JP2015004300A - コンバインドサイクル発電設備 - Google Patents

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泰史 齋藤
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Abstract

【課題】ガスタービン吸込み空気温度を冷却するための冷却水を、専用の水供給設備を設置することなく供給可能なコンバインドサイクル発電設備を提供する。【解決手段】実施形態によれば、コンバインドサイクル発電設備は、空気圧縮機9に吸入される前の空気を水が蒸発する際の気化熱によって冷却する吸気冷却装置8と、燃焼器15で発生する燃焼ガスにより駆動されるガスタービン10と、排熱回収ボイラ18で発生した蒸気によって駆動される蒸気タービン17と、蒸気タービン17で仕事をした蒸気を復水とする復水器1と、復水器1からの水を排熱回収ボイラ18に供給する給水管4に設けられた昇圧ポンプ2,3と、吸気冷却装置8に水を供給する水供給管5と、を備え、昇圧ポンプ2,3の吐出側の給水管4を分岐して水供給管5に接続したものである。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ガスタービンの吸込み空気温度を冷却する吸気冷却システムを備えたコンバインドサイクル発電設備に関する。
一般に、ガスタービンの出力は、その吸込み空気温度に大きく影響される。具体的には、夏季に大気温度が上昇する時には、ガスタービンの出力が低下するという特性がある。これは、大気温度が上昇するため、吸込み空気の密度が低下し、その密度が低下した分だけガスタービンに供給される空気の重量流量が減少することによる。したがって、ガスタービンの出力が低下する現象は、物理的に回避することができない。
このようなガスタービンが夏季に出力が低下する問題を改善する対策としては、吸気冷却システムがある。この吸気冷却システムには、主に直接熱交換方式と、非接触熱交換器方式の2種類がある。直接熱交換方式には、さらに液滴噴霧方式と、蒸発冷却方式の2種類がある。
図5は従来のガスタービン吸気冷却システムの液滴噴霧方式の概略構成を示す系統図である。
図5に示すように、ガスタービン発電設備の吸気冷却装置8の吸気ダクト8a内には、吸気フィルタ8b及びノズルマニホールド8cが設置されている。このノズルマニホールド8cは、水供給管5を介して冷却水供給装置21に接続されている。この冷却水供給装置21は、高圧ポンプ21a、水タンク等を備えている。
夏季に大気温度が上昇すると、冷却水供給装置21内の高圧ポンプ21aが稼動し、上記水タンクから供給された冷却水は約20Mpa程度まで昇圧される。この昇圧された冷却水は、水供給管5を通して吸気冷却装置8の吸気ダクト8aに供給される。
吸気ダクト8aに供給された冷却水は、ノズルマニホールド8cにより、吸気フィルタ8bを通して吸い込まれた吸込み空気中に微粒化した液滴として噴霧される。この噴霧された水は、吸気ダクト8a内で気化し、気化する際の気化熱を周囲の空気から吸収し、吸込み空気を冷却する。
この吸込み空気は、空気圧縮機9に吸入されて圧縮される。この空気圧縮機9から吐出された圧縮空気は、図示しない燃焼器に供給される。この燃焼器には、圧縮空気とともに燃料が加えられ、高温の燃焼ガスを生成している。この高温の燃焼ガスがガスタービン10に供給され、ガスタービン10で膨張仕事をする。
図6は従来のガスタービン吸気冷却システムの蒸発冷却方式の概略構成を示す系統図である。
図6に示すように、ガスタービン発電設備の吸気冷却装置8の吸気ダクト8a内には、吸気フィルタ8b及び多孔層8dが設置されている。この多孔層8dは、水供給管5aを介して水供給ポンプ22に接続されている。この水供給ポンプ22は、水供給管5bを介して水槽12に接続されている。この水槽12には、多孔層8dを流下した水が溜まるように構成されている。
夏季に大気温度が上昇すると、水供給ポンプ22が稼動し、水槽12内の冷却水が水供給管5bと、水供給管5aを通して吸気ダクト8aに供給される。吸気ダクト8aに供給された冷却水は、多孔層8dの上部に供給されて流下し多孔層8d全体が湿潤状態となる。この多孔層8dに含まれる水と、吸気フィルタ8bを通して吸い込まれた吸込み空気とが接触して水が蒸発する。この蒸発する際の気化熱を周囲の空気から吸収し、吸込み空気温度を低下させる。
