JP2015011688A - 道路管制支援装置、道路管制支援プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

道路管制支援装置、道路管制支援プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Naoki Murata
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Abstract

【課題】事象が発生した道路上の地点や区間に応じて、閉鎖すべき道路区間を自動的に抽出し、閉鎖すべき道路区間を他の道路区間と区別できるようにスピーディに表示する。
【解決手段】道路管制支援装置100は、道路地点と、道路地点に関連付けられた、閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルと、道路区間に関連付けられた属性データを持つ道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルを格納する記憶部120と、道路図形オブジェクトを表示する表示部DISと、道路図形オブジェクトとして示される道路区間上の事象に関連する事象位置情報を受け付ける入力受付部IRと、事象位置情報に基づき閉鎖道路区間情報を抽出し、該閉鎖道路区間情報に基づき、対応する道路区間の道路図形オブジェクトを抽出する抽出部EXTと、抽出された道路図形オブジェクトの属性データを変化させるオブジェクト制御部OBCとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路管制支援装置、道路管制支援プログラムおよび記憶媒体に関し、特に、工事や事故などの事象が発生した道路上の地点や区間に応じて、閉鎖すべき道路区間を自動的に抽出し、その閉鎖すべき道路区間を他の道路区間と区別できるように表示する道路管制支援装置、道路管制支援プログラムおよび記憶媒体に関するものである。
自動車が高速走行できる幹線の自動車道路、例えば、高速道路や自動車専用道路の道路管制業務には、様々なものがある。従来は、道路管制サーバにより管理された電光掲示板、液晶モニターなどの表示装置上に、高速道路のルートの通行状態、渋滞状況、事故状況などを表示して、道路管制業務を行っている。
しかしながら、道路管制サーバは、開発に数年、十年単位のスパンをかけて開発・導入した大規模なコンピューティングシステムであるため、改変、カスタマイズなどは、数年おき、或いは10年程度になるのが一般的である。そのため、道路管制サーバの運用や仕様を変更するのは、基本的に困難が伴うのが実情である。したがって、現在はこのように道路管制サーバは小回りがきかないため、PC、端末などのクライアント側で補助道路管制支援装置の利用が試行されつつある。
さて、道路管制を支援するものとして、「道路管制システム及び道路管制方法」(特許文献1を参照されたい。)が提案されている。この従来技術は、「道路交通を円滑に行わせる為の道路管制システム及び道路管制方法に関し、原因イベントと結果イベントの関連付けを自動化する。」ことを課題とし、「道路に関する情報を収集する収集系と、情報を処理する処理系と、表示等を行う提供系とを含む道路管制システム及び道路管制方法であって、発生中イベントと入力イベントとを原因イベントと結果イベントとに関連付ける為の発生位置の距離差を閾値とした関連判定テーブル2と、原因イベントと結果イベントに分類する分類テーブル3と、制御処理部1とを備え、受信処理部4,送受信処理部7又はインタ−フェース部6を介した入力イベントに対する同一路線,同一方向の発生中イベントを抽出し、抽出した発生中イベントと入力イベントとが関連判定テーブル2を参照して閾値以下である時に、分類テーブル3を参照して原因イベントと結果イベントに分類し、新規イベント又は更新イベントとして送信する。」という構成の従来技術である。この従来技術によれば、色々な事象における判断や操作を支援することが可能になると考えられる。即ち、この従来技術は、道路管制における、管制員の操作の判断を支援する技法である。
特開2000−57474号公報
上述したように、上記従来技術では、イベント発生時の判断のサポートを受けることが可能であるが、事故や工事などのイベント(事象)発生時に、どの区間を閉鎖すべきかといった具体的な支援を提供するような技術ではない。では、現場の道路管制センターなどの操作は、どのようなものであるかと言えば、道路区間閉鎖の操作においては、各種のマニュアル、警察指導の資料、接続道路の状況の資料、渋滞情報、各ジャンクションの道路構造の図面、道路閉鎖作業用の電光掲示板の設置場所、電光掲示板搭載車両の出動可能範囲、閉鎖するランプ線の有効性を記載した資料などを電子的に検索して、或いは、これら資料の印刷物の紙媒体を参照して、道路管制員が、交通管理者と協議の上、閉鎖すべき道路区間の判断をしている。
しかしながら、交通事故などの事象は、いつ、どこで起こるか予測するのは非常に困難であり、実際の事故のときに、閉鎖すべき道路区間の選択を適切かつ迅速に行うことは、実際問題として非常に難しいと言える。また、工事も様々な地点で行われるが、このような予定された事象であっても、閉鎖区間の設定いかんで、周辺道路の渋滞状況が大きく変化したり、ドライバーの快適性が大きく変化したり、輸送業者にとっては、荷物を届ける時間が大きく遅れたりすることもあり、高速道路などの大量輸送路の閉鎖区間を適切に判断して、設定することは、道路管制業務において非常に重要な作業の1つであると言える。即ち、高速道路などの道路管制業務は、高速道路の渋滞の発生を抑止するだけではなく、高速道路を出た車両の渋滞、或いは、高速道路に戻ったり、流入したりすることについても配慮して、快適な、輸送環境や運転環境が提供されるように、閉鎖区間を設定すべきであるが、現状では、そこまでをきめ細かく対応するのは難しいと言える。上述したように、このような閉鎖区間の設定を最適化するような装置やプログラムは、いまだ十分なものは開発されていないのが現状である。
