JP2015016855A - 航空機の複合材構造物を接合する装置及び方法 - Google Patents

航空機の複合材構造物を接合する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを大幅に上昇させないで、不所望な腐食の影響が出ないように保護される航空機の複合材構造物を接合する装置及び方法を開示する。【解決手段】本明細書において開示される例示的な装置は、金属材料から構成される上部機内側取付部324及び下部機内側取付具に結合されるように構成される第1端部を有する機内側複合材翼パネル108と、金属材料から構成される上部機外側取付部322及び下部機外側取付具に結合されるように構成される第1端部を有する機外側複合材翼パネル214と、を含む。本体リブ312の側面は、金属材料から構成されるプレート状第1端部302を有する。胴体フレーム318は、前記上部機内側取付具の一方の端部に接合されるように構成され、前記上部機内側及び下部機内側取付具、及び前記上部機外側及び下部機外側取付具は、本体リブの前記側面に、前記プレート状第1端部の位置で結合される。【選択図】図3

Description

本開示は概して、航空機に関し、特に航空機の複合材構造物を接合する装置及び方法に関する。
民間航空機又はジェット旅客機の航空機翼は通常、航空機の胴体に取り付けられる前に組み立てられる。例えば、航空機翼アセンブリは通常、各スパーが翼のスパン方向に延びる構成の前側スパー及び後側スパーと、例えば、前側スパー及び後側スパーに接続されて航空機翼の骨格構造体又は骨組みを形成するストリンガ及びリブのような構造部材と、を含む。ストリンガと一体に形成することができる翼パネル又はスキンは、骨格構造体又は骨組みに接続されて航空機翼を形成する。
航空機翼を胴体に結合する、又は取り付けるために、民間航空機は、翼−胴体取り付けジョイントを用いる。例えば、翼−胴体ジョイントは、航空機翼を、航空機の胴体で支持される中央翼ボックス(central wing box)に結合する。航空機翼は多くの場合、上側翼パネルジョイント及び下側翼パネルジョイントを介して中央翼ボックスに取り付けられる。通常、上側翼パネルジョイントは、アルミニウムから構成されるダブル十字状弦材を用いて、航空機翼の上側翼パネルを中央翼ボックスに結合し、下側翼パネルジョイントは、T字状弦材を用いて、航空機翼の下側翼パネルを中央翼ボックスに結合する。
更に、複合材料の強度対重量比が非常に高いので、炭素繊維強化プラスチックのような複合材料が多くの場合、航空機翼に使用されて重量を減らし、性能を向上させている。例えば、航空機翼の上側及び下側翼パネル又は中央翼ボックスは、炭素複合材料又は炭素繊維強化ポリマーにより構成することができるのに対し、翼スパー、リブ、及び他のフレーム構造体は、アルミニウム、スチールなどのような金属材料により製造される。
しかしながら、炭素繊維強化プラスチックのような炭素複合材料をアルミニウム構造物に直接取り付けると、周囲物との化学反応及び電気化学反応により腐食(例えば、ガルバニック腐食)が起きてしまう。例えば、炭素繊維のような複合材料は、良好な電気伝導体であり、これらの複合材料は、航空機構造物のアルミニウム合金とのガルバニック電位差が大きい。従って、水分が複合材料/アルミニウム界面に形成されると、これらの材料間の電気化学電位差が非常に大きいために腐食が発生してしまう。従って、幾つかの例では、複合材翼パネルを、アルミニウムから構成される十字状弦材に直接結合すると、不所望な腐食の影響が当該ジョイントの位置に出る可能性がある。チタンから構成される十字状弦材は、このような不所望な腐食の影響が出ないように保護を行うが、航空機のコストを大幅に上昇させてしまう。
本明細書において開示される例示的な装置は、金属材料から構成される上部機内側及び下部機内側取付具に結合されるように構成される第1端部を有する機内側複合材翼パネルと、金属材料から構成される上部機外側及び下部機外側取付具に結合されるように構成される第1端部を有する機外側複合材翼パネルと、を含む。本体リブの側面は、金属材料から構成されるプレート状第1端部を有する。胴体フレームは、前記上部機内側取付具の一方の端部に接合されるように構成される。前記上部機内側及び下部機内側取付具、及び前記上部機外側及び下部機外側取付具は、前記本体リブの前記側面に、前記プレート状第1端部の位置で結合される。
本明細書において開示される別の例示的な装置は、機外側翼パネルの上面に取り付けられるように構成される上部機外側取付具と、前記上面とは反対側の前記機外側翼パネルの下面に取り付けられるように構成される複数の下部機外側取付具と、を含む。上部機内側取付具は、機内側翼パネルの上面に取り付けられるように構成され、複数の下部機内側取付具は、前記機内側翼パネルの前記上面とは反対側の前記機内側翼パネルの下面に取り付けられるように構成される。プレートは、本体リブの前記側面と胴体の上側スキンとの間を延びて、前記上部機外側取付具及び前記下部機外側取付具が、前記プレートの第1側に結合されるようになり、前記上部機内側取付具及び前記下部機内側取付具が、前記第1側とは反対側の前記プレートの第2側に結合されるようになる。
本明細書において開示される例示的な方法は、金属材料から構成される上部機外側取付具及び下部機外側取付具を、複合材料から構成される上部機外側翼パネルの端部に取り付けるステップと、金属材料から構成される上部機内側取付具及び下部機内側取付具を、複合材料から構成される上部機内側翼パネルの端部に取り付けるステップと、前記上部機外側及び下部機外側取付具、及び前記上部機内側及び下部機内側取付具を、中央翼ボックスの本体リブの側面から延びるアルミニウム製共通プレートに取り付けるステップと、を含む。
これまでに説明してきた特徴、機能、及び利点は、種々の実施形態において個別に実現することができる、又は更に他の実施形態において組み合わせることができ、これらの実施形態についての更なる詳細は、以下の説明及び図面を参照することにより理解することができる。
