JP2015007569A - 半導体装置の試験プログラム、試験装置及び試験方法 - Google Patents

半導体装置の試験プログラム、試験装置及び試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試験の工数、コストの増大を抑えて、半導体装置を精度良く合否判定する。
【解決手段】室温等の所定環境下に置かれた半導体装置を、第1出力を期待値とする第1試験条件で動作させ(ステップS101,102)、その所定環境下に置かれた半導体装置を、第1出力とは異なる第2出力であって、期待値とはならないアドレス及びピンの情報を含む不良パタン情報を出力する第2試験条件で動作させ(ステップS103)、第1試験条件及び第2試験条件での動作結果に基づき、半導体装置の合否を判定する(ステップS104〜S112)。
【選択図】図13

Description

本発明は、半導体装置の試験プログラム、試験装置及び試験方法に関する。
製造された半導体装置が一定の基準を満たすか否かを試験により判定し、半導体装置を合格品と不合格品に選別する手法が知られている。例えば、試験時の温度が異なる環境でそれぞれ半導体装置の試験を行い、それらの試験結果を用いて半導体装置の合否を判定する技術が知られている。
特開2009−147015号公報
複数の環境下で半導体装置の試験を実施することで、半導体装置の合否判定精度が高められる場合がある。しかし、そのように複数の環境下で半導体装置の試験を行うと、試験に要する工数、コストが増大してしまう。
本発明の一観点によれば、コンピュータに、第1環境下の半導体装置を、第1出力を期待値とする第1条件で動作させ、前記第1環境下の前記半導体装置を、前記第1出力とは異なる第2出力を出力する第2条件で動作させ、前記第1条件での動作で前記第1出力が出力され、且つ、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力が基準を満たす前記半導体装置を、合格と判定する処理を実行させる半導体装置の試験プログラムが提供される。
また、本発明の一観点によれば、半導体装置の試験装置及び試験方法が提供される。
開示の技術によれば、試験に要する工数、コストの増大を抑えて、半導体装置の合否を精度良く判定することが可能になる。
半導体装置の動作検証結果の一例を示す図である。 半導体装置の合否判定例を示す図である。 高温試験と低温試験の双方で合格となる半導体装置の特性の一例を示す図である。 高温試験で合格となり低温試験で不合格となる半導体装置の特性の一例を示す図である。 不良パタン情報の一例を示す図である。 合否判定までの試験の流れを示す図である。 複数の半導体装置で取得された不良パタンアドレス数と動作下限電圧の関係の一例を示す図である。 試験装置の構成例を示す図である。 半導体装置と接続部の接続形態の例を説明する図(その1)である。 半導体装置と接続部の接続形態の例を説明する図(その2)である。 半導体装置と接続部の接続形態の例を説明する図(その3)である。 半導体装置と接続部の接続形態の例を説明する図(その4)である。 試験フローの一例を示す図である。 合否判定の一例の説明図である。 試験フローの別例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 バーンイン試験で合格となる半導体装置の特性の一例を示す図である。 バーンイン試験で不合格となる半導体装置の特性の一例を示す図である。
まず、半導体装置の合否判定試験の一例について述べる。
半導体装置の合否(Pass/Fail)を判定する試験の1つとして、ファンクション試験がある。ファンクション試験では、試験対象の半導体装置に、例えばその半導体装置で推奨される動作電圧で、所定の試験パタンを入力し、所望の出力(期待値)が得られるか否かで、その半導体装置の合否が判定される。
ところで、半導体装置では、その保証温度が、室温やそれより高温の温度域(高温域)だけでなく、例えば−40℃といったより低温の温度域(低温域)まで含まれる場合がある。このような場合には、例えば、高温域と低温域の双方の温度条件(環境)でそれぞれ試験を実施し、半導体装置の合否を判定することが行われる。
図1は半導体装置の動作検証結果の一例を示す図である。
図1(A)は、高温域での半導体装置の動作検証結果の一例、図1(B)は、低温域での半導体装置の動作検証結果の一例である。図1(A)及び図1(B)は、半導体装置の動作周波数(横軸)と電源電圧(縦軸)をパラメータとして半導体装置の動作範囲を検証した結果の一例を、模式的に図示したものである(「Shmoo」、「Shmooプロット」等とも称される)。図1(A)及び図1(B)において、領域P(斜線部分)は、半導体装置が正常に動作する領域(「Pass領域」ともいう)であり、領域F(斜線以外の部分)は、半導体装置が正常に動作しない領域(「Fail領域」ともいう)である。
図1(A)及び図1(B)に示すように、高温域と低温域では、半導体装置が正常に動作する領域Pに、或いは正常に動作しない領域Fに、違いが現れる場合がある。このような違い(動作マージン)のある半導体装置では、高温域と低温域の双方で試験を実施しないと、半導体装置の合否を精度良く判定することができない場合がある。
図2は半導体装置の合否判定例を示す図である。
ここでは、上記のような高温域の温度環境で実施される試験を高温試験、低温域の温度環境で実施される試験を低温試験という。図2には、高温試験(室温)と低温試験の各々についての半導体装置の合否結果、及び高温試験と低温試験の双方の合否結果から判定される半導体装置の最終的な合否結果を示している。
図2に示すケースXは、半導体装置が高温試験と低温試験の双方で合格(Pass)となった場合であり、この場合、半導体装置は最終的に合格(Pass)と判定される。図2に示すケースYは、半導体装置が高温試験で合格(Pass)となり、低温試験で不合格(Fail)となった場合であり、この場合、半導体装置は最終的に不合格(Fail)と判定される。図2に示すケースZは、半導体装置が高温試験で不合格(Fail)となり、低温試験で合格(Pass)となった場合であり、この場合、半導体装置は最終的に不合格(Fail)と判定される。
例えば、高温試験を行い、その結果が不合格になるような半導体装置は、この高温試験のみで不合格品として除外することができる(図2のケースZに相当)。しかし、高温試験の結果が合格となる場合であっても、低温試験の合否によっては、半導体装置の最終的な合否が変わってくるケースもある(図2のケースX及びケースYに相当)。このようなケースでは、高温試験に加えて、低温試験も実施しないと、半導体装置の最終的な合否を精度良く判定することができない。
図1(A)及び図1(B)に示したような、温度について動作マージンのある半導体装置では、図2のケースYのような状況が起こり易く、従って、精度良く合否判定を行うためには、高温試験と低温試験の双方を実施することが望ましい。
しかし、このように半導体装置の合否判定を精度良く行うために、高温試験に加えて低温試験を実施すると、半導体装置の試験に要する工数、コストが増大してしまう。例えば、低温試験の実施に伴う温度設定、半導体装置のセッティング、試験パタンの入力、出力の検出及びその出力に基づく合否判定といった工数が増大し、それにより、試験に要するコストが増大してしまう。
以上のような点に鑑み、ここでは次の図3及び図4に示すような知見に着目し、その知見に基づき、半導体装置の精度の良い合否判定を実現する。
