JP2015012312A - 無線通信装置、データ配信方法および無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、データ配信方法および無線通信システム Download PDF

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【課題】マルチホップ無線メッシュネットワークにおいて信頼性の高いマルチキャスト配信を実現する無線通信装置を得ること。【解決手段】本発明は、マルチホップ無線メッシュネットワークを構成する無線通信装置であって、マルチキャストフレームを送信するマルチキャストフレーム送信制御部114と、マルチキャストフレーム送信制御部114が送信したマルチキャストフレームに対する応答フレームを他の無線通信装置から収集する送達状況管理部115と、を備え、マルチキャストフレーム送信制御部114は、送達状況管理部115がマルチホップ無線メッシュネットワークを構成している他の全ての無線通信装置から応答フレームを受信するまで、同一マルチキャストフレームを繰り返し送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、マルチホップ無線メッシュネットワークを構成する無線通信装置、データ配信方法および無線通信システムに関する。
メータリングシステムや遠隔管理システムへのニーズ拡大に伴い、ワイヤレスM2M(Machine to Machine)システムの普及が見込まれている。ワイヤレスM2Mシステムの中には、数百台規模の無線機(無線通信装置や無線端末という場合もある)を、マルチホップ無線メッシュネットワークで接続するシステムも検討されている。携帯電話システムも膨大な数の無線機が存在するシステムであるが、端末を管理するのはユーザであるため、ユーザが任意のタイミングでソフトウェア更新や設定変更などの保守を実施する。しかしながら、ワイヤレスM2Mシステムでは、ネットワーク管理者が数百台規模の無線機を保守しなければならない。無線機ソフトウェアの更新やパラメータ更新が必要になった場合、携帯電話システムのように端末ごとに実施すると台数分の手間と時間がかかってしまう。そこで、無線ネットワーク経由で各無線機に配信する方法が考えられる。特に無線機ソフトウェアの更新やパラメータの更新は、各無線機に必要なデータは同じであるため、マルチキャストもしくはブロードキャストで配信することで効率的である。しかしながら、一般的なマルチキャスト/ブロードキャスト通信は、送信機から受信機に対して一方的に送信するのみであるため信頼度が低いという課題がある。この問題を解決する方法として、マルチキャスト通信に再送制御を適用することで信頼性を向上させる手法が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2009−94863号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている方式では受信機からのフィードバック情報を元に再送制御を実行する機構を送信側に実装する必要がある。マルチキャスト送信の宛先無線機が多くなればなるほど、複雑性が増し、必要リソースも増加してしまう。また、提案されている方式は、スター型のネットワークが前提となっており、ワイヤレスM2Mで検討されているマルチホップ無線メッシュネットワークへの適用は考慮されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、マルチホップ無線メッシュネットワークにおいて、信頼性の高いマルチキャスト/ブロードキャスト配信を実現する無線通信装置、データ配信方法および無線通信システムを得ることを目的とする。また、効率的なデータ配信を実現する無線通信装置、データ配信方法および無線通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、マルチホップ無線メッシュネットワークを構成する無線通信装置であって、マルチキャストフレームを送信するマルチキャストフレーム送信手段と、前記マルチキャストフレーム送信手段が送信したマルチキャストフレームに対する応答フレームを他の無線通信装置から収集する応答フレーム収集手段と、を備え、前記マルチキャストフレーム送信手段は、前記応答フレーム収集手段がマルチホップ無線メッシュネットワークを構成している他の全ての無線通信装置から前記応答フレームを受信するまで、同一マルチキャストフレームを繰り返し送信することを特徴とする。
本発明によれば、高効率で、信頼性の高いマルチキャスト配信を実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる無線通信装置により構成されたマルチホップ無線メッシュネットワークの構成例を示す図である。 図2は、親ノードである無線通信装置および子ノードである無線通信装置の機能構成例を示す図である。 図3は、親ノードがデータをマルチキャスト送信する場合の動作例を示すフローチャートである。 図4は、親ノードがマルチキャストフレームを生成する動作を示す図である。 図5は、子ノードがマルチキャスト送信されたデータを受信する場合の動作例を示すフローチャートである。 図6は、子ノードが受信したマルチキャストフレームから元の送信データを復元する動作を示す図である。
