い」等」と申告している対象者の快適度の改善を図ることができる。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS137の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
ステップS138において、パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者が存在するか否かを判定する。
パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者がいると判定した場合、ステップS139に移行する。
パソコン50は、「「暑い」等」と申告している対象者がいないと判定ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
ステップS139において、パソコン50は、エアコン10・10による空調設定温度Teの値を、「室温Tr−0.3」に設定する。
このように、「「寒い」等」との申告が無く、「「暑い」等」との申告がある場合には、空調設定温度Teを現在の室温Trよりも0.3(℃)低くすることで、「「暑い」等」と申告している対象者の快適度の改善を図ることができる。
なお、当該「0.3(℃)」という値は特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
パソコン50は、当該ステップS139の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
ステップS134又はステップS135から移行した図6のステップS140において、パソコン50は、対象者全員の快適体感温度Tの中から、最も大きい値である最大快適体感温度Tmax及び最も小さい(低い)値である最低快適体感温度Tminを取得する。
パソコン50は、当該ステップS140の処理を行った後、ステップS141に移行する。
ステップS141において、パソコン50は、「x1=最大快適体感温度Tmax−最低快適体感温度Tmin」の値を算出する。
パソコン50は、当該ステップS141の処理を行った後、ステップS142に移行する。
ステップS142において、パソコン50は、ステップS141で算出されたx1の値が最大体感温度減少値dtmax(扇風機の風量が最大(「強」)である場合の体感温度減少値dt(=2.8(℃))よりも小さいか否かを判定する。
パソコン50は、x1の値が最大体感温度減少値dtmaxよりも小さいと判定した場合、ステップS143に移行する。
パソコン50は、x1の値が最大体感温度減少値dtmaxよりも小さくない(すなわち、x1の値が最大体感温度減少値dtmax以上である)と判定した場合、ステップS144に移行する。
ステップS143において、パソコン50は、空調設定温度Teの値を、「最低快適体感温度Tmin+最大体感温度減少値dtmax」に設定する。以下、この空調設定温度Teの設定について、図7(a)に示す具体例を用いて説明する。
図7(a)に示すように、第一対象者2aの快適体感温度Tが最も大きい値(最大快適体感温度Tmax)であり、第三対象者2cの快適体感温度Tが最も低い値(最低快適体感温度Tmin)であるものとする。また、x1の値、すなわち最大快適体感温度Tmaxと最低快適体感温度Tminとの差は、最大体感温度減少値dtmaxより小さい(図6のステップS142参照)。
この場合、空調設定温度Teの値を、「最低快適体感温度Tmin+最大体感温度減少値dtmax」に設定する。すると、各扇風機の風量を制御することで、各対象者の体感温度を空調設定温度Teから最低快適体感温度Tminまでの範囲(図7(a)中の斜線の範囲)内で調節することができる。
具体的には、室温Trが空調設定温度Teになった状態で第三扇風機23の風量を「強」にすることで、第三対象者2cの体感温度が最低快適体感温度Tminになるように調節することができる。また、その他の対象者の快適体感温度Tは、図7(a)中の斜線の範囲に含まれているため、各扇風機の風量を適宜調節することで、各対象者の体感温度をそれぞれの快適体感温度Tに近い値に調節することができる。
このように、扇風機の風量を最大(「強」)にしたときに、対象者の体感温度が最低快適体感温度Tminとなるような空調設定温度Teの値を設定することで、エアコン10・10の空調設定温度Teをできる限り高く維持しながら、各対象者の快適度を改善させることができる。これによって、空調システム3全体の省エネを図ることができる。
パソコン50は、図6のステップS143の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
ステップS144において、パソコン50は、空調設定温度Teの値を、「(最低快適体感温度Tmin+最大体感温度減少値dtmax+最大快適体感温度Tmax)/2」に設定する。以下、この空調設定温度Teの設定について、図7(b)に示す具体例を用いて説明する。
図7(b)に示すように、第一対象者2aの快適体感温度Tが最も大きい値(最大快適体感温度Tmax)であり、第三対象者2cの快適体感温度Tが最も低い値(最低快適体感温度Tmin)であるものとする。また、x1の値、すなわち最大快適体感温度Tmaxと最低快適体感温度Tminとの差は、最大体感温度減少値dtmaxより大きい(図6のステップS142参照)。
