JP2015004496A - 暖冷房装置 - Google Patents

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和泉 三雄
Mitsuo Izumi
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Abstract

【課題】簡単な構造で、適時に熱交換効率を高めることができ、短時間で室温を所望温度に到達させることができるようにした暖冷房装置を提供する。
【解決手段】熱媒体が流通するようにした熱交換管(暖房用配管11)と平行に、外周部に複数の吐出孔30を設けた空気供給管31を設け、この空気供給管31に供給した空気を、吐出孔30より熱交換管の周囲に供給することにより、熱交換管による熱交換効率を自然循環雰囲気よりも高めるようにする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、熱交換管内に熱媒体を流通させることにより、室内を暖冷房するようにした暖冷房装置に関する。
温室内に配設した熱交換管内に温水、冷水、排気ガス等の熱媒体を流通させることにより、室内を暖冷房するようにした暖冷房装置は公知である(例えば特許文献1〜3参照)。
また、熱交換効率を高めるため、蛇行状に配設した熱交換管に対して、ファンにより空気を吹き付けるようにしたものも公知である(例えば特許文献4参照)。
特許第5203807号公報 特許第3769365号公報 特許第3458298号公報 特開2001−12755号公報
特許文献1〜3に記載されている暖冷房装置は、いずれも本発明の発明者の発明になるものであるが、これらにおいては、熱交換管によって暖められるか、または冷やされた空気を、温室内において自然循環させることにより、温室内全体を暖冷房しているため、室温を所望温度に到達させるまでに、若干時間を必要とする。
特許文献4に記載されている暖冷房装置においては、熱交換管を蛇行させて、狭い範囲に集約させなければ、ファンによる風を行き渡らせることができず、例えば、特許文献1〜3に記載されているような、熱交換管を温室内において長く延在させるものには適用できない。
本発明は、従来の技術が有する上記のような課題を改善するべく、簡単な構造で、適時に熱交換効率を高めることができ、短時間で室温を所望温度に到達させることができるようにした高能率の暖冷房装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 熱媒体が流通するようにした熱交換管と平行に、外周部に複数の吐出孔を設けた空気供給管を設け、この空気供給管に供給した空気を、前記吐出孔より前記熱交換管の周囲に供給することにより、熱交換管による熱交換効率を自然循環雰囲気よりも高めるようにする。
このような構成によると、簡単な構造で、熱交換効率を適時に自然循環の場合より高めることができ、短時間で室温を所望温度に到達させることができる。
室温が所望温度に到達した後は、空気供給管への空気の供給を停止し、自然循環のみで室内を暖冷房することにより、エネルギー消費を抑制することができる。
(2) 暖冷房しようとする室内に配設した熱交換管と、前記熱交換管に熱媒体を供給する熱媒体供給手段と、前記室内に、前記熱交換管と近接して平行に配設され、かつ外周面に複数の吐出孔が設けられた空気供給管と、前記空気供給管に空気を供給する空気供給手段とを備え、前記空気供給管に供給した空気を、前記吐出孔より前記熱交換管の周囲に供給することにより、熱交換管による室内空気との熱交換効率を室内の自然循環雰囲気よりも高めるようにする。
このような構成によると、簡単な構造で、上記(1)項の発明と同様の効果を奏することができる。
(3) 上記(1)または(2)項において、少なくとも一部の吐出孔を、熱交換管の方向を向くようにして、空気供給管の外周面に設ける。
このような構成によると、空気供給管の吐出孔より吐出する空気を直接熱交換管に吹き付けることができ、熱交換効率をより高めることができる。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、空気供給管の外周面に、開口を設けたスライド板を、前記開口が少なくとも一部の吐出孔と整合し、前記吐出口を開放する開放位置と、前記開口以外の部分をもって前記吐出口を閉塞する閉止位置とに、前記空気供給管の軸線方向またはそれと直交する円周方向に摺動可能として装着する。