以下に、本発明にかかる無線通信装置、データ配信方法および無線通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、各実施の形態で想定するマルチホップ無線メッシュネットワークについて簡単に説明する。図1は、本発明にかかる無線通信装置により構成されたマルチホップ無線メッシュネットワークの構成例を示す図である。マルチホップ無線メッシュネットワーク(以下、無線通信システムと記載する)は、親ノードとして動作する無線通信装置1と、子ノードとして動作する複数の無線通信装置2と、を含み、無線通信装置1(親ノード)は一部または全ての無線通信装置2(子ノード)との間で各種データ等を送受信する。図1では、親ノードと各子ノードが通信する場合における第一候補の経路を実線で示している。ネットワークはメッシュネットワーク、つまり、各ノードは第二、第三候補の経路を持ち、第一候補である経路の通信品質が劣化した場合は第二、第三候補の経路に切替可能なネットワークでも良い。親ノードは、距離が離れており直接通信が不可能な子ノードと通信する場合には、直接通信が可能な子ノード(中継ノード)を介して通信する。図1では、全ての子ノードが親ノードから2ホップ以内となっているが、3ホップ以上の子ノードが存在していても構わない。
以下に示す各実施の形態では、あるノードから見て親ノード側に位置し、親ノードに送信する際に送信先となるノードを上位ノード、親ノードの反対側(親ノードからのホップ数が大きくなる方向)に位置し、通信相手となる(転送先となる)ノードを下位ノードとする。また、下位ノード含めその先(親ノードからのホップ数が大きくなる方向)に存在するノードを配下のノードと呼ぶ。ある子ノードから見た場合、親ノードとの通信経路上に位置し、直接通信相手となるノード(他の子ノードまたは親ノード)が上位ノード、自身を介して親ノードと通信する子ノードが配下ノードに該当する。また、配下ノードの内、直接通信相手となるノードが下位ノードに該当する。例えば、図1に示した中継ノード(親ノードから1ホップの子ノード)を基準とした場合、親ノードが上位ノードとなり、自身を介して親ノードと通信を行う、親ノードから2ホップ以上の子ノードが下位ノードとなる。親ノードから見た場合、中継ノードは下位ノードであり、全ての子ノードが配下ノードとなる。
各実施の形態では、親ノードが各子ノードに配信するデータを配信アプリケーションデータと呼ぶこととする。また、親ノードは、配下の全ノードの識別子情報を、各子ノードは、各上位ノードの識別子および配下ノードの識別子を知っていることを前提とする。すなわち、親ノードは、マルチホップ無線メッシュネットワークに参入済みの全ての子ノードの識別情報(識別子)を保持しており、子ノードは、親機と通信するための上位ノード(親ノード、親ノードとの通信経路上に位置している他の子ノード)の識別情報、および全ての下位ノード(自身を介して親ノードと通信する他の子ノード)の識別情報を保持しているものとする。子ノードが上位ノードおよび下位ノードの識別情報を収集する方法については特に規定しない。例えば、マルチホップ無線メッシュネットワークに参入する際に収集して保持しておく。
実施の形態1.
図2は、親ノードである無線通信装置1および子ノードである無線通信装置2の機能構成例を示す図である。なお、説明を簡単化するため、図2では、無線通信装置1(親ノード)が無線通信装置2(子ノード)に対してデータを送信する動作に関連する構成要素を記載し、この動作に関連しない構成要素は省略している。
無線通信装置1は、アプリケーションデータ処理部11、ネットワーク制御部12、無線アクセス制御部13、無線信号処理部14およびアンテナ15を備える。アプリケーションデータ処理部11は、ブロック分割部111、ブロック誤り訂正符号化部112、マルチキャストフレーム生成部113、マルチキャストフレーム送信制御部114および送達状況管理部115を含んでいる。ネットワーク制御部12は、マルチキャスト伝送制御部121を含んでいる。無線アクセス制御部13は、マルチキャスト伝送制御部131を含んでいる。
データのマルチキャスト配信元である親ノードとして動作する無線通信装置1のアプリケーションデータ処理部11において、ブロック分割部111は、マルチキャスト送信の対象データである配信アプリケーションデータを受け取り、規定の情報ブロック数、ブロック誤り訂正符号化の単位サイズとなるように、配信アプリケーションデータを分割し、複数の情報ブロックを生成する。ブロック誤り訂正符号化部112は、ブロック分割部111で生成された情報ブロックに対してブロック誤り訂正符号化処理を行う。マルチキャストフレーム生成部113は、ブロック誤り訂正符号化部112で誤り訂正符号化が実施された後のデータブロックを受け取り、受け取ったデータブロックを含んだマルチキャストフレームを生成する。マルチキャストフレーム送信手段としてのマルチキャストフレーム送信制御部114は、マルチキャストフレーム生成部113で生成されたマルチキャストフレームを送信する(ネットワーク制御部12へ出力する)。なお、マルチキャストフレーム送信制御部114は、一定条件を満たすまで、同じマルチキャストフレームの送信を繰り返す。応答フレーム収集手段としての送達状況管理部115は、マルチキャストフレーム送信制御部114が送信した各マルチキャストフレームより復元される配信アプリケーションデータに対する応答フレーム(送達確認信号)を子ノード(無線通信装置2)から受信する。このとき、送達状況管理部115は、受信した送達確認信号の送信元の子ノードを記憶し、マルチホップ無線メッシュネットワークに参入している全ての子ノードから送達確認信号を受信したと判断すると、その旨をマルチキャストフレーム送信制御部114に通知する。なお、送達確認信号は各マルチキャストフレームに対して送信されるのではなく、複数のマルチキャストフレームを用いて送信された配信アプリケーションデータに対して送信される。すなわち、送達確認信号は、配信アプリケーションデータが子ノードにより正しく受信された(復元された)場合に送信される。
