JP2015006303A - 医用画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】医用画像の位置合わせにおいて、操作者への負担を軽減可能な医用画像処理装置を提供すること。
【解決手段】本実施形態に係る医用画像処理装置1は、互いに異なる複数の断面にそれぞれ対応する複数の第1断面画像と、断面にそれぞれ対応する複数の第2断面画像とを記憶する記憶部12と、第1、第2断面画像上に少なくとも3つの標識点を入力する入力部16と、第1、第2断面画像各々において、標識点における2点を結ぶ第1軸と、標識点のうち2点とは異なる他の点を通り第1軸に直交する第2軸とを決定する軸決定部14と、第1、第2断面画像上に、3つの標識点と第1、第2軸とを表示する表示部26と、第1断面画像における第1、第2軸と、第2断面画像における第1、第2軸とを用いて、第1断面画像に第2断面画像を位置合わせする位置合わせ部22と、を具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、医用画像を処理する医用画像処理装置に関する。
従来、例えば心臓診断では、さまざまなモダリティを用いて、心筋および冠動脈に関する形態情報、動きおよび虚血状態に関する機能情報が取得される。これら形態情報および機能情報は画像化されて表示される。画像化された形態情報および機能情報は、心臓診断に用いられる。
上記形態情報および機能情報は、被検体に対する1度の撮影または一つのモダリティによって取得することはできない。このため、被検体に対する総合的な診断および治療計画の検討のために、形態情報と機能情報とにそれぞれ対応する2つの画像間において、対応づけが必要となる。この対応付けは、複数の画像各々から読み取ることができる形態情報と機能情報とを照らし合わせることにより実施される。
具体的には、上記心臓診断において、例えば、形態情報と機能情報とにそれぞれ対応する複数の画像を、同じ位置、同じ断面で表示させるために、複数の画像間の位置合わせが重要となる。この複数の画像の位置合わせは、例えば、教師データとの相関度等を用いることなどにより、自動的に実行される(以下、自動位置合わせ処理と呼ぶ)。
上記自動位置合わせ処理が失敗した場合、または位置合わせの精度が不十分だった場合、操作者による位置合わせのための入力操作が必要となる。このとき、操作者に対して位置合わせの調整に関する情報および位置合わせの結果を表示する必要がある。
しかしながら、操作者の入力操作による位置合わせの調整において、位置合わせの調整に関する情報および位置合わせの結果などを操作者に簡便に表示していない問題がある。加えて、位置合わせの調整の操作性が、操作者にとって簡便でない問題がある。これらのことから、操作者による入力操作の負担が大きくなり、操作者の入力操作による位置合わせの調整を簡便に実行できない問題がある。
特開2011−67253号公報 特開2011−120825号公報
目的は、医用画像の位置合わせにおいて、操作者への負担を軽減可能な医用画像処理装置を提供することにある。
本実施形態に係る医用画像処理装置は、互いに異なる複数の断面にそれぞれ対応する複数の第1断面画像と、前記断面にそれぞれ対応する複数の第2断面画像とを記憶する記憶部と、前記第1断面画像および前記第2断面画像上に少なくとも3つの標識点を入力する入力部と、前記第1断面画像および前記第2断面画像各々において、前記標識点における2点を結ぶ第1軸と、前記標識点のうち前記2点とは異なる他の点を通り前記第1軸に直交する第2軸とを決定する軸決定部と、前記第1断面画像および前記第2断面画像上に、前記3つの標識点と前記第1軸と前記第2軸とを表示する表示部と、前記第1断面画像における前記第1軸および前記第2軸と、前記第2断面画像における前記第1軸および前記第2軸とを用いて、前記第1断面画像に前記第2断面画像を位置合わせする位置合わせ部と、を具備することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る医用画像処理装置1の構成の一例を示す構成図である。 図2は、本実施形態に係り、第1ボリュームデータに基づいて発生された3つの第1断面画像とレンダリング画像とを示す図である。 図3は、本実施形態に係り、3つの標識点の入力前において、第1断面画像のうちの一つの断面画像とともに重畳模式画像を示す図である。 図4は、本実施形態に係り、3つの標識点各々の入力に応じて、重畳模式画像が更新される一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係り、第2ボリュームデータに基づいて発生された3つの第2断面画像の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係り、第1断面画像各々において、心軸(第1軸)の方向の表現に関する一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係り、重畳率が0.5であって、第1断面画像におけるCT心軸と第1軸交点と、第2断面画像におけるSPECT心軸と第2交点との位置合わせの一例を示す図である。 図8は、本実施形態に係り、2軸調整位置合わせ処理の処理手順一例を示すフローチャートである。 図9は、本実施形態の第1の変形例に係り、重畳率に対応する重畳画像を、重畳率スクロールバー、つまみ、カーソルとともに示す図である。 図10は、本実施形態の第1の変形例に係り、軸調整入力処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態の第2の変形例に係り、重畳率に対応する重畳画像を、重畳率スクロールバー、つまみ、カーソルとともに示す図である。 図12は、本実施形態の第2の変形例に係り、位置調整入力処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、本実施形態に係り、解剖学的特徴に応じて、断面画像を部分領域に表示した一例を示す図である。 図14は、本実施形態に係り、断面画像各々に重畳率スクロールバーおよびつまみを表示した一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる医用画像処理装置を説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
以下、図面を参照して、本実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る医用画像処理装置1の構成の一例を示す構成図である。医用画像処理装置1は、インターフェース部10と、記憶部12と、軸決定部14と、入力部16と、断面特定部18と、断面画像発生部20と、位置合わせ部22と、重畳画像発生部24と、表示部26と、制御部28とを有する。
インターフェース部10は、ネットワークを介して複数の医用画像診断装置(第1乃至第n医用画像診断装置)に接続される。複数の医用画像診断装置は、例えば、X線コンピュータ断層撮影(Computed Tomography:以下、CTと呼ぶ)、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:以下MRIと呼ぶ)装置、超音波診断装置、核医学診断装置(例えば、陽電子放出コンピュータ断層撮影(Positron Emission Coputed Tomography:以下、PETと呼ぶ)装置、単光子放出コンピュータ断層撮影(Single Photon Emission Coputed Tomography:以下、SPECTと呼ぶ)装置)、X線診断装置などである。
