JP2015007669A - Method for manufacturing optical waveguide and apparatus for manufacturing optical waveguide - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光導波路の製造方法および光導波路の製造装置に関するものである。 The present invention relates to an optical waveguide manufacturing method and an optical waveguide manufacturing apparatus.
レーザーを照射することにより被加工物を加工するレーザー加工法は、非接触加工法であり、被加工物に過剰な外力が加わらないので、加工歪みが生じ易い材料や薄肉のものに対しても高精度の加工を施すことができるという特長を有している。また、機械加工の困難な材料に対しても加工することができる場合があり、その点でも有用である。 The laser processing method that processes a workpiece by irradiating a laser is a non-contact processing method, and an excessive external force is not applied to the workpiece. It has the feature that high-precision processing can be performed. Moreover, it may be possible to process a material that is difficult to machine, which is also useful in this respect.
レーザー加工では、レーザー発振器で発生させたレーザーをマスクやレンズ等の光学系を介して成形し、それを被加工物に照射して材料を気化させることにより、任意の加工痕を形成する。 In laser processing, a laser generated by a laser oscillator is formed through an optical system such as a mask or a lens, and the workpiece is irradiated with the laser to vaporize the material, thereby forming an arbitrary processing mark.
例えば特許文献1には、エキシマーレーザーを用いて、光導波路に斜め45度の傾斜面を加工し、これを光反射用の鏡面(ミラー)として用いることが開示されている。また、レーザー加工により光導波路に傾斜面を加工する際には、あらかじめ非加工面を金属マスクで遮蔽しておくことで、目的とする領域のみを加工することが開示されている。また、特許文献1には、加工面に金属マスクを載置した例が図示されており、この金属マスクは、蒸着、めっき、金属箔転写等の方法で形成されることが例示されている。
For example,
ところが、この方法の場合、加工面に対して直接、金属マスクを載置する必要があり、作業効率が低いという課題がある。また、金属マスクを載置するという作業の特性上、位置精度の向上にも限界があり、加工精度を十分に高めることができない。 However, in the case of this method, it is necessary to place a metal mask directly on the processing surface, and there is a problem that the working efficiency is low. In addition, there is a limit to the improvement in position accuracy due to the characteristics of the work of placing a metal mask, and the processing accuracy cannot be sufficiently increased.
また、レーザー加工では、積算光量を部分的に異ならせることによって加工深さを変えることができる。これを利用することで加工痕の深さ方向の形状を自在に制御して、光反射用のミラーの形状を目的とする形状にすることが検討されている。 In laser processing, the processing depth can be changed by partially varying the integrated light amount. By utilizing this, it has been studied to freely control the shape of the processing trace in the depth direction so that the shape of the mirror for reflecting light becomes a target shape.
しかしながら、光導波路のコア部の形状は多様であり、それに応じてミラーを形成する必要があるため、形成しようとするミラーの形状に応じて積算光量を制御するためには多くの技術的な課題を解決しなければならない。具体的には、積算光量を部分的に異ならせるため、透過領域を経時的に変化させられるマスクを用いる等、レーザーの照射領域を経時的に変化させる機構を用いる必要がある。このような機構は、高精度に変化させられる方向が決まっているなど、駆動条件に制限があるため、照射領域の変更には制約を伴う。このため、多様なコア部の形状に応じてミラーの形状を変更しようとしても、対応できないことも多かった。 However, since the shape of the core portion of the optical waveguide is various and it is necessary to form a mirror accordingly, there are many technical problems in controlling the integrated light quantity according to the shape of the mirror to be formed. Must be resolved. Specifically, in order to partially change the integrated light amount, it is necessary to use a mechanism that changes the laser irradiation region over time, such as using a mask that can change the transmission region over time. Such a mechanism has restrictions on driving conditions, such as the direction in which it can be changed with high accuracy. Thus, there are restrictions on changing the irradiation region. For this reason, even if it is going to change the shape of a mirror according to the shape of various core parts, it was not possible to cope with it.
以下、具体例を説明する。
図6は、従来の光導波路の製造装置の構成を示す斜視図であり、図7は、図6に示す光導波路の製造装置において被加工物に対して照射されるレーザーの照射領域とその走査方向とを示す平面図であり、図8は、図6に示す光導波路の製造装置により加工されて得られる光導波路を示す斜視図であり、図9は、図8の平面図である。
Specific examples will be described below.
FIG. 6 is a perspective view showing a configuration of a conventional optical waveguide manufacturing apparatus, and FIG. 7 shows a laser irradiation region irradiated on a workpiece and its scanning in the optical waveguide manufacturing apparatus shown in FIG. 8 is a perspective view showing an optical waveguide obtained by processing by the optical waveguide manufacturing apparatus shown in FIG. 6, and FIG. 9 is a plan view of FIG.