この吸込み空気は、上記と同様に空気圧縮機9に吸入されて圧縮される。この空気圧縮機9から吐出された圧縮空気は、図示しない燃焼器に供給される。この燃焼器には、圧縮空気とともに燃料が加えられ、高温の燃焼ガスを生成している。この高温の燃焼ガスがガスタービン10に供給され、ガスタービン10で膨張仕事をする。
これらいずれの方式においても、吸込み空気が冷却されることで、空気密度が増加し、空気圧縮機9の吸込空気質量が増加する。これにより、ガスタービン出力は、増加することが可能になる。
このような図5及び図6に示すガスタービン吸気冷却システムは、例えば特許文献1〜3に記載されている。
特開2004−218588号公報 特表2005−511947号公報 特開2007−285298号公報
ところで、上述した図5に示すガスタービン吸気冷却システムでは、ノズルマニホールド8cに高圧の水を供給する冷却水供給装置21を設置する必要がある。また、図6に示すガスタービン吸気冷却システムでは、多孔層8dへ水を供給する水供給ポンプ22等を設置する必要がある。
したがって、図5及び図6に示す吸気冷却システムでは、専用の水供給設備を設置する必要がある。この吸気冷却システムの稼動中には、その装置専用の所内動力が必要となり、また専用の設備の設置スペースを確保するとともに、メンテナンスが必要になるという課題があった。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、ガスタービン吸込み空気温度を冷却するための冷却水を、専用の水供給設備を設置することなく供給可能なコンバインドサイクル発電設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係るコンバインドサイクル発電設備は、空気を吸入して圧縮する空気圧縮機と、前記空気圧縮機に吸入される前の空気を水が蒸発する際の気化熱によって冷却する吸気冷却装置と、前記空気圧縮機によって圧縮された空気とともに燃料を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器で発生する燃焼ガスにより駆動されるガスタービンと、前記ガスタービンからの排気を取り入れて蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気によって駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンで仕事をした蒸気を復水とする復水器と、前記復水器からの水を前記排熱回収ボイラに供給する給水管と、前記給水管に設けられた昇圧ポンプと、前記吸気冷却装置に水を供給する水供給管と、を備え、前記昇圧ポンプの吐出側の前記給水管を分岐して前記水供給管に接続したことを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、ガスタービン吸込み空気温度を冷却するための冷却水を、専用の水供給設備を設置することなく供給することができる。
本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第1実施形態の概略構成を示す系統図である。 本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第2実施形態の概略構成を示す系統図である。 本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第3実施形態の概略構成を示す系統図である。 本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第4実施形態の概略構成を示す系統図である。 従来のガスタービン吸気冷却システムの液滴噴霧方式の概略構成を示す系統図である。 従来のガスタービン吸気冷却システムの蒸発冷却方式の概略構成を示す系統図である。
以下に、本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の各実施形態では、一軸型のコンバインドサイクル発電設備に適用した例について説明する。また、以下の各実施形態では、図5及び図6と同一又は対応する部分に同一の符号を付して説明する。
(第1実施形態)
(構 成)
図1は本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第1実施形態の概略構成を示す系統図である。
