JP2015013970A - 室温硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【化1】
(式中、R1、R2は、置換又は非置換の炭素数1〜12の一価炭化水素基であり、同一でも異なっていても良く、aは2又は3である。)
で表される構造を1分子中に少なくとも1つ有するアルコキシシリル−エチレン基末端ポリマーを100質量部と、アルミニウムキレート化合物を0.001〜15質量部を含有する室温硬化性樹脂組成物
【効果】本発明の室温硬化性樹脂組成物は、耐熱性、耐水性、耐湿性、速硬化性、保存安定性、とりわけ耐UV変色性に優れる。
【選択図】なし
Description
で表される構造を1分子中に少なくとも1つ有するアルコキシシリル−エチレン基末端ポリマーを100質量部と、
(D)アルミニウムキレート化合物を0.001〜15質量部と、
を含有する室温硬化性樹脂組成物。
(C)下記一般式
で表される構造を1分子中に少なくとも1つ有するアルコキシシリル−エチレン基含有化合物 0.1〜30質量部と、
(D)アルミニウムキレート化合物を0.001〜15質量部と、
を含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
で示される基又は-OR10
(R10は置換若しくは非置換の炭素原子数1〜5の一価炭化水素基である。)
で示される基である。〕
ただし、上記一般式で表されるβ-ジカルボニル化合物のアルミニウムに対する平均配位数は0.5〜2.5である。
下記式
で表されるβ−ケトエステル及び、下記式
で表されるジケトンを有するアルミニウムキレート化合物。ただし、上記β−ケトエステルの平均配位分子数がアルミニウムに対して0.5〜2.5、上記ジケトンの平均配位分子数が0.5〜2.5であり、上記β−ケトエステル及び上記ジケトンの合計した平均配位分子数は3.0である。
下記式
で表されるジケトン及び、下記式
で表されるβ−ケトエステルを有するアルミニウムキレート化合物。ただし、上記ジケトンの平均配位分子数がアルミニウムに対して0.5〜2.5、上記β−ケトエステルの平均配位分子数が0.5〜2.5であり、上記ジケトン及び上記β−ケトエステルの合計した平均配位分子数は3.0である。
従って、耐熱性、耐水性、耐湿性が必要な箇所のシーリング材、コーティング剤、接着剤として有用である。とりわけ、耐スチーム性、耐水性が必要な建築用途、電気電子用接着剤として有用である。
<室温硬化性樹脂組成物>
[(A)成分]
本発明において、(A)成分は、下記一般式
で表される構造を1分子中に少なくとも1つ有するアルコキシシリル−エチレン基末端ポリマーである。
上記式中、R1、R2の置換又は非置換の一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、オクタデシル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、α−,β−ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基等のアラルキル基;また、これらの基の水素原子の一部又は全部が、F、Cl、Br等のハロゲン原子やシアノ基等で置換された基、例えば、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2−シアノエチル基等を例示することができる。これらの中でも、メチル基、エチル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
(B)成分のジオルガノポリシロキサンは、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の主剤(ベースポリマー)であり、分子中に少なくとも2個の珪素原子に結合した水酸基又は加水分解性基を有するものである。このようなジオルガノポリシロキサンとして、具体的には、下記一般式(1)又は(2)で表される分子鎖末端が水酸基又は加水分解性基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンが挙げられる。
上記式中、Rの置換又は非置換の一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、オクタデシル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、α−,β−ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基等のアラルキル基、また、これらの基の水素原子の一部又は全部が、F、Cl、Br等のハロゲン原子やシアノ基等で置換された基、例えば、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2−シアノエチル基等を例示することができる。これらの中でも、メチル基、エチル基、フェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
