JP2015013608A - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラケットを用いることなくインフレータを車両に取付け可能なカーテンエアバッグ装置【解決手段】エアバッグは、袋状であって巻回されて細長な収納形態となって車室内の側壁上部に搭載されるクッション部102、クッション部102にガスを供給するインフレータ108、クッション部102の上縁の所定箇所に形成されるインフレータ取付部132、を備える。インフレータ取付部132は、インフレータ挿入口134と、挿入されたインフレータ108がその長手方向を車両前後方向に向けて配置されるインフレータ内包領域と、インフレータ内包領域のインフレータ挿入口134側およびインフレータ108の先端側にそれぞれ設けられインフレータ内包領域を側壁上部から吊り下げる帯状の第1タブ148および第2タブ150を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッション部を備えたカーテンエアバッグ装置に関するものである。
近年の車両にはエアバッグがほぼ標準装備されている。エアバッグは、車両衝突などの緊急時に作動する安全装置であって、ガス圧で膨張展開して乗員を受け止めて保護する。エアバッグには、設置箇所や用途に応じて様々な種類がある。例えば、前後方向からの衝突から運転者を守るために、ステアリングの中央にはフロントエアバッグが設けられている。また、側面衝突やそれに続いて起こるロールオーバ(横転)から乗員を守るために、壁部の天井付近にはサイドウィンドウに沿って膨張展開するカーテンエアバッグが設けられている。
カーテンエアバッグの車両への取付けには、布地を用いて形成されたタブと、金属製または樹脂製のブラケットとを組み合わせた構成が従来から利用されてきた。一般に、タブはカーテンエアバッグの上縁に沿って複数設けられていて、ブラケットはインフレータの取付位置付近に設けられる。例えば特許文献1に記載のカーテンエアバッグでは、取付け舌片と呼ばれるタブと同様の構成要素が上縁に設けられていて、車体取付けブラケットと呼ばれるインフレータに沿った形状のブラケットが用いられている。
特開2011−111118号公報
車両のコンパクト化や軽量化が促進されている昨今、カーテンエアバッグの車両への取付けの構造も、より簡潔なものが望まれている。例えば、上述したタブとブラケットとを比べた場合、布地から形成されていて形状も単純なタブのほうが、コスト面において、また取付け作業時等の取り扱いにおける工数の面でも、有利な点が多い。しかしながら、支持剛性の面では布地であるタブよりも金属製等のブラケットの方が有利であるため、ブラケットの代用としてタブを用いるには相応の工夫が求められる。
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔な構成で、ブラケットを用いることなくインフレータを車両に取付け可能なカーテンエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグ装置の代表的な構成は、基布を用いて袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで細長な収納形態となって車室内の側壁上部に搭載されるクッション部と、クッション部にガスを供給するシリンダ型のインフレータと、基布を用いてクッション部の上縁の所定箇所に形成され、インフレータが取り付けられるインフレータ取付部と、を備え、インフレータ取付部は、基布を所定形状に開口して設けられるインフレータ挿入口と、インフレータ挿入口からクッション部内へと通じるインフレータ内包領域であって、挿入されたインフレータがその長手方向を車両前後方向に向けて配置されるインフレータ内包領域と、インフレータ内包領域のインフレータ挿入口側およびインフレータの先端側にそれぞれ設けられインフレータ内包領域を側壁上部から吊り下げる帯状の第1タブおよび第2タブと、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、基布を用いて構成されたタブであっても、インフレータを十分に支持して車両側に固定することが可能になる。したがって、金属製のブラケットの使用を省略することができ、コスト面および作業工数の点において有効である。
上記のクッション部の膨張展開時における第1タブと第2タブとの間の距離は、インフレータの全長よりも短いとよい。この構成であれば、第1タブと第2タブとによって、インフレータを好適に支えることが可能になる。
上記のインフレータ取付部はさらに、第2タブの位置に対応してインフレータ内包領域の下方に設けられる開口部と、を有し、第2タブは、インフレータの外周よりも長尺であって、長手方向の両端にそれぞれ側壁上部に固定される第1固定部および第2固定部を有し、開口部を通ってインフレータ内包領域の外側からインフレータに巻きつけられ、第1固定部と第2固定部とが重ねられて側壁上部に固定されてもよい。