この場合、空調設定温度Teの値を、「(最低快適体感温度Tmin+最大体感温度減少値dtmax+最大快適体感温度Tmax)/2」に設定する。すると、各扇風機の風量を制御することで、各対象者の体感温度を空調設定温度Teから「空調設定温度Te−最大体感温度減少値dtmax」までの範囲(図7(b)中の斜線の範囲)内で調節することができる。この場合、第一対象者2aの快適体感温度T(最大快適体感温度Tmax)と当該範囲(空調設定温度Te)との差dTは、第三対象者2cの快適体感温度T(最低快適体感温度Tmin)と当該範囲(空調設定温度Te−最大体感温度減少値dtmax)との差dTと等しくなる。
この場合には、室温Trが空調設定温度Teになった状態で第一扇風機21の風量を「切」にすることで、第一対象者2aの体感温度が空調設定温度Te(調節可能な範囲内で、できるだけ最大快適体感温度Tmaxに近い温度)になるように調節することができる。また、第三扇風機23の風量を「強」にすることで、第三対象者2cの体感温度が「空調設定温度Te−最大体感温度減少値dtmax」(調節可能な範囲内で、できるだけ最低快適体感温度Tminに近い温度)になるように調節することができる。
このように、扇風機の風量を調節したとしても、第一対象者2aの体感温度が最大快適体感温度Tmaxになると同時に、第三対象者2cの体感温度が最低快適体感温度Tminになるような空調が不可能である場合には、それぞれの対象者の快適体感温度Tと実際の体感温度との差dTが等しくなるように空調設定温度Teの値を設定する。これによって、各対象者の快適度をバランスよく改善することができる。
パソコン50は、ステップS144の処理を行った後、ステップS114の処理(エアコン温度設定制御)を終了し、図3のステップS115に移行する。
ステップS114(ステップS133、ステップS138、ステップS139、ステップS143又はステップS144)から移行したステップS115において、パソコン50は、エアコン冷風制御を行う。「エアコン冷風制御」とは、ステップS114において設定された空調設定温度Te等に基づいて、エアコン10・10の状態を、冷風を吹き出す「入」状態と当該吹き出しを停止する「切」状態との間で適宜切り替える処理である。以下では、図8を用いて、このエアコン冷風制御の具体的な処理について説明する。
ステップS151において、パソコン50は、エアコン10・10の運転を「切」にすることが決定(設定)されている(図5のステップS133参照)か否かを判定する。
パソコン50は、エアコン10・10の運転を「切」にすることが決定(設定)されていると判定した場合、ステップS152に移行する。
パソコン50は、エアコン10・10の運転を「切」にすることが決定(設定)されていないと判定した場合、ステップS153に移行する。
ステップS152において、パソコン50は、エアコン10・10を「切」状態に切り替える。すなわち、パソコン50はエアコン10・10による冷風の吹き出しを停止させる。
パソコン50は、当該ステップS152の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
ステップS153において、パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te+0.2」よりも大きいか否かを判定する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te+0.2」よりも大きいと判定した場合、ステップS154に移行する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te+0.2」よりも大きくないと判定した場合、ステップS155に移行する。
ステップS154において、パソコン50は、エアコン10・10を「入」状態に切り替える。すなわち、パソコン50はエアコン10・10による冷風の吹き出しを行う。
パソコン50は、当該ステップS154の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
ステップS155において、パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te−0.2」よりも小さいか否かを判定する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te−0.2」よりも小さいと判定した場合、ステップS156に移行する。
パソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te−0.2」よりも小さくないと判定した場合、ステップS157に移行する。
ステップS156において、パソコン50は、エアコン10・10を「切」状態に切り替える。すなわち、パソコン50はエアコン10・10による冷風の吹き出しを停止させる。
パソコン50は、当該ステップS156の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