図3は高温試験と低温試験の双方で合格となる半導体装置の特性の一例を示す図、図4は高温試験で合格となり低温試験で不合格となる半導体装置の特性の一例を示す図である。図3及び図4において、(A)は高温域での半導体装置の動作検証結果の一例、(B)は半導体装置の高温試験で出力される情報の集計結果の一例である。
図3(A)及び図4(A)には、いずれも半導体装置の動作周波数(横軸)と電源電圧(縦軸)をパラメータとして半導体装置の動作範囲を検証した結果の一例を、模式的に図示している。図3(A)及び図4(A)には、半導体装置の高温試験時の試験条件(電源電圧及び動作周波数)である試験ポイントa1及び試験ポイントb1を示している。
図3(A)及び図4(A)に示す試験ポイントa1は、半導体装置の高温試験時に用いられる通常の試験ポイント(第1試験ポイント)である。即ち、製造された半導体装置が高温域で期待値を出力するか否かを試験するために用いられる試験ポイントであり、この試験ポイントで期待値を出力する半導体装置は、高温域で正常に動作する合格品と判定されることになる。Pass領域(領域P)が図3(A)及び図4(A)に示されるような範囲の半導体装置は、いずれも試験ポイントa1の高温試験で合格となる。
一方、図3(A)及び図4(A)に示す試験ポイントb1は、半導体装置の高温試験に用いられた時には、図3(A)及び図4(A)のような動作範囲を示す半導体装置の、いずれも不合格となる試験ポイント(第2試験ポイント)である。即ち、製造された半導体装置の高温試験に用いられた時に、試験ポイントa1で期待されるような期待値が出力されない(異なる値が出力される)試験ポイントである。Pass領域(領域P)が図3(A)及び図4(A)に示されるような範囲の半導体装置は、いずれも試験ポイントb1の高温試験で不合格となる。
ここで、図3(A)に示されるような動作範囲の半導体装置に試験ポイントb1で高温試験を実施した時に得られる出力と、図4(A)に示されるような動作範囲の半導体装置に試験ポイントb1で高温試験を実施した時に得られる出力とを比較する。
試験ポイントb1で高温試験を実施した時の半導体装置からの出力には、例えば、半導体装置内の、期待値(High/Low)が得られなかったパタンのアドレス(「不良パタンアドレス」という)及びピン(「不良ピン」という)の情報が含まれる。このような情報を含む半導体装置からの出力を、以下では「不良パタン情報」という。
図5は不良パタン情報の一例を示す図である。
試験ポイントb1のような第2試験ポイントの高温試験で取得される出力には、例えば、この図5に例示するような不良パタン情報10が含まれる。不良パタン情報10には、不良パタンアドレス及び不良ピンを示す情報が含まれる。図5には、半導体装置内の不良パタンアドレスADD_1〜3及び不良ピンPIN_1,2について、期待値と実績値を例示している。試験ポイントb1のような第2試験ポイントの高温試験の結果、PIN_1,2のいずれかの実績値が期待値と異なるアドレスが、不良パタンアドレスADD_1〜3として抽出され、不良パタン情報10が生成される。
図3(B)及び図4(B)には、それぞれ試験ポイントb1で高温試験を実施して取得された不良パタン情報から集計した、各範囲A〜Nのアドレスに含まれる不良パタンアドレスの数(頻度)を示している。高温試験と低温試験の双方で合格となる図3(A)の半導体装置では、試験ポイントb1で高温試験を実施すると、範囲Aのアドレスに、この例では136本の不良パタンアドレスが発生する。一方、高温試験で合格となり低温試験で不合格となる図4(A)の半導体装置では、試験ポイントb1で高温試験を実施すると、範囲Aのほか、範囲E,H〜Nにも不良パタンアドレスが発生し、この例では合計8418本の不良パタンアドレスが発生する。
このように、高温試験と低温試験の双方で合格となる図3(A)の半導体装置と、高温試験で合格となり低温試験で不合格となる図4(A)の半導体装置とでは、取得される不良パタン情報に含まれる不良パタンアドレスや不良パタンアドレス数に違いが現れる。高温試験と低温試験の双方で合格となる図3(A)の半導体装置と、高温試験で合格となり低温試験で不合格となる図4(A)の半導体装置とでは、不良ピンにも同様に違いが現れるようになる。
即ち、図3(A)及び図4(A)のような動作範囲を示す半導体装置は、通常の試験ポイントa1の高温試験ではいずれも合格となる半導体装置である。しかし、通常とは異なる試験ポイントb1で高温試験を実施すると、低温試験で合格となる半導体装置と、低温試験で不合格となる半導体装置の間では、図3(B)及び図4(B)のように、取得される不良パタン情報に違いが現れる。
そこで、このような不良パタン情報の違いを利用して、半導体装置の合否判定を行う。
図6は合否判定までの試験の流れを示す図である。
合否判定対象の半導体装置について、試験ポイントa1のような通常の第1試験ポイントで高温試験を実施し、更に、それとは異なる試験ポイントb1のような第2試験ポイントでも高温試験を実施する(ステップS1)。
試験ポイントa1のような第1試験ポイントの高温試験により、その半導体装置の、高温試験での合否を判定することができる。そして、試験ポイントb1のような第2試験ポイントの高温試験で取得される不良パタン情報に基づき、低温試験を実施した時にはその低温試験で不合格となる、或いは不合格となる可能性の高い半導体装置を判別することができる。
例えば、第2試験ポイントの高温試験で取得される不良パタン情報を統計処理し、その処理結果を用いて、低温試験で不合格となる、或いは不合格となる可能性の高い半導体装置を判別する。一例を図7に示す。図7は複数の半導体装置で取得された不良パタンアドレス数と動作下限電圧の関係の一例を示す図である。図7の各プロットの半導体装置は、いずれも第1試験ポイントの高温試験では合格となっているものである。グループG1のプロットの半導体装置は、低温不良の一指標である動作下限電圧について設定された基準から外れてしまう不良品である。これらの半導体装置の、第2試験ポイントの高温試験で取得される不良パタン情報を統計処理し、例えば、不良パタンアドレス数が6000以上になるものを、低温試験で不合格となる半導体装置と判定する基準にする。不良パタンアドレス数を適切に設定することで、高温試験の結果から、低温試験で不合格となる(低温不良となる)半導体装置を判別することができる。
このように、合否判定対象の半導体装置について、通常の第1試験ポイントと、それとは異なる第2試験ポイントの高温試験を実施することで、実際に低温試験を実施しなくても、低温試験を実施した時に得られる結果を加味したのと同様の合否判定が可能になる(ステップS3)。
合否判定対象の半導体装置について、試験ポイントa1のような第1試験ポイントでのみ高温試験を実施する(ステップS1a)場合には、上記のように低温試験も実施して(ステップS2a)、その半導体装置の合否判定を行う(ステップS3)。試験ポイントb1のような第2試験ポイントでも高温試験を実施する上記手法(ステップS1,S3)によれば、合否判定対象の半導体装置について、必ずしも実際に低温試験を行うことを要しなくなる。
以下、上記手法を用いた半導体装置の試験について、より詳細に説明する。
まず、試験装置について説明する。
図8は試験装置の構成例を示す図である。
図8に示す試験装置100は、接続部110、動作制御部120、記憶部130、演算部140、第1判定部150及び第2判定部160を含む。
接続部110には、合否判定対象の半導体装置200が接続される。試験装置100を用いた試験の際、接続部110に接続された半導体装置200は、所定の環境300、例えば室温等の環境300に置かれるようになっている。尚、半導体装置の形態、半導体装置と接続部110の接続形態については後述する。
