JP2015008939A - アクシデント判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑える。【解決手段】リーダの受信信号に基づき薬液の有無、注射針の抜去の有無を判定する判定部を備え、リーダの電極部、第1タグ、第2タグを点滴用チューブに取り付け、リーダ電極部と第1タグとの距離は、チューブに薬液が流れているときに第1タグからの信号をリーダで受信可能な距離であって、チューブに薬液が流れていないときに第1タグからの信号をリーダで受信不可能な距離であり、リーダ電極部と第2タグとの距離は、チューブに薬液が流れ、かつリーダ電極部と第2タグとの間のチューブの一部が人体に接触しているときに第2タグからの信号をリーダで受信不可能な距離であって、チューブに薬液が流れ、かつリーダ電極部と第2タグとの間のチューブの一部が人体に接触していないときに第2タグからの信号をリーダで受信可能な距離である。【選択図】図1

Description

本発明は、アクシデント判定システムに関する。
点滴注射は患者への投薬の一つとして広く利用されている。一般に、点滴注射は時間をかけて薬液を患者に投与するため、看護師は患者を監視し続けるのではなく、定期的に患者を見回る態勢をとっている。このような態勢下では、注射針の抜去や薬液が無くなった等のアクシデントを即座に発見することは難しくなる。例えば、注射針が抜去されると適切な治療が行えなくなるおそれがあり、薬液が無くなった状態で放置されると針部分が血液で凝固して再利用できなくなるため、改めて注射針を患者に刺し直す必要が生ずる。下記非特許文献1および2には、点滴注射時に生ずるアクシデントを監視する装置が開示されている。
株式会社テクノスジャパン、"点滴コール"、[online]、「平成25年4月4日検索」、インターネット<URL:https://technosjapan.jp/product/infusion/index.html> 企業組合テンテック、"点滴チェッカー"、[online]、「平成25年4月4日検索」、インターネット<URL:http://www.fuji.or.jp/ee2.html>
非特許文献1に記載の装置は、センサユニットのクランプ部に挟んだチューブがセンサユニットから外れたことを検知したときにチューブ抜去が発生したことを知らせる。非特許文献2に記載の装置は、点滴筒に装着した赤外線センサで滴下量を検知し、滴下量の目安や滴下の停止を知らせる。しかしながら、これらの装置は、センサユニットや赤外線センサ等の比較的高価な要素を必要とするため、コストが嵩んでしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、コストを抑えることができるアクシデント判定システムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様であるアクシデント判定システムは、人体表面上の電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によるデータ通信が可能なタグおよびリーダと、前記リーダで受信される信号に基づいて、アース状態の導電性を有する物体に絶縁体の管を通して注入する導電性を有する液体が無くなっているか否か、および前記物体に前記液体を注入する注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを、それぞれ判定する判定部と、を備え、前記タグは、第1タグと第2タグとを含み、前記リーダ、前記第1タグおよび前記第2タグは、前記管にそれぞれ取り付けられ、前記判定部は、前記第1タグから送信される信号に基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定し、前記判定部は、少なくとも前記第2タグから送信される信号に基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する。
上記判定部は、前記第1タグから送信された信号の受信レベルが、前記管内に前記液体が流れているときの受信レベルであるのか、前記管内に前記液体が流れていないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定し、前記判定部は、前記第2タグから送信された信号の受信レベルが、前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときの受信レベルであるのか、前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する、こととしてもよい。
上記リーダの電極部と前記第1タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れているときに、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れていないときに、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離であり、前記リーダの電極部と前記第2タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときに、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときに、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離である、こととしてもよい。
かかる構成を採用することで、リーダは、管内に液体が流れているときには第1タグから送信される信号を受信することができ、管内に液体が流れていないときには第1タグから送信される信号を受信できず、管内に液体が流れており、かつリーダの電極部と第2タグとの間にある管の一部が物体と接触しているときには第2タグから送信される信号を受信できず、管内に液体が流れており、かつリーダの電極部と第2タグとの間にある管の一部が物体から外れたときには第2タグから送信される信号を受信できることとなるため、リーダで受信される信号に基づいて、液体が無くなっているか否か、および注入部位が物体から抜き去られているか否かを判定する判定部によって、液体の有無および注入部位の抜去の有無を判定することが可能となる。
