JP2015015515A - 画像データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所要時間の短いデータ処理によって不揮発性メモリからの画像情報の漏洩を防ぐ。
【解決手段】画像データ処理装置は、画像データを圧縮した圧縮データと当該圧縮データの伸張に必要な情報を含むヘッダーとを有した圧縮画像ファイルを生成する圧縮処理部と、圧縮画像ファイルを不揮発性メモリに記憶させるファイル管理部と、記憶されている圧縮画像ファイルに対するデータ消去指示を受け付ける操作入力部と、データ消去指示が受け付けられたときに、不揮発性メモリにおける圧縮画像ファイルのうちのヘッダーに予め定められた規則に従ってビットデータを上書きするデータ消去部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像データを圧縮して記憶する画像データ処理装置に関する。
MFP(Multi-functional Peripheral)は、コピー機、プリンター、ファクシミリ機、ネットワークスキャナー、ドキュメントサーバーなどといった複数種の機器の機能を合わせ持つ情報機器である。MFPは、ストレージとしてハードディスクドライブ(HDD)または他の不揮発性記憶デバイスを内蔵しており、原稿シートから読み取ったスキャン画像データや外部機器からネットワーク通信によって入力されたドキュメント画像データを保存することができる。そして、MFPは、ユーザーによる指示に従って、保存している画像データをストレージから読み出して用紙に印刷したり、ファクシミリデータに変換して送信したり、電子メールに添付して送信したり、外部機器へ転送したりする。
ストレージは、画像データの保存だけでなく、画像データの一時的な記憶にも使用される。例えば、コピージョブやファクシミリ送信ジョブでは、原稿シートから読み取ったスキャン画像データがストレージにいったん格納され、その後に随時に読み出されて印刷されたりファクシミリ送信されたりする。これにより、原稿シートの読取りを印刷やファクシミリ送信の進行に同期させる必要がなくなり、読取りを高速化することができる。外部機器からのドキュメント画像データを印刷するプリントジョブにおいても、受信したドキュメント画像データをいったん格納することにより、受信を高速化することができる。
ストレージによる保存または一時記憶に際して、画像データはその種類に応じた圧縮方法を用いて圧縮される(特許文献1)。圧縮により、ストレージの限られた記憶容量を有効に利用することができる。また、CPU(Central Processing Unit)を中心とするデータ処理ブロックとストレージとの間のデータ転送の所要時間を短縮することができ、MFPの動作を総合的に高速化することができる。
従来において、ストレージ内の不要になった画像データに所定ビット列を上書きするデータ消去を行なうことが提案されている。例えば、特許文献2では、コピー処理が終了した後のアイドル時間に、コピーに際して記憶した画像データに、乱数を用いて作成したデータを上書きする画像処理装置が開示されている。データ消去を行なえば、単に画像データの記憶管理情報を変更して画像データを管理対象から除外するいわゆるファイル削除とは違って、元のビット情報の読出しが不可能になる。データ消去の実施によって、ストレージに対する不正なアクセスによる情報漏洩を防ぐことができる。
特開2004−289556号公報 特開平09−284572号公報
従来では、ビット列を上書きするデータ消去に、消去する画像データのデータ量に応じた時間を要していた。ストレージがハードディスクドライブである場合、残留磁気によるデータの復元が不能になるようにデータを消去するには複数回の上書きを行なう必要がある。復元をより困難にするために上書きの回数を増やすほど、データ消去の所要時間は長くなる。MFPにおいてデータ消去を実施する場合、データ消去が実施されている間はストレージへのアクセスが制限されたり禁止されたりするので、MFPのパフォーマンス(処理速度)が低下する。
本発明は、このような事情に鑑み、所要時間の短いデータ処理によって不揮発性メモリからの画像情報の漏洩を防ぐことを目的としている。
