JP2015008830A - カテーテルシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性をより向上させることが可能なカテーテルシステムを提供する。【解決手段】カテーテルシステム5は、アブレーションカテーテル1と、このアブレーションカテーテル1に対してアブレーションの際の電力供給(出力電力Poutの供給動作)を行う電源装置3と、この電源装置3における電力供給の実行状態と停止状態とを切換制御するためのフットスイッチ2とを備えている。電源装置3は、上記電力供給を行う電源部32と、この電力供給を停止制御するための電力停止スイッチ31Sと、電源部32における電力供給動作を制御する制御部35とを有している。制御部35は、電力停止スイッチ31Sによる停止制御を、フットスイッチ2による切換制御よりも優先させる。【選択図】図3
Description
本発明は、例えば不整脈等の治療に用いられるアブレーションカテーテル、電源装置およびフットスイッチを備えたカテーテルシステムに関する。
電極カテーテルは、血管を通して体内(例えば心臓の内部)に挿入され、不整脈の検査や治療等に用いられるものである。このような電極カテーテルでは一般に、体内に挿入されたカテーテルチューブの先端(遠位端)付近の形状が、体外に配置される基端(近位端,後端,手元側)に装着された操作部の操作に応じて、片方向あるいは両方向に変化(偏向,湾曲、撓む)するようになっている。また、このように先端付近の形状が操作に応じて任意に変化するタイプの他にも、先端付近の形状が固定になっているタイプのものも存在する。
このような電極カテーテルのうちの治療用のもの(いわゆるアブレーションカテーテル)では、アブレーション(焼灼)の際の電力が、電源装置(高周波発生装置)から供給される。また、例えば、アブレーションカテーテルの操作者(医師)の足元付近に配置されたフットスイッチを用いて、この電源装置からの電力供給の実行または停止を制御できるようにしたカテーテルシステムも提案されている(例えば、特許文献1)。
ところで、このようなフットスイッチを使用したカテーテルシステムでは、治療(アブレーション)の際に、フットスイッチの操作者にとっては把握しにくい突発的なアクシデントが発生する場合があり得る。このため、そのような突発的なアクシデントが生じた場合であっても、速やかに電力供給動作を停止させ、安全性をより向上させることを可能とする手法の提案が望まれる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、安全性をより向上させることが可能なカテーテルシステムを提供することにある。
本発明のカテーテルシステムは、アブレーションカテーテルと、このアブレーションカテーテルに対してアブレーションの際の電力供給を行う電源装置と、この電源装置における上記電力供給の実行状態と停止状態とを切換制御するためのフットスイッチとを備えたものである。上記電源装置は、上記電力供給を行う電源部と、上記電力供給を停止制御するための電力停止スイッチと、電源部における上記電力供給の動作を制御する制御部とを有している。この制御部は、電力停止スイッチによる停止制御を、フットスイッチによる切換制御よりも優先させる。
本発明のカテーテルシステムでは、電源装置に設けられた電力停止スイッチによるアブレーションカテーテルへの電力供給の停止制御が、フットスイッチによるこの電力供給の実行状態と停止状態との切換制御よりも優先するように制御される。これにより、例えば、フットスイッチの操作者が把握しにくい突発的なアクシデントが生じた場合であっても、電源装置の操作者による電力停止スイッチの操作によって、電力供給動作の速やかな停止が実現される。すなわち、フットスイッチの操作者一人の判断ではなく、電源装置の操作者の判断を優先させた電力供給停止制御がなされる。
本発明のカテーテルシステムでは、上記制御部が、上記停止制御の有効期間では、上記切換制御において上記実行状態および上記停止状態のいずれの状態が設定されているのかによらずに、上記電力供給を強制的に停止させると共に、上記停止制御の無効期間では、上記切換制御における上記実行状態または上記停止状態の設定をそのまま反映させるのが好ましい。このように構成した場合、電力停止スイッチによる停止制御の無効期間においてはフットスイッチによる切換制御動作を保持しつつも、停止制御の有効期間においては電力供給の強制停止が実現される。つまり、電力停止スイッチの操作ひとつで、上記した優先的な電力供給停止制御の有効期間と無効期間との切り換えが可能となる。