図6に示す光導波路の製造装置9は、図6の+X方向に向けてレーザーL1を出射するレーザー光源91と、透過部921によってレーザーL1をレーザーL2に成形するマスク92と、レーザーL2を図6の−Z方向に向けて反射する反射鏡93と、を有している。
An optical waveguide manufacturing apparatus 9 shown in FIG. 6 includes a
マスク92によって成形されたレーザーL2は、反射鏡93によって反射された後、反射鏡93の−Z側に設けられた光導波路形成用部材99に達し、照射領域D1に照射される。これにより、照射領域D1では、材料の気化が生じ、積算光量に応じた深さ形状を有する凹部を加工することができる。
After being reflected by the
図6に示す光導波路形成用部材99は、X方向に延在する長尺の帯状をなす部材であり、下側からクラッド層991、コア層993およびクラッド層992がこの順で積層されてなる部材である。また、コア層993には、平面視で線状をなすコア部994と、それ以外の部位である側面クラッド部995と、が形成されている。コア部994の一端部9941は、コア層993の一端面9931からわずかに離間しており、その結果、コア部994の一端部9941は、側面のみならず端面も含めて側面クラッド部995により囲まれている。
An optical
照射領域D1は、図7に示すように、この光導波路形成用部材99のうち、コア部994の光軸C1の延長線上に位置するよう、側面クラッド部995に対応する位置に設定されている。この位置にレーザー加工が施され、凹部が形成されることにより、図8に示す光導波路90が得られる。
As shown in FIG. 7, the irradiation region D <b> 1 is set at a position corresponding to the
また、マスク92は、Z方向に沿ってシフトさせられるよう構成されており、このシフトにより照射領域D1をX方向に走査することができる。図7では、光導波路形成用部材99において照射領域D1を走査可能な範囲S1を一点鎖線で示している。
Further, the
したがって、図6に示す光導波路の製造装置9では、マスク92のシフト速度を制御することにより、照射領域D1の走査速度をX方向に沿って変化させることができる。その結果、光導波路形成用部材99の上面のうち、コア部994の光軸C1の延長線上に沿う領域の各部において、積算光量を自在に制御することができ、深さ方向において任意の形状を有する凹部997を加工することができる。例えば、図6の−X方向に向かうにつれて深さが徐々に深くなる凹部を形成することにより、図8に示すような傾斜面9971を含む凹部997を得ることができ、これにより光反射用の鏡面(傾斜面9971)を備えた光導波路90を製造することができる。
Therefore, in the optical waveguide manufacturing apparatus 9 shown in FIG. 6, by controlling the shift speed of the
ところで、図6に示す光導波路の製造装置9では、マスク92のシフト方向がZ方向の1軸のみである。これは、2軸駆動にした場合、マスク92を滑らかにシフトさせることが困難であり、かつ、機構の複雑化、高コスト化を招く場合があるためである。
Incidentally, in the optical waveguide manufacturing apparatus 9 shown in FIG. 6, the shift direction of the
図6に示す光導波路の製造装置9では、反射鏡93によってシフト方向が変換されるため、照射領域D1の走査方向はX方向のみに限定される。このような理由から、図6に示す光導波路の製造装置9では、光導波路形成用部材99のX方向に沿って深さが変化した深さ形状(プロファイル)を有する凹部しか形成することができないという制約を伴う。すなわち、図6に示す光導波路の製造装置9において形成可能な凹部における深さ形状の変化方向は、X方向に限定されることとなる。その結果、光導波路形成用部材99に形成される傾斜面9971の法線N1をコア層993と同一の平面上に投影したとき、投影された法線N2(以下、「投影法線N2」という。)は、図8に示すように、自ずとX方向と平行になる。したがって、図6に示す光導波路の製造装置9には、X方向と平行な投影法線N2を有する傾斜面9971しか形成することができないという制約を伴っているといえる。
In the optical waveguide manufacturing apparatus 9 shown in FIG. 6, since the shift direction is converted by the reflecting
また、光導波路90には、図8、9等に示すように、複数の凹部997が形成されている。このような複数の凹部997は、加工効率や加工精度の観点から、1回の加工プロセスにおいて同時に加工されることが求められる。この点について、図6に示す光導波路の製造装置9では、図9に示すように傾斜面9971の投影法線N2と複数の凹部997の配列軸E1とが直交している場合のみ、同時加工が可能である。これは、図6に示す光導波路の製造装置9においては、前述したように、マスク92のシフト方向がZ方向の1軸のみであるという制約に加え、レーザーL1がY方向に細長い長方形の断面形状を有しており、その断面形状の変更は一般的に困難であるという制約を伴っているからである。後者の制約とは、レーザーL1の断面形状がY方向に細長い長方形の断面形状を有しているため、複数の凹部997の配列軸E1がY方向に平行でなければ、それらの凹部997を同時に加工することができないというものである。
The
これら2つの制約は、マスク92の2軸駆動が困難であること、および、レーザー光源91の取り換えが容易ではないこと、等の理由から、容易に解消することができないため、複数の凹部997の同時形成は、傾斜面9971の投影法線N2と複数の凹部997の配列軸E1とが直交している場合にしか適用することができないという問題を抱えている。
These two restrictions cannot be easily solved because the two-axis driving of the
一方、前述したように、コア部994の形状は多様であり、したがってそのコア部994に対応して形成すべき傾斜面9971についても、投影法線N2が配列軸E1と直交していない形状のものが新たに検討されている。この場合、形成すべき凹部997の数が少数であれば、例えば光導波路形成用部材99をX−Yステージ等に載せ、X−Y平面上で2軸駆動することによって対応することもできるが、その場合、X−Yステージの位置精度を極めて高くする必要がある。特にX−YステージをX軸とY軸の双方において高精度に移動させる必要があり、かつ、その移動精度が形成される傾斜面9971の面精度に直接反映されるため、とりわけ多くの困難を伴う。すなわち、加工効率や加工精度の観点から見れば、2軸駆動ではなく、1軸駆動の方が有利であるといえる。また、形成すべき凹部997の数が増えれば、レーザーL2を走査可能な範囲からはみ出してしまうため、いずれにしても同時形成は困難である。
On the other hand, as described above, the shape of the
以上の理由から、従来の光導波路の製造方法では、被加工物に凹部を形成しようとしたとき、深さ方向の形状において多くの制約を伴い、深さ方向の形状が高精度に制御された加工を効率よく施すことができないという問題があった。 For the above reasons, in the conventional method of manufacturing an optical waveguide, when trying to form a recess in a workpiece, the shape in the depth direction is controlled with high precision, with many restrictions on the shape in the depth direction. There was a problem that processing could not be performed efficiently.
本発明の目的は、深さ方向の形状が高精度に制御された加工を効率よく施すことができ、それにより加工面における光学特性に優れた光導波路を容易に製造可能な光導波路の製造方法および光導波路の製造装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide an optical waveguide manufacturing method capable of efficiently performing processing in which the shape in the depth direction is controlled with high accuracy, and thereby easily manufacturing an optical waveguide having excellent optical characteristics on the processed surface. And providing an apparatus for manufacturing an optical waveguide.
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1) コア部とクラッド部とを備える光導波路形成用部材と、透過部を有する第1のマスクと、遮蔽部を有する第2のマスクと、を配置する配置工程と、
前記透過部と前記遮蔽部とが重なり合う重複領域の面積が経時的に変化するように前記第1のマスクに対して前記第2のマスクを相対的に移動させつつ、前記透過部を介して前記光導波路形成用部材にレーザーを照射することにより、前記光導波路形成用部材に加工を施し、光導波路を得る加工工程と、を有し、
前記第1のマスクを基準にした系における、前記第2のマスクを移動させる方向を移動方向とし、前記重複領域の面積が経時的に変化する方向を変化方向としたとき、前記移動方向と前記変化方向とが交差するように、前記第1のマスクおよび前記第2のマスクの少なくとも一方を移動させることを特徴とする光導波路の製造方法。
Such an object is achieved by the present inventions (1) to (7) below.
