JP2015009676A - 情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示対象の位置を容易に認識させることができる情報提供装置および情報提供方法を提案する。
【解決手段】ウインドシールド12の運転席前方の下端付近に位置する表示領域37には、液晶パネルから出力された複合画像31が表示される。この複合画像31は運転者にはウインドシールド12よりも前方に位置する虚像として認識される。複合画像31は、表示対象を示す対象物画像41と、対象物画像41の周りに表示される領域示唆画像43と、を含む画像である。対象物画像41は、表示対象の種類を示す所定の形状または記号を含む画像である。領域示唆画像43は、表示対象の存在する設定領域の車両を基準とする方向を示唆する画像であって、その設定領域の方向に対応付けて形状が定められている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の搭乗者に情報を提示する情報提供装置に関する。
車両の周辺に存在する障害物などの情報を車両の搭乗者に提示するシステムが提案されている。例えば、画像を表示する光をウインドシールド(フロントガラス)等にて反射させ運転者の目に出力し、虚像表示を行う虚像表示手段を備えており、障害物の周囲を移動する虚像を表示することで、障害物を強調して、運転者に障害物を認識させるヘッドアップディスプレイ(HUD)が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−196630号公報
運転者に提示すべき車両外部の障害物は車両進行方向の正面に存在するものばかりではなく、車両の左右前方にも存在する。一般的なHUDにおいては、ウインドシールドにおける虚像を表示可能である表示領域は一部の範囲に制限されており、正面から左右に大きく離れた位置に存在する障害物に対して強調表示を行うことは困難であった。
これに対し、虚像表示が可能である限られた表示領域においてアイコンなどを用いて障害物の存在を示す場合には、そのアイコンに示される障害物の実際の位置が即座には把握し難いという問題があった。これは虚像表示の場合に限らず、液晶等のディスプレイに障害物のアイコンを表示する場合であっても同様に発生していた。
本発明の目的は、表示対象の位置を容易に認識させることができる情報提供装置および情報提供方法を提案することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、所定の表示対象に関する対象物データを取得して、該表示対象の情報を車両(2)の搭乗者に提示する情報提供装置(1)である。ここで言う対象物データは、表示対象の位置を特定可能である情報を含むものである。
上記情報提供装置は、複合画像(31、53、65、75)を生成する画像生成手段(9、27)と、生成された複合画像を表示する画像表示手段(5)とを備える。複合画像とは、領域示唆画像(43、57、63、71)と対象物画像(41、49、55,73)とを含む画像である。
上述した領域示唆画像とは、車両外部に設定される設定領域(45、61)の上記車両を基準とする方向を示唆する画像であって、上記方向に対応付けて定められた形状の画像である。また上述した対象物画像とは、設定領域に位置する表示対象を表す所定の形状または記号を含む画像である。
このように構成された情報提供装置は、表示対象およびその表示対象が存在する領域の情報を複合画像にて表示する。複合画像を見た車両の搭乗者は、対象物画像により表示対象の存在を認識でき、領域示唆画像によりその表示対象の位置を認識することができる。
複合画像はその形状が表示対象の方向を表しているため、表示対象の方向を搭乗者に認識させることができる。また領域示唆画像は設定領域の方向、即ち表示対象の位置する方向に対応付けて定められた形状の画像であるため、直感的に表示対象の位置を認識することができる。
このように本発明の情報提供装置は、限られた範囲の表示であっても、表示対象の位置を容易に認識させることができる。
上述した領域示唆画像は、設定領域の方向を示唆する様々な形状を採用することができる。例えば、画像表示手段が車両に搭載される虚像表示装置である場合には、領域示唆画像は、左右に間隔を空けて配置され、上下方向に延びる左右一対の縦線と、上記一対の縦線の上端同士および下端同士を結ぶ一対の横線と、により輪郭が形成される四角形の画像とすることができる。この場合には、車両の位置を基準として設定領域が存在する左右の方向に関して、当該方向の側の縦線が対となる縦線よりも相対的に長くなるように表示してもよい。
このような領域示唆画像であれば、四角形を仮想的なカメラの背面のディスプレイとしてイメージすることができるため、直感的にカメラの向く方向、即ち表示対象の位置する方向を認識することができる。
