JP2015015821A - パワーコンディショナ - Google Patents

パワーコンディショナ Download PDF

Info

Publication number
JP2015015821A
JP2015015821A JP2013140910A JP2013140910A JP2015015821A JP 2015015821 A JP2015015821 A JP 2015015821A JP 2013140910 A JP2013140910 A JP 2013140910A JP 2013140910 A JP2013140910 A JP 2013140910A JP 2015015821 A JP2015015821 A JP 2015015821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
unit
setting
power conditioner
restart
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013140910A
Other languages
English (en)
Inventor
清俊 田中
Kiyotoshi Tanaka
清俊 田中
大介 田嶌
Daisuke Tajima
大介 田嶌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013140910A priority Critical patent/JP2015015821A/ja
Publication of JP2015015821A publication Critical patent/JP2015015821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】再復帰時間や試行回数などの動作条件を容易に変更することが可能なパワーコンディショナを得ること。【解決手段】本発明にかかるパワーコンディショナは、直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、運転を停止する要因としての異常要因を検知した場合には電力変換部による電力変換動作を停止させ、再起動させて電力変換動作を再開させるかどうかを再起動許可条件に基づいて判断する運転制御部118と、設定済みの再起動許可条件を表示する表示部116と、表示部116に表示されている再起動許可条件を変更するための操作を受け付ける入力部115と、入力部115が受け付けた操作内容に基づいて再起動許可条件を更新する試行条件設定部113と、を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、太陽電池モジュールにより発電した直流電力を交流電力に変換するとともに、太陽光発電に関する異常を監視し、異常の有無により停止する機能を有するパワーコンディショナに関する。
太陽電池モジュールにより発電した直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナとして、パワーコンディショナ及び交流電源系統の異常を検出してシステム停止及び系統解列動作を行うものが知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の発明においては、異常発生によりシステムが停止すると異常停止要因を判別し、異常要因ごとに予め設定された異常停止回数の上限および待機時間に従って再起動等を行う。すなわち、同一要因での停止回数が上限に達する前は、異常停止してから待機時間が経過した時点で再起動を行う。一方、同一要因での停止回数が上限に達した場合、アラームを出力する。この場合には待機時間が経過しても再起動しない。
特開平8−126338号公報
上記のような従来のパワーコンディショナによれば、異常要因ごとに再復帰時間や再復帰の試行回数をあらかじめ設定でき、故障条件によりシステムの破損等の重故障に発展することを防ぐことができる。しかし、パワーコンディショナおよび交流電源系統の異常の発生は、パワーコンディショナが設置してある環境により影響する。たとえば、発生した異常がシステムの破損等に至らない異常要因であることが判明した場合で発生頻度が高い場合は、運転が停止している時間を少なくするため、再復帰時間を短くしたり、試行回数(停止回数の上限)を増やしたりすることが望まれる。また、前述の異常の原因が不明な場合は、現地にて原因を調査する場合がある。この場合は、逆に試行回数を減らし調査時に異常が再現しやすくなるようにしたい。このように、パワーコンディショナの設置条件により異常の発生頻度が高い場合や調査が必要な場合は、保護動作シーケンスを現地で変更し、再復帰時間や試行回数を変更する必要があった。このためには、パワーコンディショナのプログラムを現地で変更する等の処置が必要になる。