このような構成によると、スライド板によって、少なくとも一部の吐出孔を開閉することによって、空気供給管からの空気の吐出部位および吐出量を調節し、熱交換管の熱交換効率を調節することができる。
(5) 上記(3)項を引用する上記(4)項において、スライド板により、熱交換管に向かう吐出孔を開閉するようにする。
このような構成によると、熱交換効率に最も影響の大きい、熱交換管に向かう吐出孔をスライド板により開閉するので、熱交換効率の調節量を大とすることができる。
本発明によると、簡単な構造で、適時に熱交換効率を高めることができ、短時間で室温を所望温度に到達させることができるようにした暖冷房装置を提供することができる。
本発明の暖冷房装置の第1の実施形態を備える温室の一例を示す外観斜視図である。 同じく、概略縦断正面図である。 (a)〜(c)は、ダンパの異なる切換状態を示す横断平面図である。 制御装置とその接続関係を示す説明図である。 制御態様を示すフローチャートである。 暖房用配管と空気供給管とコンプレッサとの関係を示す拡大平面図である。 図6のVII−VII線拡大縦断正面図である。 本発明の暖冷房装置の第2の実施形態における、図7と同様の部分の縦断正面図である。 図8のIX−IX線横断平面図である。 本発明の暖冷房装置の第3の実施形態における要部の拡大平面図である。 図10のXI−XI線拡大縦断正面図である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の暖冷房装置の第1の実施形態を備える温室の一例を示す。
なお、この温室1内の構成のうち、公知の構成を先に説明した後に、本発明の特徴的な構成について説明することとする。
因みに、図1における左下が前方、同じく右上が後方である。
温室1は、稜線が前後方向を向く切り妻形屋根を有し、かつ建屋の外形を構成すべく枠組みされたサッシ枠と、サッシ枠間に張設された透明ガラス、または透明ビニールシートなどの透光性の部材により構成された建屋躯体2と、温室1内を、培地Gを覆う内室Aとその外側の外室Bとを仕切る開閉可能な遮蔽装置3とを備えており、培地Gに耕作した複数の畝上に、植物を植設し、温室栽培を行うことができるようになっている。また、建屋躯体2の天井部には、天窓4が開閉可能に設けられ、昼間時などの比較的外気温が高い時間帯に、天窓4を開いて温室1の内部に新鮮な外気を取入れるようにしている。
建屋躯体2の長手方向一端部の外側には、これに隣接して、熱媒体供給手段である暖房用の温風発生装置5が配設されている。温風発生装置5は、灯油を燃焼し、その燃焼ガスを温風とする灯油燃焼式のものであり、本体部6と、本体部6の一側部に接続した灯油タンク7と、本体部6の他側部に連結したバーナ8と、本体部6の上部に設けられた初期排気用の煙突9と、煙突9の基部に設けられ、かつ本体部6より発生する燃焼ガスを、煙突9側と温室1側とに選択的に切換えて供給するダンパ10と、このダンパ10の温室1側出口に接続され、かつ温室1の内室A内の両側部に分岐して配設された暖房用配管11と、暖房用配管11の各分岐部の基部に設けられた強制循環用のファン12とを備えている。
暖房用配管11は、本体部6より発生する燃焼ガスが熱媒体として流通することにより、表面が加熱され、その輻射熱により、内室A内を暖房する熱交換管としたもので、図示の例では、内室A内の培地G上の両側部に1対配設しただけのものとしてあるが、例えば、それらを畝に沿って蛇行するように配設したり、畝内に埋設したり、または3枝以上に分岐して配設したりすることもできる。
内室Aを出た1対の暖房用配管11は、温室1の側端部における外室B内において立上り、さらに上端部が互いに内方に向かって折曲されている。
図2に示すように、遮蔽装置3は、温室1内の両側下部に配設した1対の巻取軸13、13に巻き取られた遮蔽カーテン3aを、案内手段であるガイドローラ14、15により、上方に向かった後、互いに内方に向かう正面視倒立L字状に引き出されるように案内するとともに、各遮蔽カーテン3aの先端に止着したワイヤ16を、各遮蔽カーテン3aが巻かれている巻取軸13と反対側の内室A内の側部に配設した巻取軸17により巻き取るようにしてある。
各遮蔽カーテン3aは、遮熱性の透明なビニールシート、キャンバス地、または布等により形成するのが好ましい。
ワイヤ16は、案内手段であるガイドローラ18、19により、遮蔽カーテン3aと同様に、巻取軸17から上方に向かった後、互いに内方に向かう正面視倒立L字状に引き出されるように案内されている。
