JP2015016895A - 複合シート、電子レンジ調理用容器、および複合シートの製造方法 - Google Patents

複合シート、電子レンジ調理用容器、および複合シートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複合シートにおいて、マイクロ波照射による加熱を行っても、ゆがみにくいようにすることができるようにする。
【解決手段】紙製の基材シート30Aと、マイクロ波照射によって発熱する発熱体シート4と、これらを互いに貼り合わせる接着部5と、を有するブランクシート20Aであって、接着部5は、発熱体シート4の略全幅にわたる長さを有しかつ紙目方向Pに延ばされた紙目方向接着部5x1、5x2と、紙目方向接着部5x1、5x2の間で、紙目直角方向Qに延ばされ、紙目方向Pに離間して複数配列された線状の紙目直角方向接着部5y1、5m、5y2とを備え、紙目直角方向接着部5mは、紙目方向接着部5x1、5x2で挟まれる領域の中心部に配置され、紙目直角方向接着部の一列当たりの合計長さが紙目方向接着部5x1、5x2の間隔の25%以上100%未満とされた構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、複合シート、電子レンジ調理用容器、および複合シートの製造方法に関する。
従来、電子レンジを用いたマイクロ波照射によって、食品を加熱調理するための容器が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、マイクロ波放射に曝した際に急速に加熱されて容器内の食品の表面を褐色にさせるに十分なほど薄い導電性の元素金属の層を備えるマイクロ波調理用の食品容器が記載されている。
特許文献1の食品容器では、発熱体として、紙からなる基材物質とポリエステルなどのサーモプラスチック層との間にアルミニウム層を設けた構成が記載されている。
また、特許文献2には、発熱体を紙製の容器本体に貼着した電子レンジ加熱調理用容器が記載されている。特許文献2に記載の電子レンジ加熱調理用容器は、耐熱プラスチックフィルムに金属を蒸着したシート材からなる発熱体を紙に貼着して複合シートを形成し、この複合シートを折り曲げて箱形状を形成することにより製造される。
特開昭55−126063号公報 特開2011−230791号公報
しかしながら、上記のような従来の複合シート、およびこれを用いた電子レンジ調理用容器には、以下のような問題があった。
例えば、特許文献2に記載の技術のように、シート状の発熱体を紙に貼着した複合シートによって電子レンジ調理用容器を構成する場合、加熱調理が行われる際に発熱体の樹脂シートが熱収縮するものの、紙は樹脂シートと同じようには変形しないため、変形量の差によって、容器にゆがみが生じる。このとき、ゆがみの大きさによっては、発熱体と密着して配置された食品が発熱体から離間して発熱体からの熱が食品に伝達されない場合がある。この場合、食品が良好に加熱されなくなるという問題がある。
特に、紙は、紙目方向と紙目直角方向とで剛性の異方性が有するため、対称な形状であっても、ゆがみが発生しやすい。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、マイクロ波照射による加熱を行っても、ゆがみにくいようにすることができる複合シート、電子レンジ調理用容器、および複合シートの製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様の複合シートは、紙製の基材シートと、マイクロ波照射によって発熱する略矩形状の発熱体シートと、前記基材シートおよび前記発熱体シートを互いに貼り合わせる接着部と、を有する複合シートであって、前記接着部は、前記発熱体シートの互いに対向する二辺の近傍で該二辺の略全幅にわたる長さを有し、かつ前記基材シートの紙目方向に沿って延ばされた一対の紙目方向接着部と、該紙目方向接着部の間で、前記紙目方向に直交する紙目直角方向に沿って延ばされ、前記紙目方向に離間して複数配列された線状の紙目直角方向接着部とを備え、前記紙目直角方向接着部は、前記紙目直角方向において前記紙目方向接着部で挟まれる領域の中心部に配置された中心部接着部を少なくとも含み、一列当たりの合計長さが前記紙目方向接着部の間隔の25%以上100%未満とされた構成とする。
上記複合シートでは、前記紙目直角方向接着部は、前記中心部接着部を間に挟み、一端が前記紙目方向接着部と接続する端部接着部を、備えることが好ましい。
上記複合シートでは、前記接着部は、前記紙目方向および前記紙目直角方向において、それぞれ対称に配置されたことが好ましい。
本発明の第2の態様の電子レンジ調理用容器は、上記複合シートを備える構成とする。
本発明の第3の態様の複合シートの製造方法は、紙製の基材シートと、マイクロ波照射によって発熱する略矩形状の発熱体シートと、を接着剤によって互いに貼り合わせて複合シートを製造する複合シートの製造方法であって、前記基材シートおよび前記発熱体シートの間の、前記発熱体シートの互いに対向する二辺の近傍で該二辺の略全幅にわたる長さを有し、かつ前記基材シートの紙目方向に沿って延ばされた一対の紙目方向配置領域と、該紙目方向配置領域の間で、前記紙目方向に直交する紙目直角方向に沿って延ばされ、前記紙目方向に離間して複数配列された線状の紙目直角方向配置領域とに接着剤を配置する接着剤配置工程と、前記基材シートおよび前記発熱体シートを貼り合わせる貼り合わせ工程と、を備え、前記接着剤配置工程では、前記紙目直角方向配置領域は、前記紙目直角方向において前記紙目方向配置領域で挟まれる領域の中心部における中心部配置領域を少なくとも含み、一列当たりの合計長さが前記紙目方向配置領域の間隔の25%以上100%未満となるようにする方法とする。
本発明の複合シート、電子レンジ調理用容器、および複合シートの製造方法によれば、紙目方向接着部の間に、中心部接着部を含む、一列当たりの紙目直角方向の合計長さが紙目方向接着部の間隔の25%以上100%未満とされた紙目直角方向接着部を設けるため、マイクロ波照射による加熱を行っても、ゆがみにくいようにすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の電子レンジ調理用容器の構成を示す模式的な分解斜視図である。 本発明の実施形態の電子レンジ調理用容器の構成を示す模式的な断面図、およびそのA部詳細図である。 本発明の実施形態の複合シートの構成を示す模式的な平面図、およびそのB−B断面図である。 本発明の実施形態の複合シートの接着部の構成を示す模式的な平面図である。 本発明の実施形態の変形例の複合シートの構成を示す模式的な平面図、およびそのC−C断面図である。 実験サンプルの接着部(パターンA、B)の構成を示す模式図である。 実験サンプルの接着部(パターンC、D、E)の構成を示す模式図である。 実験サンプルの接着部(パターンF、G)の構成を示す模式図である。 実験サンプルの変形を模式的に示す断面図である。 紙目直角方向接着部の塗布長と実験サンプルの浮き量との関係を示すグラフである。 紙目直角方向接着部の塗布長と実験サンプルの浮き量との関係を示すグラフである。