上記構成であれば、第2タブをインフレータの周囲に巻きつけることで、インフレータをより十全に支えることが可能になる。
上記のインフレータ取付部はさらに、第2タブの位置に対応してインフレータ内包領域の下方に設けられる膨張しない区画部を有してもよい。この区画部は、膨張しない領域であるため、インフレータを下方から支えることができる。したがって、この構成によっても、インフレータを好適に支えることが可能である。
上記のインフレータ取付部はさらに、第1タブから第2タブまでにわたる領域に対応してインフレータ内包領域の下方に設けられる膨張しない区画部を有してもよい。このような、第1タブから第2タブにまでわたるような長い形状の区画部によっても、インフレータを下方から好適に支えることができる。
上記のインフレータ内包領域は、インフレータの外径に対応した筒形状に形成され、第1タブと第2タブとにわたる領域の下方に設けられていてもよい。インフレータ内包領域自体をインフレータを支え得る筒形状に設定することによっても、インフレータをより好適に支えることが可能になる。
上記のインフレータは、インフレータ挿入口に挿し込まれた先端側にガス噴出口を有し、第2タブは、ガス噴出口よりもインフレータ挿入口側に設けられるとよい。この構成であれば、第2タブがガスの流れを阻害してしまうことを防止でき、スムーズなガスの流れを保つことが可能になる。
上記のインフレータは、長手方向の一端に設けられてインフレータ挿入口から露出するコネクタを有し、インフレータ取付部はさらに、インフレータ挿入口付近にてインフレータとインフレータ内包領域とを結束するバンドを備えるとよい。この構成によれば、インフレータとインフレータ挿入口付近との気密性が高められ、ガスの漏洩を防いで迅速な膨張展開に資することが可能になる。
上記のインフレータ取付部はさらに、インフレータ内包領域におけるインフレータのガス噴出口に近接する位置に設けられガス噴出口からのガスを受ける補強布を有するとよい。この補強布を用いることで、インフレータ内包領域のガスの圧力や熱に対する耐久性を向上することができる。
本発明によれば、簡潔な構成で、ブラケットを用いることなくインフレータを車両に取付け可能なカーテンエアバッグ装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置を例示した図である。 図1(a)のインフレータ取付部の拡大図である。 図3は図2(a)の各断面図である。 図2(a)に記載したインフレータ取付部の各変形例を例示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置(エアバッグ100)を例示した図である。図1(a)は車両室内を車幅方向の車内側から見た図であって、エアバッグ100のクッション部102の収納形態を例示している。クッション部102は緊急時に膨張展開して乗員を保護する部位であって、図1(b)ではこのクッション部102の膨張展開時を例示している。なお、本願において「上」と表現する場合は着目点から見て車両天井方向を示し、「下」と表現する場合は着目点から見て車両床方向を示す。
図1(a)に例示するように、クッション部102は、巻回されて車両前後に細長いロール状の収納形態となって、車両室内の側壁の上部(ルーフサイドレール104)に取り付けられ、車両106に搭載される。通常は、ルーフサイドレール104はルーフトリム(図示省略)で覆われるため、搭載されたクッション部102は車両室内からは視認不能である。なお、クッション部102の収納形態は、折り畳みによっても実現することができる。
エアバッグ100はガス発生装置であるインフレータ108をクッション部102の上部に備えていて、クッション部102はインフレータ108から供給されるガスの圧力によって膨張して乗員を拘束する。本実施形態で採用しているインフレータ108は、シリンダ型(筒型)のものである。現在普及しているインフレータには、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、さらにはガス発生剤と圧縮ガスとを両方備えたタイプのものなどがある。インフレータ108としては、いずれのタイプも利用可能である。
図1(a)の状態において、車両106に側面衝突時やロールオーバ(横転)等が発生すると、まず車両106に備えられたセンサ(図示省略)が衝撃を感知し、これに起因してインフレータ108へ信号が発信される。この信号を受けることでインフレータ108は作動し、ガスをクッション部102へ供給する。クッション部102は、インフレータ108からのガスを受給すると、図1(b)に例示するように、車室の側壁(図1(a)のサイドウィンドウ110等)に沿うように下方へ向かって膨張展開し、乗員の保護を行う。
クッション部102は、カーテンエアバッグ用のものとして、車室内の側面に沿って拡がることのできる大きな形状となっている。クッション部102は、その表面を構成する2枚の基布を重ねて縫製や接着することや、OPW(One-Piece Woven)を用いての紡織などによって袋状に形成されている。
