JP2015013723A - 産業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンストールの発生を好適に防止すること。【解決手段】マスト14の前傾動作中に、フォーク18の上昇動作やマスト14の後傾動作など、エンジン19に負荷を与えることになる負荷動作が指示された場合、エンジン回転数を上昇させる吹上げ制御を行う。これにより、エンジンで駆動される油圧ポンプ20の負荷軽減を図りつつ、油圧ポンプ20の負荷増に伴うエンジン19のトルク不足を解消させる。その結果、エンジンストールを回避させる。【選択図】図1

Description

本発明は、油圧によって作動する油圧作動装置と、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、を備えた産業車両に関する。
エンジンと、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、を備え、油圧ポンプから吐出された作動油によって油圧作動装置を作動させる油圧機構を有する産業車両としては、例えばフォークリフトが知られている。フォークリフトは、例えば、フォークを昇降動作させる油圧作動装置としてリフト用の油圧シリンダと、マストを傾動動作させる油圧作動装置としてティルト用の油圧シリンダと、を有する。そして、油圧ポンプをエンジンで駆動させる場合には、油圧ポンプの負荷増によってエンジンのトルクが不足すると、エンジンストールが発生してしまうことがある。このため、従来、このようなエンジンストールの発生を防止するための構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、前述したエンジンストールは、複数の油圧作動装置を同時に動作させる場合などにも発生する場合がある。
特開2012−62137号公報
特許文献1では、エンジン回転数が低下したことを検知して排出配管を開放させる構成であるため、排出配管を開放してから油圧ポンプの負荷軽減に至る迄の間に、エンジン回転数がさらに低下することになる。このため、エンジンストールの発生を好適に防止しているとは言い難い。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、エンジンストールの発生を好適に防止できる産業車両を提供することにある。
上記課題を解決する産業車両は、エンジンと、前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、油圧によって作動する油圧作動装置として、荷役具を昇降動作させる油圧作動装置と前記荷役具が装着されるマストを傾動動作させる油圧作動装置とを含む複数の油圧作動装置と、を備えた産業車両において、前記油圧作動装置の動作を指示する指示部材と、前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記油圧作動装置へ供給する供給油路と、前記エンジンを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記マストの前傾動作中に、前記指示部材の操作によって前記エンジンに負荷を与えることになる予め定めた負荷動作が指示された場合、エンジン回転数を上昇させる吹上げ制御を行う。
これによれば、マストの前傾動作中に負荷動作が指示された場合にエンジンの吹上げ制御を行うので、エンジン回転数の低下を待たずに油圧ポンプの負荷軽減を図り得る。このため、エンジンストールの発生を好適に防止できる。
上記産業車両において、前記負荷動作は、前記荷役具の上昇動作、前記マストの後傾動作、及びアタッチメントの動作のうち少なくとも何れかの動作である。これによれば、マストの前傾動作中に他の動作が行われた場合でも、エンジンストールを好適に回避できる。
上記課題を解決する産業車両は、エンジンと、前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、油圧によって作動する油圧作動装置として、荷役具を昇降動作させる油圧作動装置と前記荷役具が装着されるマストを傾動動作させる油圧作動装置とを含む複数の油圧作動装置と、を備えた産業車両において、前記油圧作動装置の動作を指示する指示部材と、前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記油圧作動装置へ供給する供給油路と、前記エンジンを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記荷役具の下降動作中に、前記指示部材の操作によって前記エンジンに負荷を与えることになる負荷動作が指示された場合、エンジン回転数を上昇させる吹上げ制御を行う。
