JP2015016808A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ内面に作用する圧縮力による負荷を軽減する。【解決手段】樹脂材料からなるタイヤ骨格部材17には、タイヤ内面に複数の内面溝40が形成されている。内面溝40は、ビード部12のリム20との離反点36に対応する内離反点38から、トレッド部材30のトレッド端30Aに対応する内端部30INまでの領域に形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに係り、特にタイヤ骨格部材が樹脂材料を用いて形成された空気入りタイヤに関する。
従来から、ゴム、有機繊維材料、及びスチール部材で形成されている空気入りタイヤが知られている。近年、軽量化やリサイクルのし易さの観点から、熱可塑性エラストマー(TPE)や熱可塑性樹脂等の熱可塑性高分子材をタイヤ骨格部材とすることが求められている。例えば特許文献1には、熱可塑性エラストマーでビードコアを覆って形成されたタイヤ骨格部材を用いて、空気入りタイヤを形成することが開示されている。
特開平03−143701号公報
このような、樹脂材料で形成されたタイヤ骨格部材について、車両走行時にタイヤ内面に圧縮力が作用する。この圧縮力を緩和することがタイヤの耐久性向上に繋がる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたものであり、タイヤ内面に作用する圧縮力によるタイヤへの負荷を軽減することを課題とする。
請求項1に記載の発明の空気入りタイヤは、樹脂製とされ、ビード部及び該ビード部のタイヤ径方向外側に連なるサイド部、該サイド部のタイヤ幅方向内側に連なるトレッドを配置するクラウン部を有するタイヤ骨格部材と、 前記タイヤ骨格部材のタイヤ径方向外側に配置され、タイヤトレッドを構成するトレッド部材と、前記タイヤ骨格部材の内面で、リムに取付けられた状態における前記リムのフランジとの離反点に対応する内離反点から前記トレッド部材の端部に対応する内端部までの領域の少なくとも一部に形成された内面溝と、を備えている。
上記構成によれば、タイヤ内面に形成された内面溝により、タイヤ内面において樹脂の変形が容易になり、タイヤ内面に作用する圧縮力による応力や歪みが緩和され、樹脂材料で形成されたタイヤ骨格部材への負荷を軽減することができる。
なお、本発明における内面溝は、タイヤ内面に形成された単なる湾曲形状とは区別され、所定の方向に直線状又は屈曲して延びたり、矩形状、多角形状、円形状等の外周を縁取るように延びたりする、溝を意味している。また、本発明において、内面溝は、実質的に溝幅をもたない切り込みを含むものである。
請求項2に記載の発明の空気入りタイヤは、前記複数の内面溝の溝間ピッチは、前記内面溝の溝幅よりも大きいことを特徴とする。
上記構成によれば、内面溝同士が距離を有していているので、溝同士が距離を有さずに連続形成された場合と比較して、樹脂材料の変形が容易になり、タイヤ内面に作用する圧縮力による応力や歪みが緩和され、樹脂材料で形成されたタイヤ骨格部材への負荷を軽減することができる。
請求項3に記載の発明の空気入りタイヤは、前記複数の内面溝の隣り合う溝同士の溝間隔は、1mm以上10mm以下であること、を特徴とする。
溝間隔は、1mm未満とすると、内面溝の間隔精度を考慮すると加工が難しく、10mmを越えた場合、応力集中を緩和する効果が小さいことから、1mm以上10mm以下であることが好ましい。
請求項4に記載の発明の空気入りタイヤは、前記内面溝の溝深さは、0.2mm以上1.5mm以下であること、を特徴とする。
内面溝の溝深さは、0.2mm未満の場合には、応力を緩和する効果が小さく、1.5mmを越えると、タイヤ骨格部材の強度が低下することから、0.2mm以上1.5mm以下であることが好ましい。