この処置はプログラムを変更するため、専用の装置や専門の技術者による処置が必要になる等、容易に再復帰時間や試行回数を変更することができない等の課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、再復帰時間や試行回数などの動作条件を容易に変更することが可能なパワーコンディショナを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、運転を停止する要因としての異常要因を検知した場合には前記電力変換部による電力変換動作を停止させ、再起動させて前記電力変換動作を再開させるかどうかを再起動許可条件に基づいて判断する運転制御部と、設定済みの再起動許可条件を表示する表示部と、前記表示部に表示されている再起動許可条件を変更するための操作を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた操作内容に基づいて再起動許可条件を更新する条件設定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、再復帰時間や再復帰の試行回数などの再起動許可条件を容易に変更できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかるパワーコンディショナを含む太陽光発電システムの構成例を示す図である。 図2は、パワーコンディショナのブロック構成図である。 図3は、パワーコンディショナの試行回数や待機時間の設定に関連する機能ブロックの一例を示す図である。 図4は、パワーコンディショナが備えている表示装置の一例を示す図である。 図5は、パワーコンディショナが備えている操作部の一例を示す図である。 図6は、運転制御部による制御動作を示すフローチャートである。 図7は、試行回数設定動作時の表示例を示す図である。 図8は、復帰時間設定動作時の表示例を示す図である。
以下に、本発明にかかるパワーコンディショナの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかるパワーコンディショナを含む太陽光発電システムの構成例を示す図である。
図1に示したように、太陽光発電システムは、太陽電池モジュール1、接続箱2およびパワーコンディショナ3を備え、太陽電池モジュール1の出力端とパワーコンディショナ3の入力端が接続箱2を介して接続されている。パワーコンディショナ3の出力端は分電盤4に接続されている。分電盤4には、パワーコンディショナ3の他に負荷5および交流電力系統(商用電源)6が接続されている。
このような構成の太陽光発電システムにおいて、太陽電池モジュール1によって発電された直流電力の出力は、接続箱2で集電された後、パワーコンディショナ3に入力される。パワーコンディショナ3は入力された直流電力を交流電力に変換して出力する。この交流電力出力は分電盤4を介して住宅内あるいは住宅外電気機器などの負荷5に供給されるとともに、交流電力系統6に接続(連系)され、負荷5で消費しきれずに余剰電力が発生した場合は逆潮流される。
また、交流電力系統6が停電等の場合に、パワーコンディショナ3を自立運転とすることにより、パワーコンディショナ3に設けられた交流出力コンセント(図示せず)より交流電力を出力する。
次に、パワーコンディショナ3の構成および動作について説明する。図2は、パワーコンディショナ3のブロック構成図である。図示したように、パワーコンディショナ3は、コンバータ7、インバータ8およびフィルタ回路9を含んで構成された電力変換部10と、制御回路11およびセンサ回路12を含んで構成された制御部13と、操作部14と、表示装置15と、を備える。
パワーコンディショナ3において、太陽電池モジュール1からの直流入力は、電力変換部10のコンバータ7、インバータ8およびフィルタ回路9を経由し、交流出力に変換されて出力される。コンバータ7は、直流入力の電圧値を所定の電圧値に変換するDC/DC変換機能を有する。インバータ8は、FETやIGBTなどのスイッチング素子から構成されており、それらのスイッチング動作により直流電力を交流電力に変換する。フィルタ回路9は、リアクトルおよびコンデンサで構成されている。コンバータ7およびインバータ8は、制御回路11からそれぞれ入力される指令信号に従って変換動作を行う。
制御回路11は、演算手段としてのCPU11aや記憶手段としてのメモリ11bなどを有し、コンバータ7およびインバータ8にPWM制御などによるスイッチング動作指令を出力する。また、計測手段としてのセンサ回路12からの電圧測定値や電流測定値により、交流電力系統6の状態やパワーコンディショナ3の出力状態を監視するとともに、コンバータ7およびインバータ8の動作状態を監視し、それらの異常の有無を判定する。また、制御回路11は、外部出力インタフェイスや外部入力インタフェイスを具備する。