左右に隣接するワイヤ16巻き取り用の巻取軸17と、遮蔽カーテン3a巻き取り用の巻取軸13とは、巻掛け連動手段である無端ベルト20が掛け回されることにより、互いに同期して連動されている。
したがって、いずれか一方の巻取軸17(または巻取軸13)を、モータ21により、予め定めた一方向に回転させることにより、左右の巻取軸17、17は同期して回転させられ、両ワイヤ16を同期して巻き取り、それによって、遮蔽カーテン3a、3aは、左右の巻取軸13から繰り出されて、図2に示すように、両先端部が温室1内の上部中央において互いに上下に重合また近接する閉止位置まで閉じられる。
この状態で、内室Aの両側面と上面とが閉塞される。
なお、内室Aの前後の端面は、透光性のビニールシート等により常時閉塞しておく。
モータ21を逆転させて、いずれかの巻取軸17を、上記と逆の方向に回転させると、上記と逆の作用で、左右の遮蔽カーテン3a、3aは、両巻取軸13、13に巻き取られ、遮蔽装置3は開かれる(開いた状態は図示略)。
左右の暖房用配管11、11の端末部には、送られてきた燃焼ガスを、外室B内の上部に導く内向き配管22と、建屋躯体2の壁面を貫通して、燃焼ガスを温室1外に導く外向き配管23とに選択的に供給するアクチュエータ付きのダンパ24が、それぞれ設けられている。
ダンパ24は、図3に示すように、暖房用配管11の先端部に接続されたハウジング24aと、駆動用サーボモータ(または電磁ソレノイド等)からなるアクチュエータ(または手動操作ハンドル)に連結されるとともに、ハウジング24a内に回動可能に設けられたダンパ板24bとを備えており、後述するような制御装置の作動により、ダンパ板24bが、図3(a)に示すように、燃焼ガスを外向き配管23を介して外部に放出する第1切換位置と、図3(b)に示すように、燃焼ガスを内向き配管22を介して外室B内に放出する第2切換位置と、図3(c)に示すように、燃焼ガスを適宜の割合で分配して内向き配管22と外向き配管23との両方に供給する中間切換位置とのいずれかに切り換えられる。
上記遮蔽装置3におけるモータ21、ダンパ24、および温風発生装置5等は、例えば押しボタンスイッチなどの手動操作により個別に駆動されるほか、図4に示すような制御装置25により自動的に制御されるようにするのが好ましい。
この制御装置25は、外気温を測定する外気温センサ26と、内室A内の温度を測定する室温センサ27と、日照センサ28と、上記の遮蔽装置3におけるモータ21、ダンパ24、および温風発生装置5にそれぞれ接続され、図5のフローチャートに示すように、日照センサ28が夜間であることを検知(ST1)し、かつ外気温センサ26および室温センサ27が、それぞれについて予め定めた設定温度より低い温度を検知したとき(ST2、ST3)、モータ21を正転させて、遮蔽装置3を閉じ(ST4)、ダンパ24を図3(b)に示す第2切換位置に自動的に切り換え(ST5)、かつ温風発生装置5を作動させる(ST6)ようになっている。
この制御装置25の作動により、遮蔽装置3が閉じられた状態で、温風発生装置5より発生する燃焼ガスが、熱媒体として、暖房用配管11に供給され、内室A内は、暖房用配管11の輻射熱により、清浄な状態で暖房され、しかも、暖房用配管11の先端からから出た燃焼ガスは、ダンパ24および内向き配管22を通って、外室Bに導入され、この燃焼ガスの余熱により外室Bが暖められる。
したがって、内室A内の暖かい空気が、外気によって直接冷却されることがなくなり、暖房効果を高め、ランニングコストを低減することができる。
外室B内に導入された燃焼ガスは、天窓4その他の隙間から外部に放出されるが、建屋躯体2の気密性が高い場合には、ダンパ24の第2切換位置への切り換えに連動して、天窓4を自動的に開くようにするか、または建屋躯体2に設けた排気用ファン(図示略)を作動させるようにするのがよい。
また、温風発生装置5の作動の初期には、不完全燃焼の燃焼ガスが発生するが、その時期だけ、燃焼ガスがすべて煙突9より外部に排気されるように、ダンパ10を切り換えておくか、または、不完全燃焼の燃焼ガスもすべて暖房用配管11に供給し、温風発生装置5の作動の初期だけ、ダンパ24を第1切換位置へ切り換えておき、暖房用配管11を通った不完全燃焼の燃焼ガスを、すべて外向き配管23より外部に排気させるようにするのがよい。
温風発生装置5の安定作動時には、燃焼ガスには、人体に影響のない程度の微量の炭酸ガスが含まれるが、この炭酸ガスは、遮蔽装置3が閉じられていることにより、内室B内に洩れるおそれは少なく、万一洩れたとしても、植物の生育を助長することはあっても、害となることはない。