本明細書において開示される教示による例示的な構造ジョイントアセンブリ装置を用いて製造される例示的な航空機を示している。 図1の例示的な航空機の翼パネルアセンブリを示している。 図1の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置を前方から見た図である。 図1及び図3の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置の斜視図である。 図1、図3、及び図4の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置の斜視図を示している。 図1及び図3〜図5の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置の別の斜視図を示している。 図1及び図3〜図6の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置の別の斜視図を示している。 図1及び図3〜図7の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置を前方から見た図であり、第1荷重伝達経路を示している。 図1及び図3〜図8の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置を前方から見た図であり、第2荷重伝達経路を示している。 図1及び図3〜図9の例示的な構造ジョイントアセンブリ装置を前方から見た更に別の図であり、例示的な航空機の例示的な翼上部のフェアリングを示している。 例示的な航空機の例示的な上側翼アセンブリを、本明細書において開示される例示的な構造ジョイントアセンブリ装置を用いて組み立てる例示的な方法のフローチャートを示している。
可能な限り、同じ参照番号を図面及び添付の記載の説明全体を通して使用して、同じ構成要素、又は類似の構成要素を指すようにしている。本特許において使用されるように、いずれかの構成要素(例えば、層、膜、領域、又はプレート)がいずれかの方法により、別の構成要素の上に配置される(例えば、上に位置決めされる、上に設けられる、上に配置される、又は上に形成されるなど)と表記される場合、この表記は、記載の構成要素が、他の構成要素に接触しているか、又は記載の構成要素が他の構成要素の上方にあって、1つ以上の中間構成要素がこれらの構成要素の間に位置していることを意味する。いずれかの構成要素が別の構成要素に直接接触していると表記される場合、この表記は、2つの構成要素の間に中間構成要素が存在しないことを意味する。
航空機の翼は通常、胴体の中央翼ボックスに上側翼ジョイントアセンブリを介して結合される。例えば、ダブル十字状弦材は、上側翼パネルを中央翼ボックスに結合するためにジャンボ航空機のような大型航空機に通常使用されている例示的な上側翼ジョイントアセンブリである。ダブル十字状弦材は十字形状部を有し、この十字形状部は、垂直方向に延びるフランジを含み、これらのフランジは、胴体スキン、及び中央翼ボックスの本体リブ又は本体ウェブの側面に結合される。ダブル十字状弦材は更に、垂直方向に延びるこれらのフランジの各側面にまで横方向又は水平方向に延びるフランジを含み、垂直方向に延びるこれらのフランジは、翼の機外側翼パネルの上面、及び中央翼ボックスの機内側翼パネルの上面を結合又は接合する(例えば、機械的に結合する)。詳細には、機外側及び機内側翼パネルは、ダブル十字状弦材の横方向に延びるフランジに締め具を介して直接結合される。アルミニウムから構成されるダブル十字状弦材製ジョイントは多くの場合、金属材料から構成される翼パネルと一体となって使用される。
重量を減らし、性能を向上させるために、航空機翼パネルは多くの場合、炭素繊維強化プラスチック又はポリマーのような複合材料により構成される。しかしながら、アルミニウムから構成されるダブル十字状弦材を複合材料から構成される翼パネルに直接結合すると、これらの材料間の電気化学電位差が非常に大きいために不所望な腐食の影響が出てしまう。このような不所望な腐食の影響から保護するために、チタンから構成される十字状弦材が用いられる場合が多い。しかしながら、チタン製十字状弦材は、製造コストを大幅に上昇させる。
本明細書において開示される例示的な方法及び装置は、構造翼ジョイントアセンブリを提供し、この構造翼ジョイントアセンブリは、上側翼ジョイントアセンブリの組み立てを容易にするとともに、部品の点数を大幅に減らすことができるので、航空機の重量を減らすことができる(例えば、約800lbsだけ減らす)。例えば、例示的な構造翼ジョイントアセンブリは、公知の上側翼ジョイントアセンブリに用いられる場合が多い複雑なダブル十字状弦材ジョイントアセンブリを使用する必要がない。具体的には、複雑なダブル十字状弦材ではなく、プレートを用いることができるので、製造コストを大幅に低減するとともに、航空機翼を胴体の中央翼ボックスに組み付ける作業を容易にすることができる。更に、又は別の構成として、例示的な構造翼ジョイントは、上側翼ジョイントアセンブリの強度を大幅に高めることができる。その結果、より少ない個数の締め具で済ませることができ、かつ/又はより小さい直径、又はより小さい長さを有する締め具を用いることができるので、コストを大幅に低減し、組み立て効率を大幅に高めることができる。
更に、又は別の構成として、本明細書において開示される例示的な翼ジョイントアセンブリは、アルミニウムから構成される構造物と炭素繊維強化ポリマー(すなわち、CFRP)のような炭素複合材料から構成される構造物との間の腐食を大幅に低減する、又は防止することができる。具体的には、本明細書において開示される例示的な翼ジョイントアセンブリは、炭素複合材料から構成される構成部材とアルミニウム材料から構成される構成部材との直接接触を大幅に低減する、又は無くすことができる。異なる材料から構成される構成部材を絶縁し易くするために、本明細書において開示される例示的な方法及び装置は、中央翼ボックスの本体リブの側面(例えば、本体リブの下側面)、及び上側胴体スキンを、連続プレート(例えば、垂直方向プレート)を介して結合する、又は一体化する。例えば、連続プレートは、複合材翼パネルをアルミニウム構造物又はアルミニウム構成部材から分離する、又は離間させることができるので、複合材料とアルミニウム構造物又はアルミニウム構成部材との間の直接接触を大幅に低減する、又は無くすことができる。また、本明細書において開示される例示的な翼パネルジョイントアセンブリは、シム調整量を更に小さく抑えることができる。シム調整は多くの場合、製造誤差に起因して接合合体させる際に2つの部材の間に生じる隙間を小さくするために行われる。
図1は、本明細書において開示される教示に従って製造される例示的な航空機100を示している。図1を参照するに、航空機100は、胴体104から横方向外側に突出する右翼102、左翼103を含む。具体的には、これらの翼102、103は胴体104に、胴体104のスパン方向に取り付けられる中心部分又は中央翼ボックス106を介して結合される、又は接合される。中央翼ボックス106は、翼102、103に結合される、又は接合される(例えば、機械的に結合される)上部機内側翼パネル108を含む。具体的には、図示の例の右翼102は、中央翼ボックス106の第1側110に、本明細書において開示される例示的な構造ジョイントアセンブリ112を介して結合され、左翼103は、中央翼ボックス106の第2側114に、本明細書において開示される例示的な構造ジョイントアセンブリ112を介して結合される。右翼102は、左翼103と略同様である、又は略同一であるので、簡潔性を期して、右翼102についてのみ以下に説明する。