さらに、このようにして抽出された閉鎖道路区間をグラフィカルに表示するのには、一般的には、JEPG、GIF、或いはビットマップなどの画像データが利用されるが、複数の道路区間をグラフィカルに表示するには、多くのコンピューティングパワーを消費する。したがって、通常の道路区間の表示から、閉鎖区間を区別して表示するような画像データに切り替えるのに、コンピュータ(通常のPC)上ではかなりの時間がかかり、画面応答性が低いという問題がある。
そこで、本発明の目的は、工事や事故などの事象が発生した道路上の地点や区間に応じて、閉鎖すべき道路区間を自動的に抽出し、その閉鎖すべき道路区間を他の道路区間と区別できるようにスピーディに表示する道路管制支援装置、道路管制支援プログラムおよび記憶媒体を提供することである。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による道路管制支援装置(システム)は、
道路地点または道路区間と、道路地点または道路区間の各々に関連付けられた、始点となる車両出入口および終点となる車両出入口からなる閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルと、道路区間の各々に関連付けられた、属性データを持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルと、を格納する記憶部と、
前記複数の道路図形オブジェクトのうちの、複数の道路区間に関連付けられた複数の道路図形オブジェクトを表示する表示部と、
前記表示部に表示される道路図形オブジェクトとして示される複数の道路区間上のいずれかの事象に関連する地理的位置を示す事象位置情報の入力を受け付ける入力受付部と、
前記事象位置情報に基づき、前記道路情報マスターテーブルを参照して、閉鎖道路区間情報を抽出し、前記道路図形マスターテーブルを参照して、該閉鎖道路区間情報に基づき、対応する少なくとも1つの道路区間(即ち、閉鎖道路区間)の道路図形オブジェクトを抽出する抽出部と、
前記抽出された道路図形オブジェクトの属性データを変化させるオブジェクト制御部と、
を有する。
本実施態様によれば、属性データ、例えば、色属性の変化に応じて、表示部において、閉鎖道路区間の色だけが閉鎖を示す色、例えば、元の色属性の青から、徐々に或いは瞬時に赤に変化させて、通常の道路区間と閉鎖道路区間とを区別させて表示することが可能となる。
また、第2の発明による道路管制支援装置(システム)は、
道路地点または道路区間と、道路地点または道路区間の各々に関連付けられた、始点となる車両出入口および終点となる車両出入口からなる閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルと、道路区間または閉鎖道路区間の各々に関連付けられた、道路区間と閉鎖道路区間とで異なる属性データを持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルと、を格納する記憶部と、
前記複数の道路図形オブジェクトのうちの、複数の道路区間に関連付けられた複数の道路図形オブジェクトと、少なくとも1つの閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトを、他の道路図形オブジェクトよりも背面のレイヤーで表示する表示部と、
前記表示部に表示される道路図形オブジェクトとして示される複数の道路区間上のいずれかの事象に関連する地理的位置を示す事象位置情報の入力を受け付ける入力受付部と、
前記事象位置情報に基づき、前記道路情報マスターテーブルを参照して、閉鎖道路区間情報を抽出し、前記道路図形マスターテーブルを参照して、該閉鎖道路区間情報に基づき、対応する少なくとも1つの道路区間(即ち、閉鎖道路区間)の道路図形オブジェクトを抽出する抽出部と、
前記抽出された道路図形オブジェクトのレイヤーを他の道路図形オブジェクトよりも前面(例えば最前面)に変化させるオブジェクト制御部と、
を有する。
本実施態様によれば、レイヤーの変化に応じて、表示部において、異なる属性データ、例えば色属性が異なる閉鎖道路区間が最前面に表示させて、通常の道路区間と閉鎖道路区間とを区別させて表示することが可能となる。
また、第3の発明による道路管制支援装置(システム)は、
前記表示部が、
前記複数の道路図形オブジェクトと共に、地図を表示し、
前記入力受付部が、
前記表示部に表示された、前記地図上でタッチパネル、マウス、または、座標指示装置を用いた、前記道路地点または道路区間を含む事象位置情報の入力を受け付ける、
ことを特徴とする。
また、第4の発明による道路管制支援装置(システム)は、
前記道路図形オブジェクトが、マイクロソフト(商標)オートシェイプである、
ことを特徴とする。
マイクロソフト(商標)オートシェイプは、ワード(商標)、エクセル(商標)、パワーポイント(商標)などで使用されるグラフィックオブジェクトである。
また、第5の発明による道路管制支援装置(システム)は、
前記道路図形オブジェクトの属性データが、
