JP2015009178A - 製紙工程水の殺菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製紙工程水の殺菌効果および製紙工程水に含まれる製紙用染料への影響のばらつきを抑制することができる製紙工程水の殺菌装置を提供すること。【解決手段】水源からの希釈水を製紙工程水ラインを導入する希釈水ラインと、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液を貯蔵する第1タンクと、次亜ハロゲン酸化合物と反応することにより結合ハロゲンを生成する化合物である結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を貯蔵する第2タンクと、前記第1タンク内の第1溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第1薬剤注入部と、前記第2タンク内の第2溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第2薬剤注入部とを備え、前記希釈水ラインの最下流における前記第1溶液と第2溶液とが混合した希釈水のpH値の単位時間当たりの変動が所定値以内となるように構成されたことを特徴とする製紙工程水の殺菌装置。【選択図】図2

Description

本発明は、製紙工程水の殺菌装置に関する。さらに詳しくは、本発明は、抄紙工程水などの製紙工程水を殺菌するために結合ハロゲン発生化合物を使用する場合に、製紙工程水の殺菌効果および紙製品の白色度を向上させる目的で添加されている染料への影響のばらつきを抑制することのできる殺菌装置に関する。
紙パルプ製造工程では、原料となる木材に由来するセルロース、リグニン、ヘミセルロース、糖類などを栄養源として多くの微生物が製紙工程水中に繁殖する。これらの微生物が製紙工程中のパイプラインやピットなどの壁面に付着してスライムを形成し、スライムが原因となって紙切れによる生産効率の低下が生じたり、あるいは、紙製品の品質低下がもたらされることは、従来からよく知られている。これらの障害を防ぐために、種々の有機系殺菌剤が使用されているが、経済性や環境影響性の点からその使用量が制限される。そこで、酸化剤を用いた工業用水系の殺菌方法が種々提案されている。
特許文献1には、水と次亜塩素酸溶液とを第1のミキサーにて混合した酸化剤水溶液を第3のミキサーへ送り、かつ水とアンモニウム塩溶液とを第2のミキサーにて混合したアミン源水溶液を第3のミキサーへ送り、第3のミキサーにて酸化剤水溶液とアミン源水溶液とを混合して反応させ、その反応生成物であるバイオフィルム阻害物質を水中の微生物集合体へ添加して殺菌する工業用水系の殺菌装置が開示されている。このとき、次亜塩素酸溶液の第1のミキサーへの移送およびアンモニウム塩溶液の第2のミキサーへの移送は脈動ポンプを用いて行われる。
また、特許文献2には、製紙工程水ライン(白水ライン)と接続された希釈水ラインを流れる水中に次亜塩素酸溶液とアンモニウム塩溶液とを添加してこれらを反応させ、その反応生成物である殺菌成分を含む水溶液を製紙工程水ラインへ導入して、製紙工程水中の微生物を殺菌する製紙工程水の殺菌方法が開示されている。
特開2009−160580号公報 特開2008−43836号公報
本発明者らは、特許文献2に記載の製紙工程水の殺菌方法を実施するために次の殺菌装置を製作した。
この殺菌装置は、水源と接続された上流側端部および製紙工程水ラインと接続された下流側端部を有する希釈水ラインと、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液を貯蔵する第1タンクと、次亜ハロゲン酸化合物と反応することにより結合ハロゲンを生成する化合物である結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を貯蔵する第2タンクと、前記第1タンクと前記希釈水ラインとを接続する第1接続パイプと、前記第1接続パイプよりも下流側で前記第2タンクと前記希釈水ラインとを接続する第2接続パイプと、前記第1接続パイプの途中部に設けられた第1脈動ポンプと、前記第2接続パイプの途中部に設けられた第2脈動ポンプとを備える。また、希釈水ラインにおける第1接続ポイントと第2接続ポイントとの間位置、および希釈水ラインにおける第2接続パイプの下流位置に、水流によって回転するミキサーとしての撹拌羽根が設けられている。なお、第1および第2脈動ポンプとしてはダイヤフラムポンプを用いた。