操作部14は、パワーコンディショナ3を起動、停止するための連系・停止・自立スイッチ(以下、運転スイッチと呼ぶ)、パワーコンディショナ3の保護レベル等の設定や異常要因ごとに再復帰時間や再復帰の試行回数の設定などを行う設定スイッチ等を有する。
表示装置15は、パワーコンディショナ3の保護レベル等の設定内容や異常要因ごとの再復帰時間や再復帰の試行回数等を表示する。
上記構成のパワーコンディショナ3の動作概要を以下に述べる。まず、操作部14において使用者により選択された運転モードや運転スイッチの状態(連系・停止・自立)が制御回路11に送られる。制御回路11は、運転スイッチがONであり、かつ直流電力入力が所定値以上である場合にパワーコンディショナ3の起動条件が整っていると判断し、コンバータ7に対して入力された直流電力の電圧値を次段のインバータ8が必要とする電圧値に変換するように指令する。コンバータ7はその指令を受けて直流入力をDC/DC変換し、所定の電圧値としてインバータ8に出力する。また、制御回路11はインバータ8に対してスイッチング動作指令を出力する。インバータ8はその指令に従ってスイッチング動作を行い、コンバータ7から入力した直流電力を交流電力に変換する。この段階の交流電力はスイッチングによるリップル分を含んだ波形であるが、次段のフィルタ回路9により、波形整形され、滑らかな正弦波の交流電力として出力される。なお、このときのスイッチング動作指令は交流電力出力が負荷5や交流電力系統6に供給可能な電圧値および周波数値(例えば単相交流200V、60Hz)になるような指令値として出力される。
電力変換部10から出力された交流電力はセンサ回路12でその電圧値および電流値が測定されて、各測定値は制御回路11に送られる。制御回路11は、センサ回路12による測定結果(電圧値および電流値)などに基づき、インバータ8へのフィードバック制御を行うとともに、電圧値および電流値から出力交流電力の値と出力周波数を演算する。
続いて、図3〜図8を参照しながらパワーコンディショナ3の試行回数や待機時間の設定について詳細に説明する。
図3は、パワーコンディショナ3の再起動許可条件である試行回数や待機時間の設定に関連する機能ブロックの一例を示す図である。パワーコンディショナ3は、試行回数や待機時間の設定を実現するために、図3に示した運転切替部111、設定切替部112、試行条件設定部113、整定値設定部114、入力部115、表示部116、設定値記憶部117、運転制御部118および外部入出力部119を備えている。運転制御部118は、異常判定部118aおよび試行条件判定部118bを含んでいる。図3に示した各構成要素は、図2に示した制御部13、操作部14および表示装置15により実現される。
運転切替部111は、パワーコンディショナ3の運転モードとして、連系、停止および自立のいずれかを選択させる。運転制御部118は、運転切替部111で選択されている運転モードに従い、電力変換部10(図2参照)で生成した交流電力を交流電力系統6に出力する連系運転、交流電力系統6が停電等の場合の自立運転、および停止のいずれかに対応する制御をコンバータ7およびインバータ8に対して実施する。異常判定部118aは、パワーコンディショナ3の出力状態(センサ回路12による測定結果)を監視するとともに、コンバータ7およびインバータ8の動作状態を監視し、それらの異常の有無を判定する。異常発生を検出した場合、運転制御部118は、電力変換部10における電力変換動作を停止させる(コンバータ7およびインバータ8に対する電力変換指示制御を停止する)。試行条件判定部118bは、異常判定部118aにより異常が検出されると、設定値記憶部117に設定されている情報である試行回数や待機時間を確認し、検出された異常の発生回数が試行回数の設定値に達したかどうか、および、異常が検出されてからの経過時間が待機時間の設定値に達したかどうかを判定する。ここで、試行回数とは、ある異常が発生してパワーコンディショナ3が電力変換動作(電力変換部10における電力変換動作)を停止してから所定時間経過後に再起動(電力変換動作を再開)した回数である。待機時間は、パワーコンディショナ3が異常発生を検出して電力変換動作を停止してからの経過時間である。設定値記憶部117に設定する試行回数および待機時間は、異常要因ごとに個別に設定できるようになっている。
設定切替部112は、パワーコンディショナ3の保護レベル等を設定する整定モード、異常要因ごとに再復帰時間(上記待機時間に相当)や再復帰の試行回数を設定する設定モード、および通常の運転状態とする通常モードのいずれかを選択させる。通常モードが選択された場合、パワーコンディショナ3は通常運転を行い、太陽電池モジュール1から入力された直流電力を交流電力に変換するための電力変換動作を実行する。通常モード以外では電力変換動作を実行しない。すなわち、整定モードまたは設定モードが選択された場合、設定切替部112は、運転を停止する動作を行うよう運転制御部118に指令する。