色属性、線属性(線のスタイル)、陰属性、模様属性(塗りつぶしのテクスチャ)、および、透過属性(透明性属性)のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録したコンピュータ可読な記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。なお、下記の方法やプログラムの各ステップは、データの処理においては必要に応じて、CPU、DSPなどの演算処理装置(プロセッサ)を使用するものであり、入力したデータや加工・生成したデータなどを磁気テープ、HDD、メモリなどの記憶装置に格納するものである。
例えば、本発明をプログラムとして実現させた、第6の発明による道路管制支援プログラムは、
演算処理装置を第1〜5の発明のいずれかに記載の道路管制支援装置として機能させる道路管制支援プログラムである。
また、本発明をコンピュータ可読な記録媒体として実現させた、第7の発明による記憶媒体は、
道路管制支援プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体である。
本発明によれば、事や事故などの事象が発生する道路上の地点や区間に応じて、閉鎖すべき道路区間を自動的に抽出(決定)し、その閉鎖すべき道路区間を他の道路区間と区別できるようにスピーディに表示させることが可能となる。
図1は、本発明の一実施態様による道路管制支援装置(システム)の概要を示すブロック図である。 図2は、図1に示した道路管制支援装置で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、道路地点・道路区間と、閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルのデータフォーマットの一例を示す図である。 図4は、道路区間の各々に関連付けられた、色属性を持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルのデータフォーマットの一例を示す図である。 図5は、図2の処理および図3のテーブルを利用したときの閉鎖道路区間の設定およびその道路図形オブジェクトの属性データの変化を示す模式図である。 図6は、図5のように閉鎖道路区間が設定され、道路図形オブジェクトを変化させたときの効果を示す模式図である。 図7は、図5のように閉鎖道路区間が設定され、道路図形オブジェクトを変化させたときの効果を示す模式図(別区間で事故発生のパターン)である。 図8は、2つの道路図形オブジェクトの背面のレイヤーに1つの道路図形オブジェクトを配置した実施態様を説明する模式図である。 図9は、2つの道路図形オブジェクトの前面のレイヤーに1つの透明な道路図形オブジェクトを配置した実施態様を説明する模式図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施態様による道路管制支援装置(システム)の概要を示すブロック図である。図に示すように、道路管制支援装置100(RCS)は、制御部(CPU、演算処理装置、プロセッサ)110、入力部IN、出力部OUT、通信部COM、記憶部120、および、表示部DIS(タッチパネル付きが好適である。)を有する。制御部110(CPU,プロセッサ、演算処理装置など)は、入力受付部IR、抽出部EXT、オブジェクト制御部OBCを有する。
記憶部120が、道路地点または道路区間と、道路地点または道路区間の各々に関連付けられた、始点となる車両出入口および終点となる車両出入口(例えば、始点となるのは、本線への進入規制が敷かれる車両出入口であり、本線を走行する車両はそこより先は通行止めとなり、本線から出されるインターチェンジなど)からなる閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルRIMと、道路区間の各々に関連付けられた、属性データ(例えば、色属性)を持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルRGMとを格納する。道路地点または道路区間は、道路の地点を示す地理的情報であれば、住所、座標などでもよく、これに関連付けられる車両出入口も、その地点を示す地理的情報であれば、住所、座標などでもよい。また、記憶部120は、道路情報やその他の施設、建物を含む地図情報MPをさらに格納する、或いは、予め格納している。
表示部DISが、複数の道路図形オブジェクトのうちの、複数の道路区間に関連付けられた複数の道路図形オブジェクトを表示する。入力受付部IRは、表示部DISに表示される道路図形オブジェクトとして示される複数の道路区間上のいずれかの事象に関連する地理的位置を示す事象位置情報の入力を受け付ける。事象位置情報入力の形式としては、表示部のタッチパネルでタッチして入力することが好適であるが、道路名と起点からの距離(東名高速の用賀インターチェンジから10km、2kmポスト、AA高速のBBインターチェンジから上り方面3km、CC高速の20kmポストから下り100mなど)、住所、町名、地域名、位置座標(緯度、経度など))でも入力してもよい。
そして、抽出部EXTは、事象位置情報に基づき、道路情報マスターテーブルRIMを参照して、閉鎖道路区間情報を抽出し、道路図形マスターテーブルRGMを参照して、該閉鎖道路区間情報に基づき、対応する少なくとも1つの道路区間(即ち、閉鎖道路区間)の道路図形オブジェクトを抽出する。最後にオブジェクト制御部OBCは、抽出された道路図形オブジェクトの属性データ(例えば、色属性データ)を変化させる。
即ち、表示部DISは、管制対象の道路を含む地図を表示し、入力受付部IRが、表示部DISに表示された地図上で、表示部DISに設けたタッチパネル、マウスMUS、または、座標指示装置(図示せず)を用いた、道路地点または道路区間を含む事象位置情報の入力を受け付けることが好適である。