以下では、本発明の実施形態の複合シートおよび電子レンジ調理用容器について説明する。
図1は、本発明の実施形態の電子レンジ調理用容器の構成を示す模式的な分解斜視図である。図2(a)は、本発明の実施形態の電子レンジ調理用容器の構成を示す模式的な断面図である。図2(b)は、図2(a)におけるA部詳細図である。図3(a)は、本発明の実施形態の複合シートの構成を示す模式的な平面図である。図3(b)は、図3(a)におけるB−B断面図である。図4は、本発明の実施形態の複合シートの接着部の構成を示す模式的な平面図である。図5(a)は、本発明の実施形態の変形例の複合シートの構成を示す模式的な平面図である。図5(b)は、図5(a)におけるC−C断面図である。
図1、図2(a)に示すように、本実施形態の電子レンジ調理用容器1は、例えば、食品などの被加熱品6を収容した状態(図2(a)参照)で電子レンジ等によってマイクロ波照射を行うことで、被加熱品6の表面を加熱したり、表面に焼き目をつけたりすることが可能な容器である。
被加熱品6の種類としては、電子レンジに入れて加熱できるものであれば、特に限定されない。被加熱品6としては、例えば、焼き菓子、肉、加工食品、調理済み食品等の食品を採用することができる。また、被加熱品6は食品には限定されず、例えば、粘土などの非食品であってもよい。
電子レンジ調理用容器1の構成は、被加熱品6を載置するトレイ2Aと、トレイ2Aおよび被加熱品6を覆うとともに被加熱品6に当接する蓋2Bとを備える。
トレイ2Aは、本実施形態では、一例として、矩形状の底面部3aの外周の四辺に側面部3bが設けられたトレイ本体3Aと、トレイ本体3Aの底面部3aに接着された発熱体シート4とを備える。
底面部3aは、正方形でもよいし、長方形でもよいが、以下では、一例として、正方形の場合の例で説明する。
トレイ本体3Aの側面部3bは、矩形状の平面がそれぞれ底面部3aの四辺において略直角(直角の場合を含む)に折り曲げられて形成されている。側面部3bの高さ寸法は、被加熱品6の厚さよりもわずかに低く、側面部3bの底面部3aに沿う長さ寸法よりも小さい。
互いに対向する一組の側面部3bの長手方向(底面部3aの外周に沿う方向)の両端部には、図1に示すように、片状の接合部3cが形成され、隣接する他の側面部3bの内側に沿って折り曲げられた状態で他の側面部3bと接合されている。接合部3cと側面部3bとの接合方法は、例えば接着などを採用することができる。
このため、トレイ本体3Aは、側面部3bの突出方向の端部によって、底面部3aと略同形状(同形状の場合を含む)の矩形状の開口が形成された箱形の形状を有する。
トレイ本体3Aの材質は、適宜の剛性を有する紙からなる。例えば、秤量130g/m〜400g/mの紙を好適に採用することができる。このような秤量の紙は、厚さとしては、約0.2mm〜約0.9mmになる。
トレイ本体3Aの表面には、適宜の表面加工、例えば、型押し、箔押しなどが施すことが可能である。本実施形態では、一例として、表面加工はしていない。
発熱体シート4は、図2(b)に示すように、基材となる樹脂フィルム7と、マイクロ波照射によって発熱する金属膜層8と、被加熱品6と当接する薄紙層9とが、この順に積層されたシート状部材である。
発熱体シート4は、被加熱品6よりも大きく、トレイ本体3Aの底面部3aよりもわずかに小さい矩形状の外形を有する。
樹脂フィルム7の材質は、マイクロ波照射による発熱時の温度に耐える合成樹脂フィルムを採用することができる。樹脂フィルム7として好適な樹脂材料の例としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリメチルペンテン(PMP)樹脂、ポリエーテルイミド(PEI)樹脂などを挙げることができる。
樹脂フィルム7は、未延伸フィルムであってもよいし、延伸フィルムであってもよい。耐熱性の観点では、二軸延伸フィルムであることがより好ましい。
樹脂フィルム7の厚さとしては、5μm〜50μmであることが好ましい。
金属膜層8の材質は、マイクロ波照射によって、加熱・調理に必要な熱が発生すれば、特に限定されず、例えば、アルミニウム、ニッケル、金、銀、亜鉛、白金などの金属を採用することができる。
発熱温度としては、170℃以上250℃以下であることが好ましい。
金属膜層8の厚さは、2nm〜10nmであることが好ましく、5nm〜10nmであることがより好ましい。金属膜層8の厚さが2nmより薄い場合は発熱しないことがある。金属膜層8の厚さが10nmより厚い場合にはスパークすることがある。
金属膜層8の形成方法は、例えば、真空蒸着法、スピンコート、めっきなどを採用することができる。
薄紙層9は、金属膜層8の酸化防止のため、例えば、グラシン紙や中性紙のような薄紙から構成される。薄紙層9の厚さは、10μm〜100μmであることが好ましい。
薄紙層9の金属膜層8と反対側の表面は、加熱温度や被加熱品6の種類によっては紙素材のままでもよいが、被加熱品6が焦げ付いて付着しやすい場合には、剥離加工を施しておくことが好ましい。剥離加工の例としては、例えば、コーティングにより薄紙の表面にシリコーン樹脂を塗布する加工を挙げることができる。シリコーン樹脂の塗布厚さとしては、1μm〜5μmであることが好ましい。
このような剥離加工が施されることにより、被加熱品6が加熱・調理される際に被加熱品6の表面が焦げ付いて発熱体シート4に付着することを防止することができる。
薄紙層9は、紙目方向が外形の一辺と平行となる矩形状に切断されている。
ここで、「紙目方向」とは紙目に沿う方向であり、製紙工程において紙繊維の流れる方向である。以下では、紙面内で紙目方向に直交する方向を「紙目直角方向」と称する。
薄紙層9は、樹脂フィルム7が未延伸フィルムまたは二軸延伸フィルムの場合には、樹脂フィルム7に対してどのように配置してもよいが、樹脂フィルム7が一軸延伸フィルムの場合には、薄紙層9の紙目方向が、樹脂フィルム7の延伸方向に対して垂直となるように重ね合わせることが好ましいが、これに限定するものではない。