以上の構成は、本出願人に係る特開2008−178298号公報に記載されているものと同一であるが、本発明によると、内室A内に配設した熱交換管である暖房用配管11のうち、前後方向を向く直線部分11aと平行に、外周部に複数の吐出孔30を設けた空気供給管31を、直線部分11aに近設して設け、この空気供給管31に、温室1内に配設した(温室1の外側に配設してもよい)空気供給手段であるコンプレッサ32より、接続配管33を介して温室1内の空気(外気でもよい)を供給するようにし、空気供給管31に供給された空気を、吐出孔30より暖房用配管11の周囲に供給することにより、暖房用配管11による熱交換効率を自然循環雰囲気よりも高めるようにしてある。
より詳細に説明すると、図6および図7に示すように、暖房用配管11の直線部分11aの外周面には、螺旋状の放熱フィン34を設けてあり、その側方に、空気供給管31が直線部分11aと平行をなし、かつ空気供給管31に設けた複数の吐出孔30のいくつかが暖房用配管11に向かって斜め上方を向くとともに、他のいくつかが暖房用配管11に向かって斜め下方を向くようにして、空気供給管31の長手方向の適所を、結束バンド35をもって暖房用配管11に緊縛固定してある。
空気供給管31の遊端は、キャップ31aにより閉塞されている。
このような構成としてあるので、暖房時に、コンプレッサ32を作動させ、温室1内の空気を、空気供給管31の吐出孔30より、暖房用配管11の周囲に供給することにより、暖房用配管11による熱交換効率を自然循環雰囲気よりも高めることができ、短時間で温室1内の温度を所望温度に到達させることができる。
温室1内の温度が所望温度に到達した後は、コンプレッサ32の作動を停止し、空気供給管31への空気の供給を停止し、自然循環のみで、温室1内を暖房することにより、コンプレッサ32の作動によるエネルギー消費を抑制することができる。
図8および図9は、本発明の暖冷房装置の第2の実施形態を示す。
なお、第1の実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号を付して図示してある(第3の実施形態においても同様とする)。
この実施形態においては、暖房用配管11の直線部分11aの外周面に、多数の円板状の放熱フィン36を、直線部分11aの長手方向に適宜の間隔をもって設け、互いに隣接する放熱フィン36、36間において、U字状の奥部37aで空気供給管31を把持した二股クリップ37の開口側の把持部37bを、暖房用配管11の直線部分11aの外周に弾性把持させることにより、空気供給管31が暖房用配管11の直線部分11aの下方に位置するようにして、空気供給管31の適所を暖房用配管11に着脱自在に装着してある。
空気供給管31の外周面には、暖房用配管11の直線部分11aの中心に向かって空気を真上に噴出する吐出口30と、その両側方の斜め上方を向く吐出口30、30とが、空気供給管31の長手方向に位置をずらして設けられており、中央の吐出口30は、開閉手段38により、適時に開閉させられるようになっている。
開閉手段38は、空気供給管31の中央の吐出口30と整合する、それより大径の開口39が設けられ、かつ空気供給管31の外周面に沿ってその軸線方向に摺動可能として装着されたスライド板40を備えている。
このスライド板40は、一端に上方に折曲された操作つまみ40aを備え、かつ長手方向の適所に、空気供給管31が摺動自在に挿通する円管部40bを備えている。
空気供給管31の外周面の適所には、スライド板40が空気供給管31の円周方向に位置ずれするのを防止するとともに、長手方向の移動範囲を規制するためのガイド突起41を設けておくのがよい。
操作つまみ40aをつまんで前後に移動させることにより、スライド板40は、開口39が中央の吐出孔30と整合し、その吐出口30を開放する、図9に実線で示す開放位置と、開口39以外の部分をもって上記吐出口30を閉塞する、図9に2点鎖線で示す閉止位置とに、空気供給管31の軸線方向に摺動することができる。
このように、スライド板40によって、少なくとも一部の吐出孔30を開閉することによって、空気供給管31からの空気の吐出部位および吐出量を調節し、暖房用配管11の熱交換効率を調節することができる。
また、スライド板40によって、熱交換効率に最も影響の大きい中央の吐出孔30を開閉することによって、熱交換効率の調節量を大とすることができる。
