JP2015015647A - チャージポンプ回路 - Google Patents

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【課題】カレントミラー構成の第1番目から第N番目までの電流源ユニットの出力電流が同一になるように構成したチャージポンプ回路を提供すること。【解決手段】シンク回路123とシンク用キャリブレーション回路124とを備え、シンク回路123は、第1番目から第N番目までのカレントミラーユニット1231乃至123nと、第2番目から第N番目までのカレントミラーユニットのダミーとして用いる第N+1番目のカレントミラーユニット123n+1と、カレントミラーユニットのトランジスタTr2乃至Trn,Trn+1のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整する容量素子C2乃至Cn,Cn+1とを備える。N+1番目のカレントミラーユニットと、当該容量素子により、第1乃至N番目のカレントミラーユニットの電流値を同じにするようにキャリブレーションを行う。【選択図】図6

Description

本発明は、チャージポンプ回路に関し、より詳細には、カレントミラー構成の第1番目から第N番目までの電流源ユニットの出力電流が同一になるように、キャリブレーションするときに最終的に使用する第1番目の電流源ユニットの出力電流が経時的に変化しないように構成したチャージポンプ回路に関する。
一般に、位相同期回路(PLL;Phase Locked Loop)では、位相比較回路により電圧制御発振回路(VCO;Voltage Controlled Oscillator)の出力を適当に分周した信号と基準となる周波数(位相)の基準パルス信号との位相誤差に対応したパルス幅を有するパルスを発生し、このパルスをチャージポンプ回路によって出力電荷量に変換して、後段の容量性のチャージタンク(例えば、LPF;Low Pass Filter)を充放電し、この充電電圧によりVCOの周波数(位相)を制御している。
例えば、特許文献1に記載のチャージポンプ回路は、それぞれ基準パルス信号に対する特定パルス信号の位相の遅れ、進みに対応したパルス幅の第1,第2の入力信号に応答して位相の遅れ又は進みに応じた電荷を容量素子にチャージするもので、カレントミラー回路と容量素子とスイッチング素子とを備えている。
また、PLL回路は、通信分野に用いられ、任意の周波数を出力する局部発振器として用いられ、その出力周波数は高速に切り替えることが要求される。
例えば、特許文献2には、この種のPLL回路が開示されている。この特許文献2のものは、回路の大規模化や回路特性の劣化を抑制しつつ、周波数引込み速度の設定変更が可能であって、シンセサイザー、位相器等の各種の機器に適用して好適なPLL回路に関するもので、基準信号と出力信号との位相差に対応する信号を出力する位相比較器と、位相差に対応する信号に応じた電流を出力するチャージポンプと、2以上の回路素子を接続して構成した1次応答遅れ部を含み、信号フィルタリングを行うフィルタと、このフィルタの出力電圧及び2以上の回路素子のいずれかの接続点での電圧を加算する加算器と、加算された電圧値に応じた周波数を有するように出力信号を生成する電圧制御発振器とを備えている。
図1は、従来のPLL回路を示す構成図で、このPLL回路は、制御電圧に対応して発振周波数が出力される電圧制御発振器(VCO)4、この電圧制御発振器(VCO)4の出力信号と発振周波数を分周するN分周器(Divider)5と、基準信号(Fref)とN分周器5の出力信号(Fdiv)との位相差に応じてUP,Downのパルス信号を出力する位相周波数比較器(Phase Frequency Detector;PFD)1と、このUP,Downのパルス信号に応じて出力電流を生成するチャージポンプ回路(Charge Pump Circuit;CP)2と、このチャージポンプ回路2の出力電流を制御電圧(Vtune)に変換するループフィルタ(LPF)3によって構成されている。
つまり、チャージポンプ回路は、基準信号が分周器で分周されたリファレンス信号Frefと、電圧制御発振器4の出力信号が分周器5で分周された信号とを、位相比較器1において位相を比較して出力信号UP,Downを出力し、その位相差に比例した量をチャージポンプ回路2においてソース(Source)又はシンク(sink)のポンプ動作をし、それをローパスフィルタ3からなる積分手段によって積分して、直流電圧に変換し、その制御電圧により電圧制御発振器4にフィードバックをかけるものである。
