JP2015015603A - 無線通信システム - Google Patents

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靖洋 川上
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Abstract

【課題】通信による電力消費を低減しつつ、送信データの品質を維持できる無線通信システムを提供する。【解決手段】発呼局となる通信機器1Aの制御部10は、送信した通信パケットが受信局となる通信機器1Bで受信されなかった場合、受信されなかった通信パケットのデータ及びデータ識別情報を記憶部13に記憶させ、次回新たな通信パケットを送信する際に、記憶部13から読み出したデータ及びデータ識別情報を新たな通信パケットに含めて送信部11から送信させる。通信機器1Bが通信機器1Aからの通信パケットを受信すると、通信機器1Bの制御部10は、送信部11からACK信号を返送させ、受信部12が受信したデータ識別情報と同じデータ識別情報が記憶部13に記憶されていなければ、受信したデータ及びデータ識別情報を記憶部13に記憶させ、同じデータ識別情報が記憶部13に記憶されていれば、受信したデータ及びデータ識別情報を破棄する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムに関するものである。
従来、センサに接続されセンサの検知信号を送信するノードと、ノードから送信される検知信号を中継するルータと、ノード又はルータから送信された検知信号を受信するベースを備えたセンサネットワークシステムがあった(例えば特許文献1参照)。
このセンサネットワークシステムでは、ルータがノードから検知信号を受信した時点より一定時間内に、ルータがベースからのACK信号を受信すれば、ベースがノードから検知信号を直接受信したとルータは判断する。この場合、ルータはベースに対して検知信号を送信しないようにしており、無駄な送信を減らしている。
一方、ルータがノードから検知信号を受信した時点より一定時間内に、ルータがベースからのACK信号を受信できなければ、ベースがノードから検知信号を直接受信できなかったとルータは判断する。この場合、ルータは、ベースに対して検知信号を送信し、検知信号の送信後にベースからACK信号が返送されなければ、検知信号がベースに到達していないと判断して検知信号を再度送信している。
特開2010−177756号公報
上記特許文献1のセンサネットワークシステムでは、ノードとルータとベースの相互通信が不可能になる状況が発生した場合、ノードは、一度発生した検知信号を定期的に再送信することで、検知信号をベースに到達させるようにしている。
センサの検知信号が変化しない場合、一度発生した検知信号を定期的に再送信する方法でもよいが、センサの検知信号が変化する場合、過去の検知信号を再送信するだけでは、その後変化した検知信号を送信できず、送信データの品質が低下するという問題があった。
また、発呼局となるノードにおいて、通信による電力消費を低減することも要望されている。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、通信による電力消費を低減しつつ、送信データの品質を維持することが可能な無線通信システムを提供することにある。
本発明の無線通信システムは、それぞれ個別の機器識別情報が割り当てられて無線通信を行う複数台の通信機器を備え、複数台の前記通信機器の各々は、自機に割り当てられた前記機器識別情報とデータと前記データに付加されたデータ識別情報とを含む通信パケットを送信する送信部と、他の前記通信機器から送信された、前記機器識別情報とデータと前記データに付加されたデータ識別情報とを含む通信パケットを受信する受信部と、前記受信部が受信した前記通信パケットに含まれる前記データ及び前記データ識別情報を記憶する記憶部と、前記受信部が受信した前記通信パケットの内容に基づいて前記送信部のデータ送信及び前記記憶部への書き込み処理を制御する制御部とを備え、複数台の前記通信機器のうち発呼局となる前記通信機器では、前記送信部が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の前記通信機器で受信されなかった場合、前記制御部が、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部から読み出し、新たな前記通信パケットに含めて前記送信部から送信させるように構成され、複数台の前記通信機器のうち受信局となる前記通信機器では、前記受信部が他の前記通信機器から前記通信パケットを受信した場合、前記制御部は、前記通信パケットを受信したことを示すACK信号を前記送信部から返送させ、且つ、前記制御部は、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ識別情報と同じデータ識別情報が前記記憶部に記憶されていなければ、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ識別情報と同じデータ識別情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を破棄するように構成されたことを特徴とする。