この殺菌装置によれば、希釈水ラインにおける第1接続ポイントに第1溶液(次亜ハロゲン酸化合物)が導入され、第1接続ポイントと第2接続ポイントとの間位置の撹拌羽根によって第1溶液が水に均一に撹拌混合されて第2接続ポイントへ送られる。その後、第2接続ポイントに第2溶液(結合ハロゲン生成化合物)が導入され、第2接続ポイントの下流側の撹拌羽根によって次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物とが撹拌混合され反応して殺菌剤としての反応生成物が生成され、この反応生成物が製紙工程水中に混合し、製紙工程水中の微生物を殺菌する。この反応生成物としては、例えば、モノクロラミン、ジクロラミンおよびトリクロラミンといった殺菌成分を含むクロラミン類である。
しかしながら、この殺菌装置の場合、希釈水ラインの2箇所に撹拌羽根が設けられているにもかかわらず、製紙工程水ラインと接続する希釈水ラインの最下流位置でのpH値が小刻みに変動していることが発明者らの実験により明らかとなった。
次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物との反応はpHの影響を受け易いため、pH値が変動、例えば8.0未満にすると生成される複数の殺菌成分の割合が変動し、その結果、製紙工程水の殺菌効果が安定しないという懸念や、ジクロラミンやトリクロラミンの割合が増え過ぎて製紙工程水に含まれる製紙用染料に悪影響を与えてしまう(退色させてしまう)という懸念がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、製紙工程水の殺菌効果を安定化し、さらには、製紙工程水に含まれる製紙用染料への悪影響を抑制することができる製紙工程水の殺菌装置を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、水源からの希釈水を製紙工程水ラインを導入する希釈水ラインと、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液を貯蔵する第1タンクと、次亜ハロゲン酸化合物と反応することにより結合ハロゲンを生成する化合物である結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を貯蔵する第2タンクと、前記第1タンク内の第1溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第1薬剤注入部と、前記第2タンク内の第2溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第2薬剤注入部とを備え、
前記希釈水ラインの最下流における前記第1溶液と第2溶液とが混合した希釈水のpH値の単位時間当たりの変動が所定値以内となるように構成された製紙工程水の殺菌装置が提供される。
本発明の製紙工程水の殺菌装置によれば、希釈水ラインの最下流における第1溶液と第2溶液とが混合した希釈水のpH値の単位時間当たりの変動が所定値以内に抑えられるため、pH値が安定する。その結果、次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物との反応が安定し、生成される1種以上の殺菌成分の割合も安定するため、製紙工程水の所望の殺菌効果を維持することができる。さらに、生成される1種以上の殺菌成分の割合が安定することで、製紙工程水に含まれる製紙用染料への悪影響を持続的に最小限に抑制することが可能となる。
本発明は、特に、次亜ハロゲン酸化合物と、結合ハロゲン生成化合物とを反応させて殺菌成分としてクロラミン類を生成する場合に好適である。
本発明の製紙工程水の殺菌装置を製紙工程水ラインに接続した状態を示す概念図である。 本発明の製紙工程水の殺菌装置の実施形態1を示す構成図である。 本発明の製紙工程水の殺菌装置の実施形態2を示す構成図である。 実施例1における希釈水のpH値の変動を示すグラフである。 比較例1における希釈水のpH値の変動を示すグラフである。
本発明の製紙工程水の殺菌装置は、水源からの希釈水を製紙工程水ラインを導入する希釈水ラインと、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液を貯蔵する第1タンクと、次亜ハロゲン酸化合物と反応することにより結合ハロゲンを生成する化合物である結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を貯蔵する第2タンクと、前記第1タンク内の第1溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第1薬剤注入部と、前記第2タンク内の第2溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第2薬剤注入部とを備え、