本発明のカテーテルシステムでは、例えば、電力停止スイッチが押されている期間、あるいは、電力停止スイッチが一旦押されてから再度押されるまでの期間を、上記停止制御の有効期間とすることが可能である。前者の場合、後者の場合と比べ、現在の設定状態(有効期間および無効期間のどちらの設定状態であるのか等)が、電源装置の操作者にとって容易に把握可能となるため、上記停止制御の際の誤判断が回避され易くなる。一方、後者の場合、前者のように電力停止スイッチを押し続ける必要がないため、上記停止制御の際の操作性が向上する。
本発明のカテーテルシステムでは、フットスイッチを、例えば電源装置から離隔配置させることが可能である。このように構成した場合、例えば上記した突発的なアクシデントが生じた場合に、電源装置の操作者がフットスイッチの操作者に対してフットスイッチによる切換制御(電力供給の実行状態から停止状態への切換操作)を促すことが、特に困難となる。したがって、上記した電力停止スイッチによる優先的な電力供給停止制御の利点が、より顕著となる。
本発明のカテーテルシステムによれば、電力停止スイッチによる停止制御をフットスイッチによる切換制御よりも優先させるようにしたので、例えばフットスイッチの操作者が把握しにくい突発的なアクシデントが生じた場合であっても、電力供給動作を速やかに停止させることができる。よって、安全性をより向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(優先的な電力供給の停止制御機能を有するカテーテルシステムの一例)
2.変形例
1.実施の形態(優先的な電力供給の停止制御機能を有するカテーテルシステムの一例)
2.変形例
<実施の形態>
[構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係るカテーテルシステム(カテーテルシステム5)の全体構成例を模式的にブロック図で表したものである。このカテーテルシステム5は、患者(この例では患者9)における不整脈等の治療の際に用いられるシステムであり、アブレーションカテーテル1、フットスイッチ2、電源装置3および対極板4を備えている。
[構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係るカテーテルシステム(カテーテルシステム5)の全体構成例を模式的にブロック図で表したものである。このカテーテルシステム5は、患者(この例では患者9)における不整脈等の治療の際に用いられるシステムであり、アブレーションカテーテル1、フットスイッチ2、電源装置3および対極板4を備えている。
(アブレーションカテーテル1)
アブレーションカテーテル1は、血管を通して患者9の体内に挿入され、患部をアブレーションすることで不整脈等の治療を行うための電極カテーテルである。
アブレーションカテーテル1は、血管を通して患者9の体内に挿入され、患部をアブレーションすることで不整脈等の治療を行うための電極カテーテルである。
図2は、アブレーションカテーテル1の概略構成例を模式的に表したものである。このアブレーションカテーテル1は、カテーテル本体としてのシャフト11(カテーテルシャフト)と、このシャフト11の基端に装着された操作部12とを有している。
シャフト11は、可撓性を有する管状構造(管状部材)からなり、自身の軸方向(Z軸方向)に沿って延伸する形状となっている。また、シャフト11は、自身の軸方向に沿って延在するように内部に1つのルーメン(細孔,貫通孔)が形成されたいわゆるシングルルーメン構造、あるいは複数(例えば4つ)のルーメンが形成されたいわゆるマルチルーメン構造を有している。なお、シャフト11の内部において、シングルルーメン構造からなる領域とマルチルーメン構造からなる領域との双方が設けられていてもよい。このようなルーメンには、図示しない各種の細線(導線や操作用ワイヤ等)がそれぞれ、互いに電気的に絶縁された状態で挿通されている。
シャフト11の先端P1付近には、その先端P1付近(患部周辺)の温度を測定するための機構(温度測定機構)が設けられている。具体的には、シャフト11の内部のルーメンに、そのような温度を測定するための温度センサとしての熱電対等が挿通されている。なお、このようにして測定された先端P1付近の温度は、実測温度情報Tmとしてアブレーションカテーテル1から電源装置3へと供給されるようになっている。
このようなシャフト11は、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリウレタン等の合成樹脂により構成されている。また、シャフト11の軸方向の長さは、約500〜1200mm程度(例えば1170mm)であり、シャフト11の外径(X−Y断面の外径)は、約0.6〜3mm程度(例えば2.0mm)である。