以上説明したように、本発明に係る空気入りタイヤによれば、タイヤ内面に作用する圧縮力による負荷を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの断面図である。 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤのII−II線断面図である。 図2におけるA−A線の断面図である 本発明の実施形態の変形例(A)(B)に係る空気入りタイヤの内面の一部を示す図である。 本発明の実施形態の他の変形例(A)(B)に係る空気入りタイヤの内面の一部を示す図である。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。図面において、矢印Wはタイヤ軸方向を示し、矢印Rはタイヤ軸(不図示)からタイヤの半径方向に延びるタイヤ径方向を示し、矢印Cはタイヤ周方向を示している。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは内部に空気を充填して用いタイヤである。空気入りタイヤ10は、環状のタイヤ骨格部材17を備えている。タイヤ骨格部材17は、1対のビード部12と、ビード部12からタイヤ径方向外側に延びるサイド部14と、各々のサイド部14のタイヤ径方向外側端同士を連結するクラウン部16と、を備えている。なお、ここでビード部とは、タイヤ径方向内側端からタイヤ断面高さの30%までをいう。一対のビード部12の各々は、リム20のビードシート部21及びリムフランジ22に密着して、タイヤ内に充填された空気の内圧を維持する。なお、ビード部12がリム20と離れる境界部分を離反点36といい、タイヤをタイヤの寸法に沿ったJATMA(日本自動車タイヤ協会)が発行する2013年度版YEAR BOOKに記載のリムに装着し、規定内圧無負荷状態におけるタイヤとリムフランジが離間する点である。離反点36のタイヤ軸W方向の延長線上にある対応するタイヤ内面側の位置を内離反点38とする。クラウン部16のタイヤ径方向外側には、タイヤの接地部分であるタイヤトレッドを構成するトレッド部材30が配置される。
タイヤ骨格部材17は、樹脂製とされ、樹脂材料を主原料として形成されている。ここでの樹脂材料には、加硫ゴムは含まれない。樹脂材料としては、熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)、熱硬化性樹脂、及びその他の汎用樹脂のほか、エンジニアリングプラスチック(スーパーエンジニアリングプラスチックを含む)等が挙げられる。
熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)とは、温度上昇と共に材料が軟化、流動し、冷却すると比較的硬く強度のある状態になる高分子化合物をいう。本明細書では、このうち、温度上昇と共に材料が軟化、流動し、冷却すると比較的硬く強度のある状態になり、かつ、ゴム状弾性を有する高分子化合物を熱可塑性エラストマーとし、温度上昇と共に材料が軟化、流動し、冷却すると比較的硬く強度のある状態になり、かつ、ゴム状弾性を有しない高分子化合物をエラストマーでない熱可塑性樹脂として、区別する。
熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)としては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPC)、及び、動的架橋型熱可塑性エラストマー(TPV)、ならびに、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂、ポリスチレン系熱可塑性樹脂、ポリアミド系熱可塑性樹脂、及び、ポリエステル系熱可塑性樹脂等が挙げられる。
また、上記の熱可塑性材料としては、例えば、ISO75−2又はASTM D648に規定されている荷重たわみ温度(0.45MPa荷重時)が78℃以上、JIS K7113に規定される引張降伏強さが10MPa以上、同じくJIS K7113に規定される引張破壊伸び(JIS K7113)が50%以上。JIS K7206に規定されるビカット軟化温度(A法)が130℃であるものを用いることができる。
熱硬化性樹脂とは、温度上昇と共に3次元的網目構造を形成し、硬化する高分子化合物をいう。熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂等が挙げられる。
なお、樹脂材料には、既述の熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)及び熱硬化性樹脂のほか、(メタ)アクリル系樹脂、EVA樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂等の汎用樹脂を用いてもよい。
本実施形態では、タイヤ骨格部材17が熱可塑性樹脂で形成される場合について説明する。