この無線通信システムにおいて、複数台の前記通信機器の間で前記通信パケットを中継する中継局となる前記通信機器では、前記受信部が他の前記通信機器から前記通信パケットを受信した際に、前記制御部が、受信した前記通信パケットを前記送信部から送信させる処理、前記通信パケットを受信したことを示すACK信号を前記送信部から送信させる処理、又は、前記送信部から何も送信させない処理の中から選択した処理を実行するように構成され、送信元の前記通信機器は、自機が送信した前記通信パケットを受信した前記通信機器から送信される信号をもとに、自機が送信した前記通信パケットが受信されたか否かを判断するように構成されることも好ましい。
この無線通信システムにおいて、中継局となる前記通信機器は、前記送信部が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の前記通信機器で受信されなかった場合、前記制御部が、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部から読み出し、新たな前記通信パケットに含めて前記送信部から送信させるように構成されることも好ましい。
この無線通信システムにおいて、送信側となる前記通信機器の前記制御部は、前記送信部から送信させた前記通信パケットが送信相手の前記通信機器に受信された場合、前記記憶部に記憶させた以前のデータ及びデータ識別情報を消去し、次回、通信パケットを送信させる際に、過去のデータ及びデータ識別情報を前記通信パケットに付加しないことも好ましい。
この無線通信システムにおいて、各々の前記通信機器の前記制御部は、前記通信パケットに付加させる前記データの数を所定の上限値以下に制限するように構成されることも好ましい。
この無線通信システムにおいて、発呼局となる前記通信機器の前記制御部は、データに付加するデータ識別情報を、初期値から、データを送信する毎に一定の変化分ずつ変化させた値とするように構成されることも好ましい。
この無線通信システムにおいて、発呼局となる前記通信機器の前記制御部は、データに付加するデータ識別情報を、前回送信時のデータ識別情報に所定の送信時間間隔を加算した値、又は、現在の時間情報の何れかとするように構成されることも好ましい。
この無線通信システムにおいて、前記通信機器によって送信されるデータが、測定対象の物理量を測定する測定部の測定データであり、発呼局となる前記通信機器では、前記送信部が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の前記通信機器で受信されなかった場合、前記制御部が、受信されなかった前記通信パケットの測定データ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットの測定データ及びデータ識別情報を前記記憶部から読み出し、新たな前記通信パケットの測定データと前記記憶部から読み出した前記測定データとが同じであれば、前記記憶部から読み出した前記データ識別情報のみを新たな通信パケットに含めて前記送信部から送信させるように構成されることも好ましい。
本発明によれば、受信局となる通信機器において発呼局となる通信機器から送信された通信パケットの受信に失敗した場合、発呼局となる通信機器の制御部は、受信に失敗したデータ及びデータ識別情報を記憶部に記憶させる。そして、発呼局となる通信機器の制御部は、次回、通信パケットを送信する際に、前回、受信に失敗したデータ及びデータ識別情報を記憶部から読み出し、このデータ及びデータ識別情報を、今回送信する通信パケットに付加して送信している。よって、受信局となる通信機器で測定データの受信に失敗した場合、次回、通信パケットを送信する際に、受信に失敗した過去のデータだけではなく、新たなデータも一緒に送信されるから、送信データの品質が向上する。また、受信に失敗したデータを、次回の通信パケットに付加して送信しているので、受信に失敗したデータを含む通信パケットと次回の通信パケットを別々に送信する場合に比べて、送信のデータ量が少なくなる。よって、発呼局となる通信機器1Aが通信によって消費する電力を低減できる。
本実施形態の無線通信システムを概略的に示した図である。 (a)〜(d)は同上で送受信される通信データのデータ構成を説明する図である。 同上の動作を説明するフローチャートである。 同上の他の形態を概略的に示した図である。
本発明に係る無線通信システムの実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に本実施形態の無線通信システムの概略的なブロック図を示す。本実施形態の無線通信システムは、発呼局となる通信機器1Aと、受信局(収集局)となる通信機器1Bを備え、通信機器1Aと通信機器1Bの間では相互に無線通信を行っている。