上記目的を達成する装置は、画像データを記憶する不揮発性メモリを有した画像データ処理装置であって、前記画像データを圧縮した圧縮データと当該圧縮データの伸張に必要な情報を含むヘッダーとを有した圧縮画像ファイルを生成する圧縮処理部と、前記圧縮画像ファイルを前記不揮発性メモリに記憶させるファイル管理部と、記憶されている前記圧縮画像ファイルに対するデータ消去指示を受け付ける操作入力部と、前記データ消去指示が受け付けられたときに、前記不揮発性メモリにおける前記圧縮画像ファイルのうちの前記ヘッダーに対して予め定められた規則に従ってビットデータを上書きするデータ消去部と、を備える。
本発明によれば、不揮発性メモリ内の画像データの全体にビットデータを上書きするよりも所要時間の短いデータ処理によって、当該画像データによって特定される画像情報の漏洩を防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像データ処理装置としてのMFPのハードウェア構成を示す図である。 画像データの保存および出力に係るデータ処理の概要を示す図である。 画像データ処理装置における保存データの消去に係る要部の機能構成を示す図である。 ユーザーが消去させたいファイルを指定するための操作画面の一例を示す図である。 ユーザーが消去させたいファイルを指定する操作の例を示す図である。 画像データ処理装置の印刷機構の構成を示す図である。 裏紙印刷モードにおいて表示される裏面ビュー画面の例を示す図である。 マスキング領域を指定する操作の一例を示す図である。 マスキング領域を指定する操作の他の例を示す図である。 裏紙印刷モードの印刷結果を示す図である。 廃棄印刷モードの印刷結果を示す図である。
図1に例示される画像データ処理装置1は、MFPと呼ばれる複合型の情報機器である。画像データ処理装置1は、画像データに対して、印刷、外部機器への転送、ファクシミ送信、および保存といった各種の処理を行なうことができる。画像データ処理装置1には、操作パネル12による直接の操作またはLAN(Local Area Network)6を介して接続される図示しない外部機器(典型的にはパーソナルコンピューター)からのアクセスによって、ユーザーの指定した処理の実行を指示するジョブが与えられる。
画像データ処理装置1の全体制御を担うメインコントローラー11は、各種のプログラムを実行するコンピューターとしてのCPU110、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)120、プログラム実行のワークエリアとされるRAM(Random Access Memory)130を有する。
操作パネル12は、ディスプレイ121およびディスプレイ121と一体のタッチパネル122を有する。ディスプレイ121は例えば液晶パネルである。タッチパネル122はディスプレイ121の表示面上のタッチ操作を検出し、タッチ点の位置を示す信号を出力する。
ADF(Auto Document Feeder)13は、コピー、イメージ入力、またはファクシミリ送信において、原稿シートをイメージスキャナー14の読取り位置へ搬送する。イメージスキャナー14は原稿シートに記録されている画像情報を光学的に読み取る。プリンターエンジン16は、多段式の用紙スタッカー17から供給される用紙の片面または両面に電子写真法によってモノクロまたはカラーの画像を印刷する。
通信インタフェース18は、LAN6による外部機器との通信に用いられる。モデム19は公衆電話回線8によるファクシミリ通信に用いられる。モデム19はNCU(Network Control Unit)を備えている。
ストレージ20は、ハードディスクドライブ(HDD)または他の大容量記憶デバイスである。ストレージ20は、制御プログラム、制御用データおよび画像データを保存する不揮発性メモリとして用いられる。また、ストレージ20は、コピージョブやプリントジョブなどの実行に際して画像データの一時記憶にも用いられる。ストレージ20には、画像データの保存領域として用いるボックス200が設けられている。
画像データ処理装置1は、紙ドキュメントの画像情報をデータ化して保存する処理(スキャン・トゥー・ボックスと呼ばれる)、および外部機器から転送されたドキュメントを保存する処理を行なうことができる。これらの処理では、保存対象データがドキュメントファイルとしてストレージ20のボックス200に格納される。保存されたドキュメントファイルは、その後のユーザーによる随時の指示に応じて、印刷されたり、ファクシミリ送信されたり、電子メールに添付して送信されたり、外部機器へ転送されたりする。