これによれば、フォークの下降動作中に負荷動作が指示された場合にエンジンの吹上げ制御を行うので、エンジン回転数の低下を待たずに油圧ポンプの負荷軽減を図り得る。このため、エンジンストールの発生を好適に防止できる。
本発明によれば、エンジンストールの発生を好適に防止できる。
フォークリフトの全体構成を示す模式図。 マストの前傾動作中に他の動作が行われた場合の制御内容を示すタイミングチャート。 フォークの下降動作中に他の動作が行われた場合の制御内容を示すタイミングチャート。
以下、産業車両を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、産業車両としてのフォークリフト10の車体には、荷役装置11が装備されている。荷役装置11は、左右一対のアウタマスト12とインナマスト13とからなる多段式のマスト14を備え、アウタマスト12には油圧作動装置として油圧式のティルトシリンダ15が連結されているとともにインナマスト13には油圧作動装置として油圧式のリフトシリンダ16が連結されている。マスト14は、ティルトシリンダ15に対する作動油の給排によって車体の前後方向に前傾動作又は後傾動作を行う。インナマスト13は、リフトシリンダ16に対する作動油の給排によって車体の上下方向に昇降動作を行う。また、インナマスト13には、リフトブラケット17を介して荷役具としてのフォーク18が設けられている。フォーク18は、リフトシリンダ16の作動によってインナマスト13がアウタマスト12に沿って昇降動作を行うことにより、リフトブラケット17とともに昇降動作を行う。
また、フォークリフト10の車体には、フォークリフト10の走行動作及び荷役動作の駆動源となるエンジン19と、エンジン19によって駆動される油圧ポンプ20と、油圧ポンプ20から吐出された作動油が供給される油圧機構21と、が装備されている。油圧機構21は、コントロール弁22,23と、アンロード弁24と、を有する。コントロール弁22は、ティルトシリンダ15への作動油の給排を制御する。コントロール弁22には、ティルトシリンダ15の動作を指示する指示部材としてのティルト操作部材25が機械的に連結されており、ティルト操作部材25の操作によってコントロール弁22の開閉状態が切り替わる。また、コントロール弁23は、リフトシリンダ16への作動油の給排を制御する。コントロール弁23には、リフトシリンダ16の動作を指示する指示部材としてのリフト操作部材26が機械的に連結されており、リフト操作部材26の操作によってコントロール弁23の開閉状態が切り替わる。ティルト操作部材25及びリフト操作部材26は、フォークリフト10の作業者が操作できるようにフォークリフト10の運転室に配置されている。アンロード弁24は、油圧ポンプ20から吐出された作動油を車体に装備された油タンク27へ排出する際、その排出を制御する。
また、フォークリフト10の車体には、制御装置28が搭載されている。制御装置28は、エンジン回転数を検出する回転数センサ29から入力された検知信号をもとに、エンジン回転数の制御、及びアンロード弁24の開閉状態の制御を行う。また、制御装置28には、ティルト操作部材25の操作状態を検出する検出センサ25aと、リフト操作部材26の操作状態を検出する検出センサ26aと、が電気的に接続されている。また、制御装置28は、運転者の操作によってフォークリフト10の加速を指示するアクセル操作部材(アクセルペダル)30の操作量(アクセル開度)を検出する。そして、制御装置28は、アクセル操作部材30の踏み込み量によってエンジン回転数を制御する。
この実施形態において、油圧ポンプ20の駆動によって油タンク27から汲み上げられるとともに油圧ポンプ20から吐出された作動油は、次に説明するように流れる。
アンロード弁24が第1位置に制御されている場合、作動油は、油圧ポンプ20に接続されている油路32を通ってコントロール弁22,23に流れ、コントロール弁22,23に接続されている油路33,34を通じてティルトシリンダ15及びリフトシリンダ16の油室に供給される。例えば、ティルト操作部材25が操作されている場合、油圧ポンプ20から吐出された作動油は、コントロール弁22に接続されている油路33を通じてティルトシリンダ15の油室に供給される。なお、ティルトシリンダ15及びリフトシリンダ16の油室から排出された作動油は、コントロール弁22,23に接続されている油路35を通じて油タンク27に排出される。一方、アンロード弁24が第2位置に制御されている場合、作動油は、コントロール弁22,23に流れず、油路32を通ってアンロード弁24に接続されている油路35を通じて油タンク27に戻される。