(1) An arrangement step of arranging an optical waveguide forming member including a core portion and a cladding portion, a first mask having a transmission portion, and a second mask having a shielding portion;
While moving the second mask relative to the first mask so that the area of the overlapping region where the transmissive portion and the shielding portion overlap changes with time, the second mask is moved through the transmissive portion. Processing the optical waveguide forming member by irradiating the optical waveguide forming member with a laser to obtain an optical waveguide, and
In the system based on the first mask, a direction in which the second mask is moved is a moving direction, and a direction in which the area of the overlapping region changes with time is a changing direction. A method of manufacturing an optical waveguide, wherein at least one of the first mask and the second mask is moved so as to intersect a change direction.
(2) 前記移動方向と前記変化方向との交差角度は、1〜89°である上記(1)に記載の光導波路の製造方法。 (2) The manufacturing method of the optical waveguide according to (1), wherein an intersection angle between the moving direction and the changing direction is 1 to 89 °.
(3) 前記第1のマスクは、複数個の前記透過部を有し、前記第2のマスクは、前記透過部の数以上の前記遮蔽部を有している上記(1)または(2)に記載の光導波路の製造方法。 (3) Said (1) or (2) in which said 1st mask has several said transmission part, and said 2nd mask has said shielding part more than the number of said transmission parts. The manufacturing method of the optical waveguide as described in any one of.
(4) 前記透過部の形状は、細長い形状をなしている上記(1)ないし(3)のいずれか1項に記載の光導波路の製造方法。 (4) The method for manufacturing an optical waveguide according to any one of (1) to (3), wherein the shape of the transmission portion is an elongated shape.
(5) 前記透過部を透過したレーザー照射像の長軸が前記コア部の延在方向と平行になるように、前記第1のマスクに対して前記光導波路形成用部材を配置する上記(4)に記載の光導波路の製造方法。 (5) The above-mentioned optical waveguide forming member is disposed on the first mask so that the long axis of the laser irradiation image transmitted through the transmission part is parallel to the extending direction of the core part (4) The manufacturing method of the optical waveguide as described in).
(6) 光導波路形成用部材に向けてレーザーを照射するレーザー光源と、透過部を有する第1のマスクと、遮蔽部を有する第2のマスクと、前記透過部と前記遮蔽部とが重なり合うようにかつ重なり合う重複領域の面積が経時的に変化するように、前記第1のマスクに対して前記第2のマスクを相対的に移動させる移動機構と、を有し、
前記移動機構は、前記第1のマスクを基準にした系における、前記第2のマスクが移動する方向を移動方向とし、前記重複領域の面積が経時的に変化する方向を変化方向としたとき、前記移動方向と前記変化方向とが交差するように、前記第1のマスクおよび前記第2のマスクの少なくとも一方を移動させるよう構成されていることを特徴とする光導波路の製造装置。
(6) A laser light source for irradiating a laser toward the optical waveguide forming member, a first mask having a transmissive portion, a second mask having a shielding portion, and the transmissive portion and the shielding portion so as to overlap each other. And a moving mechanism for moving the second mask relative to the first mask so that the area of the overlapping overlapping region changes over time,
In the system based on the first mask, the moving mechanism has a direction in which the second mask moves as a moving direction, and a direction in which the area of the overlapping region changes over time as a changing direction. An optical waveguide manufacturing apparatus configured to move at least one of the first mask and the second mask so that the moving direction and the changing direction intersect each other.
(7) 前記第2のマスクは、レーザーの透過性を有する透明基板と、前記透明基板上に成膜された遮蔽性を有する遮蔽膜と、を備えるものである上記(6)に記載の光導波路の製造装置。 (7) The light according to (6), wherein the second mask includes a transparent substrate having laser transparency and a shielding film having a shielding property formed on the transparent substrate. Waveguide manufacturing equipment.
本発明によれば、深さ方向の形状が高精度に制御された加工を効率よく施すことができ、それにより加工面における光学特性に優れた光導波路を容易に製造することができる。 According to the present invention, it is possible to efficiently perform processing in which the shape in the depth direction is controlled with high accuracy, whereby an optical waveguide having excellent optical characteristics on the processed surface can be easily manufactured.
また、本発明によれば、上記光導波路を容易に製造可能な光導波路の製造装置が得られる。 Further, according to the present invention, an optical waveguide manufacturing apparatus capable of easily manufacturing the optical waveguide is obtained.
以下、本発明の光導波路の製造方法および光導波路の製造装置について添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an optical waveguide manufacturing method and an optical waveguide manufacturing apparatus according to the present invention will be described in detail based on preferred embodiments shown in the accompanying drawings.
<光導波路>
まず、本発明の光導波路の製造方法により製造される光導波路の一例について説明する。
<Optical waveguide>
First, an example of an optical waveguide manufactured by the optical waveguide manufacturing method of the present invention will be described.
図1は、本発明の光導波路の製造方法により製造される光導波路を一部透過して示す斜視図であり、図2は、図1に示す光導波路の平面図である。 FIG. 1 is a perspective view partially showing an optical waveguide manufactured by the optical waveguide manufacturing method of the present invention, and FIG. 2 is a plan view of the optical waveguide shown in FIG.