また、領域示唆画像は、所定の面を規定する形態を平面に投影した形状の画像としてもよい。所定の面を規定する形態とは、面自体を有する形態の他、枠体、ドットや線およびグリッドなどが平面上に配置された図形などが考えられる。この場合、領域示唆画像を更に、上述した所定の面の法線を上述した平面に投影した直線の方向が車両を基準とする設定領域の方向に対応する画像とすることで、上記所定の面を上述した仮想的なカメラの背面のディスプレイとしてイメージすることができ、直感的に表示対象の位置する方向を認識することができる。
また、上述した問題を解決するためになされた請求項9に記載の発明は、所定の表示対象の情報を車両の搭乗者に提示する情報提供方法である。本発明の情報提供方法では、表示対象の位置を特定可能である対象物データを取得するステップと、複合画像を生成するステップと、画像を表示する画像表示手段により複合画像を表示するステップと、を有する。複合画像とは、車両外部に設定される設定領域の車両を基準とする方向に対応付けて定められた形状の画像である領域示唆画像と、上記設定領域に位置する表示対象を表す所定の形状または記号を含む対象物画像と、を有する画像である。
このような情報提供方法であれば、上述した情報提供装置と同様に、表示対象およびその表示対象が存在する領域の情報を複合画像にて表示することで、限られた範囲の表示であっても、表示対象の位置を容易に認識させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
情報提供装置の構成を説明する説明図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 (A)が運転者の視点から見た景色を示す図であり、(B)が表示領域の拡大図である。 設定領域を説明する車両上方から見た図である。 (A)〜(C)が、複数の設定領域を説明する車両上方から見た図である。 (A)〜(C)が、仮想カメラの位置が設定領域に応じて変化することを説明する車両上方から見た図である。 複数の複合画像を表示させる場合を説明する図であって、(A)が運転者の視点から見た景色を示す図であり、(B)が表示領域の拡大図である。 (A)〜(C)が、複数の複合画像の結合を説明する図である。 設定領域の距離に応じた複合画像の大きさの変化を説明する図である。 白線を複合画像に表示させる場合を説明するための運転者の視点から見た景色を示す図である。 経路を複合画像に表示させる場合を説明するための運転者の視点から見た景色を示す図であって、実際には表示されない経路を重畳した図である。 (A)〜(C)が、経路を表示する複数の複合画像を説明する図である。 障害物表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 経路表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 車両を基準として上方に位置する設定領域に対応する複合画像を説明する図である。 領域示唆画像の輪郭外に対象物画像が配置された複合画像を示す図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[実施例]
(1)全体構成
本実施例の情報提供装置1は、図1に示すように、車両2に搭載される装置であって、カメラ3、液晶パネル5、ナビゲーションシステム7、および制御装置9を備えている。この情報提供装置1は、所定の表示対象に関する対象物データを取得して、その表示対象の情報を車両の搭乗者(本実施例においては運転者)に提示する。本実施例における表示対象は、車両2外部の歩行者や車両などの障害物、および走行経路案内に用いられる経路である。
カメラ3は車両2の正面および左右の前方の画像を撮影するための撮像装置である。カメラ3にて撮影された画像は制御装置9に出力される。
液晶パネル5は、インストルメントパネル11の上部に配置され、制御装置9から出力される画像を表示する。液晶パネル5から出力された、画像を表示する光は、ウインドシールド12で反射して車両2の運転者の視点13に到達する。その結果、ウインドシールド12の前方に、液晶パネル5に表示される画像を虚像14として表示することができる。即ち、液晶パネル5とウインドシールド12により虚像表示装置を形成している。なおウインドシールド12に代えて車両2にコンバイナを設け、コンバイナを利用して虚像を表示させてもよい。
ナビゲーションシステム7は、自車両の現在位置を検出する位置検出装置16、記憶装置17、図示しないディスプレイおよびナビゲーションシステム7を統括制御する図示しないCPU等を備えている。
位置検出装置16は、GPS受信機と、ジャイロスコープと、車速センサとを備えており、これらにより自車両の位置を特定する。
記憶装置17は、地図情報を示す地図データ用の記憶領域など有している記憶媒体である。この記憶装置17に記憶されている地図データには、マップマッチング、経路探索、経路案内等に用いる道路データや、地図表示に必要な各種データからなる描画データなどが含まれる。