上記判定部は、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記液体が無くなっていないと判定し、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記液体が無くなっていると判定する、こととしてもよい。また、上記判定部は、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できないことが、複数回の受信タイミングにおいて予め定めた回数以上連続して発生した場合に、前記液体が無くなっていると判定する、こととしてもよい。
一方、上記判定部は、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていると判定し、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていないと判定する、こととしてもよい。また、上記判定部は、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信でき、かつ前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていると判定する、こととしてもよい。
本発明の一態様であるアクシデント判定システムは、人体表面上の電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によるデータ通信が可能なタグおよびリーダと、前記リーダで受信される信号に基づいて、アース状態の導電性を有する物体に絶縁体の管を通して注入する導電性を有する液体が無くなっているか否かを判定する判定部と、を備え、前記リーダおよび前記タグは、前記管に取り付けられ、前記判定部は、前記タグから送信される信号に基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定する。
上記判定部は、前記タグから送信された信号の受信レベルが、前記管内に前記液体が流れているときの受信レベルであるのか、前記管内に前記液体が流れていないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定する、こととしてもよい。
上記リーダの電極部と前記タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れているときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れていないときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離である、こととしてもよい。
かかる構成を採用することで、リーダは、管内に液体が流れているときにはタグから送信される信号を受信することができ、管内に液体が流れていないときにはタグから送信される信号を受信できないこととなるため、リーダで受信される信号に基づいて、液体が無くなっているか否かを判定する判定部によって、液体の有無を判定することが可能となる。
上記判定部は、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記液体が無くなっていないと判定し、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記液体が無くなっていると判定する、こととしてもよい。
本発明の一態様であるアクシデント判定システムは、人体表面上の電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によるデータ通信が可能なタグおよびリーダと、前記リーダで受信される信号に基づいて、アース状態の導電性を有する物体に絶縁体の管を通して導電性を有する液体を注入する際の注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する判定部と、を備え、前記リーダおよび前記タグは、前記管に取り付けられ、前記判定部は、少なくとも前記タグから送信される信号に基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する。
上記判定部は、前記タグから送信された信号の受信レベルが、前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときの受信レベルであるのか、前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する、こととしてもよい。
上記リーダの電極部と前記タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離である、こととしてもよい。
かかる構成を採用することで、リーダは、管内に液体が流れており、かつリーダの電極部とタグとの間にある管の一部が物体と接触しているときにはタグから送信される信号を受信できず、管内に液体が流れており、かつリーダの電極部とタグとの間にある管の一部が物体から外れたときにはタグから送信される信号を受信できることとなるため、リーダで受信される信号に基づいて、注入部位が物体から抜き去られているか否かを判定する判定部によって、注入部位の抜去の有無を判定することが可能となる。
上記判定部は、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていると判定し、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていないと判定する、こととしてもよい。
本発明によれば、比較的安価な要素で構成できるためコストを抑えることができる。
実施形態におけるアクシデント判定システムの構成を例示する図である。 実施形態におけるアクシデント判定を可能にする原理を説明するための図である。 実施形態におけるアクシデント判定の一例を説明するためのフローチャートである。 第1変形例におけるアクシデント判定システムの構成を例示する図である。 第2変形例におけるアクシデント判定システムの構成を例示する図である。 第3変形例におけるアクシデント判定システムの構成を例示する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るアクシデント判定システムの好適な実施形態について説明する。本実施形態では、例示的に、点滴注射時に生ずるアクシデントを判定するアクシデント判定システムについて説明する。点滴注射時のアクシデントとしては、例えば、薬液が無くなることや、注射針の抜去がある。なお、本願発明に係るアクシデント判定システムは、点滴注射時に生ずるアクシデントを判定するものには限定されず、絶縁体の管に導電性の液体を流す仕組みを利用する状況下で生ずる何らかのアクシデントを判定するものに適用可能である。
