JP2015012381A - 受信機、及び、受信方法 - Google Patents

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田辺 和規
Kazunori Tanabe
和規 田辺
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Abstract

【課題】ユーザーの負荷を増やすことなくサンプルばらつきや使用環境に因らずに安価で高い受信感度を実現させる。【解決手段】受信機は、入力信号の強度に応じたRSSI値を測定するRSSI測定部と、前記RSSI測定部に前記RSSI値を間欠的に測定させるポーリング制御部と、連続して測定された2回分以上の前記RSSI値を格納する格納部と、前記格納部に格納されたRSSI値のうち、前回以前に測定された前記RSSI値に予め定められた値を足して受信の有無の判定に用いる判定用閾値を設定する設定部と、前記RSSI値と判定用閾値とを比較して受信信号の有無を判定する比較部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、受信機、及び、受信方法に関し、特に、バースト的に送られてくる変調波を間欠動作で待ち受けする必要があるアプリケーションに使用される、デジタル変調方式による通信方式の受信機、及び、受信方法に関する。
キーレスエントリーシステムの受信機のように受信信号が入力するタイミングが予測できないシステムにおいては、消費電力を抑制させることを目的として、受信機を一定間隔で間欠動作させる。そして、各々の受信動作のタイミングでRSSI(受信信号強度)測定を実施し、その値があらかじめ設定したRSSI値を超えた場合のみ信号を受信したと判断し復調動作を開始させる。この時、最小の受信感度を得るには、あらかじめ設定するRSSI設定値をノイズに反応するレベル付近まで下げることが望ましい。
ただし、この時、プロセスバラつきや温度依存によって受信回路のゲインが変動してしまうので、同じ入力レベルの信号を受信してもサンプル及び使用環境によってRSSI測定値が大きく変動してしまう。プロセスバラつきや温度特性を考慮して、あらかじめ設定するRSSI設定値を大きくすると受信できるはずのレベルの信号が入力してもRSSI設定値を超えないため復調動作を開始せず、受信感度特性を大きく劣化させてしまう問題がある。これを防ぐ手段として、アナログ回路部のゲインの温度変化を補正する方法がある(特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2012−109904号公報
しかしながら、上記の方法では温度センサーが必要となるため回路規模の増大につながる。また、トリミングによって調節することでサンプルのバラつきを抑制させる方法があるがこれも回路規模が増すことになる。
本発明は上記課題を鑑み、受信機においてユーザーの負荷を増やすことなくサンプルばらつきや使用環境に因らずに安価で高い受信感度を実現させることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、入力信号の強度に応じたRSSI値を測定するRSSI測定部と、前記RSSI測定部に前記RSSI値を間欠的に測定させるポーリング制御部と、測定された2回分以上の前記RSSI値を格納する格納部と、前記格納部に格納されたRSSI値のうち、前回以前に測定された前記RSSI値に予め定められた加算値を加算して受信の有無の判定に用いる判定用閾値を設定する設定部と、前記RSSI値と前記判定用閾値とを比較して受信信号の有無を判定する比較部と、を備える受信機を提供する。
本発明の第2の態様においては、入力信号の強度に応じたRSSI値を間欠的に測定して、測定された2回分以上の前記RSSI値を格納して、格納された前記RSSI値のうち、前回以前に測定された前記RSSI値に予め定められた値を足して受信の有無の判定に用いる判定用閾値を設定して、前記RSSI値と判定用閾値とを比較して受信信号の有無を判定する比較する受信方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態による受信機10の一例を示すブロック図である。 受信機10による受信動作のフローチャートである。 