試行条件設定部113は、設定切替部112で設定モードが選択されたときに動作し、入力部115を介して外部から入力された内容に従い表示部116の表示を変化させ、異常要因ごとの試行回数と再復帰時間の設定を行う。この設定された値は、設定値記憶部117により記憶される。なお、具体的な設定方法は後述する。この試行条件設定部113は、条件設定手段として動作する。
整定値設定部114は、設定切替部112で整定モードが選択されたときに動作し、試行条件設定部113と同様に入力部115を介して入力された内容に従い表示部116の表示を変化させ、パワーコンディショナ3の保護レベル等の設定を行う。この設定された値は、設定値記憶部117により記憶される。
図4は、図2に示したパワーコンディショナ3が備えている表示装置15の一例を示す図である。表示装置15は、表示部116を構成しており、運転、異常、連系および自立の各状態をそれぞれ示す4つのランプ151、152、154および155を備えるとともに、数字や英字を7桁の7セグメントLED等で表示する英数字表示部153を備える。
図5は、図2に示したパワーコンディショナ3が備えている操作部14の一例を示す図である。操作部14は、図3に示した運転切替部111を実現する運転切替スイッチ141と、図3に示した設定切替部112を実現する設定切替スイッチ142と、図3に示した入力部115を実現するスイッチとしての進むスイッチ143、決定スイッチ144および戻るスイッチ145と、を備える。
次に、運転制御部118の一部を構成する異常判定部118aおよび試行条件判定部118bについて、図6を用いて説明する。図6は、運転制御部118による制御動作を示すフローチャートである。なお、運転切替部111(図3,図5参照)にて連系または自立が選択された場合に図6の処理を開始する。
パワーコンディショナ3において、運転切替部111が連系または自立を選択した場合、運転制御部118は、電力変換部10が直流入力(直流電力)を交流出力(交流電力)に変換する運転状態となるよう、コンバータ7およびインバータ8を制御する(ステップS1)。
運転開始後、異常判定部118aは、所定のタイミングで電力変換部10の出力状態(センサ回路12による測定結果)を監視するとともに、コンバータ7およびインバータ8の動作状態を監視し、それらの異常の有無を判定する(ステップS2)。異常なしと判定した場合(ステップS2:No)、ステップS1に戻り、運転(電力変換)と異常検知判定を継続する(ステップS1,S2)。異常判定部118aで異常を検知した場合(ステップS2:Yes)には、運転制御部118は、電力変換部10による変換動作を停止(システム停止)させるとともに系統解列(系統と切り離す動作)を行う(ステップS3)。また、異常判定部118aでは異常停止内容(異常要因)を判別する(ステップS4)。そして、異常停止内容(異常要因A,B,…,n)を保持するとともに(ステップS5−1,S5−2,…,S5−n)、判別結果が示す異常要因での試行回数が設定値N(NA,NB,…,Nn)に達したかどうかを判定する(ステップS6−1,S6−2,…,S6−n)。ステップS5−1〜S5−nにおける異常停止内容の保持では、異常停止内容をメモリ11b(図2参照)の所定位置に格納する。異常要因での試行回数とは、運転を開始してからその異常要因で停止となり、再起動を実施した回数である。なお、設定値N(NA〜Nn)は、設定値記憶部117で記憶されており、運転を停止した状態でステップS10を実行することにより変更が可能である。すなわち、設定値Nの変更は、試行条件設定部113が入力部115を介して外部から取得した値を設定値記憶部117に設定することにより行う。試行回数が設定値N未満の場合(ステップS6−1〜S6−n:No)、さらに、上記のステップS2で異常を検出してからの経過時間が異常要因ごとの復帰時間T(TA,TB,…,Tn)以内かどうかを判定する(ステップS7−1,S7−2,…,S7−n)。なお、復帰時間T(TA〜Tn)は、運転を停止した状態でステップS11を実行することにより変更が可能である。復帰時間Tも設定値記憶部117で記憶されている。復帰時間Tの変更は、試行条件設定部113が入力部115を介して外部から取得した値を設定値記憶部117に設定することにより行う。経過時間が復帰時間Tを超過した場合(ステップS7−1〜S7−n:No)、再起動準備を経て再起動し(ステップS8,S9)、ステップS1の運転状態に復帰する。これに対して、試行回数が設定値Nとなった場合(ステップS6−1〜S6−n:Yes)、再起動を実施することなく、システムを完全に停止させる(ステップS12)。また、該当する要因での停止が一定回数に達した(再起動をN回実施した後にさらに同じ要因で停止した)ことを例えば外部入出力部119経由で外部へ出力するとともに、該当する要因(異常停止内容)を表示装置15(図4参照)に表示させる(ステップS13,S14)。
つづいて、試行条件設定部113による具体的な設定手順について図7および図8を参照しながら説明する。