2台の通信機器1A,1Bは同一の構成を有しており、通信機器1A,1Bの各々には個別の機器識別情報が割り当てられている。以下の説明では2台の通信機器1A,1Bに共通する説明を行う場合は通信機器1と表記し、個別の通信機器について説明する場合は通信機器1A,1Bと表記する。
通信機器1は、制御部10と、送信部11と、受信部12と、記憶部13を備える。
送信部11は、自機に割り当てられた機器識別情報と、データと、データに付加されたデータ識別情報とを含む通信パケットを送信する。
受信部12は、他の通信機器1から送信された機器識別情報とデータとデータ識別情報とを含む通信パケットを受信する。
記憶部13は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read-Only Memory)のような、電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリからなる。記憶部13は、受信部12が受信した通信パケットに含まれるデータ及びデータ識別情報を記憶する。また記憶部13には、自機に割り当てられた機器識別情報が予め登録されている。
制御部10は、受信部12が受信した通信パケットの内容に基づいて送信部11のデータ送信、及び、記憶部13への書き込み処理を制御する。
本実施形態の無線通信システムは、例えばオフィス内の照度、温度、湿度などの物理量を測定するセンサ2の測定データを収集してサーバ3に送信するために用いられる。なお、送信部11及び受信部12による無線通信の方式は、特定省電力無線やBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)などの従来周知の通信方式を採用すればよく、その説明は省略する。
発呼局となる通信機器1Aには、例えば温度を測定するセンサ2が接続されている。受信局となる通信機器1Bには、LAN(Local Area Network)4を介してサーバ3が接続されている。ここで、発呼局となる通信機器1Aが通信機器1Bにデータを送信する手順について図3のフローチャートを参照して説明する。
センサ2は所定の測定間隔で周囲の温度を測定する。なお、室内の温度や湿度は照度に比べて変化が緩やかであるから、温度又は湿度を測定するセンサ2の場合は測定間隔が例えば10分に設定され、照度を測定するセンサ2の場合は測定間隔が約1秒に設定される。
センサ2が測定データを通信機器1Aに出力すると、通信機器1Aの制御部10は、自機の機器識別情報と、センサ2の測定データと、この測定データを特定するためのデータ識別情報とを含む通信パケットを作成し、送信部11から送信させる(ステップS1)。図2(a)は通信機器1Aから送信される通信パケットの構造を示し、送信元アドレスや宛先アドレスなどを含むヘッダ部D1と、測定データなどを含むデータ部D2とで構成されている。また、図2(b)はデータ部D2の構成を示し、データ部D2は、送信元の通信機器1Aに割り当てられた機器識別情報D3と、センサ2の測定データD4aと、データ識別情報D5aとで構成されている。データ識別情報D5aは、所定の時間間隔で測定される測定データの各々に1対1の関係で対応付けられた個別の識別情報であり、このデータ識別情報D5aによって、いつ測定された測定データかを識別できるようになっている。なお、データ部D2には例えば最大4個の測定データを格納することができ、データ部D2に実際に格納される測定データの個数によって、通信パケットのフレーム長は変化する。
受信局となる通信機器1Bの受信部12が通信機器1Aからの通信パケットを受信すると、通信機器1Bの制御部10は、通信機器1Aからの通信パケットを受信したことを示すACK(ACKnowledgement)信号を送信部11から送信させる。また、通信機器1Bの制御部10は、受信部12が受信した通信パケットに含まれる機器識別情報と測定データとデータ識別情報を取り出し、このデータ識別情報を、記憶部13に記憶されているデータ識別情報と比較する。そして、同じデータ識別情報D5aが記憶部13に記憶されていなければ、通信機器1Bの制御部10は、通信機器1Aからの通信パケットに含まれるデータ識別情報D5aと測定データD4aとを記憶部13に記憶させる。一方、同じデータ識別情報D5aが記憶部13に記憶されていれば、通信機器1Bの制御部10は、通信機器1Aから送信されたデータ識別情報D5a及び測定データD4aを廃棄する。
発呼局となる通信機器1Aの制御部10は、送信部11が通信パケットを送信してから所定時間が経過するまでの間に、受信部12が通信機器1Bから返送されるACK信号を受信部12が受信できるか否かで、通信が成立したか否かを判断する(ステップS2)。なお、上記の所定時間は、送信側の通信機器1が通信パケットを送信した時点より、受信側の通信機器1がACK信号を返送するまでの標準的な時間をもとに、予め設定されているものとする。