道路管制支援装置100は、通信部COM、ネットワークNETを介して、高速道路の交通全体を管制する交通管制サーバTCS、高速道路の管制、維持、保全、事故対応を行う者が持つ端末PC1、PC2、携帯端末PDA1、携帯電話端末MS1と接続し、情報のやり取りが可能である。出力部OUTは、プリンタPRNに本装置に格納される情報や生成・抽出・特定された情報を出力することができる。表示部DISも、本装置に格納される情報や生成・抽出・特定された情報を表示することができる。入力部INは、マウスMUSやキーボードKBDを介して入力される操作指示や情報入力を受け付け、受け付けた情報やデータを入力受付部IRに渡す。
このように、生成・抽出した情報や中間データおよび取得したデータを外部に送信したり、表示部に表示したり、生成・抽出した情報や中間データおよび取得したデータなどを記憶部に格納したりすることは、後述する他の実態態様でも同様に可能であることに注意されたい。なお、本装置は、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、サーバ、PC、スマートフォンなどの携帯端末などのコンピュータ、或いは、本装置の機能や処理手順(方法)をコンピュータ上で実現(実行)するプログラムモジュールをコンピュータが持つCPUや記憶部に保持したり、外部のサーバやストレージから読み込んだりすることで、コンピュータ上に本装置を構築することが好適であり、後続の各実施態様においても同様である。また、各機能部は、ネットワークで接続された別個のコンピュータや装置に分散させてもよい。
図2は、図1に示した道路管制支援装置で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートでは、属性データの例示として色属性を挙げて説明する。図に示すように、ステップS11にて、記憶部120は、道路地点または道路区間と、道路地点または道路区間の各々に関連付けられた、始点となる車両出入口および終点となる車両出入口からなる閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルRIMと、道路区間の各々に関連付けられた、色属性を持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルRGMとを格納する。ちなみに、各実施態様でのステップS11などのマスターテーブルへの格納ステップは、一回実施しておけば、その情報が変更されるまでは再実施する必要はない。或いは、格納ステップは、当該情報を格納したHDD,ROMやフラッシュメモリなどの記憶媒体を装置やコンピュータに搭載することで不要となる。
次に、ステップS12にて、表示部DISは、複数の道路図形オブジェクトのうちの、複数の道路区間に関連付けられた複数の道路図形オブジェクトを表示する。ステップS13では、入力受付部IRは、表示部DISに表示される道路図形オブジェクトとして示される複数の道路区間上のいずれかの事象に関連する地理的位置を示す事象位置情報の入力を受け付ける。上り、下りなどの道路の方向を含むことが好適であるが、地点入力の精度を高めることで、上りの車線の道路なのか、下りの車線の道路なのかまで入力をすることが可能である。道路を表示した画面において、タッチパネルをタッチすることで入力するのが好適であるが、文字情報、数字、記号、略号、略字などで道路地点または道路区間をキーボードKBDなどで入力してもよい。
次に、ステップS14では、抽出部EXTは、事象位置情報に基づき、道路情報マスターテーブルRIMを参照して、閉鎖道路区間情報を抽出し、道路図形マスターテーブルRGMを参照して、該閉鎖道路区間情報に基づき、対応する少なくとも1つの道路区間(即ち、閉鎖道路区間)の道路図形オブジェクトを抽出する。最後に、ステップS15にて、オブジェクト制御部OBCは、抽出された道路図形オブジェクトの色属性データを変化させる。即ち、表示部DISにおいて、閉鎖道路区間の色属性を変えることで、他の道路区間と区別できるように表示される。例えば、他の道路区間の「色属性が青色」の場合に、閉鎖道路区間だけを「赤色の色属性」に変えることで、容易に当該閉鎖道路区間のみをユーザに識別させることが可能となる。
このとき、表示部DISは、閉鎖道路区間と共に、事象位置情報で示される位置を表示することが好適であり、さらに、事象が発生した道路を地図上に表示することが好適である。地図のデータは、記憶部120に格納された道路情報を含む地図情報MPから読み出して使用する。このように、事故や工事などの事象に関連する地点を入力するといった簡便な操作だけで、適切な閉鎖道路区間を抽出・特定することが可能となり、その閉鎖道路区間を他の道路区間と区別するようにグラフィカルに表示することが可能となる。これを受けて、道路管制員は、交通管制サーバTCSに適切な操作コマンドなどを入力することが可能となる。或いは、本装置により抽出された道路閉鎖区間に基づき、交通管制サーバTCSに対応した操作コマンドを生成して、交通管制サーバTCSのAPIに当該コマンドを送出することも可能である。
図3は、道路地点・道路区間と、閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルのデータフォーマットの一例を示す図である。図に示すように道路情報マスターテーブルRIM10は、大まかには、左側の道路地点・道路区間フィールドRGF10と、右側の閉鎖道路区間フィールドRCIF10とに分かれる。道路地点・道路区間フィールドRGF10には、道路地点・道路区間RG10、RG12、RG13などの複数の項目があり、各々が、閉鎖道路区間フィールドRCIF10に含まれる閉鎖道路区間RCI11、RCI12、RGI13に関連付けられている。
