JP2015008996A - バッティング練習装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、補助者が斜め前方からバッティング練習者に向かってボールをトスするものであるため、練習者一人では練習ができなかった。そこで、その対策として、種々のバッティング練習装置が提案されている。例えば、特許文献1,2記載の練習装置がこれである。これらは、練習者が打ち返したボールが投球マシンを直撃して破損することがな
いように、トスバッティングの場合と同様に斜め前方からバッティング練習者に向かってボールをトスするものであるため、トスバッティングと同じ欠点がある。また、これらは多数のボールを使用し、次々発射されるボールに対して練習者はもっぱら打ち返す打撃練習を連続して行い、その後中断して散乱したボールを拾い集めて投球マシンに供給し,再度打撃練習を開始するようにし、この繰り返しにより練習するようにしたものである。しかし、このような練習装置では、バッティング練習を中断してボール拾い等の他の作業をしなければならないので、集中力が途切れ、練習の効率が良くないという問題点があった。
A 1個のボールを使用し、練習装置自体の一端部側の投球マシンから発射されたボールは、他端部側のバッティング練習者により打ち返されると共に自動的に捕集されて前記投球マシンに供給され、再び他端部側に向けて発射されたボールは、バッティング練習者により打ち返されると共に自動的に捕集されて前記投球マシンに供給され、以下この繰り返しによりバッティング練習を連続して行い得るようにしたバッティング練習装置であって、
練習装置自体の前後両側部でバットスイング領域を除いた部分、上面部および投球マシン設置側の端部側面をネットで覆うようにした、練習者による打球が外に飛び出すこと防止するためのネットと、
前記ネットを支持張設するためのネット支持枠と、
投球マシン設置側との反対側の端部側面で、発射されてきたボールを練習者のバッティングにより前記ネットで囲まれた空間部内に打ち返しできるようにネットで覆われずに開放されている開口部と、
前記開口部付近でボール発射側に向かって上り勾配の状態に設けられ、打球が投球マシンを直撃しないように打球の弾道の高さが所定高さより低くならないように規制するための打球弾道規制部材と、
前記ネット内の空間部の底部付近に設けられ、投球マシン側に向かってボールが自動的に移動し得るように下り勾配とされてなる落下した打球を捕集するためのボール捕集路と、
前記各ネットの下端部付近からボール捕集路に向かって下り勾配で傾斜した状態に設けられ、落下した打球を前記ボール捕集路内に自動的に誘導して捕集させ得るようにした捕集用傾斜部と、
投球マシン設置側のネットの下端部付近に位置し、前記捕集用傾斜部の末端から直接または誘導路を介してボールを受け取ることができるボール受け部を先端部に有する投球アームが所定範囲を急速回動することにより前記開口部に向かってボールを発射できるようにしたアーム式投球マシンとを備えたバッティング練習装置。
B A項記載のバッティング練習装置において、投球マシンから発射されたボールを迎え撃つ際個々の練習者にとって該練習装置の設置面から略一定の高さを有するとされる打球ポイントと、前記打球弾道規制部材の先端部とを結ぶ延長線が投球マシン設置側のネット面と交わる交点は、投球動作開始中における投球アームの上端部より所定高さだけ上方に位置するように調節可能としたバッティング練習装置。
C A項またはB項記載のバッティング練習装置において、ボール捕集路の末端部側底部には投球アームの回動に支障を来さないようにするための長手状の切欠部を設け、さらにネットには投球アームの回動に支障を来さないようにするための部分的な切欠部を設けるようにしたバッティング練習装置。
D A項〜C項のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、投球マシン設置側の端部側面のネットの内側には打球による損傷を緩和するための緩衝材を配置するようにしたバッティング練習装置。
E A項〜D項のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、打球弾道規制部材の高さと傾斜角を調節可能としたバッティング練習装置。
F 前記A項〜E項のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、
アーム式投球マシンに代えて、上下に所定間隔を隔てた互いに反対方向に回転する1対のロール間にボールを挟持させて前記開口部に向かってボールを発射できるようにしたロール式投球マシンをネットの外側に設け、かつ投球マシン設置側のネットにはボールが通過し得る切欠部を設けるようにしたバッティング練習装置。