ナビゲーションシステム7は車両2の現在位置から所定の目的地までの経路案内を行うための経路を算出し、目的地までの経路を示す経路線をディスプレイに表示する。同時に、算出された経路のデータを制御装置9に出力する。なおこの経路のデータが、本発明における対象物データの一例であり、ナビゲーションシステム7が経路算出手段の一例である。
制御装置9は、情報提供装置1を統括制御し、液晶パネル5に画像を出力する装置であって、図2に示すように、CPU21、ROM22、RAM23、画像メモリ24および図示しない入出力インターフェースおよびこれらの構成を接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されている。
CPU21はRAM23を作業領域としてROM22に記憶されるプログラムに従って各種処理を実行する。画像メモリ24はカメラ3から出力される画像データを格納する。
説明を図1に戻る。上述した構成の制御装置9は、表示対象物検出部26、画像生成部27として機能する。
表示対象物検出部26は、カメラ3にて撮影した画像中に、表示対象の一例である障害物が存在しているかどうかを判定し、存在する場合には、車両2を基準とした障害物への方向、車両2を基準とした障害物までの距離、および障害物の大きさを算出する。これらの算出は、障害物の形状、動き、及び輝度から公知の方法で行うことができる。なお、上記障害物の方向、距離等のデータが本発明における位置を特定可能な対象物データの一例であり、また表示対象物検出部26が検出手段の一例である。
画像生成部27は、液晶パネル5に出力する複合画像を生成する。この複合画像の詳細を以下に説明する。
(2)複合画像
まず、表示対象として障害物を表示する場合について説明する。
表示される複合画面の一例を図3(A)、(B)に示す。図3(A)に示すように、運転者はウインドシールド12を介して車両前方を視認できる。本図ではウインドシールド12を介して歩行者33と白線35とが視認される。
ウインドシールド12の運転席前方の下端付近に位置する表示領域37には、液晶パネル5から出力された複合画像31が表示される。この複合画像31は運転者にはウインドシールド12よりも前方に位置する虚像として視認される。
複合画像31は、図3(B)に示すように、表示対象を示す対象物画像41と、対象物画像41の周りに表示される領域示唆画像43と、を含む画像である。
対象物画像41は、表示対象の種類を示す所定の形状または記号を含む画像である。図3(B)の対象物画像41は歩行者33の存在を示している。
領域示唆画像43は、表示対象の存在する設定領域に対応する画像である。図4に設定領域の一例を示す。設定領域45は車両2外部に予め設定される領域である。領域示唆画像43はこの設定領域45の車両2を基準とする方向を示唆する画像であって、その設定領域45の方向に対応付けて形状が定められている。
車両を基準とする方向とは、本実施例では、運転者が車両2の進行方向を向いた場合における運転者の視点13を前後に通過する直線(図4における直線A)を基準として設定領域45の主要部が存在する方向である。以降、設定領域の方向とは、この方向を意味するものとする。図4において設定領域45は左方向に存在している。
領域示唆画像43は、図3(B)に示すように、四角形の枠型の画像であって、左右に間隔を空けて配置され、上下方向に延びる左右一対の縦線44a、44bと、その一対の縦線44a、44bの上端同士および下端同士を結ぶ一対の横線44c、44dと、により輪郭が形成される四角形の画像である。
ここで、領域示唆画像43は設定領域45が存在する方向(図4においては左方向)に関して、その方向側(左側)の縦線44aが対となる縦線44bよりも相対的に長くなっている。
領域示唆画像43が上記の形状であるため、複合画像31は、図3(B)に示すように、長方形の左端を手前にして右端を奥に傾けたような遠近感を有する画像となる。
このような複合画像31は、図4に示すように虚像14の位置に配された仮想的な撮像装置である仮想カメラ47の背面に設けられたディスプレイ47bを擬似的に表現している。仮想カメラ47とは、撮影方向の反対側にディスプレイを備えるデジタルスチルカメラやカメラ付きスマートフォンのように、正面(撮影方向47a)に設定領域45を撮影するレンズが配置され、背面のディスプレイ47bに撮影された画像が表示されるものであり、背面のディスプレイ47bの外縁が領域示唆画像43により表される。
図4では仮想カメラ47は撮影方向47aが車両進行方向に対して左方向を向いているため、仮想カメラ47には設定領域45に位置する歩行者33が映され背面のディスプレイ47bに表示される。
仮想カメラ47のディスプレイ47bは視線の方向(車両進行方向、直線A)に対して傾斜して配置されているので、ディスプレイ47bは視点13からは長方形ではなく遠近感を有するように歪んだ形となる。図3(A),(B)に示す複合画像31は、視点13から見たディスプレイ47bの形状に合うように遠近感を表している。
