JPH07194699A - パイプ内の流体有無監視装置 - Google Patents

パイプ内の流体有無監視装置

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JPH07194699A
JPH07194699A JP35037493A JP35037493A JPH07194699A JP H07194699 A JPH07194699 A JP H07194699A JP 35037493 A JP35037493 A JP 35037493A JP 35037493 A JP35037493 A JP 35037493A JP H07194699 A JPH07194699 A JP H07194699A
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JP
Japan
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pipe
drip
fluid
signal
determination
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JP35037493A
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Masanori Kasai
正徳 笠井
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ内に流体があるか否かを監視するパイ
プ内の流体有無監視装置を提供することを目的とする。 【構成】 パイプ6を挟み込むように対向配置される少
なくとも1対の電極13a,13bを有し、両電極13
a,13bの電極間容量を検出する容量センサ11と、
容量センサ11により検出された容量に基づいてパイプ
6内における流体の有無を判定する判定部35とを備え
て構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ内を流動する流
体の有無を監視するパイプ内の流体有無監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パイプ内を流動する流体の有無を監視す
る作業、例えば、病院などで行う点滴において、薬液タ
ンクや、薬液タンクと注射針とを接続するパイプなどの
点滴用医療器具は、患者の横に設置され、看護婦、患者
自身または付き添い人が、薬液の滴下の終了(点滴の終
了)を監視している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、看護婦は、
多くの作業を並行して行っているため、少なくとも30
分程度は必要とされる点滴を連続して監視することは困
難である。その上、点滴に要する時間も患者の病状や薬
液の種類などにより様々であり、たえず注意を払ってい
なければならない。また、患者や付き添い人にとって
も、眠けに耐えて長時間細心の注意を払って監視してい
るのは困難である。このため、点滴の終了を監視して、
表示や通報を行う何らかの手段の提供が望まれている。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、パイプ内に流体があるか否かを監視するパ
イプ内の流体有無監視装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、パイプを挟み込むように対向配置される少な
くとも1対の電極を有し、当該両電極の電極間容量を検
出する容量センサと、容量センサにより検出された電極
間容量に基づいてパイプ内における流体の有無を判定す
る判定部とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、判定部の判定結果に基づく判定信号を送信
する判定信号送信部をさらに備えることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の発明において、流体は点滴用薬液であって、パ
イプは点滴用パイプであることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2または3
に記載の発明において、商用電源から直流電源を生成す
るACアダプタをさらに有し、判定部および判定結果送
信部を、ACアダプタに内蔵したことを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項2から4の
いずれかに記載の発明において、判定信号送信部は、判
定信号を商用電源に重畳し、電源ラインを介して送信す
ることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項2から5の
いずれかに記載の発明において、判定信号がDTMF
(Dual Tone Multi Freqency)信号で構成されているこ
とを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項2から6の
いずれかに記載の発明において、判定信号を受信し、判
定信号に応じた判定結果を表示する受信表示部をさらに
備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、パイプに容量セ
ンサを取り付けると、容量センサの1対の電極がパイプ
の径方向に対向配置され、容量センサは、その両電極の