受信機10による受信動作のタイミングチャートである。 格納部を変更した受信機110の一例を示すブロック図である。 受信機110による受信動作のフローチャートである。 受信機110による受信動作のタイミングチャートである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態による受信機10の一例を示すブロック図である。本実施形態にかかる受信機10は、一例として、デジタル変調された搬送波を、搬送波と周波数が同じであり、位相の直交する2つのローカル信号を掛け合わせることによってDC近傍にダウンコンバートし、直交復調するダイレクトコンバージョン式を採る。受信機10が使用されるアプリケーションとしては、例えば自動車のキーレスエントリーシステムの車載器側のように、受信信号をいつ受信するかわからない状態で待ち受けする場合を想定する。
図1に示すように、受信機10は、アンテナ12と、表面弾性波(Surface Acoustic Wave)フィルタ14と、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier)16と、高周波増幅器(Radio Frequency Amplifier)18と、局部発振器20と、ミキサー22、24と、ローパスフィルタ26、28と、AD変換器30、32と、CORDIC34と、RSSI測定部36と、格納部37と、設定部42と、比較部44と、復号器46と、ポーリング制御部48とを備える。
アンテナ12は、デジタル変調された受信信号を受信する。表面弾性波フィルタ14は、アンテナ12と接続されている。表面弾性波フィルタ14は、アンテナ12で受信された受信信号から予め定められた帯域信号を取り出すための帯域を制限した受信信号を出力する。
低雑音増幅器16は、表面弾性波フィルタ14と接続されている。低雑音増幅器16は、表面弾性波フィルタ14から入力された受信信号を、低ノイズで増幅して出力する。
高周波増幅器18は、低雑音増幅器16と接続されている。高周波増幅器18は、低雑音増幅器16から入力された受信信号を、増幅して出力する。
局部発振器20は、ミキサー22、24と接続されている。局部発振器20は、ミキサー22、24に位相が互いに90°ずれたローカル信号を出力する。尚、実際には局部発振器20はVCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御型発振器)、チャージポンプ回路,周波数位相比較器,ループフィルタ等と合わせて周波数シンセサイザを構成している場合が多いが、ここではそれらをまとめて局部発振器20としている。
ミキサー22、24は、一例として、直交復調器である。ミキサー22、24は、高周波増幅器18、及び、局部発振器20と接続されている。ミキサー22は、高周波増幅器18から入力される受信信号を、DC近傍のベースバンド周波数にダウンコンバートして出力する。更に、ミキサー22、24は、受信信号に局部発振器20から入力されたローカル信号を掛け合わせることによって、位相が互いに90°ずれたI信号及びQ信号としてDC近傍までダウンコンバートした受信信号を出力する。
ローパスフィルタ26は、ミキサー22に接続されている。ローパスフィルタ26は、ミキサー22から入力された受信信号(I信号)の低周波成分を遮断して、出力する。
AD変換器30は、ローパスフィルタ26と接続されている。AD変換器30は、ローパスフィルタ26から入力されたアナログの受信信号をアナログ−デジタル変換して出力する。
ローパスフィルタ28及びAD変換器32は、それぞれローパスフィルタ26及びAD変換器32と同様に受信信号(Q信号)を処理して出力する。
CORDIC(COordinate Rotation DIgital Computer)34は、AD変換器30、32に接続されている。CORDIC34は、アナログ−デジタル変換されてAD変換器30、32から入力されたデジタルの受信信号を、三角関数を用いたデジタル信号処理によって周波数と振幅とを変換することにより、データ復調された受信信号を出力する。CORDIC34は、データ復調部の一例である。