そのため、複合画像31を見た運転者は、左方向を撮影する仮想カメラ47を見るような感覚で、直感的に障害物の位置を認識することができる。
遠近感を表すこの領域示唆画像43の形状を異なる表現で説明すると、輪郭が長方形である枠体を、その長方形の法線方向とは異なる法線方向を有する平面に投影した形状の画像であるといえる。この場合、枠体の法線(平面から離れる方向の法線)を上記平面に投影したときのその直線の方向が、車両2を基準とする設定領域45の方向に対応する。
なお、対象物画像41は上述したように領域示唆画像43に合せて遠近感を表すような形状にしてもよいし、そのような形状にしなくてもよい。
また領域示唆画像43は、図4のように設定領域45の位置と虚像14の位置(仮想カメラ47の位置)に応じて実際に視認されるような厳密に計算された形状とする必要はなく、設定領域の方向を大まかに示唆できる形状であればよい。もちろん、実際に視認される形状に近い形状としてもよい。
領域示唆画像を厳密に計算された形状としない場合には、領域示唆画像は方向を認識しやすい形状に調整してもよい。具体的には、例えば左方向に位置する設定領域に対応する領域示唆画像の場合には左側の拡大度合を右側に比較して極端に大きくすることが考えられる。このような領域示唆画像であれば、運転者は容易にその領域示唆画像が示す方向を把握することができるようになる。
ところで、本実施例においては、設定領域45が車両2の外部に複数設定されている。図5(A)〜(C)に一例を示すように、複数の領域示唆画像43a〜43cが、複数の設定領域45a〜45cのそれぞれについて、車両2を基準とする設定領域の方向に対応付けて定められた形状の画像として準備されている。各設定領域は重複する部分があってもよい。
設定領域45aは左方向に位置し、設定領域45bは正面に位置し、設定領域45cは右方向に位置する。液晶パネル5は、検出された表示対象の位置に応じて、複合画像31a〜31cのいずれかを表示される。
なお複合画像31の表示される表示領域37内の位置は、設定領域45に応じて移動してもよい。例えば図6(A)〜(C)に一例を示すように、仮想カメラ47を仮想カメラ47から間隔を空けた位置の回転軸Bを中心に回転させたように複合画像31を表示させることが考えられる。その場合、左側の設定領域45aに対応する複合画像31aは表示領域37の左側に表示させ、右側の設定領域45cに対応する複合画像31は表示領域37の右側に表示させことができる。
また、複数の表示対象が異なる設定領域に存在する場合には、図7(A),(B)に示すように、複数の複合画像31を表示領域37に表示することができる。
また、複数の複合画像を表示している場合において、表示対象が同じ設定領域に移動した場合には、図8(A)〜(C)に示すように、異なる表示対象を示していた複合画像31d、31eを結合して1つの複合画像31fに複数の表示対象を表示させてもよい。なお、図8は(A)、(B)、(C)の順に時間が経過している。
また設定領域における表示対象が存在する位置に応じて、領域示唆画像と対象物画像との位置関係を調整してもよい。例えば表示対象が設定領域内において左寄りに位置する場合には領域示唆画像の枠内における左寄りに対象物画像を表示することが考えられる。このように表示を行うことで、運転者に詳細な表示対象の位置を認識させることができる。
また図9に示す複合画像31g、31hのように、設定領域45g、45hと対応する仮想カメラ47g、47hの距離に応じてその表示の大きさを調整してもよい。例えば仮想カメラが近いほど対応する複合画像を大きくすることが考えられる。このように複合画像を生成することで、領域示唆画像の形状が同じであっても、大きさによりその距離を認識させることができる。
また図10に示すように、複合画像31は車両2外部の白線35を示す対象物画像49を含む画像であってもよい。これにより、歩行者33などの障害物と白線35との位置関係を理解し易くなる。なお白線に限らず白線以外の区画線を表示対象として表示してもよい。
次に、表示対象として経路を表示する場合について説明する。
図11は車両2外部の景色に仮想的な経路情報のイメージである経路51を重畳して示した図である。経路51は図11のように実際の道路上に重畳表示されると運転者の理解が容易になるが、そのためには広くウインドシールド12を超えて表示する必要があるため、図11に示す態様では表示できない。本実施例では、表示領域37において複合画像53を表示することで、運転者に経路51を認識させる。
図12(A)〜(C)に示すように、複合画像53a〜53cは、経路51を示す対象物画像55と、領域示唆画像57a〜57cと、を含む。経路51は位置情報を有するものであるから、複数の設定領域のうちいずれの設定領域を通過するかを判定することが可能である。