ボックス200によるドキュメントファイルの保存に際して、画像データの圧縮が行われる。すなわち、保存されるドキュメントファイルは、画像データを圧縮した圧縮データと当該圧縮データの伸張に必要な情報を含むヘッダーとから構成される。圧縮により、ストレージ20へのデータ転送の所要時間を短縮することができ、イメージスキャナー14による画像の読取りおよび外部機器からのデータ受信を高速化することができる。ストレージ20の限られた記憶容量を有効に利用することもできる。保存時の圧縮および出力時の伸張はメインコントローラー11が受け持つ。
図2は画像データの保存および出力に係るデータ処理の概要を示している。
スキャン・トゥー・ボックスでは、イメージスキャナー14から出力されるスキャン画像データD14が圧縮される。スキャン画像データD14は、例えば256階調のカラーまたはモノクロの多値データである。モノクロの原稿画像をカラー画像として読み取ることもできる。
一方、外部機器からのドキュメントを保存する場合、ドキュメントはネットワークプリンティングと同様にページ記述言語(PDL:Page Description Language)によって画像情報および出力設定を記述したPDLデータに変換されて外部機器から転送される。通信インタフェース18が受信したPDLデータD18に対してRIP(Raster Image Processor)処理が行なわれ、ドキュメントのページ画像を表わす多値のラスター画像データD18bが生成される。
イメージスキャナー14からのスキャン画像データD14またはRIP処理で得られたラスター画像データD18bが圧縮されてストレージ20によって保存される。多値画像の圧縮方法としては、LZW(Lempel-Ziv-Welch)法、デフレート法、JPEG(Joint Photographic Experts Group)法などがある。
保存されているドキュメントファイルを出力するジョブが投入されると、ジョブの指定するドキュメントファイルがストレージ20から読み出されて伸張される。このとき、ドキュメントファイルのヘッダーが参照され、ヘッダーの示す圧縮方法および所定のパラメータに基づいて圧縮データが伸張される。そして、伸張された画像データに対して、出力先に応じたデータ処理が行なわれる。
ドキュメントファイルを印刷する場合、伸張された多値の画像データに対して、プリンターエンジン16に適した2値または多値のラスターデータに変換する階調再現処理が行なわれる。ファクシミリ送信の場合、ファクシミリ形式のデータに変換する処理が行なわれる。外部機器へ転送する場合には、指定された形式または予め定められた形式(例えばJPEG)に変換する処理が行なわれる。
ところで、画像データ処理装置1のユーザーは、ストレージ20において保存されているドキュメントファイルを適時に消去することができる。例えば、複数のユーザーが画像データ処理装置1を共用する使用環境において、あるユーザーに割り当てられたボックスの空き容量が少なくなったとき、当該ユーザーは保存する必要のなくなったドキュメントファイルを消去して空き容量を増やすことができる。ドキュメントファイルを消去したいユーザーは、操作パネル12を用いる直接の操作、または外部機器からの遠隔操作によって、ドキュメントファイルの消去を画像データ処理装置1に実行させる。
保存されているドキュメントファイルの消去には、“ファイル削除”および“ヘッダー消去”という二つの処理がある。
“ファイル削除”は、ストレージ20におけるドキュメントファイルの所在を管理するファイル管理情報から当該ドキュメントファイルを抹消する処理である。このファイル削除では、当該ドキュメントファイルが管理対象から除外され、その後に通常の操作では当該ドキュメントファイルにアクセスすることができなくなる。ただし、ドキュメントファイルを構成するヘッダーおよび圧縮データに対応したビット列はストレージ20内に書き込まれたままとされる。他のファイルが上書きされるまで、ファイル削除されたドキュメントファイルのビット情報がストレージ20内に残る。つまり、何らかの不正な手段を講じてストレージ20からドキュメントファイルを読み出すことが不可能ではない。ドキュメントファイルを読み出すことができれば、圧縮データを伸張して元の画像情報を復元することができてしまう。