RSSI測定部36は、CORDIC34と接続されている。RSSI測定部36は、CORDIC34から入力された入力信号の強度に応じたRSSI値VRを測定して、出力する。尚、入力信号は、RSSI測定部36に入力する信号であって、受信信号、及び、受信信号を受信していない状態でのRSSI測定部36に入力するノイズフロアの信号等を含む概念である。RSSI測定部36は、受信信号の有無を判定するために、受信動作開始直後にRSSI値VRの測定動作を開始する。
格納部37は、RSSI測定部36が測定した2回分以上のRSSI値VRを格納する。格納部37は、例えば、現在および前回のRSSI値VRを格納する。格納部37は、第1レジスタ38と、第2レジスタ40とを有する。
第1レジスタ38は、RSSI測定部36に接続されている。第1レジスタ38は、RSSI測定部36によって測定されたRSSI値VRが入力されると、当該RSSI値VRを格納する。
第2レジスタ40は、第1レジスタ38に接続されている。第2レジスタ40は、第1レジスタ38に格納されているRSSI値VRが入力されると、当該RSSI値VRを格納する。
ここで、RSSI測定部36がn回測定したRSSI値VRのうち、第1レジスタ38はn回目のRSSI値VRを格納して、第2レジスタ40はn−1回目のRSSI値VRn−1を格納する。但し、RSSI測定部36の測定が初回の場合、即ち、n=1の場合であって、前回以前のRSSI値が格納部37に格納されていない場合、第1レジスタ38及び第2レジスタ40は、今回測定したRSSI値VR、即ち、1回目のRSSI値VRを格納する。
設定部42は、第2レジスタ40と接続されている。設定部42は、RSSI測定部36によって測定されて、格納部37に格納されているRSSI値のうち、第2レジスタ40に格納されている前回のRSSI値VRに予め定められた加算値を加算して、受信の有無の判定に用いる判定用閾値Thを設定する。尚、加算値は、一例として、2dBに相当するレベルである。ここで、RSSI値の測定において、RSSI値を平均するポイント数が少ない場合、ノイズの影響で判定用閾値を超えてしまう場合があるので、当該加算値は、レジスタ等で調整可能とすることが好ましい。また、1回目のRSSI値測定の場合、第2レジスタ40は、今回測定した1回目のRSSI値VRを格納しているので、設定部42は、今回測定したRSSI値VRに基づいて判定用閾値Thを設定する。
比較部44は、第1レジスタ38、及び、設定部42と接続されている。比較部44は、第1レジスタ38から入力された現在、即ち、n回目のRSSI値VRと、設定部42から入力された判定用閾値Thとを比較して、受信信号の搬送波の受信の有無を判定する。具体的には、比較部44は、RSSI値VRが判定用閾値Thより大きい場合、送信側から送信されている受信信号の搬送波を受信していると判定し、復号指示を復号器46へ出力する。一方、比較部44は、RSSI値VRが判定用閾値Th未満の場合、送信側から送信されている受信信号の搬送波を受信していないと判定して、ポーリング制御部48へ停止信号を出力するが、復号指示は出力しない。
復号器46は、CORDIC34及び比較部44と接続されている。復号器46は、比較部44から復号指示が入力されると、受信信号を復号して、出力する。
ポーリング制御部48は、受信機10の制御全般を司る。例えば、ポーリング制御部48は、受信信号の有無をモニターするために受信機10を間欠的に動作させる。ポーリング制御部48は、受信動作を開始させて、RSSI測定部36をオン/オフ制御することにより、一定の時間間隔で間欠的にRSSI測定部36にRSSI値VRを測定させる。ポーリング制御部48は、比較部44から停止信号を取得すると、各部の回路をオフにしてスリープ状態へと移行させる。これにより、ポーリング制御部48は、低消費電力を実現している。ポーリング制御部48は、一例として、各部の回路のバイアス源、または、電流源を制御することによって、当該回路のオン/オフを制御する。このように、回路全体のオンオフを制御することで、積算した時の消費電流を減らすことができる。
図2は、受信機10による受信動作のフローチャートである。
図2に示すように、受信機10の受信動作が開始すると、ポーリング制御部48は、測定回数nをn=1に初期設定する(S10)。ポーリング制御部48は、n回目のRSSI値VRの測定動作を開始させる(S12)。これにより、RSSI測定部36は、自己に入力する入力信号のn回目のRSSI値VRを測定する(S14)。