Yは、上記ジオルガノポリシロキサンの分子鎖末端における加水分解性基であり、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基、メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基、メトキシプロポキシ基等のアルコキシアルコキシ基、アセトキシ基、オクタノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等のアシロキシ基、ビニロキシ基、イソプロペニルオキシ基、1−エチル−2−メチルビニルオキシ基等のアルケニルオキシ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基、ジエチルケトオキシム基等のケトオキシム基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基等のアミノ基、ジメチルアミノキシ基、ジエチルアミノキシ基等のアミノキシ基、N−メチルアセトアミド基、N−エチルアセトアミド基、N−メチルベンズアミド基等のアミド基等が挙げられる。これらの中でも、アルコキシ基が好ましく、メトキシ基、エトキシ基がより好ましく、メトキシ基が特に好ましい。
(B)成分のジオルガノポリシロキサンの具体例としては、例えば、下記式で表されるものが挙げられる。
(C)成分は下記一般式の構造を1分子中に少なくとも1つ有するアルコキシシリル−エチレン基含有化合物であり、(B)成分の架橋剤である。
ここで用いる付加反応触媒としては、白金族金属系触媒、例えば白金系、パラジウム系、ロジウム系のものが挙げられるが、白金系のものが特に好適である。この白金系のものとしては、白金黒あるいはアルミナ、シリカ等の担体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯体あるいは白金とビニルシロキサンとの錯体等を例示することができる。これらの触媒の使用量は、所謂触媒量でよく、例えばトリアルコキシシラン類に対して、白金族金属換算で0.1〜1,000ppm、特に0.5〜100ppmの量で使用される。
この反応は、一般に50〜120℃、特に60〜100℃の温度で、0.5〜12時間、特に1〜6時間行うことが望ましく、また溶媒を使用せずに行うことができるが、上記付加反応等に悪影響を与えない限りにおいて、必要によりトルエン、キシレン等の適当な溶媒を使用することができる。
(B)成分の具体例としては、例えば、下記式で表されるものが挙げられる。
(D)成分のアルミニウムキレート化合物は硬化触媒であり、本願発明を達成するために重要な成分である。(D)成分のアルミニウムキレート化合物としては、次のものが挙げられる。
で示される基又は-OR10
(R10は置換若しくは非置換の炭素原子数1〜5の一価炭化水素基である。)
で示される基である。〕
ただし、上記一般式で表されるβ-ジカルボニル化合物のアルミニウムに対する平均配位数は0.5〜2.5である。
で表されるβ−ケトエステル及び、下記式
で表されるジケトンを有するアルミニウムキレート化合物。ただし、上記β−ケトエステルの平均配位分子数がアルミニウムに対して0.5〜2.5、上記ジケトンの平均配位分子数が0.5〜2.5であり、上記β−ケトエステル及び上記ジケトンの合計した平均配位分子数は3.0である。
また、上記ジケトンにおいて、R6、R11、R12で表される置換又は非置換の炭素原子数1〜12の一価炭化水素基は、直鎖状、環状、分岐状のいずれでもよく、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル基、シクロヘキシル基等の環状アルキル基及びt−ブチル基、2−エチルヘキシル基等の分岐状アルキル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部を塩素、フッ素、臭素等のハロゲン原子で置換したトリフルオロメチル基、ブロモエチル基、トリクロロプロピル基等のハロゲン置換一価炭化水素基等で置換された基等挙げることができる。これらの基は同一であっても異なっていても良い。本発明においてR12、R13としては、メチル基、エチル基が好ましく、R6は水素原子又はメチル基であることが好ましい。
で表されるジケトン及び、下記式
で表されるβ−ケトエステルを有するアルミニウムキレート化合物。ただし、上記ジケトンの平均配位分子数がアルミニウムに対して0.5〜2.5、上記β−ケトエステルの平均配位分子数が0.5〜2.5であり、上記ジケトン及び上記β−ケトエステルの合計した平均配位分子数は3.0である。
(D)成分の配合量は、前記(A)成分又は(B)成分100質量部に対して0.001〜15質量部であり、特に0.005〜10質量部が好ましい。
[(E)成分]
(E)成分である(C)成分以外のシラン及び/又はその部分加水分解縮合物は架橋剤である。具体例としては、例えば、エチルシリケート、プロピルシリケート、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、メチルトリス(メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリス(メトキシエトキシ)シラン、メチルトリプロペノキシシラン、等及びこれらの部分加水分解縮合物が挙げられる。これらは1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
(F)成分は充填剤であり、この組成物から形成される硬化物に十分な機械的強度を与えるために使用される。この充填剤としては公知のものを使用することができ、例えば微粉末シリカ、煙霧質シリカ、シリカエアロゲル、沈降シリカ、珪藻土、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタンなどの金属酸化物、あるいはこれらの表面をシラン処理したもの、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛などの金属炭酸塩、アスベスト、ガラスウール、カーボンブラック、微粉マイカ、溶融シリカ粉末、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの合成樹脂粉末等が使用される。