“ヘッダー消去”は、ドキュメントファイルのうちのヘッダーに対して予め定められた規則に従ってビットデータを上書きし、それによってヘッダー情報の読出しを不可能にする処理である。例えば、米国国家安全保障局(NSA:National Security Agency)で推奨される方法のように、ハードディスクドライブの該当するクラスタに乱数を2回書込み、さらに0(ゼロ)を1回上書きする。“ヘッダー消去”を行なえば、伸張に必要なヘッダーの情報が消失するので、圧縮データが不正な手法で読み出されたとしても、圧縮データを伸張することができず、元の画像情報を知ることができない。この“ヘッダー消去”は、ヘッダーのみにビットデータを上書きするので、ドキュメントファイルの全体に対して上書きをする処理と比べて処理の所要時間が短い。
図3は画像データ処理装置における保存データの消去に係る要部の機能構成を示している。メインコントローラー11は、操作入力部112、データ処理部113、ファイル管理部116、およびデータ消去部117を有する。データ処理部113には、圧縮部114および伸張部115が含まれる。これらの構成要素は、CPU110が所定のプログラムを実行することによって実現される機能要素である。
操作入力部112は、操作パネル12または通信インタフェース18を介して接続される外部機器によるユーザーの指示を受け付ける。データを保存するジョブが与える所定の操作が行なわれたとき、操作入力部112はジョブをデータ処理部113に伝える。
データを保存するジョブにおいて、圧縮部114が、保存用の圧縮画像ファイルであるドキュメントファイルF1を生成する。ドキュメントファイルF1は、上述したように、イメージスキャナー14からのスキャン画像データD14、または通信インタフェース18からのPDLデータD18に基づくRIP処理で得られたラスター画像データを圧縮した圧縮データと、当該圧縮データの伸張に必要な情報を含むヘッダーとから構成される。
生成されたドキュメントファイルF1はファイル管理部116に引き渡され、ファイル管理部116によってストレージ20に格納される。ファイル管理部116は、ストレージ20におけるドキュメントファイルF1の所在を管理テーブルT1に書き込み、ドキュメントファイルF1を読出し可能に管理する。
ドキュメントファイルF1を出力するジョブが与えられたとき、ファイル管理部116はストレージ20からドキュメントファイルF1を読み出してデータ処理部113に引き渡す。伸張部115がドキュメントファイルF1の圧縮データを伸張し、伸張された画像データがジョブの指定に応じた出力先へ送られる。
保存されているドキュメントファイルF1を消去するジョブが与えられたとき、操作入力部112は、ユーザーによる指示(ファイル削除またはヘッダー消去)をファイル管理部116に伝える。複数のドキュメントファイルが保存されている場合、ユーザーはそれらを一括に消去対象に指定することができ、ドキュメントファイルごとにファイル削除またはヘッダー消去を選択することもできる。
ファイル削除が指示された場合、ファイル管理部116は、管理テーブルT1における該当するドキュメントファイルF1の情報を抹消する。これにより、該当するドキュメントファイルF1はファイル管理部116による管理の対象から除外され、ドキュメントファイルF1の格納されていたアドレス領域が管理上の空き領域となる。
一方、ヘッダー消去が指示された場合、ファイル管理部116を介してデータ消去部117に指示が伝えられる。指示を受けたデータ消去部117は、消去対象のドキュメントファイルF1のアドレス情報をファイル管理部116から取得し、ドキュメントファイルF1のヘッダーの所在を特定する。そして、データ消去部117は、ヘッダーに上述したような所定のビット列を上書きし、ヘッダー情報を読み取ることができないようにする。この場合にも、ファイル管理部116は管理テーブルT1におけるドキュメントファイルF1に係る情報の一部または全部を抹消し、ドキュメントファイルF1を管理対象から除外する。
図4はユーザーが消去させたいファイルを指定するための操作画面の一例を示している。ユーザーが操作パネル12において自己が関係するボックスを指定すると、ボックスに保存されているドキュメントファイルを一覧表示する操作画面Q30が表示される。図示の例では、三つのドキュメントファイルが保存されており、これら三つのドキュメントファイルに対応する三つのアイコン301,302,303が並べて表示されている。アイコン301,302,303は、対応するドキュメントファイルをユーザーが認識することができる情報をもつ。例えば、ドキュメントファイルの先頭ページのサムネイルであってもよいし、ファイル名を表わす文字列を有した図形であってもよい。また、ドキュメントファイルの内容確認のためのプレビュー表示を行なうようにしてもよい。プレビュー表示では、ユーザーが選択したアイコンに対応するドキュメントファイルについて、圧縮データを伸張した画像データが表示される。