記憶部12は、互いに異なる複数の断面にそれぞれ対応する複数の第1断面画像と、これら複数の断面にそれぞれ対応する複数の第2断面画像とを記憶する。記憶部12は、第1断面画像に関する第1ボリュームデータを記憶する。記憶部12は、第2断面画像に関する第2ボリュームデータを記憶する。記憶部12は、第1ボリュームデータに基づいて、図示していないレンダリング処理部によりレンダリング処理された第1レンダリング画像を記憶する。記憶部12は、第2ボリュームデータに基づいて、図示していないレンダリング処理部によりレンダリング処理された第2レンダリング画像を記憶する。記憶部12は、所定の臓器を模式的に示す模式画像を記憶する。
以下、説明を簡単にするために、上記複数の断面は、被検体における所定の臓器に関する直交3断面であるとする。また、以下の説明を具体的にするために、所定の臓器は、例えば、心臓である。なお、所定の臓器は、心臓に限定されず、例えば、脳、肝臓などであってもよい。また、直交3断面は、例えば、心臓の重心を有する3つの断面であるとする。直交3断面は、例えば、横断面(Axial:アキシャル)、冠状断面(Coronal:コロナル)、矢状断面(Sagital:サジタル)である。所定の臓器が心臓である場合、模式画像は、心臓を模式的に示す画像となる。
以下、説明を具体的にするために、第1ボリュームデータは、X線CT装置により再構成されたデータとする。第1ボリュームデータは、X線CT装置に接続されたネットワークと後述するインターフェース部10とを介して、記憶部12に伝送され、記憶される。第1断面画像は、直交3断面と第1ボリュームデータとに基づいて、後述する断面画像発生部20により発生される。複数の第1断面画像とは、CTに関する横断面画像と、矢状断面画像と、冠状断面画像である。
以下、説明を具体的にするために、第2ボリュームデータは、SPECT装置により再構成されたデータとする。なお、第2ボリュームデータは、超音波診断装置により発生されたボリュームデータであってもよい。以下、説明を簡単にするために、第2ボリュームデータは、SPECT装置により再構成されたデータとする。第2ボリュームデータは、SPECT装置に接続されたネットワークと後述するインターフェース部10とを介して、記憶部12に伝送され、記憶される。第2断面画像は、直交3断面と第2ボリュームデータとに基づいて、後述する断面画像発生部20により発生される。複数の第2断面画像とは、SPECTに関する横断面画像と、矢状断面画像と、冠状断面画像である。なお、複数の第2断面画像は、超音波診断装置により発生された複数の超音波画像であってもよい。
なお、上記において、第1ボリュームデータと第2ボリュームデータとは異なる医用画像診断装置により発生されるボリュームデータとしているが、同じ医用画像診断装置により発生されたボリュームデータであってもよい。このとき、第1断面画像と第2断面画像とは、同じ医用画像診断装置により発生された断面画像となる。加えて、第1レンダリング画像と第2レンダリング画像とは、同じ医用画像診断装置により発生された断面画像となる。上記状況は、例えば、同じ被検体を異なる時刻で撮影した場合、または、教師データと比較する場合である。このとき、記憶部12は、被検体に対して異なる時刻で同じ医用画像診断装置で収集された異なる2つのボリュームデータ、または教師データを記憶する。
また、第1ボリュームデータと第2ボリュームデータとを収集する医用画像診断装置は、ボリュームデータを発生する任意の医用画像診断装置であってもよい。すなわち、本実施形態は、任意の医用画像診断装置により発生された2つのボリュームデータ、2つの断面画像、2つのレンダリング画像に対して後述する2軸調整位置合わせ処理、レンダリング処理などの各処理を適用することが可能である。
軸決定部14は、第1断面画像、第2断面画像各々において、後述する入力部16により入力された3つの標識点のうち2点を結ぶ第1軸と、3つの標識点のうち上記2点とは異なる他の点を通り第1軸に直交する第2軸とを決定する。所定の臓器が心臓の場合、具体的には、軸決定部14は、第1断面画像、第2断面画像各々において、3つの断面画像のうち矢状断面画像において入力された2つの標識点(僧房弁、心尖部)を結ぶ軸を、第1軸として決定する。軸決定部14は、第1断面画像、第2断面画像各々において、3つの断面画像のうち冠状断面画像において入力された1つの標識点(左心室流出路)を通り、決定された第1軸に垂直な軸を第2軸として決定する。
決定された第1軸、第2軸は、後述する表示部26に、第1断面画像および第2断面画像とともに表示される。なお、表示部26に表示される第1軸は、2つの標識点(僧房弁、心尖部)に関連付けられていてもよい。
なお、軸決定部14は、後述する入力部16による入力操作により、第1軸に関する2つの標識点(僧房弁、心尖部)のうち少なくとも一方が移動されると、移動された標識点に応じて新たな第1軸を決定してもよい。また、軸決定部14は、後述する入力部16による入力操作により、第2軸に関する1つの標識点(左心室流出路)と第1軸とのうち少なくとも一方が移動されると、移動された標識点に応じて新たな第2軸を決定してもよい。
入力部16は、操作者などからの各種指示・命令・情報・選択・設定などを後述する制御部28に入力する。具体的には、入力部16は、上記各種指示・命令・情報・選択・設定などを入力するためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、マウス・ホイール、キーボード等の入力デバイスを有する。なお、入力デバイスは、表示部26における表示画面を覆うタッチパネルでもよい。
入力部16は、後述する表示部26で表示された心臓に関する直交3断面に対して、少なくとも3つの標識点を、操作者の指示により入力する。具体的には、入力部16は、操作者の指示により、第1、第2断面画像各々に3つの標識点を入力する。所定の臓器が心臓である場合、3つの標識点とは、例えば、僧房弁、心尖部、左心室流出路(例えば、大動脈弁)である。
なお、入力部16は、入力された3つの標識点の位置を調整するための操作を入力すること(以下、標識点移動操作と呼ぶ)も可能である。具体的には、まず、入力部16は、位置調整を所望する標識点が表示されている断面画像を指定する操作(例えば、マウスにおけるクリック操作)を入力する。このとき、入力部16は、指定された断面画像上における標識点を移動させる操作(例えば、マウスのカーソルを標識点上に移動させてクリックし、次いで標識点をドラッグさせる操作)を入力してもよい。
入力部16は、指定された断面画像を移動させるための操作(例えば、マウスによるブラウズ操作)を入力する。ブラウズ操作により指定された断面画像が移動されると、入力部16は、移動された断面画像の位置に関する位置情報を、後述する断面特定部18に出力する。なお、入力部16は、断面画像の移動後、指定された断面画像上における標識点に関するドラッグを入力することも可能である。なお、第1軸および第2軸は、標識点の移動に合わせて、適宜移動されてもよい。