前記希釈水ラインの最下流における前記第1溶液と第2溶液とが混合した希釈水のpH値の単位時間当たりのpHの変動が所定値以内となるように構成されている。
本発明の製紙工程水の殺菌装置は、希釈水ラインの最下流における第1溶液と第2溶液とが混合した希釈水のpH値の単位時間当たりの変動を所定値以内に抑えることができるものであり、その構成は特に限定されるものではない。
本発明の殺菌装置は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記第1薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第1接続ポイントの下流位置または前記第2薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第2接続ポイントの下流位置、および前記希釈水ラインにおける前記第1接続ポイントと前記第2接続ポイントとの間位置に、ミキサーが設けられていてもよい。
つまり、本発明において、希釈水ラインの水中に添加する薬剤の順序は、結合ハロゲン生成化合物が次亜ハロゲン酸化合物よりも先に添加されてもよく後で添加されてもよい。要は、水中に結合ハロゲン生成化合物と次亜ハロゲン酸化合物を個別に添加した直後にそれぞれミキサーにて撹拌して各薬剤を水中に均一に分散させるようにする。
このようにすれば、次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物との反応性が高まる。
この構成では、第1および第2ポンプとして無脈動ポンプが好適である。ここで、「無脈動ポンプ」とは、移送する液体の粘度にもよるが、吐出圧の変動、すなわち脈動率が±5%以下で、一定流量で液体を移送可能なポンプであり、例えば、株式会社タクミナ製のスムースフローポンプ(登録商標)形式BPL等が挙げられる。
(2)前記第1薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第1接続ポイントが、前記第2薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第2接続ポイントよりも上流側に配置されていてもよい。
このようにすれば、先に希釈水中に次亜ハロゲン酸化合物を添加し、その後で、アルカリ条件下の希釈水中に結合ハロゲン生成化合物を添加することができるため、アルカリ条件下で次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物とが反応して殺菌成分としての反応生成物が生成される。
例えば、次亜ハロゲン酸化合物が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸カリウム、次亜臭素酸ナトリウムおよび次亜臭素酸カリウムのうちから選択された1種または2種以上を含み、結合ハロゲン生成化合物が、水溶性の無機アンモニウム塩、アンモニア、スルファミン酸またはその塩、尿素、ヒダントイン化合物、グリシン、スレオニン、リジン、グルタミン酸およびタウリンのうちから選択された1種または2種以上を含む場合は、アルカリ条件下で次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物とが反応して、殺菌成分としての例えばクロラミン類が生成するが、このとき、ジクロラミンおよびトリクロラミンよりもモノクロラミンが優先的に生成される。
殺菌成分剤としてのモノクロラミン等を製紙工程水中に添加することにより、製紙工程水中の微生物を殺菌することができることに加え、製紙工程水に含まれる製紙用染料に悪影響を与え難く(退色させ難く)することができる。
前記結合ハロゲン生成化合物において、水溶性の無機アンモニウム塩としては、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、スルファミン酸アンモニウムなどが挙げられる。
前記結合ハロゲン生成化合物において、スルファミン酸塩としては、スルファミン酸ナトリウム、スルファミン酸カリウム、スルファミン酸リチウム、スルファミン酸カルシウム、スルファミン酸マグネシウム、スルファミン酸亜鉛、スルファミン酸アンモニウムなどの水溶性塩類が挙げられる。
前記結合ハロゲン生成化合物において、ヒダントイン化合物としては、5,5−ジメチルヒダントインなどが挙げられる。
