JP2014226526A - 人工骨顆粒補填治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 粉体や顆粒状の人工骨材料を骨欠損部に補填する時に、狙った部位に、周囲への散らばりや脱落なしに、術野の体内の深い部分まで、補填量を制御しながら補填ができる人工骨補填治具である。【解決手段】 本発明装置はロート状の形状をしており、その材質が変形可能な剛性を持ち、スロート部の先端を曲げることで、ロートの内部に収納された人工骨の排出を止めたり、人工骨材料がスロート部に詰まった時は、スロート部を指で押さえたり、もみほぐすことで、詰まりを解除できる。これによって手術での人工骨補填作業を容易に行い、補填作業の確実化と手術時間の短縮が可能な構造となっている。【選択図】図2
Description
本発明は、粉体や顆粒状の人工骨材料を補填するための補填治具に関するものである。
事故や病気などの疾患により骨に欠損部が生じたときの治療として、欠損した骨を修復するためにHA(ハイドロキシアパタイト)やβ−TCP(β−リン酸三カルシウム)などの人工骨材料が治療材料として手術に使用されている。
これらの手術は主に整形外科医によって行われ、疾患部分の状況により粉体あるいは顆粒状の人工骨材料の小片を、鋭匙又は医療用のさじ、あるいはスプーン等を用いて、欠損により生じた骨の空隙部へ補填することが行われている。
しかし、この鋭匙などを用いた補填作業は粉体や顆粒が周辺の軟部組織へこぼれ落ち、あるいは散らばり、目的とする部位へ十分に充填されないことで作業性が悪く、円滑な手術の妨げとなっていた。
手術中に人工骨材料の粉体や顆粒が、補填を避けたい周辺の軟部組織にこぼれ落ちて付着してしまうと、これを取り除くために生理食塩水を用いて流し取るか、あるいは軟部組織に付着した1粒1粒をピンセットを用いて除去する必要があり、手術時間の増大となっていた。
上記の不具合の改善策としてロート状の治具を用いる事があるが、ロートの内部で粉体や顆粒がひっかかり詰まりが生じやすく作業性が悪かった。HA製やβ−TCP製の人工骨は硬度が高く、表面に角があるためロート内面に詰まり易く、無理に押し込むとロート内面を削る事となり、削られたロートの素材が人工骨材料に混ざり問題となるところである。
また、股関節手術などのように術野の深い位置に人工骨材料の補填が必要となった場合、必然的に先端部の長いロートを使用するが、ロートの口元から粉体や顆粒を充填する作業とロートの先端部から排出されるタイミングに時間差があるため、手術者が必要とする補填量を正確に制御することが困難であった。
なし
解決しようとする課題は、人工骨の補填が必要な手術において、粉体や顆粒状の人工骨材料を骨欠損部に補填する時に、周辺の組織部への散らばりや脱落なしに速やかに狙った場所へ補填することができないことである。
また、粉体や顆粒状の人工骨材料を補填する時、手術者が適量と考える補填量にするための補填操作が行えないことである。
本発明は、粉体や顆粒状の人工骨材料を骨欠損部へ補填する時に、狙った部位に、正確に、速やかに、補填量を制御しながら補填することを可能とする人工骨補填治具であることを主要な特徴とする。
本発明による人工骨補填治具は、粉体や顆粒状の人工骨材料を周辺の組織への散らばりや脱落が無く狙った部位へ、補填量を制御しながら適量な供給ができるため、これらの正確な補填作業により手術時間の短縮が図られる利点がある。
図1は補填治具の全体図である。補填治具の材質は紙、合成紙、プラスチックや金属箔をラミネートした紙、等がある。プラスチックの場合はABS、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ乳酸、塩ビ、等でもよい。
図2は、スロート部の曲げ部を表し、この曲げ部にスジを入れて曲げやすくなっている。スジはその部分だけ材質の厚みを変えることで形成してもよい。また、曲げ部は位置をずらして複数箇所にあっても良い。
図3は、補填治具のスロート部を曲げて、内部の通路を塞ぐことで、投入口から内部に投入した人工骨材料の排出を抑えた図である。
補填具の排出口すなわち先端部分を補填を行おうとする部位に近づけるまでは、中身の人工骨材料が出て欲しくはない。そこで、排出口付近の曲げ部を指などで曲げることで、通路を閉鎖し、排出を防ぐことができる。
補填具の排出口を、補填部の狙った部分の近傍へ近づけた後に、スロート部の曲げを戻すことで、内部の人工骨材料を排出口から排出することができる。補填が完了後に再度曲げることで、排出を止めることができることで、補填操作を行える。