図1に示す光導波路1は、帯状をなしており、一端と他端との間で光信号を伝送し、光通信を行う。なお、図1には、光導波路1の一端部のみを図示している。
An
図1に示す光導波路1は、下側からクラッド層11、コア層13およびクラッド層12を積層してなる積層体10を備えている。コア層13中には、長尺状のコア部14とその側面に隣接して設けられた側面クラッド部15とが形成されている。なお、図1、2では、クラッド層12から透けて見えるコア層13中のコア部14や側面クラッド部15についても点線等で図示している。
An
コア部14の幅および高さ(コア層13の厚さ)は、特に限定されないが、1〜200μm程度であるのが好ましく、5〜100μm程度であるのがより好ましい。これにより、コア部14の伝送効率を高めつつコア部14の高密度化を図ることができる。すなわち、単位面積当たりに敷設可能なコア部14の数を多くすることができるので、小面積であっても大容量の光通信を行うことができる。
The width and height (the thickness of the core layer 13) of the
なお、コア層13に形成されるコア部14の数は、特に限定されないが、例えば1〜100本とされる。
In addition, the number of the
光導波路1には、その一部を除去する加工によって形成された凹部170が形成されている。図1に示す凹部170は、コア部14の端部の延長線上であって、側面クラッド部15に対応する位置に形成されている。そして、凹部170の内側面の一部は、コア層13と同一の平面に対して傾斜する傾斜面171で構成されている。この傾斜面171は、コア部14の光路を変換するミラー(光路変換部)として機能する。すなわち、傾斜面171からなるミラーは、図2に示すコア部14を下側から上側に向かって伝搬する光を、図2の紙面裏側に向けて反射することにより、光の伝搬方向を変換する。
The
傾斜面171は、図1、2に示すように、クラッド層12からコア層13を経てクラッド層11に至るまでの間に連続して形成された平坦面である。また、凹部170の内側面のうち、傾斜面171に対向する位置には、直立面172が設けられている。この直立面172は、クラッド層12からコア層13を経てクラッド層11に至るまでの間に連続して形成された平坦面であって、コア層13と同一の平面に対して垂直な面である。なお、本実施形態では、傾斜面171が平坦面である場合を例に説明しているが、本発明では、傾斜面171が必ずしも平坦面である必要はなく、必要に応じて湾曲面であったり、部分的に傾斜角度が異なる平坦面であってもよい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
一方、凹部170の内側面のうち、コア部14の光軸とほぼ平行な2つの面も、それぞれコア層13と同一の平面に対して垂直な直立面173、174である。
On the other hand, two surfaces of the inner surface of the
このような傾斜面171と、3つの直立面172、173、174とにより、凹部170の内側面が構成されている。
The
また、凹部170の最大深さは、積層体10の厚さから適宜設定されるものであり、特に限定されないが、光導波路1の機械的強度や可撓性といった観点から、好ましくは1〜500μm程度とされ、より好ましくは5〜400μm程度とされる。なお、凹部170は、部分的に積層体10を貫通していてもよい。
Further, the maximum depth of the
また、凹部170の最大長さ、すなわち図2における凹部170の開口のうち、コア部14の光軸C2に平行な成分の最大長さは、特に限定されないが、クラッド層11、12やコア層13の厚さや傾斜面171の傾斜角度との関係から、好ましくは2〜1200μm程度とされ、より好ましくは10〜1000μm程度とされる。
Further, the maximum length of the
さらに、凹部170の最大幅、すなわち図2における凹部170の開口のうち、コア部14の光軸C2に直交する成分の最大長さは、特に限定されず、コア部14の幅等に応じて適宜設定されるが、好ましくは1〜600μm程度とされ、より好ましくは5〜500μm程度とされる。
Furthermore, the maximum width of the
なお、凹部170は、1本のコア部14に対して1つ形成されていてもよいが、複数本のコア部14に対してこれらに跨るように1つの凹部170が設けられていてもよい。
One
また、複数個の凹部170を形成する場合、それらの形成位置は、X方向において互いに同じ位置であっても、互いにずれていてもよい。なお、X方向における凹部170の位置をずらすことにより、凹部170同士の離間距離を十分に確保することができるので、例えば隣り合う2つの凹部170を形成する際、一方の凹部170を形成するときの影響が、他方の凹部170に及んで傾斜面171の面精度が低下する等の不具合を抑えることができる。
Moreover, when forming the some recessed
なお、図1に示す凹部170の開口の形状は、長方形であるが、本発明で加工される凹部170の開口の形状はこれに限定されず、いかなる形状であってもよいが、例えば、五角形、六角形のような多角形、楕円形、長円形のような円形等が挙げられる。
The shape of the opening of the
また、傾斜面171は、ミラーとして機能するものであるため、コア部14の光路を変換する方向に応じてその傾斜角度が適宜設定されるが、コア層13と同一の平面を基準面としたとき、基準面と傾斜面171とがなす角度(鋭角側)は、30〜60°程度であるのが好ましく、40〜50°程度であるのがより好ましい。傾斜角度を前記範囲内に設定することにより、傾斜面171においてコア部14の光路を効率よく変換し、光路変換に伴う損失を抑制することができる。
In addition, since the
一方、基準面と直立面172、173、174とがなす角度(鋭角側)は、それぞれ好ましくは60〜90°程度とされる。各図では、ほぼ90°として図示している。なお、基準面と直立面172、173、174とがなす角度は、このような範囲に限定されず、60°未満であってもよい。
On the other hand, the angle (acute angle side) formed by the reference surface and the
上述したようなコア層13およびクラッド層11、12の構成材料(主材料)は、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ系樹脂やオキセタン系樹脂のような環状エーテル系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリオレフィン系樹脂、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、PETやPBTのようなポリエステル、ポリエチレンサクシネート、ポリサルフォン、ポリエーテル、また、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂のような各種樹脂材料等を用いることができる。なお、樹脂材料は、異なる組成のものを組み合わせた複合材料であってもよい。これらは、レーザー加工により容易に加工し得るため、コア層13やクラッド層11、12の構成材料として好適である。
The constituent materials (main materials) of the
ここで、光導波路1に形成された各傾斜面171の法線がコア層13と同一の平面上に投影されたとき、投影された法線N3(以下、「投影法線N3」という。)は、図2に示すように、X方向にもY方向にも傾いている。なお、「X方向にもY方向にも傾いている」とは、投影法線N3が、図2に示すように、X方向に対して平行も直交もしておらず、かつ、Y方向に対しても平行も直交もしていない状態を指す。同様に、コア部14の光軸C2も、X方向およびY方向の双方に対して傾いている。
Here, when the normal line of each
一方、光導波路1には、複数の(各図では2つの)凹部170が形成されており、これらの凹部170の配列は、Y方向に平行な配列軸E2に沿っている。
On the other hand, the
したがって、光導波路1では、傾斜面171の投影法線N3(コア部14の光軸C2)と複数の凹部170の配列軸E2とが直交していないこととなる。複数の凹部170がこのように配置されている場合、従来の光導波路の製造装置では、前述したように、いくつかの装置構造上の制約により、これらの凹部170を同時にレーザー加工することができないという問題を抱えていた。
Therefore, in the
これに対し、後述する光導波路の製造装置2では、これら複数の凹部170を1回の加工プロセスで同時に加工することが可能である。
On the other hand, in the optical
<光導波路の製造装置>
次に、本発明の光導波路の製造装置の実施形態について説明する。
<Optical waveguide manufacturing equipment>
Next, an embodiment of the optical waveguide manufacturing apparatus of the present invention will be described.
