JP2015016274A - 顆粒状人工骨の充填具 - Google Patents

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達鋭 橋本
Tatsutoshi Hashimoto
達鋭 橋本
秀行 河津
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秀行 河津
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Abstract

【課題】 粉体や顆粒状の人工骨材料を骨欠損部に補填する時に、狙った部位に、周囲への散らばりや脱落なしに、術野の深いあるいは狭い局所的な部分まで、補填量を制御しながら補填ができるようにした充填具。【解決手段】 顆粒状人工骨材料を略円筒のストロー状の収納部に充填できるようにした充填具、あるいはあらかじめ充填した略円筒のストロー状の包装体にしたものを提供する。使用時は充填具の場合は、手術前に予め、充填具のロート状案内から、顆粒状人工骨材料を収納部に入れておく。端部の折り返し部をスライダーから外し、真っすぐに伸ばし、略円筒形状にもどして、注ぎ口を作る。スライダーを後退させ、収納部を順に変形させながら、顆粒状人工骨材料を落下充填する。【選択図】図1

Description

本発明は、粉末状や顆粒状の人工骨材料の充填具に関するものである。
事故や病気などの疾患により骨に欠損部が生じたときの治療として、欠損した骨を修復するためにHA(ハイドロキシアパタイト)やβ−TCP(β−リン酸三カルシウム)などの人工骨材料が治療材料として手術に使用されている。
これらの手術は主に整形外科医によって行われ、疾患部分の状況により粉末状あるいは顆粒状の人工骨材料の小片を、鋭匙又は医療用のさじ、あるいはスプーン等を用いて、欠損により生じた骨の空隙部へ補填することが行われている。
しかし、この鋭匙などを用いた補填作業は粉末や顆粒が周辺の軟部組織へこぼれ落ち、あるいは散らばり、目的とする部位へ十分に充填されないことで作業性が悪く、円滑な手術の妨げとなっていた。
手術中に人工骨材料の粉末や顆粒が、補填を避けたい周辺の軟部組織にこぼれ落ちて付着してしまうと、これを取り除くために生理食塩水を用いて流し取るか、あるいは軟部組織に付着した1粒1粒をピンセットを用いて除去する必要があり、手術時間の増大となっていた。
上記の不具合の改善策としてロート状の治具を用いる事があるが、ロートの内部で粉末や顆粒がひっかかり詰まりが生じやすく作業性が悪かった。HA製やβ−TCP製の人工骨は硬度が高く、表面に角があるためロート内面に詰まり易く、無理に押し込むとロート内面を削る事となり、削られたロートの素材が人工骨材料に混ざり問題となるところである。
また、股関節手術などのように術野の深い位置に人工骨材料の補填が必要となった場合、必然的に先端部の長いロートを使用するが、ロートの口元から粉末や顆粒を充填する作業とロートの先端部から排出されるタイミングに時間差があるため、手術者が必要とする補填量を正確に制御することが困難であった。
また、歯科においても、歯根部に粉末や顆粒の人工骨を充填する場合があるが、充填部が極端に狭かったり、奥まっていることがある。このような場合、手術前に予め、粉末状や顆粒状の人工骨と、水や生理食塩水等に混ぜてスラリー状にして、シリンジ等で吸引してから補充するようにしている。このための手間がかかる。また、水分を混ぜるので、充填率が落ちるなどの不都合があった。
なし
解決しようとする課題は、人工骨の補填が必要な手術において、粉末状や顆粒状の人工骨材料を骨欠損部に補填する時に、周辺の組織部への散らばりや脱落なしに速やかに狙った場所へ補填することができないことである。
また、粉末状や顆粒状の人工骨材料を補填する時、手術者が適量と考える補填量にするための補填操作が行えないことである。
本発明は、粉末状や顆粒状の人工骨材料を骨欠損部へ補填する時に、狙った部位に、正確に、速やかに、補填量を制御しながら補填することを可能とすることを主要な特徴とする。
本発明による人工骨包装体は、粉末状や顆粒状の人工骨材料を周辺の組織への散らばりや脱落をしないで、狙った部位へ、補填量を制御しながら適量な供給ができるため、これらの正確な補填作業により手術時間の短縮が図られる利点がある。
図1は、本発明の1実施例である。2は収納体全体を示す。21は透明プラスチックからなるストロー状の収納部である。円筒部には中に収納できる量または重さがわかるように、目盛が表示してある。22は収納体の折り曲げ部であり、23はロート部で、24は放出口である。3はスライダーで、31は嵌合円筒で、収納部21と同じく透明のプラスチックからできている。32はほぐし軸で、嵌合円筒の側面を貫通する収納体2より剛性の高いプラスチックからなる。
次に構成を説明する。収納部2全体は空洞であり、収納部21は長手方向にほぼ断面形状が同じ円筒をなしている。放出口24は折り曲げ部22で折り返され、スライダー3の嵌合円筒31に収納されている。
図2は充填具に予め顆粒状の人工骨材料を充填するときの説明図である。4は顆粒状の人工骨材料で、5は包装体である。包装体5を開き、中の人工骨材料4を、立てた充填具のロート部23に向けて落とし込む。図3は図2のAA断面を示す。ほぐし軸32は嵌合円筒31に支えられ、嵌合円筒31とともに、嵌合した収納部21の一部に圧し当たり変形させている。収納体2はほぼ透明な材質で作られ、透明であることにより外部から本体に収納されている量を知ることができる。図4はスライダーの別の実施例である。33は円筒コロで、ほぐし軸32を軸に回転可能に支持されている。かつ、収納部2を一部変形させながら、圧接している。そのため、後述する使用時は回転しながらスライドすることで、スライドさせる力が少なくて済む。
次に、図5と図6にて患部に充填する場合の使用方法を説明する。スライダー3を矢印方向にスライドさせると、放出口24が、スライダー3の嵌合円筒31から外れ、折り曲げ部22が解放される。その後、折り曲げ部22を指で両側から押して、凹みを修正すると、折り曲げ部22は、ほぼ円筒に戻る。その状態で、放出口24を充填位置に定めたまま、もう一方の手の指に、スライダー3のほぐし軸32の両側の出っ張りを引っ掛け、ロート部23側へ移動させる。すると、スライダー3のほぐし軸32は嵌合した収納部21の一部に圧し当たり変形させているが、その下側の収納部21は変形が戻り、ほぼ円筒に戻る。その結果、その位置にひっかかっていた顆粒状の人工骨材料4は解放され、落下し、放出口から充填位置へ落下する。ほぐし軸32より上流の顆粒状の人工骨材料4はほぐし軸32が収納部21を変形させているために、落下しない。このようにして、ほぼ、正確に充填量をコントロールしながら、充填することができる。
他の実施例
図7は、本発明装置の他の実施例である。この例では充填具に入れる作業を省くために、包装状態で、顆粒状の人工骨材料4が充填されている。そのため、図1でのロート部23はなく、熱により、溶着されているシール部25となる。
図8は使用時の状態で、操作方法は実施例1と同じとなる。
供給される顆粒の人工骨材料の最大径を包括できる大きさの包装体の内接円径は、紛体状人工骨材でも最少内接円径は2mm以上あった方がよい。それ以下では、内壁面への付着が強く、なかなか落下しにくい。その場合に指で変形可能な厚みを考慮すると、内接円径が小さい場合は肉厚はできるだけ薄くする方がよい。結果、略円筒の内接円径が2mm以上、肉厚0.015mm以上が適切である。
使用頻度の高い顆粒状人工骨材は最大粒径が8mm以下のものが多く使われている。この場合は、略円筒の内接円径が最大粒径より若干大きい8.1mm程度で、肉厚0.03mm以上1.5mm以下のプラスチックからなることが、指やほぐし軸で変形可能な厚みを考慮すると、より適切になる。
ここでいう収納部の材質は紙、合成紙、プラスチックや金属箔をラミネートした紙、等がある。プラスチックの場合はABS、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ乳酸、等でもよい。
顆粒状人工骨の粒度が小さいものを包装する略円筒状の収納部は、静電気で円筒内面に顆粒状人工骨が付着して、うまく落下しなかったり、内部が見えなくなるなどの不具合が生じることがある。この場合は、包装体を静電気が発生しにくい材質にしたり、顆粒状人工骨材料と同じ極性の帯電しやすい材質にしたり、静電防止処理を施すとよい。
図1は人工骨材料を充填するための充填具の説明図である。 図2は充填具に顆粒状人工骨材料を充填するときの説明図。 図3はスライダー部の断面図。 図4はスライダー部別の実施例の断面図。 図5放出口を開く操作の説明図。 図6は患部へ充填するときの操作の説明図。 図7は包装状態で、顆粒状の人工骨材料が充填されている図。 図8は上記の使用時の説明図。