シャフト11の先端P1付近には、図2中の先端P1付近の拡大図に示したように、複数の電極(ここでは、3つのリング状電極111a,111b,111cおよび1つの先端電極112)が設けられている。具体的には、先端P1付近において、リング状電極111a,111b,111cおよび先端電極112が、シャフト11の最先端側に向かってこの順で所定の間隔をおいて配置されている。また、リング状電極111a,111b,111cはそれぞれ、シャフト11の外周面上に固定配置される一方、先端電極112は、シャフト11の最先端に固定配置されている。これらの電極は、前述したシャフト11のルーメン内に挿通された複数の導線(図示せず)を介して、操作部12と電気的に接続されている。
このようなリング状電極111a,111b,111cおよび先端電極112はそれぞれ、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ステンレス鋼(SUS)、金(Au)、白金(Pt)等の、電気伝導性の良好な金属材料により構成されている。なお、アブレーションカテーテル1の使用時におけるX線に対する造影性を良好にするためには、白金またはその合金により構成されていることが好ましい。また、これらのリング状電極111a,111b,111cおよび先端電極112の外径は、特には限定されないが、上記したシャフト11の外径と同程度であることが望ましい。
操作部12は、シャフト11の基端に装着されており、ハンドル121(把持部)および回転板122を有している。
ハンドル121は、アブレーションカテーテル1の使用時に操作者(医師)が掴む(握る)部分である。このハンドル121の内部には、シャフト11の内部から前述した各種の細線がそれぞれ延伸している。
回転板122は、シャフト11の先端付近を偏向させる際の操作である、偏向移動操作(首振り操作)を行うための部材である。具体的には、ここでは図2中の矢印で示したように、回転方向d1に沿って回転板122を回転させる操作が可能となっている。
(フットスイッチ2)
フットスイッチ2は、電源装置3における後述する電力供給の実行状態と停止状態とを切換制御するためスイッチである。このフットスイッチ2は、例えば、患者9の周囲に立っている、アブレーションカテーテル1の操作者(医師)の足元付近に配置されている。すなわち、フットスイッチ2は、例えば、電源装置3から離隔配置されている。このようなフットスイッチ2からは、例えば、そのオン状態(押された状態)とオフ状態(押されていない状態)とに応じてそれらの状態を示す制御信号CTLfが出力され、有線あるいは無線の信号線を通じて電源装置3(後述する制御部35)へ供給されるようになっている。なお、このフットスイッチ2による電力供給の切換制御の詳細については、後述する。
フットスイッチ2は、電源装置3における後述する電力供給の実行状態と停止状態とを切換制御するためスイッチである。このフットスイッチ2は、例えば、患者9の周囲に立っている、アブレーションカテーテル1の操作者(医師)の足元付近に配置されている。すなわち、フットスイッチ2は、例えば、電源装置3から離隔配置されている。このようなフットスイッチ2からは、例えば、そのオン状態(押された状態)とオフ状態(押されていない状態)とに応じてそれらの状態を示す制御信号CTLfが出力され、有線あるいは無線の信号線を通じて電源装置3(後述する制御部35)へ供給されるようになっている。なお、このフットスイッチ2による電力供給の切換制御の詳細については、後述する。
(電源装置3)
電源装置3は、アブレーションカテーテル1および対極板4に対してアブレーションの際の電力(例えば高周波(RF;Radio Frequency)からなる出力電力Pout)を供給する装置(高周波発生装置)である。この電源装置3は、図1に示したように、後述する電力停止スイッチ31Sを含む入力部31、電源部32、電圧測定部33、電流測定部34、制御部35および表示部36を有している。
電源装置3は、アブレーションカテーテル1および対極板4に対してアブレーションの際の電力(例えば高周波(RF;Radio Frequency)からなる出力電力Pout)を供給する装置(高周波発生装置)である。この電源装置3は、図1に示したように、後述する電力停止スイッチ31Sを含む入力部31、電源部32、電圧測定部33、電流測定部34、制御部35および表示部36を有している。
入力部31は、各種の設定値や、所定の動作を指示するための指示信号を入力する部分である。各種の設定値としては、例えば、設定電力Ps(=出力電力Poutにおける最大電力)、閾値電力、目標温度Tt、各種の待機時間等が挙げられる。これらの設定値は、電源装置3の操作者(例えば技師等)によって入力されるようになっている。ただし、例えば閾値電力については、操作者によって入力されるのではなく、製品の出荷時等に予め電源装置3内で設定されているようにしてもよい。また、入力部31により入力された設定値や指示信号はそれぞれ、制御部35へ供給されるようになっている。なお、このような入力部31は、例えば所定のダイヤルやボタン、タッチパネル等を用いて構成されている。