まず、図1を参照して、実施形態におけるアクシデント判定システムの構成について説明する。アクシデント判定システム100は、判定装置1と、リーダ2と、第1タグ3aおよび第2タグ3b(以下、特に区別する必要がない場合には、「タグ3」とも記載する)とを備える。リーダ2は、リーダ本体部21と、電極部22とを含む。リーダ本体21と電極部22とは、同軸線等により接続されていてもよいし、一体化されていてもよい。点滴用チューブ(管)4は、絶縁体により形成されている。点滴用チューブ4の先端には、注射針(注入部位)が取り付けられており、この注射針を患者の腕(人体)7に刺して固定してから点滴を行う。その際、第2タグ3bのリーダ側の点滴用チューブ4の一部も一緒に腕(人体)7に固定する。点滴注射中は、点滴容器6に収容されている薬液5が、点滴用チューブ4内を流れて人体7に注入される。
リーダ2とタグ3とは、周知の人体通信によりデータ通信を行うことが可能である。この人体通信は、人体表面上の電流または電界の変化を利用してデータをやり取りする通信技術である。この人体通信には、電流方式と電界方式とがある。電流方式は、変調によりデータをのせた電流をタグから人体に流し、この電流をリーダで受け取ることで通信を行う方式である。一方、電界方式は、人体の表面に沿ってもともと存在する電界を、タグがデータに応じて変化させ、この電界の変化をリーダで読み取ることで通信を行う方式である。本発明は、電界方式の人体通信に適用するものである。
このような人体通信では、例えば、タグ3を、例えば人体や金属物等の導電性を有する物体、または例えば水などの溶液等の導電性を有する液体を収容する絶縁容器に取り付け、リーダ2の電極部22を人体に取り付けた場合、リーダ2の電極部22を取り付けた人が、タグ3に直接触れずに、タグ3を取り付けた人体や金属物、水等の溶液を収容する絶縁容器に触れることで、リーダ2がタグ3から情報を読み取ることが可能となる。
本実施形態におけるアクシデント判定システム100は、このような人体通信の特性を利用し、溶液である薬液が流れる点滴用チューブ4や人体7に、リーダ2の電極部22およびタグ3を取り付け、リーダ2がタグ3からの信号を受信できるか否かに応じて、点滴注射時に生ずるアクシデントを判定することとしたものである。なお、本願発明は、人体ではなく、絶縁体の管を介して人体通信と同じ原理で通信を行う点に特徴がある。以下に、このような機能を実現するための判定装置1について説明する。
判定装置1は、機能的には、例えば、判定部11を有し、物理的には、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力インターフェースとを含むコンピュータである。記憶装置は、例えば、CPUで処理されるプログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、主として制御処理のための各種作業領域として使用するRAM(Random Access Memory)等を含む。これらの要素は、互いにバスを介して接続する。CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行し、入出力インターフェースを介して受信されるメッセージや、RAMに展開されるデータ等を処理することで、例えば判定部11による機能を実現する。
判定部11は、リーダ2で受信される信号に基づいて、薬液5が無くなっているか否か、および注射針が抜去されているか否かを、それぞれ判定する。薬液5が無くなっているか否かは、第1タグ3aから送信される信号に基づいて判定し、注射針が抜去されているか否かは、第2タグ3bから送信される信号に基づいて判定する。以下に、このような判定を可能にする原理について説明する。
図2に示す距離L1は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れていないときに、タグ3から送信される信号をリーダ2で確実に受信できなくなる最短距離である。言い換えると、リーダ2の電極部22とタグ3との距離を、距離L1よりも長くすると、点滴用チューブ4内に薬液5が流れていないときに、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信することができなくなる。
図2に示す距離L3は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れているときに、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できる最長距離である。言い換えると、リーダ2の電極部22とタグ3との距離を、距離L3よりも長くすると、点滴用チューブ4内に薬液5が流れていても、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信することができなくなる。
これらの原理を利用して、リーダ2の電極部22と第1タグ3aとの距離Laを、距離L1よりも長く、かつ、距離L3以内に設定すると、点滴用チューブ4内に薬液5が流れているか否かに応じて、第1タグ3aから送信される信号をリーダ2で受信できるか否かを切り換えることが可能となる。
言い換えると、点滴用チューブ4内に薬液5が流れているときには、リーダ2が第1タグ3aから送信される信号を受信し、点滴用チューブ4内に薬液5が流れていないときには、リーダ2が第1タグ3aから送信される信号を受信しない状態をつくりだすことが可能となる。
したがって、判定部11は、点滴注射中に、第1タグ3aから送信される信号をリーダ2で受信できるときには、薬液5が残っていると判定し、第1タグ3aから送信される信号をリーダ2で受信できないときには、薬液5が無くなっていると判定することができる。