以下、この実施形態のフォークリフト10の作用を説明する。
最初に、マスト14の前傾動作中に、フォーク18の上昇動作又はマスト14の後傾動作が指示された場合における制御装置28の制御内容を説明する。
マスト14は、マスト14や積荷の重量により、油圧ポンプ20の負荷が小さい状態で前傾動作を行うことができる。このため、マスト14の前傾動作中に、フォーク18の上昇動作やマスト14の後傾動作が指示された場合には、これらの動作を行う油圧作動装置の起動に伴って油圧ポンプ20の負荷が増加し、エンジン19のトルクが不足すると、エンジンストールが発生する場合がある。このため、制御装置28は、エンジン19に対して急激な負荷変動が生じ得る状況において、エンジンストールを回避させる制御を行う。マスト14の前傾動作中は、フォーク18の上昇動作やマスト14の後傾動作が、エンジン19に負荷を与えることになる負荷動作となる。
なお、マスト14の前傾動作中にマスト14の後傾動作が指示された場合、マスト14の動作は前傾動作から後傾動作に切り替わる。一方、マスト14の前傾動作中にフォーク18の上昇動作が指示された場合、マスト14の前傾動作を継続しているときにはマスト14の前傾動作とフォーク18の上昇動作とが同時に行われる。
図2に示す区間Aにおいて、エンジン19は、制御装置28からの回転数指令X1(アイドル回転数に相当する)で駆動している状態である。
図2に示す区間Bにおいて、制御装置28は、マスト14の前傾動作中に、フォーク18の上昇動作やマスト14の後傾動作の指示を検知すると、エンジン回転数を上昇させる吹上げ制御を行う。具体的に言えば、制御装置28は、回転数指令X1に比して指令回転数が高い回転数指令X2を出力してエンジン回転数を上昇させる。この吹上げ制御によってエンジン回転数は上昇する。制御装置28は、回転数指令X2を時間T2の間、出力する。
この実施形態では、吹上げ制御により、油圧ポンプ20への負荷軽減を図るとともに油圧ポンプ20の負荷増に伴うエンジン19のトルク不足を解消させている。これにより、この実施形態のフォークリフト10では、エンジンストールが回避される。
図2に示す「アンロード指令」は、アンロード弁24を第2位置に制御し、油圧ポンプ20から吐出される作動油を油タンク27へ戻す戻し油路を開放させるための指令である。アンロード指令は、制御装置28が、アンロード弁24に出力する。また、図2に示す「判定閾値(閾値Y1)」は、エンジン回転数と比較する値であって、アンロード指令によって戻し油路を開放させるか否かの判定基準となる値である。
なお、制御装置28は、マスト14の前傾動作中に、フォーク18の下降動作が指示された場合、エンジン19の吹上げ制御やアンロード指令の出力を行わない。フォーク18は、マスト14の前傾動作と同様に、フォーク18や積荷の重量により、油圧ポンプ20の負荷が小さい状態で下降動作を行うことができる。このため、油圧ポンプ20の負荷が小さい状態で行われるマスト14の前傾動作とフォーク18の下降動作が同時に行われる場合には、エンジン19に対して急激な負荷変動が生じ得ないので、上記制御を行わない。
次に、フォーク18の下降動作中に、フォーク18の上昇動作、マスト14の前傾動作、又はマスト14の後傾動作が指示された場合における制御装置28の制御内容を説明する。
フォーク18の下降動作中に、フォーク18の上昇動作、マスト14の前傾動作又はマスト14の後傾動作が指示された場合には、これらの動作を行う油圧作動装置の起動に伴って油圧ポンプ20の負荷が増加し、エンジン19のトルクが不足すると、エンジンストールが発生する場合がある。このため、制御装置28は、エンジン19に対して急激な負荷変動が生じ得る状況において、エンジンストールを回避させる制御を行う。フォーク18の下降動作中は、フォーク18の上昇動作、マスト14の前傾動作、マスト14の後傾動作が、エンジン19に負荷を与えることになる負荷動作となる。
図3に示す区間Aにおいて、エンジン19は、制御装置28からの回転数指令X1(アイドル回転数に相当する)で駆動している状態である。
図3に示す区間Bにおいて、制御装置28は、フォーク18の下降動作中に、フォーク18の上昇動作、マスト14の前傾動作又はマスト14の後傾動作の指示を検知すると、アンロード弁24を第2位置に制御して戻し油路を開放する。戻し油路の開放によって作動油は、コントロール弁22,23へ流れず、油タンク27へ戻される。この実施形態において戻し油路は、油路32と、アンロード弁24と、油路35と、によって構成される。