G F項記載のバッティング練習装置に加えて、ボール捕集路で送給されてきたボールをコンベアにより持ち上げてボール発射用ロール間に供給するようにしたコンベア付きバッティング練習装置。
H A項〜G項のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、捕集用傾斜部とボール捕集路に代えて、ボールが落ちない程度の間隔で横方向に配置した針金等の複数の線条体は、該線条体の基端部と、他端部側の若干基端部側寄りの位置とに縦方向に配置した連結部材で接合されると共に各線条体の他端部をネットに引っ掛け可能に折り曲げてなる一対の傾斜エレメントを、上方に開いた状態でかつ両傾斜エレメントの基端部先端に縦方向に配置された連結部材間をボールが落ちない程度の間隔で一体に結合し、両連結部材間を下り勾配とし、ボールが投球マシン側に転動するボール捕集路とし、傾斜エレメントを捕集用傾斜部とするボール捕集用傾斜部捕集路兼用材を使用するようにしたバッティング練習装置。
I A項〜G項のいずれか1項にに記載のバッティング練習装置から投球マシンを設けないようにしてなるバッティング練習装置用のネットケージ。
本練習装置は1個のボールを使用し、投球マシンから発射されたボールを練習者が打ち返すと,ボールは装置内の下り勾配により自動的に捕集されて投球マシンに送給され、再度のボール発射と練習者の打ち返しと自動的なボール捕集・供給が繰り返して行われるので、バッティング練習を連続して行い得る利点がある。
また、練習装置はネットで覆われているので、打球が逸散することなく捕集できるので、前記バッティング練習を連続して行うのに役立つている。
さらに、打球弾道規制部材を設けて打球が投球マシンに当らないようにされているので、投球マシンの破損を防止できる利点がある。
さらにまた、正面から飛んできたボールを打者が正面に打ち返すので、実際の試合に則した練習ができる。
また、打球が投球マシンに当らないように気配りする必要がないので、バッティング練習に集中できる利点がある。
本発明は、ボール発射に支障をきたさず、しかも 打球の直撃による投球マシンの破損を防止するために、打球弾道規制部材を設けて打球の弾道の高さを規制するようにしたものである。
本発明のバッティング練習装置の骨組みをなすネット支持枠としての枠体であり、手前側(紙面側)の枠組12と後側(紙面反対側)の枠組14とが連結部材により所定間隔を隔てて一体に連結されて構成され、内部に空間部を生ずるようにされている。なお、枠組12,14は両者間の中心線に対して対称をなしている。
なお、ボール捕集路24の末端部と投球アーム先端の発射用ボール受け部との間には、断面が半円形のボール移送路により、あるいは直接連結され、ボールを転送できるようにされている。ボール移送路の底部中央は、投球アームの回動に支障を来さない程度の切欠きが設けられている。
なお、打球ポイントPは、人により(身長に応じて)略一定であるとされているので、練習者の身長に応じて打球弾道規制部材48の先端部の高さを調節すれば、打球の投球マシンへの直撃を回避することができる。
しかし、バッティング練習者のうち、S点を最も上方位置に調節しなければならない者に合わせて予め調節しておけば、いちいち調節するという煩わしさを解消できる。
傾斜エレメント64,66は、それぞれ針金等の複数の線条体72、74をボールが落ちない程度の間隔で横方向に配置し、その線条体72、74の各基端部に縦方向に配置した針金等の連結部材76、78で接合すると共に他端部側は若干基端部側寄りの位置に縦方向に配置した針金等の連結部材80、82で接合すると共に各線条体の他端部をネットに引っ掛け可能に折り曲げて構成されている。
を使用することも可能である。そのようなパイプ接手として例えば、一部又は全部のパイプ差込部が所定幅で切り欠かれ、その切り欠かれた部分からパイプを押し込んでパイプを接合可能としたもの等がある。また、パイプ材に代えて内部の詰まった中実材(無垢材)を使用することも可能である。さらに、前記実施例の投球マシンには、投球アーム回動式のものを使用したが、これに代えて互いに逆方向に回転する上下1対のロール間に、ボール送給路末端から昇降コンベアによりボールを持ち上げて供給し、発射するようにしたロール式投球マシンを使用することも可能である。
12、14 枠組
24 ボール捕集路
48 打球弾道規制部材
56 金属メッシュ(捕集用傾斜部)
58 ボール
60 ネット
62 捕集用傾斜部・ボール捕集路兼用部材
61 投球マシン
64,66 傾斜エレメント
Claims (9)