発熱体シート4は、樹脂フィルム7に金属膜層8を形成した後、ドライラミネートによって、金属膜層8と薄紙層9とを接着して積層体を形成してから、適宜の外形に切断することにより製造することができる。
このような構成の発熱体シート4は、樹脂フィルム7がトレイ本体3Aの底面部3aに向き、薄紙層9がトレイ本体3Aの開口側に向く姿勢で、底面部3aの内側に配置されている。
トレイ本体3Aと発熱体シート4とは、底面部3aと樹脂フィルム7との間に設けられた後述する接着部5(図2(b)参照)によって互いに固定されている。
このようなトレイ本体3Aは、本実施形態では、図3(a)、(b)に示すような、ブランクシート20A(複合シート)を製造した後、ブランクシート20Aを折り曲げて製造される。
ブランクシート20Aは、トレイ本体3Aの材料となる紙をトレイ本体3Aの展開図の形状に切断した基材シート30Aと、接着部5を介して基材シート30Aに接着された発熱体シート4とからなる。
基材シート30Aは、中心部に底面部3aとなる矩形状部30aが設けられ、矩形状部30aの外周に側面部3bとなる細長い4つの矩形状部30bが隣接され、対向する一組の矩形状部30bの長手方向の両端部に接合部3cとなる突片部30cが隣接されている。
矩形状部30a、30bの間、および矩形状部30bと突片部30cとの間には、それぞれの境界で折り曲げるための折り曲げ線Lが形成されている。
折り曲げ線Lは、例えば、折罫線、ミシン目線、ハーフカット線などによって形成することができる。
基材シート30Aは、矩形状部30aにおいて互いに対向する一組の対辺が紙目方向と平行となるように切断されている。
以下では、基材シート30Aの紙目方向Pは、図3(a)、図4における図示横方向、同じく紙目直角方向Qは図示縦方向であるものとして説明する。また、特に断らない限り、紙目方向P、紙目直角方向Qは、基材シート30Aもしくは後述する基材シート30Bにおける紙目方向、紙目直角方向を指すものとし、誤解のおそれがなければ、単に、紙目方向P、紙目直角方向Qと称する。
発熱体シート4は、矩形状部30aの内側であって、後述する接着部5をすべて覆う位置に、樹脂フィルム7を基材シート30Aに向けた状態で接着されている。
発熱体シート4における薄紙層9は、基材シート30Aに比べると薄いため、薄紙層9の紙目方向に基づく発熱体シート4の剛性の異方性は、基材シート30Aの剛性の異方性に比べると小さい。
このため、薄紙層9の紙目方向と基材シート30Aの紙目方向Pとは、平行でも直交していてもよい。ただし、本実施形態では、薄紙層9の紙目方向の影響をより低減するため、薄紙層9の紙目方向が、基材シート30Aの紙目方向Pと直交するように、発熱体シート4を配置している。
接着部5は、本実施形態では、図4に示すように、線状に延ばされた紙目方向接着部5x1、5x2、紙目直角方向接着部5y1、5y2(端部接着部)、および紙目直角方向接着部5m(中心部接着部)を備える。
接着部5の線幅は、場所により異なっていてもよいが、以下では、一例として、いずれもwの場合で説明する。線幅wは、4mm〜10mmであることが好ましい。
接着部5の材質は、マイクロ波照射による加熱時の温度に耐える耐熱性を有する接着剤であれば、特に限定されない。例えば、ウレタン系の水性接着剤を採用することができる。
紙目方向接着部5x1、5x2は、それぞれ、紙目方向Pに沿って延ばされた長さx0の一組の接着部であり、紙目直角方向Qにおいて対向する矩形状部30aの二辺の近傍に設けられている。紙目方向接着部5x1、5x2は、それぞれの近傍の矩形状部30aの辺に対して平行に配置されている。
紙目方向接着部5x1、5x2の間の間隔は、y0とされている。
ここで、長さx0(mm)、間隔y0(mm)は、線幅をw(mm)、発熱体シート4において紙目方向Pに沿う方向の幅をX(mm)、紙目直角方向Qに沿う方向の幅をY(mm)とするとき、一例として、次式(1)、(2)を満足している。
X−30≦x0≦X−10 ・・・(1)
Y−2・w−30≦y0≦Y−2・w−20 ・・・(2)
ここで、x0、y0の長さを発熱体シート4の外形寸法よりも短くしているのは製造誤差を考慮しているためである。x0よりもy0の余裕を広く取っているのは、紙目直角方向Qに沿う流れ方向において基材シート30Aと発熱体シート4とを貼り合せる工程では、貼り合わせの流れ方向において、送りのタイミングがずれやすくなるためである。
紙目直角方向接着部5y1は、紙目方向接着部5x1に一端が接続され、紙目直角方向Qに沿って紙目方向接着部5x2の方に延ばされた長さy1を有する接着部であり、複数個が、紙目方向PにおいてピッチΔxで配列されている。
紙目直角方向接着部5y1は、本実施形態では、一例として、4個設けられている。このため、ピッチΔxは、(x0−w)を3等分する寸法になっている。
紙目直角方向接着部5y2は、紙目方向接着部5x2に一端が接続され、紙目直角方向Qに沿って紙目方向接着部5x1の方に延ばされた長さy2を有する接着部であり、紙目直角方向接着部5y1と同数の複数個が、紙目方向PにおいてピッチΔxで配列されている。
紙目直角方向接着部5mは、紙目直角方向Qにおいて紙目方向接着部5x1、5x2で挟まれる領域の中心部に配置された中心部接着部を構成する接着部である。このため、紙目直角方向接着部5y1、5y2は、中心部接着部を間に挟み、一端が紙目方向接着部と接続する端部接着部を構成している。
本実施形態では、紙目直角方向接着部5mは、紙目直角方向接着部5y1、5y2の間において、紙目直角方向Qに沿って延ばされ、紙目方向Pに沿ってピッチΔxで紙目直角方向接着部5y1、5y2と同数だけ設けられている。
各紙目直角方向接着部5mの長さymは、互いに対向する紙目直角方向接着部5y1、5y2の端部の間の距離よりも短い。
各紙目直角方向接着部5mの配置位置は、紙目方向Pにおいては、各紙目直角方向接着部5y1、5y2に略整列(整列する場合を含む)され、紙目直角方向Qにおいては、紙目直角方向接着部5y1、5y2のそれぞれの端部との間に、紙目直角方向Qに沿って隙間s1、s2を有する位置に配置されている。
ただし、略一列をなす紙目直角方向接着部5y1、5m、5y2の長さの合計は、間隔y0の25%以上100%未満としている。すなわち、次式(3)を満足している。
0.25≦(y1+ym+y2)/y0<1 ・・・(3)
ここで、「略一列をなす」とは、紙目直角方向接着部5y1、5m、5y2が一直線上に整列している場合と、紙目方向Pにおいてずれていても、ズレ量が、w未満、より好ましくはwの1/2以下である場合とを含む。