図2に示す距離L2は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れており、かつリーダ2の電極部22とタグ3との間の点滴用チューブ4の一部が人体に取り付けられているときに、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できなくなる最短距離である。言い換えると、リーダ2の電極部22とタグ3との距離を、距離L2よりも長くすると、点滴用チューブ4内に薬液5が流れており、かつリーダ2の電極部22とタグ3との間の点滴用チューブ4の一部が人体に取り付けられているときに、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信することができなくなる。
ここで、リーダの電極部とタグとの間の点滴用チューブの一部が人体に接触すると、人体を介してタグがアースされている状態(直接アースされている状態や、空間の浮遊容量を通して容量結合したアース状態を含む)となるため、リーダとタグとの間で通信可能な距離が、リーダの電極部とタグとの間の点滴用チューブの一部が人体に接触していないときに比べて短くなる。言い換えると、リーダの電極部とタグとの間の点滴用チューブの一部が人体に接触しているときのリーダ2の電極部22とタグ3との間の通信可能距離は、リーダの電極部とタグとの間の点滴用チューブの一部が人体に接触していないときのリーダ2の電極部22とタグ3との間の通信可能距離よりも短くなる。
この原理を利用して、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間の距離Lbを、距離L2よりも長く、かつ、距離L3以内に設定すると、点滴動作中に、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間の点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられているか否かに応じて、第2タグ3bから送信される信号をリーダ2で受信できるか否かを切り換えることが可能となる。
言い換えると、点滴動作中であって、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間の点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられているときには、リーダ2が第2タグ3bから送信される信号を受信せず、点滴動作中であって、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間の点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられていないときには、リーダ2が第2タグ3bから送信される信号を受信する状態をつくりだすことが可能となる。
したがって、判定部11は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れている最中に、第2タグ3bから送信される信号をリーダ2で受信できるときには、注射針が抜去されていると判定し、第2タグ3bから送信される信号をリーダ2で受信できないときには、注射針が抜去されていないと判定することができる。
なお、判定部11は、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間の点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられているか否かを基準にして、注射針が抜去されているか否かを判定しているが、これに限定されず、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間の点滴用チューブ4の一部が人体7と接触しているか否かを基準にして、注射針が抜去されているか否かを判定できればよい。
また、第2タグ3bから送信される信号をリーダ2で受信できるときには、第1タグ3aから送信される信号もリーダ2で受信できるため、これら双方の信号をリーダ2で受信できるときに、注射針が抜去されていると判定することとしてもよい。
また、上述したリーダ2の電極部22とタグ3との間の距離L1〜L3,La,Lbは、例えばリーダの電極部22およびタグの点滴用チューブへの取り付け方や、気候等によって影響を受けるため、システムを構築する際の環境に応じて適宜設定することができる。
ここで、リーダ2は、定期的に信号を発生し、その信号に応答したタグ3から送信される信号を受信することで、タグ3と通信を行う。本実施形態では、一つのリーダ2が二つのタグ3と通信を行うため、二つのタグ3の信号送信タイミングによっては、両者のコリジョンが生じ、二つのタグ3からの信号のうちの一方または双方を、リーダ2で受信できないことも起こり得る。つまり、タグ3が信号を送信しても、その信号をリーダ2で受信できないことがある。
したがって、このような受信漏れを想定し、複数回の受信タイミングにおける第1タグ3aおよび第2タグ3bからの信号の受信成否を利用して、薬液5が無くなっているか否かの判定や、注射針が抜去されているか否かの判定を行うこととしてもよい。例えば、判定部11は、点滴注射中に、第1タグ3aから送信される信号をリーダ2で受信できないことが、予め定めた回数以上連続して発生した場合に、薬液5が無くなっていると判定することとしてもよい。これにより、判定精度を高めることが可能となる。
なお、2つのリーダ2を設け、一方を第1タグ3a用のリーダとして用い、他方を第2タグ3b用のリーダとして用いることとしてもよい。これにより、上記両者のコリジョンを防止することができる。
次に、図3を参照して、点滴注射が開始された後の判定装置の動作の一例について説明する。
最初に、リーダ2が定期的に信号を発信する(ステップS101)と、判定部11は、第1タグ3aから送信される信号をリーダ2が受信したか否かを判定する(ステップS102)。この判定がNOである場合(ステップS102;NO)には、薬液5が残っていないと判定できるため、判定装置1は、薬液5が無くなったことを、例えばナースステーション等に報知する(ステップS103)。そして、本動作を終了する。