図10および図11は、本発明の暖冷房装置の第3の実施形態を示す。
この実施形態においては、開閉手段38を、第2の実施形態のものよりさらに簡素化している。
すなわち、空気供給管31における中央の吐出孔30が設けられた部分の外周に、その吐出孔30より大径とした開口42が設けられた断面ほぼC字状の弾性スライド板43を、その開口42が上記吐出孔30と整合し、その吐出口30を開放する開放位置と、開口42以外の部分をもって上記吐出口30を閉塞する閉止位置とに、空気供給管31の円周方向に摺動可能として弾性把持させ、この弾性スライド板43をもって開閉手段38としてある。
空気供給管31の外周面の適所には、弾性スライド板43が空気供給管31の軸線方向に位置ずれするのを防止するための環状のガイド突起44が設けられている。
開閉手段38をこのような構成としたことにより、構造をさらに簡素化することができるとともに、個々の吐出孔30を個別に開閉させることができ、熱交換効率をより繊細に調節することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 熱媒体を、温水その他の暖房用熱媒体としたり、冷水その他の冷房用熱媒体とする。
(2) 空気供給管31を、暖房用配管11等の熱交換管の上下、または左右に近接して、平行に配設する。
(3) 空気供給管31の外周面に、向きの異なる複数の吐出口30を、空気供給管31の長手方向に位置をずらして設ける。
(4) 暖房用配管11等の熱交換管の外周に、それと直交する方向を向く板材状の複数のブラケットを固着し、このブラケットをもって空気供給管31を支持する。
上記実施形態は、本発明を温室用の暖冷房装置に適用した場合のものであるが、本発明は、これに限られるものではなく、家屋やビル等の室内の暖冷房装置にも適用することができる。
1 温室
2 建屋躯体
3 遮蔽装置
3a遮蔽カーテン
4 天窓
5 温風発生装置(熱媒体供給手段)
6 本体部
7 灯油タンク
8 バーナ
9 煙突
10 ダンパ
11 暖房用配管(熱交換管)
11a直線部分
12 ファン
13 巻取軸
14、15 ガイドローラ
16 ワイヤ
17 巻取軸
18、19 ガイドローラ
20 無端ベルト
21 モータ
22 内向き配管
23 外向き配管
24 ダンパ
24aハウジング
24bダンパ板
25 制御装置
26 外気温センサ
27 室温センサ
28 日照センサ
30 吐出孔
31 空気供給管
31aキャップ
32 コンプレッサ(空気供給手段)
33 接続配管
34 放熱フィン
35 結束バンド
36 放熱フィン
37 二股クリップ
37a奥部
37b把持部
38 開閉手段
39 開口
40 スライド板
40a操作つまみ
40b円管部
41 ガイド突起
42 開口
43 弾性スライド板
44 ガイド突起
A 内室
B 外室
G 培地

Claims (5)

  1. 熱媒体が流通するようにした熱交換管と平行に、外周部に複数の吐出孔を設けた空気供給管を設け、この空気供給管に供給した空気を、前記吐出孔より前記熱交換管の周囲に供給することにより、熱交換管による熱交換効率を自然循環雰囲気よりも高めるようにしたことを特徴とする暖冷房装置。
  2. 暖冷房しようとする室内に配設した熱交換管と、
    前記熱交換管に熱媒体を供給する熱媒体供給手段と、
    前記室内に、前記熱交換管と近接して平行に配設され、かつ外周面に複数の吐出孔が設けられた空気供給管と、
    前記空気供給管に空気を供給する空気供給手段とを備え、
    前記空気供給管に供給した空気を、前記吐出孔より前記熱交換管の周囲に供給することにより、熱交換管による室内空気との熱交換効率を室内の自然循環雰囲気よりも高めるようにしたことを特徴とする暖冷房装置。
  3. 少なくとも一部の吐出孔を、熱交換管の方向を向くようにして、空気供給管の外周面に設けた請求項1または2記載の暖冷房装置。
  4. 空気供給管の外周面に、開口を設けたスライド板を、前記開口が少なくとも一部の吐出孔と整合し、前記吐出口を開放する開放位置と、前記開口以外の部分をもって前記吐出口を閉塞する閉止位置とに、前記空気供給管の軸線方向またはそれと直交する円周方向に摺動可能として装着した請求項1〜3のいずれかに記載の暖冷房装置。
  5. スライド板により、熱交換管に向かう吐出孔を開閉するようにした請求項3を引用する請求項4記載の暖冷房装置。
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