図1に示すように、本実施形態のコンバインドサイクル発電設備は、空気を吸入して圧縮する空気圧縮機9、吸気冷却装置8、燃焼器15、ガスタービン10、蒸気タービン17、発電機16及び排熱回収ボイラ18を備えている。空気圧縮機9、ガスタービン10、蒸気タービン17及び発電機16は、それぞれの回転軸が同軸に配置されて結合されている。
本実施形態の吸気冷却装置8は、液滴噴霧方式を採用し、空気圧縮機9に吸入される前の空気中に冷却水を噴霧することにより冷却水が蒸発する際の気化熱によって吸気温度を低下させる。燃焼器15は、空気圧縮機9により圧縮された空気とともに燃料を燃焼させる。ガスタービン10は、燃焼器15で発生する燃焼ガスにより駆動される。発電機16は、ガスタービン10及び蒸気タービン17によって駆動される。
本実施形態のコンバインドサイクル発電設備は、ガスタービン10の排ガス出口端に接続された排熱回収ボイラ(HRSG)18、蒸気タービン17の出口端に接続された復水器1、高圧給水管4に設けられた復水ポンプ2及びボイラ給水ポンプ3を備えている。復水ポンプ2は、復水器1側の給水管としての高圧給水管4に設けられている。ボイラ給水ポンプ3は、復水ポンプ2に対して排熱回収ボイラ18側の高圧給水管4に設けられている。蒸気タービン17の蒸気出口端は、復水器1、昇圧ポンプとしての復水ポンプ2及びボイラ給水ポンプ3を介して排熱回収ボイラ18に接続されている。
排熱回収ボイラ18は、ガスタービン10からの排気ガスが供給されて蒸気を発生し、この蒸気が蒸気タービン17に供給される。この蒸気タービン17で仕事をした蒸気は、復水器1により復水とされる。この復水器1の水は、復水ポンプ2及びボイラ給水ポンプ3を駆動することにより、高圧給水管4を通って排熱回収ボイラ18に供給される。この排熱回収ボイラ18に供給された水は、上記のようにガスタービン10からの排気ガスと熱交換されて蒸気を発生する。
ところで、本実施形態においては、ボイラ給水ポンプ3の吐出側の高圧給水管4を分岐して水供給管5に接続している。この水供給管5には、水供給弁6が設置されている。
吸気冷却装置8は、吸気ダクト8aと、吸気ダクト8a内に設置されたノズルマニホールド8cと、吸入した大気中の塵埃を除去する吸気フィルタ8bとを有している。吸気ダクト8aに供給された冷却水は、ノズルマニホールド8cにより、吸気フィルタ8bを通して吸い込まれた吸込み空気中に微粒化した液滴として噴霧する。ノズルマニホールド8cは、水供給管5に接続されている。
(作 用)
このように構成された本実施形態において、通常運転時、復水器1より復水ポンプ2で昇圧されたボイラ給水は、ボイラ給水ポンプ3にてさらに昇圧され、排熱回収ボイラ18に供給される。
夏季に大気温度が上昇し、所定の条件に達した時点で、水供給弁6が開になる。水供給弁6が開になると、ボイラ給水が水供給管5を経てノズルマニホールド8cに供給される。このノズルマニホールド8cに供給された冷却水は、吸気フィルタ8bを通して吸い込まれた吸込み空気中に噴霧される。この噴霧された水は、吸気ダクト8a内で気化し、気化する際の気化熱を周囲の空気から吸収し、吸込み空気を冷却する。
この吸込み空気は、空気圧縮機9に吸入されて圧縮される。この空気圧縮機9から吐出された圧縮空気は、燃焼器15に供給される。この燃焼器15には、圧縮空気とともに燃料が加えられ、高温の燃焼ガスを生成している。この高温の燃焼ガスがガスタービン10に供給され、ガスタービン10で膨張仕事をする。
このように本実施形態では、ボイラ給水ポンプ3の吐出側からのボイラ給水を分岐してガスタービンの吸込み空気温度を冷却するために利用することで、従来のように専用の水供給装置を設けずに、ノズルマニホールド8cへ水を供給することが可能となる。
なお、ボイラ給水ポンプ3の吐出量の設計点は、蒸気タービン17及びガスタービン10の出力が高く、必要なボイラ給水量が最も大きい条件で決定される。夏季の大気温度が設計点での大気温度に比べて高い条件では、ガスタービン出力が低下するため、ボイラ給水ポンプ3の吐出量も低下する。
本実施形態では、設計点での吐出量と、夏季における吐出量との差分の量を噴霧水として供給することによって、ボイラ給水ポンプ3の設計に影響を与えずに吸気冷却装置8を構成することができる。
ボイラ給水ポンプ3の設計に影響を与えないことは、本実施形態を追設する場合、水供給管5、水供給弁6及びノズルマニホールド8cを設置するのみでよいため、追設する場合の費用を抑制することが可能となる。