なお、製紙工程において、染料に対する影響を考慮しなくてよいのであれば、ジクロラミンやトリクロラミンを含むクロラミン類を用いて製紙工程水の殺菌処理を行うことができる。この場合は、本発明において、希釈ラインに対する次亜ハロゲン酸化合物の注入位置が結合ハロゲン生成化合物の注入位置よりも下流側に配置されてもよい。
(3)前記希釈水ラインが、上流側希釈水ライン、中流側希釈水ラインおよび下流側希釈水ラインを有し、
前記上流側希釈水ラインと前記中流側希釈水ラインとの間に第1バッファタンクおよび撹拌機が設けられると共に、前記中流側希釈水ラインと前記下流側希釈水ラインとの間に第2バッファタンクおよび攪拌機が設けられ、
前記第1薬剤注入部または前記第2薬剤注入部が前記上流側希釈水ラインに接続されると共に、前記第2薬剤注入部または前記第1薬剤注入部が前記第2バッファタンクに接続されていてもよい。
このようにしても、安定したpH条件下で次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物とを反応させて殺菌成分としてのクロラミン類を含む殺菌液を生成することができる。
この構成では、第1および第2ポンプとして低コストの脈動ポンプが好適である。ここで、「脈動ポンプ」とは、吐出圧の変動が大きなポンプであり、一般的なダイヤフラムポンプが代表的に挙げられる。なお、この構成において無脈動ポンプを採用しても構わない。
(4)前記希釈水ラインにおける前記第1および第2薬剤注入部よりも下流位置にpHセンサが設けられると共に、前記pHセンサからの信号が入力される制御部をさらに備え、
前記第1薬剤注入部が第1ポンプを有し、かつ前記第2薬剤注入部が第2ポンプを有し、
前記制御部は、前記pHセンサからの信号に基づいて前記第1および第2ポンプを個別に制御するよう構成されてもよい。
このようにすれば、製紙工程水に混合する直前の希釈水のpH値が設定値に維持されるように自動制御される。この結果、希釈水中に所望の殺菌成分を所望の割合で安定的に生成され、製紙工程水の殺菌効果を安定的に得ることができる。
(5)前記所定値が±0.1であってもよい。つまり、pH基準値±0.1としてもよい。
例えば、pH基準値を8.25とすれば、pH値を8.25±0.1内に維持することができるため、常にpH8以上のアルカリ条件下で次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物とを反応させ、モノクロラミンを主生成物とするクロラミン類を安定的に生成することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の製紙工程水の殺菌装置の実施形態について詳説する。
(実施形態1)
図1は本発明の製紙工程水の殺菌装置を製紙工程水ラインに接続した状態を示す概念図であり、図2は本発明の製紙工程水の殺菌装置の実施形態1を示す構成図である。
本発明の製紙工程水の殺菌装置10は、図示しない水源からの希釈水を製紙工程水ラインLを導入する希釈水ライン11と、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液を貯蔵する第1タンク12と、結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を貯蔵する第2タンク13と、第1タンク12内の第1溶液を希釈水ライン11内の希釈水中に注入する第1薬剤注入部14と、第2タンク13内の第2溶液を希釈水ライン11内の希釈水中に注入する第2薬剤注入部15と、希釈水ライン11における第1および第2薬剤注入部14、15よりも下流位置に設けられたpHセンサ16と、pHセンサ16からの信号が入力される制御部17とを備える。
なお、希釈水としては、製紙工程で通常使用される工業用水を用いることができる。
実施形態1では、第1薬剤注入部12の希釈水ライン11との第1接続ポイントC1が、第2薬剤注入部13の希釈水ライン11との第2接続ポイントC2よりも上流側に配置されている場合を例示している。
この場合、希釈水ライン11における第1接続ポイントC1と第2接続ポイントC2との間位置に上流側ミキサーM1が設けられると共に、希釈水ライン11における第2接続ポイントC2の下流位置に下流側ミキサーM2が設けられている。これらのミキサーM1、M2は、希釈水ライン11内の水流によって回転する撹拌羽根にて主に構成されている。なお、この撹拌羽根は、例えば、螺旋羽根形状のものを用いることができる。
本発明における次亜ハロゲン酸化合物は、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸カリウム、次亜臭素酸ナトリウムおよび次亜臭素酸カリウムといった次亜ハロゲン酸化合物であり、これらの次亜ハロゲン酸化合物のうちから1種を単独でまたは2種以上を併用して用いることができる。