クッション部102の膨張領域は、乗員が接触し得る位置などを考慮して、複数の小部屋(チャンバ)に区画されている。例えば、車両前側には、前部座席112の乗員を受け止めることを目的としてチャンバ114、116等が設けられている。また、車両後側には、後部座席118の側方にはチャンバ120等が設けられ、最後部座席122の側方にはチャンバ124等が設けられている。
車両への取付部位として、クッション部102の上縁126にはタブ128が複数設けられている。タブ128は帯状であって、ボルト等を使用して、ルーフサイドレール104に取り付けられる。また、クッション部102の前端には、紐状のストラップ130が設けられている。ストラップ130は、クッション部102をフロントピラー105につなぐ部材であって、クッション部102の膨張展開時の揺動を抑えて展開挙動を安定させ、加えてクッション部102に車両前後方向への張力を与える働きを有している。
インフレータ108は、クッション部102の上縁126の車両前後中央付近のインフレータ取付部132に挿入され、取り付けられる。インフレータ取付部132は、クッション部102の上縁126から上方へ突出して設けられていて、取り付けられたインフレータ108をルーフサイドレール104に固定し、インフレータ108からのガスをチャンバ120等へ案内する機能を有している。
図2は、図1(a)のインフレータ取付部132の拡大図である。本実施形態では、インフレータ取付部132の構造をより簡潔化することで、コスト削減および車両組付時の作業工数削減等を図っている。以下、インフレータ取付部132の具体的な構成について説明する。
図2に例示するように、インフレータ取付部132の端にはインフレータ挿入口(挿入口134)が設けられている。挿入口134は、インフレータ取付部132の基布を所定形状に開口して形成されていて、インフレータ108が車両前方(図中左方)から挿し込まれる。インフレータ取付部132の内部における挿入口134から車両後方(図中右方)に続く領域は、インフレータ内包領域(内包領域136)となっている。内包領域136は、インフレータ108がその長手方向を車両前後方向へ向けて配置される領域である。
インフレータ108は、挿入口134から挿入される先端138に、ガス噴出口140(図2(b)参照)を有している。内包領域136はクッション部102内へと通じていて、ガス噴出口140から噴出するガスは内包領域から各チャンバ(図1(b)参照)へと流れる。
内包領域136には、補強布142が設けられている。図3は図2(a)の各断面図であって、図3(a)は補強布142付近のA−A断面図である。図3(a)に例示するように、補強布142は、ガス噴出口140からのガスを直接的に受ける部位であって、内包領域136におけるガス噴出口140に近接する位置に設けられている。この補強布142を備えることで、内包領域136の耐久性を高温高圧のガスにも耐えうるよう向上させることができる。
図2(a)に例示するように、インフレータ108は、長手方向の一端(後端144)にコネクタ146を有し、このコネクタ146を挿入口から外部へ露出させた状態で取り付けられる。コネクタ146には車両側から延びるハーネス等(図示省略)が接続される。これによってインフレータ108は車両側の電源やセンサ等と電気的に接続され、緊急時において稼動信号等を車両側から受けることが可能になる。
本実施形態のインフレータ取付部132では、内包領域136の上方に第1タブ148および第2タブ150を設け、インフレータ108をルーフサイドレール104に吊り下げるようにして固定している。第1タブ148および第2タブ150は、互いの長さは異なるものの、共に基布を用いて形成された帯状の部位である。第1タブ148と第2タブ150は、互いの間の距離が、クッション部102の膨張展開時において、インフレータ108の全長よりも短い距離になるように設置されている。
第1タブ148は、挿入口134側に設けられていて、第2タブ150に比べて車両上下に短い。図3(b)は第1タブ148付近のB−B断面図である。図3(b)に例示するように、第1タブ148は、その下部の縫製ラインL1にて内包領域136の上方の縁部152に縫製されていて、上部に設けられた孔状の固定部154にてルーフサイドレール104にボルト156によって締結固定される。
図2(a)に例示するように、第2タブ150は、インフレータ108の先端138側に設けられていて、第1タブ148よりも車両上下に長い。インフレータ取付部132には、第2タブ150の位置に対応して内包領域136の下方に開口部158が設けられている。第2タブ150は、開口部158を通って、内包領域136の外側からインフレータ108に巻きついてこれを支える。この第2タブ150は、ガスの流れを阻害しないよう、ガス噴出口140よりも挿入口134側に設けられている。したがってエアバッグ100は、第2タブ150がインフレータ108に巻きつく構成となっていても、スムーズなガスの流れを保つことが可能になっている。