このような接着部5は、紙目方向Pと紙目直角方向Qとにおいてそれぞれ対称に配置されていることが好ましい。
また、接着部5の面積率は、x0×(y0+2・w)の矩形領域に対して、10%〜20%の範囲であることが好ましい。
次に、このような構成のブランクシート20Aを製造する本実施形態の複合シートの製造方法について説明する。
ブランクシート20Aを製造するには、まず、基材シート30A、発熱体シート4をそれぞれ製造してから、接着剤配置工程、および貼り合わせ工程をこの順に行う。
接着剤配置工程は、基材シート30Aの表面、または発熱体シート4の樹脂フィルム7に、上記に説明した紙目方向接着部5x1、5x2の形成位置に対応する紙目方向配置領域と、紙目直角方向接着部5y1、5y2、および紙目直角方向接着部5mの形成位置に対応する紙目直角方向配置領域である端部配置領域および中心部配置領域とに、硬化時にそれぞれの接着部が形成される接着剤を配置する工程である。
接着剤の配置方法としては、例えば、ディスペンサなどによる塗布、接着剤の印刷、接着剤の転写等の配置方法を採用することができる。
貼り合わせ工程は、接着剤が配置された基材シート30Aに発熱体シート4を、または、接着剤が配置された発熱体シート4を基材シート30Aに、それぞれ位置合わせして、貼り合わせる工程である。
互いに貼り合わせられた、基材シート30Aおよび発熱体シート4は、自然乾燥して、接着剤を硬化させる。
以上で、貼り合わせ工程が終了し、ブランクシート20Aが製造される。
このようなブランクシート20Aを用いてトレイ2Aを製造するには、折り曲げ線Lに沿ってブランクシート20Aを折り曲げ、突片部30cを隣接する矩形状部30bと重ねて、接着する。これにより、箱形のトレイ2Aが製造される。
蓋2Bは、図1、図2(a)に示すように、トレイ2Aの開口を塞ぐとともに、トレイ2Aとの間に被加熱品6を挟んで収容する部材である。
蓋2Bは、本実施形態では、図2(a)に示すように、トレイ2Aの側面部3bに外嵌して取り付けられる箱形の形状を有する蓋本体3Bと、トレイ2Aと同様の発熱体シート4とを備える。
蓋本体3Bは、トレイ本体3Aと略同様の、底面部3a、側面部3bおよび接合部3cを備える。
蓋本体3Bの底面部3aは、トレイ本体3Aの底面部3aをトレイ本体3Aの側面部3bの厚さ分だけ外周側に拡張した大きさの矩形状である点以外は、トレイ本体3Aの底面部3aと同様の構成を有する。
蓋本体3Bの側面部3bは、トレイ本体3Aの側面部3bよりも高さが低い点以外は、トレイ本体3Aの側面部3bと同様の構成を有する。
蓋本体3Bの接合部3cは、トレイ本体3Aの接合部3cと同様の構成を有する。
このような構成の蓋2Bは、図3(a)、(b)に示すようなブランクシート20Bをブランクシート20Aと同様にして製造し、トレイ2Aと同様にしてブランクシート20Bを箱形に組み立てることにより、製造することができる。
ブランクシート20Bは、基材シート30Aの外形を蓋2Bの形状に合わせて変更した基材シート30Bに、ブランクシート20Aにおけると同様の接着部5を介して発熱体シート4を接着した部材である。
このため、基材シート30Bは、蓋2Bの底面部3a、側面部3b、接合部3cに対応した矩形状部30a、30b、突片部30cを有する。
なお、上記ブランクシート20A、20Bに共通する接着部5において、上記式(3)の関係が満足されていれば、紙目直角方向接着部5y1、5y2を削除する変形が可能である。すなわち、接着部5における紙目直角方向接着部は、端部接着部を省略して、紙目直角方向接着部5mのみからなる構成が可能である。
図5(a)、(b)に、このような変形例のブランクシート21A(21B)を示す。
ブランクシート21A(21B)の接着部5は、ブランクシート20A(20B)と同様に形成された紙目方向接着部5x1、5x2、および紙目直角方向接着部5mを備える。それぞれの長さは、次式(4)を満足する。
0.25≦ym/y0<1 ・・・(4)
このようなブランクシート21A、21Bによっても、ブランクシート20A、21Bと同様にして、トレイ2A、蓋2Bを製造することができる。
上述のような構成を有する電子レンジ調理用容器1によれば、図2(a)に示すように、被加熱品6をトレイ2Aの発熱体シート4上に載置し、その上方から蓋2Bによって蓋をすることで、被加熱品6を電子レンジ調理用容器1の内部に収容することができる。
このとき、被加熱品6は、トレイ2Aおよび蓋2Bの発熱体シート4がそれぞれ当接した状態で、トレイ2Aおよび蓋2Bによって挟持されている。
この状態で、電子レンジ調理用容器1を電子レンジに入れてマイクロ波を照射すると、被加熱品6に到達したマイクロ波が被加熱品6を加熱する。また、発熱体シート4の金属膜層8に到達したマイクロ波によって誘導加熱が起こり、発熱体シート4が発熱する。
これにより、発熱体シート4に当接した被加熱品6は、発熱体シート4からの熱伝導によっても加熱される。このため、被加熱品6では、発熱体シート4と当接した表面から加熱され、加熱温度によっては、被加熱品6の表面に焼き目などが形成される。
一方、発熱体シート4に発生した熱は、発熱体シート4自体、トレイ本体3A、および蓋本体3Bをも加熱するため、それぞれが温度上昇する。
このような温度上昇によって、発熱体シート4では、樹脂フィルム7が熱収縮する。
また、紙製のトレイ本体3A(蓋本体3B)では、熱によって軟化したり、内部の水分が蒸発したりするため、変形が生じる。
このとき、発熱体シート4とトレイ本体3A(蓋本体3B)との変形量および変形方向は同一にはならないため、トレイ2A(蓋2B)がゆがみやすくなっている。
特にトレイ本体3A(蓋本体3B)の材質である紙は、紙目方向Pに沿う方向の曲げ剛性と、紙目直角方向Qに沿う方向の曲げ剛性とが著しく異なる異方性を有するため、偏ったゆがみが発生しやすい。
しかし、本実施形態および変形例のトレイ2A(蓋2B)は、トレイ本体3A(蓋本体3B)と発熱体シート4とが、上述のように配置された接着部5によって接着されているため、このようなゆがみを抑制することができる。
以下では、このような接着部5の作用について、実験結果に基づいて説明する。
まず、接着部5の作用を確かめるために行った実験の条件について説明する。