電極間容量を検出する。判定部は、この検出された容量
を、基準容量としての、例えば、パイプ内に流体がない
ときの容量と比較して、パイプ内に流体があるか否かを
判定する。したがって、例えば、点滴の場合などにおい
て、この判定結果により、患者や看護婦などは、居眠り
をしていたときでも、その点滴の終了を知ることができ
る。
【0013】また、判定結果に基づく判定信号を送信す
る判定信号送信部を備えれば、遠隔の場所に、その判定
結果を送信することができる。
【0014】さらに、点滴用パイプを挟持して、その容
量を検出することで、点滴用パイプ内に点滴用薬液があ
るか否かを判定することができ、その判定結果である点
滴の終了をナースステーションなどに送信することがで
きる。このため、たとえ看護婦を呼び出すベルが備えら
れている場合であっても、何等の操作を行わなくても看
護婦を呼び出すことができ、ベルを押すことができない
寝たきり患者にとって、特に有効な手段となる。また、
電極間容量を検出するだけなので、特に電界を与える必
要がなく、薬液の成分を変化させることもない。
【0015】また、商用電源から直流電源を生成するA
Cアダプタに、判定部および判定結果送信部を内蔵すれ
ば、不要な配線を省略することができる。さらに、判定
信号送信部が、判定信号を商用電源に重畳し、商用電源
ラインを介して送信するように構成すれば、屋内配線を
利用して他の部屋に通報することができると共に、通信
ラインを不要にすることができる。また、判定信号を、
DTMF信号で構成すれば、簡易に商用電源ラインに重
畳させることができると共に、不要輻射を発生しないの
で、病院などでは他の測定機器に電波障害を与えること
がない。
【0016】さらに、受信表示部を備えれば、受信した
判定信号に応じた判定結果を表示することができる。な
お、表示には、視覚的なものの他、聴覚的な表示も含ま
れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るパイプ内の流
体有無監視装置について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、点滴における薬液の滴下の終了を、例えば、ナ
ースステーションなどに通報する点滴終了通報システム
(以下、「本システム」という)1の構成図を示してお
り、このシステム1は、点滴装置2と点滴終了監視装置
(以下、「本装置」という)3とからなっている。
【0018】点滴装置2は、通常、患者の横に配置され
るものであって、薬液を入れる薬液タンク4と、点滴針
5と、薬液タンク4および点滴針5を接続する点滴用パ
イプ6とから構成されている。点滴用パイプ6は、同図
に示すように、その中間に薬液滴下量調整コック7aお
よび薬液貯留部7bを備えている。
【0019】本装置3は、点滴の終了を判定し、点滴終
了信号を送信する点滴終了検出装置8と、点滴終了検出
装置8から送信される点滴終了信号を受信し、点滴の終
了した点滴装置2のユニットコードを表示する受信表示
装置9とから構成されている。
【0020】点滴終了検出装置8は、点滴用パイプ6を
挟み込んで、パイプの径方向の両端の容量を検出するプ
ラスチック製の容量センサ11と、容量センサ11が検
出した容量に基づいて、薬液タンク4内に入れられた薬
液の全てが、点滴用パイプ6内を滴下したかを判定し、
受信表示装置9に点滴終了信号を送信する検出部12と
から構成されている。
【0021】容量センサ11は、クリップ状に形成さ
れ、点滴用パイプ6の径に合ったグリップホール11a
をその先端部分に有しており、そのグリップホール11
aを形成する両先端部分の各内側には、1対の電極13
a,13bが接触しないように対向して設けられてい
る。そして、容量センサ11が検出する、両電極13
a,13bの電極間容量は、コネクタ14およびケーブ
ル19を介して接続される検出部12に出力される。
【0022】検出部12は、ACプラグ状に形成され、
ACコンセント15aに直接差し込みが可能になってい
る。また、その表面には、接続される点滴装置2を特定
するユニットコードを1〜99まで設定可能なコード設
定スイッチ16と、点滴終了の判定動作を開始させる開
始スイッチ17と、判定状態を表示するモニタLED1
8とが設けられている。検出部12は、容量センサ11
の検出した電極間容量に基づいて、点滴の終了を判定す
ると、点滴終了信号としてのユニットコード信号をDT
MF信号によって、ACコンセント15a、ACプラグ
23a、ACコンセント24a、屋内配線25、ACコ
ンセント24b、ACプラグ23bおよびACコンセン
ト15bを介して受信表示装置9に送信する。
【0023】受信表示装置9は、検出部12が送信した
DTMF信号を受信して、ユニットコード信号をRS2
32Cラインに出力する受信装置21と、受信装置21
とRS232Cラインで接続され、受信装置21から出
力されたユニットコード信号に基づいて、点滴の終了し
た点滴装置2のユニットコードを液晶表示すると共にベ
ル音を発音する表示装置22とから構成されている。
【0024】コード設定スイッチ16により、点滴装置
2のユニットコードを設定した後、検出部12をACコ
ンセント15に差し込むと、検出部12は、自動的に自
身の各回路を初期状態にセットする。次いで、点滴装置
2を患者にセットし、薬液貯留部7bに所定量の薬液が
貯留されるように、薬液滴下量調整コック7aで滴下量