設定切替スイッチ142(図5参照)が「設定」に切り替えられると、パワーコンディショナ3は試行条件の設定動作を開始する。具体的には、まず、試行条件の一つである試行回数の設定動作を開始する。すなわち、表示装置15(図4参照)により構成されている表示部116が、異常要因Aに対応付けて設定されている試行回数(設定値記憶部117で記憶されている異常要因Aの試行回数)を図7の表示例に示すように「E01_01」と表示する。この表示の「E01」は、異常要因Aを表し、「_01」は、設定されている試行回数NAを示す。この状態において、操作者により進むスイッチ143が押されると試行回数NAを+1とし、表示が「_02」に更新される。進むスイッチ143が押されるごとに「_03」、「_04」、…のように回数を増加させる(表示部116の表示を更新する)。また、戻るスイッチ145が押されるごとに進むスイッチ143とは逆に試行回数NAを−1とする。
進むスイッチ143および戻るスイッチ145の操作により試行回数NAが所定回数(操作者が希望する回数)に調整された後、決定スイッチ144が押されると、試行条件設定部113は、表示部116に表示されている試行回数NAを異常要因Aの新たな設定値として設定値記憶部117に通知し、記憶させる。また、表示部116は、表示内容を更新し、異常要因Bに対応付けて設定されている試行回数の表示(図7参照)を開始する。その後、上述した異常要因Aの試行回数設定(変更)と同様の手順により、異常要因Bに対応付けられている試行回数の設定を変更する。同様にして、試行回数設定を異常要因nまで繰り返す。
最後の異常要因nの試行回数調整(表示部116に表示させている回数の変更)が行われた後、決定スイッチ144が押されると、試行条件設定部113は、表示部116に表示されている試行回数Nnを異常要因nの新たな設定値として設定値記憶部117に通知し、記憶させる。そして、試行条件の一つである復帰時間の設定動作を開始する。すなわち、表示部116が、異常要因Aに対応付けて設定されている復帰時間を図8の例に示すように「E01T_10」と表示する。この表示の「E01T」は、異常要因Aの復帰時間を示し、「_10」は、設定されている復帰時間(この場合は10秒)を示す。以下、上述した試行回数の設定動作と同様に、進むスイッチ143、戻るスイッチ145および決定スイッチ144を用いて行われる操作に従い、異常要因ごとの復帰時間を設定する。
このように、試行条件の設定動作においては、試行条件設定部113が、入力部115(進むスイッチ143,決定スイッチ144,戻るスイッチ145)から入力された指示内容に応じて表示部116への表示内容を変更するなどして、設定値記憶部117に記憶されている設定値を変更する。
試行条件(試行回数,復帰時間)の設定が完了後、設定切替スイッチ142が「通常」に戻されると、パワーコンディショナ3は、運転切替スイッチ141の選択状態に応じた動作(連系運転、停止または自立運転)に復帰する。
なお、設定切替スイッチ142が「整定」に切り替えられた場合には、保護レベル等の設定を行う整定モードの動作が開始となる。この整定モードにおいては、整定値設定部114が、入力部115から入力された指示内容に応じて表示部116への表示内容を変更するなどして、設定値記憶部117に記憶されている設定値を変更する。整定モードにおける動作は、既に説明した試行条件の設定動作と同様であるため、詳細説明は省略する。
このように、本実施の形態のパワーコンディショナ3は、電力変換動作を行う通常動作モードと通常動作モード時の動作条件(試行条件)を設定するための設定動作モードとを切り替える設定切替部112と、設定動作モード中に、試行条件の変更のために操作を外部から受け付ける入力部115と、設定動作モード中に、各種試行条件の設定状態や調整状況などを表示する表示部116と、を備え、設定動作モードでは、通常動作モードにおける動作停止条件を異常要因ごとに個別に設定させるので、パワーコンディショナ3の異常要因ごとに再復帰時間(異常検出により停止してから再起動するまでの待機時間)や再復帰(再起動)の試行回数を容易に変更でき、パワーコンディショナ3のプログラムを現地で変更する等の処置が不要となる。すなわち、プログラムを変更することにより試行条件を最適化するための専用の装置や専門の技術者による処置を用いることなく、再復帰時間や再復帰の試行回数を容易に変更できる。
なお、本実施の形態では、パワーコンディショナ3に内蔵する表示装置15および操作部14により異常要因ごとに再復帰時間や再復帰の試行回数を変更する手段を実現したが、図2に示した制御回路11にたとえばパーソナルコンピュータ(図示せず)と接続可能な外部入力および外部出力のインタフェイスを有する外部入出力部119を設けることにより、パーソナルコンピュータからの操作にて異常要因ごとに再復帰時間や再復帰の試行回数を変更するような構成としても構わない。