図6(a)、(b)は、実験サンプルの接着部(パターンA、B)の構成を示す模式図である。図7(a)、(b)、(c)は、実験サンプルの接着部(パターンC、D、E)の構成を示す模式図である。図8(a)、(b)は、実験サンプルの接着部(パターンF、G)の構成を示す模式図である。図9(a)は、図8(a)のD−D断面に対応する実験サンプルの変形を模式的に示す断面図である。図9(b)は、図6(a)のE−E断面に対応する実験サンプルの変形を模式的に示す断面図である。図9(c)は、図6(b)のF−F断面に対応する実験サンプルの変形を模式的に示す断面図である。図10は、紙目直角方向接着部の塗布長と実験サンプルの浮き量との関係を示すグラフである。図11は、紙目直角方向接着部の塗布長と実験サンプルの浮き量との関係を示すグラフである。図10、11において、横軸は塗布長(%)、縦軸は浮き量(mm)を示す。
[実験サンプル]
図6(a)、(b)、図7(a)、(b)、(c)、図8(a)、(b)に、実験に使用した実験サンプルの構成を示す。なお、見易さのため、図面間で共通することが明らかな符号は、図番の若い図面のみに記載している場合がある。
いずれの実験サンプルも、基材シート30A(30B)と同様な材質の紙を、X0×Y0の矩形状に切断した台紙10(基材シート)と発熱体シート4とを貼り合わせた複合シートを用いており、接着部の配置パターンのみが異なる。
図6(a)に示すように、台紙10の紙目方向Pの幅X0は185mm、紙目直角方向Qの幅Y0は185mmである。台紙10の秤量は310g/m、厚さは約0.7mmである。
発熱体シート4は、薄紙層9として、厚さ30μmのグラシン紙の表面にシリコーン樹脂をコートしたタイプAと、薄紙層9に代えて厚さ30μmの中性紙を用い剥離加工を施さないタイプBとを使用した。タイプA、Bとも、薄紙層9の紙目方向の幅Yが175mm、紙目直角方向の幅Xが175mmである。
樹脂フィルム7は、厚さ12μmの二軸延伸加工されたPETフィルムを用いた。
金属膜層8は、層厚7nmのアルミニウム層を、樹脂フィルム7に蒸着することにより形成した。
このような、発熱体シート4は、発熱体シート4の中心と台紙10の中心とが一致するように貼り付けた。発熱体シート4の貼り付け方向は、発熱体シート4の紙目方向が、台紙10の紙目方向と直交する方向に貼り付けた。
次に、実験サンプルの接着部の配置について説明する。なお、すべての接着部において、線幅は、w=5(mm)とした。以下では、接着部の配置パターンについて、順次説明する。ただし、共通する接着部の配置、寸法については、適宜説明を省略する場合がある。
図6(a)にパターンAの配置を示す。パターンAは、上記変形例のブランクシート21Aにおける接着部5と同様なパターンであり、紙目方向接着部5x1、5x2と、4つの紙目直角方向接着部5mとからなる。ただし、紙目直角方向接着部5mの長さymは、後述する実施例と比較例とでは異なる。
紙目方向接着部5x1、5x2の長さx0は、165mmとした。紙目方向接着部5x1、5x2の間隔y0は、145mmとした。このため紙目方向接着部5x1、5x2の両端部と発熱体シート4の外形との間の距離はそれぞれ5mm、紙目方向接着部5x1、5x2と発熱体シート4の外形との間の距離はそれぞれ10mmである。
紙目方向接着部5x1とこれに近い発熱体シート4の端部との間隔、および紙目方向接着部5x2とこれに近い発熱体シート4の端部のとの間隔は、互いに等しく、それぞれ10mmとした。
紙目直角方向接着部5mの配列ピッチΔxは、Δx=(165−5)/3=53.3(mm)とした。
また、紙目直角方向接着部5mの端部と、紙目方向接着部5x1、5x2との距離は、それぞれ等しくなっている。
このように、パターンAは、紙目直角方向Qおよび紙目方向Pにおいてそれぞれ線対称な配置になっている。
図6(b)にパターンBの配置を示す。パターンBは、上記実施形態のブランクシート20Aにおける接着部5と同様なパターンであり、紙目方向接着部5x1、5x2と、4つの紙目直角方向接着部5y1、5y2と、4つの紙目直角方向接着部5mとからなる。
紙目直角方向接着部5y1、5m、5y2の長さy1、ym、y2は、それぞれ、40mm、45mm、40mmとした。
紙目直角方向接着部5y1と紙目直角方向接着部5mとの隙間s1は10mm、紙目直角方向接着部5y2と紙目直角方向接着部5mとの隙間s2は10mmとした。
このように、パターンBは、紙目直角方向Qおよび紙目方向Pにおいてそれぞれ線対称な配置になっている。
図7(a)にパターンCの配置を示す。パターンCは、パターンAの紙目直角方向接着部5mを削除し、紙目直角方向Qに沿って延びる2つの紙目直角方向接着部11yをそれぞれ紙目方向接着部5x1、5x2の端部に接続したものである。
このため、パターンCは、外形が155mm×165mmの略正方形状のパターンになっている。
図7(b)にパターンDの配置を示す。パターンDは、パターンAの紙目直角方向接着部5mを削除し、紙目方向接着部5x1、5x2の間に、紙目方向接着部5x1と同形状の紙目方向接着部12xを2つ追加したものである。
紙目方向接着部12xの配列ピッチΔyは、y0+wを3等分する寸法になっている。
図7(c)にパターンEの配置を示す。パターンEは、パターンAの紙目方向接着部5x1、5x2を削除し、紙目直角方向接着部5mを、長さy3が、y3=y0+2・wである紙目直角方向接着部13yに変更したものである。
各紙目直角方向接着部13yは、y3×x0の範囲に配置されている。
パターンEは、パターンDを90°回転させた配置に相当する。
図8(a)にパターンFの配置を示す。パターンFは、パターンBの紙目直角方向接着部5mを削除し、紙目直角方向接着部5y1、5y2の長さy1、y2をそれぞれ、40mm、40mmとしたものである。
図8(b)にパターンGの配置を示す。パターンGは、パターンCに、さらに2つの紙目直角方向接着部11yを追加したものである。
紙目直角方向接着部11yの配列ピッチはΔxである。
実施例1〜10、比較例1〜12の実験サンプルの構成および実験結果について、下記表1、2にまとめて示す。
Figure 2015016895
Figure 2015016895
実施例1〜4の実験サンプルは、表1に示すように、接着部がパターンA、発熱体シート4がタイプAの複合シートである。
ただし、紙目直角方向接着部5mの長さymは、実施例1では36.2mm、実施例2では72.5mm、実施例3では108.7mm、実施例4では116mmとした。
このため、1列当たりの紙目直角方向接着部5mの長さのy0に対する割合(ym/y0)は、百分率で表すと、実施例1では25%、実施例2では50%、実施例3では75%、実施例4では80%となり、いずれも上記式(4)を満足している。
実施例5の実験サンプルは、表1に示すように、接着部がパターンB、発熱体シート4がタイプAの複合シートである。