ステップS2の判定で、通信パケットの送信時から所定時間が経過するまでの間に受信部12がACK信号を受信できれば、発呼局となる通信機器1Aの制御部10は、受信側の通信機器1Bとの間の通信が成立したと判断する(ステップS2のYes)。このとき、通信機器1Aの制御部10は、ステップS1で送信した測定データD4a及びデータ識別情報D5aを破棄し、センサ2から新たな測定データが入力されるのを待機する状態となる。
一方、ステップS2の判定で、通信パケットの送信時から所定時間が経過するまでの間に受信部12がACK信号を受信できなければ、発呼局となる通信機器1Aの制御部10は、通信エラーなどによって通信が成立しなかったと判断する(ステップS2のNo)。このとき、通信機器1Aの制御部10は、ステップS1で送信した測定データD4a及びデータ識別情報D5aを互いに対応付けて記憶部13に記憶させる(ステップS3)。
その後、測定間隔が経過してセンサ2から新たな測定データD4bが通信機器1Aに入力されると、通信機器1Aの制御部10は、前回送信に失敗した測定データD4aとこのデータ識別情報D5aを記憶部13から読み出す。通信機器1Aの制御部10は、図2(c)に示すように、自機の機器識別情報D3と、今回の測定データD4b及びデータ識別情報D5bに、前回の測定データD4a及びデータ識別情報D5aを付加した通信パケットを生成する(ステップS4)。そして、通信機器1Aの制御部10は、この通信パケットを送信部11から送信させており(ステップS5)、この通信パケットは受信局となる通信機器1Bの受信部12で受信される。
このとき、通信機器1Bの制御部10は、受信部12が受信した通信パケットから、測定データD4b及びこのデータ識別情報D5bと、測定データD4a及びこのデータ識別情報D5aを取り出す。そして、通信機器1Bの制御部10は、受信した通信パケットに含まれるデータ識別情報D5a,D5bと、記憶部13に記憶されているデータ識別情報を比較する。通信機器1Bは前回の測定データD4aの受信に失敗しているので、データ識別情報D5a,D5bは両方とも記憶部13に記憶されていない。したがって、通信機器1Bの制御部10は、今回受信した通信パケットに含まれる測定データD4b及びデータ識別情報D5bと、測定データD4a及びデータ識別情報D5aをそれぞれ対応付けて記憶部13に記憶させる。これにより、受信に失敗した前回の測定データが、受信局となる通信機器1Bによって受信されることになり、通信機器1Bは、センサ2で測定された測定データを確実に受信することができる。通信機器1Bは、センサ2の測定間隔よりも十分長い送信間隔が経過する毎に、上記送信間隔が経過する間にセンサ2から収集した測定データを、サーバ3へ送信する。
以上説明したように、本実施形態の無線通信システムは、それぞれ個別の機器識別情報が割り当てられて無線通信を行う複数台(本実施形態では例えば2台)の通信機器1A,1Bを備える。複数台の通信機器1A,1Bの各々は、制御部10と送信部11と受信部12と記憶部13とを備える。送信部11は、自機に割り当てられた前記機器識別情報とデータと前記データに付加されたデータ識別情報とを含む通信パケットを送信する。受信部12は、他の通信機器1から送信された、前記機器識別情報とデータと前記データに付加されたデータ識別情報とを含む通信パケットを受信する。記憶部13は、受信部12が受信した前記通信パケットに含まれるデータ及びデータ識別情報を記憶する。制御部10は、受信部12が受信した前記通信パケットの内容に基づいて送信部11のデータ送信及び記憶部13への書き込み処理を制御する。複数台の通信機器1A,1Bのうち発呼局となる通信機器1Aでは、送信部11が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の通信機器1Bで受信されなかった場合、制御部10が、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を記憶部13に記憶させる。そして、通信機器1Aの制御部10は、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を記憶部13から読み出し、新たな前記通信パケットに含めて送信部11から送信させるように構成されている。複数台の通信機器1A,1Bのうち受信局となる通信機器1Bでは、受信部12が他の通信機器1Aから前記通信パケットを受信した場合、制御部10は、前記通信パケットを受信したことを示すACK信号を送信部11から返送させる。また、通信機器1Bの制御部10は、受信部12が受信した前記通信パケットのデータ識別情報と同じデータ識別情報が記憶部13に記憶されていなければ、受信部12が受信した前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を記憶部13に記憶させる。通信機器1Bの制御部10は、受信部12が受信した前記通信パケットのデータ識別情報と同じデータ識別情報が記憶部13に記憶されていれば、受信部12が受信した前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を破棄するように構成されている。