制御装置28は、アンロード弁24を第2位置とするアンロード指令の出力を、エンジン回転数が所定値以上に到達するまでの間、又は時間T1が経過するまでの間、出力する。そして、アンロード弁24は、アンロード指令の出力が停止すると第1位置に戻り、油圧ポンプ20から吐出される作動油をティルトシリンダ15やリフトシリンダ16へ供給する供給油路が開放する。供給油路の開放によって作動油は、コントロール弁22,23へ流れ、ティルトシリンダ15やリフトシリンダ16へ供給される。この実施形態において供給油路は、油路32と、コントロール弁22,23と、油路33,34と、によって構成される。
また、制御装置28は、前述同様に、エンジン19の吹上げ制御を行う。この吹上げ制御によってエンジン回転数は、上昇する。なお、制御装置28は、回転数指令X2を時間T2の間、出力する。
この実施形態では、戻し油路の開放と吹上げ制御により、油圧ポンプ20への負荷軽減を図るとともに油圧ポンプ20の負荷増に伴うエンジン19のトルク不足を解消させている。これにより、この実施形態のフォークリフト10では、エンジンストールが回避される。
また、制御装置28は、アンロード指令の出力及び回転数指令X2の出力に加えて、エンジン回転数と比較する閾値を、第1閾値Y1に比して設定回転数が低い第2閾値Y2に変更する。エンジン19は、前述のようにエンジンストールを回避するように制御されているが、アンロード指令の出力の停止によって供給油路が開放されると油圧ポンプ20の負荷増に伴ってエンジン回転数は低下する。このため、仮に、エンジン回転数と比較する閾値として第1閾値Y1のみを有する場合は、油圧作動装置の作動後、エンジン回転数の低下に伴い、図3に一点鎖線で示すように再度、アンロード指令が出力される可能性がある。この場合、ティルトシリンダ15やリフトシリンダ16は、一旦動作を開始したが、アンロード指令の出力によって直ぐに停止することになり、動作が不安定となる。これは、荷役作業が中断されることを意味し、その結果、荷役位置などの調整がし難くなる可能性がある。
しかしながら、この実施形態では、ティルト操作部材25やリフト操作部材26の操作を検知した時、第1閾値Y1に比して設定回転数が低い第2閾値Y2を設定するので、油圧作動装置の作動後にエンジン回転数が低下しても、アンロード指令が再度出力され難くなっている。これにより、ティルトシリンダ15やリフトシリンダ16の動作開始後、直ちに動作が停止してしまうことが回避される。
そして、時間T2の間、回転数指令X2を出力した制御装置28は、吹上げ制御を終了するとともに、その終了に伴って回転数指令の値を徐々に低い値に設定しながら時間を掛けて回転数指令X1に戻す。また、制御装置28は、吹上げ制御の終了を契機に、エンジン回転数と比較する閾値を徐々に増加させることによって第1閾値Y1へ戻す。
図3に示す区間Cは、ティルト操作部材25やリフト操作部材26が継続的に操作されている状態である。そして、区間Cにおいて制御装置28は、エンジン回転数が第1閾値Y1を下回ると、アンロード指令を出力する。区間Cのようにティルト操作部材25やリフト操作部材26が継続的に操作されている状態でエンジン回転数が低下する場合、すなわち油圧ポンプ20の負荷が増加する場合には、例えば油圧シリンダがストーロークエンドに達したときがある。このため、制御装置28は、エンジン回転数が第1閾値Y1を下回ったことにより、アンロード指令を出力し、油圧ポンプ20への負荷軽減を図ることで、エンジンストールを回避させる。
前述のように、負荷の急変は、ティルト操作部材25やリフト操作部材26の操作状態から判断することができる。しかし、油圧シリンダがストーロークエンドに達したことによって負荷が急変することは、ティルト操作部材25やリフト操作部材26の操作状態などからは判断できない。このため、前述のようにエンジン19の吹上げ制御を開始させることは、吹上げ制御のタイミングが特定できず、行うことが難しい。このため、この実施形態においては、第1閾値Y1と第2閾値Y2を有し、荷役を開始させる時の吹上げ制御の終了後に閾値を第2閾値Y2に比して設定回転数が高い第1閾値Y1に戻すことで、アンロード指令が早い段階で出力される状況としている。このように第1閾値Y1と第2閾値Y2を状況に応じて使い分けることで、エンジン回転数の低下を契機にアンロード指令を出力させても、その状況に応じて好適にエンジンストールを回避できる。