このように本実施形態によれば、高圧給水管4を分岐して水供給管5に接続し、この水供給管5を吸気冷却装置8に接続している。そのため、ガスタービン吸込み空気温度を冷却するための冷却水を、専用の水供給設備を設置することなく供給することができる。その結果、冷却水を供給する専用の所内動力を不要とし、また専用の設備の設置スペース、メンテナンスを不要にすることが可能となる。
(第2実施形態)
図2は本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第2実施形態の概略構成を示す系統図である。なお、以下の実施形態では、蒸気タービン17、発電機16及び排熱回収ボイラ18と、これらを接続する配管の図示を省略している。また、以下の実施形態では、前記第1実施形態と重複する説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態の吸気冷却装置8は、蒸発冷却方式を採用し、空気圧縮機9に吸入される前の空気中に、冷却水により湿潤される多孔層8dを設置することにより吸気温度を低下させる。
すなわち、吸気冷却装置8は、吸気ダクト8aと、吸気ダクト8a内に設置された多孔層8dと、吸入した大気中の塵埃を除去する吸気フィルタ8bとを有している。吸気ダクト8aに供給された冷却水は、多孔層8dの上部に供給されて流下し多孔層8d全体が湿潤状態となる。
本実施形態においては、ボイラ給水ポンプ3の吐出側の高圧給水管4を分岐して水供給管5に接続している。この水供給管5には、水供給弁6が設置されている。水供給管5は、吸気冷却装置8の多孔層8d上部から水を供給するように接続されている。
このように構成された本実施形態では、通常運転時、復水器1より復水ポンプ2で昇圧されたボイラ給水は、ボイラ給水ポンプ3にてさらに昇圧され、排熱回収ボイラ18に供給される。
夏季に大気温度が上昇し、所定の条件に達した時点で、水供給弁6が開となる。水供給弁6が開になると、ボイラ給水が水供給管5を通して吸気ダクト8aに供給される。この吸気ダクト8aに供給された冷却水は、多孔層8dの上部に供給されて流下し多孔層8d全体が湿潤状態となる。この多孔層8dに含まれる水と、吸気フィルタ8bを通して吸い込まれた吸込み空気とが接触して水が蒸発する。この蒸発する際の気化熱を周囲の空気から吸収し、吸込み空気温度を低下させる。
このように本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様に、高圧給水管4を分岐して水供給管5に接続し、この水供給管5を吸気冷却装置8に接続している。そのため、ガスタービン吸込み空気温度を冷却するための冷却水を、専用の設備を設置することなく供給することができる。その結果、冷却水を供給する専用の所内動力を不要とし、また専用の設備の設置スペース、メンテナンスを不要にすることが可能となる。
また、本実施形態によれば、吸気冷却装置8の吸気ダクト8a内に多孔層8dを設置したことにより、空気圧縮機9に吸入される吸込み空気を確実に冷却することができる。
(第3実施形態)
図3は本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第3実施形態の概略構成を示す系統図である。
図3に示すように、本実施形態の吸気冷却装置8は、前記第2実施形態と同様に蒸発冷却方式を採用し、空気圧縮機9に吸入される前の空気中に、冷却水により湿潤される多孔層8dを設置することにより吸気温度を低下させる。
本実施形態においては、前記第3実施形態と異なり復水ポンプ2の吐出側の高圧給水管4を分岐して水供給管5に接続している。この水供給管5には、水供給弁6が設置されている。また、水供給管5は、吸気冷却装置8の多孔層8d上部から水を供給するように接続されている。
このように構成された本実施形態では、通常運転時、復水器1より復水ポンプ2で昇圧されたボイラ給水は、ボイラ給水ポンプ3にてさらに昇圧され、排熱回収ボイラ18に供給される。
夏季に大気温度が上昇し、所定の条件に達した時点で、水供給弁6が開となる。水供給弁6が開になると、ボイラ給水が水供給管5を通して吸気ダクト8aに供給される。この吸気ダクト8aに供給された冷却水は、多孔層8dの上部に供給されて流下し多孔層8d全体が湿潤状態となる。この多孔層8dに含まれる水と、吸気フィルタ8bを通して吸い込まれた吸込み空気とが接触して水が蒸発する。この蒸発する際の気化熱を周囲の空気から吸収し、吸込み空気温度を低下させる。
ここで、前記第1、第2実施形態では、復水ポンプ2及びボイラ給水ポンプ3で昇圧されたボイラ給水が流れる高圧給水管4を分岐して水供給管5に接続している。本実施形態では、復水ポンプ2だけで昇圧されたボイラ給水が流れる高圧給水管4を分岐して水供給管5に接続している。