タイヤ骨格部材17は、一つのビード部12、一つのサイド部14、及び半幅のクラウン部16、が一体として成形された同一形状の円環状のタイヤ骨格半体17Aを、互いに向かい合わせてタイヤ赤道面CL部分で接合することで形成されている。タイヤ赤道面CL部分での接合には、溶接用熱可塑性材料19が用いられている。なお、タイヤ骨格部材17は、2つの部材を接合して形成するものに限らず、3以上の部材を接合して形成してもよく、1対のビード部12、1対のサイド部14、及びクラウン部16を一体で成形したものであってもよい。
熱可塑性材料を用いて形成されるタイヤ骨格半体17Aは、例えば、真空成形、圧空成形、インジェクション成形、メルトキャスティング等で成形することができ、ゴムで成形(加硫)する場合に比較して、製造工程を大幅に簡略化でき、成形時間も短縮可能である。なお、タイヤ骨格部材17は、単一の熱可塑性材料で構成されていても、従来一般のゴム製の空気入りタイヤと同様に、タイヤ骨格部材17の各部位毎(サイド部14、クラウン部16、ビード部12など)に異なる特徴を有する熱可塑性材料を用いてもよい。
タイヤ骨格部材17のビード部12には、円環状のビードコア15が埋設されている。ビードコア15は、従来からある一般の空気入りタイヤと同様の、スチールコードからなるものである。なお、ビード部12の剛性が確保され、リム20との嵌合に問題なければビードコア15は省略しても良い。また、ビードコア15は、有機繊維コード、有機繊維が樹脂被覆されたコード等、スチール以外のコードで形成されていても良く、更には、ビードコア15がコードではなく射出成形などにより硬質樹脂で形成されたものであってもよい。
タイヤ骨格部材17のクラウン部16には、螺旋状に巻回されたスチールのコード26を備えた補強層28が埋設されている。補強層28は、従来のゴム製の空気入りタイヤのカーカスの外周面に配置されるベルトに相当するものである。
タイヤ骨格部材17の外面には、ビード部12からトレッド部材30にかけて被覆層24が形成されている。被覆層24のビード部12側の端部は、ビード部12のリム20との密着部よりもタイヤ内側にまで及ぶように配置されている。
タイヤ骨格部材17のタイヤ径方向外側には、トレッド部材30が配置されている。トレッド部材30は、タイヤ骨格部材17に沿って配置され、タイヤ10の接地部分であるタイヤトレッドを構成する。トレッド部材30は、タイヤ骨格部材17を形成している熱可塑性樹脂よりも耐摩耗性に優れたゴムで形成されている。トレッド部材30に用いるゴムとしては、従来のゴム製の空気入りタイヤに用いられているゴムと同種のゴムを用いることができる。なお、トレッド部材30として、タイヤ骨格部材17を形成している熱可塑性樹脂よりも耐摩耗性に優れる他の種類の熱可塑性樹脂で構成されるものを用いても良い。
図2に示されるように、タイヤ骨格部材17の内面17INには、複数の内面溝40が形成されている。内面溝40は、ビード部12のリムフランジ22との離反点36に対応する内離反点38から、トレッド部材30のタイヤ軸方向Wの外側端であるトレッド端30Aに対応する内面17INの位置(以下「内端部30IN」という)までの領域に形成されている。内離反点38よりもタイヤ径方向内側は、タイヤの変形がほとんどなく、内面溝40を形成する必要性が低いからである。また、トレッド端30Aよりもタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面CLに近い側)には、トレッド部材30が配置されているからである。比較的荷重負荷の影響を受けにくい部分(変形しにくい部分)には、内面溝40を形成した場合と比較して、タイヤ骨格部材17の剛性を維持することができる。
各々の内面溝40は、タイヤ径方向に延びる直線状とされ、タイヤ周方向にピッチP1で全周にわたって形成されている。これにより、タイヤ骨格部材17の内面に、内面溝40の形成された領域である、ラジアル溝パターン領域40Pが形成されている。図3に示されるように、内面溝40のピッチP1は、内面溝40の溝幅W1よりも大きくなっている。すなわち、隣り合う内面溝40同士は、連続形成されておらず、内面溝40間に間隔が形成されている。
このように、内面溝40を形成することにより、タイヤ内面に作用する応力や歪みが緩和され、樹脂材料で形成されたタイヤ骨格部材17への負荷を軽減することができる。また、内面溝40同士が離れているので、内面溝40同士が接して連続形成された場合と比較して、樹脂材料の変形が容易になり、タイヤ内面に作用する圧縮力による応力や歪みをより緩和することができ、樹脂材料で形成されたタイヤ骨格部材への負荷を軽減することができる。