ここで本実施の形態では、入力部31は、上記した指示信号の1つである制御信号CTLsを入力するためのスイッチとして、電力停止スイッチ31Sを含んでいる。この電力停止スイッチ31Sは、以下説明する電源部32からの電力供給を停止制御(強制停止)するためのスイッチである。具体的には、例えば電力停止スイッチ31Sのオン状態(押された状態)とオフ状態(押されていない状態)とに応じて、それらの状態を示す制御信号CTLsが出力され、上記した停止制御の有効期間または無効期間が規定されるようになっている。ちなみに、図1中では、入力部31において入力される各種の設定値および指示信号のうち、この制御信号CTLsを代表して示している。なお、この電力停止スイッチ31Sによる電力供給の停止制御の詳細については、後述する。
電源部32は、後述する制御信号CTLpに従って、上記した出力電力Poutをアブレーションカテーテル1および対極板4に対して供給する部分である。このような電源部32は、所定の電源回路(例えばスイッチングレギュレータ等)を用いて構成されている。なお、出力電力Poutが高周波電力からなる場合、その周波数は、例えば450kHz〜550kHz程度(例えば500kHz)である。
電圧測定部33は、電源部32から出力される出力電力Poutにおける電圧を随時測定(検出)する部分であり、所定の電圧検出回路を用いて構成されている。このようにして電圧測定部33により測定された電圧(実測電圧Vm)は、制御部35へ出力されるようになっている。
電流測定部34は、電源部32から出力される出力電力Poutにおける電流を随時測定する部分であり、所定の電流検出回路を用いて構成されている。このようにして電流測定部34により測定された電流(実測電流Im)は、制御部35へ出力されるようになっている。
制御部35は、電源装置3全体を制御すると共に所定の演算処理を行う部分であり、例えばマイクロコンピュータ等を用いて構成されている。具体的には、制御部35は、まず、以下説明する実測電力Pm(出力電力Poutの電力値に相当)の算出機能を有している。また、制御部35は、制御信号CTLpを用いて、電源部32における出力電力Poutの供給動作を制御する機能(電力供給制御機能)を有している。
まず、実測電力Pmの算出機能は、以下の通りである。すなわち、制御部35は、電圧測定部33から出力される実測電圧Vmと、電流測定部34から出力される実測電流Imとに基づいて、実測電力Pmを随時算出する。具体的には、制御部35は、以下の演算式(1)を用いて実測電力Pmを算出する。このようにして制御部35により算出された実測電力Pmは、例えば表示部36へ出力されるようになっている。
Pm=(Vm×Im) ……(1)
Pm=(Vm×Im) ……(1)
次いで、上記した電力供給制御機能は、以下の通りである。すなわち、制御部35は、前述した実測温度情報Tmに基づいて制御信号CTLpを生成すると共に、その制御信号CTLpを電源部32へ出力することにより、出力電力Poutの大きさを調整(微調整)する。具体的には、実測温度情報Tmが示すシャフト11の先端P1付近の温度が略一定(望ましくは一定)に保たれるように、換言すると、この温度が予め設定された目標温度Ttと略等しくなる(望ましくは等しくなる)ように、出力電力Poutの大きさを調整する。
詳細には、制御部35は、先端P1付近の温度が目標温度Tt以下である場合には、出力電力Poutの値が増加するように制御する。一方、先端P1付近の温度が目標温度Ttを超えている場合には、出力電力Poutの値が減少するように制御する。このようにして、入力された設定電力Psを基に適切な電力調整がなされたうえで、実際の出力電力Poutが供給されるようになっている。換言すると、前述した設定電力Psの値と、実際の出力電力Pout(実測電力Pm)の値とは、必ずしも一致していないと言える。
また、本実施の形態では、制御部35は、このような電力供給制御の際に、前述した電力停止スイッチ31Sによる電力供給の停止制御(制御信号CTLs)を、フットスイッチ2による電力供給の切換制御(制御信号CTLf)よりも優先させるようにしている。なお、このような優先制御の詳細については、後述する。
表示部36は、各種の情報を表示して外部へと出力する部分(モニター)である。表示対象の情報としては、例えば、入力部31から入力される前述の各種の設定値(設定電力Ps等)や、制御部35から供給される実測電力Pm、アブレーションカテーテル1から供給される実測温度情報Tmなどが挙げられる。ただし、表示対象の情報としてはこれらの情報には限られず、他の情報を代わりに、あるいは他の情報を加えて表示するようにしてもよい。このような表示部36は、各種の方式によるディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど)を用いて構成されている。