動作制御部120は、第1動作制御部121及び第2動作制御部122を有する。第1動作制御部121は、接続部110に接続された半導体装置200に対し、半導体装置200が期待値を出力するか否かを試験するための第1試験条件(上記の通常の第1試験ポイントに相当する条件)を入力し、半導体装置200を動作させる。第2動作制御部122は、接続部110に接続された半導体装置200に対し、半導体装置200が期待値を出力しない、不合格となる第2試験条件(上記の第2試験ポイントに相当する条件)を入力し、半導体装置200を動作させる。
記憶部130は、第1記憶部131及び第2記憶部132を有する。第1記憶部131には、接続部110に接続され、第1動作制御部121により第1試験条件で動作された半導体装置200から出力される情報が、第1試験結果として記憶される。第2記憶部132には、接続部110に接続され、第2動作制御部122により第2試験条件で動作された半導体装置200から出力される情報が、第2試験結果として記憶される。第2記憶部132に記憶される第2試験結果には、上記のような不良パタンアドレス及び不良ピンを示す情報を含む不良パタン情報が含まれる。
第1判定部150は、第1記憶部131に記憶された第1試験結果を用い、半導体装置200が、通常の第1試験条件での試験で期待値を出力したものか否かを判定し、その合否判定を行う。
演算部140は、第1判定部150により合格と判定された半導体装置200について、第2記憶部132に記憶された第2試験結果を用い、不良パタン情報の集計処理を行う。例えば、演算部140は、半導体装置200の不良パタンアドレス及び不良ピンを集計し、集計結果を示す情報を生成する。また、演算部140は、複数の半導体装置200について取得され、第2記憶部132に記憶された不良パタン情報に含まれる不良パタンアドレス及び不良ピンを集計し、集計結果を示す情報を生成する。更にまた、演算部140は、集計された不良パタンアドレス及び不良ピンの情報を用いた統計処理を行い、不良パタンアドレス数の平均値、標準偏差σ等の情報を生成する。
第2判定部160は、演算部140により生成された所定の情報を用いて基準を設定し、半導体装置200(第1判定部150で合格と判定されたもの)が、設定されたその基準を満たすか否かを判定し、その合否判定を行う。第2判定部160で用いる基準としては、例えば、不良パタンアドレス数や6σを用いることができ、不良パタンアドレス数が一定数以上、或いは平均値+6σ以上の半導体装置200を不合格とする。
尚、この図8に示す試験装置100では、演算部140が、第1判定部150で合格と判定された半導体装置200について、第2記憶部132に記憶された第2試験結果を用い、不良パタン情報の集計処理を行う構成とした。このほか、第1判定部150での合否の結果によらず、演算部140により、第2記憶部132に記憶された第2試験結果を用いて、不良パタン情報の集計処理を行う構成とすることもできる。この場合には、第1判定部150での合否の結果と、演算部140で生成された情報が用いられて設定される基準により第2判定部160で判定される合否の結果とを組み合わせ、双方で半導体装置200が合格となるか否かを判定する第3判定部190を設ける。この第3判定部190により、第1判定部150と第2判定部160での判定が共に合格となる半導体装置200を、最終的な合格品と判定する。
図8に示す試験装置100は、表示部170及び出力部180を更に含む。
表示部170は、第2記憶部132に記憶される不良パタン情報、演算部140による不良パタン情報の集計処理、統計処理の結果をモニタに表示する。また、表示部170は、第1判定部150及び第2判定部160(第3判定部190を設ける場合は第3判定部190)の合否判定結果をモニタに表示する。
出力部180は、試験装置100で取得される各種情報、例えば、第1判定部150及び第2判定部160(第3判定部190を設ける場合は第3判定部190)の合否判定結果を示す情報を、試験装置100の外部に出力する機能を有する。例えば、出力部180は、試験装置100で取得される情報を、各種記録媒体や他の装置(サーバコンピュータ、半導体製造装置等)に出力する。
上記構成を有する試験装置100での合否判定の対象となる半導体装置200の形態としては、例えば、ウェハ上に形成された半導体チップ、個片化された半導体チップ、半導体チップを含む半導体パッケージを挙げることができる。また、半導体装置200として、半導体チップ又は半導体パッケージを組み込んだデバイスを用いることもできる。
半導体装置200が接続される接続部110の形態としては、プローブカード、ソケット等を挙げることができる。
図9〜図12は半導体装置と接続部の接続形態の例を説明する図である。
図9及び図10は、ウェハ210上に形成された半導体チップ211にプローブカード111を接続する形態の説明図である。図9に示すように、ウェハ210は、プローブカード111を備えた接続部110のステージ111b上にセットされ、プローブカード111と接続される。図10(A)に示すように、ウェハ210上の各半導体チップ211には、電源、グランド、入力、出力が割り当てられる複数のパッド211aが設けられている。図10(B)に示すように、プローブカード111には、半導体チップ211の各パッド211aに対応する接続針(プローブ)111aが設けられている。試験時には、ウェハ210及び接続部110が所定の環境300に置かれ、半導体チップ211の各パッド211aにプローブカード111の接続針111aが接触される。そして、動作制御部120からの所定の試験条件(第1試験条件、第2試験条件)が、プローブカード111を介して半導体チップ211に入力される。
図11及び図12は、半導体パッケージ220をソケット112に接続する形態の説明図である。半導体パッケージ220には、ウェハ上に形成され、個片化された半導体チップが含まれる。半導体パッケージ220には、例えば、図12(A)に示すようなBGA(Ball Grid Array)タイプのものや、図12(B)に示すようなQFP(Quad Flat Package)タイプのものがある。BGAタイプの半導体パッケージ220は、一方の面に突出するように設けられた複数の端子220aを有し、それぞれに電源、グランド、入力、出力が割り当てられる。QFPタイプの半導体パッケージ220は、側方に突出するように設けられた複数の端子220aを有し、それぞれに電源、グランド、入力、出力が割り当てられる。試験時には、図11に示すように、半導体パッケージ220(ここではBGAタイプを例示)がソケット112にセットされ、そのソケット112に設けられた接続針112aが端子220aと接触される。ソケット112にセットされた半導体パッケージ220及び接続部110は所定の環境300に置かれ、動作制御部120からの所定の試験条件(第1試験条件、第2試験条件)が、ソケット112を介して半導体パッケージ220に入力される。
続いて、試験装置100を用いた試験フローについて説明する。
図13は試験フローの一例を示す図である。
ここでは、試験装置100を用い、温度について動作マージンが存在し得る半導体装置の試験を例にして、試験フローの一例を説明する。
試験装置100では、まず、接続部110と接続される、合否判定対象の半導体装置200が選択される(ステップS101)。例えば、試験装置100は、ウェハ上に形成された複数の半導体チップの中から、プローブカードと接続する一の半導体チップを選択する。或いは、ソケットに接続された複数の半導体パッケージの中から一の半導体パッケージを選択し、又は、一のソケットに接続された一の半導体パッケージを選択する。