を調整する。次に、容量センサ11を、点滴用パイプ6
の薬液滴下量調整コック7aよりも上部の所定位置(薬
液タンク4寄りの位置)に挟みつけ、検出部12の開始
スイッチ17をONにする。この状態では、点滴用パイ
プ6に薬液が満たされているため容量センサ11が検出
する電極間容量は最大になっており、薬液が全て点滴用
パイプ6を通過すると、電極間容量が最小になる。検出
部12は、この電極間容量の変化に基づいて、点滴が終
了したと判定し、ユニットコードをDTMF信号により
AC100Vライン20に重畳させ、受信装置21に送
信する。
【0025】受信装置21は、DTMF信号を受信する
と、ユニットコード信号を生成し、RS232Cライン
によってユニットコード信号を表示装置22に送出す
る。表示装置22は、ユニットコード信号に示されたユ
ニットコードを液晶表示すると共にベル音を発音する。
これにより、例えば、ナースステーションにいる看護婦
は、点滴の終了した点滴装置2を知ることができる。
【0026】次いで、本装置3の電気回路について、図
2および3を参照して説明する。
【0027】図2は、検出部12および容量センサ11
のブロック図を示している。同図の符号31は、低周波
発振回路であり、この低周波発振回路31は、ウイーン
ブリッジ型で構成され、10KHzの低周波(以下、
「測定信号」という)を発振する。低周波発信回路31
の出力部には、両電極13a,13bおよびケーブル1
9を介して増幅回路32が接続されており、増幅回路3
2は、入力された測定信号を所定の利得で増幅する。増
幅回路32には、絶対値回路で構成した検波回路33が
接続されており、増幅した測定信号を検波した直流測定
信号を直流増幅回路34に出力する。
【0028】直流増幅回路34は、直流測定信号と基準
電圧との差電圧を所定利得で増幅する差動増幅回路であ
って、その基準電圧は、後述するCPU35によって設
定され、その利得は、電子ボリューム34aをCPU3
5が制御することにより決定される。
【0029】また、同図の符号35は、CPU(判定
部)であって、入力された直流測定信号に基づいて容量
センサ11が検出した容量の変化を検出すると共に、点
滴の終了を判定して点滴終了信号を生成する。CPU3
5の出力ポートには、CPU35の点滴終了信号をDT
MF信号に変換するDTMF信号発生回路36とモニタ
LED18がそれぞれ接続され、入力ポートには、コー
ド設定スイッチ16と、開始スイッチ17とがそれぞれ
接続されている。なお、CPU35の出力ポートに、ベ
ル音を発生させる圧電ブザーを設け、点滴が終了したと
きに鳴らせるようにしてもよい。
【0030】さらに、DTMF信号発生回路36の出力
部には、DTMF信号を増幅するDTMF信号増幅回路
37が接続され、DTMF信号増幅回路37の出力部に
は、増幅したDTMF信号をAC100Vライン20に
重畳させると共に、AC100Vをステップダウンする
トランス38が接続されている。またトランス38の二
次巻線側には、検出部12の直流電源をAC100Vか
ら生成する安定化電源39が設けられている。この安定
化電源39とトランス38とで、ACアダプタを構成す
る。
【0031】図3は、受信装置21のブロック図を示し
ている。同図に示すように、受信装置21は、AC10
0Vライン20に接続され、AC100Vをステップダ
ウンするトランス51と、トランス51の二次巻線に接
続され、受信装置21の直流電源を生成する安定化電源
52と、トランス51の二次巻線から、AC100Vの
50Hzまたは60Hzの低周波成分を除去すると共
に、DTMF信号をピックアップするハイパスフィルタ
53と、ハイパスフィルタ53がピックアップしたDT
MF信号を増幅する受信増幅回路54と、受信増幅回路
54の出力信号からDTMF信号を検出してユニットコ
ードを4ビットのパラレル信号で出力するDTMF信号
検出回路55と、パラレル信号をシリアル信号に変換す
る4ビットCPUであるパラレル/シリアル変換回路5
6と、シリアル信号をRS232Cインターフェースに
変換するインターフェース回路57とを備えている。ま
た、DTMF信号検出回路55およびパラレル/シリア
ル変換回路56には、同期用のクロックを出力するクロ
ックジェネレータ58が接続されている。
【0032】表示装置22は、図示しないが、液晶表示
器およびベル音発音回路を備えており、受信装置21か
らRS232Cインターフェースによって送出されたユ
ニットコード(点滴を終了した点滴装置2の装置番号)
を液晶表示させると共にベル音を発音させる。
【0033】次いで、本装置3の動作について説明す
る。
【0034】コード設定スイッチ16で、接続する点滴
装置2のユニットコードを設定し、ACコンセント15
に検出部12を差し込むと、安定化電源回路39から各
回路に電源が供給され、CPU35が初期化されると共
に、内蔵ROMのプログラムに従って以下の動作を開始
する。最初に、CPU35は、直流増幅回路34の基準
電圧および利得を設定する。具体的には、所定利得、例
えば、20dBになるように電子ボリューム34aを制
御し、内蔵のA/Dコンバータを介して入力した直流測
定信号の電圧値が最小になるような基準電圧を、内蔵の
D/Aコンバータを介して直流増幅回路34に出力す
る。この状態では、直流増幅回路34に入力される直流
測定信号の電圧と基準電圧電圧とは、ほぼ等しくなって
いる。これは、CPU35のA/Dコンバータのダイナ
ミックレンジを最大限に利用するためである。つまり、