このため、1列当たりの紙目直角方向接着部5y1、5m、5y2の長さの和のy0に対する割合((y1+ym+y2)/y0)は、百分率で表すと、86.2%でとなり、上記式(3)を満足している。
実施例5〜10の実験サンプルは、表2に示すように、接着部がパターンA、発熱体シート4がタイプBの複合シートである。
ただし、紙目直角方向接着部5mの長さymは、実施例6では36.2mm、実施例7では72.5mm、実施例8では108.7mm、実施例9では116mmとした。
このため、1列当たりの紙目直角方向接着部5mの長さのy0に対する割合(ym/y0)は、百分率で表すと、実施例6では25%、実施例7では50%、実施例8では75%、実施例9では80%である。
実施例10の実験サンプルは、表2に示すように、接着部がパターンB、発熱体シート4がタイプBの複合シートである。
このため、1列当たりの紙目直角方向接着部5y1、5m、5y2の長さの和のy0に対する割合((y1+ym+y2)/y0)は、百分率で表すと、86.2%である。
比較例1〜4(7〜10)の実験サンプルは、接着部のパターン構成が上記実施形態および変形例の要件を満たさない場合の例である。
比較例1(7)の実験サンプルは、表1(2)に示すように、接着部がパターンC、発熱体シート4がタイプA(B)の複合シートである。
比較例2(8)の実験サンプルは、表1(2)に示すように、接着部がパターンD、発熱体シート4がタイプA(B)の複合シートである。
比較例3(9)の実験サンプルは、表1(2)に示すように、接着部がパターンE、発熱体シート4がタイプA(B)の複合シートである。
比較例4(10)の実験サンプルは、表1(2)に示すように、接着部がパターンF、発熱体シート4がタイプA(B)の複合シートである。
比較例5、6(11、12)の実験サンプルは、紙目直角方向接着部の長さが上記実施形態および変形例の要件を満たさない場合の例である。
比較例5(11)の実験サンプルは、表1(2)に示すように、接着部がパターンA、発熱体シート4がタイプA(B)のサンプルである。
ただし、紙目直角方向接着部5mの長さymは、29mmとした。
このため、1列当たりの紙目直角方向接着部5mの長さのy0に対する割合(ym/y0)は、百分率で表すと、20%となり、上記式(4)を満足していない。
比較例6(12)の実験サンプルは、表1(2)に示すように、接着部がパターンG、発熱体シート4がタイプA(B)のサンプルである。
このため、1列当たりの紙目直角方向接着部11yの長さのy0に対する割合((y11/y0)は、百分率で表すと、100%であり、上記式(3)、(4)の範囲外である。
[測定]
これら実施例1〜10、比較例1〜12の実験サンプルは、それぞれ被加熱品6を載置しない実験サンプル単体で、電子レンジ内に入れて、500Wで2分間加熱した。電子レンジは、ER−C6(商品名;(株)東芝製)を用いた。
このとき、各実験サンプルは、電子レンジ内の回転テーブルに間をおいて配置された割り箸からなる木製スペーサ上に、発熱体シート4が下向きとなる状態で載置した。これにより、各実験サンプルは、回転テーブルから5mmだけ浮いた状態に配置された。
加熱終了後、各実験サンプルを、発熱体シート4を下面として、水平な測定台上に配置し、測定台からの浮き量を測定した。
測定位置は、図6(a)等に示すように、台紙10の外形を構成する四辺の中点の浮き量を測定した。
表1、2の「天」は、例えば、図6(a)における紙目方向接着部5x1が近接する紙目方向接着部5x1に平行な辺の中点である点tにおける測定値を表す。
同じく「地」は、紙目方向接着部5x2が近接する紙目方向接着部5x2に平行な辺の中点である点cにおける測定値を表す。
同じく「右」は、点tを上、点cを下に配置したとき、向かって右側の辺の中点である点mにおける測定値を表す。
同じく「左」は、点tを上、点cを下に配置したとき、向かって左側の辺の中点である点hにおける測定値を表す。
測定は、各測定位置で3回行い、測定位置ごとの平均値を求めて、浮き量とした。
[評価]
評価は、浮き量が、測定位置すべてにおいて10mm以下の場合に、ゆがみが少ないと判定して、「OK」とし、1以上の測定位置で浮き量が10mmを超えた場合に、ゆがみが大きすぎると判定して、「NG」とした。
[測定結果]
以下、表1、2に基づいて測定結果について説明する。
発熱体シート4は、紙目を有する薄紙層9を含むものの薄紙層9は薄く、しかも曲げ剛性の異方性が少ない樹脂フィルム7と積層されているため、全体としては、曲げ剛性の異方性が少ない部材になっている。このため、加熱されると、略一様に収縮することになる。
一方、台紙10は、紙目を有するため、紙目方向Pにおける曲げ剛性に比べると、紙目直角方向Qにおける曲げ剛性が格段に小さくなる。
例えば、比較例1は、天、地の浮き量(20.3mm、18.7mm)が、右、左の浮き量(9.0mm、9.0mm)に比べて大きく、許容値を超えたためNGであった。また、左、右の浮き量も許容限度に近い。
これは、比較例1では、発熱体シート4の外周側に、均等に接着部が設けられているため、台紙10自体の曲げ剛性の異方性を抑制できないためであると考えられる。
さらに、比較例1では、加熱によって、接着部で囲まれた領域の台紙10から蒸発する水蒸気の逃げ道がないため、台紙10と発熱体シート4との間に水蒸気が充満し、この水蒸気圧に起因すると考えられる、発熱体シート4および台紙10の変形も発生していた。
比較例2は、天、地の浮き量(0.7mm、1.7mm)は小さいものの、右、左の浮き量(13.7mm、14.0mm)が大きく、許容値を超えたためNGであった。
これは、比較例2では、接着部が紙目方向Pに沿って設けられているため、接着部で発熱体シート4と台紙10とが一体化されて紙目方向Pが補強されているのと同様となり、天、地の浮き量が小さくなったと考えられる。すなわち、紙目方向P方向の湾曲が小さいため、紙目方向Pに平行な天、地の浮き量が小さくなっていると考えられる。
また、紙目直角方向Qには接着部が設けられていないため、発熱体シート4と台紙10との収縮率の違いによる湾曲が、紙目直角方向Qに生じて、左右の辺が天、地に比べて大きく湾曲し、左、右の浮き量が大きくなったと考えられる。
比較例3は、右、左の浮き量(7.3mm、7.0mm)は許容範囲であるものの、天、地の浮き量(10.7mm、9.0mm)と大きく、天の浮き量が許容値を超えたためNGであった。
これは、比較例3では、接着部が紙目直角方向Qに沿って設けられているため、接着部発熱体シート4と台紙10とが一体化されて紙目直角方向Qが補強されているのと同様となり、比較例1に比べると天、地の浮き量が小さくなったと考えられる。しかし、OKになるほどには抑制されていない。