(G)成分は接着助剤であり、この組成物から形成される硬化物に十分な接着性を与えるために使用される。
(G)成分としては、特にγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−2−(アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン等のアミノシラン類、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシラン類、イソシアネートシラン等が好ましい。
また、前記室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、室温で放置することにより硬化するが、その成形方法、硬化条件などは、組成物の種類に応じた公知の方法、条件を採用することができる。
合成例1
実施例で用いた両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン化合物の合成方法は、以下の通りである。
<両末端エチニル基含有ジメチルポリシロキサン化合物の合成>
機械攪拌機、温度計及び滴下ロートを備えた5000mLの四つ口セパラブルフラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン3050g、1,3−ジエチニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン32g、濃硫酸(H2SO4)154gを入れ、室温(23℃)で3時間以上撹拌した。その後、水(H2O)66gを加え、1時間以上撹拌し、トルエン500mLを加え、廃酸分離後にトルエン溶液を中性になるまで水洗洗浄した。トルエンと低分子シロキサンを150℃/8mmHgで、減圧下ストリップして下記に示す粘度935mPa・sのポリマーAを得た。
機械攪拌機、温度計及び滴下ロートを備えた5000mLの四つ口セパラブルフラスコに、ポリマーA1000g、トリメトキシシラン6.4g、塩化白金酸(H2PtCl6・6H2O)0.5gを入れ、70℃で3時間撹拌した。その後、120℃/20mmHgで減圧下ストリップして下記に示す粘度970mPa・sのポリマーBを得た。
50mlナス型フラスコにアルミニウムトリエトキシド0.81g(5.0mmol)およびトルエン2.0mlを仕込み、撹拌しながら4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル1.84g(10.0mmol)、継いで2,4−ペンタンジオン0.50g(5.0mmol)を滴下した。室温で24時間撹拌した後、生成したエタノールを留出させ、黄色粘稠液体のもので平均構造としてはモノアセチルアセトネートアルミニウムビス(エチル−4,4,4−トリフルオロアセトアセテート)キレートであるものを2.46g(収率100%)得た。
50mlナス型フラスコにアルミニウムトリエトキシド0.81g(5.0mmol)およびトルエン2.0mlを仕込み、撹拌しながら4,4−ジメチル−3−オキソペンタン酸メチル1.58g(10.0mmol)、継いで2,4−ペンタンジオン0.50g(5.0mmol)を滴下した。室温で24時間撹拌した後、生成したエタノールを留出させ、黄色粘稠液体のもので平均構造としてはモノアセチルアセトネートアルミニウムビス(メチルピバロイルアセトアセテート)キレートであるものを2.20g(収率100%)得た。
50mlナス型フラスコにアルミニウムトリエトキシド0.81g(5.0mmol)およびトルエン2.0mlを仕込み、撹拌しながらアセト酢酸エチル1.30g(10.0mmol)、継いでジピバロイルメタン0.92g(5.0mmol)を滴下した。室温で24時間撹拌した後、生成したエタノールおよびトルエンを留出させ、黄色粘稠液体のもので平均構造としてはモノ(ジピバロイルメタン)アルミニウムビス(エチルアセトアセテート)キレートであるものを2.34g(収率100%)得た。
粘度970mPa・sの分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(ポリマーB)100部と、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(エチルアセトアセテート)76%イソプロパノール溶液(商品名:アルミキレートD、川研ファインケミカル(株)社製)0.5部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
粘度970mPa・sの分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(ポリマーB)100部と、合成例2で得たモノアセチルアセトネートアルミニウムビス(エチル−4,4,4−トリフルオロアセトアセテート)キレート0.5部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
粘度970mPa・sの分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(ポリマーB)100部と、合成例3で得たモノアセチルアセトネートアルミニウムビス(メチルピバロイルアセトアセテート)キレート0.5部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