(対極板4)
対極板4は、例えば図1に示したように、アブレーションの際に患者9の体表に装着された状態で用いられるものである。詳細は後述するが、アブレーションの際には、この対極板4と、患者9の体内に挿入されたアブレーションカテーテル1の電極との間で、高周波通電がなされるようになっている。
対極板4は、例えば図1に示したように、アブレーションの際に患者9の体表に装着された状態で用いられるものである。詳細は後述するが、アブレーションの際には、この対極板4と、患者9の体内に挿入されたアブレーションカテーテル1の電極との間で、高周波通電がなされるようになっている。
[作用・効果]
(A.基本動作)
このカテーテルシステム5では、不整脈等の治療の際に、アブレーションカテーテル1のシャフト11が血管を通して患者9の体内に挿入される。このとき、操作者による操作部12の操作に応じて、体内に挿入されたシャフト11の先端P1付近の形状が、例えば片方向あるいは両方向に変化する。具体的には、操作者の指によって、例えば図2中の矢印で示した回転方向d1に沿って回転板122が回転されると、シャフト11内で図示しない操作用ワイヤが、基端側へ引っ張られる。その結果、シャフト11の先端付近が、図1中の矢印で示した方向d2に沿って湾曲する。
(A.基本動作)
このカテーテルシステム5では、不整脈等の治療の際に、アブレーションカテーテル1のシャフト11が血管を通して患者9の体内に挿入される。このとき、操作者による操作部12の操作に応じて、体内に挿入されたシャフト11の先端P1付近の形状が、例えば片方向あるいは両方向に変化する。具体的には、操作者の指によって、例えば図2中の矢印で示した回転方向d1に沿って回転板122が回転されると、シャフト11内で図示しない操作用ワイヤが、基端側へ引っ張られる。その結果、シャフト11の先端付近が、図1中の矢印で示した方向d2に沿って湾曲する。
ここで、このようなアブレーションカテーテル1および対極板4に対し、電源装置3(電源部32)からアブレーションの際の電力(出力電力Pout)が供給される。これにより、上記した不整脈等の治療の際に、患者9の体表に装着された対極板4と、患者9の体内に挿入されたアブレーションカテーテル1の電極(先端電極112やリング状電極111a,111b,111c)との間で、高周波通電がなされる。このような高周波通電によって、患者9における治療対象の部位(処置部分)が選択的にアブレーションされ、不整脈等の経皮的治療がなされる。
(B.フットスイッチ2を利用した電力供給の切換制御)
また、このようなアブレーションの際には、アブレーションカテーテル1の操作者(医師)の足元付近に配置されたフットスイッチ2を用いて、上記した電源装置3からの電力供給の実行状態と停止状態との切換制御が適宜行われる。具体的には、例えば、操作者がフットスイッチ2を押した状態(オン状態)では、電力供給の実行状態を指示するための制御信号CTLfが、電源装置3内の制御部35へ出力される。一方、フットスイッチ2を離した状態(オフ状態)では、電力供給の停止状態を指示するための制御信号CTLfが、制御部35へ出力される。そして、制御部35では、このような制御信号CTLfを基に、電源部32における出力電力Poutの供給動作を切換制御する。
また、このようなアブレーションの際には、アブレーションカテーテル1の操作者(医師)の足元付近に配置されたフットスイッチ2を用いて、上記した電源装置3からの電力供給の実行状態と停止状態との切換制御が適宜行われる。具体的には、例えば、操作者がフットスイッチ2を押した状態(オン状態)では、電力供給の実行状態を指示するための制御信号CTLfが、電源装置3内の制御部35へ出力される。一方、フットスイッチ2を離した状態(オフ状態)では、電力供給の停止状態を指示するための制御信号CTLfが、制御部35へ出力される。そして、制御部35では、このような制御信号CTLfを基に、電源部32における出力電力Poutの供給動作を切換制御する。
ところで、このカテーテルシステム5では、治療(アブレーション)の際に、アブレーションカテーテル1およびフットスイッチ2の操作者(医師)にとっては把握しにくい突発的なアクシデントが発生する場合があり得る。具体的には、例えば、医師が、電源装置3の表示部36において各種の情報を随時観察していても気が付かず、電源装置3の操作者(技師等)だけが気が付くようなアクシデントが生じ得る。
ここで、医師にとっては、一旦フットスイッチ2をオン状態に設定している(例えば、フットスイッチ2に足を乗せて押している)と、その後にフットスイッチ2をオフ状態に切り換えたくない(例えば、フットスイッチ2から足を離したくない)、という傾向にある。つまり、医師自身では、フットスイッチ2によるオン状態(電力供給の実行状態)からオフ状態(電力供給の停止状態)への切換制御を行いづらい傾向がある。これには、主に以下の理由(A),(B)が考えられる。