図3は、本発明の光導波路の製造装置の構成を示す斜視図であり、図4は、図3に示す光導波路の製造装置に備えられた2枚のマスクの位置関係を模式的に示す図、図5は、光導波路形成用部材に対してレーザー加工を施して光導波路を製造する方法を説明するための平面図である。 FIG. 3 is a perspective view showing the configuration of the optical waveguide manufacturing apparatus of the present invention, and FIG. 4 schematically shows the positional relationship between two masks provided in the optical waveguide manufacturing apparatus shown in FIG. FIG. 5 is a plan view for explaining a method of manufacturing an optical waveguide by performing laser processing on the optical waveguide forming member.
図3に示す光導波路の製造装置2は、図3の+X方向に向けてレーザーL3を出射するレーザー光源21と、レーザーL3をレーザーL5に成形する固定マスク(第1のマスク)22aおよび可動マスク(第2のマスク)22bと、レーザーL5を図3の−Z方向に向けて反射する反射鏡23と、を有している。また、光導波路の製造装置2は、可動マスク22bをZ方向にシフトさせ得る移動機構25を有している。
The optical
固定マスク22aおよび可動マスク22bによって成形されたレーザーL5は、反射鏡23によって反射された後、反射鏡23の−Z側に設けられた光導波路形成用部材29に達し、照射領域D2に照射される。これにより、照射領域D2では、材料の気化が生じ、積算光量に応じた深さ形状を有する凹部を加工することができる。
The laser L5 formed by the fixed
図3に示す光導波路形成用部材29は、X方向に延在する長尺の帯状をなす部材であり、下側からクラッド層11、コア層13およびクラッド層12がこの順で積層されてなる部材である。また、コア層13には、平面視で線状をなすコア部14と、それ以外の部分である側面クラッド部15と、が形成されている。コア部14の一端部141は、コア層13の一端面131からわずかに離間しており、その結果、コア部14の一端部141は、側面のみならず端面も含めて側面クラッド部15により囲まれている。
The optical
照射領域D2は、図5に示すように、この光導波路形成用部材29のうち、コア部14の光軸C2の延長線上に位置するよう設定されている。この位置にレーザー加工が施され、凹部170が形成されることにより、図1に示す光導波路1が得られる。
As shown in FIG. 5, the irradiation region D <b> 2 is set so as to be positioned on the extension line of the optical axis C <b> 2 of the
以下、光導波路の製造装置2の各部の構成について順次詳述する。
(レーザー光源)
レーザー光源21としては、特に限定されないが、比較的広い領域に対して均等な光量を照射可能なものが好ましく用いられる。具体的には、例えば、YAGレーザー、YVO4レーザー、Ybレーザー、半導体レーザーのような各種固体レーザー、CO2レーザー、He−Neレーザー、エキシマーレーザーのような各種気体レーザー等が挙げられる。このうち、光量の均等性や加工に適した波長であるといった観点から、エキシマーレーザーが好ましく用いられる。
Hereinafter, the structure of each part of the optical
(Laser light source)
Although it does not specifically limit as the
なお、本実施形態に係るレーザー光源21は、Y方向に長軸を持つ長方形をなす断面形状を有するレーザーL3を出射する。
Note that the
(反射鏡)
反射鏡23は、レーザーL5を反射させ、照射方向を変換する。このような反射鏡23を用いることにより、レーザーL3の出射方向とレーザーL5の照射方向とを異ならせることができるので、光導波路の製造装置2の設計自由度を高めることができる。その結果、より小型の装置を実現することができる。
(Reflector)
The reflecting
なお、光導波路の製造装置2は、必要に応じて、このような反射鏡23を2枚以上備えていてもよい。
The optical
また、反射鏡23を省略し、可動マスク22bで成形されたレーザーL5を直接、光導波路形成用部材29に照射するようにしてもよい。
Further, the reflecting
その場合、固定マスク22aと可動マスク22bの配置を入れ替えるようにしてもよい。すなわち、可動マスク22bをレーザー光源21側に配置し、固定マスク22aを光導波路形成用部材29側に配置するようにしてもよい。なお、この配置の入れ替えは、反射鏡23を用いる場合であっても可能である。
In that case, the arrangement of the fixed
また、光導波路形成用部材29側に配置した固定マスク22aについては、必要に応じて、光導波路形成用部材29の近傍に、または光導波路形成用部材29に接するように配置してもよい。この場合、固定マスク22aとして後述するような各種マスクを用いることもできるが、必要に応じて、光導波路形成用部材29の表面上に成膜されたマスク層で代替することもできる。
Further, the fixed
(マスク)
図3に示す光導波路の製造装置2は、前述したように、位置が固定された固定マスク22aと、固定マスク22aに対して移動可能に設けられた可動マスク22bと、を備えている。
(mask)
As described above, the optical
このうち、固定マスク22aは、光導波路の製造装置2に対して固定されており、したがって、レーザーL3は、常時、固定マスク22aの同じ位置に照射されることとなる。固定マスク22aは、透光性のない材料で構成された板状体220を備えており、その一部には、板状体220を貫通する2つの透過部221が形成されている。固定マスク22aに照射されたレーザーL3は、この透過部221で成形され、成形後のレーザーL4は、固定マスク22aの+X側に位置する可動マスク22bに照射される。
Among these, the fixed
固定マスク22aは、透過部221においてレーザーL3を透過し、それ以外の部位においてレーザーL3を遮蔽または減衰させるよう構成されているが、このような構成に限定されず、部分的にレーザーL3を透過する透過部221を備えたマスクであればいかなるものでもよい。
The fixed
具体的には、クロムマスク、エマルジョンマスク、フィルムマスクのような各種フォトマスク、メタルマスク、シリコンマスクのような各種ステンシルマスク等が挙げられるが、レーザーL3に対する耐性、遮光性等の観点から、ステンシルマスクが好ましく用いられ、メタルマスクがより好ましく用いられる。 Specific examples include various photomasks such as chrome masks, emulsion masks, and film masks, and various stencil masks such as metal masks and silicon masks. From the viewpoint of resistance to laser L3, light shielding properties, etc., the stencils A mask is preferably used, and a metal mask is more preferably used.