ネットワーク制御部12のマルチキャスト伝送制御部121は、アプリケーションデータ処理部11のマルチキャストフレーム送信制御部114からマルチキャストフレームを受信すると、受信したマルチキャストフレームに対し、ネットワークレベルでのマルチキャスト伝送制御処理を実施して送信する(無線アクセス制御部13へ出力する)。
無線アクセス制御部13のマルチキャスト伝送制御部131は、ネットワーク制御部12のマルチキャスト伝送制御部121からマルチキャストフレームを受信すると、受信したマルチキャストフレームに対し、リンクレベルでのマルチキャスト伝送制御処理を実施して送信する(無線信号処理部14へ出力する)。
無線信号処理部14は、無線アクセス制御部13からベースバンド信号(マルチキャストフレーム)を受信すると高周波信号(無線信号)に変換し、アンテナ15を介して送信する。また、アンテナ15を介して無線信号を受信するとベースバンド信号に変換して無線アクセス制御部13へ出力する。
無線通信装置2は、アプリケーションデータ処理部21、ネットワーク制御部22、無線アクセス制御部23、無線信号処理部24およびアンテナ25を備える。アプリケーションデータ処理部21は、ブロック誤り訂正復号部211、ブロック誤り訂正復号可否判定部212、マルチキャストフレーム要否判定部213、フレーム種別判定部214および送達確認信号送信部215を含んでいる。ネットワーク制御部22は、マルチキャスト伝送制御部221を含んでいる。無線アクセス制御部23は、マルチキャスト伝送制御部231を含んでいる。
親ノードからデータのマルチキャスト配信を受ける子ノードとして動作する無線通信装置2において、無線信号処理部24は、アンテナ25で受信した無線帯域のデータ信号をベースバンド信号に変換して無線アクセス制御部23へ出力する。また、無線信号処理部24は、受信したデータ信号に対する応答フレーム(親ノード宛の送達確認信号)を無線アクセス制御部23から受け取った場合、無線帯域の信号に変換し、アンテナ25を介して送信する。転送するマルチキャストフレームを無線アクセス制御部23から受け取った場合も同様に、無線帯域の信号に変換してアンテナ25を介して送信する。
無線アクセス制御部23のマルチキャスト伝送制御部231は、無線信号処理部24からマルチキャストフレームを受信し、受信したマルチキャストフレームに対してリンクレベルでのマルチキャスト伝送制御処理を行ってネットワーク制御部22へ出力する。また、マルチキャスト伝送制御部231は、ネットワーク制御部22からマルチキャストフレームを受信した場合、受信したマルチキャストフレームに対してリンクレベルでのマルチキャスト伝送制御処理を実施して無線信号処理部24へ出力する。
ネットワーク制御部22のマルチキャスト伝送制御部221は、無線アクセス制御部23からマルチキャストフレームを受信し、受信したマルチキャストフレームに対してネットワークレベルでのマルチキャスト伝送制御処理を行ってアプリケーションデータ処理部21へ出力する。また、マルチキャスト伝送制御部221は、下位ノードが存在する場合、フレーム転送手段としての動作を実行する。すなわち、無線アクセス制御部23から受信したマルチキャストフレームを下位ノードへ転送するために、このマルチキャストフレームに対してネットワークレベルでのマルチキャスト伝送制御処理を実施して無線アクセス制御部23へ出力する。
アプリケーションデータ処理部21において、フレーム種別判定部214は、ネットワーク制御部22から受け取ったフレームの種別を判定する。すなわち、フレームがマルチキャストフレームか否かを判定する。マルチキャストフレームであればマルチキャストフレーム要否判定部213へフレームを出力し、マルチキャストフレーム以外の場合、図示を省略した非マルチキャストフレーム処理部へフレームを出力する。非マルチキャストフレーム処理部では、例えば、自身宛のユニキャストフレームか否かを判別し、自身宛であれば所定の受信処理を行う。自身宛ではない場合、破棄する。マルチキャストフレーム要否判定部213は、フレーム種別判定部214から受け取ったマルチキャストフレームが受信すべきものか否かを判定する。例えば、受信済みのものが再送されてきた場合(過去に正常に受信したマルチキャストフレームが再送されてきた場合)には、受信不要と判断し、受け取ったマルチキャストフレームを破棄する。受信済みではないマルチキャストフレームと判断した場合にはブロック誤り訂正復号可否判定部212へ出力する。なお、判定処置においては、ブロック誤り訂正復号可否判定部212での過去の判定結果(過去に受信したマルチキャストフレームに対する判定結果)を参照する。