なお、内面溝40(ラジアル溝パターン領域40P)は、内離反点38からトレッド端30Aまでの領域の全域にわたって形成されていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、内離反点からトレッド端までの領域の50%以上に形成することが好ましい。内面溝40を規則的に繰り返されるパターンにすることにより、タイヤ内面17INの特定位置への応力集中を抑制することができる。また、タイヤ内面17INのタイヤ周方向における形状を均一にするため、内面溝40は、タイヤ周方向の全域にわたって形成することが好ましい。
内面溝40の溝深さD1は、0.2mm以上、1.5mm以下であることが好ましい。0.2mm未満では、応力緩和の効果が少なく、1.5mmを超えるとタイヤ骨格部材17の強度が不足するからである。
また、隣り合う内面溝40同士の溝間隔S1は、1mm以上10mm以下であることが好ましい。1mm未満では、内面溝40の加工(製造)が難しく、10mmを超えると応力緩和の効果が少ないからである。
また、内面溝40は、実質的に溝幅を有さない、切り込みであってもよい。なお、加工性及び応力緩和の効果を考慮して、溝幅W1についても、1mm以上10mm以下であることが好ましい。
内面溝40は、タイヤ骨格部材17を射出成形する際に用いる金型の対応する部分に内面溝40用の凸条を形成することより形成することができる。
以上説明したように、本実施形態の空気入りタイヤ10によれば、タイヤ内面に内面溝40が形成されているので、タイヤ内面においてタイヤ骨格部材17を形成する樹脂の変形が容易になり、タイヤ内面に作用する圧縮力による応力や歪みが緩和され、負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態では、内面溝としてタイヤ径方向に直線状のものがタイヤ全周に形成されたラジアル溝パターンを例に説明したが、内面溝は他の形状を有する溝のパターンとすることもできる。例えば、図4(A)に示すように、タイヤ径方向に延びて両端部が各々タイヤ周方向の逆側に湾曲する略S字状の内面溝42を全周に亘って形成したS字パターンとしてもよい。また、図4(B)に示すように、タイヤ径方向に対して互いに傾斜する内面溝44により格子状を形成するバイアスパターンとしてもよい。さらに、図5(A)に示すように、六角形状を縁取る内周溝46によりハニカムパターンとしたり、図5(B)に示すように、タイヤ周方向に延びる内周溝48により周方向パターンとしたりすることもできる。また、バイアスパターンやハニカムパターン以外にも、溝が分岐したり合流したりするように延出されるパターンとしてもよい。
10 空気入りタイヤ
12 ビード部
14 サイド部
17 タイヤ骨格部材
20 リム
30A トレッド端
30 トレッド部材
38 内離反点(離反点)
40 内面溝
42 内面溝
44 内面溝
46 内周溝
48 内周溝
P1 ピッチ
S1 溝間隔
W1 溝幅
D1 溝深さ

Claims (4)

  1. 樹脂製とされ、ビード部及び該ビード部のタイヤ径方向外側に連なるサイド部、該サイド部のタイヤ幅方向内側に連なるトレッドを配置するクラウン部を有するタイヤ骨格部材と、
    前記タイヤ骨格部材のタイヤ径方向外側に配置され、タイヤトレッドを構成するトレッド部材と、
    前記タイヤ骨格部材の内面で、リムに取付けられた状態における前記リムのフランジとの離反点に対応する内離反点から前記トレッド部材の端部に対応する内端部までの領域の少なくとも一部に形成された内面溝と、
    を備えた、空気入りタイヤ。
  2. 前記複数の内面溝の溝間ピッチは、前記内面溝の溝幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の、空気入りタイヤ。
  3. 前記複数の内面溝の隣り合う溝同士の溝間隔は、1mm以上10mm以下であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の、空気入りタイヤ。
  4. 前記内面溝の溝深さは、0.2mm以上1.5mm以下であること、を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の、空気入りタイヤ。
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