点滴用パイプ6に薬液が滴下されていない状態において
も、ケーブル18の容量および電極間容量を介して、測
定信号が増幅回路32に入力されている。したがって、
直流増幅回路34に入力される直流測定信号の電圧値と
基準電圧とを等しくさせ、この状態のときに、CPU3
5に入力される直流測定信号の電圧値を0Vにしておく
ことで、CPU35のA/Dコンバータのダイナミック
レンジを最大限に利用することができるのである。な
お、この基準電圧は、CPU35の内部メモリに記憶さ
れる。
【0035】次いで、容量センサ11を点滴用パイプ6
に挟みつけ、開始スイッチ17をONにする。この状態
では、電極13a,13b間の点滴用パイプ6に薬液が
充満しているため、容量センサ11の電極間容量は増加
するので、これに伴い、CPU35に入力する直流測定
信号の電圧値(この電圧値が容量センサ11の検出した
容量に対応する)も大きくなる。これは、低周波発振回
路31が出力する測定信号の電圧値は一定であるのに対
し、電極間容量が増加したためである。このとき、CP
U35は、内蔵のA/Dコンバータを介して入力した直
流測定信号の電圧値が、そのダイナミックレンジの上限
値よりも若干小さい値になるように、直流増幅回路34
の電子ボリューム34aを制御して、直流増幅回路34
の利得を変化させる。そして、CPU35は、そのダイ
ナミックレンジの50%の値を比較電圧として内部メモ
リに記憶すると共に、入力されている直流測定信号の電
圧と比較電圧とを間欠的に(所定時間毎に)比較する。
【0036】時間が経過して、薬液タンク4内の全ての
薬液が滴下すると、電極間容量は小さくなり、CPU3
5に入力される直流測定信号の電圧値は0Vになる。C
PU35は、比較電圧よりも、入力された直流測定信号
の電圧が低下したことにより、点滴が終了したと判定す
る。
【0037】CPU35は、点滴が終了したと判定する
と、コード設定スイッチ16で設定されているユニット
コードをDTMF信号発生回路36に出力する。この場
合、ユニットコードは、2桁のユニットコードを設定可
能なように、10位および1位をそれぞれ表す各4ビッ
トのBCDコード(binary coded decimal code )から
なるパラレル信号を、10位ビットおよび1位ビット毎
の2回に分けてシリアル出力する。DTMF信号発生回
路36は、4ビットのパラレル信号が入力される毎に、
予め対応させてあるDTMF信号を生成して、DTMF
信号増幅回路37に出力する。DTMF信号増幅回路3
7は、DTMF信号を増幅してトランス38の二次巻線
に出力する。トランス38は、DTMF信号をステップ
アップすると共にAC100Vライン20に重畳する。
【0038】DTMF信号がAC100Vライン20に
重畳されると、このDTMF信号は、受信装置21のト
ランス51、ハイパスフィルタ53、および受信増幅回
路54を介してDTMF信号検出回路55に入力され
る。DTMF信号検出回路55は、DTMF信号を検出
し、ユニットコード信号である4ビットのパラレル信号
に変換すると共に、この信号をパラレル/シリアル変換
回路56に出力する。パラレル/シリアル変換回路56
は、4ビットのパラレル信号をシリアル信号に変換し
て、シリアルインターフェース回路57に出力する。シ
リアルインターフェース回路57は、RS232Cイン
ターフェースによるユニットコード信号を表示装置22
に出力する。
【0039】表示装置22は、入力されたユニットコー
ドを内蔵メモリに記憶すると共に、液晶にユニットコー
ドを表示し、同時にベル音を発音する。
【0040】以上のように、本実施例によれば、点滴の
終了を自動的に通報するので、看護婦などは、患者に長
時間付き添っていなくてもよいため、安心して他の作業
を行うことができる。また、たとえ看護婦を呼び出すベ
ルが備えられている場合であっても、何等の操作を行わ
なくても看護婦を呼び出すことができ、ベルを押すこと
ができない寝たきり患者にとって、特に有効な手段とな
る。さらに、電極間容量を検出するだけなので、特に電
界を与える必要がなく、薬液の成分を変化させることも
ない。
【0041】また、容量センサ11をクリップ状に形成
しているため、点滴用パイプ6からの取り外しが容易と
なる。
【0042】また、DTMF信号をACラインに重畳す
ることにより送信を行うので、特に通信ラインを必要と
しないばかりか、不要輻射を発生しないので病院などで
は他の測定機器に電波障害を与えることがない。
【0043】また、CPU35が点滴を終了したと判定
しても、点滴パイプ6に薬液貯留部7bがあるので、点
滴が完全に終了するまでには、まだなお多少の時間を要
する。このため、看護婦等が点滴装置2を設置した病室
に到着するころに、点滴が完全に終了するので、患者に
余計な時間を待たせることがない。この場合、薬液貯留
部7bは、やや多めに薬液が貯留できるようにすること
が好ましい。
【0044】また、検出部12は、ACアダプタを兼用
するので、不要な配線をなくすことができる。
【0045】なお、上記実施例において、点滴の終了を
通報する場合について説明したが、これに限定されるこ
となく、輸血の際の血液の監視や、寝たきり老人などが
使用する排尿タンクに尿が一杯になったか否かの監視
や、容量センサを複数設けてパイプの詰まりの監視を行
う場合などの他、パイプ内に誘電率の高い気体があるか
否かの監視をする場合にも適用可能であるし、本発明の