また、本発明における結合ハロゲン生成化合物は、水溶性の無機アンモニウム塩、アンモニア、スルファミン酸またはその塩、尿素、ヒダントイン化合物、グリシン、スレオニン、リジン、グルタミン酸およびタウリンのうちから選択された1種または2種以上を併用して用いることができる。
第1溶液である次亜ハロゲン酸化合物の水溶液としては、市販されている9〜14%水溶液を好適に用いることができる。また、第2溶液である結合ハロゲン生成化合物の水溶液としては、市販されている結合ハロゲン生成化合物を適宜水で希釈して、所望の濃度になるように調製すればよい。
本発明では、殺菌効果および染料影響性の点から、製紙工程水に添加する(a)次亜ハロゲン酸化合物の水溶液の濃度は有効塩素濃度として1000〜9000mg/L、好ましくは2000〜9000mg/L、(b)結合ハロゲン生成化合物の水溶液の濃度は、1000〜10000mg/L、好ましくは2000〜10000mg/Lであって、かつ、(a)成分中の塩素と(b)成分中の窒素のモル比を1:1〜1:2とするのがよい。
第1薬剤注入部14は、第1タンク12と希釈水ライン11とを接続する第1接続ライン14aと、第1接続ライン14aにおける第1タンク側12に設けられた第1ポンプ14bと、第1接続ライン14aにおける第1接続ポイントC1側に設けられた背圧弁14cとを有する。
第2薬剤注入部15は、第2タンク13と希釈水ライン11とを接続する第2接続ライン15aと、第2接続ライン15aにおける第2タンク側13に設けられた第2ポンプ15bと、第2接続ライン15aにおける第2接続ポイントC2側に設けられた背圧弁15cとを有する。
実施形態1の場合、第1および第2ポンプ14b、15bとして無脈動ポンプが採用されている。この無脈動ポンプとしては、例えば、無脈動ダイヤフラム型ポンプ、モーノポンプ(モアノポンプ)などが挙げられる。なお、後述の実施例1では、株式会社タクミナ製の無脈動ダイヤフラム型(型式BPL)ポンプを用いている。
また、希釈水ライン11の上流側には希釈水移送ポンプ18および入口バルブV1が設けられると共に、希釈水ライン11の下流側は移送ライン11aとドレンライン11bに分岐し、移送ライン11aはさらに第1、第2および第3分岐ライン11a1、11a2、11a3に分岐している。
pHセンサ16は移送ライン11aに設けられており、そのpHセンサ16の上流側と下流側にはメンテナンスバルブV3、V4が設けられている。また、第1、第2および第3分岐ライン11a1、11a2、11a3には第1、第2および第3切替バルブV5、V6、V7が設けられ、ドレンライン11bにはドレンバルブV2が設けられている。
制御部17は、pHセンサ16からの信号に基づいて第1および第2薬剤注入部14、15を個別に制御するようこれらと電気的に接続されている。
この制御部17は、図示省略するが、pHセンサ16の位置を流れる希釈水のpH値が所定値となるようpH基準値を設定入力する入力部と、設定入力されたpH基準値を記憶する記憶部と、pHセンサ16からの信号に含まれるpH測定値がpH基準値から逸脱しているか否かを判定する判定部と、判定部の結果に基づいて第1ポンプ14bおよび/または第2ポンプ15bによって移送する第1溶液および/または第2溶液の流量の増減量を演算する演算部と、演算部の結果を制御信号として第1薬剤注入部14および/または第2薬剤注入部15へ個別に出力する出力部とを備える。
制御部17によって設定入力されるpH基準値とは、希釈水ライン11の最下流における第1溶液と第2溶液とが混合した希釈水の理想的なpH値であり、実施形態1の場合、例えば、pH8.25がpH基準値となる。
殺菌装置10の稼働時において、制御部17は、pHセンサ16にて検出したpH測定値とpH基準値とを比較し、単位時間当たりのpH測定値の変動が0.1以内となるように第1および第2ポンプ14b、15bのモータの駆動を制御する。このとき、希釈水ライン11を流れる希釈水の流量、第1接続ライン14aを流れる第1溶液の濃度と流量、第2接続ライン15aを流れる第2溶液の濃度と流量などの各種データを考慮してもよく、その場合は、各種データを予め制御部17の記憶部へ入力してもよい。
このように構成された実施形態1の製紙工程水の殺菌装置を稼働させることにより、製紙工程水ラインLの製紙工程水中に、所望の殺菌成分を最適な濃度で含む希釈水(殺菌液)が導入され、それによって製紙工程水中の微生物が殺菌される。