なお、マスト14の前傾動作やフォーク18の下降動作以外の動作が行われている場合に、他の動作が指示された場合、制御装置28は、上記した各制御を行わない。マスト14の前傾動作やフォーク18の下降動作以外の動作では、指示された動作速度を充足させるようにエンジン19が油圧ポンプ20を駆動させている。つまり、エンジン19のスロットルが開いている状態であり、他の動作が指示されてもエンジン回転数は低下し難い。このため、このような状況でエンジン19の吹上げ制御を行うと、エンジン回転数の変動に伴って動作速度が変化する可能性がある。
また、図3に示した制御装置28の制御内容は、区間Aを、アクセル操作部材30が操作されておらず、かつティルト操作部材25とリフト操作部材26の両方が操作されておらず、油圧ポンプ20に負荷を掛けていない状態とした場合にも同様に適用できる。つまり、制御装置28は、ティルト操作部材25やリフト操作部材26の操作を検知すると、アンロード指令の出力、エンジン19の吹上げ制御、及び判定閾値の変更を行い、エンジンストールを回避させる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)マスト14の前傾動作中やフォーク18の下降動作中に、他の動作が指示された場合は、エンジン19の吹上げ制御などのエンジンストールを回避させる制御を行う。これにより、油圧ポンプ20の負荷軽減を図り得る。このため、エンジンストールの発生を好適に防止できる。
(2)また、エンジン回転数の低下を待たずに、動作指示をもとにエンジン19の吹上げ制御など、エンジンストールを回避させる制御を行う。このため、油圧ポンプ20の負荷軽減を迅速に図り得る。
(3)フォークリフト10は、荷役作業において動作の切り替えや同時動作などが頻繁に行われる車両である。このため、フォークリフト10においてエンジンストールを回避させる制御を行うことで、荷役作業の効率を損なわせない車両を提供できる。
(4)第1閾値Y1と第2閾値Y2を有し、フォーク18の下降動作中に他の動作が指示された時には閾値を第2閾値Y2とする。このため、アンロード指令の出力や吹上げ制御によるエンジンストールを回避しつつ、アンロード指令が出力される頻度を低減させることができる。これにより、油圧作動装置の動作が不安定になることを回避できる。つまり、ティルトシリンダ15やリフトシリンダ16などが動作を開始し、直ぐに動作を停止してしまうなどの事態を回避できる。
(5)吹上げ制御の終了を契機に閾値を第1閾値Y1に戻す。このため、フォーク18の下降動作中に他の動作が指令された時以外の油圧ポンプ20の負荷の急変に対して、早い段階でアンロード指令を出力させることができ、油圧ポンプ20の負荷軽減を図り得る。このため、エンジンストールの発生を好適に防止できる。
(6)例えば、閾値を第1閾値Y1のみとした場合は前述のようにアンロード指令が出力される頻度が増加する可能性があり、一方で閾値を第2閾値Y2のみとした場合は吹上げ制御のタイミングなどが特定できない状況においてエンジンストールを回避できない虞がある。このため、第1閾値Y1と第2閾値Y2を有し、これらの閾値を状況に応じて使い分けることで、エンジンストールを好適に回避しつつ、さらに油圧作動装置の動作を安定させることもできる。
(7)閾値を徐々に増加させることによって第1閾値Y1へ戻すことにより、閾値は時間を掛けて第1閾値Y1へ移行することになる。このため、制御に伴う応答遅れなどを加味しつつ、第2閾値Y2を設定することによる効果を確実に得ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態は、油圧式のアタッチメントと、そのアタッチメントを動作させる油圧機構を装備したフォークリフト10に具体化しても良い。油圧機構としては、例えば、油圧シリンダである。アタッチメントには、例えばフォーク18を左右動作、傾動動作又は回転動作させるアタッチメントがある。そして、運転室には、アタッチメントの動作を指示するアタッチメント用の操作レバーが装備されている。このようなフォークリフト10の制御装置28は、マスト14の前傾動作中にアタッチメントの動作が指示された場合、図2に示す制御内容にしたがって制御を行い、エンジンストールを回避させる。また、制御装置28は、フォーク18の下降動作中にアタッチメントの動作が指示された場合、図3に示す制御内容にしたがって制御を行い、エンジンストールを回避させる。このように構成した場合でも、実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、アタッチメントの動作が負荷動作となる。