ブロック誤り訂正復号可否判定部212は、受け取ったマルチキャストフレームに対する誤り訂正が可能かどうかを判定し、可能と判定した場合には、マルチキャストフレームをブロック誤り訂正復号部211へ出力するとともに、送達確認信号の送信を送達確認信号送信部215に指示する。ブロック誤り訂正復号部211は、受け取ったマルチキャストフレームに対して誤り訂正復号を行い、送信されてきたデータブロックを復元する。応答フレーム送信手段としての送達確認信号送信部215は、ブロック誤り訂正復号可否判定部212からの指示に応じて、送達確認信号(マルチキャストフレームを正常に受信したことを示す信号)をユニキャストフレームとして、親ノードである無線通信装置1宛に送信する。なお、マルチキャストフレームの誤り訂正が不可能とブロック誤り訂正復号可否判定部212において判定されたとしても、再送要求は行わない。
次に、本実施の形態の無線通信システムにおける通信装置の特徴的な動作、具体的には、親ノードである無線通信装置1が子ノードである無線通信装置2に対して配信アプリケーションデータをマルチキャスト送信する動作について、送信側と受信側に分けて説明する。
(親ノードによるデータのマルチキャスト送信動作)
図3は、親ノードがデータをマルチキャスト送信する場合の動作例を示すフローチャートである。
親ノードである無線通信装置1は、配信アプリケーションデータの入力があると(ステップS11)、まず、アプリケーションデータ処理部11において、システム内の全ての子ノードへ配信する配信アプリケーションデータをブロック分割部111が規定のサイズに分割し(ステップS12)、分割後の各データブロックに対してブロック誤り訂正符号化部112がブロック誤り訂正符号化を行い、情報ブロックおよび冗長ブロックを生成する(ステップS13)。ここで、ブロックサイズ、ブロック誤り訂正符号の方式や符号化率、生成される情報ブロック数や冗長ブロック数は特に限定されるものではない。
次に、受信側でのブロック誤り訂正復号時に必要となる識別子のヘッダ、例えばデータ種別やフレーム識別番号、アプリケーションデータ処理部レベルの送信元識別子をマルチキャストフレーム生成部113が付与してマルチキャストフレームを生成する(ステップS14)。このようにして生成された複数のマルチキャストフレームをマルチキャストフレーム送信制御部114が受け取り、受け取った各マルチキャストフレームをネットワーク制御部12へ、全ての子ノード(無線通信装置2)から送達確認信号が届くまで転送を続ける(ステップS15〜S17)。すなわち、マルチキャストフレーム送信制御部114は、生成した全マルチキャストフレームの転送処理が完了しても、システム内の全ての子ノードから、配信アプリケーションデータに対する送達確認信号を受信できたことを送達状況管理部115から通知されるまで(ステップS16で“Yes”と判定するまで)、送信済みのマルチキャストフレームを再度送信する。なお、再度送信するマルチキャストフレームの選択方法に制約はない。マルチキャストフレーム送信制御部114は、配信アプリケーションデータに対する送達確認信号を全ての子ノードから受信した旨を送達状況管理部115から通知されると(ステップS16:Yes)、マルチキャストフレームの送信を終了する(ステップS17)。
送達状況管理部115は、子ノードから送達確認信号を受信すると、全ての子ノードから送達確認信号を受信したかどうかを確認し、全ての子ノードから受信したことを検出するとその旨をマルチキャストフレーム送信制御部114に通知する。
ネットワーク制御部12は、アプリケーションデータ処理部11から受け取った各マルチキャストフレームに対し、宛先としてネットワークレベルのマルチキャスト識別子を、送信元として自身の識別子をそれぞれ格納したヘッダを付与し、NETフレームとして無線アクセス制御部13へ出力する。
無線アクセス制御部13は、ネットワーク制御部12から受け取ったNETフレームに対し、宛先としてリンクレベルのマルチキャスト識別子を、送信元として自身の識別子を格納したヘッダを付与し、MACフレームとして無線信号処理部14経由で無線送信する。
図4は、親ノードがマルチキャストフレームを生成する動作(基本動作)を示す図である。図示したように、親ノードにおいては、配信アプリケーションデータを複数のデータブロック(情報ブロック#1,#2,…,#n)に分割し、過り訂正符号化処理を実行して冗長データ(冗長ブロック#1,#2,…)を生成する。さらにアプリケーションレベルのヘッダを付与してマルチキャストフレーム(マルチキャストフレーム#1,#2,…)を生成し、マルチキャストフレームにネットワークレベルのヘッダを付与してネットワークレベルのマルチキャストフレーム(NETフレーム#1,#2,…)を生成する。最後に、NETフレームに対して無線アクセス制御レベルのヘッダを付与してMACフレーム#1,#2,…を生成する。
(子ノードによるマルチキャストデータの受信動作)
図5は、子ノードがマルチキャスト送信されたデータを受信する場合の動作例を示すフローチャートである。
子ノードである無線通信装置2は、フレームの受信を監視し、フレームを受信すると(ステップS21:Yes)、マルチキャストフレームか否かを判定する(ステップS22)。具体的には、まず、無線アクセス制御部23が受信フレームであるMACフレームのヘッダを解析し、宛先識別子がマルチキャストか否かを確認し、マルチキャストであればヘッダを削除してネットワーク制御部22へ転送する。このとき、送信元識別子を確認し直接接続しているノードであるか否かもネットワーク制御部22へ転送する。ネットワーク制御部22は、転送されてきたフレームであるNETフレームのヘッダを解析し宛先識別子がマルチキャストか否かを確認する。宛先識別子がマルチキャストであれば、ヘッダを削除した上でアプリケーションデータ処理部21へ転送する。