ステップS157において、パソコン50は、エアコン10・10の状態を現状のまま維持する。
パソコン50は、当該ステップS157の処理を行った後、ステップS115の処理(エアコン冷風制御)を終了し、図2のステップS101に再度移行する。
なお、上記ステップS153及びステップS155における「0.2」という値は特に限定するものではないが、エアコン10・10がハンチング(冷風の吹き出しと停止が短時間のうちに何度も交互に切り替えられる状態)を起こさない程度に小さい値に設定されることが望ましい。
パソコン50は、以上の処理(図2のステップS101から図3のステップS115まで)を繰り返し行うことによってエアコン10・10及び各扇風機の運転を制御し、各対象者の快適度が改善されるような部屋1の空調を行う。

具体的には、パソコン50は、まず各対象者の快適度に基づいて(図2のステップS101及びステップS102)、各扇風機の風量を調節する(ステップS103からステップS107まで)。そして、各扇風機の風量の調節だけで各対象者の快適度を改善することができる場合(図5のステップS135、ステップS136及びステップS138がNoの場合)には、パソコン50はエアコン10・10の空調設定温度Teを設定せず、当該エアコン10・10を作動させる(すなわち、冷風を吹き出させる)ことはない。
またパソコン50は、各扇風機の風量の調節だけでは各対象者の快適度を改善することができなくなった場合(図5のステップS136又はステップS138がYesの場合)に、初めてエアコン10・10の空調設定温度Teを設定し(ステップS137又はステップS139)、当該エアコン10・10による部屋1の室内全体の空調を開始する。このように、各扇風機による空調だけでは不十分な場合にのみエアコン10・10による空調を行うことで、空調システム3全体の省エネを図ることができる。
またパソコン50は、各対象者全員の快適度が「どちらでもない」場合(ステップS134がYesの場合)や、「暑い」等と申告している対象者と「寒い」等と申告している対象者が混在している場合(ステップS135がYesの場合)には、エアコン10・10の空調設定温度Teをできるだけ高くなるように設定し(図6のステップS143)、各扇風機の風量の調節だけで各対象者の快適度を改善させる。このように、比較的消費電力が多いエアコン10・10の空調設定温度Teをできるだけ高く設定することで、省エネを図ることができる。さらにパソコン50は、各扇風機の風量を調節したとしても対象者全員に最適な空調を行うことができない場合(ステップS142がNoの場合)には、各対象者の不快感を均一化するような空調設定温度Teを設定し(ステップS144)、各対象者の快適度をバランス良く改善する。
またパソコン50は、対象者の快適度が「どちらでもない」場合(図2のステップS105)、すなわち対象者が暑くも寒くもなく快適だと感じている場合であっても、現在の室温Tr及び各対象者の快適体感温度Tに基づいて、各扇風機の風量を各対象者に最適だと考えられる風量に調節する(図4のステップS122からステップS127まで)。このようにパソコン50は、室温Trが変化した場合には、各対象者が快適度を申告する(不快感を示す)よりも先に各扇風機の風量を調節し、各対象者の快適な環境を極力維持することができる。
またパソコン50は、室温Trが「空調設定温度Te−0.2≦室温Tr≦空調設定温度Te+0.2」となるようにエアコン10・10の運転を制御する。このように、室温Trの調節の許容範囲を比較的狭く設定することで、より精度よく各対象者の快適度の改善を図ることができる。
以上の如く、本実施形態に係る空調システム3は、
室内全体の空調を行うエアコン10・10(アンビエント空調手段)と、
前記室内の温度を検出する温度センサ30(室内温度検出手段)と、
前記室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調を行う扇風機(第一扇風機21、第二扇風機22及び第三扇風機23)(タスク空調手段)と、
前記扇風機による空調の対象となる対象者が感じる快適さの度合いである快適度を検出する快適度申告ダイヤル(第一快適度申告ダイヤル41、第二快適度申告ダイヤル42及び第三快適度申告ダイヤル43)(快適度検出手段)と、
温度センサ30により検出される温度及び前記快適度申告ダイヤルにより検出される快適度に基づいて、前記快適度が改善するようにエアコン10・10及び前記扇風機の運転を制御するパソコン50(制御手段)と、
を具備する空調システム3であって、
パソコン50は、
前記扇風機の制御を優先して行い、前記扇風機の制御ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めてエアコン10・10の制御を行うものである。
このように構成することにより、対象者が空調手段(前記扇風機やエアコン10・10)の操作や設定をしなくても、常に快適な空調を行うことができる。これによって、作業効率や健康の向上を図ることができる。
またこのように構成することにより、前記扇風機による局所的な空調を、エアコン10・10による室内全体の空調に優先して行うことで、対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる。