例えば、RG11には下記のような道路地点や道路区間などが規定されている。
ABC高速 :起点から20km〜35kmまで
インターチェンジFF〜インターチェンジGG
20kポスト〜35kポスト
XX市YY区、YZ区、YX区
位置:緯度 35度xx分xx.xxx秒(35.xxxxx), 経度 139度xx分xx.yyy秒(139.Zzzzz)
RG12には下記のような道路地点や道路区間などが規定されている。
ABC高速 :起点から75m〜85kmまで
インターチェンジKK〜インターチェンジLL
75kポスト〜85kポスト
XX市KK区、LL区
位置:緯度 35度xx分xx.xxx秒(35.xxxxx), 経度 139度xx分38.xx秒(139.vvvv)
RG13には下記のような道路地点や道路区間などが規定されている。
ABC高速 :起点から15km〜20kmまで
インターチェンジEE〜インターチェンジFF
15kポスト〜20kポスト
RCI11には下記のような道路閉鎖区間(閉鎖区間の始点)が規定されている。
閉鎖の始点となる車両出入口
インターチェンジEE
閉鎖の終点となる車両出入口
インターチェンジGG
また、RCI12には下記のような道路閉鎖区間(閉鎖区間の始点、終点)が規定されている。
閉鎖の始点となる車両出入口
インターチェンジHH、H2
閉鎖の終点となる車両出入口
インターチェンジMM、M2
上記のように、道路区間に分岐がある場合には、2つ以上、複数の車両出入口を規定することができる。
また、RCI13には下記のような道路閉鎖区間(閉鎖区間の始点、終点)が規定されている
閉鎖の始点となる車両出入口
インターチェンジEE
閉鎖の終点となる車両出入口
インターチェンジGG
図4は、道路区間の各々に関連付けられた、色属性を持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルのデータフォーマットの一例を示す図である。図に示すように道路図形マスターテーブルRGM10は道路区間RG11、REG12と、これらの各々に関連付けられた道路図形オブジェクトOB−EF,OB−FGとがある。図の下部には、描画された道路図形オブジェクトを模式的に示してある。即ち、各道路図形オブジェクトを幾つか連結したものが高速道路HW10を構成している。
図5は、図2の処理および図3のテーブルを利用したときの閉鎖道路区間の設定およびその道路図形オブジェクトの属性データの変化を示す模式図である。図の上部に示すように、高速道路HW10を走行している車両が、インターチェンジFFとインターチェンジGGとの間の道路地点ICP10にて事故を起こして、車線が塞がれる事象が発生したものと仮定する。本発明を適用しない場合であれば、事故が起きた道路地点を含む最も短い道路区間であるインターチェンジFFとインターチェンジGGを閉鎖道路区間に設定し、インターチェンジFFを道路閉鎖の始点の車両出入口に設定することになる。本発明による装置を使用した場合には、閉鎖道路区間は、インターチェンジEEとインターチェンジFFとの2区間を含むかたちで設定される。そして、この閉鎖道路区間に対応する道路図形オブジェクトOB−EF,OB−FGが抽出される。道路図形オブジェクトOB−EF,OB−FGの属性データの色属性を変化させることによって、他の道路区間と区別でき、閉鎖道路区間であることが一目瞭然となるように画面上に表示される。図の下部でハンチングを施した部分が属性データを変化させた部分である。このように、本構成によれば、事故地点を入力するという簡便な操作だけで、適切な閉鎖道路区間が設定され、さらに、その閉鎖道路区間を区別、識別させるための描画が、別画像を使用せずに、グラフィックオブジェクトの属性データを直接変化させるという手法と取ることによって瞬時に行うことが可能となる。
図6は、図5のように閉鎖道路区間が設定され、道路図形オブジェクトを変化させたときの効果を示す模式図である。図に示すように、画面インターフェイスSCR10には、本装置による処理を使用せずに従来からの運用(図3のテーブルの閉鎖道路区間の設定は、接続道路の状況を考慮したものであるが、接続道路の状況を考慮せずに、シンプルに事象により通行できない地点の両端の車両出入口を閉鎖道路区間とする態様)によりどのような閉鎖区間が設定され、高速道路から降ろされた車両がどのようなルートで一般道路を経て、高速道路に戻るのかを示してある。
高速道路HW10を走行している車両が、インターチェンジFFとインターチェンジGGとの間の道路地点ICP10にて事故を起こして、車線が塞がれる事象が発生したものと仮定する。本発明を適用しない場合であれば、インターチェンジFFとインターチェンジGGを閉鎖道路区間に設定し、インターチェンジFFを道路閉鎖の始点の車両出入口に設定し、左の方向からくる車両は本線から降ろして、矢印AR10のように、接続道路CR11に誘導し、一般道路NW10、接続道路CR12を経て、矢印AR11,AR12を辿って、インターチェンジGGから再度、本線に入る運用となる。このとき、接続道路CR11が細すぎて(輸送量が足りない状況)、本線の輸送量を処理することができずに、接続道路CR11上で渋滞が発生してしまう。もちろん、様々な道路状況や道路関連の資料などを参照して、それなりに時間をかけるか、或いは、スキルがある道路事情を知り尽くしたベテランの管制員に頼れば、渋滞が起こらないスムーズな交通を実現すべくCR11を避ける閉鎖道路設定も可能ではあるが、その場合には、迅速な操作・処理・運用は困難を伴う。