Claims (5)

  1. 断面形状が円または多角形の筒形状であって、指でおさえて、断面形状を変化させることができる厚みと剛性との組み合わせをもつ材質からなる人工骨の収納部と該収納部の一部の外周に嵌合しており、少なくとも一か所以上、該収納部の一部の断面形状を変形させた状態で該収納部の長手方向に移動できるスライダーからなることを特徴とする顆粒状人工骨材料の充填具。
  2. 請求項1の充填具であって、少なくとも該収納部の一部が透明のプラスチックからなることを特徴とする顆粒状人工骨材料の充填具。
  3. 請求項1の充填具であって、該収納部の略円筒の内接円径が2mm以上、かつ肉厚0.015mm以上のプラスチックからなることを特徴とする顆粒状人工骨材料の充填具。
  4. 請求項1の充填具であって、該収納部の一端を折り曲げて、該スライダーに該収納部の折り返し部分を挟みこむことができる構造としたことを特徴とする顆粒状人工骨材料の充填具。
  5. 断面形状が円または多角形の筒形状であって、指でおさえて、断面形状を変化させることができる厚みと剛性との組み合わせをもつ材質からなる人工骨の収納部と該収納部の一部の外周に嵌合しており、少なくとも一か所以上、該収納部の一部の断面形状を変形させた状態で該収納部の長手方向に移動できるスライダーからなることを特徴とする顆粒状人工骨材料の包装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105708582A (zh) * 2016-04-28 2016-06-29 北京泱深生物信息技术有限公司 一种复合植骨器械
CN109480995A (zh) * 2018-10-29 2019-03-19 于跃强 一种植骨装置

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