JP2015009665A - コンソール - Google Patents
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Abstract
Description
容器の胴部を外側から支持するための開口部が上面に設けられた容器ホルダーと、上面を開放した物入れ部とが互いに隣接して配置されているコンソールであって、容器ホルダーの上面側あるいは物入れ部の上面側に交互にスライド操作することが可能なスライドプレートを備えている。このスライドプレートは容器ホルダーの開口部と同形状の開口部を有している。
スライドプレートを容器ホルダーの上面側にスライドさせた格納状態では、スライドプレートの開口部と容器ホルダーの開口部とが相互に重合して一致しており、スライドプレートを格納状態から物入れ部の上面側にスライドさせた使用状態では、スライドプレートの開口部が物入れ部に入れる容器の胴部を外側から支持可能な位置となるように構成されている。
スライドプレートが複数枚のプレートからなり、物入れ部は、その開放された上面側においてプレートを個々に受入れることが可能な複数のスペースを有している。
スライドプレートの格納状態では、各プレートが容器ホルダーの上面側で互いに重なり合っている。そして、スライドプレートの使用状態では、各プレートを重なり合ったまま物入れ部の一つのスペースにスライドさせる態様と、この態様から一枚のプレートを残し、他のプレートを物入れ部の別のスペースにスライドさせる態様とが設定されている。
コンソール1は、主として自動車の車室内に設置して使用される。図1に示すように、コンソール1は、容器ホルダー10と物入れ部20とを備えている。容器ホルダー10と物入れ部20とは互いに隣接して配置され、共に、上に開放されている。
コンソール1は、第1スライドプレート40と第2スライドプレート50(図2参照)とを備えている。
図3に示すように、容器ホルダー10における上面プレート10aの下部は、内側を空間とされた格納部10cとなっている。格納部10cは、各スライドプレート40,50を重ね合わせた状態で格納することができる寸法に設定されている。格納部10cは物入れ部20側に開口され、物入れ部20と通じている。
図5に示すように、物入れ部20の両側では、物入れ部20の長手方向の略中央を境として、容器ホルダー10から遠い側の内壁が、容器ホルダー10に近い側の内壁よりも所定寸法だけ内方に張り出している。容器ホルダー10に近い側の内壁には、該内壁に添わせて回転プレート22が設けられている。回転プレート22の一端側は、物入れ部20の幅が広がった位置で物入れ部20の内方側へ回転可能に支持されている(図6参照)。回転プレート22は、物入れ部20における容器ホルダー10に近い側の両側間に相当する寸法に設定されている(図7参照)。そのため、回転プレート22を回転操作した場合、回転プレート22の自由端側は、物入れ部20における回転の支点となる側部と反対側の側部において、内方に張り出した内壁によって受け止められる。
各スライドプレート40,50は、容器ホルダー10側へのスライドによって図1,3,5に示す格納状態とすることができる。また、各スライドプレート40,50は、物入れ部20側へのスライドによって図8,9に示す第1使用状態もしくは図10,11に示す第2使用状態とすることができる。
図8乃至11に示すように、各使用状態にある各スライドプレート40,50の開口部40b,50bは、物入れ部20に容器を入れたときに、その容器の胴部を外側から支持可能な位置にある。そのため、各使用状態にある各スライドプレート40,50は、物入れ部20で容器ホルダー10と同様に機能する。なお、第1使用状態では、各スライドプレート40,50が物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースに位置している(図8,9参照)。そして、各スライドプレート40,50の開口部40b,50bは相互に重合して一致している。第2使用状態では、第1スライドプレート40が物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースに、第2スライドプレート50が容器ホルダー10から遠い側のスペースに位置し、各開口部40b,50bが互いに離れている(図10,11参照)。
なお、図8乃至11に示す各使用状態においても、容器ホルダー10はドリンクホルダーとして機能する。
図2に示すように、第1スライドプレート40の取手部40cは、端面40dの外側に形成されている。第2スライドプレート50の取手部50cは、上面の端部に形成されている。そして、各スライドプレート40,50の取手部40c,50cは、互いに相反する側部側に形成されている。これにより、格納状態にある各スライドプレート40,50の取手部40c,50cが互いに隣り合うこととなる(図5参照)。このとき、第2スライドプレート50の取手部50cは第1スライドプレート40の端面40dと接触している(図3参照)。
図3に示すように、第1スライドプレート40の取手部40cの上端は、容器ホルダー10の上面プレート10aよりも上方に位置している。また、第2スライドプレート50の取手部50cの上端は、容器ホルダー10の上面プレート10aと同じ高さに位置している。そのため、格納状態にある各スライドプレート40,50は、容器ホルダー10側にスライド操作することが防止されている。また、格納状態にある第2スライドプレート50は、その取手部50cに対して容器ホルダー10側から触れることが防止されている。
なお、第2スライドプレート50の取手部50cの上端は、第1スライドプレート40の上面よりも上方に位置している(図3,4参照)。そのため、各スライドプレート40,50を容器ホルダー10の上面プレート10aから離すと、第2スライドプレート50の取手部50cに対して容器ホルダー10側から触れることができる。
各スライドプレート40,50の格納状態(図1,3,5)において、回転プレート22を回転させると、物入れ部20が容器ホルダー10に近い側のスペースと容器ホルダー10から遠い側のスペースとに2分割される(図6,7参照)。各スペースは小型の物入れとしても、断面が四角形状の容器に対応したドリンクホルダーとしても機能する。