アプリケーションデータ処理部21においては、ヘッダ情報(ヘッダに格納されている各種情報)に基づいて、転送されてきたフレームがマルチキャストフレームか否かをフレーム種別判定部214が判定する。マルチキャストフレームの場合(ステップS22:Yes)、さらに、マルチキャストフレーム要否判定部213が、受信の必要なデータか否かを判定する(ステップS23)。例えば、保存データとの重複等を判断する。すなわち、過去に受信しているものと同じフレームの場合には受信不要と判断する。受信不要であれば(ステップS23:No)、転送されてきたマルチキャストフレームを廃棄する(ステップS28)。一方、受信が必要の場合(ステップS23:Yes)、保存する(ステップS24)。保存した場合には、ブロック誤り訂正復号可否判定部212が、ブロック誤り訂正復号により配信アプリケーションデータを復元可能か確認する(ステップS25)。データの復元が不可能であれば(ステップS25:No)、ステップS21に戻って次のマルチキャストフレームを待つ。データの復元が可能であれば(ステップS25:Yes)、送達確認信号送信部215がデータ送信元である親ノード(無線通信装置1)宛に送達確認信号をユニキャストで送信するとともに、ブロック誤り訂正復号部211が復号処理を行う(ステップS26、S27)。なお、上記のステップS22おいて、転送されてきたフレームがマルチキャストフレームではないと判定した場合には(ステップS22:No)、ユニキャストで送信されてきたデータである通常データの受信処理を行う(ステップS29)。
図6は、子ノードが受信したマルチキャストフレームから元の送信データ(配信アプリケーションデータ)を復元する動作(基本動作)を示す図である。図示したように、子ノードは、親ノードが配信アプリケーションデータに基づいて生成した複数のマルチキャストフレーム(MACフレーム#1,#2,…)を受信すると、まず、MACフレームのヘッダを取り外してNETフレーム(NETフレーム#1,#2,…)を抽出し、次に、NETフレームのヘッダを取り外してマルチキャストフレーム(マルチキャストフレーム#1,#2,…)を抽出する。さらに、マルチキャストフレームのヘッダを取り外して情報ブロック(冗長ブロック#1,#2,…)と冗長ブロック(冗長ブロック#1,#2,…)を抽出し、冗長ブロックを用いて情報ブロックの誤り訂正復号を行う。最後に、分割された状態のデータ(情報ブロック#1,#2,…,#n)を結合して配信アプリケーションデータを復元する。
以上が子ノードによるデータ受信動作であるが、子ノードは、この動作に加え、受信したフレーム(マルチキャストフレーム、ユニキャストフレーム)の転送処理を必要に応じて実施する。
子ノードは、ユニキャストフレームを受信した場合には、その宛先を確認し、予め保持している経路情報に従って転送する。例えば、親ノード宛のフレーム(送達確認信号など)を受信した場合、親ノードに向けて転送する。
また、マルチキャストフレームを受信した場合には、以下の手順に従い、フレームの転送必要性判断と転送を実施する。すなわち、子ノードのネットワーク制御部22は、親ノードなどの上位ノードからマルチキャストフレームを受信した場合、下位ノードが存在しているかどうかを確認し、下位ノードが存在していなければ受信したマルチキャストフレームを転送しない。これに対して、下位ノードが存在する場合には、マルチキャスト転送を行う。具体的には、ネットワーク制御部22のマルチキャスト伝送制御部221が、無線アクセス制御部23から受け取ったフレームのヘッダ内の送信元アドレスを自身の識別子に書き換え、NETフレームとして無線アクセス制御部23へ出力する。なお、ヘッダ内の送信元アドレスを書き換えずに無線アクセス制御部23へ転送(出力)しても構わない。無線アクセス制御部23は、ネットワーク制御部22から受け取ったNETフレームに対し、宛先としてリンクレベルのマルチキャスト識別子を、送信元として自身の識別子を格納したヘッダを付与し、MACフレームとして無線信号処理部24経由で無線送信する。なお、ネットワーク制御部22において、上位ノードから受信したマルチキャストフレームに限定して転送を行うのは、マルチホップネットワークにおいてマルチキャストフレームの上位ノードへの逆流が発生し、輻輳することを避けるためである。無線環境によっては上位ノードではないノード(親ノードの方向に2ホップ以上先のノードや配下のノード)から送信されたマルチキャストフレームを受信する場合も考えられるが、その場合にはアプリケーション処理部への転送し重複データでなければ保持するが、下位ノードへの転送処理を行わないようにしてトラフィックの増加を抑える。または、上位ノードよりも先の親ノード方向のノードから受信したマルチキャストフレームを転送し、その後に上位ノードから受信した同一のマルチキャストフレームは転送しないようにしてもよい。
また、メッシュネットワークの場合、上位ノードが複数存在し、伝送するマルチキャストフレームが増大してしまう可能性がある。そのため、マルチキャスト中継する場合は転送対象の上位ノードを絞っても良い。