この際、希釈水移送ポンプ18が駆動して希釈水ライン11に所定流量の希釈水が流れると共に、第1および第2ポンプ14b、15bが無脈動で駆動して第1および第2溶液が一定流量で希釈水中に注入される。
このとき、第1接続ポイントC1に第1溶液が注入されることにより、次亜ハロゲン酸化合物が上流側ミキサーM1を通過しながら希釈水と均一に混合して第2接続ポイントC2に送られる。そして、第2接続ポイントC2に第2溶液が注入されることにより、次亜ハロゲン酸化合物が分散したアルカリ性の希釈水中に結合ハロゲン生成化合物が混合し下流側ミキサーM2を通過しながら均一に分散する。それと同時に、次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物がアルカリ条件下で反応し、例えばモノクロラミンを主生成物とするクロラミン類が生成する。なお、次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物との混合液はpH8以上となるとモノクロラミンを主生成物としたクロラミン類を生成することが知られている。
モノクロラミンを含む希釈水は殺菌液としてpHセンサ16を通過して各分岐ライン11a1、11a2、11a3に送られ、1本以上の分岐ラインから製紙工程水ラインLの製紙工程水中へ殺菌液が導入され混合する。この間、pHセンサ16は殺菌液のpH値を検出してpH測定値信号を制御部17へ随時送信している。
pH測定値信号を受信した制御部17は、例えば、pH基準値が8.25である場合、次のように機能する。
制御部17は、pH測定値が8.35を超えると、モータの回転数を所定回転数まで低下させるよう第1ポンプ14bを制御し、それによりアルカリ性の第1溶液の流量を所定流量まで減少させる。そして、pH測定値が8.35以下となると、制御部17は、モータの回転数を通常回転数まで戻すよう第1ポンプ14bを制御する。
また、制御部17は、pH測定値が8.15を下回ると、モータの回転数を所定回転数まで低下させるよう第2ポンプ15bを制御し、それにより酸性の第2溶液の流量を所定流量まで減少させる。そして、pH測定値が8.15以上となると、制御部17は、モータの回転数を通常回転数まで戻すよう第2ポンプ15bを制御する。
すなわち、制御部17は、pH測定値がpH8.25±0.1の範囲内に収まるように第1および第2ポンプ14b、15bを制御する。
なお、前述したpH基準値、制御部17による第1および第2ポンプ14b、15bの制御フローは一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。また、実施形態1においては、第1および第2ポンプ14b、15bに無脈動ポンプを採用していることからpH測定値はほとんど変動しない(変動幅は約±0.05以内)ため、制御部17を省略することも可能である。
(実施形態2)
図3は本発明の製紙工程水の殺菌装置の実施形態2を示す構成図である。なお、図3において、図2中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態1においては第1および第2ポンプ14b、15bとして無脈動ダイヤフラム型ポンプを用いたが、実施形態2では後述する第1および第2ポンプ24b、25bとして脈動する通常のダイヤフラムポンプ(以下「脈動ダイヤフラム型ポンプ」という)を用いている。
詳しく説明すると、実施形態2の殺菌装置20は、図示しない水源からの希釈水を製紙工程水ラインL(図1参照)を導入する上流側、中流側および下流側希釈水ライン11A、11B、11Cと、上流側希釈水ライン11Aと中流側希釈水ライン11Bとの間に設けられた第1バッファタンクT1および撹拌機M22と、中流側希釈水ライン11Bと下流側希釈水ライン11Cとの間に設けられた第2バッファタンクT2および攪拌機M22と、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液を貯蔵する第1タンク12と、結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を貯蔵する第2タンク13と、第1タンク12内の第1溶液を上流側希釈水ライン11A内の希釈水中に注入する第1薬剤注入部24と、第2タンク13内の第2溶液を第2バッファタンクT2内に導入する第2薬剤注入部25と、第1および第2薬剤注入部24、25よりも下流位置の下流側希釈水ライン11Cに設けられたpHセンサ16と、pHセンサ16からの信号が入力される制御部17とを備える。