- 1個のボールを使用し、練習装置自体の一端部側の投球マシンから発射されたボールは、他端部側のバッティング練習者により打ち返されると共に自動的に捕集されて前記投球マシンに供給され、再び他端部側に向けて発射されたボールは、バッティング練習者により打ち返されると共に自動的に捕集されて前記投球マシンに供給され、以下この繰り返しによりバッティング練習を連続して行い得るようにしたバッティング練習装置であって、
練習装置自体の前後両側部でバットスイング領域を除いた部分、上面部および投球マシン設置側の端部側面をネットで覆うようにした、練習者による打球が外に飛び出すこと防止するためのネットと、
前記ネットを支持張設するためのネット支持枠と、
投球マシン設置側との反対側の端部側面で、発射されてきたボールを練習者のバッティングにより前記ネットで囲まれた空間部内に打ち返しできるようにネットで覆われずに開放されている開口部と、
前記開口部付近でボール発射側に向かって上り勾配の状態に設けられ、打球が投球マシンを直撃しないように打球の弾道の高さが所定高さより低くならないように規制するための打球弾道規制部材と、
前記ネット内の空間部の底部付近に設けられ、投球マシン側に向かってボールが自動的に移動し得るように下り勾配とされてなる落下した打球を捕集するためのボール捕集路と、
前記各ネットの下端部付近からボール捕集路に向かって下り勾配で傾斜した状態に設けられ、落下した打球を前記ボール捕集路内に自動的に誘導して捕集させ得るようにした捕集用傾斜部と、
投球マシン設置側のネットの下端部付近に位置し、前記捕集用傾斜部の末端から直接または誘導路を介してボールを受け取ることができるボール受け部を先端部に有する投球アームが所定範囲を急速回動することにより前記開口部に向かってボールを発射できるようにしたアーム式投球マシンとを備えたバッティング練習装置。 - 請求項1記載のバッティング練習装置において、投球マシンから発射されたボールを迎え撃つ際個々の練習者にとって該練習装置の設置面から略一定の高さを有するとされる打球ポイントと前記打球弾道規制部材の先端部とを結ぶ延長線が投球マシン設置側のネット面と交わる交点は、投球動作開始中における投球アームの上端部より所定高さだけ上方に位置するように調節可能としたバッティング練習装置。
- 請求項1または2記載のバッティング練習装置において、ボール捕集路の末端部側の底部には投球アームの回動に支障を来さないようにするための長手状の切欠部を設け、さらにネットには投球アームの回動に支障を来さないようにするための部分的な切欠部を設けるようにしたバッティング練習装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、投球マシン設置側の端部側面のネットの内側には打球による損傷を緩和するための緩衝材を配置するようにしたバッティング練習装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、打球弾道規制部材の先端部の高さと傾斜角とを調節可能としたバッティング練習装置。
- 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、アーム式投球マシンに代えて、上下に所定間隔を隔てた互いに反対方向に回転する1対のロール間にボールを挟持させて前記開口部に向かってボールを発射できるようにしたロール式投球マシンをネットの外側に設け、かつ投球マシン設置側のネットにはボールが通過し得る切欠部を設けるようにしたバッティング練習装置。
- 請求項6記載のバッティング練習装置に加えて、ボール捕集路で送給されてきたボールをコンベアにより持ち上げてボール発射用ロール間に供給するようにしたコンベア付きバッティング練習装置。
- 前記請求項1〜7のいずれか1項に記載のバッティング練習装置において、
捕集用傾斜部とボール捕集路に代えて、ボールが落ちない程度の間隔で横方向に配置した針金等の複数の線条体は、該線条体の基端部と、他端部側の若干基端部側寄りの位置とに縦方向に配置した連結部材で接合されると共に各線条体の他端部をネットに引っ掛け可能に折り曲げてなる一対の傾斜エレメントを、上方に開いた状態でかつ両傾斜エレメントの基端部先端に縦方向に配置された連結部材間をボールが落ちない程度の間隔で一体に結合し、両連結部材間を下り勾配とし、ボールが投球マシン側に転動するボール捕集路とし、傾斜エレメントを捕集用傾斜部とするボール捕集用傾斜部捕集路兼用材を使用するようにしたバッティング練習装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項にに記載のバッティング練習装置から投球マシンを設けないようにしてなるバッティング練習装置用のネットケージ。
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