次いで、試験装置100では、通常の第1試験条件を用いた試験が実施される(ステップS102)。ここで、ステップS101で選択された合否判定対象の半導体装置200は、室温等の高温域の環境300に置かれる。ステップS102の高温試験の際には、第1動作制御部121により、接続部110に接続された半導体装置200に対し、室温等の高温域で期待値を出力するか否かを試験するための第1試験条件が入力される。半導体装置200は、入力される第1試験条件に従って動作する。これにより、第1試験条件の高温試験が実施され、半導体装置200から出力される情報が、第1試験結果として第1記憶部131に記憶される。
次いで、試験装置100では、第2試験条件を用い、不良パタン情報を取得する試験が実施される(ステップS103)。不良パタン情報を取得する際、ステップS102で第1試験条件の高温試験が実施された半導体装置200は、その高温試験が実施された環境300に置かれたままとされる。その環境300の半導体装置200に対し、第2動作制御部122により、環境300の温度で期待値を出力しない、不合格となるような第2試験条件が入力される。半導体装置200は、入力される第2試験条件に従って動作する。これにより、第2試験条件の高温試験が実施され、半導体装置200から出力される情報、即ち不良パタン情報が、第2試験結果として第2記憶部132に記憶される。
尚、ステップS102で用いられる第1試験条件、及びステップS103で用いられる第2試験条件は、例えば、半導体装置200が1.2V系電源電圧のデバイスであれば、第1試験条件を1.20Vとし、第2試験条件をそれとは異なる電圧とする。例えば、第2試験条件を0.70Vとする。第2試験条件に設定する電圧は、必ずしも第1試験条件に設定する電圧よりも低い電圧であることを要せず、第1試験条件よりも高い電圧であってもよい。第2試験条件は、半導体装置200について取得される、上記図3(A)等に示したような動作検証結果を利用し、不合格品と判定されるFail領域から選択する。その場合、合否判定の精度向上の観点から、Pass領域との境界に近いFail領域の部分から第2試験条件を選択することが望ましい。
不良パタン情報の取得まで行った後、試験装置100では、第1判定部150により、ステップS102の高温試験で取得された第1試験結果が用いられ、半導体装置200が第1試験条件の高温試験で期待値が出力されたか否かが判定される(ステップS104)。第1試験条件の高温試験で期待値が出力された半導体装置200は、第1判定部150により合格と判定され(ステップS105)、期待値が出力されなかった半導体装置200は、第1判定部150により不合格と判定される(ステップS106)。
試験装置100では、合否判定対象の全ての半導体装置200について高温試験が実施され、第1試験結果及び第2試験結果(不良パタン情報)の取得、並びに、第1試験結果に基づく合否判定が行われたか否かが判定される(ステップS107)。これらが対象の全ての半導体装置200について行われたと判定されるまで、ステップS101〜S106の処理が実行される。
その後、試験装置100では、演算部140により、ステップS104,S105の、第1判定部150による第1試験結果を用いた合否判定で合格とされた半導体装置200について、ステップS103で取得された不良パタン情報の集計処理が行われる(ステップS108)。例えば、演算部140により、不良パタン情報に含まれる不良パタンアドレス及び不良ピンが集計され、その集計結果を示す情報が生成される。或いは、演算部140により、集計された不良パタンアドレス及び不良ピンの情報が用いられて統計処理が行われ、不良パタンアドレス数の平均値、標準偏差σ等の情報が生成される。
次いで、試験装置100では、第2判定部160により、演算部140で生成された集計結果の情報、統計処理によって生成された情報が用いられて、所定の基準が設定される(ステップS109)。基準としては、不良パタンアドレス数、平均値+6σ等の値を設定することができる。
試験装置100では、第2判定部160により、ステップS109で設定された基準が用いられて、第1判定部150による第1試験結果を用いた合否判定で合格とされた半導体装置200が、設定された基準を満たすか否かが判定され、その合否判定が行われる(ステップS110)。設定された基準を満たす半導体装置200は、第2判定部160により合格と判定され(ステップS111)、設定された基準を満たさない半導体装置200は、第2判定部160により不合格と判定される(ステップS112)。
一例として、基準に平均値+6σを用いた合否判定について述べる。
図14は合否判定の一例の説明図である。
例えば、合否判定対象の半導体装置200を、1枚のウェハ上に形成された複数の半導体チップとした場合で、そのウェハ上の全ての半導体チップについて、上記のステップS101〜S108の処理を実行した場合を例にする。この処理の結果、不良パタン情報が取得された半導体チップ(即ちステップS104,105で合格と判定された半導体チップ)が2089個あったものとする。そして、これらの半導体チップについて統計処理を行い、半導体チップ1個あたりの不良パタンアドレス数の平均値が792本、不良パタンアドレス数の標準偏差σが477.8本であったものとする。このような統計処理から、合否判定に用いる基準を平均値+6σに設定すると、その基準は約3660本となる。
図14には、不良パタンアドレス数と半導体チップ数(ステップS104,105で合格と判定された半導体チップ数)の関係(ヒストグラム)を示している。上記のステップ109〜112の処理において、不良パタンアドレス数について約3660本(太点線で図示)を基準に設定すると、それを上回る不良パタンアドレス数が検出されたグループG2の半導体チップ、この図14の例では5個の半導体チップが不合格と判定される。即ち、それら5個の半導体チップは、通常の第1試験条件を用いた高温試験の結果からは合格と判定されても、第2試験条件を用いた高温試験の結果から不合格と判定される。
この第2試験条件を用いた高温試験の結果に基づいて不合格とされる半導体チップ(ステップS112)は、低温試験を実施した時に不合格品として排除されるもの、或いは排除される可能性が高いものである。図13及び図14のような手法によれば、このような低温試験を実施しなくても、高温試験によって精度良く不合格品を排除することができる。これにより、不合格品を排除するのに要する試験の工数、コストの増大を抑えることが可能になる。
図14のような6σに基づく合否判定手法ほか、上記図7のように、一定数の不良パタンアドレス数を基準として設定し、その不良パタンアドレス数を上回る不良パタンアドレスが検出された半導体チップを不合格と判定する手法を採用することもできる。例えば、過去に高温試験で合格となり低温試験で不合格となった半導体装置の最少不良パタンアドレス数を基準として設定し、その不良パタンアドレス数を上回る不良パタンアドレスが検出された半導体チップを不合格と判定する。
試験装置100では、上記図13の試験の際、動作制御部120により動作された半導体装置200からの出力情報、演算部140による集計結果、第1判定部150及び第2判定部160等による判定結果等の情報を、表示部170によりモニタに表示する処理が行われてもよい。また、試験装置100では、そのような情報を、出力部180によって記録媒体、サーバコンピュータ、半導体製造装置等に出力(送信)する処理が行われてもよい。