次に、ポーリング制御部48は、測定回数nが1か否かを判定する(S16)。ポーリング制御部48は、n=1と判定した場合(S16:Yes)、最初の測定においては、第1レジスタ38にRSSI値VRが格納されていないので、今回測定した1回目のRSSI値VRを第1レジスタ38及び第2レジスタ40の両方に格納させる(S18)。一方、ポーリング制御部48は、n=1でないと判定すると(S16:No)、第1レジスタ38に格納されているn−1回目のRSSI値VRn−1を第2レジスタ40に移動させて格納するとともに(S20)、RSSI測定部36が測定したn回目のRSSI値VRを第1レジスタ38に格納する(S22)。尚、ステップS20及びS22は、略同時に並行して処理される。
次に、設定部42は、第2レジスタ40に格納されているRSSI値VRに加算値を加算することによって、判定用閾値Thを設定して、比較部44へ出力する(S24)。
比較部44は、第1レジスタ38に格納されているRSSI値VRと、設定部42によって設定された判定用閾値Thとを比較して、大小関係を判定する(S26)。ここで、n−1回目の測定では受信信号の搬送波は存在していないので、このとき測定されたRSSI値VRは受信信号の影響を受けず、受信信号が受信されていない状態でのAD変換器30、32の出力、即ち、ノイズフロアの強度になっている。そして、設定部42は、受信信号を受信していない状態でのRSSI値VRに加算値を加算したものを判定用閾値Thとすることで、感度を改善することができる。なお、予め定められた受信信号が受信されていない状態でも、想定外の妨害波を受信する場合は珍しくないが、これについてはフロントエンドの表面弾性波フィルタ14、低雑音増幅器16、高周波増幅器18によって十分に抑圧されるように受信機10を設計することが好ましい。
アンテナ12が受信信号の搬送波を受信している場合、RSSI値は判定用閾値Thよりも大きくなる。従って、この場合、比較部44は、RSSI値VRが判定用閾値Thよりも大きいと判定して(S26:Yes)、復号器46に復号指示を出力する。これにより、復号器46は、アンテナ12によって受信されて、CORDIC34によって復調された受信信号を復号して出力する(S28)。CORDIC34及び復号器46は、ポーリング制御部48による間欠的なRSSI値VRの測定動作に代えて、受信信号の末尾まで、受信信号の復調及び復号の処理を継続する。この後、受信信号の末尾まで復調及び復号した後、受信動作を再開する場合、ポーリング制御部48は、ステップS10から再開する。
一方、アンテナ12が受信信号の搬送波を受信していない場合、比較部44は、RSSI値VRが判定用閾値Th未満と判定して(S26:No)、ポーリング制御部48へ停止信号を出力する。これにより、ポーリング制御部48は、測定回数nを+1インクリメントして(S30)、スリープ状態とする(S32)。この後、ポーリング制御部48は、予め定められたスリープ時間が経過すると、ステップS12以降を実行する。この後、比較部44が、RSSI値VRが判定用閾値Thよりも大きいと判定するまで、ステップS12からステップS32までを繰り返す。
図3は、受信機10による受信動作のタイミングチャートである。
図3に示すように、受信機10が受信信号の搬送波を受信するまで、RSSI値の測定と、受信信号の有無の判定、及び、スリープ状態が繰り返される。受信機10が、受信信号の搬送波を受信している状態で、RSSI値の測定がされると、その後の受信信号の搬送波ありと判定されるので、復号動作が実行される。
上述したように、受信機10は、判定用閾値Thを固定するのではなく、第2レジスタ40に格納された使用環境等に応じて変化するRSSI値VRによって判定用閾値Thを設定している。これにより、受信機10は、使用環境等を考慮して最初から判定用閾値Thを大きくすることなく、小さい判定用閾値Thによって受信信号の搬送波の受信の有無を判定するので、ユーザーの負荷を増やすことなくサンプルのばらつき、使用環境、及び、雑音指数に因らない高い受信感度を安価に実現できる。
また、受信機10は、1回目のRSSI値測定では、1回目に測定されたRSSI値VRによって判定用閾値Thを設定して、当該判定用閾値Thと1回目のRSSI値VRにより受信信号の搬送波を受信しているか否かを判定している。これにより、受信機10は、1回目のRSSI値測定から受信感度を向上させることができる。