また、入力部16は、第1軸及び第2軸を移動させる操作を入力すること(以下、軸移動操作と呼ぶ)も可能である。例えば、入力部16は、第1軸または第2軸上にマウスのカーソルを移動させてクリックする操作を入力する。これにより、移動される軸が特定される。次いで、入力部16は、特定された軸をドラッグさせる操作を入力する。
なお、標識点移動操作および軸移動操作において、移動対象は、並進、回転などにより移動されてもよい。また、入力部16は、断面画像を移動させる(並進、回転など)操作を入力することも可能である。
また、第1断面画像および第2断面画像における少なくとも一つの断面画像は、標識点移動操作と軸移動操作とのうち少なくとも一方の操作とは独立に固定されて表示されてもよい。例えば、第1、第2断面画像各々における冠状断面画像は、第2軸(例えば、心臓の短軸)に関する一つの標識点(左心室流出路)の移動操作とは独立に、固定して表示される。すなわち、第1、第2断面画像各々における冠状断面画像は、第2軸に関する一つの標識点の移動操作とは独立に、非回転状態で表示される。
断面特定部18は、入力部16により標識点移動操作が入力されたとき、3つの標識点の位置情報と、新たに決定させられた第1軸および第2軸とに基づいて、第1ボリュームデータおよび第2ボリュームデータとに対して、新たな直交3断面を特定する。新たな直交3断面は、例えば、3つの標識点を含む第1断面と、第1軸に直交し他の標識点(左心室流出路)を含む第2断面と、第1断面および第2断面に直交し第1軸を含む第3断面とである。断面特定部18は、軸移動操作に応じて、新たな直交3断面を特定してもよい。断面特定部18は、特定した断面を後述する断面画像発生部20に出力する。なお、断面特定部18により特定される3つの断面は、直交に限定されない。断面特定部18は、入力部16を介した入力操作などにより、任意の3断面を特定することも可能である。
なお、3断面のうち2つの段面は、例えば、第1軸が断面画像の中心(以下、表示中心と呼ぶ)を通りかつ表示画面の縦軸に平行となるように決定されてもよい。また、3断面のうち2つの断面は、例えば、第2軸が表示中心を通り表示画面の縦軸に平行となるように決定されてもよい。
断面特定部18は、第1軸に直交し、第1軸に関する2つの標識点(僧房弁および心尖部)の間の点を有する断面を、デフォルトの第2断面として特定してもよい。例えば、断面特定部18は、第1軸に直交し、第1軸に関する2つの標識点(僧房弁および心尖部)を結ぶ線分の中点を有する断面を、デフォルトの第2断面として特定する。
なお、第1乃至第3断面は、それぞれ異なる解剖学的特徴を有していてもよい。具体的には、第1断面は、所定の臓器が心臓である場合、4つの内腔領域(右心房、右心室、左心房、左心室:以下、4ch(chamber)と呼ぶ)を含む断面(以下、4chビューと呼ぶ)である。すなわち、第1断面における解剖学的特徴は、4chである。第2断面は、所定の臓器が心臓である場合、心臓の短軸(Short Axis:以下、SAと呼ぶ)を有する断面(以下、SA像と呼ぶ)である。すなわち、第2断面における解剖学的特徴は、SAである。第3断面は、所定の臓器が心臓である場合、4つの内腔領域のうち2つの内腔領域(以下、2ch(chamber)と呼ぶ)を含む断面(以下、2chビューと呼ぶ)である。すなわち、第3断面における解剖学的特徴は、2chである。
断面画像発生部20は、断面特定部18により特定された直交3断面(第1乃至第3断面)と、第1ボリュームデータとに基づいて、第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第3断面画像を発生する。断面画像発生部20は、断面特定部18により特定された直交3断面(第1乃至第3断面)と、第2ボリュームデータとに基づいて、第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第4断面画像を発生する。断面画像発生部20は、第3断面画像と第4断面画像とを表示部26に出力する。第3断面画像は、3つの標識点、第1軸、第2軸とともに、後述する表示部26に表示される。第4断面画像は、3つの標識点、第1軸、第2軸とともに、後述する表示部26に表示される。
位置合わせ部22は、第1断面画像における第1軸及び第2軸(以下、第1軸セットと呼ぶ)と、第2断面画像における第1軸及び第2軸(以下、第2軸セットと呼ぶ)とを用いて、第1断面画像に第2断面画像を位置合わせする。位置合わせ部22は、標識点移動操作または軸移動操作に応じて発生された第3断面画像における第1軸セットと、第4断面画像における第2軸セットとを用いて、第3断面画像に第4断面画像を位置合わせしてもよい。
具体的には、位置合わせ部22は、第1軸セットにおける第1軸と第2軸と第1軸と第2軸との交点(以下、第1軸交点と呼ぶ)とに、第2軸セットにおける第1軸と第2軸と第1軸と第2軸との交点(以下、第2軸交点と呼ぶ)とを、それぞれ一致させるための移動量を決定する。
移動量とは、例えば、平行移動量および回転量などである。位置合わせ部22は、平行移動量と回転量とに基づいて、第2断面画像(または第4断面画像)に関する座標系(以下、第1座標系と呼ぶ)を第1断面画像(または第3断面画像)に関する座標系(以下、第2座標系と呼ぶ)に変換するためのパラメータを決定する。パラメータとは、例えば、第1座標系に対する第2座標系の変換行列である。位置合わせ部22は、変換行列の決定により、第1断面画像に対する第2断面画像の位置合わせを完了する。位置合わせ部22は、変換行列を後述する重畳画像発生部24に出力する。
重畳画像発生部24は、変換行列を用いて、第2断面画像を第1断面画像にそれぞれ重畳した複数の重畳画像を発生する。なお、重畳画像発生部24は、変換行列を用いて、第4断面画像を第3断面画像にそれぞれ重畳した複数の重畳画像を発生してもよい。以下、複数の重畳画像は、第2断面画像を第1断面画像にそれぞれ重畳した画像として説明する。
具体的には、重畳画像発生部24は、変換行列を用いて、第2断面画像における横断面画像を第1断面画像における横断面画像に重畳することにより、横断面重畳画像を発生する。重畳画像発生部24は、変換行列を用いて、第2断面画像における矢状断面画像を第1断面画像における矢状断面画像に重畳することにより、矢状断面重畳画像を発生する。重畳画像発生部24は、変換行列を用いて、第2断面画像における冠状断面画像を第1断面画像における冠状断面画像に重畳することにより、冠状断面重畳画像を発生する。複数の重畳画像は、例えば、上記横断面重畳画像、矢状断面重畳画像、冠状断面重畳画像である。
なお、第1断面画像各々に第2断面画像各々を重畳する割合を示す重畳率が入力部16を介して入力されると、重畳画像発生部24は、重畳率に対応する重畳画像を発生してもよい。重畳画像発生部24は、発生した複数の重畳画像を、表示部26に出力する。例えば、重畳率が0.5の場合、第1断面画像(または第3断面画像)と第2断面画像(または第4断面画像)とは、1:1で重畳される。また、重畳率が1の場合、第1断面画像に第2断面画像が重畳されずに、重畳画像は、第1断面画像と一致する。また、重畳率が0の場合、第1断面画像は表示されずに、重畳画像は、第2断面画像と一致する。