周波数切り替え時には、そのロックアップを高速に行うため、チャージポンプ電流を大電流から小電流に切り替える。さらに、この高速ロックを精密により高速にする手法として大電流から小電流の切り替え直前にチャージポンプ電流のキャリブレーションを行うことで大電流から小電流への切り替え時に発生する位相ジャンプによるロックアップの遅れを低減するようにした回路例である。
図2は、図1に示したチャージポンプ回路のブロック図で、その出力電流キャリブレーションを示す図である。チャージポンプ回路2とキャリブレーションは、ソース(source)側とシンク(sink)側の両方で同様の構成を有し、チャージポンプ電流としてソース電流出力回路21とシンク電流出力回路23とそのそれぞれのキャリブレーション回路22,24とからなり、キャリブレーション動作もソースとシンクそれぞれ独立して行う。
図3及び図4は、キャリブレーションによる高速化を実現するための従来のチャージポンプ回路の回路構成図で、図2に示したチャージポンプ回路2のシンク(sink)側のシンク(sink)電流出力回路23とシンク(sink)用キャリブレーション回路24とを示している。図中符号23乃至23は、シンク(sink)回路23のn個のシンク電流源ユニット(以下、単に「電流源ユニット」という)を示している。なお、図3は、電流源ユニットの第1のスイッチ接続状態を示し、図4は、電流源ユニットの第2のスイッチ接続状態を示している。
シンク用キャリブレーション回路24は、電流源ユニット23乃至23と同一電流値を出力する電流源24aとソースフォロア回路によって構成され、電流源ユニット23乃至23は、電流源となるトランジスタTr乃至Trと、そのゲートに接続した容量素子C乃至Cと、その制御のためのスイッチ群S乃至Sとにより構成されている。
図5(a)乃至(c)は、図3及び図4に示したチャージポンプ回路のキャリブレーション動作を説明するためのスイッチの制御タイミングチャートを示す図である。以下、チャージポンプ回路2の動作をそのフェーズごとに図3及び図4を用いて説明する。
図3に示すように、チャージポンプ回路2の大電流から小電流への切り替え直前に、図5(a)のΦ1のタイミングで、電流源ユニット23乃至23単体の出力をシンク用キャリブレーション回路24の入力に、シンク用キャリブレーション回路24内のソースフォロア回路の出力を電流源ユニット23乃至23内の電流源ゲートに接続する。そして、シンク用キャリブレーション回路24内のソースフォロア回路の出力を、制御電圧Vtuneを出力する出力端子には接続しない。
このとき、シンク用キャリブレーション回路24がシンク用基準電流とシンク用キャリブレーション回路24に接続した電流源ユニット23乃至23の出力電流が一致するように一定時間この接続を保持し、電流源ユニット23乃至23内のゲート電圧を調整する。
次に、図4に示すように、シンク用キャリブレーション回路24と第2番目の電流源ユニット23を、図5(b)のΦ2のタイミングで接続し、同様のキャリブレーションを行う。
これを順次、第N番目の電流源ユニット23まで繰り返すことで、第1番目乃至N番目の電流源ユニット231乃至23の電流値を同一にすることができる。
キャリブレーション終了後は、各電流源ユニット23乃至23単体の出力をシンク用キャリブレーション回路24の入力に接続せず、また、シンク用キャリブレーション回路24内のソースフォロア回路の出力を各電流源ユニット23乃至23内の電流源ゲートに接続せず、かつ、各シンク用キャリブレーション回路24内のソースフォロア回路の出力を、制御電圧Vtuneを出力する出力端子に接続し、Downパルス信号に応じて、チャージポンプ出力に接続したループフィルタから電流の引き込みを行う。
この結果、大電流出力時と小電流出力時の基準信号とN分周器の出力信号の位相差によって生じる大電流から小電流への切り替え時の位相飛びを極小化することができる。これにより、位相飛びをPLL回路が補正する時間が不要となり、ロックアップを高速化できる。
特開2000−4154号公報 特開平9−312565号公報