(A)医師は、治療に専念・集中しているため
(B)電源装置3用のフットスイッチ2だけでなく、他の機器用のフットスイッチについても同様に、医師の足元に配置されていることが多いことから、そのような複数種類のフットスイッチ間での誤操作(後に再度押そうとする際に、誤って別のフットスイッチを押してしまう等)を防止するため
(A)医師は、治療に専念・集中しているため
(B)電源装置3用のフットスイッチ2だけでなく、他の機器用のフットスイッチについても同様に、医師の足元に配置されていることが多いことから、そのような複数種類のフットスイッチ間での誤操作(後に再度押そうとする際に、誤って別のフットスイッチを押してしまう等)を防止するため
また、このような理由から、電源装置3の操作者(技師等)にとっても、医師に声をかけて(例えば、「アクシデントが発生したので、フットスイッチ2を離してオフ状態に設定して下さい」等)、オフ状態への切り換え操作を促しにくい傾向にある。
更に、そのようなアクシデント発生の声掛けがなされると、患者9(一般には局所麻酔状態のため、意識がある)にとっても、何事が起きたのかと非常に不安になってしまう。
これらのことから、上記したような突発的なアクシデントが生じた場合であっても、速やかに出力電力Poutの供給動作を停止させ、安全性をより向上させることが望ましいと言える。
(C.電力停止スイッチ31Sを利用した優先的な電力供給の停止制御)
そこで本実施の形態のカテーテルシステム5では、医師が操作するフットスイッチ2だけでなく、技師等が操作する電源装置3上の電力停止スイッチ31Sをも利用し、制御部35において、以下のようにして出力電力Poutの供給の停止制御(優先的な電力供給の停止制御)を行う。
そこで本実施の形態のカテーテルシステム5では、医師が操作するフットスイッチ2だけでなく、技師等が操作する電源装置3上の電力停止スイッチ31Sをも利用し、制御部35において、以下のようにして出力電力Poutの供給の停止制御(優先的な電力供給の停止制御)を行う。
図3は、このような2種類のスイッチを利用した制御部35による電力供給制御の一例を、模式的に表で表わしたものである。この図3において、フットスイッチ2の「ON」とは、例えば、フットスイッチ2を押した状態(電力供給の実行を指示している状態)を意味し、「OFF」とは、例えば、フットスイッチ2を離した状態(電力供給の停止を指示している状態)を意味している。また、図3において、電力停止スイッチ31Sによる停止制御の「有効」とは、この停止制御の有効期間(後述する有効期間Ta)を意味し、停止制御の「無効」とは、この停止制御の無効期間(後述する無効期間Tn)を意味している。
この図3に示したように、制御部35は、電力供給制御の際に、電力停止スイッチ31Sによる電力供給の停止制御(制御信号CTLs)を、フットスイッチ2による電力供給の切換制御(制御信号CTLf)よりも優先させる。
具体的には、制御部35は、まず、電力停止スイッチ31Sによる停止制御の有効期間では、以下のようにして電力供給制御を行う。すなわち、制御部35は、フットスイッチ2による切換制御において、電力供給の実行状態(ON状態)および停止状態(OFF状態)のいずれの状態が設定されているのかによらずに、電力供給を強制的に停止させる(図3中の実線の矢印を参照)。
一方、制御部35は、電力停止スイッチ31Sによる停止制御の無効期間では、以下のようにして電力供給制御を行う。すなわち、制御部35は、フットスイッチ2による切換制御における、電力供給の実行状態(ON状態)または停止状態(OFF状態)の設定を、そのまま反映させる(図3中の破線の矢印を参照)。
このようにして、電力停止スイッチ31Sによる電力供給の停止制御が、フットスイッチ2による電力供給の切換制御よりも優先するように制御されるため、例えば、前述したようにフットスイッチ2の操作者(医師)が把握しにくい突発的なアクシデントが生じた場合であっても、以下のようになる。すなわち、電源装置3の操作者(技師等)によるこの電源装置3上の電力停止スイッチ31Sの操作によって、電力供給動作の速やかな停止が実現される。換言すると、医師の一人の判断ではなく、技師等の判断を優先させた電力供給停止制御がなされる。
また、具体的には、前述した図3中の実線および破線の矢印で示したようにして電力供給停止制御が行われることにより、以下のようになる。すなわち、電力停止スイッチ31Sによる停止制御の無効期間においては、フットスイッチ2による切換制御動作を保持しつつも、この停止制御の有効期間においては、電力供給の強制停止が実現される。つまり、電力停止スイッチ31Sの操作ひとつで、上記した優先的な電力供給停止制御の有効期間と無効期間との切り換えが可能となる。