尚、上記図8に示した試験装置100では、高温試験に加えて、低温試験を実施することもできる。低温試験を実施する場合には、合否判定対象の半導体装置200が、−40℃等の低温域の環境300に置かれ、接続部110と接続される。そして、動作制御部120により、半導体装置200に対し、そのような低温域で期待値を出力するか否かを試験するための試験条件が入力される。入力された試験条件で動作する半導体装置200が、期待値を出力するか否かにより、その半導体装置200の低温試験での合否が判定される。
試験装置100を用いた上記図13の試験フローにおいて、ステップS111,S112で述べた高温試験での合否判定後に、ステップS111で合格と判定された半導体装置200について、更に低温試験を実施することもできる。ステップS111で合格と判定された半導体装置200について低温試験を実施することで、低温試験の対象数を減らし、試験に要する時間を短縮することが可能になる。また、実際に低温試験を行って合否判定することで、精度良く不合格品を排除することが可能になる。
試験装置100を用いた試験は、上記図13に示したようなフローのほか、次の図15に示すようなフローで行うこともできる。
図15は試験フローの別例を示す図である。
ここでは、試験装置100を用い、温度について動作マージンが存在し得る半導体装置の試験を例にして、試験フローの別例を説明する。
試験装置100では、まず、接続部110と接続される、合否判定対象の半導体装置200が選択される(ステップS201)。
次いで、試験装置100では、通常の第1試験条件を用いた試験が実施される(ステップS202)。ここでは、選択された合否判定対象の半導体装置200が、室温等の高温域の環境300に置かれ、高温試験が実施される。この高温試験の際には、第1動作制御部121により、接続部110に接続された半導体装置200に対し、室温等の高温域で期待値を出力するか否かを試験するための第1試験条件が入力される。第1試験条件で動作する半導体装置200からの出力情報が、第1試験結果として第1記憶部131に記憶される。
次いで、試験装置100では、第2試験条件を用い、不良パタン情報を取得する試験が実施される(ステップS203)。不良パタン情報を取得する際には、環境300に置かれている半導体装置200に対し、第2動作制御部122により、環境300の温度で期待値を出力しない、不合格となるような第2試験条件が入力される。第2試験条件で動作する半導体装置200からの出力情報、即ち不良パタン情報が、第2試験結果として第2記憶部132に記憶される。
試験装置100では、第1判定部150により、ステップS202の高温試験で取得された第1試験結果が用いられ、半導体装置200が第1試験条件の高温試験で期待値が出力されたか否かが判定される(ステップS204)。第1試験条件の高温試験で期待値が出力された半導体装置200は、第1判定部150により合格と判定され(ステップS205)、期待値が出力されなかった半導体装置200は、第1判定部150により不合格と判定される(ステップS206)。
更に、試験装置100では、演算部140により、ステップS204,S205で合格とされた半導体装置200について、ステップS203で取得された不良パタン情報の集計処理が行われる(ステップS207)。例えば、演算部140により、不良パタン情報に含まれる不良パタンアドレス及び不良ピンが集計され、その集計結果を示す情報が生成される。
試験装置100では、第2判定部160により、ステップS207で得られた不良パタン情報の集計結果と、過去の不良パタン情報の集計結果との比較を行う(ステップS208)。試験装置100は、過去の不良パタン情報の集計結果が記録されたデータベース(過去不良パタン情報DB100a)を備え、この過去不良パタン情報DB100a内の集計結果を、ステップS207で得られた不良パタン情報の集計結果と比較する。或いは、過去不良パタン情報DB100aが試験装置100の外部(試験装置100に接続された機器等)にあり、試験装置100は、その外部の過去不良パタン情報DB100a内の集計結果を、ステップS207で得られた不良パタン情報の集計結果と比較する。
尚、過去不良パタン情報DB100a内には、高温試験と低温試験の双方で合格となった半導体装置について得られた不良パタン情報、高温試験で合格となり低温試験で不合格となった半導体装置について得られた不良パタン情報が含まれる。更に、過去不良パタン情報DB100a内には、高温試験と低温試験の双方で不合格となった半導体装置について得られた不良パタン情報が含まれてもよい。
試験装置100は、ステップS207で集計された不良パタン情報と、過去不良パタン情報DB100a内の不良パタン情報の、互いの集計結果に含まれる不良パタンアドレス、不良パタンアドレス数、不良ピンの情報について比較を行う。比較は、不良パタンアドレス、不良パタンアドレス数、不良ピンの情報のうち、1種又は2種以上の情報について行うことができる。
試験装置100では、第2判定部160により、ステップS208の比較を行い、ステップS207で得られた不良パタン情報の集計結果が、過去の不良パタン情報の集計結果を基準とした時にその基準と相違又は乖離するものであるか否かが判定される(ステップS209)。例えば、合否判定対象の半導体装置200において、過去に高温試験と低温試験の双方で合格となった半導体装置では不良が発生しなかったアドレスやピンで不良が発生しているか否かが判定される。或いは、合否判定対象の半導体装置200において、不良パタンアドレス数が、過去に高温試験で合格となり低温試験で不合格となった半導体装置での最少不良パタンアドレス数を上回るか否かが判定される。
過去の不良パタン情報の集計結果に対する一定の基準を満たす半導体装置200は、第2判定部160により合格と判定され(ステップS210)、一定の基準を満たさない半導体装置200は、第2判定部160により不合格と判定される(ステップS211)。
試験装置100では、合否判定対象の全ての半導体装置200について、ステップS201〜S211の処理が実行される(ステップS212)。
試験装置100では、上記図15の試験の際、動作制御部120により動作された半導体装置200からの出力情報、演算部140による集計結果、第1判定部150及び第2判定部160等による判定結果等の情報を、表示部170によりモニタに表示する処理が行われてもよい。また、試験装置100では、そのような情報を、出力部180によって記録媒体、サーバコンピュータ、半導体製造装置等に出力(送信)する処理が行われてもよい。
第2試験条件を用いた高温試験の結果に基づいて不合格とされる半導体チップ(ステップS211)は、低温試験を実施した時に不合格品として排除されるもの、或いは排除される可能性が高いものである。図15のような手法によれば、このような低温試験を実施しなくても、高温試験によって精度良く不合格品を排除することができる。これにより、不合格品を排除するのに要する試験の工数、コストの増大を抑えることが可能になる。
尚、図15の試験フローにおいて、ステップS210,S211で述べた高温試験での合否判定後、或いはステップS212の処理後に、ステップS210で合格と判定された半導体装置200について、更に低温試験を実施することもできる。この低温試験では、対象の半導体装置200の数を減らし、試験に要する時間を短縮することが可能になる。また、実際に低温試験を行って合否判定することで、精度良く不合格品を排除することが可能になる。
尚、上記のような試験に用いる試験装置100には、1台又は複数台のコンピュータを用いることができる。