さて、画面インターフェイスSCR11には、本装置による処理・運用を適用した場合(図2の処理と、図3、図4のテーブル使用)に設定された閉鎖区間と、高速道路から降ろされた車両がどのようなルートで一般道路を経て、高速道路に戻るのかを示してある。画面インターフェイスSCR11でも、画面インターフェイスSCR10と同様の道路状況で、同じ地点で事象が発生するものと仮定する。即ち、異なるのは本装置(本発明)を適用するか否かのみである。この例では、接続道路CR11が車線数が少なく、十分な車両の輸送量(交通量)を確保できないなどの理由から、インターチェンジFFとインターチェンジGGとの間で事象が発生した場合には、閉鎖の始点を、インターチェンジFFではなく、車両の進行方向のより上流で、かつ、十分な車線数があり、十分な輸送量を確保できる接続道路CR10に繋がるインターチェンジEEとするような項目が道路情報マスターテーブルに規定されており、そのテーブルを利用するため、閉鎖道路区間、即ち、閉鎖の始点は、インターチェンジEEが自動的に抽出され、設定される。このようにして、狭くて輸送量が十分でない接続道路CR11への車両流入を避けることができるため、CR11での渋滞を抑止して、スムーズな車両通行を提供することが可能となる。さらに、閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトOB−EF,OB−FG(ハッチングした部分)が自動的に抽出され、これらの属性データを他の道路区間と異なるものに変化させる(例えば、他の道路区間が青色の色属性の場合に、赤色の色属性に変化させる)ことによって、閉鎖道路区間が即座に理解、認識することが可能となる。
図7は、図5のように閉鎖道路区間が設定され、道路図形オブジェクトを変化させたときの効果を示す模式図(別道路区間で事故発生のパターン)である。図に示すように、画面インターフェイスSCR20には、本装置による処理を使用せずに従来からの運用(接続道路の状況を考慮せずに、シンプルに事象により通行できない地点の両端の車両出入口を閉鎖道路区間とする態様)によりどのような閉鎖区間が設定され、高速道路から降ろされた(出された)車両がどのようなルートで一般道路を経て、高速道路に戻るのかを示してある。高速道路HW10を走行している車両が、インターチェンジEEとインターチェンジFFとの間の道路地点ICP20にて事故を起こして、車線が塞がれる事象が発生したものと仮定する。本発明を適用しない場合であれば、インターチェンジEEとインターチェンジFFを閉鎖道路区間に設定し、インターチェンジFFを道路閉鎖の始点の車両出入口(その手前の電光掲示板で「ここより出よ」などの警告表示をする。)に設定し、車両の進行方向のより上流(左の方向)からくる車両は本線から降ろして、矢印AR20のように、接続道路CR10に誘導し、一般道路NW10、接続道路CR11を経て、矢印AR21,AR2を辿って、インターチェンジFFから再度、本線に入る運用となる。このとき、接続道路CR11が細すぎて(輸送量が足りない状況)、本線の輸送量を処理することができずに、接続道路CR11上で渋滞が発生してしまう。特に、郊外や大都市と大都市との間のような高速道路では、このような渋滞は顕著になる。その理由は、多くの車両が、大都市間を行き交うものであり、途中で高速道路を下されても、閉鎖区間が終了したインターチェンジからまた高速道路に戻るからである。
なお、様々な道路状況や道路関連の資料などを参照して、それなりに時間をかけるか、或いは、スキルがある道路事情を知り尽くしたベテランの管制員に頼れば、渋滞が起こらないスムーズな交通を実現すべくCR11を避ける閉鎖道路設定も可能ではあるが、その場合でも、迅速な操作・処理・運用は困難を伴う。
さて、画面インターフェイスSCR21には、本装置による処理・運用を適用した場合(図2の処理と、図3、図4のテーブル使用)に設定された閉鎖区間と、高速道路から降ろされた車両がどのようなルートで一般道路を経て、高速道路に戻るのかを示してある。画面インターフェイスSCR21でも、画面インターフェイスSCR20と同様の道路状況で、同じ地点で事象が発生するものと仮定する。即ち、異なるのは本装置(本発明)を適用するか否かのみである。この例では、接続道路CR11の車線数が少なく、十分な輸送量を確保できないなどの理由から、インターチェンジEEとインターチェンジFFとの間で事象が発生した場合には、閉鎖の始点を、インターチェンジFFではなく、車両進行方向ではより下流側で(事故地点から見て遠方)、かつ、十分な車線数があり、十分な輸送量を確保できる接続道路CR12に繋がるインターチェンジGGとするような項目が道路情報マスターテーブルに規定されており、そのテーブルを利用するため、閉鎖の終点は、インターチェンジGGが自動的に抽出され、設定される。このようにして、狭くて輸送量が十分でない接続道路CR11への車両流入を避けることができるため、CR11での渋滞を抑止して、スムーズな車両通行を提供することが可能となる。このように、本装置によれば、車両出入口の始点でも、終点でも、より適正なものが抽出されるようにテーブルに規定することで、閉鎖道路区間設定に伴う様々な不利益を低減、抑止、或いは解消することが可能となる。さらに、閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトOB−EF,OB−FG(ハッチングした部分)が自動的に抽出され、これらの属性データを他の道路区間と異なるものに変化させる(例えば、他の道路区間が青色の色属性の場合に、赤色の色属性に変化させる)ことによって、閉鎖道路区間が即座に理解、認識することが可能となる。