比較例4は、天、地の浮き量(2.7mm、1.7mm)は許容範囲であるものの、右、左の浮き量(12.0mm、13.7mm)と大きく、左、右の浮き量が許容値を超えたためNGであった。
これは、比較例4では、接着部の設けられた範囲が紙目直角方向Qにおける両端部(図示上下方向)に限られているためだと考えられる。
この実験サンプルの変形を、図9(a)に模式的に示した。紙目直角方向接着部5y1、5y2によって接着された部位は、発熱体シート4と台紙10とが一体となり、ほとんど湾曲していない。これに対して、接着部を有しない、紙目直角方向Qにおける台紙10の中心部では、発熱体シート4の収縮が大きいため、台紙10の中心部10aが曲げられる。これにより、実験サンプルは、紙目直角方向Qにおいて、全体としてはV字状に屈曲するため、浮き量H1が大きくなっている。
このため、曲げが起こりやすい紙目直角方向Qにおける台紙10の中心部に紙目直角方向接着部を設けることが、紙目直角方向Qにおける浮き量の低減に有効であると考察される。
実施例1〜4、および比較例5の実験サンプルでは、紙目直角方向接着部5mの長さを変えて、中心部接着部の効果を検討した。比較例6は、紙目直角方向接着部5mにおいて、ym=y0であって紙目直角方向接着部5mと紙目方向接着部5x1、5x2とが接続されている場合に相当している。
表1に示すように、実施例1〜4は、いずれもOKと判定されたのに対して、比較例5では、右、左の浮き量が、比較例6では、天、地の浮き量がそれぞれ許容範囲外であったため、NGと判定された。
図10に、これらの浮き量を、各実験サンプルにおける紙目直角方向接着部の塗布長(%)を横軸として、プロットした。ここで、塗布長は、ym/y0を百分率で表した量である。また、図10において、折れ線101、102、103、104は、それぞれ、天、地、右、左における浮き量のデータを結んだものである。
図10に示すように、塗布長が25%以上100%未満では、折れ線101、102は、やや右上がり、折れ線103、104は略平坦な変化を示し、いずれの浮き量も10mm以下になっていることが分かる。
このように、適当な長さの紙目直角方向接着部5mを有することにより、図9(b)に示すように、紙目直角方向Qにおける中心部において、台紙10の変形が抑制される。
一方、紙目直角方向接着部5mと紙目方向接着部5x1、5x2の間の発熱体シート4は熱収縮が起こるため、これに重なる台紙10の周辺部10bが湾曲する。したがって、周辺部10bよりも外側では浮き量の増大につながる傾斜が増大していくが、台紙10の外周までの距離が短いため、全体としての浮き量H2は抑制される。
実施例5の実験サンプルの接着部(パターンB)は、比較例4における紙目直角方向Qの中心部に、紙目直角方向接着部5mを追加したことに相当する例になっている。
表1によれば、実施例5では、右、左の浮き量が、5.7mm、5.7mm、天、地の浮き量が1.3mm、1.0mmとなり、比較例4と比べると、右、左の浮き量が格段に低減されている。
実施例5の場合、図9(c)に示すように、紙目直角方向接着部5mに加えて、紙目直角方向接着部5y1、5y2も有するため、紙目直角方向Qにおける端部も拘束されている。このため、紙目直角方向Qにおける端部の平坦性が向上し、主たる変形部分は、紙目直角方向接着部5y1、5y2と紙目直角方向接着部5mとの間に対応する離間部10cになる。このため、例えば、実施例4などと比べると、台紙10の端部における変形状態が安定してゆがみが抑制されるため、全体としての浮き量H3も抑制される。
このように、実施例1〜5の結果によれば、接着部として、パターンAまたはパターンBの配置を採用し、かつ上記式(4)または(5)を満足させることで、浮き量が許容範囲に収まっていることが分かる。
また、接着部が閉じていないため、加熱時に、接着部によって囲まれた領域に発生した水蒸気が発熱体シート4と台紙10との間に閉じ込められることがない。このため、水蒸気に起因する変形が抑制される。
このように、実施例1〜5の複合シートによれば、マイクロ波照射による加熱を行っても、ゆがみにくいようにすることができる。
次に、実施例6〜10、比較例7〜12について簡単に説明する。これらの実験サンプルは、実施例1〜5、比較例1〜6と、それぞれ接着部の配置が同じで、発熱体シート4のみがタイプBに変更されている。
表2に浮き量の測定結果を示すように、表1の結果とは多少異なるものの、全体的には、それぞれの浮き量は、対応する実施例1〜5、比較例1〜6と、略同様の結果である。
図11には、実施例6〜9、および比較例11、12の実験サンプルによる浮き量を、各実験サンプルにおける紙目直角方向接着部の塗布長(%)を横軸として、図10と同様にプロットした。図11において、折れ線111、112、113、114は、それぞれ、天、地、右、左における浮き量のデータを結んだものである。
図11に示すように、塗布長が25%以上100%未満では、浮き量が10mm以下になっていることが分かる。
実施例10の実験サンプルの接着部(パターンB)は、比較例10における紙目直角方向Qの中心部に、紙目直角方向接着部5mを追加したのと同様な配置した例になっている。
表2によれば、実施例10では、右、左の浮き量が、7.3mm、6.3mm、天、地の浮き量が1.3mm、0.7mmとなり、比較例10と比べると、各浮き量が格段に低減されている。
このように、実施例6〜10の結果によれば、接着部として、パターンAまたはパターンBの配置を採用し、かつ上記式(4)または(5)を満足させることで、浮き量が強要範囲に収まることが分かる。
また、接着部が閉じていないため、加熱時に、接着部によって囲まれた領域に発生した水蒸気が発熱体シート4と台紙10との間に閉じ込められることがない。このため、水蒸気に起因する変形が抑制される。
このように、実施例6〜10の複合シートによれば、マイクロ波照射による加熱を行っても、ゆがみにくいようにすることができる。
以上、矩形板状の複合シートの実験サンプルによる浮き量の測定結果によって、本実施形態および変形例の複合シートの作用を説明した。
トレイ2A、蓋2Bは、このような複合シートの外周部に側面部3bが設けた部材に相当する。このため、底面部3aの外周部の曲げ剛性が向上しているため、浮き量が一様に抑制される点を除けば、実施例1〜10の実験サンプルと同様に変形することになる。
したがって、トレイ2A、蓋2Bにおいても、実施例1〜10の複合シートと同様、マイクロ波照射による加熱を行っても、ゆがみにくいようにすることができる。