一方、上記ステップS102の判定で、第1タグ3aから送信される信号をリーダ2が受信したとき(ステップS102;YES)には、薬液5が残っていると判定できるため、判定部11は、引き続き、第2タグ3bから送信される信号をリーダ2が受信したか否かを判定する(ステップS104)。この判定がYESである場合(ステップS104;YES)には、注射針が抜去されていると判定できるため、判定装置1は、注射針が抜去されたことをナースステーション等に報知する(ステップS105)。そして、本動作を終了する。
一方、上記ステップS104の判定で、第2タグ3bから送信される信号をリーダ2が受信しないとき(ステップS104;NO)には、注射針が抜去されていないと判定できるため、上記ステップS101に処理を移行する。
なお、この動作では、説明の便宜のために、第1タグ3aから送信される信号を、第2タグ3bから送信される信号よりも先にリーダ2が受信した場合について説明しているが、リーダ2が受信する信号の順序が逆になることもある。その場合には、上記ステップS104を先に処理し、この判定がNOである場合(ステップS104;NO)に、上記ステップS102を処理することとすればよい。
上述したように、実施形態におけるアクシデント判定システム100によれば、リーダ2は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れているときには第1タグ3aから送信される信号を受信することができ、点滴用チューブ4内に薬液5が流れていないときには第1タグ3aから送信される信号を受信できず、点滴用チューブ4内に薬液5が流れており、かつリーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間にある点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられているときには第2タグ3bから送信される信号を受信できず、点滴用チューブ4内に薬液5が流れており、かつリーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間にある点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられていないときには第2タグ3bから送信される信号を受信できることとなる。したがって、判定部11が、リーダ2で受信される信号に基づいて、薬液5が無くなっているか否か、および注射針が人体7から抜き去られているか否かを判定することで、薬液5の有無および注射針の抜去の有無を判定することが可能となる。
また、実施形態におけるアクシデント判定システム100は、リーダ2の電極部22、第1タグ3aおよび第2タグ3bを、既存の点滴器具類に取り付け、判定部11の機能を実現するプログラムをコンピュータにインストールすることで構築できるため、比較的安価にシステムを構築することができ、コストを抑えることが可能となる。また、既存の点滴器具に後付けしてシステムを構築できるため、利便性が高い。
[変形例]
なお、上述した実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態におけるアクシデント判定システムは、第1タグ3aと第2タグ3bとの二つのタグを備えているが、いずれか一方のタグを備えるアクシデント判定システムであってもよい。実施形態における第1タグ3aおよび第2タグ3bのうち、第1タグ3aに相当するタグ3のみを備えるアクシデント判定システムを、第1変形例として、第2タグ3bに相当するタグ3のみを備えるアクシデント判定システムを、第2変形例として、それぞれ以下に説明する。
[第1変形例]
図4は、第1変形例におけるアクシデント判定システムの構成図である。タグ3以外の構成については、実施形態におけるアクシデント判定システムの各構成と同様である。以下においては、実施形態におけるアクシデント判定システムと異なる点について説明する。なお、4bは注射針(注入部位)である。
第1変形例における判定部11は、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できるか否かに応じて、薬液5が残っているか否かを判定する。具体的に、判定部11は、点滴注射中に、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できるときには、薬液5が残っていると判定し、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できないときには、薬液5が無くなっていると判定する。
第1変形例におけるアクシデント判定システムによれば、リーダ2は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れているときにはタグ3から送信される信号を受信することができ、点滴用チューブ4内に薬液5が流れていないときにはタグ3から送信される信号を受信できないこととなる。したがって、判定部11が、リーダ2で受信される信号に基づいて、薬液5が無くなっているか否かを判定することによって、薬液5の有無を判定することが可能となる。
[第2変形例]
図5は、第2変形例におけるアクシデント判定システムの構成図である。タグ3以外の構成については、実施形態におけるアクシデント判定システムの各構成と同様である。以下においては、実施形態におけるアクシデント判定システムと異なる点について説明する。
第2変形例における判定部11は、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できるか否かに応じて、注射針が抜去されているか否かを判定する。具体的に、判定部11は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れている最中に、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できるときには、注射針が抜去されていると判定し、タグ3から送信される信号をリーダ2で受信できないときには、注射針が抜去されていないと判定する。