図5はユーザーが消去させたいファイルを指定する操作の例を示している。本実施形態では、操作画面Q30におけるアイコン301,302,303に対するタッチ操作によって消去対象を指定することができるとともに、タッチ操作のジェスチャーの使い分けによってファイル削除またはヘッダー消去を指示することができる。ユーザーは、機密性の高いドキュメントファイルについてはヘッダー消去を指定し、機密性のないドキュメントファイルについてはファイル削除を指定するといったファイルごとに処理を指定する作業を簡便に素早く行なうことができる。
図5(A)では、ユーザーがアイコン301を指70でタッチした状態が描かれている。ユーザーがアイコン301を軽く叩くようにタッチ面にタッチして直ぐに指70をタッチ面から離すタップ操作を行なうと、アイコン301に対応するドキュメントファイルが消去対象に指定され、同時に“ファイル削除”が指定される。そして、このような指定状態が図5(B)のように表示に反映される。
図5(B)において、アイコン301には、これに対応するドキュメントファイルが指定されたことを示す例えば青色のチェックマーク351が左上隅部に付加され、“ファイル削除”が指定されたことを表わす文字列を記載したサブアイコン361が中央部に付加されている。なお、指定された状態のアイコンに対してタップよりも長くタッチするホールド操作を行なうと、指定が解除される。
図5(C)では、アイコン301の指定に続いて、アイコン303を擦るようにタッチしたまま指70を移動させるスライド操作が行なわれている様子が描かれている。このスライド操作によって、アイコン303に対応するドキュメントファイルが消去対象に指定され、同時に“ヘッダー消去”が指定される。そして、このような指定状態が図5(D)のように表示に反映される。
図5(D)において、アイコン303には、これに対応するドキュメントファイルが指定されたことを示す例えば赤色のチェックマーク352が左上隅部に付加され、“ヘッダー消去”が指定されたことを表わす文字列を記載したサブアイコン362が中央部に付加されている。
このような要領で消去対象および消去の形態が指定された後、ユーザーが操作パネル12上のスタートキーを押すといった開始指示操作を行なうと、アイコン301に対応するドキュメントファイルに対してファイル消去が実施され、アイコン303に対応するドキュメントファイルに対してヘッダー消去が実施される。
以上の画像データ処理装置1は、情報漏洩の防止に関係する印刷機能を備えている。すなわち、画像データ処理装置1は、片面に情報が記載されたシートの他の片面を印刷面として利用するいわゆる裏紙印刷に際して、既存の情報の判読が不能になるように所定のマスキングパターンを上書きする。以下、この印刷機能に関わる構成および動作を説明する。
図6は画像データ処理装置の印刷機構の構成を示している。
画像データ処理装置1のプリンターエンジン16は4個のイメージングステーション21,22,23,24を有しており、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のトナー像を並行して形成することができる。イメージングステーション21,22,23,24のそれぞれに、筒状の感光体、帯電チャージャー、現像器、およびクリーナーといったトナー像の形成に必要なデバイスが配置されている。
カラー印刷において、イメージングステーション21,22,23,24によって形成された計四つのトナー像は中間転写ベルト25に順に一次転写され、中間転写ベルト25上で重ねられる。モノクロ印刷ではイメージングステーション24によって形成されたブラックのトナー像が中間転写ベルト25に一次転写される。そして、中間転写ベルト25上のトナー像は、用紙スタッカー17または開閉式の手差しトレイ35から図中に一点鎖線で示される搬送路48に沿って搬送される用紙Pに二次転写される。二次転写の後、用紙Pは定着器28を通って排紙トレイ36へ送り出される。ただし、両面印刷の場合は、定着器28を通った片面印刷後の用紙が表裏反転路49によって二次転写位置へ戻され、両面印刷後に排紙される。