重畳画像発生部24は、模式画像に3つの標識点の位置と第1軸の位置と第2軸位置とを重畳した重畳模式画像を発生する。なお、重畳画像発生部24は、3つの標識点の入力、標識点移動操作または軸移動操作が入力部16を介して入力された場合、標識点の位置情報と決定された第1軸と第2軸とに基づいて、重畳模式画像を新たに発生してもよい。重畳画像発生部24は、発生した重畳模式画像を、第1断面画像および第2断面画像より小さいサイズで、第1断面画像および第2断面画像とともに表示部26に出力する。なお、重畳模式画像は、3つの標識点または第1軸、第2軸を入力するためのガイドとして、3つの標識点を入力前の第1断面画像および第2断面画像とともに表示されてもよい。
表示部26は、第1断面画像を、3つの標識点と第1軸と第2軸とともに表示する。表示部26は、第2断面画像を、3つの標識点と第1軸と第2軸とともに表示する。入力部16を介して標識点移動操作または軸移動操作が入力されると、表示部26は、第3断面画像を、3つの標識点と第1軸と第2軸とともに表示する。加えて、表示部26は、第4断面画像を、3つの標識点と第1軸と第2軸とともに表示する。
なお、表示部26は、第1乃至第4断面画像各々における複数の断面画像各々を表示する表示領域を、断面画像に関する解剖学的特徴に応じて、予め決定していてもよい。なお、解剖学的特徴に応じた表示領域の位置は、入力部16を介して、適宜変更可能である。表示部26は、例えば、表示領域を縦横に4分割した複数の部分領域各々に、複数の解剖学的特徴にそれぞれ対応する断面画像各々を割り当てて表示する。例えば、表示部26は、解剖学的特徴が4chである断面画像を、表示領域の左下の領域に表示する。表示部26は、解剖学的特徴がSAである断面画像を、表示領域の左上の領域に表示する。表示部26は、解剖学的特徴が2chである断面画像を、表示領域の右上の領域に表示する。表示部26は、レンダリング画像を、表示領域の右下の領域に表示する。また、表示部26は、入力部16を介して標識点移動操作または軸移動操作が入力されたとしても、解剖学的特徴に対応する表示位置を維持して、複数の断面画像を表示する。これにより、表示部26は、複数の解剖学的特徴にそれぞれ対応付けられた複数の部分領域に、複数の断面画像をそれぞれ表示することができる。すなわち、表示部26における複数の部分領域各々には、異なる解剖学的特徴を有する断面画像が表示される。
図2は、第1ボリュームデータに基づいて発生された3つの第1断面画像とレンダリング画像とを示す図である。図2示すように、3つの第1断面画像は、第1横断面画像Aと、第1冠状断面画像Cと、第1矢状断面画像Sである。3つの断面画像各々には、心臓を模式的に示す模式画像に3つの標識点と第1軸第2軸とを重畳した重畳模式画像が表示される。
図2における第1横断面画像Aには、僧房弁の位置に標識点Mが入力される。標識点Mは、縦線を有する円で示されている。加えて、第1横断面画像Aには、左室流出路(または大動脈弁)の位置に、標識点Aoが入力される。図2において、標識点Aoは、斜線を有する円で示されている。
図2に示すように、第1矢状断面画像Sには、僧房弁の位置に標識点Mが入力される。加えて、図2に示すように、第1矢状断面画像Sには、心尖部の位置に、標識点Apが入力される。図2において、標識点Apは、横線を有する円で示されている。
図2における第1冠状断面画像Cには、僧房弁の位置に標識点Mが入力される。加えて、図2に示すように、第1冠状断面画像Cには、心尖部の位置に、標識点Apが入力される。さらに、図2に示すように、第1冠状断面画像Cには、左室流出路(または大動脈弁)の位置に、標識点Aoが入力される。
なお、図2において、3つの標識点の表示は、円の内部のテクスチャの違いで示しているが、実際には、色、線種(実線、破線、鎖線など)、太さなどにより、3つの標識点の違いを表示してもよい。また、図2において、第1軸及び第2軸は、黒色の実線で示しているが、実際には、色、線種(実線、破線、鎖線など)、太さなどにより、2つの軸の違いを表示してもよい。
図3は、3つの標識点の入力前において、第1断面画像のうちの一つの断面画像とともに重畳模式画像を示す図である。図3に示すように、重畳模式画像は、3つの標識点を入力するためのナビゲーションとして表示される。
図4は、3つの標識点各々の入力に応じて、重畳模式画像が更新される一例を示す図である。図4のaは、3つの標識点の入力前の重畳模式画像(ナビゲーション表示)を示している。
第1断面画像または第2断面画像に標識点M(僧房弁の位置)が入力されると、図4のbに示すように、ナビゲーション表示に標識点Mが重畳して表示される。第1断面画像または第2断面画像に標識点Ap(心尖部の位置)が入力されると、図4のcに示すように、ナビゲーション表示に標識点Mと標識点Apとが重畳して表示される。第1断面画像または第2断面画像に標識点Ao(左室流出路(大動脈弁)の位置)が入力されると、図4のdに示すように、ナビゲーション表示に標識点Mと標識点Apとが重畳して表示される。
なお、図4は、僧房弁の位置を入力し、次いで心尖部の位置を入力し、最後に左室流出路(大動脈弁)の位置を入力する順序に対応した複数の重畳模式画像を示している。本実施形態においては、3つの標識点の入力順序に限定されず、どのような入力順序であってもよい。
図5は、第2ボリュームデータに基づいて発生された3つの第2断面画像の一例を示す図である。なお、図5において、第2ボリュームデータに基づいて発生されたレンダリング画像は示していない。図5示すように、3つの第2断面画像は、第2横断面画像Aと、第2冠状断面画像Cと、第2矢状断面画像Sである。3つの断面画像各々には、心臓を模式的に示す模式画像に3つの標識点と第1軸第2軸とを重畳した重畳模式画像が表示される。
図5における第2横断面画像Aには、僧房弁の位置に標識点Mが入力される。標識点Mは、縦線を有する円で示されている。加えて、第2横断面画像Aには、左室流出路(または大動脈弁)の位置に、標識点Aoが入力される。図5において、標識点Aoは、斜線を有する円で示されている。
図5に示すように、第2矢状断面画像Sには、僧房弁の位置に標識点Mが入力される。加えて、図5に示すように、第1矢状断面画像Sには、心尖部の位置に、標識点Apが入力される。図5において、標識点Apは、横線を有する円で示されている。
図5における第2冠状断面画像Cには、僧房弁の位置に標識点Mが入力される。加えて、図5に示すように、第2冠状断面画像Cには、心尖部の位置に、標識点Apが入力される。さらに、図5に示すように、第1冠状断面画像Cには、左室流出路(または大動脈弁)の位置に、標識点Aoが入力される。
なお、図5において、3つの標識点の表示は、円の内部のテクスチャの違いで示しているが、実際には、色、線種(実線、破線、鎖線など)、太さなどにより、3つの標識点の違いを表示してもよい。また、図5において、第1軸及び第2軸は、黒色の実線で示しているが、実際には、色、線種(実線、破線、鎖線など)、太さなどにより、2つの軸の違いを表示してもよい。
なお、図2と図5との表示は、入力部16による操作を介して、適宜切り替え可能である。