一方、可動マスク22bは、Z方向にシフト可能になっている。可動マスク22bは、透光性を有する材料で構成された板状体222を備えており、その一部には、光の透過を遮蔽する遮蔽部(遮蔽膜)223が設けられている。可動マスク22bに照射されたレーザーL4は、図3に示すように、その一部が板状体222を透過する一方、残る一部が遮蔽部223で遮蔽され、これにより所定の形状に成形される。その結果、成形後のレーザーL5は、可動マスク22bの+X側に位置する反射鏡23に照射されることとなる。
On the other hand, the
可動マスク22bは、遮蔽部223においてレーザーL4を遮蔽または減衰させ、それ以外の部位においてレーザーL4を透過させるよう構成されているが、このような構成に限定されず、部分的にレーザーL4を遮蔽する遮蔽部223を備えたマスクであればいかなるものでもよい。
The
具体的には、前述した固定マスク22aと同様の種類のマスクを用いることができるが、遮蔽部223の形成し易さ等の観点から、クロムマスクやエマルジョンマスク等が好ましく用いられる。
Specifically, a mask of the same type as the fixed
ここで、図4は、図1に示す固定マスク22aおよび可動マスク22bを、これらの位置より+X側から見たときの平面図である。図4に示すように、固定マスク22aに形成される透過部221は、形成しようとする凹部170の数に合わせて2個形成されている。
Here, FIG. 4 is a plan view when the fixed
また、各透過部221は、形成しようとする凹部170の開口の形状に合わせて長方形をなしている。なお、透過部221の形状は、凹部170の開口の形状に応じて設定され、前述したような多角形や円形であってもよいが、好ましくは細長い形状に設定される。これにより、各透過部221について、可動マスク22bの遮蔽部223によって遮蔽し得る長さが長くなるので、凹部170に形成される傾斜面171の傾斜角度の調整幅を広くとることができる。その結果、より形状自由度の高い光導波路1を得ることができる。なお、レーザーL4やレーザーL5の光路の途中にレンズ等の倍率可変光学系が設けられていてもよい。その場合、この光学系の倍率に応じて、形成しようとする凹部170の開口の大きさに対して透過部221の大きさを変更することができる。これにより、例えば露光領域の分解能を高めたりすることができる。
Each
また、固定マスク22aに形成する透過部221の数は、形成しようとする凹部170の数より多ければいくつでもよいが、光導波路の製造装置2は、複数の凹部170を同時に形成する場合、複数の傾斜面171の面精度における個体差を小さく抑えられるため、チャンネル間(コア部14同士の間)における伝送特性のバラツキが小さい光導波路1を効率よく製造することができるという点で、固定マスク22aには複数の透過部221が形成されていることが好ましい。
Further, the number of
また、可動マスク22bに設けられる遮蔽部223の数は、遮蔽部223の形状を工夫することによって透過部221の数よりも少なくすることもできるが、透過部221と遮蔽部223とを一対一に対応させる場合、透過部221の数以上に設定されていればよい。
In addition, the number of shielding
図4では、固定マスク22aの透過部221と可動マスク22bの遮蔽部223とが重なっていない状態から、可動マスク22bをシフトさせることにより、透過部221に遮蔽部223が徐々に重なる様子を、遮蔽部223のシフトの軌跡を連続的に図示することにより示している。
In FIG. 4, the state in which the
図4の矢印229に示すように可動マスク22bをシフトさせると、遮蔽部223の外縁のうちの一部は、図4の矢印228で示す方向に沿って徐々に移動することとなる。これにより、遮蔽部223は、軌跡224で示すように透過部221を徐々に覆い隠し、それに伴って透過部221の露出領域が徐々に小さくなる。その結果、透過部221で成形されたレーザーL4は、遮蔽部223でさらに成形されることとなり、成形後のレーザーL5が反射鏡23に照射されることとなる。
When the
このように光導波路の製造装置2は、可動マスク22bを徐々にシフトさせることにより、透過部221と遮蔽部223とが重なり合う重複領域227の面積を経時的に変化させ得るよう構成されている。これにより、成形されたレーザーL5の横断面の面積も経時的に変化することとなり、ひいては、このレーザーL5が光導波路形成用部材29に照射される領域である照射領域D2の面積も、可動マスク22bのシフトに伴って経時的に変化することとなる。
As described above, the optical
具体的には、可動マスク22bのシフトによって照射領域D2の面積は変化し得るが、その変化範囲は透過部221の形状によって規定され、図5の場合、図示した範囲S2の中で、照射領域D2の面積が変化する。これにより、照射領域D2内の各部では、積算光量に差が生じ、その差に応じて加工量が変化する。例えば、図5に示す照射領域D2が、図示の状態からさらに拡張するよう変化した場合、コア部14に近い側が浅く、コア部14から遠ざかるにつれて徐々に深くなる形状の傾斜面が形成されることとなる。これを利用することにより、所定の形状の傾斜面171を含む凹部170を形成することができる。
Specifically, although the area of the irradiation region D2 can be changed by the shift of the
例えば、図2に示す光導波路1の場合、コア部14の光軸C2は、X方向に対して傾斜角度θ2で傾斜しており、そのコア部14に対応して形成される傾斜面171の投影法線N3も、X方向に対して傾斜角度θ2で傾斜している。したがって、このような形状の傾斜面171を含む凹部170を形成するためには、投影法線N3に平行な方向に沿って積算光量が変化するように、レーザーL5の断面形状を変化させる必要がある。よって、図4において遮蔽部223をシフトさせる方向(図4の矢印228で示す方向)とZ方向とがなす角度を傾斜角度θ1としたとき、傾斜角度θ2と等しくなるように傾斜角度θ1を設定することで、目的とするあおり角を有する傾斜面171(X方向に対して傾斜角度θ2で傾斜する投影法線N3を有する傾斜面171)を確実に形成することができる。
For example, in the case of the
また、固定マスク22aに形成される透過部221については、長方形の長軸(図4に示す長軸R1)がZ方向に対して傾斜角度θ1で傾くように形成されるのが好ましい。これにより、この長軸R1に沿って透過部221を徐々に覆い隠すように遮蔽部223を構成することにより、透過部221と遮蔽部223との重複領域227の面積が経時的に変化する方向(図4の矢印228で示す方向)も、Z方向に対して傾斜角度θ1で傾くことになるため、図2に示す光導波路1を形成し易い。
Further, the