図2は、図1に示す右翼102の1つの構成部分200の分解図である。右翼102は、例えば右翼102の骨格構造体又は骨組み206(例えば、ウイングボックス)を構成するスパー202及びリブ204のような構造部材を含む。例えば、これらのリブ204は、102の前縁208(例えば、前側スパー)と翼102の後縁210(例えば、後側スパー)との間に延びて、翼102を複数の空洞212に分割し、これらの空洞212は燃料を貯蔵する空洞として使用することができる。翼102の骨組み206は、エンジンの取り付け位置、及び補助翼、調節フラップ、及びエアブレーキのような操縦翼面の取り付け位置の他に、上側及び下側翼面の取り付け部を提供する。
図示の例では、骨組み206に、上部機外側翼パネル214及び下部機外側翼パネル216を重ねる。更に詳細には、上部機外側翼パネル214及び下部機外側翼パネル216の各翼パネルは、1つ以上のストリンガ220に結合される、又は取り付けられるスキン218を含み、これらのストリンガ220は、翼の付け根と翼の先端との間の右翼102の長さに沿って延設又は架設することができる構造部材である。これらのストリンガ220は、構造安定性及び完全性をこれらの右翼102に、飛行中及び航空機が駐機しているときに受ける飛行荷重(例えば、揚力荷重、抗力荷重、エンジンスラスト荷重など)に耐えることができることにより付与するように配置される。スキン218及びストリンガ220は、複合材料(例えば、炭素繊維、グラファイトなど)により構成することができる。例えば、スキン218及び/又はストリンガ220は、複合材料から構成される連続層又は連続プライ(例えば、複合材テープ、複合材箔、繊維複合材料など)を積層することにより形成することができる。幾つかの例では、スキン218は、これらのストリンガ220に締め具結合することができる。このように、図示の例のスパー202及びリブ204は、金属材料により構成することができ、スキン218及びストリンガ220は、例えば炭素繊維強化ポリマー又はプラスチックのような複合材料により構成することができる。図示していないが、中央翼ボックス106(図1)の上部機内側翼パネル108(図1)は、上部機外側翼パネル214の上側及び下側スキン218、及びストリンガ220と略同様又は略同一の上側及び下側スキン、及びストリンガを含むことができる。
図3は、本明細書において開示される例示的な構造ジョイントアセンブリ112によって実現される例示的な航空機100の例示的な上側翼ジョイントアセンブリ300の正面図である。図3を参照するに、図示の例の構造ジョイントアセンブリ112は、翼102の上部機外側翼パネル214、及び中央翼ボックス106の上部機内側翼パネル108を結合する、又は取り付ける(例えば、強固に結合する)。更に詳細には、翼102の上部機外側翼パネル214、及び中央翼ボックス106の上部機内側翼パネル108は、パネル、ウェブ、又はプレート302のような共通構造に結合される。図3に示すように、プレート302は、上部機外側翼パネル214の上面又は第1側304と、第1側304とは反対側の上部機外側翼パネル214の下面又は第2側306との間を軸線308(例えば、胴体104の機首と尾翼部との間を延びる胴体104の長手軸線に略垂直な、又は略直角な軸線)に沿った方向に延在する。従って、上部機外側翼パネル214、及び上部機内側翼パネル108は、構造ジョイントアセンブリ112を介してプレート302に取り付けられる。別の表現をすると、図示の例のプレート302は、構造ジョイントアセンブリ112の共通の取り付け位置又は構造を提供する。
プレート302は、中央翼ボックス106の一部とすることができる。中央翼ボックス106は、中央翼ボックス106の側面314(例えば、第1側110)を画定する本体リブ312の構造又は側面を含む。例えば、側面314は、上部機内側翼パネル108の上面315に平行ではない(例えば、略垂直である)。図3に示すように、プレート302は、少なくとも本体リブ312の側面と胴体の上側スキン316との間に延在する連続構造又は接続構造である。図示の例のプレート302は、本体リブ312の側面と一体に形成される。従って、本体リブ312の側面はプレート状端部を有する。しかしながら、他の例では、プレート302は、本体リブ312の側面と、例えば締め具を介して結合させることができる別体部材又は別体構造とすることができる。
更に、構造ジョイントアセンブリ112によって、胴体フレーム318(例えば、スタブビーム)を、せん断締め具ではなく、高引張強度締め具を介して、幾つかの公知の上側翼パネルアセンブリに共通に使用される上側翼パネルに取り付けることができる。以下に説明するように、胴体フレーム318を高引張強度締め具を介して取り付けることができると、胴体フレーム318の組み立て効率を、組み立て中の治具の位置決めが容易になることにより大幅に向上させることができ、製造コストを大幅に低減することができる。更に、本明細書において開示される例示的な構造ジョイントアセンブリ112は製造コストを、上部機外側翼パネル214を中央翼ボックス106に結合するために必要な締め具の数を大幅に少なくする、又は締め具のサイズを大幅に小さくすることにより、大幅に低減することができる。
上部機外側翼パネル214及び上部機内側翼パネル108をプレート302に結合するために、図示の例の構造ジョイントアセンブリ112は、複数の取付具320を含む。例えば、複数の取付具320は、上部機外側取付具322(例えば、接合弦材)、上部機内側取付具324(例えば、接合弦材)、機外側ストリンガ取付具326、及び機内側ストリンガ取付具328を含む。詳細には、上部機外側取付具322及び機外側ストリンガ取付具326は、上部機外側翼パネル214の端部330に結合される、又は取り付けられ、上部機外側翼パネル214をプレート302に結合する。同様に、上部機内側取付具324及び機内側ストリンガ取付具328は、中央翼ボックス106の複合材機内側翼パネル108の端部332に結合され、上部機内側翼パネル108をプレート302に結合する。その結果、プレート302の1つの構成部分334は、プレート302の機外側336に結合される上部機外側取付具322及び機外側ストリンガ取付具326と、プレート302の機内側338に結合される上部機内側取付具324及び機内側ストリンガ取付具328との間に配置される、又は把持される。従って、上部機外側翼パネル214及び上部機内側翼パネル108は、少なくともプレート302の厚さ分だけ分離される、又は離間される。構造ジョイントアセンブリ112は、翼102の前方端と後方端との間に配置される1つ以上の上部機外側取付具322、及び1つ以上の機外側ストリンガ取付具326と、中央翼ボックス106の前方端と後方端との間に配置される1つ以上の上部機内側取付具324、及び1つ以上の機内側ストリンガ取付具328と、を含むことができる。図示の例の取付具320は、例えばスチール、合金、及び/又は任意の他の適切な材料のような金属材料により構成することができる。更に、例示的な取付具320は、L字形断面外形又は形状を有する。しかしながら、他の例では、取付具320は、任意の他の適切な断面形状又は外形を含むことができる。