第2変形例におけるアクシデント判定システムによれば、リーダ2は、点滴用チューブ4内に薬液5が流れており、かつリーダ2の電極部22とタグ3との間にある点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられているときにはタグ3から送信される信号を受信できず、点滴用チューブ4内に薬液5が流れており、かつリーダ2の電極部22とタグ3との間にある点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられていないときにはタグ3から送信される信号を受信できることとなる。したがって、判定部11が、リーダ2で受信される信号に基づいて、注射針が人体7から抜き去られているか否かを判定することによって、注射針の抜去の有無を判定することが可能となる。
[第3変形例]
上述した実施形態におけるアクシデント判定システムでは、判定装置1が判定部11を備えているが、判定部を備えるのは判定装置1に限定されない。例えば、図6に示すように、リーダ本体部21が判定部211を備えることとしてもよい。この第3変形例における判定部211は、上述した実施形態における判定部11と同様の機能を有する。この第3変形例では、判定装置が不要となる。
[第4変形例]
上述した実施形態におけるアクシデント判定システムでは、タグから送信される信号をリーダが受信できるか否かを基準にして、薬液の有無や注射針の抜去の有無を判定しているが、薬液の有無や注射針の抜去の有無を判定する基準は、これに限定されない。例えば、タグから送信された信号の受信レベルを基準にして、薬液の有無や注射針の抜去の有無を判定してもよい。
この第4変形例では、薬液の有無を判定する際の閾値として、例示的に、第1のレベルと、第1のレベルよりも値が少し低い第2のレベルとを設けることができ、注射針の抜去の有無を判定する際の閾値として、第3のレベルと、第3のレベルよりも値が少し低い第4のレベルとを設けることができる。
第1のレベルは、点滴用チューブ4内に薬液5が流れているときの受信レベル範囲の下限付近に設定し、第2のレベルは、点滴用チューブ4内に薬液5が流れていないときの受信レベル範囲の上限付近に設定することが好ましい。
第3のレベルは、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間にある点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられていないときの受信レベル範囲の下限付近に設定し、第4のレベルは、リーダ2の電極部22と第2タグ3bとの間にある点滴用チューブ4の一部が人体7に取り付けられているときの受信レベル範囲の上限付近に設定することが好ましい。
以下に、この第4変形例における判定部の機能について説明する。判定部11は、第1タグ3aから送信された信号の受信レベルが、第1のレベル以上であるときには、薬液5が残っていると判定し、第1タグ3aから送信された信号の受信レベルが、第2のレベル以下であるときには、薬液5が無くなっていると判定する。
判定部11は、第2タグ3bから送信された信号の受信レベルが、第3のレベル以上であるときには、注射針が抜去されていると判定し、第2タグ3bから送信された信号の受信レベルが、第4のレベル以下であるときには、注射針が抜去されていないと判定する。
なお、第1のレベルと第2のレベルとを同じ値にしてもよいし、第3のレベルと第4のレベルとを同じ値にしてもよい。
1…判定装置
2…リーダ
3…タグ
3a…第1タグ
3b…第2タグ
4…点滴用チューブ
4b…注射針
5…薬液
6…点滴容器
7…人体
11…判定部
21…リーダ本体部
22…電極部
100…アクシデント判定システム
211…判定部

Claims (15)

  1. 人体表面上の電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によるデータ通信が可能なタグおよびリーダと、
    前記リーダで受信される信号に基づいて、アース状態の導電性を有する物体に絶縁体の管を通して注入する導電性を有する液体が無くなっているか否か、および前記物体に前記液体を注入する注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを、それぞれ判定する判定部と、を備え、
    前記タグは、第1タグと第2タグとを含み、
    前記リーダの電極部、前記第1タグおよび前記第2タグは、前記管にそれぞれ取り付けられ、
    前記判定部は、前記第1タグから送信される信号に基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定し、
    前記判定部は、少なくとも前記第2タグから送信される信号に基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する、
    ことを特徴とするアクシデント判定システム。
  2. 前記判定部は、前記第1タグから送信された信号の受信レベルが、前記管内に前記液体が流れているときの受信レベルであるのか、前記管内に前記液体が流れていないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定し、
    前記判定部は、前記第2タグから送信された信号の受信レベルが、前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときの受信レベルであるのか、前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のアクシデント判定システム。
  3. 前記リーダの電極部と前記第1タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れているときに、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れていないときに、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離であり、
    前記リーダの電極部と前記第2タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときに、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記第2タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときに、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のアクシデント判定システム。