図2(b)は、図2(a)の分解図である。図2に例示するように、第2タブ150は、車両上下方向に長尺であって、その長さはインフレータ108の外周よりも長く設定されている。第2タブ150は、長手方向の両端にそれぞれルーフサイドレールに固定される孔状の第1固定部160aおよび第2固定部160bを有している。第2タブ150は、第1固定部160aの下方の縫製ラインL2にて、内包領域136の縁部152に縫製されている。
図3(c)は、図2(a)のC−C断面図である。図3(c)に例示するように、第2タブ150は、開口部158を通って内包領域136の外側からインフレータ108に巻きついた後、第1固定部160aと第2固定部160bとを重ねてルーフサイドレール104にボルト162で締結固定される。このようにしてインフレータ108は第2タブ150に結束され、内包領域136に固定される。
図2(a)に例示するように、本実施形態では、挿入口134付近にてバンド164を使用している。バンド164は、インフレータ108と内包領域136とを結束する金属製または樹脂製の部材である。インフレータ108はコネクタ146が挿入口134から露出する姿勢で取り付けられるが、バンド164を使用することでインフレータ108と挿入口134付近との気密性が高められるため、ガスの漏洩は防止される。したがって、ガス圧の低下を防ぎ、チャンバ等をより迅速に膨張展開させることが可能になっている。
以上説明したように、当該エアバッグ100では、基布から構成された第1タブ148および第2タブ150によって、インフレータ108を十分に支持してルーフサイドレール104に固定することができる。したがって、金属製のブラケット等の使用を省略することが可能になっていて、ブラケットを使用する場合と比較してコスト面および作業工数の点において有益な構成となっている。
(変形例)
図4は、図2(a)に記載したインフレータ取付部132の各変形例を例示した図である。これら各変形例は共通して、例えば図4(a)に例示するように、第1タブ148と同じ形状および機能を有する第2タブ202を有している点で、図2(a)のインフレータ取付部132と異なっている。
図4(a)に例示する第1変形例のインフレータ取付部200は、区画部204を有している点が大きな特徴である。区画部204は、シーム部206で囲われた、ガスが流入せず膨張しない領域である。区画部204は、第2タブ202の位置に対応して、インフレータ内包領域136の下方に設けられている。ここで、第1タブ148と第2タブ202との間の距離は、クッション部102の膨張展開時において、インフレータ108の全長よりも短い距離に設定している。したがって、第2タブ202の下方の区画部204も、クッション部102の膨張展開時において、インフレータ108の下方に位置してインフレータ108を支えることができる。
図4(b)に例示する第2変形例のインフレータ取付部210の区画部212は、図4(a)の区画部204に比べて、インフレータ108に沿って長い形状に設定されている。この区画部212もまた、シーム部214に囲われた膨張しない領域であり、第1タブ148から第2タブ202までにわたる領域に対応してインフレータ内包領域136の下方に設けられる。このような、第1タブ148から第2タブ202にまでわたるような長い形状の区画部212によっても、インフレータ108を下方から好適に支えることができる。
図4(c)に例示する第3変形例のインフレータ取付部220では、インフレータ108を挿入するインフレータ内包領域222自体が、インフレータ108の外径に対応した筒形状に形成されている。このインフレータ内包領域222であれば、挿入されたインフレータ108を安定して保持することができる。そして、インフレータ内包領域222は、第1タブ148と第2タブ202とにわたる領域の下方に設けられていて、これらによってインフレータ108をより好適に支えることが可能になっている。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施形態においては本発明にかかるエアバッグ100を自動車に適用した場合を想定して説明したが、自動車以外にも航空機や船舶などに適用することも可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッション部を備えたカーテンエアバッグ装置に利用することができる。