しかしながら、上述したような従来のチャージポンプ回路では、電流源ユニットのゲートに接続した対電源容量に蓄積した電荷量によって電流源ユニットの出力電流が決まるため、経時的に電流源ユニットの電流源のゲートのリークによって電流源ユニットに接続した対電源容量に蓄積した電荷量が変化することで、電流源ユニットの出力電流が経時的に変化してしまうという問題があった。
また、出力電流が経時的に変化すると、PLLループ帯域が経時的に変化してしまい、例えば、ループ帯域がCN(Carrier to Noise;キャリア対雑音)最適に設定された場合にロックアップ直後から出力電流変化終了まで常に同じループ帯域を保つことができず、CNが設定より劣化してしまうという問題がある。
このときバースト動作(例えば、GSM(登録商標)などのTDD方式による移動体通信時など)でキャリブレーション・ロックアップ・バーストの繰り返しで使用する場合は、電流が継時的に変化する前にロックアップ・バーストの度にキャリブレーションを行うことで出力電流を実行的に一定に保つことができるためうまく機能するものの、FDD方式のように回路の立ち上がり直後のキャリブレーション以降連続的に使用する場合にはチャージポンプ電流、しいてはPLL帯域が経時的に変化してしまうという問題があった。なお、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)は、FDD−TDMA方式で実現されている第2世代携帯電話(2G)規格である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、カレントミラー構成の第1番目から第N番目までの電流源ユニットの出力電流が同一になるように、キャリブレーションするときに最終的に使用する第1番目の電流源ユニットの出力電流が経時的に変化しないように構成したチャージポンプ回路を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、シンク回路(123)及びソース回路を備えたチャージポンプ回路において、前記シンク回路(123)又はソース回路の少なくとも一方が、第1番目から第N番目(Nは2以上の自然数)までのカレントミラーユニット(123乃至123)と、前記第2番目から第N番目までのカレントミラーユニットのダミーとして用いる第N+1番目のカレントミラーユニット(123n+1)と、前記第2番目から第N番目及び第N+1番目までのカレントミラーユニット(123乃至123,123n+1)のトランジスタ(Tr乃至Tr,Trn+1)のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための容量素子(C2乃至C,Cn+1)とを備え、前記N+1番目のカレントミラーユニット(123n+1)と、当該容量素子(Cn+1)により、前記第1乃至N番目のカレントミラーユニット(123乃至123)の電流値を同じにするようにキャリブレーションを行うことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1番目のカレントミラーユニット(123)のトランジスタ(Tr)に流れる電流値をサンプリングし、該電流値と同じ出力電流になるように第2乃至N番目のカレントミラーユニット(123乃至123)のトランジスタ(Tr乃至Tr)に流れる電流値を調整することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、第1番目のカレントミラーユニット(123)のトランジスタ(Tr)には当該電流源のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための対電源容量素子を有さないことを特徴とする。
本発明によれば、小電流を出力する第1番目のユニット内の電流源は第2番目乃至第N番目のユニットのように蓄積した電荷量に応じて電流値を決める容量素子を必要としないので、経時的に出力電流を変動させずに動作することが可能となる。
また、第N+1番目のダミーとして機能する電流源ユニットを用いて、最終的に出力する第1番目のユニットにその保持する電荷によって電流値を決定する容量素子を持つ必要性をなくすことによって、電流を時間経過後も保持できる。