ここで、ネットワーク制御部22が上位ノードから送信されたマルチキャストフレームか否かを判定する方法については特に規定しない。無線アクセス制御部23との連携で実現しても良いし、子ノードが転送する際にネットワーク制御部22において送信元アドレスを自身の識別子に書き換えることとし、NETフレームの送信元アドレスから判定しても良い。この際送信元アドレスは上位ノードになっていても送達確認信号の送信先は親ノードとなるように設定しておく。ホップ数等の指標をヘッダに格納するように構成し、ホップ数(転送回数)から判定するようにしても良い。
このように、本実施の形態の無線通信システムにおいて、データの配信元となる親ノードは、配信データをマルチキャストで送信する場合、配信先となるシステム内の全ての子ノードがデータを正常に受信できたことを検出するまで、すなわち、全ての子ノードから送達確認信号を受信するまで、同一データのマルチキャスト送信を繰り返し行う。一方、子ノードは、マルチキャスト送信されたデータ(マルチキャストフレーム)から配信アプリケーションデータを正常に復元できた場合、送達確認を親ノード宛に送信することとした。これにより、効率的かつ信頼性の高いマルチキャスト送信を実現できる。
また、子ノードは、上位ノードからマルチキャストされたデータを受信し、かつ下位ノードが存在する場合にデータをマルチキャスト転送することとしたのでマルチキャストフレームが必要以上に転送されるのを回避してトラフィックの増加を抑えることができる。トラフィックの増加を抑えることによりフレームの衝突発生率も抑えることができ、信頼性を向上させることができる。
また、ブロック誤り訂正符号の適用により通信路上での誤りに対する耐性が向上し、効率的なデータ伝送を実現できる。また、マルチキャストの適用により、一度に複数の通信を実現することにより伝送が効率化される。さらに、送信元に関わらずアプリケーションデータ処理部までフレームを転送するため、通常の通信経路ではないノードからの情報も受信することで経路ダイバーシチ効果を得ることができる。これらの総合的な効果により、マルチホップ無線メッシュネットワークにおける親ノードから各子ノードへの同一データの配信を効率的かつ高信頼に行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、親ノードが送信するマルチキャストフレームと子ノードが中継(転送)するマルチキャストフレームが衝突することを考慮していない。そこで、本実施の形態では、実施の形態1で説明した無線通信システムにおいて、親ノードの送信頻度の制御を実施する。具体的には、中継する子ノード数や以前のマルチキャスト配信実施時に全ての子ノードから送達確認信号を受信するまでに送信したマルチキャストフレームの送信数(≒誤り発生数)の統計値を指標とし、マルチキャストフレームの送信間隔を制御する。例えば、中継する子ノードの数が多い場合、全ての子ノードから送達確認信号を受信するまでに送信したマルチキャストフレームの送信数が大きい場合、親ノードは、マルチキャストフレームの送信周期を大きくして送信頻度を下げる。中継する子ノード数および全ての子ノードから送達確認信号を受信するまでに送信したマルチキャストフレームの送信数の双方を考慮して送信周期を決定しても良い。なお、親ノードの構成は実施の形態1と同様である(図2参照)。
上記のような機能を親ノードのマルチキャストフレーム送信制御部114が具備することで、実施の形態1に比べて無線ネットワーク上で発生するシステム内干渉による誤りが抑制され、親ノードが送信するマルチキャストフレーム数が低減するという効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態1および2では、親ノードは、全ての子ノードから送達確認信号を受信するまでマルチキャストフレームを送信し続けることから、親ノードおよび中継ノードとなる子ノードの送信機会が多くなってしまう。そこで、本実施の形態では、実施の形態1または2で説明した無線通信システムにおいて、親ノードが具備しているアプリケーションデータ処理部11の機能(図2参照)と、上位のノードへの送達確認信号の送信機能を具備し、配信アプリケーションデータを復元できた中継を行う子ノードがマルチキャストフレームの送信を親ノードに代わって実施する。
すなわち、本実施の形態の無線通信システムにおいて、下位ノードが存在している子ノードは、上位ノードから受信したマルチキャストフレームにより配信アプリケーションデータの復元が完了すると、親ノードと上位ノードに送達確認信号を送信し、親ノードや上位ノードに代わってマルチキャストフレームの生成、送信処理を行う。親ノードやその処理を引き継いだ子ノードは、送達確認信号を全ての下位ノードから受信すると、マルチキャストフレームの繰り返し送信を終了する。このようにして下位ノードがマルチキャストフレームの配信を引き継ぐ。
このように、本実施の形態の子ノードは、親ノードによるマルチキャスト配信処理を引き継ぎ、さらにその処理を下位ノードへと引き継ぐことで親ノードに近いノードの送信負荷を下げることができる。この結果、マルチキャストフレームの送信回数を抑制することができ、実施の形態1や2に比べて親ノードや中継を行う子ノードが送信するマルチキャストフレーム数を削減できる。
実施の形態4.