図6は、第1断面画像各々において、心軸(第1軸)の方向の表現に関する一例を示す図である。心軸の方向は、第1軸の両端における2つの標識点(標識点Mと標識点Ap)により示される。標識点Mと標識点Apとは、常に表示されてもよいし、マウスの動きに連動したカーソルの位置が、2つの標識点のうち少なくとも一方に近づくと表示されてもよい。
図7は、重畳率が0.5(CT断面画像(第1または第3断面画像)とSPECT断面画像(第2または第4断面画像))であって、CT断面画像における第1軸セット(以下、CT心軸と呼ぶ)と第1軸交点と、SPECT断面画像における第2軸セット(以下、SPECT心軸と呼ぶ)と第2交点との位置合わせの一例を示す図である。図7に示すように、第2軸交点がカーソルにより指定(ドラッグ:Drag)され、第2軸交点を第1軸交点に移動させるように、カーソルが移動される。カーソルの移動とともに、第1軸交点に第2軸交点が移動される。第1軸交点と第2軸交点とが一致されると、第1軸セット第2軸セットとが位置合わせされる。なお、第1軸交点がだい第2軸交点に移動されてもよい。
制御部28は、図示していない中央処理装置(Central Processing Unit:以下、CPUと呼ぶ)、メモリ等を有する。制御部28は、本医用画像処理装置1の中枢として機能する。具体的には、制御部28は、入力部16を介して入力された入力操作に応じて、記憶部12から制御プログラムなどを読み出して自身のメモリ上に展開する。制御部28は、展開した制御プログラムを実行することにより、本医用画像処理装置1の各部を制御する。
図13は、解剖学的特徴に応じて、断面画像を部分領域に表示した一例を示す図である。図13に示すように、4chビュー(冠状断面画像)は、表示領域のうち左下の部分領域に表示される。図13に示すように、SA像(横断面画像)は、表示領域のうち左上の部分領域に表示される。図13に示すように、2chビュー(矢状断面画像)は、表示領域のうち右上の部分領域に表示される。表示部26は、入力部16を介して標識点移動操作または軸移動操作が入力されたとしても、4chビュー、2chビュー、SA像の表示位置は維持される。
(2軸調整位置合わせ機能)
2軸調整位置合わせ機能とは、第1断面画像上に入力された3つ標識点に基づいて決定された第1軸セットと、第2断面画像上に入力された3つ標識点に基づいて決定された第2軸セットとを調整して位置合わせすることにより、第1断面画像に第2断面画像を位置合わせする機能である。以下、2軸調整位置合わせ機能に関する処理(以下、2軸調整位置合わせ処理と呼ぶ)について説明する。
図8は、2軸調整位置合わせ処理の処理手順一例を示すフローチャートである。
複数の第1断面画像と複数の第2断面画像とが、位置合わせされる(ステップSa1)。ステップSa1における位置合わせは、例えば、パターンマッチング、相関マッチングなどによる自動位置合わせである。第1断面画像および第2断面画像が、表示部26に表示される(ステップSa2)。第1断面画像及び第2断面画像上に3つの標識点が入力される(ステップSa3)。3つの標識点に基づいて、第1軸と第2軸とがそれぞれ決定される(ステップSa4)。
第1軸と第2軸とに基づいて、第1乃至第3断面が特定される(ステップSa5)。第1乃至第3断面と第1ボリュームデータとに基づいて、第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第3断面画像が発生される(ステップSa6)。第1乃至第3断面と第2ボリュームデータとに基づいて、第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第4断面画像が発生される(ステップSa7)。
第3断面画像と第4断面画像とが表示部26に表示される(ステップSa8)。第3断面画像に関する第1軸セットと第1軸交点と、第4断面画像に関する第2軸セットと第2軸交点とを用いて、第3断面画像に第4断面画像が位置合わせされる(ステップSa9)。この位置合わせにより、変換行列が決定される。入力部16を介して、重畳率が入力される。第3断面画像に第4断面画像が入力された重畳率で重畳することにより、重畳画像が発生される(ステップSa10)。重畳画像が表示される(ステップSa11)。
(第1の変形例)
本実施形態との相違は、重畳率の値に応じて、第1断面画像における第1軸セットまたは第2断面画像における第2軸セットを調整可能な入力状態を提供することにある。
表示部26は、第1断面画像に第2断面画像を重畳する重畳率を、重畳画像とともに表示する。具体的には、表示部26は、例えば、重畳率をスクロールさせる重畳率スクロールバーを表示する。表示部26は、重畳率スクロールバー上に、表示されている重畳画像の重畳率を示すつまみを表示する。表示部26は、重畳率スクロールバーにおけるつまみの位置に応じた重畳率を重畳画像発生部24と入力部16とに出力する。
重畳画像発生部24は、表示部26に表示された重畳率スクロールバーにおけるつまみの位置に対応する重畳率に対応する重畳画像を発生する。
記憶部12は、第1軸セットと第2軸セットとのいずれか一方の調整の入力に関する所定の値を記憶する。所定の値は、例えば、0.5(第1断面画像と第2断面画像とが1対1で重畳される値)である。なお、所定の値は、入力部16を介して適宜変更可能である。
入力部16は、重畳率スクロールバーにおけるつまみの位置を入力する。具体的には、入力部16は、重畳率スクロールバーにおけるつまみの位置を、例えばカーソルなどにより移動させる。入力部16は、つまみの位置に応じて、第1軸セットまたは第2軸セットの位置調整のための入力が可能な状態となる。
具体的には、つまみの位置に対応する重畳率が所定の値以上の場合、入力部16は、第1軸セット、すなわち第1断面画像上に決定された第1軸および第2軸の調整が可能な状態となる。すなわち、つまみの位置(重畳率)が所定の値以上である場合、入力部16は、第1断面画像上における第1軸および第2軸(CT画像における心軸など)を編集可能な状態にさせる。
また、つまみの位置に対応する重畳率が所定の値未満の場合、入力部16は、第2軸セット、すなわち第2断面画像上に決定された第1軸および第2軸の位置調整が可能な状態となる。すなわち、つまみの位置(重畳率)が所定の値未満である場合、入力部16は、第2断面画像上における第1軸および第2軸(SPECT画像における心軸など)を編集可能な状態にさせる。
すなわち、入力部16による入力されたつまみの位置に応じて、調整される第1軸セットと第2軸セットとをそれぞれ切り替えることができる。このとき、表示部26には、つまみの位置に応じた重畳率を有する重畳画像が、調整対象の軸セットともに表示される。
図9は、重畳率に対応する重畳画像を、重畳率スクロールバー、つまみ、カーソルとともに示す図である。図9に示すように、例えば、重畳率スクロールバーにおけるつまみが、所定の値(重畳率=0.5)と1の重畳率との間に位置するとき、第1断面画像上における第1軸セット(第1軸と第2軸)は、入力部16を介して調整可能(CT軸調整)となる。また、図9に示す重畳率スクロールバーにおいて、つまみが、所定の値(重畳率=0.5)と0の重畳率との間に位置するとき、第2断面画像上における第2軸セット(第1軸と第2軸)は、入力部16を介して調整可能(SPECT軸調整)となる。