なお、この受信機10は、受信信号が比較的短時間のバースト信号であり、連続受信動作中の温度および電源変動が無視できるようなアプリケーションに対して使用されるのに好適である。また、この受信機10は、キーレスエントリーシステムのような、高い復調感度が要求される、ASK(Amplitude Shift Keying)、及び、FSK(Frequency Shift Keying)といった狭帯域のデジタル移動体通信用の受信システムとして好適である。
図4は、格納部を変更した受信機110の一例を示すブロック図である。図4に示すように、格納部137は、第3レジスタ141を更に備える。第3レジスタ141は、第2レジスタ40に接続されている。第3レジスタ141は、第2レジスタ40に格納されているRSSI値VRを格納する。
図5は、受信機110による受信動作のフローチャートである。上述した図2のフローチャートと異なるステップS14からステップS26の間以外の処理については説明を省略する。
図5に示すように、ステップS14を実行した後、ポーリング制御部48がRSSI値の測定回数nが1回目と判定した場合(S16:Yes)、最初の測定においては、RSSI値VRが第1レジスタ38、第2レジスタ40、及び、第3レジスタ141のいずれにも格納されていない。従って、第1レジスタ38、第2レジスタ40、及び、第3レジスタ141は、今回測定した1回目のRSSI値VRをそれぞれが格納する(S118)。これにより、以前に測定したRSSI値VRがない1回目のRSSI値測定の場合、第1レジスタ38、第2レジスタ40、及び、第3レジスタ141は、1回目のRSSI値VRを格納する。
一方、ポーリング制御部48がRSSI値の測定回数nが2回目と判定すると(S16:No、S117:Yes)、第1レジスタ38に格納されているn−1回目、即ち、1回目のRSSI値VRを第2レジスタ40に格納する(S20)。次に、第3レジスタ141は、第2レジスタ40に格納されたn−1回目のRSSI値VRを移動させて格納する(S121)。第1レジスタ38は、n回目、即ち、2回目のRSSI値VRをRSSI測定部36から取得して格納する。これにより、2回前に測定したRSSI値VRがない2回目のRSSI値測定の場合、第3レジスタ141及び第2レジスタ40は、同じ1回目のRSSI値VRを格納する。
ポーリング制御部48がRSSI値の測定回数nが3回目以上と判定すると(S16:No、S117:No)、第3レジスタ141は、第2レジスタ40に格納されているn−2回目のRSSI値VRn−2を移動させて格納する(S140)。第2レジスタ40は、第1レジスタ38に格納されているn−1回目のRSSI値VRn−1を移動させて格納する(S142)。第1レジスタ38は、RSSI測定部36が測定したn回目のRSSI値VRを格納する(S144)。これにより、3回目以降のRSSI値測定の場合、第1レジスタ38は、n回目のRSSI値VRを格納して、第2レジスタ40は、n回目のRSSI値VRn−1を格納して、第3レジスタ141は、n回目のRSSI値VRn−2を格納する。
ステップS118、S22、S144のいずれが処理されると、設定部42は、第3レジスタ141に格納されたRSSI値VRに加算値を加算して、判定用閾値Thを設定する(S124)。この後、比較部44が、第3レジスタ141に基づいて設定された判定用閾値Thによって受信信号の搬送波の有無を判定する(S26)。
図6は、受信機110による受信動作のタイミングチャートである。図6に示すように、n−1回目のRSSI値VRの測定中に受信信号の搬送波を受信している場合を想定する。
この場合、図2に示す受信機10では、n−1回目のRSSI値VRn−1の測定において、受信信号の搬送波を受信しているので、RSSI値VRn−1が大きくなる。これにより、RSSI値VRn−1に基づいて設定された判定用閾値Thが大きくなるので、n回目の測定によるRSSI値VRによる受信判定では、比較部44は、搬送波を受信していないと判定する可能性が高い。