図4は、図1及び図3の上側翼ジョイントアセンブリ300及び例示的な構造ジョイントアセンブリ112を、胴体104の機外側336から機内側338の方を見たときの斜視図である。図4を参照するに、上部機外側取付具322は、上部機外側翼パネル214を縦断する前後方向に、かつ軸線308に平行ではない方向(例えば、上部機外側翼パネル214の前方端402及び上部機外側翼パネル214の後方端404により定義される方向)に延在する。図示の例の上部機外側取付具322は、上部機外側翼パネル214の上面409に係合する第1脚部408と、本体リブ312(図3)の側面から延出するプレート302の機外側336に係合する第2脚部410と、を有する連続体406である。別の表現をすると、第1脚部408は、上部機外側翼パネル214の上面409に略平行に延びる壁であり、第2脚部410は、プレート302に略平行に延びる壁である。従って、第1脚部408及び第2脚部410は、L字形断面外形を形成する。更に詳細には、第1脚部408は第2脚部410から、第2脚部410に対して或る角度(例えば、鋭角)で突出することにより、第1脚部408を上面409に対して略平行にすることができ、第2脚部410をプレート302に対して略平行にすることができる。
図示の例では、第1脚部408は、複数の高圧縮強度締め具414を収容する複数の開口部412を含む。同様に、第2脚部410は、第1の複数の高引張強度締め具418を収容する第1の複数の開口部416を含む。安全冗長性を高めるために、第2脚部410は更に、第2の複数の高引張強度締め具422(例えば、高引張強度締め具)を収容する第2の複数の開口部420を含む。図示の例では、第1の複数の開口部416は第1行416aに並べられ、第2の複数の開口部420は第2行420aに、第2脚部410の長さに沿って並べられる。
更に、図示の例の例示的な上部機外側取付具322は縦通材424を含む。図示の例の縦通材424は、上部機外側取付具322の第2脚部410と一体に形成され、第1脚部408の端部402を超えて延出する長さを有することができる。図示の例の縦通材424は、第2脚部410の寸法構成(例えば、高さ、及び/又は厚さ)とは異なる寸法構成(例えば、高さ、及び/又は厚さ)を有することができる。縦通材424は、例えば縦通材424をプレート302、胴体スキン316、胴体フレーム318、及び/又は航空機の骨組みの任意の他の構造物に結合する高引張強度締め具428を収容するように構成される開口部426を含む。例えば、縦通材424は、胴体スキン316を支持するように構成することができ、荷重を胴体スキン316及び/又は翼102、103から胴体フレーム318に伝達し易くする。縦通材424を上部機外側取付具322と一体に形成すると、航空機の骨組みの構造的剛性を高めることができる。縦通材424で航空機100の骨組みの高強度化を図る構成では、より小さいサイズの締め具、及び/又はより少ない数の締め具を用いるだけで済ませることができるので、製造コスト、航空機重量を低減することができ、かつ/又は中央翼ボックス106への翼102の取り付けを容易にすることができる。例えば、図示の例の縦通材424は、別体部材又は別体構造物として形成され、かつ取り付けられる縦通材と比較して、航空機フレームの高強度化を図ることができる。
図5は、図1及び図2〜図4の例示的な上側翼ジョイントアセンブリ300の斜視図であり、機外側ストリンガ取付具326を示している。図5を参照するに、例示的な構造ジョイントアセンブリ112の機外側ストリンガ取付具326は、複数の機外側ストリンガ取付具502、504、506を含む。これらの機外側ストリンガ取付具502〜506の各々は、L字形断面外形を構成する第1脚部508及び第2脚部510を含む。図5に示すように、第1脚部508は、上部機外側翼パネル214のストリンガ220の下面又はそれぞれのストリンガに係合し、第2脚部510は、プレート302の機外側336に係合する。更に詳細には、第1脚部508は第2脚部510から、第2脚部510に対して或る角度(例えば、鈍角)で突出することにより、第1脚部508をストリンガ220に対して略平行にする(例えば、ストリンガ220と略同一平面を形成する)ことができるのに対し、第2脚部510はプレート302に略平行である(例えば、プレート302と略同一平面を形成する)。
機外側ストリンガ取付具502〜506の各々は、ストリンガ220のそれぞれのストリンガにより形成される通路514内に配置される。これらの通路514の各通路は、異なる寸法又は外形を有することができる。例えば、第1ストリンガ516は、第2ストリンガ518(例えば、軽いストリンガ)よりも大きな荷重を支持することができる重いストリンガとすることができ、従って第2ストリンガ518の通路514bよりも大きい通路514aに形成することができる。第3ストリンガ520は、ベントストリンガとして構成することができ、このベントストリンガは、例えば第1ストリンガ516及び第2ストリンガ518の通路514a、514bよりも幅狭の通路514cを有することができる。従って、例示的なストリンガ取付具502〜506は、異なる種類のストリンガ516〜520を収容するために異なる寸法外形又は寸法形状を有することができる。
図示の例の機外側ストリンガ取付具502〜506の各ストリンガ取付具の第1脚部508は、複数の高圧縮強度締め具414のそれぞれの高圧縮強度締め具を収容する複数の開口部522を含む。具体的には、機外側ストリンガ取付具502〜506の第1脚部508の開口部522は、上部機外側取付具322の第1脚部408の開口部412(図4)に位置合わせされる。このようにして、上部機外側翼パネル214は、上部機外側取付具322と機外側ストリンガ取付具502〜506との間に締め付けられる、又は把持される。更に、ストリンガ220及び/又は上部機外側翼パネル214は、上部機外側取付具322の高圧縮強度締め具414を収容する開口部524を含む。機外側ストリンガ取付具502〜506の第2脚部510は、機外側ストリンガ取付具502〜506をプレート302に取り付ける1つ以上の高引張強度締め具528を収容する開口部526を含む。