図14は、断面画像各々に重畳率スクロールバーおよびつまみを表示した一例を示す図である。図14に示すように、3つの断面画像各々に対して、重畳率スクロールバーおよびつまみが表示される。これにより、断面画像各々においてつまみの位置を移動させることにより、第1、第2断面画像における重畳率を変更することができる。
(軸調整入力機能)
軸調整入力機能とは、入力された重畳率に応じて第1軸セットまたは第2軸セットの調整に関する入力が可能な状態を提供することにある。以下、軸調整入力機能に関する処理(以下、軸調整入力処理と呼ぶ)について説明する。
図10は、軸調整入力処理の手順の一例を示すフローチャートである。図10におけるフローチャートは、例えば、図8におけるフローチャートのステップSa9の処理以降に対応する。例えば、図10におけるフローチャートは、例えば、図8におけるフローチャートのステップSa9、Sa10の処理に置換して用いてもよい。
入力部16を介して、重畳率スクロールバーにおける重畳率が入力される(ステップSb1)。入力された重畳率が所定の値以上である場合(ステップSb2)、第1断面画像(または第3断面画像)に関する第1、第2軸(第1軸セット)の位置調整のための入力待ち状態がONとなる(ステップSb3)。入力された重畳率が所定の値未満である場合(ステップSb3)、第2断面画像(または第4断面画像)に関する第1、第2軸(第2軸セット)の位置調整のための入力待ち状態がONとなる(ステップSb4)。
入力部16を介して、第1軸セットまたは第2軸セットにおける第1軸と第2軸とが調整される(ステップSb5)。第1軸と第2軸との位置調整が終了していなければ(ステップSb6)、ステップSb1乃至ステップSb5の処理が繰り返される。第1軸、第2軸の位置調整が終了していれば(ステップSb6)、第1断面画像(または第3断面画像)および第2断面画像(または第4断面画像)各々の第1、第2軸を用いて、第1断面画像(または第3断面画像)に第2断面画像(または第4断面画像)を位置合わせされる(ステップSb7)。
第1断面画像(または第3断面画像)を第2断面画像(または第4断面画像)に重畳した重畳画像が発生される(ステップSb8)。このとき、重畳画像に関する重畳率は、入力部16を介して新たに入力されてもよいし、ステップSb1で最終的に入力された重畳率を用いてもよい。発生された重畳画像が、表示部26に表示される(ステップSb9)。
(第2の変形例)
本実施形態および第1の変形例との相違は、重畳率の値に応じて、第1軸セット、第2軸セット、第1断面画像、第2断面画像のうちいずれか一つを調整可能な入力状態を提供することにある。
記憶部12は、第1軸セット、第2軸セット、第1断面画像、第2断面画像のうちいずれか一つの調整の入力に関する第1の値と第2の値とを記憶する。第1の値は、第2の値より大きい。第1の値は、例えば、0.6(第1断面画像が0.6、第2断面画像が0.4の割合で重畳される重畳率)である。また、第2の値は、例えば、0.4(第1断面画像が0.4、第2断面画像が0.6の割合で重畳される重畳率)である。なお、第1、第2の値は、入力部16を介して適宜変更可能である。
入力部16は、重畳率スクロールバーにおけるつまみの位置を入力する。入力部16は、つまみの位置に応じて、第1軸セット、第2軸セット、第1断面画像、第2断面画像の位置調整のための入力が可能な状態となる。
具体的には、つまみの位置に対応する重畳率が第1の値を超える場合、入力部16は、第1軸セットの位置調整が可能な状態となる。すなわち、つまみの位置(重畳率)が第1の値を超えた場合、入力部16は、第1断面画像上における第1軸および第2軸(CT画像における心軸など)を編集可能な状態にさせる。
また、つまみの位置に対応する重畳率が第2の値未満の場合、入力部16は、第2軸セット、すなわち第2断面画像上に決定された第1軸および第2軸の調整が可能な状態となる。すなわち、つまみの位置(重畳率)が第2の値未満である場合、入力部16は、第2断面画像上における第1軸および第2軸(SPECT画像における心軸など)を編集可能な状態にさせる。
すなわち、入力部16により入力されたつまみの位置に応じて、調整される第1軸セットと第2軸セットとをそれぞれ切り替えることができる。このとき、表示部26には、つまみの位置に応じた重畳率を有する重畳画像が、調整対象の軸セットともに表示される。
つまみの位置に対応する重畳率が第1の値と第2の値との間に位置する場合、入力部16は、第1断面画像または第2断面画像の位置調整が可能な状態となる。このとき、入力部16は、第1断面画像または第2断面画像を編集可能な状態にさせる。具体的には、例えば、0.5の重畳率と第1の値との間につまみの位置に対応する重畳率が位置する場合、入力部16は、第1断面画像の位置調整が可能な状態となる。また、例えば、0.5の重畳率と第2の値との間につまみの位置に対応する重畳率が位置する場合、入力部16は、第2断面画像の位置調整が可能な状態となる。
図11は、重畳率に対応する重畳画像を、重畳率スクロールバー、つまみ、カーソルとともに示す図である。図11に示すように、例えば、重畳率スクロールバーにおけるつまみが、第1の値(重畳率=0.6)と1の重畳率との間に位置するとき、第1断面画像上における第1軸セット(第1軸と第2軸)は、入力部16を介して調整可能となる。また、図11に示す重畳率スクロールバーにおいて、つまみが、第2の値(重畳率=0.4)と0の重畳率との間に位置するとき、第2断面画像上における第2軸セット(第1軸と第2軸)は、入力部16を介して調整可能となる。
さらに、図11に示す重畳率スクロールバーにおいて、つまみが、第1の値(重畳率=0.6)と0.5の重畳率との間に位置するとき、第1断面画像各々は、入力部16を介して調整可能となる。加えて、図11に示す重畳率スクロールバーにおいて、つまみが、第2の値(重畳率=0.4)と0.5の重畳率との間に位置するとき、第2断面画像各々は、入力部16を介して調整可能となる。
(位置調整入力機能)
位置調整入力機能とは、入力された重畳率に応じて第1軸セットと第2軸セットと第1断面画像と第2断面画像とのうちいずれかひとつの位置調整に関する入力が可能な状態を提供することにある。以下、位置調整入力機能に関する処理(以下、位置調整入力処理と呼ぶ)について説明する。
図12は、位置調整入力処理の手順の一例を示すフローチャートである。図12におけるフローチャートは、例えば、図8におけるフローチャートのステップSa9の処理以降に対応する。また、例えば、図12におけるフローチャートは、例えば、図8におけるフローチャートのステップSa9、Sa10の処理に置換して用いてもよい。
入力部16を介して、重畳率スクロールバーにおける重畳率が入力される(ステップSc1)。入力された重畳率が第1の値を超える場合(ステップSc2)、第1断面画像(または第3断面画像)に関する第1、第2軸(第1軸セット)の位置調整のための入力待ち状態がONとなる(ステップSc3)。
入力された重畳率が第2の値未満である場合(ステップSc2およびステップSc4)、第2断面画像(または第4断面画像)に関する第1、第2軸(第2軸セット)の位置調整のための入力待ち状態がONとなる(ステップSc5)。入力部16を介して、第1軸セットまたは第2軸セットにおける第1軸と第2軸とが調整される(ステップSc6)。