従来のPLL回路を示す構成図である。 図1に示したチャージポンプ回路のブロック図である。 キャリブレーションによる高速化を実現するための従来のチャージポンプ回路の回路構成図で、電流源ユニットの第1のスイッチ接続状態を示す図である。 キャリブレーションによる高速化を実現するための従来のチャージポンプ回路の回路構成図で、電流源ユニットの第2のスイッチ接続状態を示す図である。 (a)乃至(c)は、図3及び図4に示したチャージポンプ回路のキャリブレーション動作を説明するためのスイッチの制御タイミングチャートを示す図である。 キャリブレーションによる高速化を実現するための本発明に係るチャージポンプ回路を説明するための回路構成図で、シンク(sink)回路の電流源ユニットの第1のスイッチ接続状態を示す図である。 キャリブレーションによる高速化を実現するための本発明に係るチャージポンプ回路を説明するための回路構成図で、シンク(sink)回路の電流源ユニットの第2のスイッチ接続状態を示す図である。 キャリブレーションによる高速化を実現するための本発明に係るチャージポンプ回路を説明するための回路構成図で、ソース(source)回路の電流源ユニットの第1のスイッチ接続状態を示す図である。 キャリブレーションによる高速化を実現するための本発明に係るチャージポンプ回路を説明するための回路構成図で、ソース(source)回路の電流源ユニットの第2のスイッチ接続状態を示す図である。 (a)乃至(d)は、図6,図7,図8及び図9に示したチャージポンプ回路のキャリブレーション動作を説明するためのスイッチの制御タイミングチャートを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態におけるシンク(sink)回路及びソース(source)回路のそれぞれについて説明する。
図6及び図7は、キャリブレーションによる高速化を実現するための本発明に係るチャージポンプ回路を説明するための回路構成図で、図6は、電流源ユニットの第1のスイッチ接続状態を示し、図7は、電流源ユニットの第2のスイッチ接続状態を示す図である。
図6及び図7に示す本発明のチャージポンプ回路は、図3及び図4に示した従来のチャージポンプ回路のシンク(sink)側のシンク(sink)回路23とシンク(sink)用キャリブレーション回路24に相当し、シンク(sink)回路123とシンク(sink)用キャリブレーション回路124とを備えている。
図中符号123乃至123及び123n+1は、シンク(sink)回路123のn個及びn+1個の電流源ユニット(カレントミラーユニット)を示している。
本発明のチャージポンプ回路は、キャリブレーションによる高速化を実現するためのシンク回路123とシンク用キャリブレーション回路124とを備えたチャージポンプ回路である。
シンク回路123は、第1番目から第N番目(Nは2以上の自然数)までのカレントミラーユニット123乃至123と、第2番目から第N番目までのカレントミラーユニットのダミーとして用いる第N+1番目のカレントミラーユニット123n+1と、第2番目から第N番目及び第N+1番目までのカレントミラーユニット123乃至123,123n+1のトランジスタTr乃至Tr,Trn+1のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための容量素子C2乃至C,Cn+1とを備えている。
N+1番目のカレントミラーユニット123n+1と、当該容量素子Cn+1により、第1乃至N番目のカレントミラーユニット123乃至123の電流値を同じにするようにキャリブレーションを行う。
また、第1番目のカレントミラーユニット123のトランジスタTrに流れる電流値をサンプリングし、その電流値と同じ出力電流になるように第2乃至N番目のカレントミラーユニット123乃至123のトランジスタTr乃至Trに流れる電流値を調整する。
また、第1番目のカレントミラーユニット123のトランジスタTrには当該電流源のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための対電源容量素子を有さない。
このように、本発明のチャージポンプ回路は、第1番目から第N番目までのゲートに接続した対電源容量の電荷に応じて出力電流が決まる電流源ユニットからなるチャージポンプとその電流を第1番目の電流をモニタし、第2番目から第N番目の電流を第1番目の電流に一致させるキャリブレーション回路124からなるチャージポンプ回路である。