また、本実施の形態では、設定変更が可能な試行条件が試行回数および再復帰時間の場合について説明したが、試行回数および再復帰時間のいずれか一方を設定変更可能としても構わない。また、試行回数や再復帰時間以外のパラメータをさらに設定変更できるようにしても構わない。
以上のように、本発明にかかるパワーコンディショナは、異常検出後の動作条件を設定可能なパワーコンディショナとして有用である。
1 太陽電池モジュール、2 接続箱、3 パワーコンディショナ、4 分電盤、5 負荷、6 交流電力系統、7 コンバータ、8 インバータ、9 フィルタ回路、10 電力変換部、11 制御回路、11a CPU、11b メモリ、12 センサ回路、13 制御部、14 操作部、15 表示装置、111 運転切替部、112 設定切替部、113 試行条件設定部、114 整定値設定部、115 入力部、116 表示部、117 設定値記憶部、118 運転制御部、118a 異常判定部、118b 試行条件判定部、119 外部入出力部、141 運転切替スイッチ、142 設定切替スイッチ、143 進むスイッチ、144 決定スイッチ、145 戻るスイッチ、151,152,154,155 ランプ、153 英数字表示部。

Claims (5)

  1. 直流電力を交流電力に変換する電力変換部と、
    運転を停止する要因としての異常要因を検知した場合には前記電力変換部による電力変換動作を停止させ、再起動させて前記電力変換動作を再開させるかどうかを再起動許可条件に基づいて判断する運転制御部と、
    設定済みの再起動許可条件を表示する表示部と、
    前記表示部に表示されている再起動許可条件を変更するための操作を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた操作内容に基づいて再起動許可条件を更新する条件設定手段と、
    を備えることを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 複数存在する異常要因ごとに再起動許可条件が個別に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記再起動許可条件は、対応する異常要因を検出して運転を停止した後に再起動を試行する回数の上限値であることを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記再起動許可条件は、対応する異常要因を検出して運転を停止してから再起動を試行するまでの待機時間であることを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンディショナ。
  5. 前記再起動許可条件は、対応する異常要因を検出して運転を停止した後に再起動を試行する回数の上限値、および、対応する異常要因を検出して運転を停止してから再起動を試行するまでの待機時間であることを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンディショナ。
JP2013140910A 2013-07-04 2013-07-04 パワーコンディショナ Pending JP2015015821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140910A JP2015015821A (ja) 2013-07-04 2013-07-04 パワーコンディショナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140910A JP2015015821A (ja) 2013-07-04 2013-07-04 パワーコンディショナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015015821A true JP2015015821A (ja) 2015-01-22

Family

ID=52437161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013140910A Pending JP2015015821A (ja) 2013-07-04 2013-07-04 パワーコンディショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015015821A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018122911A1 (ja) * 2016-12-26 2019-06-24 株式会社日立産機システム 電力変換装置および電力変換装置システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126338A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Miki Puurii Kk 太陽光発電システム