図12(A)の複合画像53aは、車両2の前方に位置する設定領域に対応する領域示唆画像57aを含む画像であって、その設定領域に存在する経路51、即ち車両2前方に位置する経路51が表示される。図12(B)の複合画像53bは、図12(A)の領域示唆画像57aに対応する設定領域よりも右側の設定領域に対応する領域示唆画像57bを含む画像であって、複合画像53aに示される経路51よりも右側の経路51を示す。また図12(C)の複合画像53cは、更に右側の設定領域に対応する領域示唆画像57cを含む画像であって、経路51の右端部まで表示されている。
情報提供装置1は複合画像53a〜53cを所定の時間間隔で切り替えて表示領域37に表示させることで、運転者に経路51の全体を認識させることができる。
(3)制御装置による処理
(3.1)障害物表示処理
制御装置9のCPU21が実行する障害物表示処理を、図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
この障害物表示処理は、カメラ3および制御装置9を含む情報提供装置1全体に電力が供給されたときに(例えば、イグニッションスイッチがオンされたときに)開始される。
本処理では、まず、カメラ3が撮影した画像を画像メモリ24から取得し(S1)、その取得した画像から障害物を検出する(S2)。そして障害物がその画像中に存在しているか否かを判定し(S3)、障害物が検出されなければ(S3:NO)、処理がS1に戻る。障害物が検出されれば(S3:YES)、処理がS4に移行する。
次に、検出された障害物の方向、距離、大きさを計算し(S4)、検出された障害物の大きさおよび形状に基づいて、障害物の種別を判定する(S5)。ここでは、予め設定された車両や人などの大きさや形状の基準値と、算出された障害物の大きさや形状と対比することで種別を判定する。
次に、障害物が存在する設定領域を判定する(S6)。ここでは、S4で算出した障害物の方向および距離に基づいて、予め設定された複数の設定領域45の中から障害物が存在する設定領域45を判定する。
次に、複合画像31を生成する(S7)。ここでは、S5にて判定された障害物の種別に対応する対象物画像41と、S6にて判定された設定領域45に対応する領域示唆画像43と、からなる複合画像31を生成する。そしてその複合画像31の画像データを液晶パネル5に出力して表示させる(S8)。その後、処理がS1に戻る。
(3.2)経路表示処理
制御装置9のCPU21が実行する経路表示処理を、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。
この経路表示処理は、ナビゲーションシステム7が運転者等の入力に応じて所定の目的地までの経路案内を開始したときに開始され、経路案内を実行する間、繰り返し実行される。
本処理では、まず、車両の現在位置情報をナビゲーションシステム7から取得する(S11)。次に、ナビゲーションシステム7から、ナビゲーションシステム7が算出した経路の情報を取得する(S12)。
次に、S12にて取得した経路情報に基づいて、経路51が通過する設定領域を判定する(S13)。そして、S13にて通過すると判定された設定領域ごとに複合画像を生成する(S14)。経路51が1つの設定領域のみを通過する場合には、1つの複合画像53を生成する。
次に、S14にて生成された複合画像53の画像データを液晶パネル5に順次出力して表示させる(S15)。その後、本処理が終了する。
(4)効果
本実施例の情報提供装置1は、対象物画像により表示対象を運転者に認識させることができ、また領域示唆画像により表示対象を運転者に認識させることができる。よって広い範囲に表示を行わなくとも、運転者に表示対象の位置を認識させることができる。
また領域示唆画像は、仮想カメラ47の背面ディスプレイ47bを表現するものであるため、運転者は直感的にその方向を認識することができる。
[変形例]
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば上記実施例においては、液晶パネル5およびウインドシールド12により虚像表示によって複合画像を表示する構成を例示したが、それ以外の表示方法であってもよい。例えば液晶ディスプレイなどの一般的な表示装置を運転席前方に配置する構成であってもよい。
また上記実施例においては、領域示唆画像により設定領域の左右方向を示唆する構成を例示したが、設定領域の上下方向を示唆する領域示唆画像を用いてもよい。具体的には図15に示すように、車両2を基準とした上方に設定領域61があり、仮想カメラ47が上方を撮影するイメージの領域示唆画像63を含む複合画像65用いる構成とすることが考えられる。
また上記実施例においては、枠型の領域示唆画像43、57の内側に対象物画像41、55が配置される構成を例示したが、図16に示すように、領域示唆画像71の輪郭の外に対象物画像73の一部または全部が位置するように複合画像75を生成してもよい。
また上記実施例においては、四角形の枠型の領域示唆画像43、57を用いる構成を例示したが、領域示唆画像は、車両を基準とする設定領域の方向に対応付けて定められた形状の画像であるならば様々な形状の画像を用いることができる。