このような構成により、ロックアップ動作に入る前に第1番目のユニットの電流源の電流値をサンプリングし、その電流量と同じ出力電流になるように第2番目乃至第N番目のユニットの出力電流を調整することで、最終的に全ユニットの出力電流値を合わせることができる。
以下、本発明を利用したキャリブレーションによるロックアップの高速化を実現するシンク側のチャージポンプ回路とシンク側のキャリブレーション回路の構成例について説明する。
図6及び図7には、上述したように、シンク側の電流源ユニット群とそのキャリブレーション回路が示されている。
図10(a)乃至(d)は、図6及び図7に示したチャージポンプ回路のキャリブレーション動作を説明するためのスイッチの制御タイミングチャートを示す図である。
シンク用キャリブレーション回路124は、電流源ユニットの倍の電流を出力する基準電流源124aとソースフォロア回路によって構成され、シンク回路123の電流源ユニット123乃至123及び123n+1は、電流源となるトランジスタTr乃至Tr及びTrn+1とそのゲートに接続した容量素子C乃至C及びCn+1とその制御のためのスイッチ群S乃至S及びSn+1により構成されている。
キャリブレーションの初めに、図10(a)のΦ1のタイミングで、図10(a)のΦ1とΦN+1のスイッチのみをONにし、第1番目の電流源ユニット123とダミーとして用いる第N+1番目の電流源ユニット123n+1をキャリブレーション回路124に接続する。
このとき、図6に示すように、基準電流源からのシンク用基準電流と第1番目の電流源ユニット123に流れる電流との電流差が、第N+1番目の電流源ユニット123n+1の電流となるようにソースフォロア回路を介して第N+1番目の電流源ユニット123n+1のゲートに接続した容量素子Cn+1に電荷が蓄積される。
次に、図10(b)に示すΦ2のタイミングで、図7のΦ2とΦN+1のスイッチのみをONにし、第N+1番目の電流源ユニット123n+1の容量素子Cn+1をオープンにしたまま第2番目の電流源ユニット123のドレインと第N+1番目の電流源ユニット123n+1をキャリブレーション回路124に接続する。このとき、図7に示すように、基準電流源からのシンク用基準電流と第N+1番目の電流源ユニット123n+1に流れる電流との電流差が第2番目の電流源ユニット123の電流となるようにソースフォロア回路を介して第2番目の電流源ユニット123のゲートに接続した容量素子Cに電荷が蓄積される。
このとき、第1番目の電流源ユニット123の電流と第2番目の電流源ユニット123の電流は同一となるようにキャリブレーションがなされている。以降、基準電流源と第N+1番目の電流源ユニット123n+1の電流差が第3番目乃至第N番目の電流源ユニット123乃至123の電流となるように1ユニットずつキャリブレーションすることで、第2番目乃至第N番目の電流源ユニット123乃至123の電流を第1番目の電流源ユニット123の電流と同一にすることができる。
キャリブレーション終了後は、第1番目から第N番目のシンク電流源ユニット単体の出力をシンク用キャリブレーション回路124の入力に接続せず、また、シンク用キャリブレーション回路124内のソースフォロア回路の出力を第1番目から第N番目のシンク電流源ユニット内の電流源ゲートに接続せず、かつ、第1番目から第N番目のシンク用キャリブレーション回路124内のソースフォロア回路の出力を、制御電圧Vtuneを出力する出力端子には接続する。また、第N+1番目のシンク電流源ユニット単体の出力をシンク用キャリブレーション回路124の入力に接続し、シンク用キャリブレーション回路124内のソースフォロア回路の出力を第N+1番目のシンク電流源ユニット123n+1内の電流源ゲートに接続する。そして、Downパルス信号に応じて、チャージポンプ出力に接続したループフィルタから電流の引き込みを行う。
図8及び図9は、キャリブレーションによる高速化を実現するための本発明に係るチャージポンプ回路を説明するための回路構成図で、図8は、電流源ユニットの第1のスイッチ接続状態を示し、図9は、電流源ユニットの第2のスイッチ接続状態を示す図である。
図8及び図9に示す本発明のチャージポンプ回路は、図3及び図4に示した従来のチャージポンプ回路のソース(source)側のソース(source)回路23とソース(source)用キャリブレーション回路24に相当し、ソース(source)回路125とソース(source)用キャリブレーション回路126とを備えている。