このため、被加熱品6を電子レンジ調理用容器1内に収容して、加熱する際、トレイ2A、蓋2Bが変形して、発熱体シート4が被加熱品6から離間することを防止できるため、被加熱品6の加熱・調理を良好に行うことができる。
なお、上記実施形態の説明では、ブランクシート20A、20B等を折り曲げて、トレイ2A、蓋2B等の箱形部材を形成する場合の例で説明したが、ブランクシート20A、20B等は、折り曲げることなく被加熱品6を載置して、電子レンジ内で使用することも可能である。この場合、ブランクシート20A等の外形は、トレイ2A等の展開図形状にする必要はなく、例えば、実験サンプルの複合シートと同様、矩形状などの適宜の外形を採用することができる。
このような複合シートは、例えば、電子レンジに入れる他の容器の底面や、蓋の天面に、敷いたり、挟んだり、固定したりして用いることが可能である。
上記実施形態の説明では、ブランクシート20A、20Bの基材シート30A、30Bに、折り曲げ線Lが設けられた場合の例で説明したが、折り曲げ線Lを形成しない構成とすることも可能である。また、折り曲げ線Lに代えて、折り曲げの位置を表示する線画像が印刷された構成も可能である。
上記実施形態の説明では、トレイ本体3A等を箱形に組み立てる際、接合部3cと側面部3bとを接合することによって組み立てる場合の例で説明したが、ブランクシート20A等に組立用の切れ目などを設け、切れ目同士を係合させることによって、箱形状に組み立てる構成も可能である。この場合、使用時のみ組み立てて箱形とし、非使用時には平板上に分解したり、折りたたんだりできるため、輸送時、保管時、廃棄時などにスペースを取らず省スペースが可能となる。
上記実施形態の説明では、電子レンジ調理用容器1が、トレイ2A、蓋2Bのいずれにも発熱体シート4を備える場合の例で説明したが、被加熱品6の加熱用途や調理用途によっては、トレイ2Aおよび蓋2Bの一方のみに発熱体シート4が設けることが可能である。
上記実施形態の説明では、発熱体シート4が樹脂フィルム7、金属膜層8、および薄紙層9の三層構造の場合の例で説明したが、これらの以外にも、例えば、樹脂フィルム7および金属膜層8の少なくともいずれかを、複数の材料による積層体として設けることが可能である。
また、各層の積層順序もこれには限定されず、例えば、接着部側から、樹脂フィルム7、金属膜層8、薄紙層9の順に配置することも可能である。
上記実施形態の説明では、ブランクシート20Aの場合、接着部5の紙目直角方向接着部が、端部接着部と中心部接着部とからなる場合の例で説明したが、端部接着部と中心部接着部との間に、隙間を設けて、他の紙目直角方向接着部を1以上設けた構成としてもよい。すなわち、1列の紙目直角方向接着部に3箇所以上の隙間を設けて、複数の紙目直角方向接着部が整列する構成が可能である。
上記実施形態の説明では、紙目直角方向接着部の構成が各列とも同一の構成の場合の例で説明したが、各列の紙目直角方向接着部の長さ、個数、配置の一部または全部が異なる構成も可能である。
上記に説明したすべての構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で、適宜組み合わせを代えたり、削除したりして実施することができる。
1 電子レンジ調理用容器
2A トレイ
2B 蓋
3a 底面部
3A トレイ本体
3B 蓋本体
4 発熱体シート
5 接着部
5m 紙目直角方向接着部
5x1、5x2 紙目方向接着部
5y1、5y2 紙目直角方向接着部(端部接着部)
5m 紙目直角方向接着部(中心部接着部)
6 被加熱品
7 樹脂フィルム
8 金属膜層
9 薄紙層
10 台紙(基材シート)
20A、20B、21A、21B ブランクシート(複合シート)
30A、30B 基材シート
P 紙目方向
Q 紙目直角方向

Claims (5)

  1. 紙製の基材シートと、マイクロ波照射によって発熱する略矩形状の発熱体シートと、前記基材シートおよび前記発熱体シートを互いに貼り合わせる接着部と、を有する複合シートであって、
    前記接着部は、
    前記発熱体シートの互いに対向する二辺の近傍で該二辺の略全幅にわたる長さを有し、かつ前記基材シートの紙目方向に沿って延ばされた一対の紙目方向接着部と、
    該紙目方向接着部の間で、前記紙目方向に直交する紙目直角方向に沿って延ばされ、前記紙目方向に離間して複数配列された線状の紙目直角方向接着部と
    を備え、
    前記紙目直角方向接着部は、
    前記紙目直角方向において前記紙目方向接着部で挟まれる領域の中心部に配置された中心部接着部を少なくとも含み、一列当たりの合計長さが前記紙目方向接着部の間隔の25%以上100%未満とされた、
    複合シート。
  2. 前記紙目直角方向接着部は、
    前記中心部接着部を間に挟み、一端が前記紙目方向接着部と接続する端部接着部を、
    備えることを特徴とする請求項1に記載の複合シート。
  3. 前記接着部は、
    前記紙目方向および前記紙目直角方向において、それぞれ対称に配置された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の複合シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合シートを備える電子レンジ調理用容器。
  5. 紙製の基材シートと、マイクロ波照射によって発熱する略矩形状の発熱体シートと、を接着剤によって互いに貼り合わせて複合シートを製造する複合シートの製造方法であって、
    前記基材シートおよび前記発熱体シートの間における、
    前記発熱体シートの互いに対向する二辺の近傍で該二辺の略全幅にわたる長さを有し、かつ前記基材シートの紙目方向に沿って延ばされた一対の紙目方向配置領域と、
    該紙目方向配置領域の間で、前記紙目方向に直交する紙目直角方向に沿って延ばされ、前記紙目方向に離間して複数配列された線状の紙目直角方向配置領域と
    に接着剤を配置する接着剤配置工程と、
    前記基材シートおよび前記発熱体シートを前記接着剤を介して貼り合わせる貼り合わせ工程と、
    を備え、
    前記接着剤配置工程では、
    前記紙目直角方向配置領域は、
    前記紙目直角方向において前記紙目方向配置領域で挟まれる領域の中心部における中心部配置領域を少なくとも含み、一列当たりの合計長さが前記紙目方向配置領域の間隔の25%以上100%未満となるようにする、
    複合シートの製造方法。
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