粘度970mPa・sの分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(ポリマーB)100部と、合成例4で得たモノ(ジピバロイルメタン)アルミニウムビス(エチルアセトアセテート)キレート0.5部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
粘度700mPa・sの分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100部と、下記化合物 6部、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(メチルピバロイルアセトアセテート)キレート0.5部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
実施例1〜4において、分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100部の代わりに分子鎖末端がトリメトキシシリル−エタン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100部を用いた以外は同様に組成物を調製した。
実施例1〜4において、分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100部の代わりに分子鎖末端がトリメトキシシロキシ基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100部を用いた以外は同様に組成物を調製した。
粘度970mPa・sの分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(ポリマーB)100部と、ジオクチル錫ジラウレート0.5部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
粘度970mPa・sの分子鎖両末端がトリメトキシシリル−エチレン基で封鎖されたジメチルポリシロキサン(ポリマーB)100部と、ジアザビシクロウンデセン1部を湿気遮断下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
実施例1〜5及び比較例1〜10で調製された各組成物のタックフリータイムを測定した。
また、実施例1〜5及び比較例1〜10で調製された調製直後の各組成物を厚さ2mmのシート状に押し出し、23℃,50%RHの空気に曝し、次いで、該シートを同じ雰囲気下に7日間放置して得た硬化物の物性(初期物性)を、JIS K−6249に準拠して測定した。なお、硬さは、JIS K−6249のデュロメーターA硬度計を用いて測定した。
更に、この硬化物を85℃,85%RHの恒温恒湿器に100時間保管したものを同様に測定した。また、実施例1〜5及び比較例1〜10で調製された調製直後の各組成物を密閉容器に入れて、70℃の温度で7日間放置したものから作った厚さ2mmのシートについても同様の測定を行った。
これらの結果を下記表に示した。
Claims (7)
- (A)下記一般式(1)
で表される構造を1分子中に少なくとも1つ有するアルコキシシリル−エチレン基末端ポリマーを100質量部と、
(D)アルミニウムキレート化合物を0.001〜15質量部と、
を含有する室温硬化性樹脂組成物。 - (B)水酸基及び/又は加水分解性基が結合した珪素原子を1分子中に少なくとも2個有するジオルガノポリシロキサンを100質量部と、
(C)下記一般式
で表される構造を1分子中に少なくとも1つ有するアルコキシシリル−エチレン基含有化合物 0.1〜30質量部と、
(D)アルミニウムキレート化合物を0.001〜15質量部と、
を含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。 - (D)成分が、下記一般式で表されるβ-ジカルボニル化合物を有するアルミニウムキレート化合物である、請求項1又は2記載の室温硬化性樹脂組成物
で示される基又は-OR10
(R10は置換若しくは非置換の炭素原子数1〜5の一価炭化水素基である。)
で示される基である。〕
ただし、上記一般式で表されるβ-ジカルボニル化合物のアルミニウムに対する平均配位数は0.5〜2.5である。 - (D)成分が下記アルミニウムキレート化合物である、請求項1又は2記載の室温硬化性樹脂組成物。
下記式
で表されるβ−ケトエステル及び、下記式
で表されるジケトンを有するアルミニウムキレート化合物。ただし、上記β−ケトエステルの平均配位分子数がアルミニウムに対して0.5〜2.5、上記ジケトンの平均配位分子数が0.5〜2.5であり、上記β−ケトエステル及び上記ジケトンの合計した平均配位分子数は3.0である。 - (D)成分が下記アルミニウムキレート化合物である、請求項1又は2記載の室温硬化性樹脂組成物。
下記式
で表されるジケトン及び、下記式
で表されるβ−ケトエステルを有するアルミニウムキレート化合物。ただし、上記ジケトンの平均配位分子数がアルミニウムに対して0.5〜2.5、上記β−ケトエステルの平均配位分子数が0.5〜2.5であり、上記ジケトン及び上記β−ケトエステルの合計した平均配位分子数は3.0である。 - 請求項1〜5の何れか1項記載の室温硬化性樹脂組成物を硬化して得られる成形物。
- 請求項1〜5の何れか1項記載の室温硬化性樹脂組成物を含有するコーティング剤、接着剤又はシーリング剤。
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