図中符号125乃至125及び125n+1は、ソース(source)回路125のn個及びn+1個の電流源ユニット(カレントミラーユニット)を示している。
本発明のチャージポンプ回路は、キャリブレーションによる高速化を実現するためのソース回路125とソース用キャリブレーション回路126とを備えたチャージポンプ回路である。
ソース回路125は、第1番目から第N番目(Nは2以上の自然数)までのカレントミラーユニット125乃至125と、第2番目から第N番目までのカレントミラーユニットのダミーとして用いる第N+1番目のカレントミラーユニット125n+1と、第2番目から第N番目及び第N+1番目までのカレントミラーユニット125乃至125,125n+1のトランジスタTr乃至Tr,Trn+1のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための容量素子C2乃至C,Cn+1とを備えている。
N+1番目のカレントミラーユニット125n+1と、当該容量素子Cn+1により、第1乃至N番目のカレントミラーユニット125乃至125の電流値を同じにするようにキャリブレーションを行う。
また、第1番目のカレントミラーユニット125のトランジスタTrに流れる電流値をサンプリングし、その電流値と同じ出力電流になるように第2乃至N番目のカレントミラーユニット125乃至125のトランジスタTr乃至Trに流れる電流値を調整する。
また、第1番目のカレントミラーユニット125のトランジスタTrには当該電流源のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための対電源容量素子を有さない。
このように、本発明のチャージポンプ回路は、第1番目から第N番目までのゲートに接続した対電源容量の電荷に応じて出力電流が決まる電流源ユニットからなるチャージポンプとその電流を第1番目の電流をモニタし、第2番目から第N番目の電流を第1番目の電流に一致させるソース用キャリブレーション回路126からなるチャージポンプ回路である。
このような構成により、ロックアップ動作に入る前に第1番目のユニットの電流源の電流値をサンプリングし、その電流量と同じ出力電流になるように第2番目乃至第N番目のユニットの出力電流を調整することで、最終的に全ユニットの出力電流値を合わせることができる。
以下、本発明を利用したキャリブレーションによるロックアップの高速化を実現するソース回路側のチャージポンプ回路とソース回路側のキャリブレーション回路の構成例について説明する。
図8及び図9には、上述したように、ソース側の電流源ユニット群とそのキャリブレーション回路が示されている。
図10(a)乃至(d)は、図8及び図9に示したチャージポンプ回路のキャリブレーション動作を説明するためのスイッチの制御タイミングチャートを示す図である。
ソース用キャリブレーション回路126は、電流源ユニットの倍の電流を出力する基準電流源126aとソースフォロア回路によって構成され、ソース回路125の電流源ユニット125乃至125及び125n+1は、電流源となるトランジスタTr乃至Tr及びTrn+1とそのゲートに接続した容量素子C乃至C及びCn+1とその制御のためのスイッチ群S乃至S及びSn+1により構成されている。
キャリブレーションの初めに、図10(a)のΦ1のタイミングで、図10(a)のΦ1とΦN+1のスイッチのみをONにし、第1番目の電流源ユニット125とダミーとして用いる第N+1番目の電流源ユニット125n+1をソース用キャリブレーション回路126に接続する。
このとき、図8に示すように、基準電流源からのソース用基準電流と第1番目の電流源ユニット125に流れる電流との電流差が、第N+1番目の電流源ユニット125n+1の電流となるようにソースフォロア回路を介して第N+1番目の電流源ユニット125n+1のゲートに接続した容量素子Cn+1に電荷が蓄積される。
次に、図10(b)に示すΦ2のタイミングで、図9のΦ2とΦN+1のスイッチのみをONにし、第N+1番目の電流源ユニット125n+1の容量素子Cn+1をオープンにしたまま第2番目の電流源ユニット125のドレインと第N+1番目の電流源ユニット125n+1をソース用キャリブレーション回路126に接続する。このとき、図9に示すように、基準電流源からのソース用基準電流と第N+1番目の電流源ユニット125n+1に流れる電流との電流差が第2番目の電流源ユニット125の電流となるようにソースフォロア回路を介して第2番目の電流源ユニット125のゲートに接続した容量素子Cに電荷が蓄積される。