これにより、通信機器1Bにおいて通信機器1Aから送信された前記通信パケットの受信に失敗した場合、発呼側の通信機器1Aの制御部10は、受信に失敗したデータ及びデータ識別情報を記憶部13に記憶させる。そして、通信機器1Aの制御部10は、次回、通信パケットを送信する際に、前回、受信に失敗したデータ及びデータ識別情報を記憶部13から読み出し、このデータ及びデータ識別情報を、今回送信する通信パケットに付加して送信している。よって、受信側の通信機器1Bで受信に失敗したデータを、次回、通信パケットを送信する際に一緒に送信することができ、受信に失敗したデータを再送することで、データが確実に受信されるようになり、送信データの品質が向上する。また、受信に失敗したデータを、次回の通信パケットに付加して送信しているので、受信に失敗したデータを含む通信パケットと次回の通信パケットを別々に送信する場合に比べて、送信のデータ量が少なくなる。したがって、発呼局となる通信機器1Aが通信によって消費する電力を低減できる。
本実施形態の無線通信システムにおいて、図4に示すように、発呼側の通信機器1Aと受信側の通信機器1Bの間で通信パケットを中継する中継局となる通信機器1Cを備えることも好ましい。中継局となる通信機器1Cは、上述した通信機器1A,1Bと同様の構成を有しており、その説明は省略する。
通信機器1Cでは、受信部12が他の通信機器1Aから通信パケットを受信した際に、制御部10が、受信した通信パケットを送信部11から送信させる処理、通信パケットを受信したことを示すACK信号を送信部11から送信させる処理、又は、送信部11から何も送信させない処理の中から選択した処理を実行するように構成される。送信元の通信機器1A,1Cは、自機が送信した通信パケットを受信した通信機器から送信される信号をもとに、自機が送信した通信パケットが受信されたか否かを判断するように構成されている。
通信機器1Cの制御部10は、発呼側の通信機器1Aから通信パケットを受信した時点から所定時間内に、通信機器1BからACK信号を受信できなければ、受信した通信パケットを送信部11から送信させるとともに、ACK信号を通信機器1Aに返送させる。また、通信機器1Cの制御部10は、発呼側の通信機器1Aから通信パケットを受信した時点から所定時間内に、通信機器1BからACK信号を受信できれば、通信機器1Aから通信機器1Bへ通信パケットが直接送信されたと判断する。この場合、通信機器1Cの制御部10は、送信部11から通信パケットを送信させないという処理を選択する。
また、送信元の通信機器1Aでは、自機が送信した前記通信パケットを受信した通信機器1Cから送信される信号をもとに、自機が送信した前記通信パケットが受信されたか否かを判断しており、通信に成功したか否かを確実に判断できる。
中継局となる通信機器1Cが、通信機器1Aと通信機器1Bとの間で通信パケットの送信を中継しているので、中継局が無い場合に比べてより離れた場所に通信機器1A,1Bを設置して無線通信を行うことができる。
また、中継局となる通信機器1Cは、送信部11が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の通信機器1Bで受信されなかった場合、制御部10が、受信されなかった前記通信パケットのデータ(測定データ)及びデータ識別情報を記憶部13に記憶させる。そして、通信機器1Cの制御部10は、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を記憶部13から読み出し、新たな前記通信パケットに含めて送信部11から送信させるように構成されている。
このように、受信側の通信機器1Bで通信パケットの受信に失敗した場合に、中継局となる通信機器1Cの制御部10は、発呼局となる通信機器1Aと同様、受信に失敗したデータ及びデータ識別情報を記憶部13に記憶させる。そして、通信機器1Cの制御部10は、次回、通信パケットを送信する際に、この通信パケットに、過去に受信側で受信できなかったデータ及びデータ識別情報を付加して送信しているので、データの信頼性が向上する。また、新たに送信する通信パケットに、過去に受信側で受信できなかったデータ及びデータ識別符号を付加しているだけなので、過去に受信できなかった通信パケットと新たな通信パケットとを別々に送信する場合に比べて、送信データのデータ量を小さくできる。したがって、受信側で受信できなかったデータを再度送信するために必要な電力を低減でき、中継局となる通信機器1Cの消費電力を低減できる。