図6は、図3〜5の上側翼ジョイントアセンブリ300を機内側338から機外側336に向かって見たときの斜視図である。図6を参照するに、上部機内側取付具324は、中央翼ボックス106の内側翼パネル108を縦断する前後方向(例えば、中央翼ボックス106の前方端602と中央翼ボックス106の後方端604との間の方向)に延びる。図示の例の上部機内側取付具324は、第1脚部608(例えば、上部機内側翼パネル108の上面315に略平行に延びる壁)、及び第2脚部610(例えば、プレート302に略平行に延びる壁又は接合弦材)を含む連続体606を有する。第1脚部608は、上部機内側翼パネル108の上面315に係合するか、又は結合され、第2脚部610は、プレート302の機内側338に係合するか、又は結合される。第1脚部608は、複数の高圧縮強度締め具614を収容する第1の複数の開口部612を含む。更に、図示の例の第2脚部610は、上部機外側取付具322の第2脚部410のそれぞれの開口部416及び420に位置合わせされるか、又は開口部416及び420と組み合わされて高引張強度締め具418及び422をそれぞれ収容する開口部616及び618を含む。その結果、プレート302は、それぞれの上部機外側取付具322及び上部機内側取付具324の第2脚部410と610との間に配置される、又は把持される。更に、図6に示すように、上部機内側取付具324の第2脚部610は、プレート302に結合される縦通材424の締め具428の邪魔になることはない。
図6を参照するに、図示の例の機内側ストリンガ取付具328は、複数の機内側ストリンガ取付具620、622、624を含む。機外側ストリンガ取付具502〜506と同様に、機内側ストリンガ取付具620〜624は、例えば重いストリンガ、軽いストリンガ、ベントストリンガなどのような、上部機内側翼パネル108に用いることができる異なる種類のストリンガの形状に忠実に沿った寸法形状又は包絡線を有することができる。例えば、図示されないが、上部機内側翼パネル108は、上部機外側翼パネル214のストリンガ220とほぼ同様のストリンガ220を含むことができる。機内側ストリンガ取付具620〜624の各々は、L字形断面外形を構成する第1脚部626及び第2脚部628を含むことにより、第1脚部626は、上部機内側翼パネル108の下面又はストリンガ220に係合し、第2脚部628は、プレート302の機内側338に係合する。第1脚部626は、複数の開口部630を含み、これらの開口部630は、上部機内側取付具324の第1脚部608のそれぞれの開口部612に位置合わせされ、高圧縮強度締め具614(例えば、高圧縮強度取付具)のそれぞれの高圧縮強度締め具を収容して上部機内側翼パネル108を上部機内側取付具324の第1脚部608及び626と機内側ストリンガ取付具620〜624との間に締め付けるか、又は把持する。第2脚部628は、複数の開口部632を含み、これらの開口部632は、機外側ストリンガ取付具502〜506の第2脚部510のそれぞれの開口部526に位置合わせされて、それぞれの高引張強度締め具528を収容することにより上部機内側翼パネル108をプレート302に結合する。更に詳細には、プレート302は、それぞれの機外側ストリンガ取付具502〜506及び機内側ストリンガ取付具620〜624の第2脚部510と628との間に配置されるか、又は把持される。
図7は、例示的な上側翼ジョイントアセンブリ300を中央翼ボックス106の前方端602の機内側338から中央翼ボックス106の後方端604に向かって見たときの別の斜視図である。図7に示すように、胴体フレーム318は上部機内側取付具324を介してプレート302に取り付けられる。更に詳細には、胴体フレーム318は、1つ以上の高引張強度締め具704を収容するように構成される1つ以上の開口部702を含む。これらの高引張強度締め具704は、高引張強度締め具418よりも長いので、胴体フレーム318の取り付けプレート706の厚みを収容するようになっている。更に、又は別の構成として、胴体フレーム318は、縦通材424の締め具428を収容する1つ以上の開口部708を含むことができる。更に、図示の例の胴体スキン316は、胴体フレーム318及びプレート302に取り付けられる。
胴体フレーム318を、構造ジョイントアセンブリ112を介して取り付けることにより、翼102を中央翼ボックス106に組み付ける作業、及び/又は取り付ける作業を極めて容易にすることができる。具体的には、本明細書において開示される例示的な構造ジョイントアセンブリ112によって胴体フレーム318を構造ジョイントアセンブリ112に、公知の上側パネル構造ジョイントに通常用いられる高圧縮強度用締め具ではなく、縦通材424の高引張強度締め具704及び/又は締め具428を介して結合させることができる。更に詳細には、図示の例の例示的な構造ジョイントアセンブリ112によって胴体フレーム318を、各高引張強度締め具が略水平な軸部を有する構成の高引張強度締め具704、428を介して取り付けることができる。例えば、高引張強度締め具704、428は、上部機内側翼パネル108の上面315に略平行である。その結果、図示の例の例示的な構造ジョイントアセンブリ112は、工具(例えば、空圧ドリル)を構造ジョイントアセンブリ112に接近させることができることにより、略垂直な軸部を有する高圧縮強度締め具ではなく、高引張強度締め具704、428を締め具結合することができるようなより大きな空間、及び/又は接近可能性を提供することにより組み付けを容易にしている。
図8及び図9は、図1〜7の例示的な構造ジョイントアセンブリ112の正面図である。図8は、中央翼ボックス106と胴体スキン316との間を延び、かつそれぞれの上部機外側取付具322、上部機内側取付具324、機外側ストリンガ取付具326、及び機内側ストリンガ取付具328の第2脚部410、510、610、628の間に把持されるプレート302を示している。その結果、胴体スキン316及び本体リブ312の側面を、プレート302を介して一体化することにより、異なる材料により構成される構成部材を絶縁し易くしている。例えば、プレート302及び/又は胴体スキン316は、アルミニウムにより構成することができ、上部機外側翼パネル214及び上部機内側翼パネル108の各々は、複合材料(例えば、炭素繊維強化ポリマー)により構成することができる。しかしながら、図8及び図9に示すように、プレート302及び胴体スキン316はいずれも、上部機外側翼パネル214及び上部機内側翼パネル108に直接触れることはない。直接触れるのではなく、それぞれの取付具320が、プレート302及び/又は胴体スキン316の間に結合される。このように、構造ジョイントアセンブリ112によって、アルミニウム構成部材(例えば、プレート302)と複合材料構成部材(例えば、上部機外側翼パネル214及び上部機内側翼パネル108)との間の直接的な接触を大幅に低減する、かつ/又は無くすことにより、このような構成ではなく、プレート302が、複合材料から構成される上部機内側翼パネル108及び上部機外側翼パネル214に直接的に接触した場合に起こる可能性がある腐食の影響を無くすか、又は大幅に低減することができる。