用紙スタッカー17は、数百枚以上の用紙をそれぞれ収容することのできる複数の用紙カセット31,32,33,34を備えている。各用紙カセット31,32,33,34内で積層された状態における用紙Pの上面が、片面印刷での印刷面(中間転写ベルト25と対向する面)である。したがって、例えば以前に片面印刷された使用済みのシートを用紙Pとして再利用する場合、用紙Pはその使用済みの片面を下方に向けて用紙カセット31,32,33,34に装填される。
搬送路48における二次転写位置の上流側にラインセンサー50が配置されている。ラインセンサー50は、レジストローラー47によって一定速度で搬送される用紙Pにおける印刷面の裏側の面の画像を読み取る。つまり、片面が使用済みの用紙Pにおける使用済みの面の情報を読み取る。
片面が使用済みの用紙Pを使用する裏紙印刷モードにおいて、未使用であった片面に新たに画像が印刷された用紙Pは、定着器28を通過した後に表裏反転路49を通ってレジストローラー47の上流側に戻る。レジストローラー47は、戻ってきた用紙Pを二次転写位置の手前で待機させる。
用紙Pが最初に二次転写位置へ搬送されるとき、ラインセンサー50によって使用済みの面の画像が読み取られ、読み取られた画像が操作パネル12においてプレビュー表示される。ユーザーがプレビュー表示された画像のうちの判読不能にしたい領域を指定すると、待機中の用紙Pの搬送が開始され、ユーザーの指定した領域にマスキングパターンが印刷される。この一連の動作により、ユーザーは機密性を有する情報が記載された用紙Pを使用して、当該情報が漏洩する心配がなくかつ所望の画像が新たに印刷された印刷物を得ることができる。
プレビュー表示された画像とユーザーが指定した領域との対応が自動的に記憶される。以降の裏面印刷動作では、記憶されている画像と同一または類似する画像の記載された用紙が使用されたとき、ユーザーが以前に指定した領域と同じ位置の領域が自動的にマスキングの対象領域に設定され、表裏反転路49を通って戻った用紙に対して直ちにマスキングパターンが印刷される。これにより、例えば大量に作製して余った印刷物のように使用済みの面の情報が同じ用紙を用紙スタッカー17に装填した場合、複数枚の用紙を使用するマルチ印刷の所要時間が短縮される。
図7は裏紙印刷モードにおいて操作パネル上に表示される裏面ビュー画面の例を示している。裏面ビュー画面Q40では、ラインセンサー50によって読み取られた画像401が表示される。例示の画像401は、記載されている情報によって区分される三つの領域411,412,413を有している。
ユーザーは、表示された画像401を見てマスキングの要否を判断する。そして、マスキングの対象領域を指定する。マスキングをそれが必要な領域(機密性のある情報を有する)に限定することによってマスキングに伴うトナーの消費量を低減することができる。このことから、画像データ処理装置1は、裏面ビュー画面Q40におけるユーザーによる領域指定を受け付ける。
図8はマスキング領域を指定する操作の一例を示している。領域の指定には、裏面ビュー画面Q40上の2点を同時にタッチする方法がある。ユーザーが2点にタッチすると、2点を対角の頂点とする枠線450が現れる。ユーザーは、指定したい領域を枠線450で囲むように、タッチしたまま2点の間隔を拡げたり狭めたりするピンチアウト/ピンチアウト操作をする。図示では、領域412と領域413とがマスキング領域に指定されている。
図9はマスキング領域を指定する操作の他の例を示している。図9のようにタップ操作によってマスキング領域を指定することができる。画像データ処理装置1は、画像401について、罫線、色分け、文字列の間隔(空白の幅)といった画像情報の特徴を解析して領域411,412,413を判別する。そして、ユーザーがタッチした位置を含む領域をマスキング領域に設定する。図では、領域412と領域413とが順にタッチされる様子が描かれている。
図10は裏紙印刷モードの印刷結果を示している。図の左半部に描かれているように、マスキングが行なわれる以前の用紙の片面(第1面)PS1では、領域411p,412p,413pの記載内容が判読可能である。図の右半部に描かれているように、マスキングパターン480が印刷されると、第1面PS1bにおいて、領域411p,412p,413pのうちマスキング対象ではない領域411p以外の領域412p,413pの記載内容は判読不能である。