ところで、本実施形態の無線通信システムにおいて、送信側(発呼局又は中継局)となる通信機器1A,1Cの制御部10は、送信部11から送信させた前記通信パケットが送信相手の通信機器1に受信された場合に以下の処理を行うことも好ましい。すなわち、送信側となる通信機器1A,1Cの制御部10は、記憶部13に記憶させた以前のデータ及びデータ識別情報を消去し、次回、通信パケットを送信させる際に、過去のデータ及びデータ識別情報を前記通信パケットに付加しない。
これにより、送信側となる通信機器1A,1Cの記憶部13に、記憶容量が小さい安価なメモリを使用できる。
また、本実施形態の無線通信システムにおいて、各々の通信機器1の制御部10が、前記通信パケットに付加させるデータの数を所定の上限値以下に制限することも好ましい。
これにより、受信側の通信機器1でデータの受信に複数回失敗した場合でも、通信パケットに付加させるデータの数が上限値を超えることはないから、通信パケットのデータ長を制限でき、通信パケットの衝突が起こりにくくなる。
また、本実施形態の無線通信システムにおいて、発呼局となる通信機器1Aの制御部10は、データに付加するデータ識別情報を、初期値から、データを送信する毎に一定の変化分ずつ変化させた値とすることも好ましい。例えば、データ識別情報を、初期値からデータを送信する毎に(+1)ずつ漸増させたり、(−1)ずつ漸減させたりすればよい。このように、データ識別情報が一定間隔で漸増又は漸減しているので、受信側の通信機器1では、受信したデータに付加されたデータ識別情報から、順番通りにデータを受信できているかを判断することができる。
また、本実施形態の無線通信システムにおいて、発呼局となる通信機器1Aの制御部10は、データに付加するデータ識別情報を、前回送信時のデータ識別情報に所定の送信時間間隔を加算した値、又は、現在の時間情報の何れかとすることも好ましい。
これにより、受信側の通信機器1では、データ及びそのデータ識別情報をもとに、発呼側の通信機器1Aの通信間隔や時間におけるデータの変化量や変化傾向を把握することができる。
また、本実施形態の無線通信システムでは、通信機器1によって送信されるデータが、測定対象の物理量を測定する測定部(センサ2)の測定データである。発呼局となる通信機器1Aでは、送信部11が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の通信機器で受信されなかった場合、制御部10が、受信されなかった通信パケットの測定データD4a及びデータ識別情報D5aを記憶部13に記憶させる。そして、通信機器1Aの制御部10は、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった測定データD4a及びデータ識別情報を記憶部13から読み出す。通信機器1Aの制御部10は、新たな通信パケットの測定データD4bと記憶部13から読み出した測定データD4aとが同じであれば、記憶部13から読み出したデータ識別情報D5bのみを新たな通信パケットに含めて送信部11から送信させることも好ましい。
この場合の通信パケットは図2(d)に示すようなデータ構成となり、測定データが同じ値であれば、同じ測定データが重複して送信されないから、データ長を短くすることができ、通信パケットの衝突を低減することができる。
なお、本実施形態の無線通信システムは、通信機器1の間で送受信されるデータがセンサ2の測定データの場合を例に説明を行ったが、I/Oデータや伝送データなどのデータを送受信する無線通信システムでもよい。
1A 通信機器(発呼局となる通信機器)
1B 通信機器(受信局となる通信機器)
1C 通信機器(中継局となる通信機器)
2 センサ
3 サーバ
4 LAN
10 制御部
11 送信部
12 受信部
13 記憶部

Claims (8)

  1. それぞれ個別の機器識別情報が割り当てられて無線通信を行う複数台の通信機器を備え、
    複数台の前記通信機器の各々は、
    自機に割り当てられた前記機器識別情報とデータと前記データに付加されたデータ識別情報とを含む通信パケットを送信する送信部と、
    他の前記通信機器から送信された、前記機器識別情報とデータと前記データに付加されたデータ識別情報とを含む通信パケットを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記通信パケットに含まれる前記データ及び前記データ識別情報を記憶する記憶部と、
    前記受信部が受信した前記通信パケットの内容に基づいて前記送信部のデータ送信及び前記記憶部への書き込み処理を制御する制御部とを備え、
    複数台の前記通信機器のうち発呼局となる前記通信機器では、前記送信部が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の前記通信機器で受信されなかった場合、前記制御部が、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部から読み出し、新たな前記通信パケットに含めて前記送信部から送信させるように構成され、