次に、属性データの1つであるレイヤーを使った実施態様について説明する。
図8は、2つの道路図形オブジェクトの背面のレイヤーに1つの道路図形オブジェクトを配置した実施態様を説明する模式図である。閉鎖道路区間としてインターチェンジAAとインターチェンジCCとの間が設定された場合で説明する。閉鎖道路区間としてインターチェンジAAとインターチェンジCCには、2つの道路区間の道路図形オブジェクトOB−AB(インターチェンジAAとインターチェンジBBとの区間)、(インターチェンジAAとインターチェンジBBとの区間)、道路図形オブジェクトOB−BC(インターチェンジBBとインターチェンジCCとの区間)が対応する。そして、これら2つの道路図形オブジェクトの背面のレイヤーに道路図形オブジェクトOB−AC(インターチェンジAAとインターチェンジCCとの区間である閉鎖道路区間)が配置される。これら3つの道路図形オブジェクトは表示部に表示されているが、道路図形オブジェクトOB−ACは、背面のレイヤーにあるため、隠れて見えない状況にある。
本装置のオブジェクト制御部OBCは、閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトOB−ACのレイヤーを他の道路図形オブジェクトOB−AB,OB−BCよりも前面に変化させる。このようにして、属性が赤色である閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトOB−ACのレイヤーを前面に移動させることによって、ユーザは、他の青色の属性の道路区間から、赤色の道路区間を鮮明に認識することになる。このような、グラフィックオブジェクトの属性データの変更は、演算が極めて少なくて済むため、ほぼ瞬時にレスポンスよく、通常の道路区間の表示から、閉鎖道路区間を表示した画面に変更することが可能となる。なお、図にてオブジェクトを立体的に表示したのは、作図の便宜上であり、実際には、1つのレイヤー(層)であることに注意されたい。
図9は、2つの道路図形オブジェクトの前面のレイヤーに1つの透明な道路図形オブジェクトを配置した実施態様を説明する模式図である。閉鎖道路区間としてインターチェンジAAとインターチェンジCCとの間が設定された場合で説明する。閉鎖道路区間としてインターチェンジAAとインターチェンジCCには、2つの道路区間の道路図形オブジェクトOB−AB(インターチェンジAAとインターチェンジBBとの区間)、(インターチェンジAAとインターチェンジBBとの区間)、道路図形オブジェクトOB−BC(インターチェンジBBとインターチェンジCCとの区間)が対応する。そして、これら2つの道路図形オブジェクトの前面のレイヤーに透明(透明性100%)な道路図形オブジェクトOB−AC2(インターチェンジAAとインターチェンジCCとの区間である閉鎖道路区間)が配置される。これら3つの道路図形オブジェクトは表示部に表示されているが、道路図形オブジェクトOB−AC2は、透明なため、透けて何も見えず、その背面にある青色の道路図形オブジェクトが見える状態にある。
本装置のオブジェクト制御部OBCは、閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトOB−AC2の属性データのうちの透明性(透過属性)を100%から0%に変化させることによって、その背面にある他の道路図形オブジェクトOB−AB,OB−BCを隠して見えなくする。このようにして、属性が赤色である閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトOB−AC2を顕在化させることによって、ユーザは、他の青色の属性の道路区間から、赤色の道路区間を鮮明に認識することになる。このような、グラフィックオブジェクトの属性データの変更は、演算が極めて少なくて済むため、ほぼ瞬時にレスポンスよく、通常の道路区間の表示から、閉鎖道路区間を表示した画面に変更することが可能となる。即ち、グラフィックオブジェクトの表示は、最初にグラフィックオブジェクトを描画(レンダリング)するときに多くに演算がなされるが、属性データによる属性変更のときには、計算力をあまり必要としない。本発明は、このような性質に着目してなされたものである。なお、このような透明性属性の技法は、図8のように前面に通常の道路区間の道路図形オブジェクトを配置して、この背面にある閉鎖道路区間が設定されたときに、前面に通常の道路区間の道路図形オブジェクトを透明(透明性0%)にすることで、より背面にある閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトが出願するようにして実現してもよい。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部、各ステップなどに含まれる処理や機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段/部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。或いは、本発明による装置、方法、プログラムなどの一部の構成要素、機能、処理、ステップなどを遠隔地のサーバなどに配置することも可能であることに注意されたい。例えば、本発明の実施態様による道路管制支援装置は、交通管制サーバ内に1つの機能部として実現してもよい。
100 道路管制支援装置
110 制御部
120 記憶部
AA インターチェンジ
AR10 矢印