例えば、所定の面を規定しており、正面から見た場合の形状を想像可能である形態であって、その形態を平面に投影した形状の画像であれば、その投影した画像を見ることにより上記所定の面の傾斜方向を直感的にその方向を理解できるため、領域示唆画像として用いることができる。
所定の面を規定する形態とは、その形態から面を把握できればよく、面そのものを有する形態の他、面を囲む枠体、または、多数のドットや直線またはグリッドなどが配置されることで面を規定する図形などであってもよい。
更に、所定の面の法線を上述した平面に投影したときのその直線の方向と、設定領域の方向とを対応させることで、運転者に対してより容易に方向を認識させることができる。
1…情報提供装置、2…車両、5…液晶パネル、7…ナビゲーションシステム、9…制御装置、12…ウインドシールド、14…虚像、21…CPU、26…表示対象物検出部、27…画像生成部、31,53,65,75…複合画像、33…歩行者、35…白線、41,49,55,73…対象物画像、43,57,63,71…領域示唆画像、45,61…設定領域、47…仮想カメラ、51…経路

Claims (9)

  1. 所定の表示対象に関する対象物データを取得して、該表示対象の情報を車両(2)の搭乗者に提示する情報提供装置(1)であって、
    前記対象物データは、前記表示対象の位置を特定可能である情報を含むものであり、
    前記車両外部に設定される設定領域(45、61)の前記車両を基準とする方向を示唆する、前記方向に対応付けて定められた形状の画像である領域示唆画像(43、57、63、71)と、前記設定領域に位置する前記表示対象を表す所定の形状または記号を含む対象物画像(41、49、55,73)と、を有する複合画像(31、53、65、75)を生成する画像生成手段(9、27)と、
    前記画像生成手段により生成された前記複合画像を表示する画像表示手段(5)と、を備える
    ことを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記画像表示手段は、画像を表示する光を、車両に設けられたウインドシールド(12)またはコンバイナにて反射させて前記車両の搭乗者の眼に到達させることで、前記画像を前記ウインドシールドまたはコンバイナの前方に虚像表示する虚像表示装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記領域示唆画像は、左右に間隔を空けて配置され、上下方向に延びる左右一対の縦線と、前記一対の縦線の上端同士および下端同士を結ぶ一対の横線と、により輪郭が形成される四角形の画像であって、前記車両の位置を基準として前記設定領域が存在する左右の方向に関して、当該方向の側の前記縦線が対となる前記縦線よりも相対的に長い
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記領域示唆画像は、所定の面を規定する形態を平面に投影した形状の画像である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供装置。
  5. 前記領域示唆画像は、前記所定の面の法線を前記平面に投影した直線の方向が前記車両を基準とする前記設定領域の方向に対応する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提供装置。
  6. 前記設定領域は前記車両外部に複数設定されており、
    前記領域示唆画像は、複数の前記設定領域それぞれについて、前記車両を基準とする前記設定領域の方向に対応付けて定められた形状の画像として準備されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  7. 前記表示対象は、前記車両の外部の障害物を検出する検出手段(9、26)により認識された障害物(33)である
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  8. 前記表示対象は、前記車両の現在位置から所定の目的地までの経路案内を行うための経路を算出する経路算出手段(7)により算出された前記経路である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  9. 所定の表示対象の情報を車両の搭乗者に提示する情報提供方法であって、
    前記表示対象の位置を特定可能である対象物データを取得するステップと、
    前記車両外部に設定される設定領域の前記車両を基準とする方向に対応付けて定められた形状の画像である領域示唆画像と、前記設定領域に位置する前記表示対象を表す所定の形状または記号を含む対象物画像と、を有する複合画像を生成するステップと、
    画像を表示する画像表示手段により前記複合画像を表示するステップと、を有する
    ことを特徴とする情報提供方法。
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