更に、又は別の構成として、図示の例の例示的な構造ジョイントアセンブリ112は、中央翼ボックス106と胴体スキン316、及び/又は胴体フレーム318(図7)との間の直接的又は連続的荷重伝達経路800(例えば、垂直荷重伝達経路)となる。このように、プレート302は、連続的荷重伝達経路800となって、力又は荷重(例えば、せん断荷重、揚力荷重、抗力荷重など)を航空機100の骨組みに、より効率的に、かつ/又はより効果的に分散させることができる。同様に、例示的な構造ジョイントアセンブリ112は、より均一な、又はより釣り合った引張荷重伝達経路900となって、翼102、103に付与される荷重(例えば、せん断荷重、揚力荷重など)を胴体フレーム318及び/又は縦通材424に、より効率的に、かつ/又はより効果的に伝達することができる。具体的には、より均一な、又はより釣り合った引張荷重伝達経路900となるために、例示的な構造ジョイントアセンブリ112は、上部機外側翼パネル214及び上部機内側翼パネル108のそれぞれの端部902及び904を互いに対して近接するように離間させることができる。その結果、構造ジョイントアセンブリ112は、上部機外側翼パネル214と上部機内側翼パネル108との間の隙間906を大幅に小さくすることができることにより、上側翼ジョイントアセンブリ300の強度を高めることができる。別の表現をすると、隙間906のサイズを小さくすることにより、隙間がより小さくなると、構造ジョイントアセンブリ112に付与される応力が小さくなるので、構造的な利点を提供することができる。その結果、締め具を大幅に少なくする手法(すなわち、締め具数を240減らす)、及び/又は締め具を大幅に小さくする手法を用いることにより、航空機100の重量を大幅に低減し、製造コストを大幅に低減し、かつ/又は組立効率を大幅に高めることができる。高圧縮強度締め具を用いて本体弦材又はプレートを接合プレートに接続する他の公知の上側翼ジョイントアセンブリとは異なり、隙間906よりも大きい隙間が、高圧縮強度締め具に接近することができることにより、本体弦材を接合プレート、及び/又は本体リブ弦材の側面に接続するために必要となる。これとは異なり、例示的な構造ジョイントアセンブリ112は、隙間906に配置される締め具を含まないので、隙間906は大幅に小さくすることができる、かつ/又は無くすことができる。幾つかの例では、シム及び/又は他の非腐食性材料を、プレート302の端部902と機外側336との間に、かつ/又はプレート302の端部904と機内側338との間に配置して、隙間906のサイズを更に小さくするか、又は隙間906を無くすことができる。
図10は、図1〜9の例示的な構造ジョイントアセンブリ112の別の正面図である。図10に示すように、例示的な構造ジョイントアセンブリ112は、公知の上側翼ジョイントアセンブリと比較すると、相対的に狭い、又は小さいジョイントアセンブリになっている。その結果、例示的な構造ジョイントアセンブリ112によって、より小さな翼上部のフェアリング1002を用いることができ、これにより、抗力を大幅に低減することができることにより、航空機100の効率を高めることができる。更に、構造ジョイントアセンブリ112は殆どの部分が、構造ジョイントアセンブリ112を周囲状態(例えば、落雷など)から保護するフェアリング1002の下に覆われるか、又は配置される。
図11は、本明細書において開示される例示的な構造ジョイントアセンブリ112を用いる図1〜10の例示的な上側翼ジョイントアセンブリ300のような例示的な上側翼を組み立てるために使用することができる例示的な方法1100のフローチャートである。例示的な方法1100を用いて、本明細書において記載される航空機100の例示的な上側翼を組み立てることができるが、図11に示すブロック及び/又はプロセスのうちの1つ以上のブロック及び/又はプロセスは、いずれの他の方法でも、組み合わせる、分割する、配置し直す、省略する、削除する、かつ/又は実行することができる。更には、図11の例示的な方法は、図11に示すプロセス及び/又はブロックの他に、又は代わりに、1つ以上のプロセス及び/又はブロックを含むことができ、かつ/又は図示のプロセス及び/又はブロックのいずれか、又は全てのうちの1つよりも多くのプロセス及び/又はブロックを含むことができる。例示的な方法1100は、図11に示すフローチャートを参照しながら説明されるが、例示的な上側翼ジョイントアセンブリ300を組み立てる多くの他の方法を別の構成として用いることができる。例示的な方法1100を用いて、図1〜10の例示的な上側翼ジョイントアセンブリ300を組み立てることができるので、以下に説明するこれらの構成要素の機能とほぼ同様又は同一の機能を有する図1〜10に特定されるこれらの構成要素については、再度詳細に説明することはしない。再度詳細に説明することはしないが、関心のある読者は、上の対応する記述を参照されたい。この過程を分かり易くするために、同じ参照番号を同様の構造に対応して用いることとする。
本明細書において開示される例示的な上側翼を組み立てる例示的な方法について、図1〜10の例示的な上側翼ジョイントアセンブリ300に関連して説明する。本明細書において開示される例示的な方法1100は、上部機外側取付具322の第1脚部408(例えば、接合弦材)を上部機外側翼パネル214の上面409に、高圧縮強度締め具414で直接取り付ける(ブロック1102)ことにより開始することができる。更に詳細には、上部機外側翼パネル214、及び上部機外側取付具322の第1脚部408は、高圧縮強度締め具414のそれぞれの高圧縮強度締め具を収容するための開口部を含むことができる。
上部機外側取付具322を上部機外側翼パネル214に接続した後、下部機外側取付具326を上部機外側翼パネル214の1つ以上のストリンガ220に直接取り付ける(ブロック1104)。具体的には、機外側ストリンガ取付具502、504、506の第1脚部508を上部機外側翼パネル214のストリンガ220に直接取り付ける。
ブロック1104において、上部機外側翼パネル214を上部機外側取付具322及び機外側ストリンガ取付具326に固定した状態で、上部機外側取付具322及び下部ストリンガ取付具326を中央翼ボックス106の本体リブ312の側面のプレート302に取り付ける(ブロック1106)。更に詳細には、上部機外側取付具322の第2脚部410、及び下部機外側ストリンガ取付具502〜506の各々の第2脚部510をプレート302に取り付ける。
次に、上部機内側取付具324の第1脚部608を上部機内側翼パネル108の上面315に、例えば複数の高圧縮強度締め具614を介して直接取り付ける(ブロック1108)。上部機内側取付具324を上部機内側翼パネル108に結合した後、下部ストリンガ取付具328を上部機内側翼パネル108のストリンガ220に直接取り付ける(ブロック1110)。具体的には、機内側ストリンガ取付具620、622、624の各々の第1脚部626を上部機内側翼パネル108のそれぞれのストリンガ220に直接取り付ける。