  4. 前記判定部は、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記液体が無くなっていないと判定し、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記液体が無くなっていると判定する、ことを特徴とする請求項3記載のアクシデント判定システム。
  5. 前記判定部は、前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できないことが、複数回の受信タイミングにおいて予め定めた回数以上連続して発生した場合に、前記液体が無くなっていると判定する、ことを特徴とする請求項4記載のアクシデント判定システム。
  6. 前記判定部は、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていると判定し、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていないと判定する、ことを特徴とする請求項3記載のアクシデント判定システム。
  7. 前記判定部は、前記第2タグから送信される信号を前記リーダで受信でき、かつ前記第1タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていると判定する、ことを特徴とする請求項6記載のアクシデント判定システム。
  8. 人体表面上の電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によるデータ通信が可能なタグおよびリーダと、
    前記リーダで受信される信号に基づいて、アース状態の導電性を有する物体に絶縁体の管を通して注入する導電性を有する液体が無くなっているか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記リーダの電極部および前記タグは、前記管に取り付けられ、
    前記判定部は、前記タグから送信される信号に基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定する、
    ことを特徴とするアクシデント判定システム。
  9. 前記判定部は、前記タグから送信された信号の受信レベルが、前記管内に前記液体が流れているときの受信レベルであるのか、前記管内に前記液体が流れていないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記液体が無くなっているか否かを判定する、ことを特徴とする請求項8記載のアクシデント判定システム。
  10. 前記リーダの電極部と前記タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れているときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れていないときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離である、ことを特徴とする請求項8または9記載のアクシデント判定システム。
  11. 前記判定部は、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記液体が無くなっていないと判定し、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記液体が無くなっていると判定する、ことを特徴とする請求項10記載のアクシデント判定システム。
  12. 人体表面上の電界の変化を利用してデータをやり取りする人体通信によるデータ通信が可能なタグおよびリーダと、
    前記リーダで受信される信号に基づいて、アース状態の導電性を有する物体に絶縁体の管を通して導電性を有する液体を注入する際の注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記リーダの電極部および前記タグは、前記管に取り付けられ、
    前記判定部は、少なくとも前記タグから送信される信号に基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する、
    ことを特徴とするアクシデント判定システム。
  13. 前記判定部は、前記タグから送信された信号の受信レベルが、前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときの受信レベルであるのか、前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときの受信レベルであるのかに基づいて、前記注入部位が前記物体から抜き去られているか否かを判定する、ことを特徴とする請求項12記載のアクシデント判定システム。
  14. 前記リーダの電極部と前記タグとの距離は、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触しているときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信不可能な距離であって、前記管内に前記液体が流れており、かつ前記リーダの電極部と前記タグとの間にある前記管の一部が前記物体と接触していないときに、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信可能な距離である、ことを特徴とする請求項12または13記載のアクシデント判定システム。
  15. 前記判定部は、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できるときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていると判定し、前記タグから送信される信号を前記リーダで受信できないときに、前記注入部位が前記物体から抜き去られていないと判定する、ことを特徴とする請求項14記載のアクシデント判定システム。
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