実施の形態3では、上位ノードへの送達確認信号の送信をトリガとして、送達確認信号を送信した子ノードがマルチキャストフレームの生成送信処理を開始する。そのため、上位ノードがマルチキャストフレームの送信を停止していなくても下位の子ノードが代行送信を始めてしまい、無駄なデータ送信が発生する。
そこで、本実施の形態の子ノードは、マルチキャストフレームの受信を完了し、上位ノードに送達確認信号を送信した後、タイマを活用し、一定時間上位ノードからのマルチキャストフレームの受信が確認できなかった場合に、代行処理(配信アプリケーションデータからマルチキャストフレーム生成して送信する処理)を開始する。もしくは、上位ノードが全ての下位ノードから送達確認信号を受信後、各下位ノードに対して代行開始の指示を行うようにしてもよい(子ノードは指示を受けてから代行処理を開始する)。また、単純に、子ノードは、送達確認信号を送信するとともに代行処理を開始し、その後は上位ノードから転送されたマルチキャストフレーム(代行処理で送信しているものと同じマルチキャストフレーム)の転送処理を行わないことにしても良い。これ以外の部分は実施の形態3と同様である。
なお、上記のタイマ値は、例えば、システムの規模(子ノードの数)に基づいて決定した値とする。また、ネットワーク構成、具体的には、上位ノードからマルチキャストフレームを直接受信する下位ノードの数に基づいて決定した値としても構わない。
本実施の形態によれば、実施の形態3と比較してシステム全体で通信されるデータ量を削減できる。
実施の形態5.
実施の形態4では、上位ノードへ送達確認信号を送信後、代行処理を始めるまでの最適なタイマ値はシステム構成や周囲の無線環境によって異なるため設定が困難である(システム構成や無線環境に応じてタイマ値の設定を変更する必要があった)。また、複数の上位ノードを持つネットワーク構成の場合、下位ノードに対する制御が困難となる可能性がある。そこで、本実施の形態の親ノードおよび子ノードは、ネットワーク構成の情報を予め収集して保持しておき、下位ノードを有する親ノードおよび子ノードは、マルチキャストフレームの送達状況を確認しながら、代行処理を実行する下位ノードを指定することとする。すなわち、子ノードは、送達確認信号を送信後、上位ノードから指示を受けた場合に代行処理を開始する。親ノードや上位ノードは、一定条件を満たしたタイミングで、配下のノードの一部または全てに対して代行処理の開始を指示する。例えば、全ての下位ノードから送達確認信号を受信した時点で、処理を代行させる下位ノードを選択し、選択した下位ノードに対して代行処理の開始を指示する。処理を代行させる下位ノードの選択は、例えば、配下ノードの有無に基づいて選択する。すなわち、配下ノードを有している下位ノードを選択し、代行処理を実行させる。これ以外の部分は実施の形態4と同様である。
本実施の形態によれば、システムの特性などに合わせた複雑な設定や制御が不要になる。
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、配信アプリケーションデータが受信できていない子ノードが少なくなっても、上位ノード(親ノード、下位ノードを有する子ノード)がマルチキャストフレームの送信を続けるため、無駄なデータ送信が増えてしまう。また、受信側は配信アプリケーションデータの受信が完了していても、マルチキャストフレームを受信した場合、アプリケーションデータ処理部11(図2参照)で不要データ(受信する必要が無いデータ)と分かるまで受信処理を実行してしまい、無駄な電力を消費してしまう。
そこで、本実施の形態では、実施の形態1〜5で説明した無線通信システムにおいては、マルチキャスト伝送による伝送効率化の効果がない台数や構成まで配信アプリケーションデータが受信できていない子ノードが少なくなったことを検出した場合(送達確認信号が送信されてきていない子ノードが一定数以下となった場合)、配信アプリケーションデータの送信元ノードは、ユニキャストによる伝送に切り替えることとする。
上記の機能を親ノードおよび子ノードが具備することで、実施の形態1〜5と比較して無駄なデータ送信を抑制することが可能となり、さらに、各ノードの電力消費量も抑えることができる。
なお、ユニキャストに切り替える条件は親ノードと中継ノード(下位ノードを有する子ノード)の全てで同じとしてもよいし、ノードごとに個別の条件を設定してもよい。親機ノードと中継ノードのうち一部のみがユニキャストに切り替えるように条件を設定しても構わない。中継ノードは、上位のノードに代わってデータフレームを送信する場合、配下ノードが少なければ最初からユニキャストで送信を行うようにしても構わない。
各実施の形態では、配信アプリケーションデータをマルチキャスト送信する場合について説明したが、ブロードキャスト送信する場合に対しても本発明は適用可能である。
以上のように、本発明にかかる無線通信装置は、マルチホップ無線メッシュネットワークに有用であり、特に、特定のノードが他の全てのノードに対して同一データを配信する必要があるマルチホップ無線メッシュネットワークに適している。
1,2 無線通信装置、11,21 アプリケーションデータ処理部、12,22 ネットワーク制御部、13,23 無線アクセス制御部、14,24 無線信号処理部、15,25 アンテナ、111 ブロック分割部、112 ブロック誤り訂正符号化部、113 マルチキャストフレーム生成部、114 マルチキャストフレーム送信制御部、115 送達状況管理部、121,131,221,231 マルチキャスト伝送制御部、211 ブロック誤り訂正復号部、212 ブロック誤り訂正復号可否判定部、213 マルチキャストフレーム要否判定部、214 フレーム種別判定部、215 送達確認信号送信部。

Claims (12)

  1. マルチホップ無線メッシュネットワークを構成する無線通信装置であって、
    マルチキャストフレームを送信するマルチキャストフレーム送信手段と、