AR11,AR12 矢印
AR20 矢印
AR21,AR2 矢印
BB インターチェンジ
CC インターチェンジ
COM 通信部
CR10 接続道路
CR11 接続道路
CR12 接続道路
DIS 表示部
EE インターチェンジ
EXT 抽出部
FF インターチェンジ
GG インターチェンジ
HH インターチェンジ
HW10 高速道路
ICP10 道路地点
ICP20 道路地点
IN 入力部
IR 入力受付部
KBD キーボード
LL インターチェンジ
MM インターチェンジ
MP 地図情報
MS1 携帯電話端末
MUS マウス
NET ネットワーク
NW10 一般道路
OB 道路図形オブジェクト
OBC オブジェクト制御部
OUT 出力部
PC1 端末
PDA1 携帯端末
PRN プリンタ
RCI11 閉鎖道路区間
RCIF10 閉鎖道路区間フィールド
RG11 道路区間
RGF10 道路地点・道路区間フィールド
RGM 道路図形マスターテーブル
RGM10 道路図形マスターテーブル
RIM 道路情報マスターテーブル
RIM10 道路情報マスターテーブル
SCR10 画面インターフェイス
SCR11 画面インターフェイス
SCR20 画面インターフェイス
SCR21 画面インターフェイス
TCS 交通管制サーバ

Claims (7)

  1. 道路管制支援装置であって、
    道路地点または道路区間と、道路地点または道路区間の各々に関連付けられた、始点となる車両出入口および終点となる車両出入口からなる閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルと、道路区間の各々に関連付けられた、属性データを持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルと、を格納する記憶部と、
    前記複数の道路図形オブジェクトのうちの、複数の道路区間に関連付けられた複数の道路図形オブジェクトを表示する表示部と、
    前記表示部に表示される道路図形オブジェクトとして示される複数の道路区間上のいずれかの事象に関連する地理的位置を示す事象位置情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記事象位置情報に基づき、前記道路情報マスターテーブルを参照して、閉鎖道路区間情報を抽出し、前記道路図形マスターテーブルを参照して、該閉鎖道路区間情報に基づき、対応する少なくとも1つの道路区間の道路図形オブジェクトを抽出する抽出部と、
    前記抽出された道路図形オブジェクトの属性データを変化させるオブジェクト制御部と、
    を有する道路管制支援装置。
  2. 道路管制支援装置であって、
    道路地点または道路区間と、道路地点または道路区間の各々に関連付けられた、始点となる車両出入口および終点となる車両出入口からなる閉鎖道路区間とを含む道路情報マスターテーブルと、道路区間または閉鎖道路区間の各々に関連付けられた、道路区間と閉鎖道路区間とで異なる属性データを持つ、複数の道路図形オブジェクトを含む道路図形マスターテーブルと、を格納する記憶部と、
    前記複数の道路図形オブジェクトのうちの、複数の道路区間に関連付けられた複数の道路図形オブジェクトと、少なくとも1つの閉鎖道路区間の道路図形オブジェクトを、他の道路図形オブジェクトよりも背面のレイヤーで表示する表示部と、
    前記表示部に表示される道路図形オブジェクトとして示される複数の道路区間上のいずれかの事象に関連する地理的位置を示す事象位置情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記事象位置情報に基づき、前記道路情報マスターテーブルを参照して、閉鎖道路区間情報を抽出し、前記道路図形マスターテーブルを参照して、該閉鎖道路区間情報に基づき、対応する少なくとも1つの道路区間の道路図形オブジェクトを抽出する抽出部と、
    前記抽出された道路図形オブジェクトのレイヤーを他の道路図形オブジェクトよりも前面に変化させるオブジェクト制御部と、
    を有する道路管制支援装置。
  3. 請求項1または2に記載の道路管制支援装置において、
    前記表示部が、
    前記複数の道路図形オブジェクトと共に、地図を表示し、
    前記入力受付部が、
    前記表示部に表示された、前記地図上でタッチパネル、マウス、または、座標指示装置を用いた、前記道路地点または道路区間を含む事象位置情報の入力を受け付ける、
    ことを特徴とする道路管制支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の道路管制支援装置において、
    前記道路図形オブジェクトが、マイクロソフト(商標)オートシェイプである、
    ことを特徴とする道路管制支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の道路管制支援装置において、
    前記道路図形オブジェクトの属性データが、
    色属性、線属性、陰属性、模様属性、および、透過属性のうちの少なくとも1つである、
    ことを特徴とする道路管制支援装置。
  6. 演算処理装置を請求項1〜5にいずれか1項に記載の道路管制支援装置として機能させる道路管制支援プログラム。
  7. 請求項6に記載の道路管制支援プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体。
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