また、パソコン50は、
エアコン10・10による空調設定温度Teが可能な限り高くなるように、前記扇風機及びエアコン10・10の制御を行うものである。
このように構成することにより、エアコン10・10による室内全体の空調を抑えることができ、より省エネを図ることができる。
前記快適度とは、寒暖に関して対象者が感じる快適さの度合いであり、
パソコン50は、
前記快適度申告ダイヤルにより検出される複数の対象者の快適度が相反する場合、前記扇風機の制御で当該複数の対象者の快適度を改善できる範囲で、エアコン10・10による空調設定温度Teが可能な限り高くなるように、当該エアコン10・10の制御を行うものである。
このように構成することにより、複数の対象者の快適度が相反する場合であっても、省エネを図りながら当該対象者の快適性を維持することができる。
また、パソコン50は、
温度センサ30により検出される温度の変化に基づいて前記快適度申告ダイヤルにより検出される快適度の変化を予測して、前記扇風機の制御を行うものである。
このように構成することにより、対象者の快適な状態を維持することができる。
また、本実施形態に係る空調方法は、
室内に在室している対象者が感じる快適さの度合いである快適度及び前記室内の温度に基づいて、前記快適度が改善するように前記対象者の周囲の局所的な空調及び前記室内全体の空調を行う空調方法であって、
前記局所的な空調を優先して行い、前記局所的な空調ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記室内全体の空調を行うものである。
このように構成することにより、局所的な空調を、室内全体の空調に優先して行うことで、対象者の快適性を維持しながらも省エネを図ることができる。
なお、本発明に係る空調システムは、本実施形態に限るものではなく、種々の空調システムに適用することが可能である。すなわち、本発明に係る空調システムは、対象者の人数や機器(アンビエント空調手段、タスク空調手段等)の個数、制御を実施する場面(会議中、食事中等)を限定するものではなく、さまざまな空調に適用することが可能である。
また、本発明に係るアンビエント空調手段は、本実施形態に係るエアコン10に限るものではない。すなわち、アンビエント空調手段は、部屋1の室内全体の空調を行うことができるものであれば良く、種々の空調設備を用いることが可能である。またアンビエント空調手段は、本実施形態に係るエアコン10の如く冷風の吹き出し又は停止を切り替えるだけのものではなく、冷風の温度や風量等も調整可能なものであっても良い。
また、本発明に係るタスク空調手段は、本実施形態に係る扇風機(第一扇風機21、第二扇風機22及び第三扇風機23)に限るものではない。すなわち、タスク空調手段は、対象者の周囲の局所的な空調を行うことができるものであれば良く、種々の空調設備を用いることが可能である。また、タスク空調手段は、本実施形態に係る扇風機の如く風量を3段階に切り替えるだけのものではなく、例えば風量を無段階に変更可能なものや、冷風を送風できるものであっても良い。
また、本発明に係る室内温度検出手段は、本実施形態に係る温度センサ30に限るものではない。すなわち、室内温度検出手段は、室内の温度を検出することができるものであれば良く、その種類や個数等を限定するものではない。例えば、部屋1内に複数設けることや、エアコン10・10に内蔵されている温度センサを用いることも可能である。
また、本発明に係る快適度検出手段は、本実施形態に係る快適度申告ダイヤル(第一快適度申告ダイヤル41、第二快適度申告ダイヤル42及び第三快適度申告ダイヤル43)に限るものではない。すなわち、快適度検出手段は、各対象者の快適度を検出することができるものであれば良く、種々のスイッチや操作手段を用いることが可能である。
また、本発明に係る快適度検出手段は、各対象者の行動を認識して、当該行動から快適度を検出するものであっても良い。例えば図9に示すように、各対象者の行動を認識する行動認識用センサ45を用いる。当該行動認識用センサ45は、例えばカメラ等の撮像手段や、当該撮像手段により撮像された映像を解析する制御手段等により構成される。行動認識用センサ45は、撮像した映像から各対象者の特定の行動(例えば、顔をしかめたり、腕をさすったり、震えたりする行動)を認識し、当該行動の度合い(頻度や継続時間等)から各対象者の快適度を検出することができる。このような行動は、対象者が意識的に行うものだけでなく、快適度の変化に伴って無意識的に行う行動であっても良い。
またこのように、快適度検出手段は、各対象者に対応して1つずつ設ける(図1参照)必要はなく、各対象者の快適度を検出することができるものであれば、その個数を限定するものではない。
また、本実施形態に係る快適度は5段階であるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、5段階よりも多い段階に分類されていても、5段階よりも少ない段階に分類されていても良く、また快適度を数値化することで快適度を略無段階に申告可能な構成とすることも可能である。