入力された重畳率が第1の値と第2の値との間に位置する場合(ステップSc2およびステップSc4)、第1断面画像(または第3断面画像)または、第2断面画像(または第4断面画像)の位置調整(微調整)のための入力待ち状態がONとなる(ステップSc7)。入力部16を介して、第1断面画像の位置または第2断面画像の位置が調整される(ステップSc8)。
なお、第1断面画像の位置調整と第2断面画像の位置調整とのうちいずれか一方が位置調整の対象として選択するときは、例えば、以下のように処理がなされてもよい。入力された重畳率が0.5と第1の値との間に位置する場合、第1断面画像(または第3断面画像)の位置調整のための入力待ち状態がONとなる。入力された重畳率が0.5と第2の値との間に位置する場合、第2断面画像(または第4断面画像)の位置調整のための入力待ち状態がONとなる。
第1軸セットと第2軸セットと第1断面画像(または第3断面画像)と第2断面画像(または第4断面画像)との位置調整が終了していなければ(ステップSc9)、ステップSc1乃至ステップSc8の処理が繰り返される。第1軸セットと第2軸セットと第1断面画像(または第3断面画像)と第2断面画像(または第4断面画像)との位置調整が終了していれば(ステップSc9)、第1断面画像(または第3断面画像)および第2断面画像(または第4断面画像)各々の第1、第2軸を用いて、第1断面画像(または第3断面画像)に第2断面画像(または第4断面画像)を位置合わせされる(ステップSc10)。
第1断面画像(または第3断面画像)を第2断面画像(または第4断面画像)に重畳した重畳画像が発生される(ステップSc11)。このとき、重畳画像に関する重畳率は、入力部 を介して新たに入力されてもよいし、ステップSc1で最終的に入力された重畳率を用いてもよい。発生された重畳画像が、表示部26に表示される(ステップSc12)。
以上に述べた構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態における医用画像処理装置1によれば、操作者が所望する位置合わせしたい複数の断面画像(第1断面画像および第2断面画像)上に入力された3つの標識点に基づいて、互いに直交する2つの軸を、複数の断面画像各々について決定することができる。次いで、決定された2つの軸と3つの標識点とに基づいて、複数の断面画像の位置合わせを実行することができる。加えて、本実施形態における医用画像処理装置1によれば、3つの標識点と2つの軸とに基づいて、位置合わせの処理に連動して3つの標識点と2つの軸との観察に適した断面を決定し、決定された断面に関する断面画像を表示することができる。
これらのことから、本実施形態における医用画像処理装置1によれば、操作者の入力操作による位置合わせの調整において、位置合わせの調整に関する情報および位置合わせの結果などを操作者に簡便に表示することができる。加えて、位置合わせの調整の操作性が、操作者にとって簡便にすることができる。以上のことから、操作者による入力操作の負担を軽減し、操作者の入力操作による位置合わせの調整を簡便に実行することができる。
例えば、心臓に関する領域を含む複数断面にそれぞれ対応する複数の第1断面画像と複数の第2断面画像とを位置合わせするとき、3つの標識点である僧房弁、心尖部、左室流出路の入力において、ナビゲーションとして重畳模式画像を表示することができる。また、2軸として心軸長軸(僧房弁と心尖部とを結ぶ第1軸)と心軸長軸に直交する心軸短軸軸(第1軸に直交し左室流出部を通る軸)とを表示することができる。
加えて、3つの標識点と心軸長軸および心軸短軸の調整に連動して、心軸長軸に沿った長軸像と、心軸短軸に沿った短軸像と(以下、心軸MPR像と呼ぶ)を表示することができる。これにより、心軸長軸の位置と心軸短軸の位置とにおいて、決定されたこれら2軸の位置の確かさの確認のための表示(例えば、第3、第4断面画像の表示)を実行することができる。
また、本実施形態における医用画像処理装置1によれば、複数の断面画像各々における解剖学的特徴に応じた位置に、解剖学的特徴を有する断面画像を表示することができる。例えば、解剖学的特徴が、4ch、2ch、SAである場合、4chビュー、2chビュー、SA像を、標識点移動操作または軸移動操作が入力されたとしても、4chビュー、2chビュー、SA像の表示位置は維持される。これにより、標識点移動操作または軸移動操作の入力により表示される断面画像が変化したとしても、表示される断面画像における解剖学的特徴は維持されるため、操作者は、位置合わせの調整を簡便に実行することができる。
加えて、本実施形態における医用画像処理装置1は、第1軸に基づいて、第2断面を特定することができる。これにより、第2断面の特定を簡便に実行することができる。また、本実施形態における医用画像処理装置1は、第2軸に関する標識点の移動操作が入力されたとき、例えば、第2断面に関する断面画像(SA像)を、移動操作とは独立に固定して表示することができる。これにより、第2軸に関する標識点の移動操作が入力されたとしても第2断面に関する断面画像(SA像)は不動であるため、操作者は、位置合わせの調整を簡便に実行することができる。
また、本実施形態の第1の変形例によれば、入力された重畳率の値に応じて、第1軸セットまたは第2軸セットの調整を実行することができる。これにより、操作者は、重畳画像を確認または目視しながら、第1軸セットまたは第2軸セットにおける第1軸および第2軸を調整することができる。このことから、本実施形態の第1の変形例における医用画像処理装置1によれば、医用画像の位置合わせの調整において、操作者への負担を軽減し、診断効率を向上させることができる。
また、本実施形態の第2の変形例によれば、入力された重畳率の値に応じて、第1軸セットまたは第2軸セットにおける第1軸の位置と第2軸の位置との調整、第1断面画像(または第3断面画像)の位置または第2断面画像(または第4断面画像)の位置の調整を実行することができる。これにより、操作者は、重畳画像を確認または目視しながら、第1軸セットまたは第2軸セットにおける第1軸および第2軸を調整することができる。このことから、本実施形態の第1の変形例における医用画像処理装置1によれば、医用画像の位置合わせの調整において、操作者への負担を軽減し、診断効率を向上させることができる。
加えて、実施形態に係る各機能は、当該処理を実行する医用画像処理プログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…医用画像処理装置、10…インターフェース部、12…記憶部、14…軸決定部、16…入力部、18…断面特定部、20…断面画像発生部、22…位置合わせ部、24…重畳画像発生部、26…表示部、28…制御部

Claims (12)

  1. 互いに異なる複数の断面にそれぞれ対応する複数の第1断面画像と、前記断面にそれぞれ対応する複数の第2断面画像とを記憶する記憶部と、
    前記第1断面画像および前記第2断面画像上に少なくとも3つの標識点を入力する入力部と、
    前記第1断面画像および前記第2断面画像各々において、前記標識点における2点を結ぶ第1軸と、前記標識点のうち前記2点とは異なる他の点を通り前記第1軸に直交する第2軸とを決定する軸決定部と、