    複数台の前記通信機器のうち受信局となる前記通信機器では、前記受信部が他の前記通信機器から前記通信パケットを受信した場合、前記制御部は、前記通信パケットを受信したことを示すACK信号を前記送信部から返送させ、且つ、前記制御部は、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ識別情報と同じデータ識別情報が前記記憶部に記憶されていなければ、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ識別情報と同じデータ識別情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記受信部が受信した前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を破棄するように構成されたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 複数台の前記通信機器の間で前記通信パケットを中継する中継局となる前記通信機器では、前記受信部が他の前記通信機器から前記通信パケットを受信した際に、前記制御部が、受信した前記通信パケットを前記送信部から送信させる処理、前記通信パケットを受信したことを示すACK信号を前記送信部から送信させる処理、又は、前記送信部から何も送信させない処理の中から選択した処理を実行するように構成され、
    送信元の前記通信機器は、自機が送信した前記通信パケットを受信した前記通信機器から送信される信号をもとに、自機が送信した前記通信パケットが受信されたか否かを判断するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 中継局となる前記通信機器は、前記送信部が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の前記通信機器で受信されなかった場合、前記制御部が、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットのデータ及びデータ識別情報を前記記憶部から読み出し、新たな前記通信パケットに含めて前記送信部から送信させるように構成されたことを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 送信側となる前記通信機器の前記制御部は、前記送信部から送信させた前記通信パケットが送信相手の前記通信機器に受信された場合、前記記憶部に記憶させた以前のデータ及びデータ識別情報を消去し、次回、通信パケットを送信させる際に、過去のデータ及びデータ識別情報を前記通信パケットに付加しないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の無線通信システム。
  5. 各々の前記通信機器の前記制御部は、前記通信パケットに付加させる前記データの数を所定の上限値以下に制限するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の無線通信システム。
  6. 発呼局となる前記通信機器の前記制御部は、データに付加するデータ識別情報を、初期値から、データを送信する毎に一定の変化分ずつ変化させた値とするように構成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の無線通信システム。
  7. 発呼局となる前記通信機器の前記制御部は、データに付加するデータ識別情報を、前回送信時のデータ識別情報に所定の送信時間間隔を加算した値、又は、現在の時間情報の何れかとするように構成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記通信機器によって送信されるデータが、測定対象の物理量を測定する測定部の測定データであり、
    発呼局となる前記通信機器では、前記送信部が前記通信パケットを送信した際に、送信した前記通信パケットが受信局となる他の前記通信機器で受信されなかった場合、前記制御部が、受信されなかった前記通信パケットの測定データ及びデータ識別情報を前記記憶部に記憶させ、次回、新たな通信パケットを送信する際に、受信されなかった前記通信パケットの測定データ及びデータ識別情報を前記記憶部から読み出し、新たな前記通信パケットの測定データと前記記憶部から読み出した前記測定データとが同じであれば、前記記憶部から読み出した前記データ識別情報のみを新たな通信パケットに含めて前記送信部から送信させるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の無線通信システム。
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