つづいて、第1スライドプレート40の取手部40cを摘み、第1スライドプレート40を物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースへスライドさせると、各スライドプレート40,50を第1使用状態とすることができる(図8,9参照)。このスライド操作において、第2スライドプレート50は、その取手部50cが第1スライドプレート40の端面40dによって物入れ部20側へ押される(図9参照)。このため、各スライドプレート40,50は、開口部40b,50bが相互に重合して一致した状態で同期してスライドする。
つづいて、第2スライドプレート50の取手部50cを摘み、第2スライドプレート50を物入れ部20における容器ホルダー10から遠い側のスペースにスライドさせると、各スライドプレート40,50を第2使用状態とすることができる(図10,11参照)。このスライド操作では、第1スライドプレート40が物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースに残り、第2スライドプレート50のみがスライドする。
回転プレート22を、その回転の支点となる内壁側に回転操作することで、物入れ部20を、それ全体を一つとした物入れへと戻すことができる。
なお、各スライドプレート40,50の第2使用状態(図10,11参照)において、第1スライドプレート40の取手部40cを摘んで容器ホルダー10側へ第1スライドプレート40をスライドさせることで、第1スライドプレート40のみを格納状態とすることもできる。
また、各スライドプレート40,50に2つの使用状態が設定されていることにより、物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースと容器ホルダー10から遠い側のスペースとを選択的にドリンクホルダー用に変更でき、物入れ部20を使用するときのバリエーションがさらに拡がる。
図9に示すように、回転プレート22によって、第1使用状態にある各スライドプレート40,50の取手部40c,50cの位置で物入れ部20が仕切られる構成としたことにより、物入れ部20を同時に物入れ用およびドリンクホルダー用として使用することもできる。
例えば、各スライドプレート40,50の開口部40b,50bおよび容器ホルダー10の開口部10bは、保持される容器の形状に合わせた形状(例えば、四角形状)に変更することができる。
また、各スライドプレート40,50の格納状態および各使用状態において、容器ホルダー10および各スライドプレート40,50を、ドリンクホルダーとしてのみならず、小物等を保持する機能部材として使用することもできる。
コンソール1において、スライドプレートを3枚以上備える構成とすることもできる。この場合、物入れ部20は、その上面側ですべてのスライドプレートを個々に受け入れることができる寸法に設定される。
また、コンソール1は、その設計上においては、各スライドプレート40,50のスライドコースが屈曲したものとなるように物入れ部20の形状や向きを変更することもできる。
コンソール1に限らず物入れ部と容器ホルダーとが互いに隣接して配置されている部材であれば、どのような部材であってもそれにスライドプレートを設置することで、物入れ部を本来の物入れ用またはドリンクホルダー用へと自在に変更して使用することができる。
10 容器ホルダー
10b 開口部
20 物入れ部
40 第1スライドプレート
40b 開口部
50 第2スライドプレート
50b 開口部
Claims (2)
- 容器の胴部を外側から支持するための開口部が上面に設けられた容器ホルダーと、上面を開放した物入れ部とが互いに隣接して配置されているコンソールであって、
容器ホルダーの上面側あるいは物入れ部の上面側に交互にスライド操作することが可能なスライドプレートを備え、このスライドプレートが容器ホルダーの開口部と同形状の開口部を有し、
スライドプレートを容器ホルダーの上面側にスライドさせた格納状態では、スライドプレートの開口部と容器ホルダーの開口部とが相互に重合して一致しており、
スライドプレートを格納状態から物入れ部の上面側にスライドさせた使用状態では、スライドプレートの開口部が物入れ部に入れる容器の胴部を外側から支持可能な位置となるように構成されたコンソール。 - 請求項1に記載のコンソールであって、
スライドプレートが複数枚のプレートからなり、物入れ部は、その開放された上面側においてプレートを個々に受入れることが可能な複数のスペースを有し、
スライドプレートの格納状態では、各プレートが容器ホルダーの上面側で互いに重なり合っており、
スライドプレートの使用状態では、各プレートを重なり合ったまま物入れ部の一つのスペースにスライドさせる態様と、この態様から一枚のプレートを残し、他のプレートを物入れ部の別のスペースにスライドさせる態様とが設定されているコンソール。
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Publications (2)
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JP6100108B2 JP6100108B2 (ja) | 2017-03-22 |
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ID=52303230
Family Applications (1)
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JP2013136247A Active JP6100108B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | コンソール |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-06-28 JP JP2013136247A patent/JP6100108B2/ja active Active
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