L1 …縫製ライン、L2 …縫製ライン、100 …エアバッグ、102 …クッション部、104 …ルーフサイドレール、105 …フロントピラー、106 …車両、108 …インフレータ、110 …サイドウィンドウ、112 …前部座席、114、116 …前部座席の横のチャンバ、118 …後部座席、120 …後部座席の横のチャンバ、122 …最後部座席、124 …最後部座席の横のチャンバ、126 …クッション部の上縁、128 …複数のタブ、130 …ストラップ、132 …インフレータ取付部、134 …インフレータ挿入口、136 …インフレータ内包領域、138 …インフレータの先端、140 …ガス噴出口、142 …補強布、144 …インフレータの後端、146 …コネクタ、148 …第1タブ、150 …第2タブ、152 …インフレータ内包領域の上方の縁部、154 …第1タブの固定部、156 …第1タブに使用するボルト、158 …開口部、160a …第2タブの第1固定部、160b …第2タブの第2固定部、162 …第2タブに使用するボルト、164 …バンド、200 …第1変形例のインフレータ取付部、202 …第2タブ、204 …区画部、210 …第2変形例のインフレータ取付部、212 …区画部、214 …シーム部、220 …第3変形例のインフレータ取付部、222 …インフレータ内包領域

Claims (9)

  1. 基布を用いて袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで細長な収納形態となって車室内の側壁上部に搭載されるクッション部と、
    前記クッション部にガスを供給するシリンダ型のインフレータと、
    基布を用いて前記クッション部の上縁の所定箇所に形成され、前記インフレータが取り付けられるインフレータ取付部と、
    を備え、
    前記インフレータ取付部は、
    基布を所定形状に開口して設けられるインフレータ挿入口と、
    前記インフレータ挿入口から前記クッション部内へと通じるインフレータ内包領域であって、挿入された前記インフレータがその長手方向を車両前後方向に向けて配置されるインフレータ内包領域と、
    前記インフレータ内包領域のインフレータ挿入口側およびインフレータの先端側にそれぞれ設けられ該インフレータ内包領域を前記側壁上部から吊り下げる帯状の第1タブおよび第2タブと、
    を有することを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記クッション部の膨張展開時における前記第1タブと第2タブとの間の距離は、前記インフレータの全長よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置。
  3. 前記インフレータ取付部はさらに、前記第2タブの位置に対応して前記インフレータ内包領域の下方に設けられる開口部を有し、
    前記第2タブは、前記インフレータの外周よりも長尺であって、長手方向の両端にそれぞれ前記側壁上部に固定される第1固定部および第2固定部を有し、前記開口部を通って前記インフレータ内包領域の外側から該インフレータに巻きつけられ、該第1固定部と該第2固定部とが重ねられて該側壁上部に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置。
  4. 前記インフレータ取付部はさらに、前記第2タブの位置に対応して前記インフレータ内包領域の下方に設けられる膨張しない区画部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置。
  5. 前記インフレータ取付部はさらに、前記第1タブから前記第2タブまでにわたる領域に対応して前記インフレータ内包領域の下方に設けられる膨張しない区画部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置。
  6. 前記インフレータ内包領域は、前記インフレータの外径に対応した筒形状に形成され、前記第1タブと前記第2タブとにわたる領域の下方に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置。
  7. 前記インフレータは、前記インフレータ挿入口に挿し込まれた先端側にガス噴出口を有し、
    前記第2タブは、前記ガス噴出口よりも前記インフレータ挿入口側に設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置。
  8. 前記インフレータは、長手方向の一端に設けられて前記インフレータ挿入口から露出するコネクタを有し、
    前記インフレータ取付部はさらに、前記インフレータ挿入口付近にて前記インフレータと前記インフレータ内包領域とを結束するバンドを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置。
  9. 前記インフレータ取付部はさらに、前記インフレータ内包領域における前記インフレータのガス噴出口に近接する位置に設けられ該ガス噴出口からのガスを受ける補強布を有することを特徴とする請求項7または8に記載のカーテンエアバッグ装置。
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