ブロック1110において、上部機内側翼パネル108を上部及び下部機内側取付具324、328に固定した状態で、上部機内側取付具324の第2脚部610、及び下部機内側取付具620〜624の各々の第2脚部628を、例えば高引張強度締め具418及び422を介してプレート302に取り付ける(ブロック1112)。
次に、胴体フレーム318を、上部機内側取付具324の第2脚部610を介してプレート302に取り付ける(ブロック1114)。具体的には、胴体フレーム318を、各締め具がプレート302と略直交する軸部を有する構成の高引張強度締め具704を介して第2脚部610に取り付けることにより、プレート302への胴体フレーム318の取り付けを容易にする。胴体フレーム318をプレート302に取り付けた状態で、胴体スキン316をプレート302及び/又は胴体フレーム318に取り付ける(ブロック1116)。
更に、本開示は、以下の条項に記載されている実施形態を含む:
1.上部および下部機内側取付具に接続されるように構成される第1端部を有する機内側複合材翼パネルであって、該取付具は金属材料から構成される、機内側複合材翼パネルと、
上部及び下部機外側取付具に接続されるように構成される第1端部を有する機外側複合材翼パネルであって、該取付具は金属材料から構成される、機外側複合材翼パネルと、
金属材料から構成されるプレート状第1端部を有する本体リブの側面と、
前記上部機内側取付具の一端部に接合されるように構成される胴体フレームと、を備え、前記上部及び下部機内側取付具、ならびに前記上部及び下部機外側取付具は、前記本体リブの側面に、前記プレート状第1端部において接続される、装置。
2.前記上部機外側取付具は、前記機外側複合材翼パネルの少なくとも一部分に亘って延在する、条項1に記載の装置。
3.前記上部機外側取付具は、前記上部機外側取付具と一体に形成される縦通材を含む、条項2に記載の装置。
4.前記上部機内側及び機外側取付具、ならびに前記下部機内側及び機外側取付具の各々は、L字形断面形状を有する、条項1に記載の装置。
5.前記下部機外側及び下部機内側取付具の各々は、複数の取付具を含む、条項1に記載の装置。
6.前記複数の取付具の中の第1取付具は第1形状を有し、かつ前記複数の取付具の中の第2取付具は、前記第1形状とは異なる第2形状を有する、条項5に記載の装置。
7.前記機内側複合材翼パネル及び前記機外側複合材翼パネルは、前記本体リブの前記側面の前記プレート状第1端部によって分離される、条項1に記載の装置。
8.機外側翼パネルの上面に取り付けられるように構成される上部機外側取付具と、
前記上面とは反対側の前記機外側翼パネルの下面に取り付けられるように構成される複数の下部機外側取付具と、
機内側翼パネルの上面に取り付けられるように構成される上部機内側取付具と、
前記機内側翼パネルの前記上面とは反対側の前記機内側翼パネルの下面に取り付けられるように構成される複数の下部機内側取付具と、
本体リブの側面と胴体の上側スキンパネルとの間を延びるプレートと、を備え、前記上部機外側取付具及び前記下部機外側取付具は、前記プレートの第1側に接続されるように構成され、前記上部機内側取付具及び前記下部機内側取付具は、前記第1側とは反対側の前記プレートの第2側に接続されるように構成される、装置。
9.前記機外側翼パネル及び前記機内側翼パネルの前記下面に配置される複数のストリンガをさらに備える、条項8に記載の装置。
10.前記下部機外側取付具は、前記機外側翼パネルの前記ストリンガによって形成される通路内に配置され、前記下部機内側取付具は、前記機内側翼パネルの前記ストリンガによって形成される通路内に配置される、条項9に記載の装置。
11.前記上部機外側取付具と一体に形成される縦通材をさらに備える、条項8に記載の装置。
12.前記上部機内側取付具、及び1つ以上の高引張強度締め具を介して前記プレートに取り付けられる胴体フレームをさらに備える、条項8に記載の装置。
13.上部機外側取付具及び下部機外側取付具を機外側翼パネルの端部に取り付けるステップであって、前記上部及び下部機外側取付具は、金属材料から構成され、かつ前記上部機外側翼パネルは、複合材料から構成される、ステップと、
上部機内側取付具及び下部機内側取付具を機内側翼パネルの端部に取り付けるステップであって、前記上部及び下部機内側取付具は、金属材料から構成され、かつ前記上部機内側翼パネルは、複合材料から構成される、ステップと、
前記上部及び下部機外側取付具、ならびに前記上部及び下部機内側取付具を、中央翼ボックスの本体リブの側面から延びる共通プレートに取り付けるステップであって、該プレートはアルミニウムから構成される、ステップと、
を備える、方法。
14.前記下部機外側取付具、及び前記下部機内側取付具を前記プレートに取り付けるステップは、複数のL字形取付具を、前記上部機外側及び機内側翼パネルに形成されるストリンガのそれぞれの通路内に配置することにより、前記複数のL字形取付具を前記プレートに取り付けるステップを備える、条項13に記載の方法。
15.前記上部及び下部機外側取付具を前記プレートに取り付ける前に、前記上部機外側取付具及び前記下部機外側取付具を前記機外側翼パネルの端部に取り付けるステップをさらに備える、条項13に記載の方法。
16.前記上部及び下部機内側取付具を前記プレートに取り付ける前に、前記上部機内側取付具及び前記下部機内側取付具を前記機内側翼パネルの端部に取り付けるステップをさらに備える、条項15に記載の方法。
17.前記上部及び下部機外側取付具、ならびに前記上部及び下部機内側取付具を前記プレートに取り付けた後に、胴体フレーム又はスタブビームを前記上部機内側取付具に取り付けるステップをさらに備える、条項16に記載の方法。
18.前記胴体フレーム又は前記スタブビームを、1つ以上の高引張強度締め具を介して前記上部機内側取付具に取り付けるステップをさらに備える、条項17に記載の方法。
19.前記上部及び下部機外側取付具、ならびに前記上部及び下部機内側取付具を高引張強度締め具を介して前記プレートに取り付けるステップをさらに備える、条項13に記載の方法。
20.縦通材を前記上部機外側取付具と一体に形成するステップを備える、条項13に記載の方法。
特定の例示的な方法、装置、及び製造品について本明細書において説明してきたが、本特許の対象範囲はこれらの方法、装置、及び製造品に限定されない。一方で、文言上、又は均等論に基づき添付の特許請求の範囲に適正に含まれる全ての方法、装置、及び製造品が本特許適用対象とされる。
100 航空機
102 右翼
103 左翼
104 胴体
106 中央翼ボックス
108 上部機内側翼パネル