したがって、本実施形態では、吸気冷却装置8の多孔層8d上部から水を供給するので、復水ポンプ2で昇圧させるだけでも、確実に多孔層8d上部に水を供給することができる。
(第4実施形態)
図4は本発明に係るコンバインドサイクル発電設備の第4実施形態の概略構成を示す系統図である。
図4に示すように、本実施形態は、前記第3実施形態と異なり、排熱回収ボイラ18が低圧ドラム、高圧ドラムを有し、その低圧ドラム、高圧ドラム間を接続する給水管にボイラ給水ポンプ3が設けられている。
このように本実施形態では、低圧ドラム、高圧ドラム間を接続する配管にボイラ給水ポンプ3を設けたコンバインドサイクル発電設備にも適用することができる。
(その他の実施形態)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記各実施形態では、一軸コンバインドサイクル発電設備に適用した例について説明したが、これに限らず多軸コンバインドサイクル発電設備にも適用してもよい。
1…復水器、2…復水ポンプ(昇圧ポンプ)、3…ボイラ給水ポンプ(昇圧ポンプ)、4…高圧給水管(給水管)、5…水供給管、5a…水供給管、5b…水供給管、6…水供給弁、8…吸気冷却装置、8a…吸気ダクト、8b…吸気フィルタ、8c…ノズルマニホールド、8d…多孔層、9…空気圧縮機、10…ガスタービン、12…水槽、15…燃焼器、16…発電機、17…蒸気タービン、18…排熱回収ボイラ、21…冷却水供給装置、21a…高圧ポンプ、22…水供給ポンプ

Claims (5)

  1. 空気を吸入して圧縮する空気圧縮機と、
    前記空気圧縮機に吸入される前の空気を水が蒸発する際の気化熱によって冷却する吸気冷却装置と、
    前記空気圧縮機によって圧縮された空気とともに燃料を燃焼させる燃焼器と、
    前記燃焼器で発生する燃焼ガスにより駆動されるガスタービンと、
    前記ガスタービンからの排気を取り入れて蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラで発生した蒸気によって駆動される蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンで仕事をした蒸気を復水とする復水器と、
    前記復水器からの水を前記排熱回収ボイラに供給する給水管と、
    前記給水管に設けられた昇圧ポンプと、
    前記吸気冷却装置に水を供給する水供給管と、を備え、
    前記昇圧ポンプの吐出側の前記給水管を分岐して前記水供給管に接続したことを特徴とするコンバインドサイクル発電設備。
  2. 前記吸気冷却装置は、吸気ダクトと、この吸気ダクト内に設置されて前記水供給管から供給された水を噴霧水にする装置とを有することを特徴とする請求項1に記載のコンバインドサイクル発電設備。
  3. 前記吸気冷却装置は、吸気ダクトと、この吸気ダクト内に設置されて前記水供給管から供給された水により湿潤される多孔層とを有することを特徴とする請求項1に記載のコンバインドサイクル発電設備。
  4. 前記昇圧ポンプは、前記復水器側の前記給水管に設けられた復水ポンプと、前記排熱回収ボイラ側の前記給水管に設けられたボイラ給水ポンプとを有し、このボイラ給水ポンプの吐出側の前記給水管を分岐して前記水供給管に接続したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のコンバインドサイクル発電設備。
  5. 前記昇圧ポンプは、前記復水器側の前記給水管に設けられた復水ポンプと、前記排熱回収ボイラ側の前記給水管に設けられたボイラ給水ポンプとを有し、前記復水ポンプの吐出側の前記給水管を分岐して前記水供給管に接続したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のコンバインドサイクル発電設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11408339B2 (en) 2017-08-31 2022-08-09 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Steam turbine system and combined cycle plant

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