このとき、第1番目の電流源ユニット125の電流と第2番目の電流源ユニット125の電流は同一となるようにキャリブレーションがなされている。以降、基準電流源と第N+1番目の電流源ユニット125n+1の電流差が第3番目乃至第N番目の電流源ユニット125乃至125の電流となるように1ユニットずつキャリブレーションすることで、第2番目乃至第N番目の電流源ユニット125乃至125の電流を第1番目の電流源ユニット125の電流と同一にすることができる。
キャリブレーション終了後は、第1番目から第N番目のソース電流源ユニット単体の出力をソース用キャリブレーション回路126の入力に接続せず、また、ソース用キャリブレーション回路126内のソースフォロア回路の出力を第1番目から第N番目のソース電流源ユニット内の電流源ゲートに接続せず、かつ、第1番目から第N番目のソース用キャリブレーション回路126内のソースフォロア回路の出力を、制御電圧Vtuneを出力する出力端子には接続する。また、第N+1番目のソース電流源ユニット単体の出力をソース用キャリブレーション回路126の入力に接続し、ソース用キャリブレーション回路126内のソースフォロア回路の出力を第N+1番目のソース電流源ユニット125n+1内の電流源ゲートに接続する。そして、Downパルス信号に応じて、チャージポンプ出力に接続したループフィルタから電流の引き込みを行う。
上記、キャリブレーションは少なくともソース(source)又はシンク(sink)のどちらかを行うものである。
このような構成において、第N+1番目のダミーユニットを用意することで、第1番目の電流源ユニット125に蓄積した電荷量に応じて電流値を決める容量素子を必要としないので、経時的に出力電流とそれに応じて変化するPLLループ帯域を常に一定に保つことができる。
1 位相周波数比較器(PFD)
2 チャージポンプ回路(CP)
3 ループフィルタ(LPF)
4 電圧制御発振器(VCO)
5 N分周器(Divider)
21 ソース電流出力回路
22 ソース用キャリブレーション回路
23 シンク電流出力回路
23乃至23 電流源ユニット
24 シンク用キャリブレーション回路
24a 電流源
123 シンク回路
123乃至123,123n+1 電流源ユニット(カレントミラーユニット)
124 シンク用キャリブレーション回路
124a シンク基準電流源
125 ソース回路
125乃至125,125n+1 電流源ユニット(カレントミラーユニット)
126 ソース用キャリブレーション回路
126a ソース基準電流源

Claims (3)

  1. シンク回路及びソース回路を備えたチャージポンプ回路において、
    前記シンク回路又はソース回路の少なくとも一方が、
    第1番目から第N番目(Nは2以上の自然数)までのカレントミラーユニットと、
    前記第2番目から第N番目までのカレントミラーユニットのダミーとして用いる第N+1番目のカレントミラーユニットと、
    前記第2番目から第N番目及び第N+1番目までのカレントミラーユニットのトランジスタのゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための容量素子とを備え、
    前記N+1番目のカレントミラーユニットと、当該容量素子により、前記第1乃至N番目のカレントミラーユニットの電流値を同じにするようにキャリブレーションを行うことを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 前記第1番目のカレントミラーユニットのトランジスタに流れる電流値をサンプリングし、該電流値と同じ出力電流になるように第2乃至N番目のカレントミラーユニットのトランジスタに流れる電流値を調整することを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
  3. 第1番目のカレントミラーユニットのトランジスタには当該電流源のゲートに電荷保持によってゲート電位を調整するための対電源容量素子を有さないことを特徴とする請求項1又は2に記載のチャージポンプ回路。
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