図16はコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ400は、プロセッサ401によって全体が制御される。プロセッサ401には、バス409を介してRAM(Random Access Memory)402と複数の周辺機器が接続される。プロセッサ401は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ401は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ401は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM402は、コンピュータ400の主記憶装置として使用される。RAM402には、プロセッサ401に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM402には、プロセッサ401による処理に必要な各種データが格納される。
バス409に接続される周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)403、グラフィック処理装置404、入力インタフェース405、光学ドライブ装置406、機器接続インタフェース407及びネットワークインタフェース408がある。
HDD403は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込み及び読み出しを行う。HDD403は、コンピュータ400の補助記憶装置として使用される。HDD403には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム及び各種データが格納される。尚、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置404には、液晶表示装置等のモニタ411が接続されている。グラフィック処理装置404は、プロセッサ401からの命令に従って、画像をモニタ411の画面に表示させる。
入力インタフェース405には、キーボード412とマウス413とが接続されている。入力インタフェース405は、キーボード412やマウス413から送られてくる信号をプロセッサ401に送信する。尚、マウス413は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイス、例えばタッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボール等を使用することもできる。
光学ドライブ装置406は、レーザ光等を利用して、光ディスク414に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク414は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク414には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。
機器接続インタフェース407は、コンピュータ400に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース407には、メモリ装置415やメモリリーダライタ416を接続することができる。メモリ装置415は、機器接続インタフェース407との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ416は、メモリカード417へのデータの書き込み、又はメモリカード417からのデータの読み出しを行う装置である。
ネットワークインタフェース408は、ネットワーク410に接続される。ネットワークインタフェース408は、ネットワーク410を介して、他のコンピュータ又は通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成のコンピュータを用いて、試験装置100の処理機能(合否判定対象の半導体装置200の動作制御、取得される情報の記憶、取得される情報を用いた演算及び判定のほか、表示、出力といった処理機能)を実現することができる。
コンピュータ400は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、試験装置100の処理機能を実現する。コンピュータ400に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、コンピュータ400に実行させるプログラムをHDD403に格納しておくことができる。プロセッサ401は、HDD403内のプログラムの少なくとも一部をRAM402にロードし、プログラムを実行する。またコンピュータ400に実行させるプログラムを、光ディスク414、メモリ装置415、メモリカード417等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ401からの制御により、HDD403にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ401が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
以上の説明では、温度について動作マージンが存在し得る半導体装置の試験を例にしたが、経時劣化特性に違いが存在し得る半導体装置についても、上記同様の手法を採用することができる。
半導体装置の経時劣化不良を検出する試験の1つに、バーンイン試験がある。バーンイン試験は、試験対象の半導体装置を温度と電圧の負荷をかけて動作させる試験であり、初期又は一定期間動作後の不良の有無を検出する試験である。
ここで、バーンイン試験で合格となる半導体装置と、不合格になる半導体装置を比較する。図17はバーンイン試験で合格となる半導体装置の特性の一例を示す図、図18はバーンイン試験で不合格となる半導体装置の特性の一例を示す図である。図17及び図18において、(A)はバーンイン試験前における半導体装置の動作検証結果の一例、(B)はバーンイン試験前における半導体装置の不良パタン情報の一例、(C)はバーンイン試験後における半導体装置の動作検証結果の一例である。
図17(A)及び図17(C)、並びに、図18(A)及び図18(C)には、いずれも半導体装置の動作周波数(横軸)と電源電圧(縦軸)をパラメータとして半導体装置の動作範囲を検証した結果の一例を、模式的に図示している。図17(A)及び図17(C)、並びに、図18(A)及び図18(C)には、半導体装置が期待値を出力するか否かを試験するための通常の試験ポイントa2を示している。更に、図17(A)及び図18(A)にはそれぞれ、半導体装置から期待値が出力されない、即ち不良パタン情報を取得するための試験ポイントb2を示している。
バーンイン試験前に図17(A)のような動作範囲を示し、バーンイン試験後に図17(C)のような動作範囲を示す半導体装置は、バーンイン試験後の試験ポイントa1での試験で合格となる。即ち、経時劣化不良は発生しない、或いは発生し難い合格品と判定される半導体装置である。一方、バーンイン試験前に図18(A)のような動作範囲を示し、バーンイン試験後に図18(C)のような動作範囲を示す半導体装置は、バーンイン試験後の試験ポイントa1での試験で不合格となる。即ち、バーンイン試験によりPass領域(領域P)が減少し、経時劣化不良が発生した不合格品と判定される半導体装置である。
このようなバーンイン試験で合格となる半導体装置(図17)と、不合格となる半導体装置(図18)について、通常の試験ポイントa1とは異なる試験ポイントb2で試験を行い、取得される不良パタン情報を比較する。バーンイン試験で合格となる半導体装置では、試験ポイントb2で試験を行うと、図17(B)に示すように、範囲Aに僅かに不良パタンアドレスが発生する。一方、バーンイン試験で不合格となる半導体装置では、試験ポイントb2で試験を行うと、図18(B)に示すように、範囲Aのほか、範囲F,H〜Nにも多数の不良パタンアドレスが発生する。