ここで、例えば図4Aおよび図4Bにそれぞれ模式的なタイミング図(制御信号CTLsのタイミング波形図)で示したように、上記した停止制御の有効期間および無効期間はそれぞれ、電力停止スイッチ31Sによって、例えば以下のように規定される。
まず、例えば図4Aに示したように、電力停止スイッチ31Sが押されている期間(「ON」状態の期間)を、停止制御の有効期間Taと規定し、電力停止スイッチ31Sが押されていない期間(「OFF」状態の期間)を、停止制御の無効期間Tnと規定することが可能である。あるいは、例えば図4Bに示したように、電力停止スイッチ31Sが一旦押されてから(離された後に)再度押されるまでの期間を、停止制御の有効期間Taと規定し、その再度押されてから(離された後に)また再び押されるまでの期間を、停止制御の無効期間Tnと規定してもよい。つまり、この図4Bの場合、電力停止スイッチ31Sを押す度に、有効期間Taと無効期間Taとが交互に設定されることになる。
ここで、図4Aのように規定した場合、図4Bのように規定した場合と比べ、現在の設定状態(有効期間Taおよび無効期間Tnのどちらの設定状態であるのか等)が、電源装置3の操作者にとって容易に把握可能となる。したがって、電力停止スイッチ31Sによる停止制御の際の誤判断が回避され易くなる。一方、図4Bの場合、図4Aの場合のように電力停止スイッチ31Sを押し続ける必要がないため、この電力停止スイッチ31Sを利用した停止制御の際の操作性が向上する。
以上のように本実施の形態では、電力停止スイッチ31Sによる電力供給の停止制御をフットスイッチ2による電力供給の切換制御よりも優先させるようにしたので、例えばフットスイッチ2の操作者が把握しにくい突発的なアクシデントが生じた場合であっても、電力供給動作(出力電力Poutの供給動作)を速やかに停止させることができる。よって、安全性をより向上させることが可能となる。
また、この電力停止スイッチ31Sによる電力供給の停止制御は、カテーテルシステム5全体の動作停止ではなく、電力供給動作を選択的に停止させる制御である。すなわち、例えば、アブレーションカテーテル1内での温度測定動作等の、カテーテルシステム5内での他の動作は、停止制御の有効期間Taにおいても、そのまま継続される。したがって、治療自体への悪影響を防止しつつも、上記したように安全性の向上を図ることが可能となる。なお、これに対して、仮に、カテーテルシステム5全体を停止させてしまうと(電力停止スイッチ31Sの代わりに、カテーテルシステム5全体の緊急停止スイッチを設ける場合を仮定すると)、電力供給動作だけでなく他の動作もが停止してしまうため、治療に支障が生じてしまうことになる。
更に、このカテーテルシステム5では、フットスイッチ2が電源装置3から離隔配置されているようにしたので、以下の効果も得ることが可能となる。すなわち、まず、このように離隔配置されている場合、例えば上記した突発的なアクシデントが生じた際に、電源装置3の操作者がフットスイッチ2の操作者に対してフットスイッチ2による切換制御(電力供給の実行状態から停止状態への切換操作)を促すことが、特に困難となる。したがって、上記した電力停止スイッチ31Sによる優先的な電力供給停止制御の利点が、より顕著となる。
<変形例>
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態において説明した各部材の材料等は限定されるものではなく、他の材料としてもよい。また、上記実施の形態では、アブレーションカテーテル1の構成を具体的に挙げて説明したが、必ずしも全ての部材を備える必要はなく、また、他の部材を更に備えていてもよい。具体的には、例えばシャフト11の内部に、首振り部材として、撓み方向に変形可能な板バネが設けられているようにしてもよい。また、シャフト11における電極の構成(リング状電極および先端電極の配置や形状、個数等)は、上記実施の形態で挙げたものには限られない。
また、上記実施の形態では、シャフト11における先端P1付近の形状が操作部12の操作に応じて片方向に変化するタイプのアブレーションカテーテルを例に挙げて説明したが、これには限られない。すなわち、本発明は、例えば、シャフト11における先端P1付近の形状が操作部12の操作に応じて両方向に変化するタイプのアブレーションカテーテルにも適用することが可能であり、この場合には操作用ワイヤを複数本用いることとなる。また、本発明は、シャフト11における先端P1付近の形状が固定となっているタイプのアブレーションカテーテルにも適用することが可能であり、この場合には、操作用ワイヤや回転板122等が不要となる。すなわち、ハンドル121のみで操作部が構成されることになる。