なお、可動マスク22bをシフトさせる方向(図4のZ方向)と、重複領域227の面積が経時的に変化する方向(図4の矢印228で示す方向)と、がなす交差角度(図4に示す傾斜角度θ1)は、0°超90°未満であれば特に限定されないが、好ましくは1〜89°程度であるのが好ましく、10〜80°程度であるのがより好ましい。交差角度を前記範囲内に設定することにより、形成される傾斜面171のあおり角(投影法線N3とX方向とがなす角度)の精度をより高めることができ、他の光学部品との光結合効率といった光学性能の高い光導波路1を得ることができる。ただし、前記交差角度とは、2つの方向がなす角度のうち、鋭角側の角度を指す。
Note that the crossing angle (in FIG. 4) formed by the direction in which the
以上のことから、光導波路の製造装置2によれば、可動マスク22bの駆動方向をZ方向のみに限定した場合であっても、Z方向に対して傾いた方向に重複領域227の面積を変化させることができる。すなわち、本実施形態では、可動マスク22bのシフト(移動)方向(図4のZ方向)と、透過部221と遮蔽部223とが重なり合う重複領域227の面積が前記可動マスク22bのシフトによって変化する変化方向と、を傾斜角度θ1で交差させるようにしたので、図2に示すように、形成しようとする傾斜面171の投影法線N3が複数の凹部170の配列軸E2と直交していない場合であっても、可動マスク22bを一方向にシフトさせるのみで、深さ方向の形状(深さ形状)が高精度に制御された傾斜面171を効率よく(容易に)形成することができる。これにより、傾斜面171の面精度が上がって光の反射効率も高まり、光学特性に優れた光導波路を容易に製造することができる。
From the above, according to the optical
また、図4に示すように、固定マスク22aにおいて、複数の透過部221が配列する配列軸E3は、Y方向と平行である。前述したように、本実施形態に係るレーザー光源21は、Y方向に長軸を持つ長方形をなす断面形状を有するレーザーL3を出射するので、このようなレーザー光源21を用いて複数の凹部170を同時に形成する場合、固定マスク22aに形成される複数の透過部221の配列軸E3についてもY方向と平行になるよう構成されるのが好ましい。これにより、形成しようとする傾斜面171の投影法線N3が複数の凹部170の配列軸E2と直交していない場合であっても、多数の凹部170を同時に形成することができ、凹部170同士の深さ形状や面精度のバラツキ等を抑制することができる。
As shown in FIG. 4, in the fixed
また、光導波路の製造装置2によれば、被加工物である光導波路形成用部材29を固定したままで上記の加工を施すことができる。このため、移動要素が減って加工精度をより高められるだけでなく、X−Yステージ等を用いる必要がないので、装置の簡略化、低コスト化を図ることができる。なお、本発明は、光導波路形成用部材29を移動させるX−Yステージ等の使用を排除するものではなく、X−Yステージ等によって光導波路形成用部材29を移動させつつレーザーL5を照射するようにしてもよい。
Moreover, according to the optical
なお、本実施形態では、可動マスク22bのみをシフトさせる場合について説明しているが、必要に応じて固定マスク22aのみをシフトさせるようにしてもよく、固定マスク22aと可動マスク22bの双方をシフトさせるようにしてもよい。双方をシフトさせる場合には、固定マスク22aを基準にした系において、上記の関係が相対的に成り立つように、固定マスク22aと可動マスク22bの双方をシフトさせるようにすればよい。
In this embodiment, the case where only the
また、本実施形態では、遮蔽部223が長方形をなしているが、この形状は特に限定されず、上記の関係が成り立つ形状であれば、いかなる形状であってもよい。すなわち、本実施形態では、長方形をなす遮蔽部223の長軸が、同じく長方形をなす透過部221の長軸(図4に示す長軸R1)と直交しているが、少なくとも遮蔽部223の外縁のうちの一部(図4に示す遮蔽部223の2つの長辺)が透過部221の長軸と直交していれば、遮蔽部223の形状は長方形に限定されず、例えば平行四辺形、菱形等であってもよく、複数の遮蔽部223同士が繋がっていてもよい。
Moreover, in this embodiment, although the shielding
なお、本実施形態では、傾斜面171の投影法線N3がコア部14の光軸C2と平行である場合について説明しているが、これらが平行でない場合についても本発明は適用可能である。この場合、その傾斜面171のあおり角に応じて、透過部221の長軸に対する遮蔽部223の長軸の交差角度を90°以外の角度に変更すればよい。
In the present embodiment, the case where the projection normal N3 of the
(移動機構)
上記の可動マスク22bは、移動機構25によってシフトさせることができる。
(Movement mechanism)
The
移動機構25としては、可動マスク22bをZ方向にシフトさせ得る機構であれば、いかなるものであってもよい。具体的には、アクチュエーター、油圧シリンダー、電動シリンダー等が挙げられる。
The moving
なお、本発明では、可動マスク22bをZ方向にのみシフトさせられればよいので、移動機構25としては1軸駆動のものであれば足りる。したがって、2軸駆動あるいは3軸駆動の移動機構を備える場合に比べて、光導波路の製造装置2の構成を簡素化することができ、光導波路の製造装置2の小型化、低コスト化を図ることができる。
In the present invention, since the
また、1軸駆動の移動機構25は、例えば2軸駆動の移動機構において2軸双方を使用して可動マスク22bをシフトさせる場合に比べて、シフト量やシフト速度をより高精度に制御することができるため、加工精度の観点から有用である。
Further, the uniaxially driven moving
以上のような各部の他、光導波路の製造装置2は、必要に応じて光導波路形成用部材29を載置するステージを備えていてもよい。このステージには、前述したように、X方向に沿って光導波路形成用部材29を駆動し得る機能、X方向とY方向の双方に駆動し得る機能、さらにZ方向にも駆動し得る機能等が付加されていてもよい。
In addition to the above-described parts, the optical
さらには、前述したように、レーザーL4やレーザーL5を集光したり発散させたりする光学系、あるいは、レーザーL3、L4、L5を一時的に遮蔽するシャッター等を備えていてもよい。 Furthermore, as described above, an optical system that focuses or diverges the laser L4 or the laser L5, or a shutter that temporarily shields the lasers L3, L4, and L5 may be provided.
<光導波路の製造方法>
次に、本発明の光導波路の製造方法の実施形態について説明する。
<Optical waveguide manufacturing method>
Next, an embodiment of an optical waveguide manufacturing method of the present invention will be described.