このように、バーンイン試験で合格となる半導体装置(図17)と、不合格となる半導体装置(図18)とでは、取得される不良パタン情報に違いが現れる。即ち、図17(A)及び図18(A)のような動作範囲を示す半導体装置は、通常の試験ポイントa1の試験ではいずれも合格となる半導体装置である。しかし、通常とは異なる試験ポイントb1で試験を実施すると、バーンイン試験で合格となる半導体装置と、バーンイン試験で不合格となる半導体装置の間では、図17(B)及び図18(B)のように、取得される不良パタン情報に違いが現れる。
そこで、経時劣化特性に違いが存在し得る半導体装置についても、上記のような温度について動作マージンが存在し得る半導体装置と同様に、このような不良パタン情報の違いを利用して合否判定を行う。この場合も、上記図8に示したような構成を有する試験装置100を用いることができる。試験装置100を用い、上記図13及び図15に示したような試験フローの例に従って、試験を行うことができる。
経時劣化特性に違いが存在し得る半導体装置の試験を、上記図13に示したようなフローで行う場合は、次のようになる。
まず試験装置100では、接続部110と接続される、合否判定対象の半導体装置200が選択される(ステップS101)。そして、所定の環境300に置かれた半導体装置200に対し、第1動作制御部121により通常の第1試験条件(上記の試験ポイントa2に相当する条件)が入力されて試験が実施される(ステップS102)。次いで、試験装置100では、その半導体装置200に対し、第2動作制御部122により第2試験条件(上記の試験ポイントb2に相当する条件)が入力されて試験が実施され、不良パタン情報が取得される(ステップS103)。次いで、試験装置100では、第1判定部150により、半導体装置200が第1試験条件の試験で期待値が出力されたか否かが判定される(ステップS104〜S106)。試験装置100では、合否判定対象の全ての半導体装置200について、ステップS101〜S106の処理が実行される。
その後、試験装置100では、演算部140により、ステップS104,S105の、合格とされた半導体装置200について、取得された不良パタン情報の集計処理が行われる(ステップS108)。次いで、試験装置100では、第2判定部160により、演算部140の処理結果に基づき、不良パタンアドレス数、平均値+6σ等の基準が設定される(ステップS109)。そして、その基準が用いられて、半導体装置200(第1判定部150で合格とされたもの)が、設定された基準を満たすか否かが判定され、その合否判定が行われる(ステップS110〜S112)。
また、経時劣化特性に違いが存在し得る半導体装置の試験を、上記図15に示したようなフローで行う場合は、次のようになる。
まず試験装置100では、接続部110と接続される、合否判定対象の半導体装置200が選択される(ステップS201)。そして、所定の環境300に置かれた半導体装置200に対し、第1動作制御部121により通常の第1試験条件(上記の試験ポイントa2に相当する条件)が入力されて試験が実施される(ステップS202)。次いで、試験装置100では、その半導体装置200に対し、第2動作制御部122により第2試験条件(上記の試験ポイントb2に相当する条件)が入力されて試験が実施され、不良パタン情報が取得される(ステップS203)。次いで、試験装置100では、第1判定部150により、半導体装置200が第1試験条件の試験で期待値が出力されたか否かが判定される(ステップS204〜S206)。
更に、試験装置100では、演算部140により、ステップS204,S205の、合格とされた半導体装置200について、取得された不良パタン情報の集計処理が行われる(ステップS207)。次いで、試験装置100では、第2判定部160により、ステップS207で得られた不良パタン情報の集計結果と、過去不良パタン情報DB100aに記録された過去の不良パタン情報の集計結果との比較を行う(ステップS208)。尚、ここで用いる過去不良パタン情報DB100a内には、バーンイン試験前後で合格となった半導体装置について得られた不良パタン情報、バーンイン試験前に合格となりバーンイン試験後に不合格となった半導体装置について得られた不良パタン情報が含まれる。更に、過去不良パタン情報DB100a内には、バーンイン試験前後で不合格となった半導体装置について得られた不良パタン情報が含まれてもよい。
試験装置100では、第2判定部160により、取得された不良パタン情報の集計結果が、過去の不良パタン情報の集計結果を基準とした時にその基準と相違又は乖離するものであるか否かが判定される(ステップS209)。例えば、合否判定対象の半導体装置200において、過去にバーンイン試験前後で合格となった半導体装置では不良が発生しなかったアドレスやピンで不良が発生しているか否かが判定される。或いは、合否判定対象の半導体装置200において、不良パタンアドレス数が、過去にバーンイン試験前に合格となりバーンイン試験後に不合格となった半導体装置での最少不良パタンアドレス数を上回るか否かが判定される。過去の不良パタン情報の集計結果に対する一定の基準を満たす半導体装置200は、第2判定部160により合格と判定され(ステップS210)、一定の基準を満たさない半導体装置200は、第2判定部160により不合格と判定される(ステップS211)。
試験装置100では、合否判定対象の全ての半導体装置200について、ステップS201〜S211の処理が実行される(ステップS212)。
上記の第2試験条件を用いた試験の結果に基づいて不合格とされる半導体チップ(ステップS112,S211)は、バーンイン試験後に不合格品として排除されるもの、或いは排除される可能性が高いものである。図13及び図15のような手法によれば、バーンイン試験を実施しなくても、精度良く不合格品を排除することができ、不合格品を排除するのに要する試験の工数、コストの増大を抑えることが可能になる。
尚、経時劣化特性に違いが存在し得る半導体装置について行われる図13及び図15の試験において、ステップS111及びステップS210で合格と判定された半導体装置200について、バーンイン試験を実施することもできる。このバーンイン試験では、対象の半導体装置200の数を減らし、試験に要する時間を短縮することが可能になり、また、実際にバーンイン試験を行って合否判定することで、精度良く不合格品を排除することが可能になる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) コンピュータに、
第1環境下の半導体装置を、第1出力を期待値とする第1条件で動作させ、
前記第1環境下の前記半導体装置を、前記第1出力とは異なる第2出力を出力する第2条件で動作させ、
前記第1条件及び前記第2条件での動作結果に基づき、前記半導体装置の合否を判定する
処理を実行させることを特徴とする半導体装置の試験プログラム。
(付記2) 前記半導体装置の合否を判定する処理は、前記第1条件での動作で前記第1出力が出力され、且つ、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力が基準を満たす前記半導体装置を、合格と判定する処理を含むことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の試験プログラム。