図4は人工骨材料を補填治具の投入口から内部に補填を行ったときに、スロート部の中間部で人工骨材料が詰まってしまった状態を表す。HA製やβ−TCP製の人工骨は硬度が高く、表面に角があるためスロート部内面に詰まり易く、無理に押し込むとスロート部の内面を削る事となり、削られたスロート部の素材が人工骨材料に混ざり問題となるところである。
図5は詰まったスロート部を指などで応力を加えることで、スロート部の断面形状が変化し、内部に詰まった人工骨材料の詰まりが解放されて排出される状態を示した図である。
このように、スロート部を、指で押さえて断面形状を変えることができるので、スロート部に詰まった人工骨材料を落下させたり、押さえて、止めたり、の蓋の役目ができるとともに、スロート部を指でもみほぐすなどの変形をさせることで、スロート部の内側に引っかかって落ちない顆粒状人工骨材を落とすことができる。
供給される顆粒の人工骨材の最大径を包括できる大きさのスロート部の内接円径は、紛体状人工骨材でも最少内接円径は2mm以上あった方がよい。それ以下では、内壁面への付着が強く、なかなか落下しにくい。その場合に指で変形可能な厚みを考慮すると、内接円径が小さい場合は肉厚はできるだけ薄くする方がよい。結果、スロートの内接円径が2mm以上、肉厚0.015mm以上が適切である。
図6は補填治具のスロート部内接円の半径が、スロート部の首部よりもスロート部の排出口の方が大きく、首部から排出口まで段差無く拡がっている形状となっており、この拡がりにより、人工骨は詰まらずに排出が可能となる構造となっている。
Claims (4)
- 人工骨補填治具において、
粉体あるいは顆粒状の人工骨材料を充填するためのロート状の形を持ち、
ロートの首から下のスロート部の断面形状が円または多角形の略円筒の筒形状であって、
該スロート部に曲げる位置を誘因する構造部分があり、この部分を曲げることで、スロート部の内部の通路をふさぎ、内容物の排出を妨げることができ、
尚且つスロート部を指でおさえて断面形状を変化させることができる厚みと剛性との組み合わせをもつ材質からなることを特徴とする人工骨材料の補填具。 - 請求項1において、スロート部のすべて、あるいは一部が透明の素材で作られ、内部に補充された人工骨材料の内容量を外部から目視で確認できることを特徴とする補填治具。
- 請求項1の補填具であって、スロート部の内接円径が2mm以上、かつ肉厚0.015mm以上のプラスチックからなることを特徴とする人工骨材料の補填具。
- 請求項1の補填具であって、スロート部の内径が、投入口側の内径よりも、排出口側の内径の方が大きいことを特徴とする人工骨材料の補填具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013120215A JP2014226526A (ja) | 2013-05-22 | 2013-05-22 | 人工骨顆粒補填治具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013120215A JP2014226526A (ja) | 2013-05-22 | 2013-05-22 | 人工骨顆粒補填治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014226526A true JP2014226526A (ja) | 2014-12-08 |
Family
ID=52126886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013120215A Pending JP2014226526A (ja) | 2013-05-22 | 2013-05-22 | 人工骨顆粒補填治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014226526A (ja) |
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2013
- 2013-05-22 JP JP2013120215A patent/JP2014226526A/ja active Pending
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