また、本発明に係る制御手段は、本実施形態に係るパソコン50に限るものではない。すなわち、制御手段は、室内の温度及び対象者の快適度に基づいてエアコン10及び前記扇風機の運転を制御できるものであれば良く、種々の制御装置を用いることが可能である。
また、本実施形態においては、各対象者が申告する快適度に基づいて快適体感温度Tの値を設定するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、いわゆる学習機能を用いて快適体感温度Tの値を設定することも可能である。
例えば、特定の対象者の快適体感温度Tを予め記憶しておき、当該対象者が部屋1に入室したときには、当該記憶された快適体感温度Tを呼び出して用いる。これによって、当該対象者に適した快適体感温度Tを速やかに設定することができ、より速やかに適切な空調を行うことができる。このような特定の対象者の判別は、カメラ等により撮像した映像を解析することなどによって行うことができる。
その他、部屋1内の特定の場所に長時間滞在する対象者がいる場合には、当該対象者の快適体感温度Tをその場所における最適な快適体感温度Tであるものと学習(記憶)する。そして、他の対象者が同じ場所に来たときには、記憶された当該場所の快適体感温度Tを初期値として用いることで、より速やかに適切な空調を行うことができる。
また、これらの学習されたデータは、季節や場面ごと(会議中、食事中、雑談中など)に分類して蓄積することによって、より速やかに適切な空調を行うことができるようになる。
また、本実施形態においては、1人の対象者に対応して1つの扇風機(タスク空調手段)を設ける構成としたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、図10に示すように、複数の対象者(例えば、2人の第一対象者2a・2a)に対して1つの扇風機(例えば、第一扇風機21)を設ける構成とすることも可能である。この場合には、当該複数の対象者の快適度を平均するなどして1つの快適度を取得(算出)し、当該快適度に基づいて当該扇風機及びエアコン10・10の運転を制御することができる。
3 空調システム
10 エアコン(アンビエント空調手段)
21 第一扇風機(タスク空調手段)
22 第二扇風機(タスク空調手段)
23 第三扇風機(タスク空調手段)
30 温度センサ(室内温度検出手段)
41 第一快適度申告ダイヤル(快適度検出手段)
42 第二快適度申告ダイヤル(快適度検出手段)
43 第三快適度申告ダイヤル(快適度検出手段)
50 パソコン(制御手段)

Claims (5)

  1. 室内全体の空調を行うアンビエント空調手段と、
    前記室内の温度を検出する室内温度検出手段と、
    前記室内に在室している対象者の周囲の局所的な空調を行うタスク空調手段と、
    前記タスク空調手段による空調の対象となる対象者が感じる快適さの度合いである快適度を検出する快適度検出手段と、
    前記室内温度検出手段により検出される温度及び前記快適度検出手段により検出される快適度に基づいて、前記快適度が改善するように前記アンビエント空調手段及び前記タスク空調手段の運転を制御する制御手段と、
    を具備する空調システムであって、
    前記制御手段は、
    前記タスク空調手段の制御を優先して行い、前記タスク空調手段の制御ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記アンビエント空調手段の制御を行うことを特徴とする、
    空調システム。
  2. 前記制御手段は、
    前記アンビエント空調手段による空調設定温度が可能な限り高くなるように、前記タスク空調手段及び前記アンビエント空調手段の制御を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記快適度とは、寒暖に関して対象者が感じる快適さの度合いであり、
    前記制御手段は、
    前記快適度検出手段により検出される複数の対象者の快適度が相反する場合、前記タスク空調手段の制御で当該複数の対象者の快適度を改善できる範囲で、前記アンビエント空調手段による空調設定温度が可能な限り高くなるように、当該アンビエント空調手段の制御を行うことを特徴とする、
    請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記制御手段は、
    前記室内温度検出手段により検出される温度の変化に基づいて前記快適度検出手段により検出される快適度の変化を予測して、前記タスク空調手段の制御を行うことを特徴とする、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の空調システム。
  5. 室内に在室している対象者が感じる快適さの度合いである快適度及び前記室内の温度に基づいて、前記快適度が改善するように前記対象者の周囲の局所的な空調及び前記室内全体の空調を行う空調方法であって、
    前記局所的な空調を優先して行い、前記局所的な空調ではそれ以上前記快適度を改善することができない場合に初めて前記室内全体の空調を行うことを特徴とする、
    空調方法。
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