一方、図4に示す受信機110では、図6に示すように、第3レジスタ141が格納しているn−2回目に測定したRSSI値VRn−2に基づいて、設定部42が判定用閾値Thを設定する。ここで、RSSI値VRn−2は、n−2回目の測定動作時には受信信号は存在していないので、n−2回目に測定されたRSSI値VRn−2は、受信信号の搬送波の影響を受けず、受信していない状態のAD変換器30、32の出力、即ちノイズフロアのレベルとなる。従って、搬送波が受信されていない状態のRSSI値VRn−2から判定用閾値Thを設定するので、判定用閾値Thは、n−1回目の測定で受信した受信信号の影響を受けず、不適切に大きくならない。これにより、比較部44はn回目の測定によるRSSI値VRを、RSSI値VRn−2に基づいて設定された当該判定用閾値Thと比較することによって、n−1回目の測定時の受信信号の影響を受けることなく、受信信号の搬送波の有無の判定をすることができる。これにより、受信機110は、受信感度を改善することができる。
上述した実施形態における各構成の機能、接続関係、個数等の数値は適宜変更してよい。例えば、上述の実施形態では、2個または3個のレジスタを設ける例を上げたが、4個以上のレジスタを設けてもよい。また、設定部42は、前回または前々回のRSSI値によって判定用閾値Thを設定する例を示したが、前回以前の、例えば、3回以上前のRSSI値によって判定用閾値Thを設定してもよい。
上述の実施形態では、ダウンコンバージョン式の受信機10、110を例に説明したが、スーパーヘテロダイン式の受信機であってもよい。スーパーヘテロダイン式の受信機の場合、DC近傍にダウンコンバートするCORDIC34に代えて、IF(Intermediate Frequency)信号にダウンコンバートするデータ復調部が適用される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 受信機
12 アンテナ
14 表面弾性波フィルタ
16 低雑音増幅器
18 高周波増幅器
20 局部発振器
22 ミキサー
24 ミキサー
26 ローパスフィルタ
28 ローパスフィルタ
30 AD変換器
32 AD変換器
34 CORDIC
36 RSSI測定部
37 格納部
38 第1レジスタ
40 第2レジスタ
42 設定部
44 比較部
46 復号器
48 ポーリング制御部
110 受信機
137 格納部
141 第3レジスタ

Claims (4)

  1. 入力信号の強度に応じたRSSI値を測定するRSSI測定部と、
    前記RSSI測定部に前記RSSI値を間欠的に測定させるポーリング制御部と、
    測定された2回分以上の前記RSSI値を格納する格納部と、
    前記格納部に格納されたRSSI値のうち、前回以前に測定された前記RSSI値に予め定められた加算値を加算して受信の有無の判定に用いる判定用閾値を設定する設定部と、
    前記RSSI値と前記判定用閾値とを比較して受信信号の有無を判定する比較部と、
    を備える受信機。
  2. 前回以前の前記RSSI値が前記格納部に格納されていない場合、前記設定部は、今回測定した前記RSSI値に基づいて前記判定用閾値を設定する請求項1に記載の受信機。
  3. デジタル変調された前記受信信号とローカル信号とを掛け合わせることによってDC近傍またはIF信号にダウンコンバートされた前記受信信号をアナログ−デジタル変換するAD変換器と、
    前記アナログ−デジタル変換した前記受信信号をデジタル信号処理するデータ復調部と、
    を更に備える請求項1または2に記載の受信機。
  4. 入力信号の強度に応じたRSSI値を間欠的に測定して、
    測定された2回分以上の前記RSSI値を格納して、
    格納された前記RSSI値のうち、前回以前に測定された前記RSSI値に予め定められた値を足して受信の有無の判定に用いる判定用閾値を設定して、
    前記RSSI値と判定用閾値とを比較して受信信号の有無を判定する比較する
    受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3772186A1 (en) * 2019-08-01 2021-02-03 Nxp B.V. Dynamic sensitivity control in a near-field communication receiver

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