(付記3) 前記半導体装置の合否を判定する処理は、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力を用いた統計処理によって前記基準を設定する処理を含むことを特徴とする付記2に記載の半導体装置の試験プログラム。
(付記4) 前記半導体装置の合否を判定する処理は、他の半導体装置を前記第2条件で動作させた時の出力に基づいて前記基準を設定する処理を含むことを特徴とする付記2に記載の半導体装置の試験プログラム。
(付記5) 前記第1環境は、第1温度に設定された環境であることを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の試験プログラム。
(付記6) 前記コンピュータに、前記半導体装置の合否を判定する処理で合格と判定され、前記第1環境とは異なる第2環境下に置かれた前記半導体装置を、第3出力を期待値とする第3条件で動作させる処理を実行させることを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の試験プログラム。
(付記7) 第1環境下の半導体装置を、第1出力を期待値とする第1条件で動作させる第1動作制御部と、
前記第1環境下の前記半導体装置を、前記第1出力とは異なる第2出力を出力する第2条件で動作させる第2動作制御部と、
前記第1条件及び前記第2条件での動作結果に基づき、前記半導体装置の合否を判定する判定部と
含むことを特徴とする半導体装置の試験装置。
(付記8) 前記判定部は、
前記第1条件で動作された前記半導体装置が前記第1出力を出力するか否かを判定する第1判定部と、
前記第1判定部で前記第1出力を出力すると判定された前記半導体装置について、前記第2条件で動作されて出力される前記第2出力が基準を満たすか否かを判定する第2判定部と
を含むことを特徴とする付記7に記載の半導体装置の試験装置。
(付記9) 前記第2条件での動作で出力される前記第2出力を用いた統計処理によって前記基準を設定する演算部を更に含むことを特徴とする付記8に記載の半導体装置の試験装置。
(付記10) 他の半導体装置を前記第2条件で動作させた時の出力に基づいて前記基準を設定する演算部を更に含むことを特徴とする付記8に記載の半導体装置の試験装置。
(付記11) 第1環境下の半導体装置を、第1出力を期待値とする第1条件で動作させる工程と、
前記第1環境下の前記半導体装置を、前記第1出力とは異なる第2出力を出力する第2条件で動作させる工程と、
前記第1条件及び前記第2条件での動作結果に基づき、前記半導体装置の合否を判定する工程と
を含む半導体装置の試験方法。
(付記12) 前記半導体装置の合否を判定する工程は、前記第1条件での動作で前記第1出力が出力され、且つ、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力が基準を満たす前記半導体装置を、合格と判定する工程を含むことを特徴とする付記11に記載の半導体装置の試験方法。
(付記13) 前記半導体装置の合否を判定する工程は、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力を用いた統計処理によって前記基準を設定する工程を含むことを特徴とする付記12に記載の半導体装置の試験方法。
(付記14) 前記半導体装置の合否を判定する工程は、他の半導体装置を前記第2条件で動作させた時の出力に基づいて前記基準を設定する工程を含むことを特徴とする付記12に記載の半導体装置の試験方法。
(付記15) 前記第1環境は、第1温度に設定された環境であることを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の半導体装置の試験方法。
(付記16) 前記半導体装置の合否を判定する工程で合格と判定され、前記第1環境とは異なる第2環境下に置かれた前記半導体装置を、第3出力を期待値とする第3条件で動作させる工程を更に含むことを特徴とする付記11乃至15のいずれかに記載の半導体装置の試験方法。
100 試験装置
100a 過去不良パタン情報DB
110 接続部
111 プローブカード
111a,112a 接続針
111b ステージ
112 ソケット
120 動作制御部
121 第1動作制御部
122 第2動作制御部
130 記憶部
131 第1記憶部
132 第2記憶部
140 演算部
150 第1判定部
160 第2判定部
170 表示部
180 出力部
190 第3判定部
200 半導体装置
210 ウェハ
211 半導体チップ
211a パッド
220 半導体パッケージ
220a 端子
300 環境
400 コンピュータ
401 プロセッサ
402 RAM
403 HDD
404 グラフィック処理装置
405 入力インタフェース
406 光学ドライブ装置
407 機器接続インタフェース
408 ネットワークインタフェース
409 バス
410 ネットワーク
411 モニタ
412 キーボード
413 マウス
414 光ディスク
415 メモリ装置
416 メモリリーダライタ
417 メモリカード

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    第1環境下の半導体装置を、第1出力を期待値とする第1条件で動作させ、
    前記第1環境下の前記半導体装置を、前記第1出力とは異なる第2出力を出力する第2条件で動作させ、
    前記第1条件での動作で前記第1出力が出力され、且つ、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力が基準を満たす前記半導体装置を、合格と判定する
    処理を実行させることを特徴とする半導体装置の試験プログラム。
  2. 前記半導体装置を判定する処理は、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力を用いた統計処理によって前記基準を設定する処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の試験プログラム。
  3. 前記半導体装置を判定する処理は、他の半導体装置を前記第2条件で動作させた時の出力に基づいて前記基準を設定する処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の試験プログラム。
  4. 前記第1環境は、第1温度に設定された環境であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の試験プログラム。
  5. 第1環境下の半導体装置を、第1出力を期待値とする第1条件で動作させる第1動作制御部と、
    前記第1環境下の前記半導体装置を、前記第1出力とは異なる第2出力を出力する第2条件で動作させる第2動作制御部と、
    前記第1条件での動作で前記第1出力が出力され、且つ、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力が基準を満たす前記半導体装置を、合格と判定する判定部と
    を含むことを特徴とする半導体装置の試験装置。
  6. 第1環境下の半導体装置を、第1出力を期待値とする第1条件で動作させる工程と、
    前記第1環境下の前記半導体装置を、前記第1出力とは異なる第2出力を出力する第2条件で動作させる工程と、
    前記第1条件での動作で前記第1出力が出力され、且つ、前記第2条件での動作で出力される前記第2出力が基準を満たす前記半導体装置を、合格と判定する工程と
    を含む半導体装置の試験方法。
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