    前記第1断面画像および前記第2断面画像上に、前記3つの標識点と前記第1軸と前記第2軸とを表示する表示部と、
    前記第1断面画像における前記第1軸および前記第2軸と、前記第2断面画像における前記第1軸および前記第2軸とを用いて、前記第1断面画像に前記第2断面画像を位置合わせする位置合わせ部と、
    を具備することを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記位置合わせ部は、
    前記第1断面画像における前記第1軸に前記第2断面画像における前記第1軸を移動させ、前記第1断面画像における前記第2軸に前記第2断面画像における前記第2軸を移動させることにより、前記第1断面画像に前記第2断面画像を位置合わせすること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記入力部により前記標識点を移動させる移動操作が入力されたとき、前記3つの標識点の位置情報と前記第1軸と前記第2軸とに基づいて、前記3つの標識点を含む第1断面と、前記第1軸に直交し前記他の点を含む第2断面と、前記第1断面および前記第2断面に直交し前記第1軸を含む第3断面とを、前記第1断面画像に関する第1ボリュームデータおよび前記第2断面画像に関する第2ボリュームデータに対して特定する断面特定部と、
    前記特定された第1乃至第3断面と前記第1ボリュームデータとに基づいて前記第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第3断面画像を発生し、前記特定された第1乃至第3断面と前記第2ボリュームデータとに基づいて前記第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第4断面画像を発生する断面画像発生部とを更に具備し、
    前記表示部は、前記第3断面画像と前記第4断面画像とを、前記3つの標識点と前記第1、第2軸とともに表示し、
    前記位置合わせ部は、前記第3断面画像における前記第1軸および前記第2軸と、前記第4断面画像における前記第1軸および前記第2軸とを用いて、前記第3断面画像に前記第4断面画像を位置合わせすること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記第1乃至第3断面は、被検体における所定の臓器の領域に関して、それぞれ異なる解剖学的特徴を有し、
    前記表示部は、前記第3断面画像および前記第4断面画像を、前記解剖学的特徴を維持して表示すること、
    を特徴とする請求項3に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記所定の臓器の領域は、心臓の領域であって、
    前記第1断面における解剖学的特徴は、前記心臓の領域における4つの内腔領域であって、
    前記第2断面における解剖学的特徴は、前記心臓の領域における短軸であって、
    前記第3断面における解剖学的特徴は、前記心臓の領域における2つの内腔領域であること、
    を特徴とする請求項4に記載の医用画像処理装置。
  6. 前記入力部により前記標識点を移動させる移動操作が入力されたとき、前記3つの標識点の位置情報と前記第1軸と前記第2軸とに基づいて、前記3つの標識点を含む第1断面と、前記第1軸に直交し前記2点の間の点を有する第2断面と、前記第1断面および前記第2断面に直交し前記第1軸を含む第3断面とを、前記第1断面画像に関する第1ボリュームデータおよび前記第2断面画像に関する第2ボリュームデータに対して特定する断面特定部と、
    前記特定された第1乃至第3断面と前記第1ボリュームデータとに基づいて前記第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第3断面画像を発生し、前記特定された第1乃至第3断面と前記第2ボリュームデータとに基づいて前記第1乃至第3断面にそれぞれ対応する複数の第4断面画像を発生する断面画像発生部とを更に具備し、
    前記表示部は、前記第3断面画像と前記第4断面画像とを、前記3つの標識点と前記第1、第2軸とともに表示し、
    前記位置合わせ部は、前記第3断面画像における前記第1軸および前記第2軸と、前記第4断面画像における前記第1軸および前記第2軸とを用いて、前記第3断面画像に前記第4断面画像を位置合わせすること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記表示部は、前記他の点に対して前記移動操作が入力されたとき、前記第3断面画像と前記第4断面画像とにおける前記第2断面に関する断面画像を、前記移動操作とは独立に固定して表示すること、
    を特徴とする請求項3に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記位置合わせされた前記第1断面画像に前記第2断面画像を重畳した重畳画像を発生する重畳画像発生部をさらに具備し、
    前記入力部は、
    前記重畳画像において、前記第1断面画像に前記第2断面画像を重畳させる割合を示す重畳率を入力し、
    前記表示部は、
    前記入力された重畳率に応じた前記重畳画像を、前記第1軸と前記第2軸とともに表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  9. 前記入力部は、
    前記重畳率が所定の値以上の場合、前記第1断面画像における前記第1、第2軸の位置調整のための入力が可能な状態となり、
    前記重畳率が前記所定の値未満の場合、前記第2断面画像に関する前記第1、第2軸の位置調整のための入力が可能な状態となること、
    を特徴とする請求項8に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記入力部は、
    前記重畳率が第1の値を超える場合、前記第1断面画像に関する前記第1、第2軸の位置調整のための入力が可能な状態となり、
    前記重畳率が前記第1の値より小さな第2の値未満の場合、前記第2断面画像に関する前記第1、第2軸の位置調整のための入力が可能な状態となり、
    前記重畳率が前記第1の値と第2の値との間に位置する場合、前記第1断面画像または前記第2断面画像の位置調整のための入力が可能な状態となること、
    を特徴とする請求項8に記載の医用画像処理装置。
  11. 前記第1断面画像と前記第2断面画像とは、異なる医用画像診断装置各々により発生されたボリュームデータに関する断面画像であること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  12. 前記表示部は、
    前記第1断面画像と前記第2断面画像との位置合わせにおいて、前記断面を模式的に示す模式画像に前記標識点と前記第1軸と前記第2軸とを重畳した重畳模式画像を、前記第1断面画像および前記第2断面画像より小さいサイズで、前記第1断面画像または前記第2断面画像とともに表示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
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