実施形態2の場合、第1バッファタンクT1は第2バッファタンクT2よりも高い位置に設けられており、水頭差を利用して第1バッファタンクT1内の液体を中流側希釈水ライン11Bを介して第2バッファタンクT2内へ移送するように構成されている。なお、第2バッファタンクT2内の液体は、下流側希釈水ライン11Cに設けられた移送ポンプ29によって下流側へ移送される。
第1薬剤注入部24は、第1接続ライン14aと、第1ポンプ24bである脈動ダイヤフラム型ポンプと、背圧弁14cとを有してなる。
第2薬剤注入部25は、第2接続ライン15aと、第2ポンプ25bである脈動ダイヤフラム型ポンプと、背圧弁15cとを有してなる。
実施形態2において、その他の構成は概ね実施形態1と同様である。
実施形態2の殺菌装置20を稼働させると、第1ポンプ24bが脈動ダイヤフラム型ポンプであるため、第1溶液の上流側希釈水ライン11Aへの注入の際に脈動が生じる。そのため、上流側希釈水ライン11Aの内部においては希釈水中の次亜ハロゲン酸化合物の濃度にばらつきが生じる。
しかしながら、上流側希釈水ライン11Aを通過した次亜ハロゲン酸化合物を含む希釈水は第1バッファタンクT1内へ所定量に達するまで溜められると共に、攪拌機M21によって撹拌されるため、第1バッファタンクT1内では希釈水中の次亜ハロゲン酸化合物の濃度およびpH値が均一となる。
均一な濃度およびpH値を有する次亜ハロゲン酸化合物を含む希釈水は、中流側希釈水ライン11B介して第2バッファタンクT2内へ移送される。そして、第2バッファタンクT2内にある程度次亜ハロゲン酸化合物を含む希釈水が溜まったところで、第2薬剤注入部25によって第2バッファタンクT2内に結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液が導入される。このとき、第2ポンプ25bが脈動ダイヤフラム型ポンプであるため、第2溶液の第2バッファタンクT2内への導入の際に脈動が生じる。
しかしながら、容積の大きい第2バッファタンクT2内にはある程度の量で溜まった次亜ハロゲン酸化合物を含む希釈水を攪拌機M22にて撹拌しながら結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を導入するため、脈動の影響をほとんど受けることなく安定したアルカリ条件下(安定したpH下)で次亜ハロゲン酸化合物と結合ハロゲン生成化合物とが反応する。この結果、第2バッファタンクT2内でモノクロラミンを主生成物とするクロラミン類を含む殺菌液が生成する。
第2バッファタンクT2内の殺菌液が所定量溜まったところで、移送ポンプ29によって殺菌液が1つ以上の分岐ラインを介して製紙工程水ラインLへ導入される。このとき、pHセンサ16を通過した殺菌液のpH測定値が制御部17へ送信され、その後は、実施形態1と同様に制御部17によって第1および第2ポンプ24b、25bの駆動が制御され、殺菌液のpH値がpH基準値±0.1の範囲内に維持される。
なお、実施形態2においては、第1および第2バッファタンクT1、T2を設けていることからpH測定値はほとんど変動しない(変動幅は約±0.05以内)ため、制御部17を省略することも可能である。
(実施形態3)
実施形態1および2において、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液の注入ポイント(第1接続ポイントC1)を、結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液の注入ポイント(第2接続ポイントC2)よりも下流側に配置してもよい。
(実施形態4)
実施形態2における第1および第2ポンプ24b、25bで使用した脈動ダイヤフラム型ポンプの代わりに、実施形態1で説明した無脈動ダイヤフラム型ポンプを用いてもよい。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
(実施例1)
図2で説明した実施形態1の殺菌装置を稼働させて殺菌液を生成し、pHセンサ16にて測定したpH測定値の変動を調べ、その結果を図4のグラフに示した。このときの条件は次の通りである。
pH基本値:8.25
希釈水ラインに供給される希釈水の流量:102L/min
第1溶液の組成:次亜塩素酸ナトリウム溶液
第2溶液の組成:硫酸アンモニウム水溶液
第1溶液の基本設定流量:1.7L/min
第2溶液の基本設定流量:0.85mL/min
(比較例1)
図2で説明した実施形態1の殺菌装置における無脈動ダイヤフラム型ポンプの代わりに
株式会社イワキ社製の脈動ダイヤフラム型ポンプ(型式EH−F55)を用いたこと以外は、実施例1と同じ条件で殺菌装置を可動させて殺菌液を生成し、pHセンサ16にて測定したpH測定値の変動を調べ、その結果を図5のグラフに示した。