110、304 第1側
112 構造ジョイントアセンブリ
114、306 第2側
202 スパー
204 リブ
206 骨組み
214 上部機外側翼パネル
216 下部機外側翼パネル
218 スキン
220 ストリンガ
300 上側翼ジョイントアセンブリ
302 プレート
308 軸線
312 本体リブ
314 側面
315、409 上面
316 上側スキン、胴体スキン
318 胴体フレーム
320 取付具
322 上部機外側取付具
324 下部機内側取付具
326、502、504、506 機外側ストリンガ取付具
328、620、622、624 機内側ストリンガ取付具
330、332 端部
336 機外側
338 機内側
408、508、608、626 第1脚部
410、510、610、628 第2脚部
412、416、420、426、522、524、526、612、616、618、630、632、702、708 開口部
414、614 高圧縮強度締め具
418、422、428、528、704 高引張強度締め具
424 縦通材
514、514a、514b、514c 通路
516 第1ストリンガ
518 第2ストリンガ
520 第3ストリンガ
706 取り付けプレート

Claims (15)

  1. 上部及び下部機内側取付具(324、328)に結合されるように構成される第1端部を有する機内側複合材翼パネル(108)であって、該取付具は金属材料から構成される、機内側複合材翼パネルと、
    上部及び下部機外側取付具(322、326)に結合されるように構成される第1端部を有する機外側複合材翼パネル(214)であって、該取付具は金属材料から構成される、機外側複合材翼パネルと、
    金属材料から構成されるプレート状第1端部を有する本体リブ(312)の側面と、
    前記上部機内側取付具の一端部に接合されるように構成される胴体フレーム(318)であって、前記上部及び下部機内側取付具、ならびに前記上部及び下部機外側取付具は、前記本体リブの側面に、前記プレート状第1端部において結合される、胴体フレームとを備える、装置。
  2. 前記上部機外側取付具(322)は、前記機外側複合材翼パネル(214)の少なくとも一部分に亘って延在する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記上部機外側取付具(322)は、前記上部機外側取付具(322)と一体に形成される縦通材(424)を含む、請求項2に記載の装置。
  4. 前記上部機内側及び機外側取付具(324、322)、ならびに前記下部機内側及び機外側取付具(328、326)の各々は、L字形断面形状を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記下部機外側及び下部機内側取付具(326、328)の各々は、複数の取付具を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記複数の取付具の中の第1取付具は第1形状を有し、かつ前記複数の取付具の中の第2取付具は、前記第1形状とは異なる第2形状を有する、請求項5に記載の装置。
  7. 前記機内側複合材翼パネル(108)及び前記機外側複合材翼パネル(214)は、前記本体リブ(312)の前記側面の前記プレート状第1端部によって分離される、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 上部機外側取付具及び下部機外側取付具(322、326)を機外側翼パネル(214)の端部に取り付けるステップであって、前記上部及び下部機外側取付具は、金属材料から構成され、かつ前記上部機外側翼パネルは、複合材料から構成される、ステップと、
    上部機内側取付具及び下部機内側取付具(324、328)を機内側翼パネル(108)の端部に取り付けるステップであって、前記上部及び下部機内側取付具は、金属材料から構成され、かつ前記上部機内側翼パネルは、複合材料から構成される、ステップと、
    前記上部及び下部機外側取付具(322、326)、ならびに前記上部及び下部機内側取付具(324、328)を、中央翼ボックス(106)の本体リブ(312)の側面から延びる共通プレートに取り付けるステップであって、該プレートは、アルミニウムから構成される、ステップと、
    を備える、方法。
  9. 前記下部機外側取付具及び前記下部機内側取付具(326、328)を前記プレートに取り付けるステップは、複数のL字形取付具を、前記上部機外側及び機内側翼パネル(108、214)に形成されるストリンガのそれぞれの通路内に配置することにより、前記複数のL字形取付具を前記プレートに取り付けるステップを備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記上部及び下部機外側取付具を前記プレートに取り付ける前に、前記上部機外側取付具及び前記下部機外側取付具(322、326)を前記機外側翼パネル(214)の端部に取り付けるステップをさらに備える、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記上部及び下部機内側取付具を前記プレートに取り付ける前に、前記上部機内側取付具及び前記下部機内側取付具(324、328)を前記機内側翼パネル(108)の端部に取り付けるステップをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  12. 前記上部及び下部機外側取付具(322、326)、ならびに前記上部及び下部機内側取付具(324、328)を前記プレートに取り付けた後に、胴体フレーム(318)又はスタブビームを前記上部機内側取付具(324)に取り付けるステップをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記胴体フレーム(318)又は前記スタブビームを、1つ以上の高引張強度締め具を介して前記上部機内側取付具(324)に取り付けるステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記上部及び下部機外側取付具(322、326)、ならびに前記上部及び下部機内側取付具(324、328)を高引張強度締め具を介して前記プレートに取り付けるステップをさらに備える、請求項8から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 縦通材(424)を前記上部機外側取付具(322)と一体に形成するステップを備える、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法。
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