要旨を変更しない範囲で変更が可能である。
【0046】また、本実施例においては、検出部12
は、点滴終了信号をDTMF信号で送信しているが、こ
れに限定されず、有線通信で送信してもよいし、無線通
信、光通信などで送信することも可能である。また、本
実施例においては、AC100Vをその電源としている
が、これに限定されることなく、電池を使用すると共に
無線通信により送信することで、点滴装置2および点滴
終了装置8を持ち運び可能に構成することもできる。
【0047】また、CPU35は、比較電圧を固定して
記憶しているが、これに限定されず、例えば、既に入力
された直流測定信号の最大値と比較することにより判定
したり、入力された直流測定信号の電圧値を微分した微
分値に基づいて判定したりしてもよい。
【0048】さらに、容量センサ11は、本発明におい
ては、クリップ状に形成しているが、これに限定される
ものでなく、例えば、ゴムをその材質とし、輪ゴム状に
形成すると共に、その輪の内側部分に電極を対向配置さ
せるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明のパイプ内の流体有
無監視装置によれば、パイプ内に流体があるか否かを監
視するので、例えば、点滴用パイプ内の薬液の有無を監
視する場合に用いれば、看護婦などが、長時間にわたる
点滴の終了監視業務から開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る点滴終了通報システムの構成図
である。
【図2】本実施例に係る点滴終了検出装置のブロック図
である。
【図3】本実施例に係る受信装置のブロック図である。
【符号の説明】
3 点滴終了監視装置 6 点滴用パイプ 11 容量センサ 11a グリップホール 13a 電極 13b 電極 18 モニタLED 20 AC100Vライン 22 表示装置 35 CPU 36 DTMF信号発生回路 37 DTMF信号増幅回路 38 トランス 39 安定化電源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプを挟み込むように対向配置される
    少なくとも1対の電極を有し、当該両電極の電極間容量
    を検出する容量センサと、当該容量センサにより検出さ
    れた電極間容量に基づいて前記パイプ内における流体の
    有無を判定する判定部とを備えることを特徴とするパイ
    プ内の流体有無監視装置。
  2. 【請求項2】 前記判定部の判定結果に基づく判定信号
    を送信する判定信号送信部をさらに備えることを特徴と
    する請求項1記載のパイプ内の流体有無監視装置。
  3. 【請求項3】 前記流体は点滴用薬液であって、前記パ
    イプは点滴用パイプであることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のパイプ内の流体有無監視装置。
  4. 【請求項4】 商用電源から直流電源を生成するACア
    ダプタをさらに有し、前記判定部および前記判定結果送
    信部を、当該ACアダプタに内蔵したことを特徴とする
    請求項2または3に記載のパイプ内の流体有無監視装
    置。
  5. 【請求項5】 前記判定信号送信部は、前記判定信号を
    商用電源に重畳し、商用電源ラインを介して送信するこ
    とを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のパイ
    プ内の流体有無監視装置。
  6. 【請求項6】 前記判定信号は、DTMF信号で構成さ
    れていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに
    記載のパイプ内の流体有無監視装置。
  7. 【請求項7】 前記判定信号を受信し、当該判定信号に
    応じた判定結果を表示する受信表示部をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のパイ
    プ内の流体有無監視装置。
JP35037493A 1993-12-28 1993-12-28 パイプ内の流体有無監視装置 Pending JPH07194699A (ja)

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JP35037493A Pending JPH07194699A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 パイプ内の流体有無監視装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100921945B1 (ko) * 2007-04-18 2009-10-14 휴먼플러스(주) 약물소진 감지장치
JP2015008939A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 アドソル日進株式会社 アクシデント判定システム
JP2016083577A (ja) * 2009-07-15 2016-05-19 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company 点滴監視回路を備えるiv投与セット

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