図4の結果から、実施例1ではpH8.25±0.1以内に維持されたことがわかった。このことから、生成された実施例1の殺菌液にはモノクロラミンを主生成物とするクロラミン類が安定的に含まれていると推察される。
これに対し、図5の結果から、比較例1ではpH8.25±0.1を大幅に超え、しかも急激な変動が何回も生じたことがわかった。このことから、生成された比較1の殺菌液にはモノクロラミンとジクロラミンを主生成物とするクロラミン類が含まれていると推察される。
11、希釈水ライン
11A 上流側希釈水ライン
11B 中流側希釈水ライン
11C 下流側希釈水ライン
12 第1タンク
13 第2タンク
14、24 第1薬剤注入部
15、25 第2薬剤注入部
16 pHセンサ
17 制御部
14b、24b 第1ポンプ
15b、25b 第2ポンプ
C1 第1接続ポイント
C2 第2接続ポイント
L 製紙工程水ライン
M1、M2 ミキサー

Claims (8)

  1. 水源からの希釈水を製紙工程水ラインを導入する希釈水ラインと、次亜ハロゲン酸化合物を含む第1溶液を貯蔵する第1タンクと、次亜ハロゲン酸化合物と反応することにより結合ハロゲンを生成する化合物である結合ハロゲン生成化合物を含む第2溶液を貯蔵する第2タンクと、前記第1タンク内の第1溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第1薬剤注入部と、前記第2タンク内の第2溶液を前記希釈水ライン内の希釈水中に注入する第2薬剤注入部とを備え、
    前記希釈水ラインの最下流における前記第1溶液と第2溶液とが混合した希釈水のpH値の単位時間当たりの変動が所定値以内となるように構成されたことを特徴とする製紙工程水の殺菌装置。
  2. 前記第1薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第1接続ポイントの下流位置または前記第2薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第2接続ポイントの下流位置、および前記希釈水ラインにおける前記第1接続ポイントと前記第2接続ポイントとの間位置に、ミキサーが設けられている請求項1に記載の製紙工程水の殺菌装置。
  3. 前記第1薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第1接続ポイントが、前記第2薬剤注入部の前記希釈水ラインとの第2接続ポイントよりも上流側に配置されている請求項1または2に記載の製紙工程水の殺菌装置。
  4. 前記希釈水ラインが、上流側希釈水ライン、中流側希釈水ラインおよび下流側希釈水ラインを有し、
    前記上流側希釈水ラインと前記中流側希釈水ラインとの間に第1バッファタンクおよび撹拌機が設けられると共に、前記中流側希釈水ラインと前記下流側希釈水ラインとの間に第2バッファタンクおよび攪拌機が設けられ、
    前記第1薬剤注入部または前記第2薬剤注入部が前記上流側希釈水ラインに接続されると共に、前記第2薬剤注入部または前記第1薬剤注入部が前記第2バッファタンクに接続されている請求項1に記載の製紙工程水の殺菌装置。
  5. 前記希釈水ラインにおける前記第1および第2薬剤注入部よりも下流位置にpHセンサが設けられると共に、前記pHセンサからの信号が入力される制御部をさらに備え、
    前記第1薬剤注入部が第1ポンプを有し、かつ前記第2薬剤注入部が第2ポンプを有し、
    前記制御部は、前記pHセンサからの信号に基づいて前記第1および第2ポンプを個別に制御するよう構成された請求項1〜4のいずれか1つに記載の製紙工程水の殺菌装置。
  6. 前記所定値が±0.1である請求項1〜5のいずれか1つに記載の製紙工程水の殺菌装置。
  7. 前記次亜ハロゲン酸化合物が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸カリウム、次亜臭素酸ナトリウムおよび次亜臭素酸カリウムのうちから選択された1種または2種以上を含む請求項1〜6のいずれか1つに記載の製紙工程水の殺菌装置。
  8. 前記結合ハロゲン生成化合物が、水溶性の無機アンモニウム塩、アンモニア、スルファミン酸またはその塩、尿素、ヒダントイン化合物、グリシン、スレオニン、リジン、グルタミン酸およびタウリンのうちから選択された1種または2種以上を含む請求項1〜7のいずれか1つに記載の製紙工程水の殺菌装置。
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