    前記マルチキャストフレーム送信手段が送信したマルチキャストフレームに対する応答フレームを他の無線通信装置から収集する応答フレーム収集手段と、
    を備え、
    前記マルチキャストフレーム送信手段は、前記応答フレーム収集手段がマルチホップ無線メッシュネットワークを構成している他の全ての無線通信装置から前記応答フレームを受信するまで、同一マルチキャストフレームを繰り返し送信することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記マルチキャストフレーム送信手段は、マルチホップ無線メッシュネットワークを構成している他の無線通信装置の数、および過去のデータ配信で同一マルチキャストフレームを繰り返し送信した回数の少なくとも一方に基づいて決定した周期で、同一マルチキャストフレームを繰り返し送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. マルチホップ無線メッシュネットワークを構成する無線通信装置であって、
    マルチキャストフレームを送信するフレーム送信手段と、
    前記フレーム送信手段が送信したマルチキャストフレームに対する応答フレームを他の無線通信装置から収集する応答フレーム収集手段と、
    を備え、
    前記フレーム送信手段は、前記応答フレーム収集手段がマルチホップ無線メッシュネットワークを構成している一定数以上の他の無線通信装置から前記応答フレームを受信するまで、同一マルチキャストフレームを繰り返し送信することを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記フレーム送信手段は、同一マルチキャストフレームを繰り返し送信する動作を終了後、それまで繰り返し送信していたマルチキャストフレームに格納されていたものと同じデータを格納したユニキャストフレームを、その時点で応答フレームの受信が完了していない他の無線通信装置に対して送信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. マルチキャストフレームに対する応答フレームをネットワーク内の一定数以上の無線通信装置から受信するまで同一マルチキャストフレームの送信を繰り返すマルチキャストフレーム配信元装置とともにマルチホップ無線メッシュネットワークを構成する無線通信装置であって、
    前記マルチキャストフレーム配信元装置で生成されたマルチキャストフレームを正常に受信した場合に正常受信を示す応答フレームを送信する応答フレーム送信手段と、
    前記マルチキャストフレーム配信元装置で生成されたマルチキャストフレームを正常に受信し、かつ自身を介して前記マルチキャストフレーム配信元装置と通信する他の無線通信装置である配下ノードが存在する場合に、当該マルチキャストフレームを転送するフレーム転送手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記フレーム転送手段は、マルチキャストフレームに対する応答フレームを1ホップ下位の全ての配下ノードから受信するまで、前記正常に受信したマルチキャストフレームと同じマルチキャストフレームを繰り返し送信することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記フレーム転送手段は、マルチキャストフレームに対する応答フレームを一定数以上の配下ノードから受信するまで、前記受信したマルチキャストフレームと同じマルチキャストフレームを繰り返し送信することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 前記フレーム転送手段は、同じマルチキャストフレームを繰り返し送信する動作を終了後、それまで繰り返し送信していたマルチキャストフレームに格納されていたものと同じデータを格納したユニキャストフレームを、その時点で応答フレームの受信が完了していない配下ノードに対して送信することを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記フレーム転送手段は、前記応答フレーム送信手段による応答フレームの送信が終了後、マルチホップ無線メッシュネットワークを構成している無線通信装置の数、またはマルチホップ無線メッシュネットワークのネットワーク構成に基づいて決定した時間が経過してから送信処理を開始することを特徴とする請求項6、7または8に記載の無線通信装置。
  10. 前記フレーム転送手段は、前記応答フレーム送信手段による応答フレームの送信が終了後、当該応答フレームに対応するマルチキャストフレームの転送指示を受けた場合に、前記受信したマルチキャストフレームと同じマルチキャストフレームの繰り返し送信を開始することを特徴とする請求項6、7または8に記載の無線通信装置。
  11. マルチホップ無線メッシュネットワークにおけるデータ配信方法であって、
    配信データをマルチキャスト送信するマルチキャスト送信ステップと、
    前記マルチキャスト送信したデータに対する送達確認をマルチホップ無線メッシュネットワーク内の無線通信装置から収集する送達確認収集ステップと、
    を含み、
    前記送達確認収集ステップにおいてマルチホップ無線メッシュネットワーク内の全ての無線通信装置から前記送達確認を収集するまで、前記マルチキャスト送信ステップを繰り返し実行することを特徴とするデータ配信方法。
  12. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の無線通信装置である親ノードと、
    請求項5〜10のいずれか一つに記載の無線通信装置である子ノードと、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
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