JP2000284838A (ja) * 1999-01-28 2000-10-13 Canon Inc 太陽光発電装置およびその制御方法
JP2001334369A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Miyachi Technos Corp 抵抗溶接電源装置
JP2003134808A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Ricoh Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2006180569A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Tamagawa Seiki Co Ltd ドライバの駆動方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126338A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Miki Puurii Kk 太陽光発電システム
JP2000284838A (ja) * 1999-01-28 2000-10-13 Canon Inc 太陽光発電装置およびその制御方法
JP2001334369A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Miyachi Technos Corp 抵抗溶接電源装置
JP2003134808A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Ricoh Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2006180569A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Tamagawa Seiki Co Ltd ドライバの駆動方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018122911A1 (ja) * 2016-12-26 2019-06-24 株式会社日立産機システム 電力変換装置および電力変換装置システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5501757B2 (ja) 発電装置及びその運転方法
JP5270681B2 (ja) 系統連系用インバータ装置
EP2911272A1 (en) Power source control system, control device and control method
JP4776470B2 (ja) 系統連系装置
US20180212460A1 (en) Uninterruptible power supply
JP5472415B2 (ja) 電力変換装置
JP2013031325A (ja) 無停電電源システム
JP6133827B2 (ja) 電磁接触器の溶着検出機能を有するモータ駆動装置
JP2020005410A (ja) 無停電電源システム
WO2024131277A1 (zh) 关断器及其控制方法、光伏发电系统
KR100963521B1 (ko) 인버터 제어부의 제어를 통한 태양광 인버터 기동정지 동작의 최소화방법
JP2007287567A (ja) 燃料電池システム
KR20150013072A (ko) 배터리 히터 시스템 및 방법
JP5945233B2 (ja) 無停電電源装置
JP2015156744A (ja) 無停電電源装置
JP5359242B2 (ja) パワーコンディショナ
CN103730946B (zh) 具有交流与直流供电的服务器冷却系统及其操作方法
JP2015015821A (ja) パワーコンディショナ
CN109917895B (zh) 一种电压调节模块vrm的控制装置及控制方法
JP2005045859A (ja) 分散型電源システムにおける変流器の異常検出装置
KR102630314B1 (ko) 단상 교류발전기를 장착한 특수차량의 고효율 부하공유 병렬구조 ac-dc 컨버터
CN113131772B (zh) 逆变器加热控制方法、装置及发电系统
JP6082667B2 (ja) パワーコンディショナー
JP5748919B2 (ja) 駅舎電源装置
JP2016123241A (ja) パワーコンディショナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160502

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180109