更に、上記実施の形態では、電源装置3のブロック構成を具体的に挙げて説明したが、上記実施の形態で説明した各ブロックを必ずしも全て備える必要はなく、また、他のブロックを更に備えていてもよい。また、カテーテルシステム全体としても、上記実施の形態で説明した各装置に加えて他の装置を更に備えていてもよい。具体的には、例えば、患部のアブレーションの際に生理食塩水等の液体を流す灌注機構を備えたカテーテルシステムとしてもよい。この場合、アブレーションカテーテルに対して灌注用の液体を供給する液体供給部を、専用の装置(液体供給装置)内あるいは電源装置(制御装置)内に設けるようにする。また、この液体供給部(液体供給装置または制御装置)とアブレーションカテーテルとの間の液体供給ライン上に、液体供給の際の中継器を更に設けるようにしてもよい。このような灌注機構を備えたカテーテルシステムにおいても、上記実施の形態で説明したように、電力停止スイッチ31Sによって電力供給動作が停止された場合(停止制御の有効期間Ta)であっても、温度測定動作等に加えて液体の供給動作も継続されることになる。
1…アブレーションカテーテル、11…シャフト、111a,111b,111c…リング状電極、112…先端電極、12…操作部、121…ハンドル、122…回転板、2…フットスイッチ、3…電源装置、31…入力部、31S…電力停止スイッチ、32…電源部、33…電圧測定部、34…電流測定部、35…制御部、36…表示部、4…対極板、5…カテーテルシステム、9…患者、CTLf,CTLs,CTLp…制御信号、Pout…出力電力、Vm…実測電圧、Im…実測電流、Tm…実測温度情報、Ta…有効期間、Tn…無効期間。
Claims (5)
- アブレーションカテーテルと、
前記アブレーションカテーテルに対してアブレーションの際の電力供給を行う電源装置と、
前記電源装置における前記電力供給の実行状態と停止状態とを切換制御するためのフットスイッチと
を備え、
前記電源装置は、
前記電力供給を行う電源部と、
前記電力供給を停止制御するための電力停止スイッチと、
前記電源部における前記電力供給の動作を制御する制御部と
を有し、
前記制御部は、前記電力停止スイッチによる停止制御を、前記フットスイッチによる切換制御よりも優先させる
カテーテルシステム。 - 前記制御部は、
前記停止制御の有効期間では、前記切換制御において前記実行状態および前記停止状態のいずれの状態が設定されているのかによらずに、前記電力供給を強制的に停止させると共に、
前記停止制御の無効期間では、前記切換制御における前記実行状態または前記停止状態の設定をそのまま反映させる
請求項1に記載のカテーテルシステム。 - 前記電力停止スイッチが押されている期間が、前記停止制御の有効期間である
請求項1または請求項2に記載のカテーテルシステム。 - 前記電力停止スイッチが一旦押されてから再度押されるまでの期間が、前記停止制御の有効期間である
請求項1または請求項2に記載のカテーテルシステム。 - 前記フットスイッチが、前記電源装置から離隔配置されている
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のカテーテルシステム。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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JPWO2022091688A1 (ja) * | 2020-10-27 | 2022-05-05 |
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CN103717164B (zh) * | 2011-03-08 | 2016-12-07 | T·J·科亨 | 具有安全结构的消融导管系统 |
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2013
- 2013-06-27 JP JP2013135475A patent/JP2015008830A/ja active Pending
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2014
- 2014-05-02 WO PCT/JP2014/062128 patent/WO2014208200A1/ja active Application Filing
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WO2022091688A1 (ja) * | 2020-10-27 | 2022-05-05 | 日本ライフライン株式会社 | アブレーションシステム |
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