図11は廃棄印刷モードの印刷結果を示している。画像データ処理装置1は、片面が使用済みの用紙を廃棄したいときに有用な廃棄印刷モードを有している。廃棄印刷モードでは、未使用の片面に任意の画像を印刷する上述の裏紙印刷モードとは違って、使用済みの片面(第1面)および未使用の片面(第2面)の両方にマスキングパターンを印刷する。
マスキングが行なわれる以前の用紙の第1面PS1では、領域411p,412p,413pの記載内容が判読可能である。マスキングパターン480が印刷されると、第1面PS1bにおいて、領域412p,413pの記載内容は判読不能である。そして、第2面PS2bにも第1面PS1bのマスキングパターン480とちょうど重なるようにマスキングパターン480が印刷されることによって、第1面PS1bの領域412p,413pの記載内容の裏写りが隠される。
以上の実施形態において、画像データ処理装置1の構成は本発明の趣旨に沿う範囲内で適宜変更することができる。例えば、データ処理部113の圧縮部114および伸張部115の機能をハードウェアによって実現することができる。ストレージ20は記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるソリッドステートドライブ(SSD)でもよい。画像データの圧縮に例示以外の圧縮方法を採用してもよい。ヘッダー消去における上書きのパターンは上記NSA方式に限定されない。本発明は、プリンター、ネットワークスキャナー、ファクシミリ機などを含め、画像データを圧縮して保存する装置に適用することができる。
1 画像データ処理装置
D14 スキャン画像データ
D18b ラスター画像データ
20 ストレージ(不揮発性メモリ)
F1 ドキュメントファイル(圧縮画像ファイル)
112 操作入力部
114 圧縮部(圧縮処理部)
115 伸張部(伸張処理部)
116 ファイル管理部
117 データ消去部
121 ディスプレイ
122 タッチパネル
310,302,303 アイコン
16 プリンターエンジン

Claims (5)

  1. 画像データを記憶する不揮発性メモリを有した画像データ処理装置であって、
    前記画像データを圧縮した圧縮データと当該圧縮データの伸張に必要な情報を含むヘッダーとを有した圧縮画像ファイルを生成する圧縮処理部と、
    前記圧縮画像ファイルを前記不揮発性メモリに記憶させるファイル管理部と、
    記憶されている前記圧縮画像ファイルに対するデータ消去指示を受け付ける操作入力部と、
    前記データ消去指示が受け付けられたときに、前記不揮発性メモリにおける前記圧縮画像ファイルのうちの前記ヘッダーに対して予め定められた規則に従ってビットデータを上書きするデータ消去部と、を備える
    ことを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 前記操作入力部は、前記不揮発性メモリに記憶されている複数の圧縮画像ファイルのうちの少なくとも一つを処理対象に指定するファイル指定を受け付け、指定された圧縮画像ファイルについて前記データ消去指示を受け付ける
    請求項1記載の画像データ処理装置。
  3. ディスプレイおよび前記ディスプレイと一体化したタッチパネルを備え、
    前記操作入力部は、前記複数の圧縮画像ファイルのそれぞれに対応したアイコンを前記タッチパネルに表示させ、当該アイコンに対するタッチ操作を前記ファイル指定として受け付ける
    請求項2記載の画像データ処理装置。
  4. 前記操作入力部は、前記アイコンに対する第1のタッチ操作を前記ファイル指定および当該アイコンに対応した前記圧縮画像ファイルに対するファイル削除指示として受け付け、かつ前記アイコンに対する第2のタッチ操作を前記ファイル指定および前記データ消去指示として受け付け、
    前記ファイル管理部は、前記ファイル削除指示が受け付けられたときに、前記不揮発性メモリにおける該当する圧縮画像ファイルを管理対象から除外する
    請求項3記載の画像データ処理装置。
  5. 前記不揮発性メモリから読み出された前記圧縮画像ファイルの前記圧縮データを伸張する伸張処理部と、
    伸張された画像データを印刷するプリンターエンジンとを備える
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像データ処理装置。
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