図1に示す光導波路1を製造する方法は、まず、図3に示す光導波路の製造装置2に光導波路形成用部材29をセットする。また、固定マスク22aおよび可動マスク22bを、可動マスク22bがシフトする前の状態に配置する(配置工程)。
In the method of manufacturing the
このとき、固定マスク22aの透過部221のみをレーザーが透過し、光導波路形成用部材29に照射された場合を想定すると、レーザー照射像の長軸が、光導波路形成用部材29のコア部14の延在方向(図2に示す光軸C2)と平行になるように、固定マスク22aおよび光導波路形成用部材29をそれぞれ配置する。これにより、形成される傾斜面171のあおり角を目的とする角度(本実施形態では、傾斜面171の投影法線N3とコア部14の光軸C2とが平行になるあおり角)に合わせることができる。
At this time, assuming that the laser is transmitted only through the
次いで、レーザー光源21からレーザーL3を照射しつつ、固定マスク22aの透過部221と可動マスク22bの遮蔽部223とが重なり合う重複領域227の面積が経時的に変化するように、可動マスク22bをシフトさせる。これにより、透過部221の面積が変化し、それによってレーザーL5の横断面の形状も変化するため、照射領域D2における各部の積算光量を変化させることができる。
Next, while irradiating the laser L3 from the
このときの積算光量の変化方向は、透過部221の形状および遮蔽部223の形状により決定することができる。図4の場合、可動マスク22bのシフト方向に対して、重複領域227の面積の変化方向が傾斜角度θ1だけ傾く(シフト方向と変化方向とが交差する)ように、透過部221の形状と遮蔽部223の形状とを設定しているので、光導波路形成用部材29に対しては、X方向に対して傾斜角度θ2(θ2=θ1)だけ傾いた方向に平行な投影法線N3を有する傾斜面171を形成することができる。その結果、可動マスク22bを一方向にのみシフトさせるだけで、投影法線N3を有する傾斜面171を形成することができる。可動マスク22bを一方向にのみシフトさせる場合、そのシフト量やシフト速度を高精度に制御することができるので、形成される傾斜面171の面精度もそれに応じて高めることが容易である。そして、傾斜面171の光学性能に優れた光導波路1を容易に製造することができる。
The direction of change of the integrated light quantity at this time can be determined by the shape of the
以上、本発明の光導波路の製造方法および光導波路の製造装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。 The optical waveguide manufacturing method and the optical waveguide manufacturing apparatus of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to this.
例えば、前記実施形態では、光導波路形成用部材に対し、ミラーとして用いるため傾斜面(凹部)を形成する場合について説明したが、加工面の用途はこれに限定されず、例えば光導波路に任意の目的の凹部や貫通孔(例えば、ランド部を形成するための凹部や貫通配線を形成するための貫通孔)を形成する場合にも、本発明を適用することができる。
また、この傾斜面は、コア部の延長線上ではなく、コア部の途中に形成されてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the case where the inclined surface (recessed portion) is formed for use as a mirror with respect to the optical waveguide forming member has been described. The present invention can also be applied to a case where a target concave portion or through hole (for example, a concave portion for forming a land portion or a through hole for forming a through wiring) is formed.
Moreover, this inclined surface may be formed in the middle of the core part instead of on the extension line of the core part.
1 光導波路
10 積層体
11 クラッド層
12 クラッド層
13 コア層
131 一端面
14 コア部
141 一端部
15 側面クラッド部
170 凹部
171 傾斜面
172 直立面
173 直立面
174 直立面
2 光導波路の製造装置
21 レーザー光源
22a 固定マスク
220 板状体
221 透過部
22b 可動マスク
222 板状体
223 遮蔽部
224 軌跡
227 重複領域
228 矢印
229 矢印
23 反射鏡
25 移動機構
29 光導波路形成用部材
C1 光軸
C2 光軸
D1 照射領域
D2 照射領域
E1 配列軸
E2 配列軸
E3 配列軸
L1 レーザー
L2 レーザー
L3 レーザー
L4 レーザー
L5 レーザー
N1 法線
N2 投影法線
N3 投影法線
R1 長軸
S1 範囲
S2 範囲
θ1 傾斜角度
θ2 傾斜角度
9 光導波路の製造装置
90 光導波路
91 レーザー光源
92 マスク
93 反射鏡
99 光導波路形成用部材
921 透過部
991 クラッド層
992 クラッド層
993 コア層
994 コア部
995 側面クラッド部
997 凹部
9931 一端面
9941 一端部
9971 傾斜面
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記透過部と前記遮蔽部とが重なり合う重複領域の面積が経時的に変化するように前記第1のマスクに対して前記第2のマスクを相対的に移動させつつ、前記透過部を介して前記光導波路形成用部材にレーザーを照射することにより、前記光導波路形成用部材に加工を施し、光導波路を得る加工工程と、を有し、
前記第1のマスクを基準にした系における、前記第2のマスクを移動させる方向を移動方向とし、前記重複領域の面積が経時的に変化する方向を変化方向としたとき、前記移動方向と前記変化方向とが交差するように、前記第1のマスクおよび前記第2のマスクの少なくとも一方を移動させることを特徴とする光導波路の製造方法。 An arranging step of arranging an optical waveguide forming member having a core portion and a clad portion, a first mask having a transmission portion, and a second mask having a shielding portion;
While moving the second mask relative to the first mask so that the area of the overlapping region where the transmissive portion and the shielding portion overlap changes with time, the second mask is moved through the transmissive portion. Processing the optical waveguide forming member by irradiating the optical waveguide forming member with a laser to obtain an optical waveguide, and
In the system based on the first mask, a direction in which the second mask is moved is a moving direction, and a direction in which the area of the overlapping region changes with time is a changing direction. A method of manufacturing an optical waveguide, wherein at least one of the first mask and the second mask is moved so as to intersect a change direction.
前記移動機構は、前記第1のマスクを基準にした系における、前記第2のマスクが移動する方向を移動方向とし、前記重複領域の面積が経時的に変化する方向を変化方向としたとき、前記移動方向と前記変化方向とが交差するように、前記第1のマスクおよび前記第2のマスクの少なくとも一方を移動させるよう構成されていることを特徴とする光導波路の製造装置。 A laser light source for irradiating a laser toward the optical waveguide forming member, a first mask having a transmissive portion, a second mask having a shielding portion, and the transmissive portion and the shielding portion overlap each other. A moving mechanism for moving the second mask relative to the first mask so that the area of the overlapping region changes over time,
In the system based on the first mask, the moving mechanism has a direction in which the second mask moves as a moving direction, and a direction in which the area of the overlapping region changes over time as a changing direction. An optical waveguide manufacturing apparatus configured to move at least one of the first mask and the second mask so that the moving direction and the changing direction intersect each other.
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