○ コントロール弁22,23を電磁弁とし、その開閉状態を制御装置28からの信号によって制御しても良い。この場合、ティルト操作部材25やリフト操作部材26が操作されていない時には戻し油路によって作動油を油タンク27に常に排出させる。そして、ティルト操作部材25やリフト操作部材26が操作されたことを検知した場合は、所定時間の間、コントロール弁22,23による供給油路への切り換えを行わず、戻し油路を通じて作動油を油タンク27へ排出させる。そして、所定時間の経過後に、コントロール弁22,23を制御して供給油路を開放させる。この場合も、エンジン19の吹上げ制御と、閾値の切り替えを行う。このように構成しても、実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
○ 回転数指令は、時間T2の経過とともに回転数指令X1に戻しても良い。また、閾値は、吹上げ制御の終了とともに第1閾値Y1に戻しても良い。
○ 制御装置28による吹き上げ制御の終了を契機に、エンジン回転数と比較する閾値を徐々に増加させることによって第1閾値Y1へ戻す制御は、閾値を時間に対して直線的に徐々に増加させても良いし、閾値を時間に対してステップ的に徐々に増加させても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)荷役具の下降動作中における負荷動作は、荷役具の上昇動作、マストの前傾動作、マストの後傾動作、及びアタッチメントの動作のうち少なくとも何れかの動作である。
(ロ)油圧ポンプから吐出された作動油を油タンクへ戻す戻し油路をさらに備え、制御部は、エンジン回転数と予め定めた閾値とを比較し、エンジン回転数が閾値を下回った場合には作動油の油路を戻し油路とし、閾値には、第1閾値と前記第1閾値に比して設定回転数が低い第2閾値と、を含み、制御部は、荷役具の下降動作中に負荷動作が指示されたことによって作動油の油路を戻し油路とするとともにエンジン回転数を上昇させる吹上げ制御を行い、エンジン回転数と比較する閾値を第2閾値とする。
(ハ)制御装置は、吹上げ制御の終了を契機にエンジン回転数と比較する閾値を第1閾値に戻す。
10…フォークリフト、14…マスト、15…ティルトシリンダ、16…リフトシリンダ、18…フォーク、19…エンジン、20…油圧ポンプ、22,23…コントロール弁、25…ティルト操作部材、26…リフト操作部材、27…油タンク、28…制御装置、32〜34…油路。

Claims (3)

  1. エンジンと、前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、油圧によって作動する油圧作動装置として、荷役具を昇降動作させる油圧作動装置と前記荷役具が装着されるマストを傾動動作させる油圧作動装置とを含む複数の油圧作動装置と、を備えた産業車両において、
    前記油圧作動装置の動作を指示する指示部材と、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記油圧作動装置へ供給する供給油路と、
    前記エンジンを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記マストの前傾動作中に、前記指示部材の操作によって前記エンジンに負荷を与えることになる負荷動作が指示された場合、エンジン回転数を上昇させる吹上げ制御を行うことを特徴とする産業車両。
  2. 前記負荷動作は、前記荷役具の上昇動作、前記マストの後傾動作、及びアタッチメントの動作のうち少なくとも何れかの動作である請求項1に記載の産業車両。
  3. エンジンと、前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、油圧によって作動する油圧作動装置として、荷役具を昇降動作させる油圧作動装置と前記荷役具が装着されるマストを傾動動作させる油圧作動装置とを含む複数の油圧作動装置と、を備えた産業車両において、
    前記油圧作動装置の動作を指示する指示部材と、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記油圧作動装置へ供給する供給油路と、
    前記エンジンを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記荷役具の下降動作中に、前記指示部材の操作によって前記エンジンに負荷を与えることになる負荷動作が指示された場合、エンジン回転数を上昇させる吹上げ制御を行うことを特徴とする産業車両。
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